JPH09282278A - 端末装置および情報配信システム - Google Patents

端末装置および情報配信システム

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JPH09282278A
JPH09282278A JP8118269A JP11826996A JPH09282278A JP H09282278 A JPH09282278 A JP H09282278A JP 8118269 A JP8118269 A JP 8118269A JP 11826996 A JP11826996 A JP 11826996A JP H09282278 A JPH09282278 A JP H09282278A
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JP
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terminal device
unit
article
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JP8118269A
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Inventor
Nobuhide Yamazaki
信英 山崎
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の単なる再生機能のみならず、所定情報
の詳しい内容等をユーザに提示させたり、また、所定情
報を保存させたりするための機能をも備えた携帯型の端
末装置および情報配信システムを提供する。 【解決手段】 端末装置103は、ホスト装置101か
ら送信され受信した情報を音声再生出力する受信再生手
段と、受信した情報を音声再生出力中に、詳細な内容の
入手を希望する情報を特定するための特定手段と、特定
手段により特定された情報をホスト装置に通信手段を介
して通知する特定情報通知手段とを備えており、ホスト
装置101は、端末装置103から送信された特定情報
を受信すると、受信した特定情報の詳細な情報を電子メ
ールサーバー108へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型の端末装置
および情報配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可搬性の音声合成装置として、特
開平5−289689号公報の「可搬性規則音声合成装
置」や、特開平5−173586号公報の「音声合成装
置」に示されているような、携帯型の音声合成装置が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯型音声合成装置では、単に、情報を再生するだけの
機能しか有しておらず、所定情報の詳しい内容をユーザ
に提示したり、所定情報を保存したりするなどの機能を
有していない。
【0004】本発明は、情報の単なる再生機能のみなら
ず、所定情報の詳しい内容等をユーザに提示させたり、
また、所定情報を保存させたりするための機能をも備え
た携帯型の端末装置および情報配信システムを提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ホスト装置に所定の通信手
段を介して接続可能であって、ホスト装置に所定の通信
手段を介して接続されるときに、ホスト装置との間で情
報を送受信可能な携帯型の端末装置において、ホスト装
置から送信され受信した情報を音声再生出力する受信再
生手段と、受信した情報を音声再生出力中に、詳細な内
容の入手を希望する情報を特定するための特定手段と、
特定手段により特定された情報をホスト装置に通信手段
を介して通知する特定情報通知手段とを備えていること
を特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の端末装置において、ホスト装置から複数の情報が送
信される場合、受信再生手段は、受信した複数の情報を
連続的に音声再生出力し、特定手段は、複数の情報が連
続的に音声再生出力されているとき、連続的に音声再生
出力されている複数の情報から少なくとも1つの情報を
特定可能となっていることを特徴としている。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の端末装置において、特定手段によっ
て特定された情報について、該情報の特定を解除するた
めの解除手段がさらに設けられていることを特徴として
いる。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の端末装置において、ホスト装置から
送信され受信した情報のうち、特定手段によって特定さ
れた情報のみを再度、音声再生出力する特定情報再生手
段がさらに設けられていることを特徴としている。
【0009】また、請求項5記載の発明は、ホスト装置
と、ホスト装置に所定の通信手段を介して接続可能であ
って、ホスト装置に所定の通信手段を介して接続される
ときに、ホスト装置との間で情報を送受信可能な端末装
置とを備えた情報配信システムにおいて、端末装置は、
ホスト装置から送信され受信した情報を音声再生出力す
る受信再生手段と、受信した情報を音声再生出力中に、
詳細な内容の入手を希望する情報を特定するための特定
手段と、特定手段により特定された情報をホスト装置に
通信手段を介して通知する特定情報通知手段とを備えて
おり、ホスト装置は、端末装置から送信された特定情報
を受信すると、受信した特定情報の詳細な情報を所定の
端末へ送信することを特徴としている。
【0010】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の情報配信システムにおいて、ホスト装置は、特定情
報の詳細な情報を音声情報の形で所定の端末に送信する
ことを特徴としている。
【0011】また、請求項7記載の発明は、請求項5記
載の情報配信システムにおいて、ホスト装置は、特定情
報の詳細な情報を画像情報の形で所定の端末に送信する
ことを特徴としている。
【0012】また、請求項8記載の発明は、請求項5記
載の情報配信システムにおいて、ホスト装置は、特定情
報の詳細な情報をメール情報の形で所定の端末に送信す
ることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る情報配信システ
ムの構成例を示す図である。図1を参照すると、この情
報配信システムは、各種の情報を提供する情報提供元の
ホスト装置101と、ホスト装置101に対して各種の
情報を送受信する通信手段102と、通信手段102と
切り離し可能に接続される端末装置103と、電子メー
ルを指定したアドレスに転送する電子メールサーバー1
08とを有している。
【0014】ここで、通信手段102としては、例え
ば、公衆電話回線網、ISDN回線網,LAN,VAN
等の通信回線を用いることができ、また、この通信回線
は1回線に限らず、複数回線有していても良い。
【0015】また、図1の例では、ホスト装置101
は、記事番号割付部119と、概要抽出部109と、発
音情報生成部104と、発音情報ファイル105と、発
音情報出力部110と、テキスト情報編集部111と、
テキスト情報ファイル112と、電子メール出力部11
3と、ユーザ情報ファイル114と、ホスト制御部10
6と、通信処理部107とを有している。
【0016】上記記事番号割付部119は、ホスト装置
101に記事情報(例えば、ニュースや新製品情報等の
電子化されたテキスト情報(例えば漢字かな混じりテキ
スト情報))が与えられるときに、記事情報ごとに異なる
番号を付与する機能を有しており、例えば、与えられた
記事情報の順に昇順の連続した番号を記事情報の先頭に
付与したり、あるいは、日付を示す数字列の後に昇順の
連続した番号を付与するようになっている。
【0017】図2には、ホスト装置101に与えられる
1つの記事情報の一例が示されている。この例では、1
つの記事情報は、“概要”と“詳細の内容”とからなっ
ており、◆で始まる“概要”の後に、●で始まる“詳細
の内容”が続いている。記事番号割付部119は、この
場合、図3に示すように、例えばこの記事情報の先頭に
記事番号(図3の例では、AA0123456)を付与す
るようになっている。
【0018】また、概要抽出部109は、記事番号割付
部119から出力された記事情報から、音声出力する情
報として、“概要”の部分を抽出する機能を有してい
る。図3のように、予め“概要”の部分と“詳細の内
容”の部分とが分離されている場合には、ここから、記
事番号(図3の例では、AA0123456)および“概
要”の部分を抜き出すだけでよい。なお、“概要”の部
分には、例えば、記事情報の概要の他に記事情報等のタ
イトル等が含まれていても良い。
【0019】また、発音情報生成部104は、概要抽出
部109で抽出された情報(漢字かな混じりのテキスト)
を端末装置103が音声に変換可能な発音情報に変換す
る機能を有している。具体的には、例えば、概要抽出部
109からの情報を言語解析処理(例えば、日本語解析
処理)して、漢字に読みやアクセントを付与した発音記
号に変換したり、また、解析の誤り等を手作業によって
修正・編集したりする機能を有している。
【0020】図4には、図3の記事情報から概要抽出部
109が記事番号および“概要”の部分を抽出し、これ
を発音情報生成部104で発音情報に変換した場合の一
例が示されている。図4を参照すると、記事番号を示す
“#N:”の後に記事番号(AA0123456)が続
き、2行目以降は記事情報の概要部分の発音記号となっ
ている。ここで、発音記号列は、音声および効果音を、
読み(「ア」,「イ」,「ウ」など)、アクセント(「’」)、アク
セント句の区切り(「|」や「;」など)、ポー
ズ(「,」,「.」など)で表現したものであり、端末装置1
03で音声に変換可能なコード列となっている。この例
では、「米」を「アメリカ」、「4−6月」を「シガ
ツ’カラ;ロクガツ」と、音声として聞いて理解できる
ように編集されている。
【0021】図5には、発音情報ファイル105に格納
される発音情報の一例が示されている。ここには、発音
情報生成部104から出力された記事の情報(例えば、
複数の記事の情報)が保存される。
【0022】また、テキスト情報編集部111は、記事
番号割付部119によって記事番号(情報番号)が付与さ
れた記事情報に対して、電子メールとして出力するのに
適した書式のテキスト情報に変換・編集するための機能
を有している。例えば、1行の文字数を一定数にした
り、記事の区切りの罫線記号を入れたりする機能を有し
ている。図6には、図3の記事情報を電子メール用のテ
キスト情報に変換した結果が示されている。
【0023】また、テキスト情報ファイル112には、
テキスト情報編集部111から出力された記事のテキス
ト情報(例えば、複数の記事のテキスト情報)が保存され
るようになっている。
【0024】また、ホスト制御部106は、通信処理部
107からの信号により、発音情報出力部110への発
音情報の出力指令、電子メール出力部113への出力指
令,ユーザIDの照会,課金情報の更新等、ホスト装置
101各部の制御を行なう機能を有している。
【0025】また、ユーザ情報ファイル114には、例
えば、図7に示すようなユーザ情報が格納されるように
なっている。すなわち、図7の例では、ユーザ情報とし
て、それぞれのユーザIDごとに、送付先アドレス,課
金情報の項目が格納されるようになっている。ここで、
ユーザIDは、端末装置103のユーザまたは端末装置
103に固有のIDである。また、送付先アドレスは、
記事情報の詳細の情報(例えば、“概要”部分+“詳細
の内容”部分)を送付するときに使用する電子メールの
アドレスであり、端末ユーザのメールアドレス等が用い
られる。また、課金情報は、ユーザが発音情報を取り込
んだときやホスト装置101が詳細情報を出力したとき
などに更新される項目である。
【0026】また、発音情報出力部110は、ホスト制
御部106からの指令によって発音情報ファイル105
の内容を通信処理部107に転送する機能を有してい
る。
【0027】また、電子メール出力部113は、ホスト
制御部106からの指令によって、テキスト情報ファイ
ル112の中から、指定された情報番号のテキスト情報
を取り出し、その先頭にヘッダー情報を付けて、通信処
理部107に転送する機能を有している。なお、上記ヘ
ッダー情報には送付先のメールアドレスが記されてい
る。
【0028】また、通信処理部107は、例えば、通信
手段102が公衆電話回線である場合には、モデムおよ
び回線制御ユニットによって構成され、通信手段102
に対して、発音情報,マーク情報,電子メールなどの送
受信およびその制御を行なう機能を有している。すなわ
ち、端末装置103から送られたデータを通信手段10
2を介してホスト制御部106に転送し、また、発音情
報出力部110からの発音情報を通信手段102に接続
されている端末装置103に送出し、また、電子メール
出力部113からのデータを電子メールサーバー108
へ向けて送信するなどの機能を有している。
【0029】また、端末装置103は、ホスト装置10
1から提供される記事情報を受信し、その情報を音声に
より再生出力する可搬性(携帯型)の音声合成装置であっ
て、通信手段102を介してホスト装置101に複数個
接続することができる。
【0030】また、端末装置103は通信手段102と
切り離しが可能であるので、端末装置103はホスト装
置101から提供される情報を受信した後、これを通信
手段102から切り離し、単体で携帯することができ
て、携帯した状態で、情報を音声により再生出力するこ
とができる。
【0031】また、本実施形態では、端末装置103
は、ホスト装置101から例えば複数の記事情報が提供
されてこれらを取り込んだとき、取り込んだ複数の記事
情報のうちの所望の記事情報(1つあるいは複数の記事
情報)に端末装置103の操作者の操作によってマーク
を付与する機能を有し、この場合、どの記事情報にマー
クが付与されたかのマーク情報を保持することができ、
また、保持されているマーク情報を通信手段102を介
してホスト装置101に送信するための機能を有してい
る。
【0032】図8は端末装置103の構成例を示す図で
ある。図8を参照すると、端末装置103は、通信制御
部201と、メモリ書込部202と、発音情報メモリ2
03と、メモリ読出部204と、音声合成処理部206
と、音声データファイル205と、操作情報入力部20
7と、音声出力部208と、マーク情報記憶部212
と、送受切替スイッチ213とを有している。
【0033】ここで、操作情報入力部207は、再生ボ
タン,停止ボタン,巻戻しボタン,送りボタン等を有
し、例えば、操作者が再生ボタンを操作すると合成音の
出力を開始し、停止ボタンを操作すると合成音の出力を
中断し、巻戻しボタンを操作すると1つ前の記事情報に
戻し、また、送りボタンを操作すると次の記事情報に移
す等の制御をする機能を有している。また、操作情報入
力部207は、マークボタン211を有し、操作者がマ
ークボタン211を操作すると、再生中の記事情報の記
事番号(情報番号)をマーク情報記憶部212に書込む指
示を例えばメモリ読出部204に対して行なう機能をも
有している。換言すれば、図8の例では、マークボタン
211が設けられていることによって、操作者はマーク
ボタン211を押して、詳細な情報を必要とする記事情
報を特定(選択)することが可能となっている。
【0034】また、端末装置103の通信制御部201
は、ホスト装置101の通信処理部107からの発音情
報を通信手段102を介して受信する機能と、マーク情
報記憶部212に蓄えられたマーク情報を通信手段10
2を介してホスト装置101に送信する機能とを有し、
通信手段102として例えば公衆電話回線が使用される
場合には、通信制御部201にはモデム等が使用され
る。
【0035】また、端末装置103のメモリ書込部20
2は、通信制御部201により受信した発音情報を発音
情報メモリ203の所定のアドレスに書込むようになっ
ている。また、発音情報メモリ203は発音情報を記憶
するための書き換え可能なメモリであり、例えば半導体
メモリ等を用いることができる。またメモリ読出部20
4は、所定のアドレスを指定して、発音情報メモリ20
3から所定の発音情報を読出し、音声合成処理部206
へ送出するようになっている。
【0036】また、音声データファイル205には、音
声合成に必要なデータが蓄積されており、これには例え
ばROMや書き換え可能なメモリ(RAM)等が用いられ
る。また、音声合成処理部206は、メモリ読出部20
4からの発音情報に対して、音声データファイル205
に格納されているデータを用いて、連続的な音声波形の
生成を行ない(例えば規則音声合成を行ない)、これを音
声出力部208に与えるようになっている。
【0037】また、音声出力部208は、音声合成処理
部206によって合成された音声を出力するようになっ
ており、これには例えば、イヤホンやスピーカー等が用
いられる。
【0038】また、マーク情報記憶部212には、操作
者がマークボタン211を押して選択した記事情報の例
えば記事番号がマーク情報として蓄積されるようになっ
ており、これには書き換え可能なメモリ(例えばRAM)
等が用いられる。図9,図10にはマーク情報記憶部2
12に記憶される情報の一例が示されている。図9の例
では、マークした記事情報の記事番号の他に端末ユーザ
に固有のID番号も記憶されている。また、図10の例
では、さらに送付先アドレスの情報も記憶されている。
このように、マーク情報記憶部212には、マークした
記事情報の記事番号の他に、種々の情報を記憶すること
もできる。
【0039】また、送受切替スイッチ213は、ホスト
装置101から発音情報を受信するか、ホスト装置10
1にマーク情報を送信するかの切替えを行なうためのス
イッチであり、この送受切替スイッチ213の状態は、
端末装置103の通信制御部201に与えられる。すな
わち、この送受切替スイッチ213によって、端末装置
103をホスト装置101に対して、受信側にするか送
信側にするかを切替設定することができる。
【0040】次に、このような構成の情報配信システム
の動作について説明する。図11は、ホスト装置101
が配信する情報を作成する手順を示すフローチャートで
ある。図11を参照すると、ホスト装置101は図2に
示すような記事情報を一つ取り込んだ後、記事番号割付
部119によって記事番号を例えば記事情報の先頭に付
与し、図3に示すようなものにする(ステップS40
1)。次に、概要抽出部109によって、記事情報の中
から記事番号(情報番号)と概要部分とを抜き出す(ステ
ップS402)。次に、発音情報生成部104によっ
て、記事情報を音声合成可能なデータである発音情報に
変換する。すなわち、先ず、漢字かな混じりの記事情報
を言語処理して、漢字に読みやアクセントを付け(ステ
ップS403)、その後、言語処理の誤りや音声出力と
して適切でない表現を修正し編集する(ステップS40
4)。なお、上記言語処理としては、形態素解析などテ
キスト音声合成システムで一般的なものを用いることが
できる。また、音声出力として適切でない表現とは、例
えば図3の例において、「米」を「ベイ」とするような
ものである(この場合、音声で表現するときには「アメ
リカ」と置き換えたほうがわかりやすい)。このような
修正・編集は手作業で行なってもよい。このようにして
修正・編集した結果の発音情報は図4に示すようにな
る。次に、このようにして作成した発音情報を発音情報
ファイル105に追加して書込む(ステップS405)。
【0041】また、ステップS401において記事番号
割付部119により記事情報の先頭に記事番号(情報番
号)を付与された記事情報(図3のような記事情報)に対
し、テキスト情報編集部111は、テキスト情報の編集
を行なう(ステップS406)。ここでは、電子メールと
して出力するのに適した書式のテキスト情報に変換・編
集される。より具体的には、例えば、1行の文字数を一
定数にするためテキスト情報に一定間隔で改行コードを
挿入するなどの処理を行ない、例えば図5のような電子
メール用のテキスト情報を作成する。次に、このように
して作成した1つの記事のテキスト情報をテキスト情報
ファイル112に追加して書込む(ステップS407)。
記事情報が複数ある場合は、ステップS401乃至ステ
ップS407の処理を記事情報の個数だけ繰り返す。
【0042】また、図12は、端末装置103が通信手
段102を介して情報発信元であるホスト装置101に
アクセスし、ホスト装置101からの情報を受信する手
順を示す図である。ホスト装置101にアクセスする場
合、端末装置103の操作者は、先ず、回線接続を行な
う(501)。すなわち、通信手段102に例えば公衆電
話を用いる場合、操作者は、端末装置103を公衆電話
機に物理的に接続し、しかる後、例えば、公衆電話機の
ダイヤル部を用いてホスト装置101の電話番号にダイ
ヤルしホスト装置101を発呼し、次いで、公衆電話機
の切替スイッチを操作することによって通信回線を端末
装置103側に切り替える。しかる後、ホスト装置10
1の通信処理部107と端末装置103の通信制御部2
01とによって、これらの間にデータ通信回線を確立す
る。なお、このとき、端末装置103の送受切替スイッ
チ213は受信側にしておく。
【0043】このようにして、データ通信回線が確立さ
れたことを端末装置103側の通信制御部201が検知
すると、通信制御部201は、端末装置103のモード
を、「データ再生モード」から「データ受信モード」に
切替え、ホスト装置101に「データ要求コード」を送
る(502)。
【0044】ホスト装置101側では、その通信処理部
107が「データ要求コード」を受信すると、ホスト制
御部106は、発音情報ファイル105に蓄えられてい
る発音情報を読み出してこれを通信処理部107に与
え、通信処理部107は、読み出された発音情報を端末
装置103側に転送する(503)。端末装置103側で
は、ホスト装置101から送られてくる発音情報を通信
制御部201で受信すると、これをメモリ書込部202
によって発音情報メモリ203に逐次蓄積する。ホスト
装置101側では、一連の発音情報を送出後、「データ
終端コード」を送出する(504)。端末装置103側で
は「データ終端コード」の受信によって、ホスト装置1
01側に「受信完了コード」を送出し(505)、その後
通信回線を切断し(506)、端末装置103のモードを
「データ再生モード」に戻す。ホスト装置101側では
「受信完了コード」を受信すると、通信回線を切断す
る。
【0045】この段階で、端末装置103の発音情報メ
モリ203には、ホスト装置101から配信された発音
情報が全て蓄えられたので、端末装置103の操作者
は、例えば、端末装置103を公衆電話機から切り離し
て自由に持ち歩くことができ、持ち歩きながら、簡単な
操作で、端末装置103から音声を再生することができ
る。
【0046】図13,図14は端末装置103の発音情
報メモリ203に蓄積された発音情報を音声として再生
しながら、操作者が所望の記事情報にマークを付与する
ときの手順を示すフローチャートである。なお、図1
3,図14のフローチャートでは、すでに、発音情報メ
モリ203にはホスト装置101より通信手段102を
介して、発音情報が転送されているものとする。
【0047】図13,図14を参照すると、音声の再生
を行なうデータ再生モードに入ると、発音情報中の読み
出し位置を発音情報の先頭にセットし(ステップS60
1)、再生ボタンかマークボタン211が押されるまで
待つ。ここで、再生ボタンが押されると、操作情報入力
部207は、再生ボタンが押されたことを検出し(ステ
ップS602)、メモリ読出部204を起動する。これ
により、メモリ読出部204は、発音情報メモリ203
からの発音情報の取り出しを開始する(ステップS60
3)。そして、取り出した発音情報が例えば最後の発音
情報に該当するか否かを判断する(ステップS604)。
なお、最後の発音情報に該当するか否かは、例えば、発
音情報の内容が発音記号の終了を示す制御情報等である
か否かにより判断することができる。
【0048】上記ステップS604において、最後の発
音情報に該当する場合は、ステップS601に戻る。一
方、上記ステップS604において、最後の発音情報に
該当しない場合は、発音情報メモリ203の所定の読み
出し位置から発音情報の読み出しを順次に行ない、これ
を音声合成処理部206に与える。
【0049】これにより、音声合成処理部206では、
メモリ読出部204からの発音情報に基づいて音声波形
を合成し(例えば規則音声合成し)、音声の出力を行なう
(ステップS605)。
【0050】この音声の合成出力中に、この音声出力を
聞いて、詳細情報を希望する記事があると、操作者はマ
ークボタン211を押して、この記事情報にマークを付
与することができる。すなわち、記事情報の概要部分の
音声合成出力中に、操作者によりマークボタン211が
押されると(ステップS609),操作情報入力部207
は、メモリ読出部204に対して、当該記事情報の先頭
に付されている記事番号をアクセスする旨の信号を与え
る。これにより、メモリ読出部204は、この記事番号
を発音情報メモリ203から読出し、それをマーク情報
記憶部212に送出する。これにより、マーク情報記憶
部212は与えられた記事番号をマーク情報として蓄積
する(ステップS610)。但し、既にその記事番号がマ
ーク情報記憶部212に記憶されている場合には、いま
操作されたマークボタン211による信号が、この記事
情報に対してすでに付されているマークを削除(解除)す
るためのものであると判断し、マーク情報記憶部212
の中からその記事番号を削除する。その後、処理をステ
ップS606に移す。一方、ステップS609におい
て、マークボタン211が押されなければ、そのまま処
理をステップS606に移す。
【0051】ステップS606で、操作者により停止ボ
タンが押されると、操作情報入力部207は、音声合成
処理部206に停止信号を与える。これにより、音声合
成処理部206は直ちに音声出力を中断し(ステップS
607)、ステップS601に戻り、読み出し位置を発
音情報の先頭(発音情報メモリ203の先頭)に移動し、
再び待機状態になる。一方、ステップS606におい
て、停止ボタンが押されなければ、読み出し位置を順
次、先に進める(ステップS608)。この一連の処理が
繰返されることにより、発音情報の内容が発音記号の終
了を示す制御情報となるまで、端末装置103からは発
音情報に対応した音声が再生出力される。
【0052】一方、このデータ再生モードにおいて、ス
テップS601で読み出し位置を発音情報の先頭にした
後、ステップS602における再生ボタンが押されたか
否かの判断処理において、再生ボタンが押されていない
と判断されると、さらに、マークボタン211が押され
たか否かを判断する(ステップS611)。
【0053】ステップS611でマークボタン211が
押されたと判断されると、操作情報入力部207は、マ
ーク情報記憶部212から記事番号の取り出しを開始す
る(ステップS612)。そして、取り出した記事番号が
終わりであるか否かを判断し(ステップS613)、終わ
りである場合にはステップS601に戻る。終わりでな
い場合には、メモリ読出部204はマーク情報記憶部2
12から取り出された記事番号に対応した記事の発音情
報を発音情報メモリ203から取り出し、これを音声合
成処理部206に与える(ステップS614)。音声合成
処理部206では、この発音情報に基づいて音声波形を
合成し(例えば規則音声合成し)、音声の出力を行なう
(ステップS615)。次に、停止ボタンが押されたか否
かを判断し(ステップS616)、停止ボタンが押された
場合にはステップS607に戻り、発声を中断する。ま
た、停止ボタンが押されなければ、ステップS612に
戻り、ステップS612乃至S615の一連の処理を繰
り返す。この一連の処理が繰り返されることにより、マ
ークされた全ての記事番号に対応した記事情報(例えば
記事情報の記事番号の部分と“概要”の部分)が音声と
して再生出力される。
【0054】また、図15は端末装置103が通信手段
102を介して詳細記事のテキスト情報をもつホスト装
置101にアクセスし、端末装置103のマーク情報を
ホスト装置101に送信する手順を示す図である。
【0055】この場合、端末装置103の操作者は、先
ず、回線接続を行ない、データ通信回線を確立する(1
201)。なお、回線接続を行なう方法は、上述したよ
うに、図12の発音情報を受信する場合における方法と
同じである。但し、この場合、端末装置103の送受切
替スイッチ213は送信側にセットしておく必要があ
る。
【0056】データ通信回線が確立されたことを端末装
置103側の通信制御部201が検知すると、通信制御
部201は、ホスト装置101に「マーク情報送信要
求」を送る(1202)。ホスト装置101側では、その
通信処理部107が「マーク情報送信要求」を受信する
と、「受信可」を端末装置103側に送出する(120
3)。端末装置103側では「受信可」の受信によって
通信制御部201がマーク情報記憶部212に蓄積され
たマーク情報を読出してホスト装置101側に転送する
(1204)。端末装置103側では一連のマーク情報を
送出後、「データ終端コード」を送出する(1205)。
ホスト装置101側では「データ終端コード」の受信に
よって、端末装置103側に、「受信完了コード」を送
出し(1206)、その後通信回線を切断する(120
7)。端末装置103側では「受信完了コード」を受信
すると、通信回線を切断する。このようにして、端末装
置103からホスト装置101に、マーク情報を送信す
ることができる。
【0057】また、図16は、ホスト装置101が端末
装置103からマーク情報を受信し、それに基づいて、
マークされた記事情報の詳細な情報(例えば、“記事番
号”部分+“概要”部分+“詳細の内容”部分)のテキ
スト情報を電子メールで送出する手順を示すフローチャ
ートである。
【0058】図15に示したように、端末装置103側
からのマーク情報送信要求を受付け、ホスト装置101
の通信処理部107が端末装置103からのマーク情報
を受信すると(ステップS901)、ホスト制御部106
では、先ず、マーク情報のIDとユーザ情報ファイル1
14のユーザIDとの照合を行ない、マーク情報のID
と一致するユーザIDがあるか否かを判断する。すなわ
ち、図9に示すようにマーク情報の中には端末固有のI
Dが含まれており、このIDが図7に示すようなユーザ
情報の中に含まれているか否かを判断する(ステップS
902)。この結果、マーク情報のIDがユーザ情報中
になければ、端末装置103から送られたマーク情報の
ID(端末固有のID)は、ホスト装置101に未登録で
あると判断し、処理を終了する。一方、マーク情報のI
D(端末固有のID)がユーザ情報中にある場合には、ホ
スト制御部106は、さらに、マーク情報中に送付先ア
ドレスが含まれているか否かを判断する(ステップS9
03)。この判断は、マーク情報中に「ADR:」で始
まる行があるか否かによって行なうことができる。図9
のマーク情報の例では、送付先アドレスは含まれていな
いと判断され、図10のマーク情報の例では、送付先ア
ドレスが含まれていると判断される。ステップS903
において、マーク情報中に送付先アドレスが含まれてい
ると判断された場合には、マーク情報中の送付先アドレ
スを、電子メールの送出アドレスとしてセットする(ス
テップS905)。一方、マーク情報中に送付先アドレ
スが含まれていないと判断された場合には、ユーザ情報
ファイル114中の送付先アドレスを使用する(セット
する)(ステップS904)。
【0059】その後、ホスト制御部106は、マーク情
報中の全ての記事番号を電子メール出力部113に送出
する。電子メール出力部113では、これを受け、マー
ク情報中の記事番号順に、該当する記事番号に対応した
記事情報の詳細な情報のテキスト情報をテキスト情報フ
ァイル112から取り出して結合し、宛先,タイトル等
のヘッダー情報を付加して、電子メールの内容を構成す
る(ステップS906)。続いて、通信処理部107に対
して電子メールの内容を送出する。通信処理部107は
これを受け、詳細の内容をもつテキスト情報を電子メー
ルとして、電子メールサーバー108に対して送出する
(ステップS907)。図17には、電子メールとして送
出される記事情報の詳細な情報の一例が示されている。
【0060】図17のような電子メールが電子メールサ
ーバー108に送出されるとき、電子メールサーバー1
08では、受信したメールヘッダー情報にある宛先に対
して、この電子メールの内容を配布する処理を行なう。
【0061】その後、ホスト制御部106は、通信処理
部107のステータス(状態)をチェックし、電子メール
が正常に送出できたことを確認した場合には、ユーザ情
報ファイル114中の課金情報を、送信した情報の数等
に応じて更新する(ステップS908)。
【0062】このように、この情報配信システムによれ
ば、ホスト装置101において刻々と変化する最新の情
報が取り込まれるとき、操作者は携帯の端末装置103
を通信手段102に接続することで、ホスト装置101
から最新情報を発音情報の形でどこででも迅速に取り込
むことができる。
【0063】また、この情報配信システムによれば、端
末装置103を通信手段102と切り離した後、端末装
置103単体で、これに取り込んだホスト装置101か
らの発音情報に基づいて直接音声合成し、音声で再生出
力することができる。これによって、端末装置103の
ユーザは、歩きながら、または、満員電車の中でも容易
に、再生された音声を聞くことができ、情報の収集をす
ることが可能となる。
【0064】また、端末装置103の操作者が、記事情
報の概要を聞いている最中にマークボタン211を押す
ことによって、現在再生出力中の記事情報にマークを付
けることができる。また、ある1つの記事情報の概要を
聞いている最中にマークボタン211を押してこの記事
情報にマークを付け、また、その後再生される他の記事
情報の概要を聞いている最中にマークボタン211を押
してこの他の記事情報にマークを付けるというように、
複数の記事情報についてそれぞれマークを付けることも
できる。また、マークを付けた記事情報に対して、例え
ばこの記事情報の再生中に、再びマークボタン211を
押すことにより、マークを削除(解除)することもでき
る。
【0065】また、記事情報にマークを付けた場合は、
端末装置103の再生動作を一旦停止した後にマークボ
タン211を押すことで、マークされた記事情報を順次
に再生出力(音声出力)することができ、マークを付けた
情報(概要情報)だけを再度まとめて聞くことができる。
【0066】また、記事情報にマークを付けた後、端末
装置103の送受切替スイッチ213を送信側にセット
して、マーク情報を通信手段102を介してホスト装置
101に送信することにより、マークを付けた各記事情
報についての詳しい内容のテキスト情報をホスト装置1
01から電子メールで取得することができる。この際、
ユーザは、電子メールで取得した情報をプリンタやディ
スプレイに出力したり、これを保存したりすることがで
きる。
【0067】また、端末装置103のマーク情報記憶部
212に、送付先のアドレスを指定しておくことで、こ
のアドレスに(例えば、このアドレスがホスト装置10
1側に予め登録されている送付先と異なっている場合に
も、マーク情報記憶部212に指定されている送付先の
アドレスに)、詳しい内容のテキスト情報を電子メール
で送付させることができる。
【0068】このように、図1の情報配信システムで
は、ユーザによって特定された記事情報の詳細な情報を
電子メールでユーザの所定の端末に送信できるので、ユ
ーザは送信された情報をプリンタやディスプレイ等に出
力したり、これを保存させておくことができる。
【0069】図18は、本発明に係る情報配信システム
の他の構成例を示す図である。図18を参照すると、こ
の情報配信システムは、図1の情報配信システムと同様
の構成のものとなっているが、図1の情報配信システム
の電子メール出力部113の代わりに、FAX出力部1
16が設けられて、また、電子メールサーバー108の
代わりに、FAX装置115が接続されている。
【0070】ここで、FAX出力部116としては、ホ
スト制御部106からの指令によって、テキスト情報フ
ァイル112の中から、指定された情報番号の複数のテ
キスト情報を取り出し、その先頭にヘッダー情報をつけ
て、FAXとして送信できるように、テキスト情報を画
像情報に展開し、通信処理部107に転送する機能を有
している。
【0071】図18の情報配信システムにおいても、ホ
スト装置101が記事情報を入力して、図11のような
手順で、発音情報及びテキスト情報を作成すること、ま
た、端末装置103がホスト装置101から、図12の
ような手順で、発音情報を受け取って、図13,図14
のように端末装置103の操作者がその内容を音声で聴
取しながら、より詳細な情報を必要とする項目にマーク
を付け、図15のように端末装置103からホスト装置
101にマークした記事番号を送出する処理について
は、図1の情報配信システムの場合と同様にして行なう
ことができるが、図18の情報配信システムでは、端末
装置103からのマーク情報を受信したとき、ホスト装
置101は、このマーク情報に基づく詳細な記事内容を
電子メール(メール情報)としてではなくFAX(画像情
報)として送信する点で、図1の情報配信システムと相
違している。
【0072】図19は、図18の情報配信システムにお
いて、ホスト装置101が端末装置103からマーク情
報を受け取り、このマーク情報に基づいて詳細の記事内
容をFAX送信する手順を示すフローチャートである。
図19を参照すると、ステップS901乃至S906の
手順は図1の情報配信システムの場合と同様にしてなさ
れる(図16のステップS901乃至S906の処理と
同様にしてなされる)。但し、図18の情報配信システ
ムにおける送付先アドレスは、電子メールの送付先アド
レスでなく、FAXの送付先アドレス(具体的には、例
えば、端末の操作者の利用するFAX装置115の電話
番号)であり、ユーザー情報ファイル114中の送付先
アドレスも、端末の操作者の利用するFAX装置115
のアドレス(電話番号)が指定されている。
【0073】ステップS901乃至S906の処理を行
ない、ステップS906において、ホスト制御部106
からの指令によって、テキスト情報ファイル112の中
から指定された情報番号の複数のテキスト情報を取り出
し、結合した後、FAX出力部116は、FAXとして
送信できるようにテキスト情報を画像情報に変換する
(ステップS909)。その後、サービスのタイトルや日
付等のヘッダー情報を先頭に付加して、これをFAX装
置115のアドレス(電話番号)とともに通信処理部10
7に送出する。通信処理部107はこれを受け、詳細の
内容を持つ情報を、指定されたアドレス(電話番号)のF
AX装置115に送出する(ステップS910)。図20
には、FAXとして送られた記事情報の詳細な情報の一
例が示されている。
【0074】その後、ホスト制御部106は、通信処理
部107のステータス(状態)をチェックし、FAX情報
が正常に送出できたことを確認した場合には、ユーザー
情報ファイル114中の課金情報を送出した情報の数等
に応じて更新する(ステップS908)。
【0075】このように、図18の情報配信システムに
よれば、記事情報にマークを付けた後、端末装置103
の送受切替スイッチ213を送信側にして、通信手段1
02を介してホスト装置101に接続することにより、
マークを付けた記事情報についての詳しい内容のテキス
ト情報を所定のFAX装置115から取得することがで
きる。
【0076】また、端末装置103のマーク情報記憶部
212に、送付先のアドレスを指定しておくことで、例
えば、ホスト装置101側に登録されている送付先とは
異なったアドレス,例えば外出先のFAX装置等に、詳
しい内容のテキスト情報をFAX送信で送付させること
ができる。
【0077】上述の各例では、詳細情報を、メール情報
の形で(電子メールで)、あるいは、画像情報の形で(F
AXで)、送信するとしたが、ユーザが詳細情報を音声
で(例えば電話器の受話器で)聞きたいときには、ホスト
装置は、記事情報の詳細情報を音声合成して、例えばユ
ーザの電話器に音声情報として送信することも可能であ
る。
【0078】このように、本実施形態では、ホスト装置
101から当初、各記事情報の“概要”の部分(例え
ば、タイトルや概要などの表面的な部分)を送信させる
ことで、端末装置103により多くの記事を取込ませ、
端末装置103において、より多くの記事の表面的な部
分のみを音声再生してユーザに聞かせることができる。
すなわち、本発明は、ユーザが音声で記事情報を聞く場
合、音声で記事情報の詳細な内容を理解するのは一般に
困難であるという実験結果に基づいてなされたものであ
り、従って、端末装置103における記事情報の音声再
生については、記事情報の表面的な部分のみに限定し、
その反面、より多くの記事をユーザに聞かせるようにし
ている。
【0079】この際、ユーザの中には、「もっと、この
記事の詳しい内容を知りたい」とか、「情報を残してお
きたいので紙等に出力したい」などの要求があり、この
ような要求に対処するため、本実施形態では、記事情報
の表面的な部分を音声再生中に、その記事情報の詳細な
内容を知りたいときには、その記事情報を特定させ、そ
の記事情報の記事番号をマーク情報として保持させた上
で、これをホスト装置101に送る。これにより、ホス
ト装置101からは、マークされた記事情報の詳細な内
容が電子メールやFAXで送られ、ユーザは、所望の記
事情報の詳細な内容を紙等で読むことができる。
【0080】なお、上述の説明では、詳細な内容を必要
とする記事情報にマークを付すとしているが、「マーク
を付す」の意味は、実際に“マーク”を付する場合に限
らず、「所望の記事情報を特定する」の意味に解釈され
るべきである。また、上述の例では、所望の記事情報の
マーク情報(特定情報)として記事番号を用いたが、記事
情報を特定できるものであれば、記事番号以外のものを
用いることもできる。
【0081】また、上述の実施形態において、詳細な情
報を電子メールあるいはFAXで送る場合、記事情報中
の“詳細の内容”の部分には、文のみならず、写真,図
形等も含まれていても良い。すなわち、詳細な情報を電
子メールやFAXで送る場合、“詳細の内容”の部分に
ついては、音声合成出力されることなく、電子メールや
FAXで送信されるので、この部分については任意の形
態のものであっても良い。
【0082】また、上述の例では、ユーザにより特定さ
れた情報について、その詳細な情報をユーザに送信する
ようになっているが、これとともにあるいは、これのか
わりに、例えばホスト装置101内において、ユーザに
より特定された情報については、これを保存するように
することも可能である。
【0083】また、上述の実施形態では、情報が図2に
示すような記事情報であるとしたが、記事以外の任意の
情報であっても、本発明を同様に適用できる。
【0084】換言すれば、本発明の端末装置は、ホスト
装置に所定の通信手段を介して接続可能であり、ホスト
装置に所定の通信手段を介して接続されるときに、ホス
ト装置との間で情報を送受信可能な携帯型の端末装置で
あって、ホスト装置から送信され受信した情報を音声再
生出力する受信再生手段と、受信した情報を音声再生出
力中に、詳細な内容の入手を希望する情報を特定するた
めの特定手段と、特定手段により特定された情報をホス
ト装置に通信手段を介して通知する特定情報通知手段と
を備えていることを特徴としている。
【0085】また、上記端末装置において、ホスト装置
から複数の情報が送信される場合、受信再生手段は、受
信した複数の情報を連続的に音声再生出力し、特定手段
は、複数の情報が連続的に音声再生出力されていると
き、連続的に音声再生出力されている複数の情報から少
なくとも1つの情報を特定可能となっていることを特徴
としている。
【0086】また、上記端末装置において、特定手段に
よって特定された情報について、該情報の特定を解除す
るための解除手段がさらに設けられていることを特徴と
している。
【0087】また、上記端末装置において、ホスト装置
から送信され受信した情報のうち、特定手段によって特
定された情報のみを再度、音声再生出力する特定情報再
生手段がさらに設けられていることを特徴としている。
【0088】また、本発明の情報配信システムは、ホス
ト装置と、ホスト装置に所定の通信手段を介して接続可
能であって、ホスト装置に所定の通信手段を介して接続
されるときに、ホスト装置との間で情報を送受信可能な
端末装置とを備え、端末装置は、ホスト装置から送信さ
れ受信した情報を音声再生出力する受信再生手段と、受
信した情報を音声再生出力中に、詳細な内容の入手を希
望する情報を特定するための特定手段と、特定手段によ
り特定された情報をホスト装置に通信手段を介して通知
する特定情報通知手段とを備えており、ホスト装置は、
端末装置から送信された特定情報を受信すると、受信し
た特定情報の詳細な情報を所定の端末へ送信することを
特徴としている。
【0089】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項4記載の発明によれば、ホスト装置に所定の通信手
段を介して接続可能であって、ホスト装置に所定の通信
手段を介して接続されるときに、ホスト装置との間で情
報を送受信可能な携帯型の端末装置において、ホスト装
置から送信され受信した情報を音声再生出力する受信再
生手段と、受信した情報を音声再生出力中に、詳細な内
容の入手を希望する情報を特定するための特定手段と、
特定手段により特定された情報をホスト装置に通信手段
を介して通知する特定情報通知手段とを備えているの
で、情報の単なる再生機能のみならず、所定情報の詳し
い内容等をユーザに提示させたり、また、所定情報を保
存させたりすることができる。
【0090】また、請求項5乃至請求項8記載の発明に
よれば、ホスト装置と、ホスト装置に所定の通信手段を
介して接続可能であって、ホスト装置に所定の通信手段
を介して接続されるときに、ホスト装置との間で情報を
送受信可能な端末装置とを備えた情報配信システムにお
いて、端末装置は、ホスト装置から送信され受信した情
報を音声再生出力する受信再生手段と、受信した情報を
音声再生出力中に、詳細な内容の入手を希望する情報を
特定するための特定手段と、特定手段により特定された
情報をホスト装置に通信手段を介して通知する特定情報
通知手段とを備えており、ホスト装置は、端末装置から
送信された特定情報を受信すると、受信した特定情報の
詳細な情報を所定の端末へ送信するので、当初、所定情
報の概要をユーザに聞かせ、この際、ユーザに詳しい内
容等を知りたい情報を特定させることで、所定情報の詳
しい内容等をユーザに提示させたり、また、所定情報を
保存させたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報配信システムの構成例を示す
図である。
【図2】記事情報の一例を示す図である。
【図3】図2の記事情報に記事番号が付された例を示す
図である。
【図4】発音情報の一例を示す図である。
【図5】発音情報ファイルに格納される発音情報の一例
を示す図である。
【図6】図3の記事情報を電子メール用のテキスト情報
に変換した結果を示す図である。
【図7】ユーザ情報ファイルに格納されるユーザ情報の
一例を示す図である。
【図8】端末装置の構成例を示す図である。
【図9】マーク情報記憶部に記憶される情報の一例を示
す図である。
【図10】マーク情報記憶部に記憶される情報の一例を
示す図である。
【図11】ホスト装置が配信する情報を作成する手順を
示すフローチャートである。
【図12】端末装置がホスト装置へアクセスし、ホスト
装置から情報を受信する際の手順を示す図である。
【図13】端末装置のメモリに蓄積された発音情報を出
力するときの手順を示すフローチャートである。
【図14】端末装置のメモリに蓄積された発音情報を出
力するときの手順を示すフローチャートである。
【図15】端末装置がホスト装置へアクセスし、ホスト
装置へマーク情報を送信する際の手順を示す図である。
【図16】ホスト装置が端末装置からマーク情報を受信
し、それに基づいて、詳細情報を電子メールで送出する
手順を示すフローチャートである。
【図17】電子メールとして送出される情報の一例を示
す図である。
【図18】本発明に係る情報配信システムの他の構成例
を示す図である。
【図19】ホスト装置が端末装置からマーク情報を受信
し、それに基づいて、詳細情報をFAXで送出する手順
を示すフローチャートである。
【図20】FAXとして送出される情報の一例を示す図
である。
【符号の説明】 101 ホスト装置 102 通信手段 103 端末装置(携帯型音声合成装置) 104 発音情報生成 105 発音情報ファイル 106 ホスト制御部 107 通信処理部 108 電子メールサーバー 109 概要抽出部 110 発音情報出力部 111 テキスト情報編集部 112 テキストファイル 113 電子メール出力部 114 ユーザ情報ファイル 115 FAX装置 116 FAX出力部 119 記事番号割付部 201 通信制御部 202 メモリ書込部 203 発音情報メモリ 204 メモリ読出部 205 音声データファイル 206 音声合成処理部 207 操作情報入力部 208 音声出力部 211 マークボタン 212 マーク情報記憶部 213 送受切替スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置に所定の通信手段を介して接
    続可能であって、ホスト装置に所定の通信手段を介して
    接続されるときに、ホスト装置との間で情報を送受信可
    能な携帯型の端末装置において、ホスト装置から送信さ
    れ受信した情報を音声再生出力する受信再生手段と、受
    信した情報を音声再生出力中に、詳細な内容の入手を希
    望する情報を特定するための特定手段と、特定手段によ
    り特定された情報をホスト装置に通信手段を介して通知
    する特定情報通知手段とを備えていることを特徴とする
    端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の端末装置において、前記
    ホスト装置から複数の情報が送信される場合、前記受信
    再生手段は、受信した複数の情報を連続的に音声再生出
    力し、前記特定手段は、複数の情報が連続的に音声再生
    出力されているとき、連続的に音声再生出力されている
    複数の情報から少なくとも1つの情報を特定可能となっ
    ていることを特徴とする端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の端末装置
    において、前記特定手段によって特定された情報につい
    て、該情報の特定を解除するための解除手段がさらに設
    けられていることを特徴とする端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の端末装置
    において、前記ホスト装置から送信され受信した情報の
    うち、特定手段によって特定された情報のみを再度、音
    声再生出力する特定情報再生手段がさらに設けられてい
    ることを特徴とする端末装置。
  5. 【請求項5】 ホスト装置と、ホスト装置に所定の通信
    手段を介して接続可能であって、ホスト装置に所定の通
    信手段を介して接続されるときに、ホスト装置との間で
    情報を送受信可能な端末装置とを備えた情報配信システ
    ムにおいて、前記端末装置は、ホスト装置から送信され
    受信した情報を音声再生出力する受信再生手段と、受信
    した情報を音声再生出力中に、詳細な内容の入手を希望
    する情報を特定するための特定手段と、特定手段により
    特定された情報をホスト装置に通信手段を介して通知す
    る特定情報通知手段とを備えており、前記ホスト装置
    は、前記端末装置から送信された特定情報を受信する
    と、受信した特定情報の詳細な情報を所定の端末へ送信
    することを特徴とする情報配信システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の情報配信システムにおい
    て、前記ホスト装置は、前記特定情報の詳細な情報を音
    声情報の形で所定の端末に送信することを特徴とする情
    報配信システム。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の情報配信システムにおい
    て、前記ホスト装置は、前記特定情報の詳細な情報を画
    像情報の形で所定の端末に送信することを特徴とする情
    報配信システム。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の情報配信システムにおい
    て、前記ホスト装置は、前記特定情報の詳細な情報をメ
    ール情報の形で所定の端末に送信することを特徴とする
    情報配信システム。
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