JP3461197B2 - 静電破壊防止回路 - Google Patents

静電破壊防止回路

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    • H03G11/02Limiting amplitude; Limiting rate of change of amplitude ; Clipping in general by means of diodes

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、落雷や静電気により受
信機に入力される高圧サージ電圧から、入力段のプリア
ンプ等を保護する静電破壊防止回路に係り、特にVHF
信号が中波帯等の受信機に引き起こすノイズの影響を少
なくする静電破壊防止回路に関する。
【0002】
【従来の技術】アンテナより電波を受信する受信機で
は、落雷、静電気等の外来ノイズによって高圧のサージ
電圧が入力される場合がある。通常、この高圧のサージ
電圧により入力段の増幅器が破壊されるのを防止するた
めに、静電破壊防止回路を設けることが多い。
【0003】従来の静電破壊防止回路としては、図4
(A)に示すように、受信機11の入力端子Rに放電素
子(サージプロテクタ)3を接続して、アンテナ1に高
圧サージ電圧が印加された場合に、電流を接地側に逃す
という構成のものが知られている。この静電破壊防止回
路は、静電破壊に対する応答が確実で静電破壊防止回路
を設けたことによる弊害も少ない。
【0004】また、図4(B)に示すように、受信機1
2の入力端子R−接地間にツェナーダイオードZD3
びZD4 を互いに逆極性に接続したものを接続し、アン
テナ1より入力する過電圧から初段増幅器2を保護する
というものが実開平5−68141号公報に開示されて
いる。この静電破壊防止回路では、安価であってサージ
吸収時のレスポンス特性がよいという特徴があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4
(A)に示すサージプロテクタを利用した静電破壊防止
回路は、コストがかかり過ぎる、という欠点があった。
【0006】また、図4(B)に示す静電破壊防止回路
では、回路が簡単でコストが少なく強電界下でも受信信
号に歪を生じないという長所を有する一方、この回路を
中波帯を受信するMW受信機等に使用する場合に、他の
周波数帯からの妨害が生じ易い、という問題があった。
【0007】図3はこの影響を示したものである。図3
は、MW帯の電波を受信するAM受信機(受信周波数8
01〔kHz 〕)において、VHF帯の二つの信号(82
〔MHz 〕と82.8〔MHz 〕)を共にアンテナに印加し
た場合に生ずる混信の影響を示してある。82〔MHz 〕
と82.8〔MHz 〕のVHF信号のいずれか一方には、
400〔Hz〕、30%の振幅変調をかけてある。また、
801〔kHz 〕、74〔dBμ〕のAM変調信号を入力し
たときの出力信号レベルを0〔dB〕(符号28)とす
る。これに対して、印加する妨害信号たるVHF信号強
度の増加に対する受信信号(801〔kHz 〕)のノイズ
レベルの変化を計測してある。
【0008】図3に示すように、静電破壊防止回路を設
けない場合の混信入力レベル(符号20)は、105
〔dBμ〕程度まではノイズレベルが増加していない。し
かし、ツェナーダイオードによる静電破壊防止回路を設
けた場合(符号22)のノイズレベルは、80〔dBμ〕
付近からの増加が著しい。すなわち、これはS/N比が
悪化していることを示している。
【0009】そこで、本発明の目的は、他の受信電波に
よる耐妨害特性に優れ、経済的な静電破壊防止回路を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】図4(B)の回路に生ず
る混信の原因は、以下のように考えられる。通常、アン
テナからはあらゆる周波数帯域の受信電波が入力されて
くる。理想的には、静電破壊防止回路を構成するツェナ
ーダイオードは、素子固有のツェナ電圧以上の電圧が印
加されない限り内部に電流は流れない(図4(B)のア
ンテナ1からツェナーダイオードZD3 及びZD4 を介
して接地側に流れる電流のこと)。それゆえ、ツェナー
ダイオードの順方向電圧Vf より高い受信信号の入力電
圧レベルとなっても、信号波形に歪を生ずることがない
はずである。
【0011】ところが、ツェナーダイオードは、一般に
ツェナ電圧以下の電圧でも漏れ電流が存在する。このた
め、異常な電圧が印加されない通常の受信状態であって
も、逆電圧方向(カソード端子が高電位側)に設けられ
たツェナーダイオードは一種の抵抗成分として働く。一
方、順方向電圧(アノード端子が高電位側)に対するツ
ェナーダイオードの抵抗は、順方向電圧の上昇により次
第に低くなる非直線性を示す。これにより、図4(B)
の回路では、逆電圧方向の漏れ電流による等価抵抗と、
順方向に接続されたダイオードが存在するのと等価とな
る。
【0012】受信信号の電圧がゼロから上昇し、ツェナ
ーダイオードの順方向電圧Vf に近づくに従い、受信信
号に対して弱いリミッタ作用が働き、信号波形に歪を生
ずる。
【0013】更に、他の周波数帯域に複数の受信信号が
存在する場合、この受信信号の入力レベルが増加するに
伴いそれぞれの受信信号の波形に歪が生ずる。更に、複
数の受信信号の周波数の和、差の周波数にも別の周波数
成分が生じる、と考えられる。特に、AMのように妨害
に弱い変調方式の電波を受信する受信機に対し、この波
形の歪によって生じたノイズの影響が大きいといえる。
【0014】従って、上記問題を解決するためには、通
常の使用状態におけるツェナーダイオードの漏れ電流を
極力低減するか、又は、順方向に接続されたツェナーダ
イオードの順方向電流を減らせばよい。
【0015】そこで、請求項1記載の発明は、少なくと
も2個のツェナーダイオード手段を受信端と接地端との
間に直列に且つ互いに逆極性に接続すると共に当該各
ツェナーダイオード手段を抵抗成分として機能させる電
流を前記受信端又は前記接地端のいずれか一方に流すた
めの抵抗器を前記ツェナーダイオード手段のそれぞれに
並列に接続したことを特徴とする。
【0016】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の静電破壊防止回路において、抵抗器のそれぞれは、
受信端に接続されるアンテナ手段の入力インピーダンス
より高く、且つ、並列に接続されているツェナーダイオ
ード手段の有する逆電圧阻止時の漏れ電流により規定さ
れるインピーダンスより低い抵抗値を有すること、を特
徴とする。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ツェナーダイオ
ード手段の順方向電圧の2倍程度以下の振幅を有する受
信信号電圧(正極性)が受信端に印加された場合、逆電
圧方向に接続された一方のツェナーダイオード手段は、
その漏れ電流により抵抗成分として働く。しかし、並列
に抵抗器が接続されているので、ほとんどの電流は、こ
の抵抗器を介して順電圧方向に接続されている他方のツ
ェナーダイオード手段に並列に接続された抵抗器経由で
接地側に流れる。
【0018】また、ツェナーダイオード手段の順方向電
圧の2倍程度以下の振幅を有する受信信号電圧(負極
性)が受信端に印加された場合も、逆電圧方向に接続さ
れた他方のツェナーダイオード手段は抵抗成分として働
く。しかし、並列に抵抗器が接続されているので、ほと
んどの電流は、この抵抗器を介して前記一方のツェナー
ダイオード手段に並列に接続された抵抗器経由で受信端
からアンテナ側に流れる。
【0019】従って、一方のツェナーダイオード手段の
有する逆電圧方向の漏れ電流が、他方のツェナーダイオ
ード手段の順方向電流とはならず、抵抗器により打ち消
される。よって、整流作用が働かないので、信号波形に
歪を生ずる状態が解消され、受信信号に対しノイズを生
ずることがない。
【0020】請求項2記載の発明によれば、それぞれの
抵抗器は、アンテナインピーダンスより高い抵抗値を有
するため、これら抵抗器による入力電圧の分電圧値は十
分に高く、入力感度を落とすことがない。
【0021】また、これら抵抗値は、ツェナーダイオー
ド手段の漏れ電流による等価な抵抗成分より低く、ツェ
ナーダイオード手段の電流をバイパスさせるので、順方
向電圧となるツェナーダイオード手段による整流作用が
働かない。よって、受信信号に波形の歪を起こすことが
ないので、ノイズが生じない。
【0022】
【実施例】本発明の静電破壊防止回路に係る好適な実施
例を図面を参照して説明する。特に、本実施例では車載
用のAM受信機において、妨害信号として入力するVH
F信号に対して好適な特性を示す静電破壊防止回路につ
いて述べる。
【0023】図1に本発明の実施例の構成を示す。図1
に示すように、本実施例の静電破壊防止回路は、アンテ
ナ1から入力された受信信号の高圧サージ電圧から初段
増幅器2を保護するため、受信機10の受信端Rとグラ
ンドとの間に設けられている。正極性の高圧サージ電圧
を検出する第1の過電圧防止回路は、カソード端子が受
信端R側に接続されたツェナーダイオードZD1 と、ツ
ェナーダイオードZD1 に並列に接続された抵抗器R1
と、により構成される。負極性の高圧サージ電圧を検出
する第2の過電圧防止回路は、カソード端子が接地され
たツェナーダイオードZD2 と、ツェナーダイオードZ
2 に並列に接続された抵抗器R2 と、により構成され
る。双方の静電破壊防止回路のツェナーダイオードZD
1 及びZD2 は、互いにアノード端子が接続されてい
る。
【0024】次に動作を説明する。第1の過電圧防止回
路及び第2の過電圧防止回路は、アンテナ1から入力さ
れる受信信号の電圧レベルを検出する。そして、受信信
号の電圧レベルが所定の電圧範囲から逸脱した場合に、
接地側に電流を流すことで初段増幅器2を静電破壊から
保護する。
【0025】受信信号が正極性の電圧値を有するとき、
高電位側において高圧サージ電圧に対する保護動作が始
まる電圧は、ツェナーダイオードZD1 のツェナ電圧V
ZD1と、ツェナーダイオードZD2 の順方向電圧V
f (約0.6〔V〕)とにより規定される。また、受信
信号が負極性の電圧値を有するとき、低電位側において
保護動作が始まる電圧は、ツェナーダイオードZD2
ツェナ電圧VZD2 と、ツェナーダイオードZD1 の順方
向電圧Vf とにより規定される。ツェナーダイオードZ
1 及びZD2 のツェナ電圧を、初段増幅器2の入力許
容電圧を越えない範囲で設定すれば、妥当な保護動作が
保証される。
【0026】通常動作状態において、入力される受信信
号の電圧は、一方のツェナーダイオードのツェナ電圧と
他方のツェナーダイオードの順方向電圧との和に満たな
い。この場合、課題を解決するための手段の項で述べた
ように、ツェナーダイオードは微弱ながらも一定の漏れ
電流を流す。
【0027】例えば、ツェナーダイオードZD1 及びZ
2 の漏れ電流を10〔μA〕とすると、受信信号の電
圧値が正極性である場合(24.6〔V〕とする。)、
ツェナーダイオードZD1 の両端に印加される電圧は、
24〔V〕(=24.6−0.6)となる。よって、こ
のツェナーダイオードZD1 は、24〔V〕/10〔μ
A〕=2.4〔MΩ〕の抵抗値を有することと等価とな
る。一方、順電圧方向に接続されたツェナーダイオード
ZD2 の抵抗値は、順方向電圧Vf がゼロのときは非常
に大きな値を有する。このとき、図1の等価回路は図2
(A)の回路となる。更に、電圧が上昇すると、抵抗値
がゼロ〔Ω〕に次第に近づき、図2(A)の等価回路の
抵抗器R2 にダイオード成分ZD2 (破線)が並列に加
わったのと等価の状態となる。
【0028】図2(A)によれば、電流I+ がアンテナ
1から接地側に流れる(実線の電流)。ここで、ツェナ
ーダイオードZD1 及びZD2 の順方向電圧Vf の2倍
程度以下の電圧(VR <2Vf :正極性)がアンテナ1
に生じた場合を想定すると、抵抗器R1 の抵抗値は、ツ
ェナーダイオードZD1 の漏れ電流による抵抗値より小
さく、抵抗器R2 の抵抗値は、ツェナーダイオードZD
2 の順方向電流のリーク電流による抵抗値より小さい。
これにより、ツェナーダイオードZD2 の順方向電流の
影響は無視できる。また、このときの抵抗器R1 及びR
2 の抵抗値は、アンテナ1の入力インピーダンスより大
きく設定されている。これにより、受信端Rにおける受
信信号の振幅の減衰は少なく、十分な信号電圧を初段増
幅器2に供給できる。
【0029】同じように、ツェナーダイオードZD1
びZD2 の順方向電圧Vf の2倍程度以下の電圧(VR
>−2Vf :負極性)がアンテナ1に生じた場合を想定
すると、等価回路は図2(B)のようになる。
【0030】図2(B)によれば、接地側から抵抗器R
2 、ツェナーダイオードZD1 に並列に接続された抵抗
器R1 を介してアンテナ1側に電流I- が流れる(破線
の電流)。よって、ツェナーダイオードZD1 の順方向
電流による影響は無視し得る。また、受信端Rにおける
受信信号の減衰も少なく、十分な信号を初段増幅器2に
供給できる。
【0031】次に、並列に接続する抵抗器の抵抗値につ
いて検証する。図3の符号24及び符号26が、本実施
例による静電破壊防止回路のVHF信号による妨害の影
響を示したものである。測定条件は、発明が解決すべき
課題の欄で示したものと同じ条件である。符号24は抵
抗器R1 及びR2 を共に470〔kΩ〕としたもの、符
号26は、共に100〔kΩ〕としたものである。
【0032】図3から判るように、抵抗器が一切ない状
態(符号22の妨害特性)から抵抗値を小さくしていく
に従って(符号22→符号24→符号26)、静電破壊
防止回路の悪影響がない理想状態(符号20)の特性に
近づいていく。
【0033】しかし、抵抗値を下げることにより特性改
善が図れる一方、低い抵抗値では受信機自体の感度が悪
くなる傾向がある。測定では、符号24の470〔k
Ω〕では殆ど感度の劣化がなかったが、符号22の10
0〔kΩ〕では0.5〔dB〕程実用感度が低下するのが
観察された。
【0034】この原因は、アンテナインピーダンスと静
電破壊防止回路の抵抗器との抵抗成分の分圧により受信
信号の信号レベルが低下するためと考えられる。そのた
め、この抵抗器の最小値は、受信機のアンテナインピー
ダンスが無視できる程度の大きい値に選ぶ必要がある。
この値は、実用感度に影響を与えない程度、好ましくは
アンテナインピーダンスの10倍〜50倍以上の抵抗値
になるよう設定する。
【0035】本実施例において、車載用のAM受信機の
アンテナは容量性で約15〔pF〕である。この容量に
おける中波帯の周波数(例えば、1000〔KHz 〕とす
る。)でのインピーダンスは約10〔kΩ〕である。よ
って、本実施例で好ましい抵抗器R1 及びR2 に対する
抵抗値は、約100〔kΩ〕以上が必要であることが判
る。
【0036】また、抵抗値の最大値に対する制限として
は、ツェナーダイオードの漏れ電流による等価な抵抗値
の影響を少なくすることができる値とする。例えば、2
4〔V〕用のツェナーダイオードであって漏れ電流が1
0〔μA〕のものの場合、等価抵抗は2.4〔MΩ〕で
ある。この等価抵抗の値よりは抵抗器R1 及びR2 の値
が小さい必要がある。
【0037】上述したように本実施例によれば、抵抗器
1 及びR2 の値を100〔kΩ〕以上に設定すること
で、受信感度に影響を殆ど与えず、また、VHF信号に
よるノイズレベルも低い静電破壊防止回路を提供でき
る。 その他の変形例 本発明の上記実施例に限らず種々の変形が可能である。
【0038】例えば、本実施例では、正極性の過電圧を
防止するツェナーダイオードを受信端側に、負極性の過
電圧を防止するツェナーダイオードを接地端側に設けた
が、順序は逆であってもよい。この場合、等価回路の抵
抗成分とツェナーダイオードとの上下関係が反対になる
のみで、特性上は同じである。
【0039】また、本実施例では、過電圧を検出する素
子としてツェナーダイオードを適用したが、トランジス
タによるスイッチによりこれを行ってもよい。更に、本
実施例では、中波帯のAM受信機を想定したが、VHF
信号等の高周波による混信が考えられる短波等の受信機
に適用しても好適である。
【0040】
【発明の効果】以上の通り、請求項1記載の発明によれ
ば、ツェナーダイオードの整流作用をツェナーダイオー
ドに並列に設けた抵抗により打ち消したので、受信信号
の波形に歪を生じない。これにより、混信が生じ始める
他の周波数帯域の妨害信号に対する許容度を増大させる
ことができる。
【0041】更に、請求項2記載の発明によれば、ツェ
ナーダイオードに並列に接続する抵抗値を、アンテナイ
ンピーダンスの影響を無視し得る程度の高い値とするこ
とにより、受信感度を劣化させることなく、耐妨害信号
特性に優れる静電破壊防止回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による静電破壊防止回路を示す
回路図である。
【図2】静電破壊防止回路の印加電圧の極性による等価
回路図であり、(A)は正極性の印加電圧の場合、
(B)は負極性の印加電圧の場合である。
【図3】VHF信号の中波受信機に対する妨害特性図で
ある。
【図4】従来の静電破壊防止回路を示す説明図であり、
(A)は従来のサージプロテクタによる静電破壊防止回
路、(B)は従来のツェナーダイオードによる静電破壊
防止回路である。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…初段増幅器 3…サージプロテクタ 10…本実施例の受信機 11、12…従来の受信機 ZD1 〜ZD4 …ツェナーダイオード R…受信端

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2個のツェナーダイオード手
    段を受信端と接地端との間に直列に且つ互いに逆極性に
    接続すると共に当該各ツェナーダイオード手段を抵抗
    成分として機能させる電流を前記受信端又は前記接地端
    のいずれか一方に流すための抵抗器を前記ツェナーダイ
    オード手段のそれぞれに並列に接続したことを特徴とす
    る静電破壊防止回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の静電破壊防止回路におい
    て、 前記抵抗器のそれぞれは、前記受信端に接続されるアン
    テナ手段の入力インピーダンスより高く、且つ、並列に
    接続されている前記ツェナーダイオード手段の有する逆
    電圧阻止時の漏れ電流により規定されるインピーダンス
    より低い抵抗値を有すること、 を特徴とする静電破壊防止回路。
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