JPH09283026A - 表示装置の特性測定装置およびその方法 - Google Patents

表示装置の特性測定装置およびその方法

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JPH09283026A
JPH09283026A JP9841696A JP9841696A JPH09283026A JP H09283026 A JPH09283026 A JP H09283026A JP 9841696 A JP9841696 A JP 9841696A JP 9841696 A JP9841696 A JP 9841696A JP H09283026 A JPH09283026 A JP H09283026A
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JP9841696A
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Yasuki Kawase
泰樹 河瀬
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度かつ効率的にミスランディング量のな
どの表示装置の特性を測定できる表示装置の特性測定装
置を提供する。 【解決手段】 測定ユニット6からの測定用コイル駆動
電圧信号S20によって測定用コイル2aを揺動させ
る。被測定用ディスプレイ1aの表示部上にマトリクス
状に位置する9箇所の測定点にフォトセンサ4a1等を
配置し、その測定電圧S20を測定ユニット6に出力す
る。測定ユニット6からの測定データに基づいてパーソ
ナルコンピュータ10においてミスランディング量の過
渡特性が算出される。フォトセンサは、被測定用ディス
プレイ1a以外の5つの被測定用ディスプレイの表示部
についても同様に9箇所設けられており、これらのデー
タが略同時に処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造過程などで、
テレビジョン受像機などのディスプレイに用いられる陰
極線管(CRT)などの表示装置におけるミスランディ
ング量などの特性を測定する表示装置の特性測定装置お
よびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機やコンピュータなど
のディスプレイに用いられるカラーCRTには、ガラス
パネルの内側に、色選別電極としてのアパーチャグリル
などの金属部品が設けられている。このようなカラーC
RTに設けられた金属部品は、表示動作時における電子
ビームの照射および雰囲気温度の上昇などの影響で熱膨
張する。このとき、熱膨張により、各部品の位置関係が
変化し、ミスランディング量が変化する。ミスランディ
ング量とは、CRTにおいて、電子ビームの表示部内面
の到達位置と表示部内面に蛍光体とカーボンで形成され
た所定の位置とのずれ量をいう。
【0003】ミスランディング量、その変化量および過
渡特性は、カラーCRTを用いたテレビジョン受像機お
よびコンピュータなどのディスプレイの色純度およひ輝
度分布に影響を及ぼすので、カラーCRTの製造終了後
の調整および検査の過程で重要視される。そのため、新
規なカラーCRTの開発時および製造ロッド毎の管理な
どにおいて、ミスランディング量、その変化量および変
化時間で示される過渡特性を測定している。
【0004】図7は、従来のミスランディング量の測定
方法を説明するための図である。図7に示すように、従
来のミスランディング量の測定方法では、ミスランディ
ング量測定装置101から所定の測定用駆動電圧S10
1が、被測定用ディスプレイ103に備えられた測定用
コイル106に印加される。これによって、電子ビーム
が被測定用ディスプレイ103の所定の位置で揺動す
る。また、被測定用ディスプレイ103の表示部の所定
の位置に、測定用フォトセンサ105が手動により1点
づつ順に支持され、測定用フォトセンサ105から測定
電圧S105がミスランディング量測定装置101に出
力される。そして、ミスランディング量測定装置101
でミスランディング量が算出され、このミスランディン
グ量がミスランディング量測定装置101の表示部10
2に表示される。ユーザは、時計などを用いて、表示部
102に表示された所定の時間のミスランディング量を
記録し、この記録結果に基づいて被測定用ディスプレイ
の特性を検討する。尚、従来のミスランディング量の測
定方法では、複数の被測定用ディスプレイについて同時
に測定を行うのではなく、1個づつ順に測定を行ってい
る。
【0005】図8は、ユーザによって行われた測定記録
であり、縦方向に測定時刻を示し、横方向に測定点を示
している。すなわち、時計などを用いて時刻0、5、1
5、30、60、120、180分に、表示部102に
表示された表示データを記録することで、被測定用ディ
スプレイの表示部にマトリクス状に配置された9箇所に
おけるミスランディング量を時系列的に記録している。
ミスランディング量の単位は「μm」である。例えば、
測定時刻「15分」における測定点「3」のミスランデ
ィング量は、「4.0μm」である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のミスランディング量の測定方法では、測定用フ
ォトセンサ105が被測定用ディスプレイ103の表示
部の所定の位置に手動により1点づつ順に支持されるこ
とから、図8に示す同一時刻でも、実際には測定時刻に
ずれが生じており、測定制度が低いという問題がある。
例えば、図8に示す測定点「1」と測定点「9」とでは
約2〜3分程度の測定時刻のずれが生じている。
【0007】また、前述した従来のミスランディング量
の測定方法では、ユーザが測定用フォトセンサ105を
手で動かすことで、複数の被測定用ディスプレイについ
て順に測定を行うと共に、1個の被測定用ディスプレイ
の表示部の複数の箇所を順に測定することから、測定に
手間がかかると共に、測定者が測定に長時間拘束されて
しまうという問題がある。例えば、CRTのミスランデ
ィング量は、通常約180分程度で収束するが、この収
束点まで測定を行おうとすると、ユーザは測定作業に1
80分間も拘束されてしまう。
【0008】本発明は、上述した従来技術に鑑みてなさ
れ、高精度かつ効率的にミスランディング量の測定が可
能で、しかも測定者の負担を軽減できるミスランディン
グ量の測定装置およびその方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
表示装置の特性測定装置は、表示装置における電子ビー
ムの出射特性を測定する表示装置の特性装置であって、
被測定用表示装置の表示画面上の複数の測定箇所にそれ
ぞれ対応して設けられ、前記測定箇所から出力される光
をそれぞれ検出する複数の光検出部を備えた光検出手段
と、前記電子ビームが前記表示画面上の測定箇所に向か
って出射されるように、磁界を発生させる磁界発生手段
と、前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記測定箇
所における前記電子ビームの出射特性を算出する算出手
段とを有する。
【0010】本発明の表示装置の特性測定装置では、磁
界発生手段からの磁界によって、電子ビームが例えば所
定の方向に揺動しながら表示画面上の複数の測定箇所に
向かって順に出射される。当該電子ビームに応じて表示
画面から出力された光は、表示画面上の前記測定箇所に
対応して設けられた複数の光検出部において検出され
る。そして、算出手段において、前記光検出部の検出結
果に基づいて、前記測定箇所における前記電子ビームの
出射特性が算出される。このように、本発明の表示装置
の特性測定装置では、表示画面上の複数の測定箇所にそ
れぞれ対応した複数の光検出部を備えた光検出手段を用
い、これら光検出部からの検出結果を算出手段において
一括して処理する。そのため、複数の測定箇所相互間に
おいて光検出を同時に行うことができると共に、光検出
手段を複数の測定箇所に移動させる必要がなく測定者の
負担が軽減される。
【0011】また、本発明の表示装置の特性測定装置
は、好ましくは、前記光検出手段は、前記表示画面に対
抗して設けられた支持板に、前記表示画面と所定の距離
を保つように前記複数の光検出部を固定してなる。
【0012】また、本発明の表示装置の特性測定装置
は、好ましくは、複数の前記光検出手段を、複数の被測
定用表示装置の表示画面上にそれぞれ設け、前記算出手
段は、前記複数の光検出手段の光検出部からの検出結果
を一括して処理する。
【0013】また、本発明の表示装置の特性測定装置
は、好ましくは、前記算出手段は、前記光検出部の検出
結果を所定のタイミングで入力する。
【0014】また、本発明の表示装置の特性測定装置
は、好ましくは、前記算出手段は、時系列的に入力した
前記光検出部の検出結果に基づいて、前記電子ビームの
出射特性を時系列的に示すデータを算出する。
【0015】また、本発明の表示装置の特性測定装置
は、好ましくは、前記電子ビームの出射特性を示すデー
タは、前記電子ビームのミスランディング量である。
【0016】また、本発明の表示装置の特性測定方法
は、表示装置における電子ビームの出射特性を測定する
表示装置の特性方法であって、前記電子ビームが前記表
示画面上の測定箇所に向かって出射されるように、磁界
を発生し、被測定用表示装置の表示画面上の複数の測定
箇所から出力される光を同時に検出し、前記検出結果に
基づいて、前記測定箇所における前記電子ビームの出射
特性を算出する。
【0017】さらに、本発明の表示装置の特性測定装置
は、好ましくは、複数の被測定用表示装置における表示
画面上の複数の測定箇所から出力される光を同時に検出
し、前記検出結果を一括して処理する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
ミスランディング量の測定装置およびその方法について
説明する。図1は本実施形態に係わるミスランディング
量の測定装置の外観斜視図、図2は図1に示すミスラン
ディング量の測定装置の構成図である。図1,図2に示
すように、本実施形態に係わるミスランディング量の測
定装置は、測定用コイル2a〜2f、測定用マスク3a
〜3f、フォトセンサ4a1〜4a9等、中継ボックス
5a〜5f、測定ユニット6、信号発生器8、信号分配
器9およびパーソナルコンピュータ10を有する。図
1,図2において、測定用コイル2c〜2f、測定用マ
スク3c〜3fおよび中継ボックス5c〜5fは、図示
されておらず、図示しない被測定用ディスプレイの測定
に用いられる。図1,図2に示すミスランディング量の
測定装置では、被測定用ディスプレイ1a,1bを含む
合計6個の被測定用ディスプレイの表示部について、表
示部にマトリクス状に位置する9点のミスランディング
量を同時に測定する。本実施形態では、被測定用ディス
プレイ1a以外の被測定用ディスプレイを測定する部分
の構成は、被測定用ディスプレイ1aを測定する部分の
構成と同じであるため、以下、被測定用ディスプレイ1
aを測定する部分の構成について主に説明する。
【0019】測定用コイル2aは、被測定用ディスプレ
イ1a内に設置され、中継ボックス5aおよび切換ユニ
ット7を介して測定ユニット6から出力された測定用コ
イル駆動電圧信号S20に基づいて、電子ビームを所定
の位置において微小に図1中左右方向(矢印の方向)に
揺動させる。すなわち、測定用コイル駆動電圧信号S2
0として交流電圧を印加し、測定用コイル2aから交番
磁界を発生させ、この交番磁界によって電子ビームを揺
動させる。ここで、測定用コイル駆動電圧信号S20に
は、直流電圧成分と交流線圧成分が含まれている。中継
ボックス5aは、測定用コイル2aおよびフォトセンサ
4a1〜4a9と接続してある。
【0020】測定用マスク3aは、被測定用ディスプレ
イ1aの表示画面に対応した平板形状をしており、遮光
性のアクリル樹脂などで構成される。測定用マスク3a
は、テープなどで被測定用ディスプレイ1aの表示部に
固定される。測定用マスク3aにはマトリクス状に9箇
所に穴が形成され、図3に示すように、これらの穴にフ
ォトセンサ4a1〜4a9が埋め込まれている。図4に
示すように、被測定用ディスプレイ1aに測定用マスク
3aが装着されると、フォトセンサ4a1〜4a9が表
示画面の所定位置からの光を検出するように位置する。
フォトセンサ4a1〜4a9からの測定電圧信号S21
は、中継ボックス5aおよび切換ユニット7を介して、
測定ユニット6に出力される。ところで、被測定用ディ
スプレイ1aの表示部は、側面側から見ると、図4に示
すようにカーブを形成するが、このカーブに合わせて、
フォトセンサ4a1〜4a9の図4中矢印方向における
位置をそれぞれ決定して、測定用マスク3aに形成され
た9個の穴にフォトセンサ4a1〜4a9を嵌め込むこ
とで、測定用マスク3aを製造が容易な平板形状にする
ことができる。
【0021】測定ユニット6は、フォトセンサ4a1〜
4a9からの測定電圧信号S21を用いて、以下に示す
手法でミスランディング量を算出し、このミスランディ
ング量を測定データS6bとしてパーソナルコンピュー
タ10に出力する。ここで、ミスランディング量の測定
は、交流電流を測定用コイル2aに印加することで生じ
た交番磁界によって電子ビームを揺動(ウェーブリン
グ)させた時に、当該交流電流のプラス側およびマイナ
ス側の各々における測定電圧信号S21を比較する。そ
して、当該交流電流のプラス側およびマイナス側の各々
における測定電圧信号S21が等しくなるように、測定
用コイル駆動電圧信号S20の直流電圧成分を調整し、
等しくなったときの当該直流電圧を測定データS6bと
してパーソナルコンピュータ10に出力する。このと
き、当該直流電圧値とこの直流電圧による電子ビームの
揺動距離との関係を予め求めておくことで、パーソナル
コンピュータ10などにおいて、測定データS6bから
ミスランディング量を距離データとして即座に得ること
ができる。
【0022】信号発生器8は、被測定用ディスプレイ駆
動信号S8bを生成し、この駆動信号S8bを信号分配
器9に出力する。信号発生器8は、水平および垂直方向
の同期信号S8aを生成し、この同期信号S8aを測定
ユニット6に出力する。信号分配器9は、信号発生器8
からの駆動信号S8bを最大6個の駆動信号S9a〜9
fに分配し、駆動信号S9a,S9bを被測定用ディス
プレイ1a,1bに出力し、駆動信号S9c〜9fをそ
れぞれ対応する図示しない被測定用ディスプレイに出力
する。
【0023】中継ボックス5aは、切換ユニット7とフ
ォトセンサ4a1〜4a9との間の配線をまとめる機
能、および、配線の中継点としての機能を有し、メイン
テナンス性を高めることができる。
【0024】パーソナルコンピュータ10は、測定制御
信号S10aを測定ユニット6に出力し、測定ユニット
6による測定の開始、終了および測定データの入力タイ
ミングを制御する。パーソナルコンピュータ10は、測
定ユニット6から測定データS6bを入力する。また、
パーソナルコンピュータ10は、切換信号S10bを切
換ユニット7に出力すると共に、切換ユニット7から切
換完了信号S7を入力する。パーソナルコンピュータ1
0では、測定ユニット6から、それぞれ被測定用ディス
プレイ1a〜1fの9点のフォトセンサにおける測定電
圧に関する測定データS6bを入力すると、これらの測
定電圧を用いて、例えば図5,図6に示すように、ミス
ランディング量の過渡特性を表示する。
【0025】図1,図2に示すミスランディング量の測
定装置は、測定用コイル2a〜2f、測定用マスク3a
〜3f、フォトセンサ4a1〜4a9等および中継ボッ
クス5a〜5fの数を設定することで、任意の台数の被
測定用ディスプレイを同時に測定することができる。
【0026】以下、図1,図2に示すミスランディング
量の測定装置の動作について説明する。ここでは、被測
定用ディスプレイ1aを測定する場合について主に説明
する。先ず、パーソナルコンピュータ10からの制御信
号により、信号発生器8から被測定用ディスプレイ駆動
信号S8bが信号分配器9に出力され、この駆動信号S
8bが信号分配器9において分配され、分配された駆動
信号S9a〜9fが被測定用ディスプレイ1a〜1fに
出力される。被測定用ディスプレイ1a〜1fは、駆動
信号S9a〜9fに基づいて駆動される。それと同時
に、信号発生器8から測定ユニット6に垂直および水平
同期信号S8aが出力される。
【0027】測定ユニット6においてパーソナルコンピ
ュータ10からの測定制御信号S10aに基づいて生成
された測定用コイル駆動電圧信号S20が、切換ユニッ
ト7、中継ボックス5aを介して、被測定用ディスプレ
イ1aの測定用コイル2aに出力される。この測定用コ
イル駆動電圧信号S20に基づいて測定用コイル2aか
ら発生した交番磁界によって、電子ビームが所定のフォ
トセンサ4a1〜4a9に対応した位置において揺動す
る。そして、当該所定のフォトセンサ4a1〜4a9の
測定電圧信号S21が中継ボックス5aおよび切換ユニ
ット7を介して測定ユニット6に出力される。
【0028】このとき、測定ユニット6では、同時信号
S8aに含まれる垂直同期信号に基づいて、9個のフォ
トセンサ4a1〜4a9の位置に対応したの縦方向の選
択が行われる。また、切換ユニット7では、同期信号S
8aに含まれる水平同期信号に基づいてフォトセンサ4
a1〜4a9の位置に対応した横方向の選択が行われ
る。これによって、電子ビームの揺動が、フォトセンサ
4a1〜4a9に対応するそれぞれ位置において順次に
行われる。また、切換ユニット7は、切換信号S10b
に基づいて、測定ユニット6からパーソナルコンピュー
タ10への測定データS6bの出力が適切に行われるよ
うに、例えば測定電圧信号S21を測定ユニット6に対
して出力するタイミングを制御している。そして、パー
ソナルコンピュータ10で、測定ユニット6から入力し
た測定データS6bに基づいて所定の演算が行われ、例
えば図5,図6に示すように、ミスランディング量の過
渡特性が表示される。
【0029】図5(A)〜(I)は、それぞれ図3に示
すフォトセンサ4a1〜4a9における測定データを用
いて算出したミスランディング量を時系列的に表したも
のであり、縦軸はミスランディング量(μm)を示し、
横軸は時間(分)を示す。
【0030】また、図6は、P.DY、TWTおよび
A.SHAPE特性を示しており、縦軸は時間を示して
いる。P.DYはDY位置の変位を示す。ここで,P.
DY、TWTおよびA.SHAPEは下記式(1)〜
(3)によってそれぞれ定義される。
【0031】
【数1】 P.DY =(フォトセンサ4a2の検出値−フォトセンサ4a8の検出値)/2 (1)
【0032】
【数2】 TWT =(フォトセンサ4a4の検出値−フォトセンサ4a6の検出値)/2 (2)
【0033】
【数3】 A.SHAPE =(フォトセンサ4a1の検出値−フォトセンサ4a3の検出値+フォトセ ンサ4a9の検出値−フォトセンサ4a7の検出値)/2 (3)
【0034】以上説明したように、本実施形態に係わる
ミスランディング量の測定装置では、図1〜4に示すよ
うな測定用マスク3aを用いることで、簡単な構成で、
被測定用ディスプレイの9箇所におけるミスランディン
グ量の測定を同時に行うことができる。そのため、測定
の高精度化および測定作業の負担軽減を図ることができ
る。また、図1,図2に示すように、切換ユニット7に
複数の中継ボックスを接続することで、複数の被測定用
ディスプレイについてのミスランディング量の測定を同
時に行うことができる。
【0035】また、本実施形態に係わるミスランディン
グ量の測定装置では、パーソナルコンピュータ10から
の測定制御信号S10aおよび切換信号S10bを用い
て測定ユニット6および切換ユニット7を制御すること
で、被測定用ディスプレイの表示部における9箇所の測
定データを任意のタイミングで測定データS6bとして
パーソナルコンピュータ10に取り込むことができる。
そのため、測定データS6bを用いることで、パーソナ
ルコンピュータ10において、ミスランディング量の過
渡特性などの特性を任意の態様で表示および記憶するこ
とができ、ミスランディング量の分析を効率的に行うこ
とができる。
【0036】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、測定ユニット6および切換ユニット7をそ
れぞれ独立して設ける場合について例示したがこれらを
一体に備えたユニットを用いてもよい。また、中継ボッ
クス5a〜5fは必ずしも設ける必要はない。また、パ
ーソナルコンピュータ10におけるミスランディング量
の表示形態は、前述した図6,図7に示すものには限定
されない。さらに、上述した実施形態では、CRTにお
ける電子ビームの特性としてミスランディング量を例示
したが、本発明は、例えば、コンバージェンスなどの特
性を測定する場合にも適用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表示装置
の特性測定装置およびその方法によれば、表示装置の特
性の測定を、高精度かつ効率的に行うことができ、しか
も測定者の作業負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態に係わるミスランディ
ング量の測定装置の外観斜視図である。
【図2】図1に示すミスランディング量の測定装置の構
成図である。
【図3】図1に示す測定用マスクの平面構成図である。
【図4】図1に示す測定用マスクの側面図である。
【図5】図3に示す9個のフォトセンサにおける測定デ
ータを用いて算出したミスランディング量を時系列的に
表したものであり、縦軸はミスランディング量(μm)
を示し、横軸は時間(分)を示す。
【図6】P.DY、TWTおよびA−SHAPE特性を
示しており、縦軸は時間を示している。
【図7】従来のミスランディング量の測定装置の構成図
である。
【図8】従来のミスランディング量の測定装置の問題点
を説明するための図である。
【符号の説明】
1a,1b… 被測定用ディスプレイ、2a,2b…
測定用コイル、3a,3b… 測定用マスク、4a1〜
4a9… フォトセンサ、5a,5b… 中継ボック
ス、6… 測定ユニット、7… 切換ユニット、8…
信号発生器、9…信号分配器、10… パーソナルコン
ピュータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示装置における電子ビームの出射特性を
    測定する表示装置の特性装置であって、 被測定用表示装置の表示画面上の複数の測定箇所にそれ
    ぞれ対応して設けられ、前記測定箇所から出力される光
    をそれぞれ検出する複数の光検出部を備えた光検出手段
    と、 前記電子ビームが前記表示画面上の測定箇所に向かって
    出射されるように、磁界を発生させる磁界発生手段と、 前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記測定箇所に
    おける前記電子ビームの出射特性を算出する算出手段と
    を有する表示装置の特性測定装置。
  2. 【請求項2】前記光検出手段は、前記表示画面に対抗し
    て設けられた支持板に、前記表示画面と所定の距離を保
    つように前記複数の光検出部を固定してなる請求項1に
    記載の表示装置の特性測定装置。
  3. 【請求項3】複数の前記光検出手段を、複数の被測定用
    表示装置の表示画面上にそれぞれ設け、 前記算出手段は、前記複数の光検出手段の光検出部から
    の検出結果を一括して処理する請求項1に記載の表示装
    置の特性測定装置。
  4. 【請求項4】前記算出手段は、前記光検出部の検出結果
    を所定のタイミングで入力する請求項1に記載の表示装
    置の特性測定装置。
  5. 【請求項5】前記算出手段は、時系列的に入力した前記
    光検出部の検出結果に基づいて、前記電子ビームの出射
    特性を時系列的に示すデータを算出する請求項1に記載
    の表示装置の特性測定装置。
  6. 【請求項6】前記電子ビームの出射特性を示すデータ
    は、前記電子ビームのミスランディング量である請求項
    1に記載の表示装置の特性測定装置。
  7. 【請求項7】表示装置における電子ビームの出射特性を
    測定する表示装置の特性方法であって、 前記電子ビームが前記表示画面上の測定箇所に向かって
    出射されるように、磁界を発生し、 被測定用表示装置の表示画面上の複数の測定箇所から出
    力される光を同時に検出し、 前記検出結果に基づいて、前記測定箇所における前記電
    子ビームの出射特性を算出する表示装置の特性測定方
    法。
  8. 【請求項8】複数の被測定用表示装置における表示画面
    上の複数の測定箇所から出力される光を同時に検出し、 前記検出結果を一括して処理する請求項7に記載の表示
    装置の特性測定方法。
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JP (1) JPH09283026A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005352626A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Fujitsu Ltd 画像処理装置の試験装置

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JP2005352626A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Fujitsu Ltd 画像処理装置の試験装置

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