JPH09285129A - 高調波電流抑制回路 - Google Patents

高調波電流抑制回路

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JPH09285129A
JPH09285129A JP8512396A JP8512396A JPH09285129A JP H09285129 A JPH09285129 A JP H09285129A JP 8512396 A JP8512396 A JP 8512396A JP 8512396 A JP8512396 A JP 8512396A JP H09285129 A JPH09285129 A JP H09285129A
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JP
Japan
Prior art keywords
energy
current
transformer
choke coil
capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP8512396A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ganji
崇 元治
Kazumi Hiraishi
和巳 平石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANSAI HENSEIKI KOGYO KK
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
KANSAI HENSEIKI KOGYO KK
Kansai Electric Power Co Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by KANSAI HENSEIKI KOGYO KK, Kansai Electric Power Co Inc filed Critical KANSAI HENSEIKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング部分を一つにして回路構成を簡
素化するとともに、制御を簡単に行うことのできる高調
波電流抑制回路を提供する。 【解決手段】 交流入力における高周波電流を入力側に
流れないようにするローパスフィルタ1と、この交流入
力を整流する整流ダイオード2と、この整流ダイオード
2にて整流された高周波電流を流すチョークコイル3
と、一次側と二次側とを絶縁するトランス(スイッチン
グレギュレータ)4と、このトランス4にエネルギーを
送るための電荷を蓄積するコンデンサ5と、前記チョー
クコイル3に高周波電流を流して前記トランス4に高周
波電圧を発生させるスイッチング素子6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置における
スイッチングレギュレータから発生する高調波電流を抑
制する高調波電流抑制回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気機器の電源入力電流が正弦
波でない場合に、スイッチングレギュレータに高調波電
流が発生し、他の機器に悪影響を及ぼすことが明らかに
なっている。従来、この高調波電流を抑制するための回
路として、図11に示されるような電源回路が提案さ
れ、実用に供されている。
【0003】この図11に示される電源回路において
は、交流入力における高周波電流を入力側に流れないよ
うにするローパスフィルタ51が設けられるとともに、
この交流入力を整流する整流ダイオード52が設けら
れ、この整流ダイオード52にて整流された高周波電流
はチョークコイル53,第1スイッチング素子54,ダ
イオード55およびコンデンサ56で構成される昇圧コ
ンバータにより入力電流の力率が1に近づくように制御
され、第2スイッチング素子57,トランス(スイッチ
ングレギュレータ)58およびダイオード59,コンデ
ンサ60で構成されるDC/DCコンバータで安定した
電圧が2次側に出力されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
回路構成では、スイッチング部分(スイッチング素子5
4,57)を二箇所に設ける必要があり、これに伴って
それらスイッチング素子をそれぞれ制御するために二つ
の制御回路が必要になることから、回路が複雑であると
ともに制御も複雑になってしまうという問題点がある。
【0005】本発明は、このような問題点を解消するこ
とを目的として、スイッチング部分を一つにして回路構
成を簡素化するとともに、制御を簡単に行うことのでき
る高調波電流抑制回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述の
目的を達成するために、本発明による高調波電流抑制回
路は、電源装置におけるスイッチングレギュレータから
発生する高調波電流を抑制する高調波電流抑制回路であ
って、(a)交流入力における高周波電流を入力側に流
れないようにするローパスフィルタ、(b)前記交流入
力を整流する整流ダイオード、(c)この整流ダイオー
ドにて整流された高周波電流を流すチョークコイル、
(d)前記スイッチングレギュレータへのエネルギー供
給のための電荷を蓄積するコンデンサおよび(e)オン
作動時に前記チョークコイルおよび前記スイッチングレ
ギュレータの一次側にエネルギーが蓄積され、オフ作動
時にその一次側に蓄積されているエネルギーが二次側に
伝えられるとともに、前記チョークコイルに蓄積されて
いるエネルギーの一部が前記コンデンサに蓄積されるよ
うにオン・オフ制御されるスイッチング素子を備えるこ
とを特徴とするものである。
【0007】本発明においては、単一のスイッチング素
子を含む簡素化された回路構成により、交流入力に流れ
る電流の力率の改善が図られ、スイッチングレギュレー
タから発生する高調波電流が抑制される。こうして、入
力力率の改善により商用電源の容量の低減が図られ、ま
た高調波電流の抑制により他の機器へ悪影響を及ぼすの
が防がれて直流電源装置として多くの分野で利用できる
高調波電流抑制回路を得ることが可能となる。
【0008】本発明においては、更に前記スイッチング
レギュレータの二次側に発生する電圧を整流するダイオ
ードと、平滑用のコンデンサとを備えるものとするのが
好ましい。これにより、スイッチングレギュレータの二
次側から放出されるエネルギーをダイオードで整流して
コンデンサで平滑化した後、直流電圧として取り出すこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明による高調波電流抑
制回路の具体的実施例につき、図面を参照しつつ説明す
る。
【0010】図1は、本発明の一実施例に係る高調波電
流抑制回路の回路図である。図示のように、本実施例の
高調波電流抑制回路においては、交流入力における高周
波電流を入力側に流れないようにするローパスフィルタ
1が設けられるとともに、この交流入力を整流する整流
ダイオード2が設けられ、更にその整流ダイオード2に
て整流された高周波電流を流すチョークコイル3と、一
次側と二次側とを絶縁するトランス(スイッチングレギ
ュレータ)4と、このトランス4にエネルギーを送るた
めの電荷を蓄積するコンデンサ5と、前記チョークコイ
ル3に高周波電流を流して前記トランス4に高周波電圧
を発生させるスイッチング素子6とが設けられている。
また、前記トランス4の二次側には、この二次側に発生
した電圧を整流するダイオード7と、平滑用のコンデン
サ8とが設けられ、出力端に電気機器の負荷が接続され
て直流出力が取り出されるようになっている。
【0011】次に、この高調波電流抑制回路の動作につ
いて説明する。
【0012】出力側に負荷が接続されて電流が流れてい
るとして、今、入力端子に図2に示されるような電圧が
入力されたとする。コンデンサ5に予め充電された後に
スイッチング素子6がスイッチング動作しているとする
と、このスイッチング素子6のスイッチング波形は図3
に示されるようになる。なお、この図3において、スイ
ッチング素子6の発振周波数は説明の都合上、入力周波
数の20倍で表されているが、実際には400倍以上の
周波数で発振される。
【0013】こうして、図4に示されているように、前
記スイッチング素子6のオン作動時には、チョークコイ
ル3側およびコンデンサ5側の双方からそのスイッチン
グ素子6に電流が流れ込むことによってその電流量が増
加し、これによってチョークコイル3とトランス4の一
次側のコイルとにエネルギーが蓄積される。一方、この
スイッチング素子6のオフ作動時には、トランス4の一
次側に蓄積されたエネルギーがそのトランス4の二次側
に伝えられるとともに、前記チョークコイル3に蓄積さ
れたエネルギーの一部がコンデンサ5に蓄積され、残り
のエネルギーがトランス4を通ってそのトランス4の二
次側に伝えられる。
【0014】この結果、チョークコイル3には、図5に
示されるように、スイッチング素子6のオン作動時に上
り勾配で、オフ作動時に下り勾配となる波形の電流が流
れることとなる。一方、トランス4およびコンデンサ5
には、図6に示されるように、チョークコイル3に蓄積
されたエネルギーが流れ込むときに正方向の電流が流
れ、スイッチング素子6がオン作動してコンデンサ5に
蓄積されたエネルギーが流れるときに負方向の電流が流
れることとなる。
【0015】したがって、トランス4の二次側の出力電
流は、図7に示されるように、スイッチング素子6のオ
ン作動中にチョークコイル3とトランス4の一次側とに
蓄積されたエネルギーが、スイッチング素子6のオフ作
動時に放出される電流波形となる。
【0016】トランス4に蓄積されたエネルギーは、図
7の電流波形(トランス4の二次側の出力電流波形)と
図6の電流波形(トランス4に流れ込む電流波形)との
差をとることによって得られる。図8には、このトラン
ス4に蓄積されたエネルギーとしての電流波形が、トラ
ンス4の巻数比を補正して示されている。この図8にお
いて、上り勾配の部分がトランス4の一次側コイルにエ
ネルギーが蓄積されていることを示し、下り勾配の部分
がそのトランス4の二次側コイルからエネルギーが放出
されていることを示している。
【0017】こうして、トランス4の二次側コイルから
放出されたエネルギーはダイオード7で整流され、コン
デンサ8で平滑化された後、直流電圧として取り出され
る。なお、このコンデンサ8の両端子間の電圧は、前記
スイッチング素子6のスイッチング周波数を高くするこ
とでリップル電圧を少なくすることができるため、安定
化された直流電圧となる。
【0018】一方、ローパスフィルタ1の整流ダイオー
ド2側に流れる電流は、図9に示されるような波形にな
るが、実際には周波数が高いことから、このローパスフ
ィルタ1の入力側の電流波形は図10に示されるように
正弦波に近い波形になる。
【0019】以上のように、本実施例の高調波電流抑制
回路によれば、図示されない制御回路にて出力電圧が一
定に保たれるようにスイッチング素子6をパルス幅制御
することによって、交流入力に流れる電流の力率を改善
することができるとともに、トランス4から発生する高
調波電流を抑制することができる。
【0020】本実施例において、前記チョークコイル3
の容量は、スイッチング素子6のオフ作動時に図4に示
されるような電流停止部分(電流=0となる部分)が存
在するような大きさに設定される必要がある。また、前
記コンデンサ5の容量は、電流を平滑化するのに足りる
十分な容量のものが使用される必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係る高調波電流抑
制回路を示す図である。
【図2】図2は、入力電圧波形を示すグラフである。
【図3】図3は、スイッチング波形を示すグラフであ
る。
【図4】図4は、スイッチング素子に流れる電流波形を
示すグラフである。
【図5】図5は、チョークコイルに流れる電流波形を示
すグラフである。
【図6】図6は、トランスおよびコンデンサに流れる電
流波形を示すグラフである。
【図7】図7は、トランスの二次側出力電流波形を示す
グラフである。
【図8】図8は、トランスに蓄積されるエネルギーを示
すグラフである。
【図9】図9は、ローパスフィルタの整流ダイオード側
に流れる電流波形を示すグラフである。
【図10】図10は、ローパスフィルタの入力側の電流
波形を示すグラフである。
【図11】図11は、従来の高調波電流抑制回路を示す
図である。
【符号の説明】
1 ローパスフィルタ 2 整流ダイオード 3 チョークコイル 4 トランス(スイッチングレギュレータ) 5 コンデンサ 6 スイッチング素子 7 ダイオード 8 平滑用のコンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源装置におけるスイッチングレギュレ
    ータから発生する高調波電流を抑制する高調波電流抑制
    回路であって、(a)交流入力における高周波電流を入
    力側に流れないようにするローパスフィルタ、(b)前
    記交流入力を整流する整流ダイオード、(c)この整流
    ダイオードにて整流された高周波電流を流すチョークコ
    イル、(d)前記スイッチングレギュレータへのエネル
    ギー供給のための電荷を蓄積するコンデンサおよび
    (e)オン作動時に前記チョークコイルおよび前記スイ
    ッチングレギュレータの一次側にエネルギーが蓄積さ
    れ、オフ作動時にその一次側に蓄積されているエネルギ
    ーが二次側に伝えられるとともに、前記チョークコイル
    に蓄積されているエネルギーの一部が前記コンデンサに
    蓄積されるようにオン・オフ制御されるスイッチング素
    子を備えることを特徴とする高調波電流抑制回路。
  2. 【請求項2】 さらに、前記スイッチングレギュレータ
    の二次側に発生する電圧を整流するダイオードと、平滑
    用のコンデンサとを備えることを特徴とする請求項1に
    記載の高調波電流抑制回路。
JP8512396A 1996-04-08 1996-04-08 高調波電流抑制回路 Pending JPH09285129A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8512396A JPH09285129A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 高調波電流抑制回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8512396A JPH09285129A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 高調波電流抑制回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09285129A true JPH09285129A (ja) 1997-10-31

Family

ID=13849868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8512396A Pending JPH09285129A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 高調波電流抑制回路

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JP (1) JPH09285129A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107733265A (zh) * 2016-08-12 2018-02-23 韦景川 具一二次同步追踪功能的能量转换器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030304