JPH09282815A - 磁気ディスク装置のボイスコイルモータ駆動装置 - Google Patents
磁気ディスク装置のボイスコイルモータ駆動装置Info
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- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
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- G11B5/5547—"Seek" control and circuits therefor
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- G11B5/60—Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
- G11B5/6005—Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
- G11B5/6011—Control of flying height
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- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
- Moving Of Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 位置決め動作時にはＶＣＭドライバが発生す
る電流が全てＶＣＭコイルに供給されて高い応答性を得
ることができ、移動動作時には駆動電流の交流成分をコ
ンデンサに蓄積してＶＣＭコイルに印加する電圧から交
流成分を除外することによって駆動電流をなだらかな立
上がりの波形とすることにより、位置決め動作時の応答
性をよくし、しかも磁気ヘッドの浮上姿勢を安定にして
磁気ディスク装置の信頼性を向上させる。 【解決手段】 駆動電流を発生するＶＣＭドライバと、
１個のコンデンサとそのコンデンサの両極に同じ極を互
いに対向させて接続した２個のツェナーダイオードとを
有する波形整形器とを設け、ツェナーダイオードのバリ
ア電圧の設定値を、磁気ヘッドの位置決め動作時にコイ
ルに印加する電圧よりも高い値であり、磁気ヘッドの移
動動作時にコイルに印加する電圧よりも低い値とする。
る電流が全てＶＣＭコイルに供給されて高い応答性を得
ることができ、移動動作時には駆動電流の交流成分をコ
ンデンサに蓄積してＶＣＭコイルに印加する電圧から交
流成分を除外することによって駆動電流をなだらかな立
上がりの波形とすることにより、位置決め動作時の応答
性をよくし、しかも磁気ヘッドの浮上姿勢を安定にして
磁気ディスク装置の信頼性を向上させる。 【解決手段】 駆動電流を発生するＶＣＭドライバと、
１個のコンデンサとそのコンデンサの両極に同じ極を互
いに対向させて接続した２個のツェナーダイオードとを
有する波形整形器とを設け、ツェナーダイオードのバリ
ア電圧の設定値を、磁気ヘッドの位置決め動作時にコイ
ルに印加する電圧よりも高い値であり、磁気ヘッドの移
動動作時にコイルに印加する電圧よりも低い値とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
において、磁気ヘッドの位置決め動作を駆動するボイス
コイルモータに対して駆動電流を供給するためのボイス
コイルモータ駆動装置に関する。
において、磁気ヘッドの位置決め動作を駆動するボイス
コイルモータに対して駆動電流を供給するためのボイス
コイルモータ駆動装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】磁気ディスク装置において、磁気ヘッド
の位置決め動作を駆動するボイスコイルモータ（ＶＣ
Ｍ）に対して駆動電流を供給する従来のボイスコイルモ
ータ駆動装置（ＶＣＭアクチューエータ）の駆動電流の
波形は、ＶＣＭのコイルの抵抗およびインダクタンスの
大きさから決まる時定数と、ボイスコイルモータを駆動
する電流を発生するボイスコイルモータドライバ（ＶＣ
Ｍドライバ）である電流制御用集積回路（ＩＣ）の出力
電圧によって決定されている。従って、電流の立上りの
部分の波形は、上記の時定数によって決定されている。
の位置決め動作を駆動するボイスコイルモータ（ＶＣ
Ｍ）に対して駆動電流を供給する従来のボイスコイルモ
ータ駆動装置（ＶＣＭアクチューエータ）の駆動電流の
波形は、ＶＣＭのコイルの抵抗およびインダクタンスの
大きさから決まる時定数と、ボイスコイルモータを駆動
する電流を発生するボイスコイルモータドライバ（ＶＣ
Ｍドライバ）である電流制御用集積回路（ＩＣ）の出力
電圧によって決定されている。従って、電流の立上りの
部分の波形は、上記の時定数によって決定されている。
【０００３】ＶＣＭに対して供給する駆動電流の波形
は、制御の応答性の観点からは、ステップ応答的な急な
立上りの波形がよく、一方、騒音や磁気ヘッドの浮上特
性に大きな影響がある駆動時の振動の観点からは、なだ
らかな立上がりで高周波成分がないため角部が丸まった
形状の波形が望ましい。
は、制御の応答性の観点からは、ステップ応答的な急な
立上りの波形がよく、一方、騒音や磁気ヘッドの浮上特
性に大きな影響がある駆動時の振動の観点からは、なだ
らかな立上がりで高周波成分がないため角部が丸まった
形状の波形が望ましい。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のボイスコイルモータ駆動装置は、上述のような相反す
る二つの条件の整合を図るため、両者の妥協点を見出し
てボイスコイルモータの制御を行っているため、駆動時
の振動の抑制が不充分であり、磁気ヘッドの浮上姿勢が
変動して磁気ディスク装置の信頼性を損なっているとい
う欠点を有している。
のボイスコイルモータ駆動装置は、上述のような相反す
る二つの条件の整合を図るため、両者の妥協点を見出し
てボイスコイルモータの制御を行っているため、駆動時
の振動の抑制が不充分であり、磁気ヘッドの浮上姿勢が
変動して磁気ディスク装置の信頼性を損なっているとい
う欠点を有している。
【０００５】本発明の目的は、上述のような従来のボイ
スコイルモータ駆動装置の欠点を解消し、位置決め動作
時にはすばやい応答性があり、高速移動時には磁気ヘッ
ドの浮上姿勢を安定させることができるように、それぞ
れに最適な波形の駆動電流を供給できるボイスコイルモ
ータ駆動装置を提供することにある。
スコイルモータ駆動装置の欠点を解消し、位置決め動作
時にはすばやい応答性があり、高速移動時には磁気ヘッ
ドの浮上姿勢を安定させることができるように、それぞ
れに最適な波形の駆動電流を供給できるボイスコイルモ
ータ駆動装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク装
置のボイスコイルモータ駆動装置は、ボイスコイルモー
タを駆動する電流を発生するボイスコイルモータドライ
バと、前記ボイスコイルモータのコイルと前記ボイスコ
イルモータドライバとの間に設けた波形整形器とを備
え、前記波形整形器が１個のコンデンサと前記コンデン
サの両極に同じ極を互いに対向させて接続した２個のツ
ェナーダイオードとを有し、前記ツェナーダイオードの
バリア電圧の設定値を、磁気ヘッドの位置決め動作時に
前記コイルに印加する電圧よりも高い値で、前記磁気ヘ
ッドの移動動作時に前記コイルに印加する電圧よりも低
い値としたものであり、特に、前記２個のツェナーダイ
オードと前記コンデンサとのそれぞれの間または前記２
個のツェナーダイオードのそれぞれの外側に１個の抵抗
を直列に配設することによって１個のツェナーダイオー
ドと１個の抵抗を直列に接続したものをコンデンサの両
側に１組ずつ直列に接続した前記波形整形器を備えもの
である。
置のボイスコイルモータ駆動装置は、ボイスコイルモー
タを駆動する電流を発生するボイスコイルモータドライ
バと、前記ボイスコイルモータのコイルと前記ボイスコ
イルモータドライバとの間に設けた波形整形器とを備
え、前記波形整形器が１個のコンデンサと前記コンデン
サの両極に同じ極を互いに対向させて接続した２個のツ
ェナーダイオードとを有し、前記ツェナーダイオードの
バリア電圧の設定値を、磁気ヘッドの位置決め動作時に
前記コイルに印加する電圧よりも高い値で、前記磁気ヘ
ッドの移動動作時に前記コイルに印加する電圧よりも低
い値としたものであり、特に、前記２個のツェナーダイ
オードと前記コンデンサとのそれぞれの間または前記２
個のツェナーダイオードのそれぞれの外側に１個の抵抗
を直列に配設することによって１個のツェナーダイオー
ドと１個の抵抗を直列に接続したものをコンデンサの両
側に１組ずつ直列に接続した前記波形整形器を備えもの
である。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【０００８】図１は本発明の一実施形態を示す回路図、
図２は図１の実施形態を適用した磁気ディスク装置の一
例を示す平面図、図３は図１の実施形態の動作を示す波
形図である。
図２は図１の実施形態を適用した磁気ディスク装置の一
例を示す平面図、図３は図１の実施形態の動作を示す波
形図である。
【０００９】図２において、磁気ディスク装置１は、ス
ピンドルモータ（ＳＰＭ）３に情報記録媒体である磁気
ディスク２を搭載し、矢印Ａ方向に回転している。磁気
ディスク２に対して情報の記録または再生を行う磁気ヘ
ッド５は、ポジショナ４の先端に担持され、ボイスコイ
ル（ＶＣＭ）１０によって駆動されて磁気ディスク２の
指定されたトラック上に位置決めされる。ポジショナ４
の後端には、ＶＣＭ１０の一部であるコイル（ＶＣＭコ
イル）６が固着されており、このＶＣＭコイル６にドラ
イバ（ＶＣＭドライバ）８から駆動電流が供給されてポ
ジショナ４の位置決め動作が駆動される。このＶＣＭコ
イル６とＶＣＭドライバ８との間には波形整形器９が設
けられており、ＶＣＭドライバ８と波形整形器９とは、
ボイスコイルモータ駆動装置を構成し、回路基板（ＰＫ
Ｇ）７に搭載されている。
ピンドルモータ（ＳＰＭ）３に情報記録媒体である磁気
ディスク２を搭載し、矢印Ａ方向に回転している。磁気
ディスク２に対して情報の記録または再生を行う磁気ヘ
ッド５は、ポジショナ４の先端に担持され、ボイスコイ
ル（ＶＣＭ）１０によって駆動されて磁気ディスク２の
指定されたトラック上に位置決めされる。ポジショナ４
の後端には、ＶＣＭ１０の一部であるコイル（ＶＣＭコ
イル）６が固着されており、このＶＣＭコイル６にドラ
イバ（ＶＣＭドライバ）８から駆動電流が供給されてポ
ジショナ４の位置決め動作が駆動される。このＶＣＭコ
イル６とＶＣＭドライバ８との間には波形整形器９が設
けられており、ＶＣＭドライバ８と波形整形器９とは、
ボイスコイルモータ駆動装置を構成し、回路基板（ＰＫ
Ｇ）７に搭載されている。
【００１０】ボイスコイルモータ駆動装置１３は、図１
に示すように、ＶＣＭコイル６に対して駆動電流を供給
するＶＣＭドライバ８と、ＶＣＭドライバ８とＶＣＭコ
イル６との間に設けた波形整形器９とを有している。波
形整形器９は、１個のコンデンサ１１と、このコンデン
サ１１の両極に互いに対向する形で接続されている２個
のツェナーダイオード１２とで構成されており、ツェナ
ーダイオード１２の他方の端子は、それぞれＶＣＭドラ
イバ８の出力端子に接続されている。従って通常の場合
は、ツェナーダイオード１２はコンデンサ１１からの電
流のみを通電するので、ＶＣＭドライバ８が発生する電
流は、すべてＶＣＭコイル６に供給されてポジショナ４
の駆動力となる。
に示すように、ＶＣＭコイル６に対して駆動電流を供給
するＶＣＭドライバ８と、ＶＣＭドライバ８とＶＣＭコ
イル６との間に設けた波形整形器９とを有している。波
形整形器９は、１個のコンデンサ１１と、このコンデン
サ１１の両極に互いに対向する形で接続されている２個
のツェナーダイオード１２とで構成されており、ツェナ
ーダイオード１２の他方の端子は、それぞれＶＣＭドラ
イバ８の出力端子に接続されている。従って通常の場合
は、ツェナーダイオード１２はコンデンサ１１からの電
流のみを通電するので、ＶＣＭドライバ８が発生する電
流は、すべてＶＣＭコイル６に供給されてポジショナ４
の駆動力となる。
【００１１】しかし、ツェナーダイオード１２は、ＶＣ
Ｍドライバ８からコンデンサ１１の方に一定値以上の電
圧（バリア電圧）を印加すると、ＶＣＭドライバ８から
コンデンサ１１の方に通電する特性を有している。ツェ
ナーダイオード１２のこの特性を利用し、バリア電圧の
設定値として、磁気ヘッド５の位置決め動作（磁気ヘッ
ド５を磁気ディスク２の特定のトラック上に保持する動
作）時にはＶＣＭコイル６に印加する電圧がバリア電圧
を下回り、磁気ヘッド５の移動動作（磁気ヘッド５を磁
気ディスク２の一つのトラックから他のトラックに移動
させる動作）時にはＶＣＭコイル６に印加する電圧がバ
リア電圧を上回る値を設定する。
Ｍドライバ８からコンデンサ１１の方に一定値以上の電
圧（バリア電圧）を印加すると、ＶＣＭドライバ８から
コンデンサ１１の方に通電する特性を有している。ツェ
ナーダイオード１２のこの特性を利用し、バリア電圧の
設定値として、磁気ヘッド５の位置決め動作（磁気ヘッ
ド５を磁気ディスク２の特定のトラック上に保持する動
作）時にはＶＣＭコイル６に印加する電圧がバリア電圧
を下回り、磁気ヘッド５の移動動作（磁気ヘッド５を磁
気ディスク２の一つのトラックから他のトラックに移動
させる動作）時にはＶＣＭコイル６に印加する電圧がバ
リア電圧を上回る値を設定する。
【００１２】ツェナーダイオード１２のバリア電圧をこ
のように設定することにより、迅速な応答性が要求され
る位置決め動作時にはＶＣＭコイル６に印加する電圧が
バリア電圧よりも低いため、ツェナーダイオード１２が
障壁として働いて波形整形器９は動作せず、ＶＣＭドラ
イバ８が発生する電流は全てＶＣＭコイル６に供給され
るため、高い応答性を得ることができる。
のように設定することにより、迅速な応答性が要求され
る位置決め動作時にはＶＣＭコイル６に印加する電圧が
バリア電圧よりも低いため、ツェナーダイオード１２が
障壁として働いて波形整形器９は動作せず、ＶＣＭドラ
イバ８が発生する電流は全てＶＣＭコイル６に供給され
るため、高い応答性を得ることができる。
【００１３】一方、滑らかな加速性を要求される移動動
作時には、ＶＣＭコイル６に印加する電圧がバリア電圧
よりも高いため、ツェナーダイオード１２が障壁として
働かずにコンデンサ１１に電圧がかかり、その交流成分
が電荷としてコンデンサ１１に蓄積される。このため、
図３に示すように、ＶＣＭコイル６に印加する電流には
交流成分が除外されてなだらかな立上がりの角部が丸ま
った形状の波形１４となる。従ってポジショナ４を滑か
に加速することができる。磁気ヘッド５を移動させると
きにポジショナ４に発生する振動は、騒音の源でもあ
り、また、磁気ヘッド５の浮上姿勢にも大きな影響を与
える。磁気ヘッド５は、通常サブミクロン（１００００
分の１ｍｍ）以下の浮上量で浮上しているため、磁気ヘ
ッド５の僅かな浮上姿勢の変動も磁気ヘッド５の浮上マ
ージンに対して大きな圧迫となる。従って磁気ヘッド５
の移動時の駆動電流に高周波成分が存在しないと、磁気
ヘッド５の浮上姿勢を安定させることができるため、磁
気ディスク装置１の信頼性の向上に対して大きく貢献す
る。
作時には、ＶＣＭコイル６に印加する電圧がバリア電圧
よりも高いため、ツェナーダイオード１２が障壁として
働かずにコンデンサ１１に電圧がかかり、その交流成分
が電荷としてコンデンサ１１に蓄積される。このため、
図３に示すように、ＶＣＭコイル６に印加する電流には
交流成分が除外されてなだらかな立上がりの角部が丸ま
った形状の波形１４となる。従ってポジショナ４を滑か
に加速することができる。磁気ヘッド５を移動させると
きにポジショナ４に発生する振動は、騒音の源でもあ
り、また、磁気ヘッド５の浮上姿勢にも大きな影響を与
える。磁気ヘッド５は、通常サブミクロン（１００００
分の１ｍｍ）以下の浮上量で浮上しているため、磁気ヘ
ッド５の僅かな浮上姿勢の変動も磁気ヘッド５の浮上マ
ージンに対して大きな圧迫となる。従って磁気ヘッド５
の移動時の駆動電流に高周波成分が存在しないと、磁気
ヘッド５の浮上姿勢を安定させることができるため、磁
気ディスク装置１の信頼性の向上に対して大きく貢献す
る。
【００１４】上述の実施形態は、ツェナーダイオードを
コンデンサの両極に互いに対向する形で接続したもので
あるが、コンデンサを挟んで背面同士が互いに対向する
形で接続してもその作用・効果は同じである。また、時
定数の調整またはコンデンサに蓄積された電荷の放出の
ため、波形整形器内の２個のツェナーダイオードとコン
デンサとのそれぞれの間、または２個のツェナーダイオ
ードのそれぞれの外側に抵抗を１個ずつ直列に設け、１
個のツェナーダイオードと１個の抵抗を直列に接続した
ものをコンデンサの両側に１組ずつ直列に接続すること
により、更に効果が高くなる。
コンデンサの両極に互いに対向する形で接続したもので
あるが、コンデンサを挟んで背面同士が互いに対向する
形で接続してもその作用・効果は同じである。また、時
定数の調整またはコンデンサに蓄積された電荷の放出の
ため、波形整形器内の２個のツェナーダイオードとコン
デンサとのそれぞれの間、または２個のツェナーダイオ
ードのそれぞれの外側に抵抗を１個ずつ直列に設け、１
個のツェナーダイオードと１個の抵抗を直列に接続した
ものをコンデンサの両側に１組ずつ直列に接続すること
により、更に効果が高くなる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク装置のボイスコイルモータ駆動装置は、駆動電流を
発生するＶＣＭドライバと、１個のコンデンサとそのコ
ンデンサの両極に同じ極を互いに対向させて接続した２
個のツェナーダイオードとを有する波形整形器とを設
け、ツェナーダイオードのバリア電圧の設定値を、磁気
ヘッドの位置決め動作時にコイルに印加する電圧よりも
高い値であり、磁気ヘッドの移動動作時にコイルに印加
する電圧よりも低い値とすることにより、位置決め動作
時にはＶＣＭドライバが発生する電流が全てＶＣＭコイ
ルに供給されて高い応答性を得ることができ、移動動作
時には駆動電流の交流成分をコンデンサに蓄積してＶＣ
Ｍコイルに印加する電圧から交流成分を除外することに
よって駆動電流をなだらかな立上がりの波形とすること
ができるため、位置決め動作時の応答性をよくし、しか
も磁気ヘッドの浮上姿勢を安定にして磁気ディスク装置
の信頼性を向上させることができるという効果がある。
スク装置のボイスコイルモータ駆動装置は、駆動電流を
発生するＶＣＭドライバと、１個のコンデンサとそのコ
ンデンサの両極に同じ極を互いに対向させて接続した２
個のツェナーダイオードとを有する波形整形器とを設
け、ツェナーダイオードのバリア電圧の設定値を、磁気
ヘッドの位置決め動作時にコイルに印加する電圧よりも
高い値であり、磁気ヘッドの移動動作時にコイルに印加
する電圧よりも低い値とすることにより、位置決め動作
時にはＶＣＭドライバが発生する電流が全てＶＣＭコイ
ルに供給されて高い応答性を得ることができ、移動動作
時には駆動電流の交流成分をコンデンサに蓄積してＶＣ
Ｍコイルに印加する電圧から交流成分を除外することに
よって駆動電流をなだらかな立上がりの波形とすること
ができるため、位置決め動作時の応答性をよくし、しか
も磁気ヘッドの浮上姿勢を安定にして磁気ディスク装置
の信頼性を向上させることができるという効果がある。
【図１】本発明の一実施形態を示す回路図である。
【図２】図１の実施形態を適用した磁気ディスク装置の
一例を示す平面図である。
一例を示す平面図である。
【図３】図１の実施形態の動作を示す波形図である。
１ 磁気ディスク装置 ２ 磁気ディスク ３ スピンドルモータ（ＳＰＭ） ４ ポジショナ ５ 磁気ヘッド ６ コイル（ＶＣＭコイル） ７ 回路基板（ＰＫＧ） ８ ドライバ（ＶＣＭドライバ） ９ 波形整形器 １０ ボイスコイルモータ（ＶＣＭ） １１ コンデンサ １２ ツェナーダイオード １３ ボイスコイルモータ駆動装置 １４ 波形
Claims (2)
- 【請求項１】 ボイスコイルモータを駆動する電流を発
生するボイスコイルモータドライバと、前記ボイスコイ
ルモータのコイルと前記ボイスコイルモータドライバと
の間に設けた波形整形器とを備え、前記波形整形器が１
個のコンデンサと前記コンデンサの両極に同じ極を互い
に対向させて接続した２個のツェナーダイオードとを有
し、前記ツェナーダイオードのバリア電圧の設定値を、
磁気ヘッドの位置決め動作時に前記コイルに印加する電
圧よりも高い値で、前記磁気ヘッドの移動動作時に前記
コイルに印加する電圧よりも低い値としたことを特徴と
する磁気ディスク装置のボイスコイルモータ駆動装置。 - 【請求項２】 前記２個のツェナーダイオードと前記コ
ンデンサとのそれぞれの間または前記２個のツェナーダ
イオードのそれぞれの外側に１個の抵抗を直列に配設す
ることによって１個のツェナーダイオードと１個の抵抗
を直列に接続したものをコンデンサの両側に１組ずつ直
列に接続した前記波形整形器を備えることを特徴とする
請求項１記載の磁気ディスク装置のボイスコイルモータ
駆動装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8096640A JP2806870B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 磁気ディスク装置のボイスコイルモータ駆動装置 |
| US08/840,799 US5844396A (en) | 1996-04-18 | 1997-04-16 | Voice coil motor drive unit for magnetic disk drive having a wave shaping unit including zener diodes with zener voltage set higher than a voltage applied to the coil in positioning the magnetic head, and lower than the voltage applied to the coil in movi |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8096640A JP2806870B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 磁気ディスク装置のボイスコイルモータ駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09282815A true JPH09282815A (ja) | 1997-10-31 |
| JP2806870B2 JP2806870B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=14170433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8096640A Expired - Lifetime JP2806870B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 磁気ディスク装置のボイスコイルモータ駆動装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5844396A (ja) |
| JP (1) | JP2806870B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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|---|---|---|---|---|
| GB2300991B (en) * | 1995-05-15 | 1997-11-05 | Andrew Macgregor Ritchie | Serving signals to browsing clients |
| US7483232B2 (en) * | 1999-03-04 | 2009-01-27 | Convolve, Inc. | Dynamic system control method |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US5402200A (en) * | 1988-02-04 | 1995-03-28 | Conner Peripherals, Inc. | Low-power hard disk drive system architecture |
| US4941063A (en) * | 1988-03-04 | 1990-07-10 | Oneac Corporation | Telephone lines overvoltage protection apparatus |
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-
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-
1997
- 1997-04-16 US US08/840,799 patent/US5844396A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2806870B2 (ja) | 1998-09-30 |
| US5844396A (en) | 1998-12-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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