JPH1033429A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH1033429A
JPH1033429A JP19867996A JP19867996A JPH1033429A JP H1033429 A JPH1033429 A JP H1033429A JP 19867996 A JP19867996 A JP 19867996A JP 19867996 A JP19867996 A JP 19867996A JP H1033429 A JPH1033429 A JP H1033429A
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JP
Japan
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suction
mouthpiece
water
rotary cleaning
vacuum cleaner
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Pending
Application number
JP19867996A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yamaguchi
篤志 山口
Shigehiko Suzuki
成彦 鈴木
Susumu Sato
佐藤  進
Taiji Tajima
泰治 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸口本体内には回転清掃体を駆動するための駆
動手段が内設されており、この駆動手段の水洗いが不可
能であるため、吸口体全体を洗うことができなかった。 【解決手段】下面に吸込口を有する吸口本体と、該吸口
本体内に回動自在に支持された回転清掃体と該回転清掃
体を駆動する駆動手段とよりなる吸口体を有する電気掃
除機であって、前記吸口本体に壁によって仕切られた略
箱状の閉区画を形成し、該閉区画の壁に該吸口本体の外
部と連通した孔を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転清掃体を内設す
る吸口体を備えた電気掃除機に係り、特に吸口体の水洗
い可能構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機の吸口体は、例えば特
開平6−14853号公報に記載のように回転清掃体全体を水
洗い可能な部材で構成したり、特開平6−46973号公報に
記載のように回転清掃体の軸受部にオイルシールと水抜
き穴を設けるなどして、回転清掃体のみを水洗い可能と
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸口本
体内には回転清掃体を駆動するための駆動手段が内設さ
れており、この駆動手段の水洗いが不可能であるため、
吸口体全体を洗うことが出来ないという問題があった。
【0004】本発明の目的は、上記課題を解決し吸口体
全体を水洗いすることができる、清潔な吸口体を備えた
電気掃除機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の特徴とするところは、下面に吸込口を有する
吸口本体と、該吸口本体内に回動自在に支持された回転
清掃体と該回転清掃体を駆動する駆動手段とよりなる吸
口体を有する電気掃除機であって、前記吸口体を水洗い
可能にした電気掃除機にある。
【0006】また、本発明の特徴とするところは、下面
に吸込口を有する吸口本体と、該吸口本体内に回動自在
に支持された回転清掃体と該回転清掃体を駆動する駆動
手段を有する吸口体であって、該吸口体の各部材が水洗
い可能な材質より構成された電気掃除機にある。
【0007】さらに、本発明の特徴とするところは、下
面に吸込口を有し、水洗い可能な材質より構成される吸
口本体と、該吸口本体内に回動自在に支持され水洗い可
能な材質より構成される回転清掃体と、該回転清掃体を
駆動し一部乃至全部が水洗いできない材質より構成され
る駆動手段を有する吸口体であって、前記吸口本体に略
箱状の防水区画を有し、前記駆動手段の水洗いが出来な
い部分を該防水区画内に配した吸口体を備えた電気掃除
機にある。
【0008】さらにまた、本発明の特徴とするところ
は、下面に吸込口を有し、水洗い可能な材質より構成さ
れる吸口本体と、該吸口本体内に回動自在に支持され水
洗い可能な材質より構成される回転清掃体と、該回転清
掃体を駆動するための電動機と、駆動力を伝達する伝達
手段を有する吸口体であって、該吸口本体に略箱状の防
水区画を有し、該電動機の一部乃至全部を該防水区画内
に配した吸口体を備えた電気掃除機にある。
【0009】さらにまた、本発明の特徴とするところ
は、下面に吸込口を有し、水洗い可能な材質より構成さ
れる吸口本体と、該吸口本体内に回動自在に支持され水
洗い可能な材質より構成される回転清掃体と、該回転清
掃体を駆動するための電動機と、該電動機を制御する制
御回路と、駆動力を伝達する伝達手段を有する吸口体で
あって、該吸口本体に略箱状の防水区画を有し、該電動
機の一部乃至全部と該制御回路を該防水区画内に配した
電気掃除機にある。
【0010】さらにまた、本発明の特徴とするところ
は、下面に吸込口を有する下ケースに上ケースを配設し
て形成された吸口本体と、該吸口本体の吸込口に配設さ
れた回転清掃体と、該回転清掃体の回転軸と同一軸上で
該回転清掃体の外側に位置し、かつ該回転清掃体を駆動
するための少なくとも一個のタービンと、該吸口本体の
後部に、該吸口本体に対して上下方向に回動自在で、か
つ吸込通路を有するケーシングと、該ケーシングの後部
に配設される吸口継手と、該回転清掃体を覆う吸込口カ
バーとを有する吸口体であって、該吸口体を構成するす
べての部材が水洗い可能な材質より構成されている吸口
体を備えた電気掃除機にある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施例を
添付の図面を用いて説明する。
【0012】図14に本発明の一実施例に係る電気掃除
機の外観の斜視図を示す。
【0013】図14において、201は制御回路や電動
送風機等が内蔵された掃除機本体、202は掃除機本体
201の吸込口部に接続されたホース、203は使用者
が握るとともに一端側にホースを接続するホース手元
部、204はホース手元部203の他端側に接続された延
長管、205は延長管204に接続された吸口体、206
はホース手元部203に設けられたスイッチ操作部、2
07はホース手元部203に設けられた第一の赤外線発光
部、208はホース手元部203に設けられた第二の赤
外線発光部、209は掃除機本体201の上面に設けら
れた赤外線受光部であり、210は室内の天井を示して
いる。
【0014】図16に掃除機本体201の縦断面図を示
す。
【0015】図16において、160は電動送風機、1
61は集塵袋であり、集塵袋161は吸水性と通気性を
兼ね備えた材質で構成されており、水がホース202を
通って掃除機本体201の内部へ吸い込まれても、集塵
袋161で水分が吸収され、電動送風機160へは水が
侵入しないようになっている。
【0016】次に本発明にかかる電気掃除機の動作につ
いて説明すると、掃除機の使用者がホース手元部203
に設けられたスイッチ操作部206の一つを押すと、押
されたスイッチに従った信号コードが赤外線信号として
第一の赤外線発光部207及び第二の赤外線発光部20
8より放射される。
【0017】第一の赤外線発光部207は通常の使用状
態では略鉛直上方を向くように配設されており、第一の
赤外線発光部207から放射された赤外線信号は、部屋
の天井や壁に当って反射し、掃除機本体201の赤外線
受光部209に到達する。
【0018】また、第二の赤外線発光部208は、ホー
ス手元部のグリップエンドに略水平より下方に向くよう
に配設されており、第二の赤外線発光部208から放射
された赤外線信号は、直接的に掃除機本体201の赤外
線受光部209に到達する。赤外線受光部209に到達
した赤外線信号は、掃除機本体201に内蔵されている
制御回路を介して掃除機を制御するようにしている。
【0019】本実施例に関する掃除機は、上述したよう
に使用者によって入力された操作情報を、赤外線信号を
利用して掃除機本体201に送信し、掃除機を制御する
ようにしているので、ホース202に電源線を用いるこ
とがなく、ホースの軽量化が図れる。
【0020】このような掃除機に用いられる吸口体は、
電動送風機の吸込気流によって回転するタービンを駆動
源として、回転ブラシを回転させるタイプのものが主に
用いられる。
【0021】本実施例はこのような吸口体の改良に関す
るものであり、図1は本発明の一実施例に係る吸口体2
05の上断面図、図2は図1におけるA−O−A断面
図、図3は吸口体205の吸込口カバー106を外した
状態の上面図、図4は図3における吸口体205の背面
図、図5は吸口体205の上面図、図6は吸口体205
の下面図である。
【0022】図1〜図6において、吸口体205の骨格
となる吸口本体101は、その略中央の高さ位置で上下
に2分割されており、外郭を形成する下ケース102
と、この下ケース102の上部後方に配設される上ケー
ス103とにより形成されている。
【0023】下ケース102と上ケース103とが接触
する位置の外周には、気密を保持するとともに家具等へ
の傷付きを防止する衝撃吸収バンパー104が取付けら
れている。
【0024】吸口本体101の上部前方には、吸込口1
05を覆う吸込口カバー106が着脱自在に配設されて
いる。
【0025】吸口本体101の後端部には上下回動自在
なケーシング107を備え、その先端に回転自在な吸口
継手108を接続している。
【0026】また、下ケース102と上ケース103に
は、気密と補強のためにリブ143,144,145,
146が設けられ、リブ143とリブ145,リブ14
4とリブ146はそれぞれ対向する位置関係にあり、空
間147,148は略箱形状の閉区画となっている。
【0027】この空間147,148を構成する面の、
下ケース102の底面側の面には、水抜き穴149,1
50が設けられており、空間147,148の中に水が
入っても、水が抜け易くなっている。
【0028】下ケース102には、図6に示すように、
吸口体205全体を前後方向に移動させるとともに、吸
口体205の下面と掃除面との間に一定間隔を保つよう
に一対の前車輪109と一対の後車輪110、及び掃除
機使用中における掃除面に対する圧力を受けるためのロ
ーラー111が車軸140,141,142で軸支され
ている。
【0029】また、下ケース102の前後には吸込口1
05内の吸込圧力を保持する圧力制御板112,113
が配設されている。
【0030】ここで、前車輪109と後車輪110は互
いに相向き合う位置に配置されている。
【0031】吸込口カバー106の内側には横方向にス
ライドする一対の開閉レバー114があり、これを操作
することにより、下ケース102及び上ケース103か
ら取り外すことができる。
【0032】吸口体205の内部には、塵埃の掻き上げ
等を行う回転ブラシ115が配設されている。
【0033】回転ブラシ115には、塵埃の掻き上げ効
果の高い可撓性を持つブレード1とナイロン等の拭き効
果の高い刷毛2をロータリーコア3の外周軸線方向に設
けた溝部4に配設して成形され、その両端には回転軸1
16が圧入されており、すべり軸受117によって回動
自在に軸支されている。
【0034】すべり軸受117は、軸受カバー118に
圧入され、下ケース102に設けた一対の対峙した支持
リブ119により保持されている。
【0035】また、回転ブラシ115の両端に圧入され
た左右2本の回転軸116には、タービン120Aが挿
入されている。
【0036】更にこのタービン120Aと対向するよう
にタービン120Bが配設され、これら2つのタービン
120Aとタービン120Bによりタービン120が構
成されている。タービン120Aとタービン120Bの
接合面は超音波溶着により強固に固着されている。
【0037】本実施例に用いられるタービン120は、
このように2つのタービン120Aとタービン120B
により構成することにより、タービンを成形するに当た
っての金型の作成が容易になる。
【0038】次に回転ブラシ115を回転させるための
手段について説明すると、図7は図1の吸口体205に
おけるB−B断面図、図8は吸込口カバー106の裏面
図、図9は吸込口カバー106の背面図(一部図5にお
けるC−C断面図)、図10は図8におけるD−D断面
図、図11は図8におけるE−E断面図である。
【0039】本実施例の吸口体205は図7に示すよう
に、タービン120に向って空気を吹付けるための多数
のノズル121,122(以下多翼ノズル121,12
2と称す)が、タービン120の外周をほぼ覆うように
配設されている。
【0040】この多翼ノズル121,122は、上下に
二分割されて配置されており、上側の多翼ノズル121
は図8及び図11に示すように、ねじ123によって吸
込口カバー106の裏面に固定され、また、下側の多翼
ノズル122は図1及び図3に示すように、下ケース1
02にねじ124によって固定されている。
【0041】ここで、多翼ノズル121,122はター
ビン120Bに空気を吹き付けるように配置されてお
り、その空気はタービン120A移動して吸込口105
に流れ込むようになっている。
【0042】また、下ケース102のタービン120の
径方向延長部には前述したように、一対の前車輪と10
9と一対の後車輪110が位置し、タービン120下部
の吸込口105と清掃床面の間のすきまを一定に保つよ
うにしている。
【0043】ここで、これまでに挙げた吸口体205を
構成する部材の材質について説明すると、まず車軸14
0,141,142,ねじ123,124は鉄に亜鉛メ
ッキを施したものからできており、水に触れても錆びに
くい材質になっている。
【0044】また、ロータリーコア3の両端に圧入され
ている回転軸116はステンレス鋼製であり、防錆性に
優れている。
【0045】更に、すべり軸受117はポリアセタール
樹脂製であり、水洗いすることができる。
【0046】そして、上述した以外の吸口体205を構
成する部材は合成樹脂製であり、水洗いすることができ
る。
【0047】以上のように、吸口体205はすべて水洗
い可能な部材より構成されているので、吸口体205全
体を丸洗いすることができる。
【0048】次に回転ブラシ115を回転させるための
動作について説明すると、タービン120へ吹付ける空
気は、図3及び図4に示すように吸口体205の上ケー
ス103後部に設けられた多数の通気孔を有する後部吸
気口125、及び吸口体205の上ケース103上部に
設けられた多数の通気孔を有する上部吸気口126より吸
気される。
【0049】後部吸気口125及び上部吸気口126
は、吸気口自体の強度を確保するために吸気口の角部
(後部吸気口125の後端、上部吸気口126の上端)
には通気孔を形成しないようにしている。これにより、
多数の通気孔を有する吸気口自体の強度を確保すること
ができる。
【0050】図12に後部吸気口125の断面図を示し
ており、後部吸気口125は、上ケース103の板厚の
略半分となるように成形し、この板厚が薄くなった上ケ
ース103の吸気口に、通気孔127を形成するように
している。
【0051】吸気口と吸気口の間は板厚の厚いリブ10
3Aが形成されるので、後部吸気口125あるいは上部
吸気口126付近に衝撃が加わった場合においても、板
厚の厚いリブ103Aによって保護されるため、板厚が
薄い吸気口の損傷を防ぐことができる。
【0052】吸口体205の後部には図1に示すよう
に、下ケース102及び上ケース103の前壁によって形
成された仕切壁128Aと、下ケース102の外壁及び
上ケース103の外壁とにより形成された通風路129
Aが設けられている。
【0053】また、回転ブラシ115の前側にも仕切壁
128B及び通風路129Bが同様に形成されている。
【0054】後部吸気口125及び上部吸気口126の
通気孔から吸気された空気は図1及び図7に示すよう
に、通風路129Aを通って下ケース102と一体に成
形された案内壁130によって絞り込まれて多翼ノズル
121,122に導かれ、タービン120に吹付けるよ
うにしている。
【0055】後部吸気口125及び上部吸気口126の
通気孔から吸気された空気の大半は、多翼ノズル121
の手前側からタービン120に導かれるため、多翼ノズ
ル121の前側及び多翼ノズル122にはほとんど空気
が流れない。
【0056】そこで、本実施例では多翼ノズル121の
前側及び多翼ノズル122にも空気を流してタービン1
20(回転ブラシ115)のトルクを向上させるため
に、図8及び図13に示すように吸口体205(吸込口
カバー106)の側面に空気導入口131を設けるよう
にしている。
【0057】空気導入口131を設けることにより、多
翼ノズル121の前側及び多翼ノズル122にも空気が
流れるようになり、タービン120(回転ブラシ11
5)のトルクを向上させることができる。尚、必要に応
じて空気導入孔の数やその位置は適宜選択できるもので
ある。
【0058】タービン120に吹付けられた空気は、タ
ービン120を図1に示すように流れた後、吸込口10
5へ流れ、吸込口105のほぼ中央部に位置するケーシ
ング107,吸口継手108を通って掃除機本体へ導か
れる。
【0059】一方、塵埃を含んだ空気は吸込口105か
らケーシング107,吸口継手108を通って掃除機本体
へ導かれる。
【0060】本実施例の吸口体205では、吸口体の後
部吸気口125及び上部吸気口126の通気孔から吸気さ
れた空気をタービン120に流し、吸込口105のほぼ
中央部からケーシング107,吸口継手108を通って
掃除機本体へ吸引しているので、空気は吸込口105内
で高速で回転しながら中央部に移動し、旋回流が発生す
る。
【0061】発生した旋回流は、回転ブラシ115の回
転方向に旋回し、回転ブラシのブレード1に当り、回転
ブラシ115のトルクを向上させる。このときブレード
1は回転ブラシ115の反回転方向に曲がっているため
旋回流を効率良くトルク向上へ活かすことができる。
【0062】本実施例によれば、吸口体の後部吸気口1
25及び上部吸気口126の通気孔から吸気された空気
によってタービン120と回転ブラシ115を回転さ
せ、さらに吸込口105内で発生する旋回流の相乗効果
により、掃除面の塵埃を巻き上げながら吸塵できるの
で、集塵性能を大幅に向上できる。
【0063】また、本実施例の吸口体は、使用中に吸口
体を掃除面から持ち上げた場合には、大半の空気が吸込
口105から吸い込まれ、吸口体の後部吸気口125及
び上部吸気口126の通気孔から吸い込まれる空気が減
るので、タービン120及び回転ブラシ115の回転数
が減少する。
【0064】これにより、負荷が軽くなることによって
エアタービンが高速回転して騒音を発生させるという従
来のエアタービンタイプの吸口体の欠点を解消すること
ができる。
【0065】さらに本実施例の吸口体は、掃除面の種類
によって自動的にタービン120及び回転ブラシ115
の回転数が変化するようになっている。
【0066】これは、例えば掃除面が床面あるいは畳と
いった場合には、吸口体205の下面に配設された前車
輪109と後車輪110、及びローラー111によっ
て、吸口体205の下面と床面あるいは畳に所定の隙間
が生じ、吸込口105から吸い込まれる空気の量が増
え、吸口体の後部吸気口125及び上部吸気口126の
通気孔から吸い込まれる空気が減るので、タービン12
0及び回転ブラシ115の回転数が減少するので、回転
ブラシ115による床面の傷付きを防止することができ
る。
【0067】また、掃除面がじゅうたんの場合には、吸
口体205の下面がじゅうたんと密着し、吸込口105
から吸い込まれる空気の量が減り、吸口体の後部吸気口
125及び上部吸気口126の通気孔から吸い込まれる空
気が増加するので、タービン120及び回転ブラシ11
5の回転数が上昇するとともに旋回流が発生する。
【0068】これにより、じゅうたん上の塵埃を回転ブ
ラシ115により掻き出し、さらに旋回流により塵埃を
巻き上げることができ、集塵効率が向上する。
【0069】本実施例の吸口体は上述したように、掃除
面の種類によって自動的にタービン120及び回転ブラ
シ115の回転数が変化するようになっているので、従
来のエアタービンタイプの吸口体に必要であった掃除面
に合わせてエアタービンに吹き付ける空気の量を手動で
切り換える切換レバーが不要となり、操作性が向上す
る。
【0070】本実施例の吸口体の下面部には、前車輪1
09と後車輪110がそれぞれ左右に、また後方中央部
にローラー111が配設される5点車輪としている。
【0071】これは、吸口体の下面部と掃除面との接触
面が不安定になると、回転ブラシ115の左右に配設さ
れるタービン120に流れる空気の量が不均一となり、
回転ブラシ115及びタービン120の回転数が不安定
(トルクが変動)となり、集塵効率が低下するようにな
る。
【0072】そこで、均一にタービン120に空気が流
れるように吸口体の下面部と掃除面との接触面を安定に
保つために5点車輪の構成としたのである。
【0073】これにより、左右のタービン120に流れ
る空気の量がほぼ均一となり、回転ブラシ115及びタ
ービン120の回転数が安定し、集塵効率の低下を防止
することができる。
【0074】次に本実施例の吸口体のメンテナンス方法
について説明する。
【0075】本実施例の吸口体205は先に説明したよ
うに、すべて水洗い可能な部材より構成されているの
で、吸口体205全体を丸洗いすることができ、吸口体
205を清潔に保つことができる。
【0076】さらに、吸口体205内の閉区画である空
間147,148には、空間147,148を構成する
面の、下ケース102の底面側の面に、水抜き穴14
9,150が設けられているので、空間147,148
の中に水が入っても水が抜け易く、乾燥時間を短縮する
ことができる。
【0077】また、本実施例の吸口体205は先に説明
したように、吸口体の吸込口105の上部に吸込口カバ
ー106が配設されている。吸込口カバー106には、
吸込口カバー106の内側で横方向にスライドする開閉
レバー114があり、これを操作することにより、下ケ
ース102及び上ケース103から取り外すことができ
る。
【0078】そして、多翼ノズル121が吸込口カバー
106にねじ止めされ、また多翼ノズル122も下ケー
ス102にねじ止めされているので、吸込口カバー10
6を外すと、回転ブラシ115とタービン120のみを
外すことができる。
【0079】このようにすることで、吸口体205か
ら、吸込口カバー106と回転ブラシ115を分離する
ことができるので、回転ブラシ115を更に丁寧に水洗
いすることができ、また吸込口カバー106の裏側や、
吸口体205の内側を水洗いすることができるので、更
に吸口体205を清潔に保つことができる。
【0080】以上説明したように本実施例によれば、吸
口体が水洗い可能であるので、吸口体を水洗いすること
により吸口体を清潔に保つことができ、吸口体の汚れに
より掃除面を再汚染することのない、清潔な電気掃除機
を提供することができる。
【0081】また、本実施例によれば、回転清掃体を着
脱自在としたので、回転清掃体を吸口体より外して細部
まで水洗いすることができるので、吸口体を更に清潔に
保つことができる。
【0082】また、本実施例によれば、吸口本体の閉区
画において、閉区画を構成しかつ、外表面の一部である
面に水抜き穴を配しているので、水洗いの際に閉区画に
入った水を水抜き穴から吸口体の外部へ排出することが
でき、乾燥時間の短縮を図ることができる。
【0083】図17に本発明に係る他の実施例を示す。
【0084】本実施例では、吸口体205の内部に電動
機170を設け、防水区画171の内側に納めており、
吸口体205を水洗いする際に、電動機170を水から
保護できる。
【0085】また、放熱フィン172が防水区画171
の外部に設けられており、電動機170が発生する熱を
防水区画171の外部に逃がすことができ、電動機17
0の過熱を防ぐことができる。
【0086】本実施例によれば、吸口体に内設される電
動機と制御回路が、吸口本体に設けられた防水区画内に
配され、またそれ以外の吸口体の各部材は水洗い可能な
材質より構成されているので、吸口体を水洗いすること
により吸口体を清潔に保つことができ、吸口体の汚れに
より掃除面を再汚染することのない、清潔な電気掃除機
を提供することができる。
【0087】また、本実施例によれば、電動機や制御回
路の発生する熱を放熱する放熱フィンが、防水区画の外
側に設けられているので、電動機や制御回路の発生する
熱を防水区画の外部に逃がすことができるので、電動機
や制御回路の過熱を防ぐことができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、吸
口体全体を水洗いすることができるので、清潔な吸口体
を備えた電気掃除機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る吸口体205の上断面
図である。
【図2】図1におけるA−O−A断面図である。
【図3】吸口体205の吸込口カバー106を外した状
態の上面図である。
【図4】図3における吸口体205の背面図である。
【図5】吸口体205の上面図である。
【図6】吸口体205の下面図である。
【図7】図1の吸口体205におけるB−B断面図であ
る。
【図8】吸口体205の吸込口カバー106の裏面図で
ある。
【図9】吸込口カバー106の背面図(一部図5におけ
るC−C断面図)である。
【図10】図8におけるD−D断面図である。
【図11】図8におけるE−E断面図である。
【図12】後部吸気口125部分拡大図である。
【図13】吸口体205の側面図である。
【図14】本発明の一実施例に係る電気掃除機の外観の
斜視図を示す図である。
【図15】上ケース103の裏面図である。
【図16】掃除機本体201の縦断面図である。
【図17】本発明に係る他の実施例の吸口体の上面図で
ある。
【符号の説明】
101…吸口本体、102…下ケース、103…上ケー
ス、105…吸込口、106…吸込口カバー、107…
ケーシング、108…吸口継手、109…前車輪、11
0…後車輪、111…ローラー、114…開閉レバー、
115…回転ブラシ、116…回転軸、117…すべり
軸受、123,124…ねじ、140,141,142
…車軸、143,144,145,146…リブ、14
7,148…空間、149,150…水抜き穴、160
…電動送風機、161…集塵袋、170…電動機、17
1…防水区画、172…放熱フィン、201…掃除機本
体、202…ホース、203…ホース手元部、204…
延長管、205…吸口体、206…スイッチ操作部、2
07…第一の赤外線発光部、208…第二の赤外線発光
部、209…赤外線受光部、210…室内天井。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 進 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部 内 (72)発明者 田島 泰治 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面に吸込口を有する吸口本体と、該吸口
    本体内に回動自在に支持された回転清掃体と該回転清掃
    体を駆動する駆動手段とよりなる吸口体を有する電気掃
    除機であって、前記吸口体を水洗い可能にしたことを特
    徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】下面に吸込口を有する吸口本体と、該吸口
    本体内に回動自在に支持された回転清掃体と該回転清掃
    体を駆動する駆動手段を有する吸口体であって、該吸口
    体の各部材が水洗い可能な材質より構成されたことを特
    徴とする吸口体を備えた電気掃除機。
  3. 【請求項3】下面に吸込口を有し、水洗い可能な材質よ
    り構成される吸口本体と、該吸口本体内に回動自在に支
    持され水洗い可能な材質より構成される回転清掃体と、
    該回転清掃体を駆動し一部乃至全部が水洗いできない材
    質より構成される駆動手段を有する吸口体であって、前
    記吸口本体に略箱状の防水区画を有し、前記駆動手段の
    水洗いが出来ない部分を該防水区画内に配したことを特
    徴とする吸口体を備えた電気掃除機。
  4. 【請求項4】下面に吸込口を有し、水洗い可能な材質よ
    り構成される吸口本体と、該吸口本体内に回動自在に支
    持され水洗い可能な材質より構成される回転清掃体と、
    該回転清掃体を駆動するための電動機と、駆動力を伝達
    する伝達手段を有する吸口体であって、該吸口本体に略
    箱状の防水区画を有し、該電動機の一部乃至全部を該防
    水区画内に配したことを特徴とする吸口体を備えた電気
    掃除機。
  5. 【請求項5】下面に吸込口を有し、水洗い可能な材質よ
    り構成される吸口本体と、該吸口本体内に回動自在に支
    持され水洗い可能な材質より構成される回転清掃体と、
    該回転清掃体を駆動するための電動機と、該電動機を制
    御する制御回路と、駆動力を伝達する伝達手段を有する
    吸口体であって、該吸口本体に略箱状の防水区画を有
    し、該電動機の一部乃至全部と該制御回路を該防水区画
    内に配したことを特徴とする吸口体を備えた電気掃除
    機。
  6. 【請求項6】下面に吸込口を有する下ケースに上ケース
    を配設して形成された吸口本体と、該吸口本体の吸込口
    に配設された回転清掃体と、該回転清掃体の回転軸と同
    一軸上で該回転清掃体の外側に位置し、かつ該回転清掃
    体を駆動するための少なくとも一個のタービンと、該吸
    口本体の後部に、該吸口本体に対して上下方向に回動自
    在で、かつ吸込通路を有するケーシングと、該ケーシン
    グの後部に配設される吸口継手と、該回転清掃体を覆う
    吸込口カバーとを有する吸口体であって、該吸口体を構
    成するすべての部材が水洗い可能な材質より構成されて
    いる吸口体を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかにおいて、 前記回転清掃体は前記吸口本体に対して着脱自在である
    ことを特徴とする電気掃除機。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかにおいて、 前記吸口本体に壁によって仕切られた略箱状の閉区画を
    形成し、該閉区画の壁に該吸口本体の外部と連通した孔
    を有することを特徴とする電気掃除機。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のいずれかにおいて、 前記孔と連通した前記閉区画の面が、該吸口体の底面の
    一部乃至は全部であることを特徴とする電気掃除機。
  10. 【請求項10】請求項5において、 前記電動機乃至該制御回路の発生する熱を放熱する放熱
    フィンを、前記防水区画の外側に設けたことを特徴とす
    る電気掃除機。
  11. 【請求項11】請求項5または10において該駆動手段
    又は該電動機が着脱自在であることを特徴とする電気掃
    除機。
  12. 【請求項12】請求項1ないし11のいずれかにおい
    て、 前記掃除機本体内部に集塵袋を有し、該集塵袋が吸水性
    又は吸湿性を備えていることを特徴とする電気掃除機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013009809A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Panasonic Corp 電気掃除機用の吸込具およびそれを用いた電気掃除機
WO2016031724A1 (ja) * 2014-08-25 2016-03-03 シャープ株式会社 電気掃除機の吸込口ユニットおよび吸込口本体
JP2016043123A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 シャープ株式会社 電気掃除機の吸込口体

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