JPH09282170A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH09282170A
JPH09282170A JP8095240A JP9524096A JPH09282170A JP H09282170 A JPH09282170 A JP H09282170A JP 8095240 A JP8095240 A JP 8095240A JP 9524096 A JP9524096 A JP 9524096A JP H09282170 A JPH09282170 A JP H09282170A
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JP
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JP8095240A
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English (en)
Inventor
Hirosuke Gotou
寛介 後藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のファクシミリ装置のシステムプログラ
ムを更新する際のサービスステーション側の処理負担を
軽減する。 【解決手段】 CPU1は、受信したデータが中継依頼
局から送信されたシステムプログラムと識別したとき、
フラッシュメモリ2のシステムプログラムを受信したシ
ステムプログラムに書き換えて更新し、そのシステムプ
ログラムの更新後、受信したシステムプログラムをRA
M3に予め登録された宛先へ中継送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信回線を介し
てデータをファクシミリ送受信するファクシミリ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置(ファクシミリ通信機
能を備えたパーソナルコンピュータ等の端末装置も含
む)の機能アップ,個別対応,及びバグ対応等のために
は、そのファクシミリ装置の制御動作を司るシステムプ
ログラムを変更する必要がある。従来、サービスステー
ションに設置された端末装置から通信回線を介して送信
されたシステムプログラムによって自装置のシステムプ
ログラムを更新するファクシミリ装置(例えば、特開昭
63−182743号公報参照)があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置では、サービスステーション側ではフ
ァクシミリ装置へシステムプログラムを送信しなければ
ならないので、多数のファクシミリ装置のシステムプロ
グラムの更新作業に大変手間がかかるという問題があっ
た。
【0004】例えば、多数の事業所を有する企業では、
その各事業所毎に多数のファクシミリ装置を備えてお
り、サービスステーションから各ファクシミリ装置へ1
台ずつ更新すべきシステムプログラムを送信するので
は、サービスステーション側の処理負担が多くなる。
【0005】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、複数のファクシミリ装置のシステムプログラム
を更新する際のサービスステーション側の処理負担を軽
減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、書き換え可能なメモリに記憶したシステ
ムプログラムに基づいてデータをファクシミリ送受信す
る手段と、その手段によって受信したデータが中継依頼
局から送信されたシステムプログラムか否かを識別する
手段と、その手段によってシステムプログラムと識別し
たとき、上記書き換え可能なメモリのシステムプログラ
ムを上記受信したシステムプログラムに書き換えて更新
する手段と、上記書き換え可能なメモリのシステムプロ
グラムの更新後、上記受信したシステムプログラムを予
め登録された宛先へ中継送信する手段を備えたファクシ
ミリ装置を提供する。
【0007】また、書き換え可能なメモリに記憶したシ
ステムプログラムに基づいてデータをファクシミリ送受
信する手段と、その手段によって受信したデータが中継
依頼局から送信されたシステムプログラムか否かを識別
する手段と、その手段によってシステムプログラムと識
別したとき、上記書き換え可能なメモリのシステムプロ
グラムを上記受信したシステムプログラムに書き換えて
更新する手段と、上記書き換え可能なメモリのシステム
プログラムの更新後、上記受信したシステムプログラム
をそのシステムプログラムと共に受信した宛先へ中継送
信する手段を備えたファクシミリ装置も提供する。
【0008】さらに、上記中継依頼局から送信されたシ
ステムプログラムを受信したとき、そのシステムプログ
ラムが自機種に適合するシステムプログラムか否かを判
断する手段と、その手段によって自機種に適合するシス
テムプログラムを判断したときにのみ、上記書き換え可
能なメモリのシステムプログラムを上記受信したシステ
ムプログラムに書き換えて更新する手段を設けるとよ
い。
【0009】また、上記中継依頼局から送信されたシス
テムプログラムを受信したとき、そのシステムプログラ
ムのバージョンと上記書き換え可能なメモリに記憶され
ているシステムプログラムのバージョンとを比較する手
段と、その手段による比較結果に基づいて上記書き換え
可能なメモリに記憶されているシステムプログラムのバ
ージョンが上記受信したシステムプログラムのバージョ
ンよりも古いときにのみ、上記書き換え可能なメモリの
システムプログラムを上記受信したシステムプログラム
に書き換えて更新する手段を設けるとよい。
【0010】さらに、上記書き換え可能なメモリのシス
テムプログラムの更新後、その更新結果を知らせる更新
結果レポートを作成する手段と、その手段によって作成
した更新結果レポートを上記中継依頼局へ送信する手段
を設けるとよい。
【0011】さらにまた、上記システムプログラムの中
継送信後、そのシステムプログラムの宛先からの更新結
果レポートを予め設定された時間内に受信しなかったと
き、その宛先におけるシステムプログラムの更新が正常
に行なわれなかった旨を知らせるレポートを出力する手
段を設けるとよい。
【0012】この発明の請求項1のファクシミリ装置に
よれば、サービスステーションに設置された端末装置等
の中継依頼局から受信したシステムプログラムによって
自装置のシステムプログラムを更新すると共に、そのシ
ステムプログラムを予め登録された宛先のファクシミリ
装置へ中継送信することができる。
【0013】したがって、サービスステーション側で複
数のファクシミリ装置のシステムプログラムを更新する
際、サービスステーションからは直接に各ファクシミリ
装置へシステムプログラムを送信せずに済むので、サー
ビスステーション側の処理負担を軽減することができ
る。
【0014】また、この発明の請求項2のファクシミリ
装置によれば、サービスステーションに設置された端末
装置等の中継依頼局から受信したシステムプログラムに
よって自装置のシステムプログラムを更新すると共に、
そのシステムプログラムを中継依頼局からシステムプロ
グラムと共に受信した宛先のファクシミリ装置へ中継送
信することができる。
【0015】したがって、サービスステーション側で複
数のファクシミリ装置のシステムプログラムを更新する
際、サービスステーションからは1台のファクシミリ装
置へシステムプログラムを送信し、そのファクシミリ装
置が中継ネット内の他のファクシミリ装置へシステムプ
ログラムを中継送信し、又はそのファクシミリ装置を始
めとして中継ネット内の各ファクシミリ装置へ順に転送
するので、サービスステーション側の処理負担を軽減す
ることができる。
【0016】さらに、この発明の請求項3のファクシミ
リ装置によれば、受信したシステムプログラムが自機種
に適合する場合にのみそのシステムプログラムに更新
し、適合しないときには更新しないので、中継ネット内
に異機種のファクシミリ装置があっても、同機種のファ
クシミリ装置についてのみシステムプログラムの更新を
自動的に行なえる。
【0017】また、この発明の請求項4のファクシミリ
装置によれば、受信したシステムプログラムのバージョ
ンが自装置よりも新しい場合にのみそのシステムプログ
ラムに更新し、バージョンが同じ及び古いときには更新
しないので、中継ネット内に最新バージョンのシステム
プログラムを持つファクシミリ装置がある場合、バージ
ョンアップが必要なファクシミリ装置についてのみシス
テムプログラムの更新を自動的に行なえる。
【0018】さらに、この発明の請求項5のファクシミ
リ装置によれば、システムプログラムを更新した後、中
継依頼局へその更新結果のレポートを送信するので、中
継依頼局へ正常に更新を行なえたことを通知することが
できる。したがって、中継依頼局では更新結果レポート
を受信しなかったファクシミリ装置で異常が発生したこ
とを確認することができる。
【0019】さらにまた、この発明の請求項6のファク
シミリ装置によれば、システムプログラムの中継送信
後、その送信先のファクシミリ装置から所定時間内に更
新結果レポートを受信しなかったとき、送信先でのシス
テムプログラム更新のエラーを示すレポートを出力する
ので、システムプログラムの中継送信先のファクシミリ
装置でシステムプログラムの更新が正常に行なわれたか
否かを容易に確認することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の請
求項1〜6の一実施形態であるファクシミリ装置の構成
を示すブロック図である。このファクシミリ装置は、C
PU1,フラッシュメモリ2,RAM3,画像処理部
4,スキャナ5,プロッタ6,操作部7,ネットワーク
コントロールユニット(NCU)8,及びシステムバス
9からなる。
【0021】CPU1は、フラッシュメモリ2に記憶さ
れているシステムプログラムに基づいてこのファクシミ
リ装置全体の制御を司ると共に、この発明に係るシステ
ムプログラム更新処理を実行するマイクロコンピュータ
である。フラッシュ(Flash)メモリ2は、このフ
ァクシミリ装置全体の制御プログラムであるシステムプ
ログラムを記憶する書き換え可能なメモリである。な
お、その他の書き換え可能なメモリに変えても良い。
【0022】RAM3は、スタック領域,CPU1のワ
ークエリア等に使用するランダムアクセスメモリであ
り、この発明の請求項1〜6のファクシミリ装置ではサ
ービスセンタの端末装置又は他のファクシミリ装置等の
中継依頼局から受信したシステムプログラム,変更デー
タを一時的に保存する。
【0023】また、この発明の請求項1のファクシミリ
装置では,予め操作部7によって登録されたシステムプ
ログラムの中継送信(転送)先の宛先データを保存す
る。さらに、この発明の請求項2〜6のファクシミリ装
置ではシステムプログラムと共に受信したそのシステム
プログラムの中継送信先の宛先データ(中継受信局の宛
先データ)を保存する。
【0024】画像処理部4は、画情報のデータの圧縮及
び伸張を行なう。スキャナ5は、原稿を光学的にスキャ
ンし、それによって読み取った画情報に符号化処理を施
して読み込む画像読み取り装置である。
【0025】プロッタ6は、画像処理部4によって伸張
されたファクシミリ受信した画情報のデータを物理的に
イメージ化、すなわち、記録紙に印刷して出力するレー
ザプリンタ等の印刷装置である。このプロッタ6は、更
新結果レポート及び送信先のファクシミリ装置のシステ
ムプログラムの更新が正常に行なわれなかったことを示
すエラーレポート等の印刷も行なう。
【0026】操作部7は、ファクシミリ送受信に必要な
各種のキーやスイッチを備えており、ユーザによってシ
ステムプログラムの中継送信先の宛先等の各種の操作情
報を入力する入力装置である。NCU8は、網制御部と
通信制御部を備えており、通信回線を介してサービスス
テーションの端末装置及び他のファクシミリ装置(ファ
クシミリ通信機能を備えたパーソナルコンピュータ等の
短間装置も含む)と接続し、それらの装置とのデータの
ファクシミリ送受信を実行する。
【0027】システムバス9は、上記各部間のデータの
受け渡しを行なう通信線である。上記各部はこのシステ
ムバス9とのインタフェースを持っている。この発明の
各請求項のファクシミリ装置の機能は、CPU1による
フラッシュメモリ2のシステムプログラムによって実現
できる。
【0028】また、各タスクの起動とそのスケジューリ
ングはシステムプログラム内のモニタ部によって制御す
る。さらに、動作の同時性等については現存するマルチ
タスク,リアルタイムOSの概念をモニタ部に用いるこ
とによって容易に実現することができる。
【0029】そして、このファクシミリ装置は通信回線
を介して同機能を備えた複数のファクシミリ装置とサー
ビスステーションの端末装置とを接続し、システムプロ
グラムの中継送信の中継ネットを構成している。
【0030】次に、この発明の請求項1のファクシミリ
装置について説明する。上記CPU1が、書き換え可能
なメモリに記憶したシステムプログラムに基づいてデー
タをファクシミリ送受信する手段と、その手段によって
受信したデータが中継依頼局から送信されたシステムプ
ログラムか否かを識別する手段と、その手段によってシ
ステムプログラムと識別したとき、上記書き換え可能な
メモリのシステムプログラムを上記受信したシステムプ
ログラムに書き換えて更新する手段と、上記書き換え可
能なメモリのシステムプログラムの更新後、上記受信し
たシステムプログラムを予め登録された宛先へ中継送信
する手段の機能を果たす。
【0031】図2は、この発明の請求項1の実施形態で
あるファクシミリ装置のシステムプログラム更新処理を
示すフローチャートである。この処理は、サービスセン
タの端末装置等の中継依頼局からファクシミリ送信の着
呼を受け、システムプログラムの更新であることを確認
すると、システムプログラムを受信して、ステップ(図
中「S」で示す)1でフラッシュメモリ2のシステムプ
ログラムを更新する。
【0032】その後、ステップ2へ進んでRAM3に特
定宛先、すなわちシステムプログラムの中継送信の宛先
があるか否かを判断して、なければこの処理を終了して
リターンし、有ればステップ3へ進んでその宛先へシス
テムプログラムを中継送信してこの処理を終了してリタ
ーンする。
【0033】この発明の請求項1のファクシミリ装置に
よれば、中継依頼局から受信したシステムプログラムに
よって自装置のシステムプログラムを更新すると共に、
そのシステムプログラムを予め登録された宛先のファク
シミリ装置へ中継送信するので、サービスステーション
から受信したシステムプログラムによる更新を他のファ
クシミリ装置へ行なわせることができ、サービスステー
ション側の処理負担を軽減することができる。
【0034】次に、この発明の請求項2のファクシミリ
装置について説明する。上記CPU1が、書き換え可能
なメモリに記憶したシステムプログラムに基づいてデー
タをファクシミリ送受信する手段と、その手段によって
受信したデータが中継依頼局から送信されたシステムプ
ログラムか否かを識別する手段と、その手段によってシ
ステムプログラムと識別したとき、上記書き換え可能な
メモリのシステムプログラムを上記受信したシステムプ
ログラムに書き換えて更新する手段と、上記書き換え可
能なメモリのシステムプログラムの更新後、上記受信し
たシステムプログラムをそのシステムプログラムと共に
受信した宛先へ中継送信する手段の機能を果たす。
【0035】図3は、この発明の請求項2の実施形態で
あるファクシミリ装置のシステムプログラム更新処理を
示すフローチャートである。この処理は、サービスセン
タの端末装置等の中継依頼局からファクシミリ送信の着
呼を受け、システムプログラムの更新であることを確認
すると、システムプログラムを受信して、ステップ(図
中「S」で示す)11でフラッシュメモリ2のシステム
プログラムを更新する。
【0036】その後、ステップ12へ進んで中継依頼
(中継受信)か否かを判断して、中継依頼でなければこ
の処理を終了してリターンし、中継依頼であればステッ
プ13へ進んで自機が最終受信局か否かを判断して、最
終受信局ならこの処理を終了してリターンし、最終受信
局でなければステップ14へ進んでシステムプログラム
と共に受信した宛先へそのシステムプログラムを中継送
信する中継送信タスクを実行する。つまり、中継受信時
に受信した次局番にしたがって次宛先へシステムプログ
ラムを送信し、この処理を終了してリターンする。
【0037】この発明の請求項2のファクシミリ装置に
よれば、中継依頼局から受信したシステムプログラムに
よって自装置のシステムプログラムを更新すると共に、
そのシステムプログラムを中継依頼局からシステムプロ
グラムと共に受信した宛先のファクシミリ装置へ中継送
信するので、サービスステーションから受信したシステ
ムプログラムによって中継ネット内の他のファクシミリ
装置へシステムプログラムを中継送信し、又はそのファ
クシミリ装置を始めとして中継ネット内の各ファクシミ
リ装置へ順に転送できるので、サービスステーション側
の処理負担を軽減することができる。
【0038】次に、この発明の請求項3のファクシミリ
装置について説明する。上記CPU1が、上記この発明
の請求項3のファクシミリ装置の各機能と共に、中継依
頼局から送信されたシステムプログラムを受信したと
き、そのシステムプログラムが自機種に適合するシステ
ムプログラムか否かを判断する手段と、その手段によっ
て自機種に適合するシステムプログラムを判断したとき
にのみ、上記書き換え可能なメモリのシステムプログラ
ムを上記受信したシステムプログラムに書き換えて更新
する手段の機能も果たす。
【0039】図4は、この発明の請求項3の実施形態で
あるファクシミリ装置のシステムプログラム更新処理を
示すフローチャートである。この処理は、サービスセン
タの端末装置等の中継依頼局からファクシミリ送信の着
呼を受け、システムプログラムの更新であることを確認
すると、システムプログラムとその該当機種情報を受信
して、ステップ(図中「S」で示す)21でその該当機
種情報が自機と同機種か否かを判断、つまりその受信し
たシステムプログラムが自機に適合するか否かを判断す
る。
【0040】その判断で該当機種情報が自機と同機種で
なければ、この処理を終了してリターンし、該当機種情
報が自機と同機種ならステップ22へ進んでフラッシュ
メモリ2のシステムプログラムを更新する。
【0041】その後、ステップ23へ進んで中継依頼
(中継受信)か否かを判断して、中継依頼でなければこ
の処理を終了してリターンし、中継依頼であればステッ
プ24へ進んで自機が最終受信局か否かを判断して、最
終受信局ならこの処理を終了してリターンし、最終受信
局でなければステップ25へ進んでシステムプログラム
と共に受信した宛先へそのシステムプログラムを中継送
信する中継送信タスクを実行する。つまり、中継受信時
に受信した次局番にしたがって次宛先へシステムプログ
ラムを送信し、この処理を終了してリターンする。
【0042】この発明の請求項3のファクシミリ装置に
よれば、受信したシステムプログラムが自機種に適合す
る場合にのみそのシステムプログラムに更新し、適合し
ないときには更新しないので、中継ネット内の同機種の
ファクシミリ装置のシステムプログラムの更新のみを自
動的に行なえる。
【0043】次に、この発明の請求項4のファクシミリ
装置について説明する。上記CPU1が、上記この発明
の請求項3のファクシミリ装置の各機能と共に、中継依
頼局から送信されたシステムプログラムを受信したと
き、そのシステムプログラムのバージョンと前記書き換
え可能なメモリに記憶されているシステムプログラムの
バージョンとを比較する手段と、その手段による比較結
果に基づいて上記書き換え可能なメモリに記憶されてい
るシステムプログラムのバージョンが上記受信したシス
テムプログラムのバージョンよりも古いときにのみ、上
記書き換え可能なメモリのシステムプログラムを前記受
信したシステムプログラムに書き換えて更新する手段の
機能も果たす。
【0044】図5は、この発明の請求項4の実施形態で
あるファクシミリ装置のシステムプログラム更新処理を
示すフローチャートである。この処理は、サービスセン
タの端末装置等の中継依頼局からファクシミリ送信の着
呼を受け、システムプログラムの更新であることを確認
すると、システムプログラムとそのバージョン情報を受
信して、ステップ(図中「S」で示す)31でそのバー
ジョン情報が自機のシステムプログラムのバージョンよ
りも新バージョンか否かを判断する。
【0045】その判断で受信したシステムプログラムの
バージョンが自機のシステムプログラムのバージョンと
同じ又は古ければ、この処理を終了してリターンし、受
信したシステムプログラムが自機のシステムプログラム
よりも新バージョンなら、ステップ32へ進んでフラッ
シュメモリ2のシステムプログラムを更新する。
【0046】その後、ステップ33へ進んで中継依頼
(中継受信)か否かを判断して、中継依頼でなければこ
の処理を終了してリターンし、中継依頼であればステッ
プ34へ進んで自機が最終受信局か否かを判断して、最
終受信局ならこの処理を終了してリターンし、最終受信
局でなければステップ35へ進んでシステムプログラム
と共に受信した宛先へそのシステムプログラムを中継送
信する中継送信タスクを実行する。つまり、中継受信時
に受信した次局番にしたがって次宛先へシステムプログ
ラムを送信し、この処理を終了してリターンする。
【0047】この発明の請求項4のファクシミリ装置に
よれば、受信したシステムプログラムのバージョンが自
装置よりも新しい場合にのみそのシステムプログラムに
更新し、バージョンが同じ及び古いときには更新しない
ので、中継ネット内のバージョンアップが必要なファク
シミリ装置についてのみシステムプログラムの更新を自
動的に行なえる。
【0048】次に、この発明の請求項4のファクシミリ
装置について説明する。上記CPU1が、上記この発明
の請求項3のファクシミリ装置の各機能と共に、上記書
き換え可能なメモリのシステムプログラムの更新後、そ
の更新結果を知らせる更新結果レポートを作成する手段
と、その手段によって作成した更新結果レポートを前記
中継依頼局へ送信する手段の機能も果たす。
【0049】図6は、この発明の請求項5の実施形態で
あるファクシミリ装置のシステムプログラム更新処理を
示すフローチャートである。この処理は、サービスセン
タの端末装置等の中継依頼局からファクシミリ送信の着
呼を受け、システムプログラムの更新であることを確認
すると、システムプログラムを受信して、ステップ(図
中「S」で示す)41でフラッシュメモリ2のシステム
プログラムを更新する。
【0050】その後、ステップ42へ進んで中継依頼
(中継受信)か否かを判断して、中継依頼でなければこ
の処理を終了してリターンし、中継依頼であればステッ
プ43へ進んで自機が最終受信局か否かを判断して、最
終受信局ならこの処理を終了してリターンし、最終受信
局でなければステップ44へ進んでシステムプログラム
と共に受信した宛先へそのシステムプログラムを中継送
信する中継送信タスクを実行する。つまり、中継受信時
に受信した次局番にしたがって次宛先へシステムプログ
ラムを送信する。
【0051】さらに、ステップ45へ進んで変更日時,
プログラムのバージョン,サム値等の自機のプログラム
更新データを予め決められたフォーマットにしたがって
更新結果レポートの画情報をビットマップ上に展開し、
送信タスクを起動してその更新結果レポートを中継依頼
局へ送信し、この処理を終了してリターンする。
【0052】この発明の請求項5のファクシミリ装置に
よれば、システムプログラムを更新した後、中継依頼局
へその更新結果のレポートを送信するので、中継依頼局
へ正常に更新を行なえたことを通知することができる。
したがって、中継依頼局では更新結果レポートを受信し
なかったファクシミリ装置で異常が発生したことを確認
することができる。
【0053】次に、この発明の請求項4のファクシミリ
装置について説明する。上記CPU1が、上記この発明
の請求項3のファクシミリ装置の各機能と共に、システ
ムプログラムの中継送信後、そのシステムプログラムの
宛先からの更新結果レポートを予め設定された時間内に
受信しなかったとき、その宛先におけるシステムプログ
ラムの更新が正常に行なわれなかった旨を知らせるレポ
ートを出力する手段の機能も果たす。
【0054】図7は、この発明の請求項6の実施形態で
あるファクシミリ装置のシステムプログラム更新処理を
示すフローチャートである。この処理は、サービスセン
タの端末装置等の中継依頼局からファクシミリ送信の着
呼を受け、システムプログラムの更新であることを確認
すると、システムプログラムを受信して、ステップ(図
中「S」で示す)51でフラッシュメモリ2のシステム
プログラムを更新する。
【0055】その後、ステップ52へ進んで中継依頼
(中継受信)か否かを判断して、中継依頼でなければこ
の処理を終了してリターンし、中継依頼であればステッ
プ53へ進んで自機が最終受信局か否かを判断して、最
終受信局ならこの処理を終了してリターンし、最終受信
局でなければステップ54へ進んでシステムプログラム
と共に受信した宛先へそのシステムプログラムを中継送
信する中継送信タスクを実行する。つまり、中継受信時
に受信した次局番にしたがって次宛先へシステムプログ
ラムを送信する。
【0056】さらに、システムプログラムを送信した宛
先から受信があったとき、更新結果レポートと判断し
て、ステップ55へ進んで全ての宛先から更新結果レポ
ートを受信したか否かを判断して、受信しなければステ
ップ56へ進んでタイマをカウントアップしてステップ
55へ戻り、予め設定された時間内まで全宛先からの更
新結果レポートの受信処理を繰り返し、その時間内に全
宛先から更新結果レポートを受信したとき、又は全宛先
からの更新結果レポートを受信しなくてもその所定時間
が経過したときはステップ57へ進む。
【0057】ステップ57では、更新結果レポートを受
信した宛先ではシステムプログラムの更新が正常に終了
したものと判断し、更新結果レポートを受信しなかった
宛先ではシステムプログラムの更新が正常に終了しなか
ったものと判断して、予め決められたフォーマットにし
たがって次宛先におけるシステムプログラムの更新が正
常に行なわれなかった旨を知らせる内容を含む次宛先の
システムプログラム更新結果のレポートの画情報をビッ
トマップ上に展開し、プリンタタスクを起動してビット
マップ上のレポートのデータをプロッタ6によって記録
紙に印刷して出力し、この処理を終了してリターンす
る。
【0058】この発明の請求項6のファクシミリ装置に
よれば、システムプログラムの中継送信後、その送信先
のファクシミリ装置から所定時間内に更新結果レポート
を受信しなかったとき、送信先でのシステムプログラム
更新のエラーを示すレポートを出力するので、システム
プログラムの中継送信先のファクシミリ装置でシステム
プログラムの更新が正常に行なわれたか否かを容易に確
認することができる。
【0059】こうして、このファクシミリ装置は、サー
ビスステーションの端末装置からシステムプログラムを
受信すると、そのシステムプログラムによって自局のシ
ステムプログラムを更新すると共に、端末装置から指示
された宛先へそのシステムプログラムを送信するので、
中継ネット内のファクシミリ装置へシステムプログラム
を次々と転送させてそれぞれのファクシミリ装置のシス
テムプログラムの更新を行なわせることができる。
【0060】また、中継ネット内の1台のファクシミリ
装置によって他のファクシミリ装置のシステムプログラ
ムの更新を行なわせることもできる。なお、この発明は
ファクシミリ通信機能を備えたパーソナルコンピュータ
等の端末装置にも適用することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
るファクシミリ装置によれば、サービスステーション側
で複数のファクシミリ装置のシステムプログラムを更新
する際の処理負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の請求項1〜6の一実施形態であるフ
ァクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の請求項1の実施形態であるファクシ
ミリ装置のシステムプログラム更新処理を示すフローチ
ャートである。
【図3】この発明の請求項2の実施形態であるファクシ
ミリ装置のシステムプログラム更新処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】この発明の請求項3の実施形態であるファクシ
ミリ装置のシステムプログラム更新処理を示すフローチ
ャートである。
【図5】この発明の請求項4の実施形態であるファクシ
ミリ装置のシステムプログラム更新処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】この発明の請求項5の実施形態であるファクシ
ミリ装置のシステムプログラム更新処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】この発明の請求項6の実施形態であるファクシ
ミリ装置のシステムプログラム更新処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1:CPU 2:フラッシュメモリ 3:RAM 4:画像処理部 5:スキャナ 6:プロッタ 7:操作部 9:システムバス 8:ネットワークコントロールユニット(NCU)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え可能なメモリに記憶したシステ
    ムプログラムに基づいてデータをファクシミリ送受信す
    る手段と、該手段によって受信したデータが中継依頼局
    から送信されたシステムプログラムか否かを識別する手
    段と、該手段によってシステムプログラムと識別したと
    き、前記書き換え可能なメモリのシステムプログラムを
    前記受信したシステムプログラムに書き換えて更新する
    手段と、前記書き換え可能なメモリのシステムプログラ
    ムの更新後、前記受信したシステムプログラムを予め登
    録された宛先へ中継送信する手段とを備えたことを特徴
    とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 書き換え可能なメモリに記憶したシステ
    ムプログラムに基づいてデータをファクシミリ送受信す
    る手段と、該手段によって受信したデータが中継依頼局
    から送信されたシステムプログラムか否かを識別する手
    段と、該手段によってシステムプログラムと識別したと
    き、前記書き換え可能なメモリのシステムプログラムを
    前記受信したシステムプログラムに書き換えて更新する
    手段と、前記書き換え可能なメモリのシステムプログラ
    ムの更新後、前記受信したシステムプログラムをそのシ
    ステムプログラムと共に受信した宛先へ中継送信する手
    段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のファクシミリ装置におい
    て、 前記中継依頼局から送信されたシステムプログラムを受
    信したとき、そのシステムプログラムが自機種に適合す
    るシステムプログラムか否かを判断する手段と、該手段
    によって自機種に適合するシステムプログラムを判断し
    たときにのみ、前記書き換え可能なメモリのシステムプ
    ログラムを前記受信したシステムプログラムに書き換え
    て更新する手段とを設けたことを特徴とするファクシミ
    リ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のファクシミリ装置におい
    て、 前記中継依頼局から送信されたシステムプログラムを受
    信したとき、そのシステムプログラムのバージョンと前
    記書き換え可能なメモリに記憶されているシステムプロ
    グラムのバージョンとを比較する手段と、該手段による
    比較結果に基づいて前記書き換え可能なメモリに記憶さ
    れているシステムプログラムのバージョンが前記受信し
    たシステムプログラムのバージョンよりも古いときにの
    み、前記書き換え可能なメモリのシステムプログラムを
    前記受信したシステムプログラムに書き換えて更新する
    手段とを設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のファクシミリ装置におい
    て、 前記書き換え可能なメモリのシステムプログラムの更新
    後、その更新結果を知らせる更新結果レポートを作成す
    る手段と、該手段によって作成した更新結果レポートを
    前記中継依頼局へ送信する手段とを設けたことを特徴と
    するファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のファクシミリ装置におい
    て、 前記システムプログラムの中継送信後、そのシステムプ
    ログラムの宛先からの更新結果レポートを予め設定され
    た時間内に受信しなかったとき、その宛先におけるシス
    テムプログラムの更新が正常に行なわれなかった旨を知
    らせるレポートを出力する手段を設けたことを特徴とす
    るファクシミリ装置。
JP8095240A 1996-04-17 1996-04-17 ファクシミリ装置 Pending JPH09282170A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004139572A (ja) * 2002-09-24 2004-05-13 Ricoh Co Ltd 遠隔管理システムとその仲介装置,ソフトウェア更新方法,およびプログラム
US7058088B2 (en) 2001-03-28 2006-06-06 Minolta Co., Ltd. Data communication program product to rewrite simultaneously firmware of plurality of devices connected to network
JP2018528507A (ja) * 2015-06-29 2018-09-27 フェイスブック,インク. 近距離通信を介してアプリケーションバージョンをインストールする方法およびシステム

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