JP2000175847A - ファンモータ装置及び環流式電気掃除機 - Google Patents
ファンモータ装置及び環流式電気掃除機Info
- Publication number
- JP2000175847A JP2000175847A JP10359230A JP35923098A JP2000175847A JP 2000175847 A JP2000175847 A JP 2000175847A JP 10359230 A JP10359230 A JP 10359230A JP 35923098 A JP35923098 A JP 35923098A JP 2000175847 A JP2000175847 A JP 2000175847A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- fan
- port
- suction
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Electric Suction Cleaners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ファンモータの冷却効率の高いファンモータ
装置及び還流式電気掃除機を提供する。 【解決手段】 冷気吸気口2cとモータ排気口2dを有
してモータ5及びモータ5の駆動により回転する冷却フ
ァン7を覆うモータケース2と、吸込口3bと送風口3
cを有してモータ5の駆動により回転する動力ファン9
を覆うファンケース3とを仕切板11を介して一体化さ
れるとともに、動力ファン9の回転により吸込口3bか
らの吸込気流Q0が動力ファン9を通って送風口3cか
ら排気される第1気流路Xと、冷却ファン7の回転によ
り冷気吸気口2cからの吸込気流Q1が冷却ファン7を
通ってモータ排気口2dから排気される第2気流路Y
と、吸込口3bからの吸込気流Q0が仕切板11に設け
た連通口11bを通って第2気流路Yに合流する第3気
流路Zとを備えた。
装置及び還流式電気掃除機を提供する。 【解決手段】 冷気吸気口2cとモータ排気口2dを有
してモータ5及びモータ5の駆動により回転する冷却フ
ァン7を覆うモータケース2と、吸込口3bと送風口3
cを有してモータ5の駆動により回転する動力ファン9
を覆うファンケース3とを仕切板11を介して一体化さ
れるとともに、動力ファン9の回転により吸込口3bか
らの吸込気流Q0が動力ファン9を通って送風口3cか
ら排気される第1気流路Xと、冷却ファン7の回転によ
り冷気吸気口2cからの吸込気流Q1が冷却ファン7を
通ってモータ排気口2dから排気される第2気流路Y
と、吸込口3bからの吸込気流Q0が仕切板11に設け
た連通口11bを通って第2気流路Yに合流する第3気
流路Zとを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機用のファ
ンモータ装置及び還流式電気掃除機の改良に関するもの
である。
ンモータ装置及び還流式電気掃除機の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の電気掃除機用のファンモー
タ装置を示すものである。この従来のファンモータ装置
はダイレクト型と呼ばれるもので、モータを構成する回
転子102と固定子103を備えたモータケース101
と、回転子102の回転軸102aに固着された動力フ
ァン105を覆うファンケース104とを一体的に形成
して装置ケース100を構成している。
タ装置を示すものである。この従来のファンモータ装置
はダイレクト型と呼ばれるもので、モータを構成する回
転子102と固定子103を備えたモータケース101
と、回転子102の回転軸102aに固着された動力フ
ァン105を覆うファンケース104とを一体的に形成
して装置ケース100を構成している。
【0003】そして、モータへの通電による回転子10
2の回転で動力ファン105が回転すると、外部の空気
Q0は吸込口106よりファンケース104内に吸引さ
れるとともに該ファンケース104内において動力ファ
ン105の回転と遠心力によって加速、加圧される。そ
して、この加速、加圧された後、動力ファン105の外
周部より冷却空気流q0として回転子102と固定子1
03との間の通路107に圧送される。その後、この冷
却空気流q0はモータケース101に開口された送風口
108よりモータケース101外に放出される
(Q2)。
2の回転で動力ファン105が回転すると、外部の空気
Q0は吸込口106よりファンケース104内に吸引さ
れるとともに該ファンケース104内において動力ファ
ン105の回転と遠心力によって加速、加圧される。そ
して、この加速、加圧された後、動力ファン105の外
周部より冷却空気流q0として回転子102と固定子1
03との間の通路107に圧送される。その後、この冷
却空気流q0はモータケース101に開口された送風口
108よりモータケース101外に放出される
(Q2)。
【0004】また、特開平9−98913号公報に開示
されている電気掃除機用のファンモータ装置は、バイパ
ス型と呼ばれるものであり図8に示すようになってい
る。モータを構成する回転子112と固定子113を備
えたモータケース111をファンケース114と一体的
に形成して装置ケース110を構成し、そして、モータ
ケース111の端部に冷気吸気口115を開口するとと
もにファンケース114との付け根部側壁にモータ排出
口116を設け、他方、ファンケース114の端部に吸
込口117を設けるとともに外周部に送風口118を設
けている。
されている電気掃除機用のファンモータ装置は、バイパ
ス型と呼ばれるものであり図8に示すようになってい
る。モータを構成する回転子112と固定子113を備
えたモータケース111をファンケース114と一体的
に形成して装置ケース110を構成し、そして、モータ
ケース111の端部に冷気吸気口115を開口するとと
もにファンケース114との付け根部側壁にモータ排出
口116を設け、他方、ファンケース114の端部に吸
込口117を設けるとともに外周部に送風口118を設
けている。
【0005】また、両ケース111、114の間は仕切
板119で仕切り、モータケース111内には、この仕
切板119の近傍において回転軸112aに冷却ファン
120を固定して設けている。ファンケース114内に
は、動力ファン121を回転軸112aに固定して設け
ている。
板119で仕切り、モータケース111内には、この仕
切板119の近傍において回転軸112aに冷却ファン
120を固定して設けている。ファンケース114内に
は、動力ファン121を回転軸112aに固定して設け
ている。
【0006】そして、モータへの通電による回転子11
2の回転で動力ファン121が回転すると、外部の空気
Q0が吸込口117よりファンケース114内に吸引さ
れるとともに該ファンケース114内において動力ファ
ン121の回転と遠心力によって加速、加圧され動力フ
ァン121の外周部より仕事流Q2として送風口118
より放出される。
2の回転で動力ファン121が回転すると、外部の空気
Q0が吸込口117よりファンケース114内に吸引さ
れるとともに該ファンケース114内において動力ファ
ン121の回転と遠心力によって加速、加圧され動力フ
ァン121の外周部より仕事流Q2として送風口118
より放出される。
【0007】他方、冷却ファン120の回転により外部
の空気Q1が冷気吸気口115よりモータケース111
内に吸引され回転子112と固定子113の間の通路1
22を冷却流としてモータを冷却しながら通過し、仕事
流Q2と遮断された状態で冷却ファン120を通してモ
ータ排気口116よりモータケース111外に放出され
る(Q3)。
の空気Q1が冷気吸気口115よりモータケース111
内に吸引され回転子112と固定子113の間の通路1
22を冷却流としてモータを冷却しながら通過し、仕事
流Q2と遮断された状態で冷却ファン120を通してモ
ータ排気口116よりモータケース111外に放出され
る(Q3)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のダイレクト
型のファンモータ装置では、吸い込んだ空気でモータの
冷却を行っているため送風口108より放出される排気
温度が高くなり、特に使用時の室内温度が高ければそれ
に伴って高くなる。このため、排気を還流する還流式の
電気掃除機に利用する場合には、モータの温度が上昇し
易くなりモータの性能を低下させ、ひいては故障を引き
起こす問題があった。
型のファンモータ装置では、吸い込んだ空気でモータの
冷却を行っているため送風口108より放出される排気
温度が高くなり、特に使用時の室内温度が高ければそれ
に伴って高くなる。このため、排気を還流する還流式の
電気掃除機に利用する場合には、モータの温度が上昇し
易くなりモータの性能を低下させ、ひいては故障を引き
起こす問題があった。
【0009】また、バイパス型のファンモータ装置で
は、仕事流と冷却流とは完全に遮断されているので冷却
流の温度上昇を防止できる。しかし、ファンモータ装置
は小型で大きな吸塵力を得るために動力ファン121が
大型に構成されて冷却ファン120が小型に構成され
る。このため、冷却流の風量が少なく上記ダイレクト型
のファンモータ装置に比較してモータの冷却効果が小さ
い。従って、同様にモータの温度が上昇してモータの性
能及びモータの寿命を低下させることになるとの問題を
有している。
は、仕事流と冷却流とは完全に遮断されているので冷却
流の温度上昇を防止できる。しかし、ファンモータ装置
は小型で大きな吸塵力を得るために動力ファン121が
大型に構成されて冷却ファン120が小型に構成され
る。このため、冷却流の風量が少なく上記ダイレクト型
のファンモータ装置に比較してモータの冷却効果が小さ
い。従って、同様にモータの温度が上昇してモータの性
能及びモータの寿命を低下させることになるとの問題を
有している。
【0010】本発明は、簡単な構成でモータの冷却効果
を大きくするとともにモータの故障を少なくすることの
できるファンモータ装置及び還流式電気掃除機を提供す
ることを目的とする。
を大きくするとともにモータの故障を少なくすることの
できるファンモータ装置及び還流式電気掃除機を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記ファンも装
置の問題点に鑑みて発明されたものであり、請求項1に
記載された発明のファンモータ装置は、冷気吸気口とモ
ータ排気口を有してモータ及び前記モータの駆動により
回転する冷却ファンを覆うモータケースと、吸込口と送
風口を有して前記モータの駆動により回転する動力ファ
ンを覆うファンケースとを仕切板を介して一体化される
ファンモータ装置において、前記動力ファンの回転によ
り前記吸込口からの吸込気流が前記動力ファンを通って
前記送風口から排気される第1気流路と、前記冷却ファ
ンの回転により前記冷気吸気口からの吸込気流が前記冷
却ファンを通って前記モータ排気口から排気される第2
気流路と、前記吸込口からの吸込気流が前記仕切板に設
けた連通口を通って第2気流路に合流する第3気流路と
を備えたことを特徴とするものである。
置の問題点に鑑みて発明されたものであり、請求項1に
記載された発明のファンモータ装置は、冷気吸気口とモ
ータ排気口を有してモータ及び前記モータの駆動により
回転する冷却ファンを覆うモータケースと、吸込口と送
風口を有して前記モータの駆動により回転する動力ファ
ンを覆うファンケースとを仕切板を介して一体化される
ファンモータ装置において、前記動力ファンの回転によ
り前記吸込口からの吸込気流が前記動力ファンを通って
前記送風口から排気される第1気流路と、前記冷却ファ
ンの回転により前記冷気吸気口からの吸込気流が前記冷
却ファンを通って前記モータ排気口から排気される第2
気流路と、前記吸込口からの吸込気流が前記仕切板に設
けた連通口を通って第2気流路に合流する第3気流路と
を備えたことを特徴とするものである。
【0012】この構成によれば、モータが駆動されて動
力ファンが回転することにより吸気が吸込口から取り込
まれて第1気流路を通って送風口から排気される。同時
に冷却ファンが回転することにより吸気が冷気吸気口か
ら取り込まれて第2気流路を通ってモータ排気口から排
気される。そして、第1気流路の空気の一部が連通口を
通じてモータケース内に入り、これがモータケース内に
おいて第2気流路の気流と併流し、共にモータを冷却し
ながら通過してモータ排気口より外部に放出される。
力ファンが回転することにより吸気が吸込口から取り込
まれて第1気流路を通って送風口から排気される。同時
に冷却ファンが回転することにより吸気が冷気吸気口か
ら取り込まれて第2気流路を通ってモータ排気口から排
気される。そして、第1気流路の空気の一部が連通口を
通じてモータケース内に入り、これがモータケース内に
おいて第2気流路の気流と併流し、共にモータを冷却し
ながら通過してモータ排気口より外部に放出される。
【0013】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載されたファンモータ装置において、前記連通口は前
記冷気吸気口に対して最も遠い位置に設けたことを特徴
とするものである。この構成によれば、モータが駆動さ
れて動力ファンが回転することにより吸気が吸込口から
取り込まれて第1気流路を通って送風口から排気され
る。同時に冷却ファンが回転することにより吸気が冷気
吸気口から取り込まれて第2気流路を通ってモータ排気
口から排気される。そして、第1気流路の空気の一部が
冷気吸気口と最も離れた位置に配された連通口を通じて
モータケース内に入り、これがモータケース内において
第2気流路の気流と併流し、共にモータを冷却しながら
通過してモータ排気口より外部に放出される。
記載されたファンモータ装置において、前記連通口は前
記冷気吸気口に対して最も遠い位置に設けたことを特徴
とするものである。この構成によれば、モータが駆動さ
れて動力ファンが回転することにより吸気が吸込口から
取り込まれて第1気流路を通って送風口から排気され
る。同時に冷却ファンが回転することにより吸気が冷気
吸気口から取り込まれて第2気流路を通ってモータ排気
口から排気される。そして、第1気流路の空気の一部が
冷気吸気口と最も離れた位置に配された連通口を通じて
モータケース内に入り、これがモータケース内において
第2気流路の気流と併流し、共にモータを冷却しながら
通過してモータ排気口より外部に放出される。
【0014】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは2に記載されたファンモータ装置において、前記連
通口を複数個設けたことを特徴とするものである。
たは2に記載されたファンモータ装置において、前記連
通口を複数個設けたことを特徴とするものである。
【0015】請求項4に記載された発明は、請求項3に
記載されたファンモータ装置において、複数の前記連通
口における前記冷気吸気口の直上の連通口の面積を他の
連通口の面積より大きくしたことを特徴とするものであ
る。
記載されたファンモータ装置において、複数の前記連通
口における前記冷気吸気口の直上の連通口の面積を他の
連通口の面積より大きくしたことを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項5に記載された発明の還流式電気掃
除機は、冷気吸気口とモータ排気口を有してモータ及び
前記モータの駆動により回転する冷却ファンを覆うモー
タケースと、吸込口と送風口を有して前記モータの駆動
により回転する動力ファンを覆うファンケースとを仕切
板を介して一体化されるとともに、前記動力ファンの回
転により前記吸込口からの吸込気流が前記動力ファンを
通って前記送風口から排気される第1気流路と、前記冷
却ファンの回転により前記冷気吸気口からの吸込気流が
前記冷却ファンを通って前記モータ排気口から排気され
る第2気流路と、前記吸込口からの吸込気流が前記仕切
板に設けた連通口を通って第2気流路に合流する第3気
流路とを有するファンモータ装置と、前記ファンモータ
装置を収容するファンモータ室と前記ファンモータ室に
連通する集塵室とを有する本体と、前記本体の下部に取
り付けられるとともに下面に吸塵口を有するノズル体
と、前記吸塵口部分と前記集塵袋を連通する吸込側流路
と、第1気流路の排気を前記吸塵口に導いて床面に吹き
付ける還流路と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
除機は、冷気吸気口とモータ排気口を有してモータ及び
前記モータの駆動により回転する冷却ファンを覆うモー
タケースと、吸込口と送風口を有して前記モータの駆動
により回転する動力ファンを覆うファンケースとを仕切
板を介して一体化されるとともに、前記動力ファンの回
転により前記吸込口からの吸込気流が前記動力ファンを
通って前記送風口から排気される第1気流路と、前記冷
却ファンの回転により前記冷気吸気口からの吸込気流が
前記冷却ファンを通って前記モータ排気口から排気され
る第2気流路と、前記吸込口からの吸込気流が前記仕切
板に設けた連通口を通って第2気流路に合流する第3気
流路とを有するファンモータ装置と、前記ファンモータ
装置を収容するファンモータ室と前記ファンモータ室に
連通する集塵室とを有する本体と、前記本体の下部に取
り付けられるとともに下面に吸塵口を有するノズル体
と、前記吸塵口部分と前記集塵袋を連通する吸込側流路
と、第1気流路の排気を前記吸塵口に導いて床面に吹き
付ける還流路と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0017】この構成によれば、モータが駆動されて動
力ファンが回転することにより吸気が吸塵口から取り込
まれて吸込側流路、集塵室を通ってファンモータ室に至
り、吸込口からファンモータ装置内に取り込まれて第1
気流路を通って送風口から排気され、環流路を通って吸
塵口に導いて床面に吹き付けられる。同時に冷却ファン
が回転することにより吸気が冷気吸気口からファンモー
タ装置内に取り込まれて第2気流路を通ってモータ排気
口から排気される。そして、第1気流路の空気の一部が
連通口を通じてモータケース内に入り、これがモータケ
ース内において、第2気流路の気流と併流し、共にモー
タを冷却しながら通過してモータ排気口より外部に放出
される。
力ファンが回転することにより吸気が吸塵口から取り込
まれて吸込側流路、集塵室を通ってファンモータ室に至
り、吸込口からファンモータ装置内に取り込まれて第1
気流路を通って送風口から排気され、環流路を通って吸
塵口に導いて床面に吹き付けられる。同時に冷却ファン
が回転することにより吸気が冷気吸気口からファンモー
タ装置内に取り込まれて第2気流路を通ってモータ排気
口から排気される。そして、第1気流路の空気の一部が
連通口を通じてモータケース内に入り、これがモータケ
ース内において、第2気流路の気流と併流し、共にモー
タを冷却しながら通過してモータ排気口より外部に放出
される。
【0018】請求項6に記載された発明は、請求項5に
記載された還流式電気掃除機において、前記連通口は前
記冷気吸気口に対して最も遠い位置に設けたことを特徴
とするものである。
記載された還流式電気掃除機において、前記連通口は前
記冷気吸気口に対して最も遠い位置に設けたことを特徴
とするものである。
【0019】請求項7に記載された発明は、請求項5ま
たは6に記載された還流式電気掃除機において、前記連
通口を複数個設けたことを特徴とするものである。
たは6に記載された還流式電気掃除機において、前記連
通口を複数個設けたことを特徴とするものである。
【0020】請求項8に記載された発明は、請求項7に
記載された還流式電気掃除機において、複数の前記連通
口における前記冷気吸気口の直上の連通口の面積を他の
連通口の面積より大きくしたことを特徴とするものであ
る。
記載された還流式電気掃除機において、複数の前記連通
口における前記冷気吸気口の直上の連通口の面積を他の
連通口の面積より大きくしたことを特徴とするものであ
る。
【0021】請求項9に記載された発明は、請求項5乃
至請求項8のいづれかに記載された還流式電気掃除機に
おいて、前記冷気吸気口と前記モータ排気口とを前記フ
ァンモータ室内の互いに遮断された異なる部屋に配した
ことを特徴とするものである。
至請求項8のいづれかに記載された還流式電気掃除機に
おいて、前記冷気吸気口と前記モータ排気口とを前記フ
ァンモータ室内の互いに遮断された異なる部屋に配した
ことを特徴とするものである。
【0022】この構成によれば、モータが駆動されて動
力ファンが回転することにより吸気が吸塵口から取り込
まれて吸込側流路、集塵室を通ってファンモータ室に至
り、吸込口からファンモータ装置内に取り込まれて第1
気流路を通って送風口から排気され、環流路を通って吸
塵口に導いて床面に吹き付けられる。同時に冷却ファン
が回転することにより吸気が冷気吸気口からファンモー
タ装置内に取り込まれて第2気流路を通ってモータ排気
口から排気される。そして、第1気流路の空気の一部が
連通口を通じてモータケース内に入り、これがモータケ
ース内において、第2気流路の気流と併流し、共にモー
タを冷却しながら通過してモータ排気口より外部に放出
される。特に、この発明では冷気吸気口とモータ排気口
とをファンモータ室内の互いに遮断された異なる部屋に
配しており、冷却ファンによる吸気にモータ排気口から
の排気が混入しないようになっている。
力ファンが回転することにより吸気が吸塵口から取り込
まれて吸込側流路、集塵室を通ってファンモータ室に至
り、吸込口からファンモータ装置内に取り込まれて第1
気流路を通って送風口から排気され、環流路を通って吸
塵口に導いて床面に吹き付けられる。同時に冷却ファン
が回転することにより吸気が冷気吸気口からファンモー
タ装置内に取り込まれて第2気流路を通ってモータ排気
口から排気される。そして、第1気流路の空気の一部が
連通口を通じてモータケース内に入り、これがモータケ
ース内において、第2気流路の気流と併流し、共にモー
タを冷却しながら通過してモータ排気口より外部に放出
される。特に、この発明では冷気吸気口とモータ排気口
とをファンモータ室内の互いに遮断された異なる部屋に
配しており、冷却ファンによる吸気にモータ排気口から
の排気が混入しないようになっている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるファンモー
タ装置の実施形態を図に従って詳細に説明する。図1及
び図2は本発明にかゝるファンモータ装置の実施形態を
示す断面図及び分解斜視図である。これらの図におい
て、1はファンモータ装置の装置ケースであり、モータ
ケース2とファンケース3から構成されている。
タ装置の実施形態を図に従って詳細に説明する。図1及
び図2は本発明にかゝるファンモータ装置の実施形態を
示す断面図及び分解斜視図である。これらの図におい
て、1はファンモータ装置の装置ケースであり、モータ
ケース2とファンケース3から構成されている。
【0024】モータケース2は、金属材料を金型成形や
打ち抜き及び絞り加工等により形成しており、有底円筒
状の本体部2aと、本体部2aの開口端部を径方向に大
きくした接続部2bとを有している。接続部2bの外周
縁の一カ所にはパイプ状の冷気吸気口2cを設けるとと
もに本体部2aの閉塞端部における上記冷気吸気口2c
とは反対側の位置にモータ排気口2dを設けている。
打ち抜き及び絞り加工等により形成しており、有底円筒
状の本体部2aと、本体部2aの開口端部を径方向に大
きくした接続部2bとを有している。接続部2bの外周
縁の一カ所にはパイプ状の冷気吸気口2cを設けるとと
もに本体部2aの閉塞端部における上記冷気吸気口2c
とは反対側の位置にモータ排気口2dを設けている。
【0025】そして、モータケース2の内部には、モー
タケース2の閉塞端部の中央を回転自在に貫通し軸上に
回転子5と冷却ファン7を固着している回転軸4を横設
するとともに回転子5に対して一定の隙間、即ち通路8
を維持するように本体部2aの内壁に固定子6を固着し
て設けている。
タケース2の閉塞端部の中央を回転自在に貫通し軸上に
回転子5と冷却ファン7を固着している回転軸4を横設
するとともに回転子5に対して一定の隙間、即ち通路8
を維持するように本体部2aの内壁に固定子6を固着し
て設けている。
【0026】冷却ファン7は、円形板7aと、円形板7
aのモータケース2の開口側の板面外周部に円周方向に
沿って等間隔に配列された複数の羽根片7c,・・・・
・・とから構成されている。円形板7aは回転軸4に挿
通して固定するための貫口7bを中央に有している。
aのモータケース2の開口側の板面外周部に円周方向に
沿って等間隔に配列された複数の羽根片7c,・・・・
・・とから構成されている。円形板7aは回転軸4に挿
通して固定するための貫口7bを中央に有している。
【0027】ファンケース3は、金属材料を金型成形や
打ち抜き及び絞り加工等で皿状に形成されたもので、接
続部3aの外周部の径はモータケース2の接続部2bの
端面と略同径にしており底部中央に吸込口3bを開口し
ている。そして、接続部3aの外周縁の一カ所に送風パ
イプ3c(送風口)を設けるとともに、接続部3aをモ
ータケース2の接続部2bに圧入嵌着することによりモ
ータケース2とファンケース3が一体化され装置ケース
1を形成するようになっている。
打ち抜き及び絞り加工等で皿状に形成されたもので、接
続部3aの外周部の径はモータケース2の接続部2bの
端面と略同径にしており底部中央に吸込口3bを開口し
ている。そして、接続部3aの外周縁の一カ所に送風パ
イプ3c(送風口)を設けるとともに、接続部3aをモ
ータケース2の接続部2bに圧入嵌着することによりモ
ータケース2とファンケース3が一体化され装置ケース
1を形成するようになっている。
【0028】ファンケース3の内部には、回転軸4の先
端にナット10で固定された動力ファン9を回転自在に
設けている。この動力ファン9は、中央に回転軸4を貫
通させる挿孔9bを有する円形板9aと、この円形板9
aにおけるモータケース3側の面に円周方向に等間隔で
放射状に配設された複数枚の羽根9c,・・・・・・
と、これら羽根9cの外縁を覆っている皿状のカバー9
dとから構成されている。図1に示すように全体的には
断面が傘状に形成されている。なお、カバー9dの中央
に吸込口3bと略同径の開口部9eを設け、この開口部
9eより採り入れた空気をカバー9dと各羽根9c間の
流路9fを通して外周に導くようになっている。
端にナット10で固定された動力ファン9を回転自在に
設けている。この動力ファン9は、中央に回転軸4を貫
通させる挿孔9bを有する円形板9aと、この円形板9
aにおけるモータケース3側の面に円周方向に等間隔で
放射状に配設された複数枚の羽根9c,・・・・・・
と、これら羽根9cの外縁を覆っている皿状のカバー9
dとから構成されている。図1に示すように全体的には
断面が傘状に形成されている。なお、カバー9dの中央
に吸込口3bと略同径の開口部9eを設け、この開口部
9eより採り入れた空気をカバー9dと各羽根9c間の
流路9fを通して外周に導くようになっている。
【0029】モータケース2及びファンケース3は上述
のように形成されているが、本発明では、更に上記構造
に加えて両ケースの接続部の境界部に両者を仕切る仕切
板11を設けている。この仕切板11は、図3に示すよ
うに円形板材よりなるものであり、その板面の中央に回
転軸4を貫通させる挿孔11aを有している。
のように形成されているが、本発明では、更に上記構造
に加えて両ケースの接続部の境界部に両者を仕切る仕切
板11を設けている。この仕切板11は、図3に示すよ
うに円形板材よりなるものであり、その板面の中央に回
転軸4を貫通させる挿孔11aを有している。
【0030】そして、モータケース2における冷気吸気
口2cのある側とは反対側の外周部、即ちこの冷気吸気
口2cと最遠の位置に仕切板11の外周方向に沿って3
個の連通口11b、11c及び11dを等間隔に設けて
いる。本実施形態では、図に示すように、これら連通口
の内、中央の連通口11bは他の連通口11c、11d
に比べて径を大きくしているが、この連通口の個数、径
の大きさはモータの性能等により適宜変更することがで
きる。
口2cのある側とは反対側の外周部、即ちこの冷気吸気
口2cと最遠の位置に仕切板11の外周方向に沿って3
個の連通口11b、11c及び11dを等間隔に設けて
いる。本実施形態では、図に示すように、これら連通口
の内、中央の連通口11bは他の連通口11c、11d
に比べて径を大きくしているが、この連通口の個数、径
の大きさはモータの性能等により適宜変更することがで
きる。
【0031】更に、仕切板11には、モータケース2側
の板面中央に整流枠板11eを固着している。この整流
枠板11eは、例えば、金属板を円形の皿形蓋状体に形
成したもので、一端面の外周に取付鍔11fを設けて整
流枠板11eを仕切板11に固着し、他端面の中央に冷
却ファン7の外径より少し小径の通気穴11gを設けて
いる。整流枠板11eの外周側壁における冷気吸気口2
cに最も近い位置には該冷気吸気口2cに対向する略同
一線上に冷気取入口11hを設けている。
の板面中央に整流枠板11eを固着している。この整流
枠板11eは、例えば、金属板を円形の皿形蓋状体に形
成したもので、一端面の外周に取付鍔11fを設けて整
流枠板11eを仕切板11に固着し、他端面の中央に冷
却ファン7の外径より少し小径の通気穴11gを設けて
いる。整流枠板11eの外周側壁における冷気吸気口2
cに最も近い位置には該冷気吸気口2cに対向する略同
一線上に冷気取入口11hを設けている。
【0032】そして、整流枠板11eとモータケース2
の内壁との間は閉塞部2fで閉塞されている。従って、
冷気吸気口2cからの吸気は整流枠板11e内を通って
モータケース2の内部に採り入れられるようになってい
る。
の内壁との間は閉塞部2fで閉塞されている。従って、
冷気吸気口2cからの吸気は整流枠板11e内を通って
モータケース2の内部に採り入れられるようになってい
る。
【0033】上述のように構成されるファンモータ装置
において、回転子5と固定子6からなるモータ部に通電
して回転子5を回転させると、これに伴って冷却ファン
7及び動力ファン9が回転する。この動力ファン9の回
転によりファンケース3内に吸引力が生じることから、
外部の空気Q0が吸込口3bよりファンケース3内に吸
い込まれるとともに該ファンケース3内において動力フ
ァン9で加速、加圧され、再び送風パイプ3cよりファ
ンケース3外に放出される(この気流路を第1気流路X
という)。
において、回転子5と固定子6からなるモータ部に通電
して回転子5を回転させると、これに伴って冷却ファン
7及び動力ファン9が回転する。この動力ファン9の回
転によりファンケース3内に吸引力が生じることから、
外部の空気Q0が吸込口3bよりファンケース3内に吸
い込まれるとともに該ファンケース3内において動力フ
ァン9で加速、加圧され、再び送風パイプ3cよりファ
ンケース3外に放出される(この気流路を第1気流路X
という)。
【0034】他方、冷却ファン7の回転によりモータケ
ース2内に吸引力が生じることから、外部の空気Q1が
冷気吸気口2cより冷気取入口11hを通して整流枠板
11eに吸い込まれるとともに該整流枠板11eの通気
穴11gからモータケース2内に送り込まれ、その後、
冷却ファン7部分を旋回した後、モータを冷却しながら
回転子5と固定子6との間の通路8を通過してモータ排
気口2dよりモータケース2外に排出される(この気流
路を第2気流路Yという)。
ース2内に吸引力が生じることから、外部の空気Q1が
冷気吸気口2cより冷気取入口11hを通して整流枠板
11eに吸い込まれるとともに該整流枠板11eの通気
穴11gからモータケース2内に送り込まれ、その後、
冷却ファン7部分を旋回した後、モータを冷却しながら
回転子5と固定子6との間の通路8を通過してモータ排
気口2dよりモータケース2外に排出される(この気流
路を第2気流路Yという)。
【0035】また、動力ファン9の回転に伴ってファン
ケース3内に吸い込まれた空気の一部は、上記のように
加速、加圧された後、仕切板11の連通口11b、11
c及び11dを通してモータケース2内に送り込まれ、
その後、モータケース2の接続部2bの内側を通って第
2気流路Yとともに通路8を通過してモータ排気口2d
よりモータケース2外に排出される(この気流路を第3
気流路Zという)。この第3気流路Zの気流もモータの
冷却風として利用されるが、これにより第2気流路Yの
気流で不足する冷却風を補い、両気流を併流させてモー
タの冷却効果を高めることができる。
ケース3内に吸い込まれた空気の一部は、上記のように
加速、加圧された後、仕切板11の連通口11b、11
c及び11dを通してモータケース2内に送り込まれ、
その後、モータケース2の接続部2bの内側を通って第
2気流路Yとともに通路8を通過してモータ排気口2d
よりモータケース2外に排出される(この気流路を第3
気流路Zという)。この第3気流路Zの気流もモータの
冷却風として利用されるが、これにより第2気流路Yの
気流で不足する冷却風を補い、両気流を併流させてモー
タの冷却効果を高めることができる。
【0036】次に、上記のファンモータ装置を搭載した
還流式電気掃除機の実施形態を図に従って詳細に説明す
る。図4は本発明にかゝる還流式電気掃除機の斜視図、
図5は同電気掃除機の側面断面図、図6は同電気掃除機
の要部正面断面図である。これらの図において、還流式
電気掃除機は、横断面が略四辺形を成し下部より上部に
向かって漸次横断面積が小さくなるように形成された中
空胴体からなる本体12と、この本体12の下部に設け
たノズル体13と、本体12の上部に設けられ、下部よ
り上部に向かって漸次細くなるように形成された使用者
が把持するハンドル体14とで構成されている。
還流式電気掃除機の実施形態を図に従って詳細に説明す
る。図4は本発明にかゝる還流式電気掃除機の斜視図、
図5は同電気掃除機の側面断面図、図6は同電気掃除機
の要部正面断面図である。これらの図において、還流式
電気掃除機は、横断面が略四辺形を成し下部より上部に
向かって漸次横断面積が小さくなるように形成された中
空胴体からなる本体12と、この本体12の下部に設け
たノズル体13と、本体12の上部に設けられ、下部よ
り上部に向かって漸次細くなるように形成された使用者
が把持するハンドル体14とで構成されている。
【0037】そして、本体12は、その内部を仕切壁1
2aで上下に仕切られて、カバー体12dで開閉可能な
ファンモータ室12bと、蓋体12eで開閉可能な集塵
室12cとに区分けされている。下部のファンモータ室
12bは、横方向において右側内側壁より全体の約1/
3中央に寄った位置と更に約1/3左側内側壁に寄った
位置にそれぞれ上下に伸びる仕切壁12fと支持リブ1
2gを形成している(図6参照)。
2aで上下に仕切られて、カバー体12dで開閉可能な
ファンモータ室12bと、蓋体12eで開閉可能な集塵
室12cとに区分けされている。下部のファンモータ室
12bは、横方向において右側内側壁より全体の約1/
3中央に寄った位置と更に約1/3左側内側壁に寄った
位置にそれぞれ上下に伸びる仕切壁12fと支持リブ1
2gを形成している(図6参照)。
【0038】仕切壁12fは支持穴12hに防振リング
25を介してファンモータ装置のモータケース2の略中
央部を空気漏れの無いように挿通支持している。上下の
支持リブ12g、12gは防振部材26、26を介して
ファンケース3を空気漏れの無いように支持している。
その結果、ファンモータ室12b内で回転軸4が仕切壁
12aに平行になるように、しかも振動を吸収できるよ
うにファンモータ装置を収容している。そして、仕切壁
12f、支持リブ12g等によってファンモータ室12
b内は、仕事流室12w、冷却流室12u及び排気流室
12vに区分けされている。
25を介してファンモータ装置のモータケース2の略中
央部を空気漏れの無いように挿通支持している。上下の
支持リブ12g、12gは防振部材26、26を介して
ファンケース3を空気漏れの無いように支持している。
その結果、ファンモータ室12b内で回転軸4が仕切壁
12aに平行になるように、しかも振動を吸収できるよ
うにファンモータ装置を収容している。そして、仕切壁
12f、支持リブ12g等によってファンモータ室12
b内は、仕事流室12w、冷却流室12u及び排気流室
12vに区分けされている。
【0039】また、ファンモータ室12bは、ファンモ
ータ装置の回転軸4方向の両外壁面にボス12k、12
kを設けており、一方のボス12kからは回転軸4の端
部をファンモータ室12b外に突出させている。ファン
モータ室12bの底面にはファンモータ装置の冷気吸気
口2cに対向している冷気口12jと、送風パイプ3c
を挿通させる挿口12mとを設けており、側面にファン
モータ装置のモータ排気口2dからの排気(第2、第3
気流路Y、Z)をファンモータ室12bより排出する排
気口12nを開口している。
ータ装置の回転軸4方向の両外壁面にボス12k、12
kを設けており、一方のボス12kからは回転軸4の端
部をファンモータ室12b外に突出させている。ファン
モータ室12bの底面にはファンモータ装置の冷気吸気
口2cに対向している冷気口12jと、送風パイプ3c
を挿通させる挿口12mとを設けており、側面にファン
モータ装置のモータ排気口2dからの排気(第2、第3
気流路Y、Z)をファンモータ室12bより排出する排
気口12nを開口している。
【0040】なお、27は、モータケース2の端部をフ
ァンモータ室12bの内壁に防振的に支持する防振部材
であり、ファンモータ室12bの内壁に円形に形成され
た支持部12sに嵌着されている。そして、防振リング
25、防振部材26とともにゴム、スポンジなどの弾
性、機密性を有する防振材料で形成されている。
ァンモータ室12bの内壁に防振的に支持する防振部材
であり、ファンモータ室12bの内壁に円形に形成され
た支持部12sに嵌着されている。そして、防振リング
25、防振部材26とともにゴム、スポンジなどの弾
性、機密性を有する防振材料で形成されている。
【0041】支持部12sは、モータケース2の閉塞端
部側に対向したファンモータ室12bの内壁面におい
て、ボス12kと同一中心点を持つとともに該ボス12
kより少し大径の環状リブの形に形成されている。そし
て、この支持部12sの中心を通してモータの回転軸4
の端部がボス12k内に開口した挿口12tより外部に
臨出し、先端部を後記するノズル体13の腕部13a内
に望ませている。
部側に対向したファンモータ室12bの内壁面におい
て、ボス12kと同一中心点を持つとともに該ボス12
kより少し大径の環状リブの形に形成されている。そし
て、この支持部12sの中心を通してモータの回転軸4
の端部がボス12k内に開口した挿口12tより外部に
臨出し、先端部を後記するノズル体13の腕部13a内
に望ませている。
【0042】一方、集塵室12cは、背壁に設けた集塵
口12qに取付口15aを以て集塵袋15を着脱自在に
接続している。また、この集塵室12cは、仕切壁12
aに設けた連通口12iを介して仕事流室12wに通じ
ている。
口12qに取付口15aを以て集塵袋15を着脱自在に
接続している。また、この集塵室12cは、仕切壁12
aに設けた連通口12iを介して仕事流室12wに通じ
ている。
【0043】図4において、ノズル体13は、プラスチ
ック材料を上面から視て略凹型の箱体に形成されたもの
で、後部両脇に位置する腕部13a、13bを以て本体
12のボス12k、12kに回転自在に取り付けられて
いる。このノズル体13は、図5に示すように内部を仕
切壁13cで前後に仕切って前方に吸塵口部13dを形
成するとともにこの吸塵口部13dの下面に左右横長の
吸塵口13eを開口している。そして、この吸塵口部1
3d内には吸塵口13eから突出するように回転ブラシ
16を回転自在に配設している。
ック材料を上面から視て略凹型の箱体に形成されたもの
で、後部両脇に位置する腕部13a、13bを以て本体
12のボス12k、12kに回転自在に取り付けられて
いる。このノズル体13は、図5に示すように内部を仕
切壁13cで前後に仕切って前方に吸塵口部13dを形
成するとともにこの吸塵口部13dの下面に左右横長の
吸塵口13eを開口している。そして、この吸塵口部1
3d内には吸塵口13eから突出するように回転ブラシ
16を回転自在に配設している。
【0044】回転ブラシ16は、両端を吸塵口部13d
の両側壁内面に枢支された回転軸13fに取り付けられ
たものであり、腕部13a側の端部に固着したプーリー
17とファンモータ装置の回転軸4との間に懸架された
ベルト18を通じてファンモータの回転軸14の回転を
受け床面に接触しながら回転するようになっている。
の両側壁内面に枢支された回転軸13fに取り付けられ
たものであり、腕部13a側の端部に固着したプーリー
17とファンモータ装置の回転軸4との間に懸架された
ベルト18を通じてファンモータの回転軸14の回転を
受け床面に接触しながら回転するようになっている。
【0045】13gは腕部13b内の仕切壁13cに開
口された接続口であり、この接続口13gと集塵室12
cの集塵口12qを吸込側ホース19(吸込側流路)に
より連通させることで、吸塵口13eより吸い込んだ塵
埃を含む空気を集塵袋15に通して塵埃を収容するよう
になっている。
口された接続口であり、この接続口13gと集塵室12
cの集塵口12qを吸込側ホース19(吸込側流路)に
より連通させることで、吸塵口13eより吸い込んだ塵
埃を含む空気を集塵袋15に通して塵埃を収容するよう
になっている。
【0046】20はプラスチック等の合成樹脂をノズル
体13の左右方向の上面中央部の外形に沿って上下に伸
びる正面扇形の枠体に成型して形成された還流路体であ
り、ノズル体13の上面中央部に固着されることにより
該ノズル体13の上面との間に還流路20cを形成して
いる(図5参照)。また、この還流路体20は、その上
端部のパイプ部20aをファンモータ装置の送風パイプ
3cに還流側ホース21を介して接続され、また下端に
形成した屈曲部20bを吸塵口13cの前部を覆うよう
にノズル体13の前縁下方に回り込ませている。尚、2
2は本体12の下端後部に回転自在に取り付けられた車
輪である。
体13の左右方向の上面中央部の外形に沿って上下に伸
びる正面扇形の枠体に成型して形成された還流路体であ
り、ノズル体13の上面中央部に固着されることにより
該ノズル体13の上面との間に還流路20cを形成して
いる(図5参照)。また、この還流路体20は、その上
端部のパイプ部20aをファンモータ装置の送風パイプ
3cに還流側ホース21を介して接続され、また下端に
形成した屈曲部20bを吸塵口13cの前部を覆うよう
にノズル体13の前縁下方に回り込ませている。尚、2
2は本体12の下端後部に回転自在に取り付けられた車
輪である。
【0047】本発明の還流式電気掃除機は上述のように
構成されるものであり、以下その作用について説明す
る。図示しない電源スイッチをONすると、ファンモー
タ装置のモータ部の回転子5または固定子6に通電がな
されて回転子5が回転を開始し、これに伴って冷却ファ
ン7及び動力ファン9が回転駆動する。
構成されるものであり、以下その作用について説明す
る。図示しない電源スイッチをONすると、ファンモー
タ装置のモータ部の回転子5または固定子6に通電がな
されて回転子5が回転を開始し、これに伴って冷却ファ
ン7及び動力ファン9が回転駆動する。
【0048】この動力ファン9の回転によりファンケー
ス3内に吸引力が生じることから、外部、即ち仕事流室
12wの空気Q0が吸込口3bよりファンケース3内に
吸い込まれるとともに該ファンケース3内において動力
ファン9で加速、加圧され、再び送風パイプ3cよりフ
ァンケース3外に放出される(第1気流路X)。
ス3内に吸引力が生じることから、外部、即ち仕事流室
12wの空気Q0が吸込口3bよりファンケース3内に
吸い込まれるとともに該ファンケース3内において動力
ファン9で加速、加圧され、再び送風パイプ3cよりフ
ァンケース3外に放出される(第1気流路X)。
【0049】この気流の発生により、吸込口3bより吸
引力が作用し、仕事流室12w、連通口12i、集塵室
12c、集塵袋15、吸込側ホース19及びノズル体1
3の接続口13gを介して吸塵口部13dの吸塵口13
eから床面の塵芥、埃等が吸い込まれることになる。
引力が作用し、仕事流室12w、連通口12i、集塵室
12c、集塵袋15、吸込側ホース19及びノズル体1
3の接続口13gを介して吸塵口部13dの吸塵口13
eから床面の塵芥、埃等が吸い込まれることになる。
【0050】このとき、ファンモータ装置の回転軸4の
回転に伴って、その回転がベルト18及びプーリー17
を介して回転ブラシ16に伝達される。これにより、回
転ブラシ16が回転して床面の塵芥を巻き上げ、吸塵口
13eより吸い込まれる空気にその塵芥、埃を含ませて
吸込側ホース19を経由して上記集塵袋15に送り込
む。その結果、空気流中に含まれた塵芥、埃は集塵袋1
5で集塵される一方、該集塵袋15を通過した空気流は
連通口12iを経て上記空気Q0となって吸込口3bよ
りファンケース3内に吸い込まれる。
回転に伴って、その回転がベルト18及びプーリー17
を介して回転ブラシ16に伝達される。これにより、回
転ブラシ16が回転して床面の塵芥を巻き上げ、吸塵口
13eより吸い込まれる空気にその塵芥、埃を含ませて
吸込側ホース19を経由して上記集塵袋15に送り込
む。その結果、空気流中に含まれた塵芥、埃は集塵袋1
5で集塵される一方、該集塵袋15を通過した空気流は
連通口12iを経て上記空気Q0となって吸込口3bよ
りファンケース3内に吸い込まれる。
【0051】送風パイプ3cより放出された空気流、即
ち第1気流路Xの空気は還流側ホース21を介して還流
路20cに進み、この還流路20cを介して吸塵口13
eに通ずる屈曲部20bに至り、ここで床面に吹き付け
られて床面の塵芥を巻き上げるとともに吸塵口13eよ
り吸い込まれる空気に混入して大量の吸引空気流を形成
し、回転ブラシ16の作用と相俟って効率良く床面の塵
芥、埃を吸込側ホース19に送り込むことになる。
ち第1気流路Xの空気は還流側ホース21を介して還流
路20cに進み、この還流路20cを介して吸塵口13
eに通ずる屈曲部20bに至り、ここで床面に吹き付け
られて床面の塵芥を巻き上げるとともに吸塵口13eよ
り吸い込まれる空気に混入して大量の吸引空気流を形成
し、回転ブラシ16の作用と相俟って効率良く床面の塵
芥、埃を吸込側ホース19に送り込むことになる。
【0052】一方、冷却ファン7の回転によりモータケ
ース2内に吸引力が生じることから、本体12の冷気口
12jから外部の空気Q1が冷却流室12u内に冷却流
として取り込まれる。冷気吸気口2cより冷気取入口1
1h(図2参照)を通して整流枠板11eに吸い込まれ
るととも該整流枠板11eの通気穴11gからモータケ
ース2内に送り込まれる。
ース2内に吸引力が生じることから、本体12の冷気口
12jから外部の空気Q1が冷却流室12u内に冷却流
として取り込まれる。冷気吸気口2cより冷気取入口1
1h(図2参照)を通して整流枠板11eに吸い込まれ
るととも該整流枠板11eの通気穴11gからモータケ
ース2内に送り込まれる。
【0053】その後、冷却流は、冷却ファン7部分を旋
回した後、回転子5と固定子6との間の通路8を通過し
てモータを冷却しながらモータ排気口2dよりモータケ
ース2外、即ち、排気流室vに排出され(第2気流路
Y)、更に排気口12nより本体12外に放出される。
回した後、回転子5と固定子6との間の通路8を通過し
てモータを冷却しながらモータ排気口2dよりモータケ
ース2外、即ち、排気流室vに排出され(第2気流路
Y)、更に排気口12nより本体12外に放出される。
【0054】上記のように電源スイッチのONに伴うモ
ータの駆動に伴って、吸塵口13eからの吸塵動作を実
行させる第1気流路Xと、モータの冷却を実行させる第
2気流路Yが発生して所定の掃除動作が実行できるが、
本発明の掃除機では、これらの気流路に加えて、さらに
次の冷却風としての気流路が得られ、モータの冷却効果
を高めている。
ータの駆動に伴って、吸塵口13eからの吸塵動作を実
行させる第1気流路Xと、モータの冷却を実行させる第
2気流路Yが発生して所定の掃除動作が実行できるが、
本発明の掃除機では、これらの気流路に加えて、さらに
次の冷却風としての気流路が得られ、モータの冷却効果
を高めている。
【0055】即ち、動力ファン9の回転に伴ってファン
ケース3内に吸い込まれた空気の一部は、上記のように
加速、加圧された後、仕切板11の連通口11b、11
c及び11dを通してモータケース2内に送り込まれ、
その後、該モータケース2の接続部2bの内側を通って
第2気流路Yとともに通路8を通過してモータ排気口2
dよりモータケース2外に排出される(第3気流路
Z)。
ケース3内に吸い込まれた空気の一部は、上記のように
加速、加圧された後、仕切板11の連通口11b、11
c及び11dを通してモータケース2内に送り込まれ、
その後、該モータケース2の接続部2bの内側を通って
第2気流路Yとともに通路8を通過してモータ排気口2
dよりモータケース2外に排出される(第3気流路
Z)。
【0056】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されるもので
あり、請求項1の発明によれば、モータの冷却が2つの
気流によって行われることから、モータの温度上昇を抑
制することができ、モータの性能向上を図ることができ
るとともに、レアーショートによるモータの故障を低減
することができる。
あり、請求項1の発明によれば、モータの冷却が2つの
気流によって行われることから、モータの温度上昇を抑
制することができ、モータの性能向上を図ることができ
るとともに、レアーショートによるモータの故障を低減
することができる。
【0057】また、請求項2の発明によれば、モータの
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。特にこの発明では、冷
気吸気口よりモータケース内に入った冷気の届き難い場
所にファンケース側からの第1気流路の冷気が連通口か
ら入るので混流し易くなり、モータの冷却効果が増大す
る。
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。特にこの発明では、冷
気吸気口よりモータケース内に入った冷気の届き難い場
所にファンケース側からの第1気流路の冷気が連通口か
ら入るので混流し易くなり、モータの冷却効果が増大す
る。
【0058】また、請求項3の発明によれば、モータの
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。特に、この発明では、
冷気吸気口よりモータケース内に入った冷気の届き難い
場所にファンケース側からの第1気流路の冷気が複数個
の連通口から入るので混流し易くなるととも無理なく第
1気流路の冷気を送風することができる。
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。特に、この発明では、
冷気吸気口よりモータケース内に入った冷気の届き難い
場所にファンケース側からの第1気流路の冷気が複数個
の連通口から入るので混流し易くなるととも無理なく第
1気流路の冷気を送風することができる。
【0059】しかも、冷気吸気口からの冷気の風速、風
量に応じて連通口の数と大きさを調整することができ
る。また連通口の数と大きさを調整することにより、仕
切板の強度を低下させる事なく構成することができる。
量に応じて連通口の数と大きさを調整することができ
る。また連通口の数と大きさを調整することにより、仕
切板の強度を低下させる事なく構成することができる。
【0060】また、請求項4の発明によれば、モータの
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。特に、この発明では、
冷気吸気口よりモータケース内に入った冷気の届き難い
場所にファンケース側からの第1気流路の冷気が複数個
の連通口から入るので混流し易くなるととも無理なく第
1気流路の冷気を送風することができる。
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。特に、この発明では、
冷気吸気口よりモータケース内に入った冷気の届き難い
場所にファンケース側からの第1気流路の冷気が複数個
の連通口から入るので混流し易くなるととも無理なく第
1気流路の冷気を送風することができる。
【0061】しかも、複数個の連通口の内、冷気吸気口
の直上の連通口の面積を他の連通口の面積より大きく形
成しているので、動力ファンを通過してモータケースに
入る気流の多くが冷気吸気口から入る気流の影響を殆ど
受けずに通気抵抗の少ない状態で冷却ファンに到達す
る。その結果冷却ファンによって効率よく旋回されて撹
拌され、モータをムラなく冷却できる。
の直上の連通口の面積を他の連通口の面積より大きく形
成しているので、動力ファンを通過してモータケースに
入る気流の多くが冷気吸気口から入る気流の影響を殆ど
受けずに通気抵抗の少ない状態で冷却ファンに到達す
る。その結果冷却ファンによって効率よく旋回されて撹
拌され、モータをムラなく冷却できる。
【0062】また、請求項5の発明によれば、モータの
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。
【0063】また、請求項6の発明によれば、モータの
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。特に、この発明では、
冷気吸気口よりモータケース内に入った冷気の届き難い
場所にファンケース側からの第1気流路の冷気が連通口
から入るので混流し易くなり、モータの冷却効果が増大
する。
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。特に、この発明では、
冷気吸気口よりモータケース内に入った冷気の届き難い
場所にファンケース側からの第1気流路の冷気が連通口
から入るので混流し易くなり、モータの冷却効果が増大
する。
【0064】また、請求項7の発明によれば、モータの
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。特に、この発明では、
冷気吸気口よりモータケース内に入った冷気の届き難い
場所にファンケース側からの第1気流路の冷気が複数個
の連通口から入るので混流し易くなるととも無理なく第
1気流路の冷気を送風することができる。しかも、冷気
吸気口からの冷気の風速、風量に応じて連通口の数と大
きさを調整することにより、仕切板の強度を低下させる
事なく第3気流路の流量を確保することができる。
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。特に、この発明では、
冷気吸気口よりモータケース内に入った冷気の届き難い
場所にファンケース側からの第1気流路の冷気が複数個
の連通口から入るので混流し易くなるととも無理なく第
1気流路の冷気を送風することができる。しかも、冷気
吸気口からの冷気の風速、風量に応じて連通口の数と大
きさを調整することにより、仕切板の強度を低下させる
事なく第3気流路の流量を確保することができる。
【0065】また、請求項8の発明によれば、モータの
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。特に、この発明では、
冷気吸気口よりモータケース内に入った冷気の届き難い
場所にファンケース側からの第1気流路の冷気が複数個
の連通口から入るので混流し易くなるととも無理なく第
1気流路の冷気を送風することができる。
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。特に、この発明では、
冷気吸気口よりモータケース内に入った冷気の届き難い
場所にファンケース側からの第1気流路の冷気が複数個
の連通口から入るので混流し易くなるととも無理なく第
1気流路の冷気を送風することができる。
【0066】しかも、複数個の連通口の内、冷気吸気口
の直上の連通口の面積を他の連通口の面積より大きく形
成しているので、動力ファンを通過してモータケースに
入る気流の多くが冷気吸気口から入る気流の影響を殆ど
受けずに通気抵抗の少ない状態で冷却ファン到達する。
その結果冷却ファンにより効率よく旋回して撹拌でき、
モータをムラなく冷却できる。
の直上の連通口の面積を他の連通口の面積より大きく形
成しているので、動力ファンを通過してモータケースに
入る気流の多くが冷気吸気口から入る気流の影響を殆ど
受けずに通気抵抗の少ない状態で冷却ファン到達する。
その結果冷却ファンにより効率よく旋回して撹拌でき、
モータをムラなく冷却できる。
【0067】また、請求項9の発明によれば、モータの
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。しかも、モータケース
に設けた冷気吸気口とモータ排気口とが、ファンモータ
室内で別々の部屋に配されて冷却ファンによる吸気と排
気が遮断されるので、高温の排気がモータ冷却用の吸気
に混入することなくモータをより効果的に冷却すること
ができる。
冷却が2つの気流によって行われることから、モータの
温度上昇を抑制することができ、モータの性能向上を図
ることができるとともに、レアーショートによるモータ
の故障を低減することができる。しかも、モータケース
に設けた冷気吸気口とモータ排気口とが、ファンモータ
室内で別々の部屋に配されて冷却ファンによる吸気と排
気が遮断されるので、高温の排気がモータ冷却用の吸気
に混入することなくモータをより効果的に冷却すること
ができる。
【図1】 本発明に係るファンモータ装置の実施形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】 同ファンモータ装置の分解斜視図である。
【図3】 同ファンモータ装置における仕切板の平面図
である。
である。
【図4】 本発明に係る還流式電気掃除機の実施形態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】 同還流式電気掃除機の側面断面図である。
【図6】 同還流式電気掃除機の本体の一部を削除した
正面断面図である。
正面断面図である。
【図7】 従来のファンモータ装置を示す断面図であ
る。
る。
【図8】 従来の他のファンモータ装置を示す断面図で
ある。
ある。
1 装置ケース 2 モータケース 2c 冷気吸気口 2d モータ排気口 3 ファンケース 3b 吸込口 3c 送風パイプ(送風口) 4 回転軸 5 回転子 6 固定子 7 冷却ファン 8 冷気通路 9 動力ファン 11 仕切板 11b、11c、11d 連通口 12 本体 12b ファンモータ室 12c 集塵室 13 ノズル体 13e 吸塵口 14 ハンドル体 15 集塵袋 16 回転ブラシ 17 プーリー 19 吸込側ホース(吸込側流路) 20 環流路体 21 還流側ホース 22 車輪 X 第1気流路 Y 第2気流路 Z 第3気流路
Claims (9)
- 【請求項1】 冷気吸気口とモータ排気口を有してモー
タ及び前記モータの駆動により回転する冷却ファンを覆
うモータケースと、吸込口と送風口を有して前記モータ
の駆動により回転する動力ファンを覆うファンケースと
を仕切板を介して一体化されるファンモータ装置におい
て、前記動力ファンの回転により前記吸込口からの吸込
気流が前記動力ファンを通って前記送風口から排気され
る第1気流路と、前記冷却ファンの回転により前記冷気
吸気口からの吸込気流が前記冷却ファンを通って前記モ
ータ排気口から排気される第2気流路と、前記吸込口か
らの吸込気流が前記仕切板に設けた連通口を通って第2
気流路に合流する第3気流路とを備えたことを特徴とす
るファンモータ装置。 - 【請求項2】 前記連通口は前記冷気吸気口に対して最
も遠い位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載さ
れたファンモータ装置。 - 【請求項3】 前記連通口を複数個設けたことを特徴と
する請求項1または2に記載されたファンモータ装置。 - 【請求項4】 複数の前記連通口における前記冷気吸気
口の直上の連通口の面積を他の連通口の面積より大きく
したことを特徴とする請求項3に記載されたファンモー
タ装置。 - 【請求項5】 冷気吸気口とモータ排気口を有してモー
タ及び前記モータの駆動により回転する冷却ファンを覆
うモータケースと、吸込口と送風口を有して前記モータ
の駆動により回転する動力ファンを覆うファンケースと
を仕切板を介して一体化されるとともに、前記動力ファ
ンの回転により前記吸込口からの吸込気流が前記動力フ
ァンを通って前記送風口から排気される第1気流路と、
前記冷却ファンの回転により前記冷気吸気口からの吸込
気流が前記冷却ファンを通って前記モータ排気口から排
気される第2気流路と、前記吸込口からの吸込気流が前
記仕切板に設けた連通口を通って第2気流路に合流する
第3気流路とを有するファンモータ装置と、 前記ファンモータ装置を収容するファンモータ室と前記
ファンモータ室に連通する集塵室とを有する本体と、 前記本体の下部に取り付けられるとともに下面に吸塵口
を有するノズル体と、 前記吸塵口部分と前記集塵室を連通する吸込側流路と、 第1気流路の排気を前記吸塵口に導いて床面に吹き付け
る還流路と、 を備えたことを特徴とする還流式電気掃除機。 - 【請求項6】 前記連通口は前記冷気吸気口に対して最
も遠い位置に設けたことを特徴とする請求項5に記載さ
れた還流式電気掃除機。 - 【請求項7】 前記連通口を複数個設けたことを特徴と
する請求項5または6に記載された還流式電気掃除機。 - 【請求項8】 複数の前記連通口における前記冷気吸気
口の直上の連通口の面積を他の連通口の面積より大きく
したことを特徴とする請求項7に記載された還流式電気
掃除機。 - 【請求項9】 前記冷気吸気口と前記モータ排気口とを
前記ファンモータ室内の互いに遮断された異なる部屋に
配したことを特徴とする請求項5乃至請求項8のいづれ
かに記載された還流式電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35923098A JP3532779B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | ファンモータ装置及び環流式電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35923098A JP3532779B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | ファンモータ装置及び環流式電気掃除機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000175847A true JP2000175847A (ja) | 2000-06-27 |
JP3532779B2 JP3532779B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=18463432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35923098A Expired - Fee Related JP3532779B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | ファンモータ装置及び環流式電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3532779B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10056933B4 (de) * | 2000-06-30 | 2006-11-16 | Samsung Kwangju Electronics Co., Ltd. | Rückstrom-Staubsauger |
KR101014704B1 (ko) | 2003-08-18 | 2011-02-16 | 엘지전자 주식회사 | 물청소 겸용 진공청소기의 모터 냉각구조 |
JP2012115795A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Sintokogio Ltd | 仕事風排気冷却機能を有する消音器を備えた集塵機 |
JP2016198337A (ja) * | 2015-04-13 | 2016-12-01 | リョービ株式会社 | 電気掃除機 |
KR20200007488A (ko) * | 2018-07-13 | 2020-01-22 | 주식회사 아이포바인 | 청소기용 유체 흡입장치 |
CN112450796A (zh) * | 2019-09-09 | 2021-03-09 | 追觅科技(天津)有限公司 | 除螨仪的导流结构及除螨仪 |
JP2021084194A (ja) * | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 株式会社マキタ | 作業工具 |
US11454246B2 (en) | 2017-06-22 | 2022-09-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Electric blower, vacuum cleaner, and hand drying device |
-
1998
- 1998-12-17 JP JP35923098A patent/JP3532779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10056933B4 (de) * | 2000-06-30 | 2006-11-16 | Samsung Kwangju Electronics Co., Ltd. | Rückstrom-Staubsauger |
KR101014704B1 (ko) | 2003-08-18 | 2011-02-16 | 엘지전자 주식회사 | 물청소 겸용 진공청소기의 모터 냉각구조 |
JP2012115795A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Sintokogio Ltd | 仕事風排気冷却機能を有する消音器を備えた集塵機 |
JP2016198337A (ja) * | 2015-04-13 | 2016-12-01 | リョービ株式会社 | 電気掃除機 |
US11454246B2 (en) | 2017-06-22 | 2022-09-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Electric blower, vacuum cleaner, and hand drying device |
KR20200007488A (ko) * | 2018-07-13 | 2020-01-22 | 주식회사 아이포바인 | 청소기용 유체 흡입장치 |
KR102095693B1 (ko) | 2018-07-13 | 2020-04-01 | (주)아이포바인 | 청소기용 유체 흡입장치 |
CN112450796A (zh) * | 2019-09-09 | 2021-03-09 | 追觅科技(天津)有限公司 | 除螨仪的导流结构及除螨仪 |
JP2021084194A (ja) * | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 株式会社マキタ | 作業工具 |
JP7377687B2 (ja) | 2019-11-28 | 2023-11-10 | 株式会社マキタ | 作業工具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3532779B2 (ja) | 2004-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2005026623A1 (ja) | 空気調和機 | |
JP3597384B2 (ja) | 電気掃除機 | |
US20060062669A1 (en) | Blower | |
JP3532779B2 (ja) | ファンモータ装置及び環流式電気掃除機 | |
JP2006183996A6 (ja) | 空気調和機 | |
JP3992722B2 (ja) | 空気調和機 | |
KR100404040B1 (ko) | 전기청소기 | |
KR20020042411A (ko) | 마루용 흡입구 | |
JP2006183997A6 (ja) | 空気調和機 | |
JP3730541B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JPH11257698A (ja) | 換気装置 | |
JP3162011B2 (ja) | 電気掃除機及びその吸込み口体 | |
JP3597041B2 (ja) | 電動送風機及び電気掃除機 | |
JP2000060777A (ja) | 電気掃除機用吸込具 | |
JP2002238811A (ja) | 吸引・送風装置 | |
JPH1014830A (ja) | 電気掃除機 | |
JPH11104047A (ja) | 電気掃除機の吸込口体 | |
JP3448205B2 (ja) | 電気掃除機の吸い込み口体 | |
TWI843058B (zh) | 電動送風機及具備其之電動吸塵器 | |
JPH11187990A (ja) | 電気掃除機 | |
JP2000249098A (ja) | 電動送風機および電気掃除機 | |
JP2002027709A (ja) | モータ装置のモータ冷却構造 | |
JP2003093289A (ja) | 電気掃除機用吸込具及びそれを用いた電気掃除機 | |
JP2001061725A (ja) | 床用吸込具 | |
JP5931455B2 (ja) | 電気掃除機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040302 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040304 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |