JPH10172438A - 調整装置 - Google Patents

調整装置

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Publication number
JPH10172438A
JPH10172438A JP32992396A JP32992396A JPH10172438A JP H10172438 A JPH10172438 A JP H10172438A JP 32992396 A JP32992396 A JP 32992396A JP 32992396 A JP32992396 A JP 32992396A JP H10172438 A JPH10172438 A JP H10172438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
supplied
ray tube
signal
helmholtz coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32992396A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Yabe
誠二 矢部
Kazuto Takenaka
千人 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP32992396A priority Critical patent/JPH10172438A/ja
Publication of JPH10172438A publication Critical patent/JPH10172438A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境温度に影響されない陰極線管の調整を行
う。 【解決手段】 ヘルムホルツコイル1の内部に調整され
る陰極線管を含む被調整装置2が配置されると共に、駆
動回路3からの駆動電流がこのヘルムホルツコイル1に
供給されて地磁気を相殺する磁界が発生される。さらに
被調整装置2には映像信号源5からの調整用の映像信号
が供給される。そして被調整装置2の陰極線管の温度が
放射温度計6によって測定され、この測定された温度
が、比較回路7、演算回路8を通じて信号発生回路9に
供給される。また同期分離回路10で分離された映像信
号の同期信号が信号発生回路9に供給される。そしてこ
の信号発生回路9で、測定された温度と同期信号とに従
って鋸歯状に変化する信号が発生され、この信号によっ
てヘルムホルツコイル1に供給される電流の大きさが温
度変化によるランディングの変化を逆補正するように制
御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラー陰極
線管の製造過程における調整等を行う際に使用して好適
な調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばカラー陰極線管の製造過程で、ラ
ンディング等の調整を行う場合には、所定の磁界、温度
等の定められた条件の下で調整が行われている。この場
合に定められた条件としては、例えば磁界の条件は0磁
界である。そこでこのような0磁界を実現するために
は、いわゆるヘルムホルツコイルが用いられる。すなわ
ちこのヘルムホルツコイルに所定の直流電流を供給し
て、この直流電流によって形成される磁界が地磁気を相
殺して0磁界が形成されるようにされている。
【0003】一方、上述の定められた条件の中で温度に
ついては、例えば陰極線管の温度が40°Cになるよう
に陰極線管を駆動した状態で長時間放置し、この温度を
保ったままで調整が行われるようにされている。しかし
ながらこのような条件では、例えば陰極線管を所定の温
度に保つことが困難であり、そのためには例えば環境温
度を空調設備等で制御することになるが、これを年間を
通して±5°C以内とすることは不可能である。
【0004】従って従来の装置では、このような温度に
よる変動が装置のランディング変化となり、調整の誤差
となっていた。このため、特に高精度のディスプレイ装
置等を製造する場合にあっては、この誤差を少なくする
ことが重要な課題となっているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、従来の装置では、調整時に陰極線管を所定の温
度に保つことが困難であり、温度による変動が装置のラ
ンディング変化となり、調整の誤差となっていたという
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、ヘルムホルツコイル内に配置される陰極線管の温度
を測定し、この温度に従ってヘルムホルツコイルに供給
される電流の大きさを制御するようにしたものであっ
て、これによれば、温度による変動が磁界の変化によっ
て相殺され、環境温度に影響されない高精度の陰極線管
の調整を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち本発明においては、地磁
気を相殺するためのヘルムホルツコイルと、このヘルム
ホルツコイル内に配置される陰極線管の温度を測定する
温度測定手段とが設けられ、温度測定手段で測定された
温度と陰極線管に供給される偏向信号とに従ってヘルム
ホルツコイルに供給される電流の大きさを制御してなる
ものである。
【0008】以下、図面を参照して本発明を説明する
に、図1は本発明を適用した調整装置の一例の構成を示
すブロック図である。
【0009】この図1において、ヘルムホルツコイル1
の内部には、例えば調整される陰極線管を含むディスプ
レイ装置等の被調整装置2が配置される。また、このヘ
ルムホルツコイル1には駆動回路3からの駆動電流が供
給されて、例えば地磁気を相殺する磁界が発生される。
なお、制御端子4には例えば地磁気に対応する制御信号
が供給される。さらに被調整装置2には、例えば映像信
号源5からの所定の映像信号が供給されて、ランディン
グ等の調整が行われる。
【0010】そしてこの装置において、被調整装置2の
陰極線管の温度が、例えば放射温度計6によって測定さ
れる。さらにこの測定された温度が比較回路7で基準の
温度と比較され、この比較出力がドリフト分の演算回路
8に供給される。その演算信号が信号発生回路9に供給
される。また、上述の映像信号源5からの映像信号が同
期分離回路10に供給されて水平垂直の同期信号が分離
され、これらの同期信号が信号発生回路9に供給され
る。
【0011】ここで陰極線管の温度変化によるランディ
ングの変化は、例えばアパーチャーグリルの熱膨張や陰
極線管のパネルガラスの熱膨張等によって生じるもので
あって、例えば画面の垂直方向が「ハ」の字型または逆
「ハ」の字型、あるいは水平方向に外へ広がるまたは内
に入るように変化されるものである。そこで上述の装置
においては、例えばヘルムホルツコイル1に供給される
駆動電流を、水平及び垂直の偏向に同期して鋸歯状に変
化させることにより、上述の温度変化によるランディン
グの変化を逆補正して相殺することができる。
【0012】すなわち上述の信号発生回路9において、
放射温度計6で測定された温度と、同期分離回路10で
分離された同期信号とに従って鋸歯状に変化する信号が
発生される。そしてこの信号が駆動回路3に供給される
ことによって、ヘルムホルツコイル1に供給される電流
の大きさが上述の温度変化によるランディングの変化を
逆補正するように制御される。
【0013】従ってこの装置において、ヘルムホルツコ
イル内に配置される陰極線管の温度を測定し、この温度
に従ってヘルムホルツコイルに供給される電流の大きさ
を制御することによって、温度による変動が磁界の変化
によって相殺され、環境温度に影響されない高精度の陰
極線管の調整を行うことができる。
【0014】これによって、従来の装置では、調整時に
陰極線管を所定の温度に保つことが困難であり、温度に
よる変動が装置のランディング変化となり、調整の誤差
となっていたものを、本発明によれば、温度による変動
が相殺され、常に高精度の陰極線管の調整を行うことが
できるものである。
【0015】またこれによって、例えば環境温度を空調
設備等で制御するなどの必要がなくなり、この温度制御
のために使われていたエネルギーや設備等を大幅に削減
することが可能になる。
【0016】こうして上述の調整装置によれば、地磁気
を相殺するためのヘルムホルツコイルと、このヘルムホ
ルツコイル内に配置される陰極線管の温度を測定する温
度測定手段とが設けられ、温度測定手段で測定された温
度と陰極線管に供給される偏向信号とに従ってヘルムホ
ルツコイルに供給される電流の大きさを制御することに
より、温度による変動が磁界の変化によって相殺され、
環境温度に影響されない高精度の陰極線管の調整を行う
ことができるものである。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、ヘルムホルツコイル
内に配置される陰極線管の温度を測定し、この温度に従
ってヘルムホルツコイルに供給される電流の大きさを制
御することによって、温度による変動が磁界の変化によ
って相殺され、環境温度に影響されない高精度の陰極線
管の調整を行うことができるようになった。
【0018】これによって、従来の装置では、調整時に
陰極線管を所定の温度に保つことが困難であり、温度に
よる変動が装置のランディング変化となり、調整の誤差
となっていたものを、本発明によれば、温度による変動
が相殺され、常に高精度の陰極線管の調整を行うことが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される調整装置の一例の構成図で
ある。
【符号の説明】
1 ヘルムホルツコイル、2 被調整装置、3 駆動回
路、4 制御端子、5映像信号源、6 放射温度計、7
比較回路、8 演算回路、9 信号発生回路、10
同期分離回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地磁気を相殺するためのヘルムホルツコ
    イルと、 このヘルムホルツコイル内に配置される陰極線管の温度
    を測定する温度測定手段とが設けられ、 上記温度測定手段で測定された温度と上記陰極線管に供
    給される同期信号とに従って上記ヘルムホルツコイルに
    供給される電流の大きさを制御することを特徴とする調
    整装置。
JP32992396A 1996-12-10 1996-12-10 調整装置 Pending JPH10172438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32992396A JPH10172438A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 調整装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP32992396A JPH10172438A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 調整装置

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Publication Number Publication Date
JPH10172438A true JPH10172438A (ja) 1998-06-26

Family

ID=18226786

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32992396A Pending JPH10172438A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 調整装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH10172438A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100608110B1 (ko) 2004-10-19 2006-08-09 한국표준과학연구원 지구자기장 상쇄 장치
JP2014239012A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 株式会社荏原製作所 検査装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100608110B1 (ko) 2004-10-19 2006-08-09 한국표준과학연구원 지구자기장 상쇄 장치
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