JPH02301285A - 画像表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ＴＶやコンピュータのＣＲＴディスプレイ
等、電子ビームを磁界により偏向して画像を表示するブ
ラウン管を用いた画像表示装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来より画像表示装置に使用されているブラウン管の一
例を第３図に示す。図において、１はブラウン管、１ａ
はブラウン管１内の電子銃、１ｂは電子銃１ａより出力
される電子ビーム、１ｃはブラウン管１のネック部に取
り付けられ、上記電子ビーム１ｂを偏向する偏向ヨーク
、１ｄは画像が表示される蛍光体である。

次に動作について説明する。

電子銃１ａは、ブラウン管１に入力される映像信号に応
じて電子ビーム１ｂを発生する。偏向ヨーク１ｃは、同
期信号により作られる偏向信号に応じて電子ビーム１ｂ
を水平方向と垂直方向に偏向するように磁界を発生し、
電子ビーム１ｂを表示位置方向に曲げる。蛍光体１ｄは
、電子ビーム１ｂが当たる部分が発光して画像として表
示する。

以上のように、電子銃１ａによって発生させた電子ビー
ム１ｂを偏向ヨーク１ｃの磁界によって水平及び垂直方
向に偏向することにより１画像が表示される。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の画像表示装置は以上のように構成されており、偏
向ヨークの発生する磁界によって電子ビームを偏向させ
ることにより画像を表示しているので、外部の磁界によ
る影響を受は易く、設置場所の地磁気レベルに応じて調
整する必要があり、また、設置する方向によって地磁気
の影響を受けて表示レベルが変化する。このような外部
の磁界の影響で、画面揺れや、カラー画像表示装置にお
いては表示色が変化する等の問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、外部磁界の影響を受けることなく画像を表示
することができる画像表示装置を得ることを目的とする
。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る画像表示装置は、ブラウン管の外部磁界
を測定するセンサと、上記外部磁界を打ち消す磁界を発
生するコイルと、上記センサの出力に基づき上記コイル
を制御するコントローラとを備えたものである。

［作用］ この発明における画像表示装置は、センサにより測定し
た外部磁界に応じてコイルに電流を流し、外部磁界を打
ち消すように磁界を発生させることにより、ブラウン管
が受ける磁界を零とし、外部磁界の影響を受けないよう
にする。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図は実施例の要部構成を示すブロック図であり１図
において、１はブラウン管、２，３．４はブラウン管１
の外部にかかる磁界を測定するセンサで、それぞれブラ
ウン管１にかかるｘ、ｙ。

Ｚ軸の各方向の磁界を検出するようにブラウン管１の周
辺に設置する。５，６．７はブラウン管１にかかる外部
磁界を打ち消す磁界を発生するコイルで、上記センサ２
〜４のＸ、ｙ、ｚ軸の各方向に対応し、それぞれの方向
に磁界を発生するようにブラウン管１の周辺に設置する
。８，９．１０はそれぞれ上記各センサ２〜４の出力に
基づき上記各コイル５〜７を制御するコントローラであ
る。

上記各センサ２〜４は、例えばホール素子のように、磁
界の大きさとＮ、Ｓの極性の方向により、発生する電圧
と＋、−の極性が変化する磁気センサである。また、上
記各コントローラ８〜１０は、対応する磁気センサ２〜
４の発生信号を増幅し、更に積分回路を通して対応する
コイル５〜７に電圧を供給するものである。

第２図（ａｌ〜ｔｅｌは上記実施例の動作を説明するた
めの波形図である。

次に動作について説明する。

今、ブラウン管１に対して例えばＸ方向にかかる外部磁
界が、第２図ｔａ＋に示すように、時刻Ｔ１において零
からａに変化したとする。このとき、Ｘ軸方向に設置さ
れたセンサ２がこの外部磁界に応じた電圧を発生し、対
応するコントローラ８に入力する（第２図（ｂｌ）、コ
ントローラ８は、このセンサ２の出力を増幅するととも
に積分し、対応ずコイル５に出力する（第２図（Ｃ））
。このコイル５は、上記コントローラ８の出力電圧に応
じて外部磁界と逆方向に磁界を発生する（第２図（ｄ）
）。

これによりブラウン管１にかかる磁界が減少していき、
時刻Ｔ２で零になる（第２図（ｅｌ）、センサ２は、ブ
ラウン管１にかかる磁界に応じてその出力を減じ、時刻
Ｔ２で零になる（第２図ｆｂｌ）、コントローラ８は、
上記センサ２の出力が零になるとその出力を保持しく第
２図（Ｃ１）、コイル５は外部磁界をちょうど打ち消す
方向と大きさの磁界を発生し続け（第２図（ｄｌ）、ブ
ラウン管１にかかる磁界も零を維持する（第２図（ｅｌ
）。

以上、Ｘ軸方向についての動作を説明したが、ｙ軸方向
、Ｚ軸方向についても同様の動作となる。

また、上記の説明では、外部磁界がステップ状に変化し
た場合について説明したが、周期的あるいは他の変化を
した場合でもコントローラ内の積分回路の時定数を適当
に設定することにより、ブラウン管の受ける磁界を小さ
くすることができる。

なお、上記実施例では、ブラウン管に対してｘｙ、Ｙｙ
Ｘ軸の各方向にセンサとコイルを設けた場合について説
明したが、必要に応じていずれか一方向又は二方向にの
み設けても良い。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、外部磁界を測定する
センサを設けるとともに、コントローラを介し上記セン
サの出力に応じて外部磁界を打ち消す磁界を発生するコ
イルを設けたことにより、外部磁界の影響を受けずに画
像表示が可能な画像表示装置が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
は実施例の動作を説明するための波形図、第３図は従来
の画像表示装置に用いられているブラウン管を示す断面
図である。 １はブラウン管、２，３，４はセンサ、５゜６．７はコ
イル、８，９．１０はコントローラ。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人　　大　岩　　増　雄（ほか２名）第１図 ２３４；じンワ ５．６，７；コイル ８．９，１０；コントローフ 第２図 〜 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ブラウン管を用いて画像を表示する画像表示装置におい
   て、 上記ブラウン管の外部磁界を測定するセンサと、上記外
   部磁界を打ち消す磁界を発生するコイルと、上記センサ
   の出力に基づき上記コイルを制御するコントローラとを
   備えたことを特徴とする画像表示装置。