JPH0928212A - マルチフィルム敷設機 - Google Patents

マルチフィルム敷設機

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JPH0928212A
JPH0928212A JP18577295A JP18577295A JPH0928212A JP H0928212 A JPH0928212 A JP H0928212A JP 18577295 A JP18577295 A JP 18577295A JP 18577295 A JP18577295 A JP 18577295A JP H0928212 A JPH0928212 A JP H0928212A
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JP
Japan
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film
machine
mulch
soil
laying
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JP18577295A
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Yoichi Kanai
洋一 金井
Hajime Odagiri
小田切  元
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圃場へ薬剤を注入してマルチフィルムを敷設
するに際して、薬剤の飛散を防止するとともにマルチフ
ィルムの敷設作業性を向上させる。 【解決手段】 ロータリ作業機11の耕耘爪12とリヤ
カバー13との間に薬剤注入機14を設ける。ロータリ
作業機11の後方にマルチフィルムの繰出部19を配設
し、この繰出部19と前記耕耘爪12との間に、耕耘爪
12の全幅に亘って鎮圧ローラ22を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの機体後
部に連結されるマルチフィルム敷設機に関するものであ
り、特に、土壌を消毒する薬剤注入機を備えたマルチフ
ィルム敷設機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、土壌を消毒しながら圃場面へマル
チフィルムを敷設する機械としては、例えば実開平7−
30031号公報記載の装置が知られている。これは、
ロータリの耕耘爪の後部に薬剤注入機を配置し、その後
方にマルチフィルムの繰出部を設けてある。
【0003】そして、ロータリにて耕耘された土壌へ薬
剤を注入し、消毒された土壌の表面へマルチフィルムを
順次敷設していくものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報記載の装置
は、圃場を耕耘しながら薬剤を注入していくが、耕耘さ
れた畝床には凹凸があり、マルチフィルムをきれいに敷
設しにくい。特に、風がある場合にはマルチフィルムが
畝床に密着せず、バタつきが生じて剥離し易くなる。
【0005】また、病虫害防止の薬剤は地表面から約1
50mm程度の浅い位置へ注入するのが効果的であるが、
耕耘された畝床に凹凸があると薬剤が飛散して人体に悪
影響を与えることがある。
【0006】そこで、圃場へ薬剤を注入してマルチフィ
ルムを敷設するに際して、薬剤の飛散を防止するととも
に、マルチフィルムの敷設作業性を向上させるために解
決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこ
の課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、トラクタの機体後部
にロータリ作業機を連結し、該ロータリ作業機の耕耘爪
とリヤカバーとの間に薬剤注入機を設け、更に、その後
方にマルチフィルムの繰出部を配設したマルチフィルム
敷設機であって、前記耕耘爪とマルチフィルムの繰出部
との間に、前記耕耘爪の全幅に亘って鎮圧ローラを設け
たマルチフィルム敷設機を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。図1及び図2はマルチフィルム敷設
機10を示し、トラクタの機体後部にロータリ作業機1
1を連結し、該ロータリ作業機11の耕耘爪12とリヤ
カバー13との間に薬剤注入機14を設ける。
【0009】この薬剤注入機14は、リヤカバー13の
前後方向へ開穿されたスリット15へ挿通されており、
左右方向へ並設されている耕耘爪12,12間に略等間
隔で一列に配設されている。即ち、耕耘爪12の回転軌
跡内に薬剤注入機14を配置したことにより、装置の全
長を短縮することができる。尚、リヤカバー13にはス
リット15を開穿してあるので、薬剤注入機14に干渉
することなくリヤカバー13が回動できる。
【0010】また、ツールバー16の上部に電動ポンプ
17を搭載し、タンク(図示せず)に充填された薬剤を
汲み上げて前記薬剤注入機14へ圧送する。ツールバー
16の後部には左右方向にサイドビーム18を設けてあ
り、その後方下部位置にマルチフィルムの繰出部19が
設置されている。
【0011】該繰出部19にはマルチフィルム20のロ
ールが装着され、トラクタに牽引されたマルチフィルム
敷設機10の前進に伴って、該繰出部19からマルチフ
ィルム20が繰り出されるように形成されている。この
とき、マルチフィルム20のロールの後方に押さえロー
ラ21を設け、この押さえローラ21をマルチフィルム
20のロールへ軽く圧接させることにより、マルチフィ
ルム20が安定的に繰り出されるようにしてある。
【0012】一方、前記耕耘爪12とマルチフィルムの
繰出部19との間には、耕耘爪12の全幅に亘って鎮圧
ローラ22が設けられている。該鎮圧ローラ22は、前
記耕耘爪12で耕耘されながら薬剤を注入された土壌の
表面を鎮圧し、畝床の凹凸をなくしてマルチフィルム2
0の敷設作業を容易且つ確実に行えるようにしている。
【0013】また、消毒された直後の土壌を鎮圧ローラ
22で鎮圧することにより、注入された薬剤が地表面か
ら浅い位置に均一に配分されるとともに、マルチフィル
ム20を敷設するまでの間に薬剤が飛散するのを防止す
ることができる。尚、該鎮圧ローラ22はマルチフィル
ム敷設機10の自重を支えるとともにロータリ作業機1
1のゲージ輪としても作用し、別途ゲージ輪を備える必
要がなくなるので装置の全長を短くすることができる。
【0014】更に、前記サイドビーム18の左右後方へ
アーム23,23を突設し、夫々のアーム23へ案内輪
24と鎮圧輪25を設け、前記繰出部19から繰り出さ
れたマルチフィルム20の左右両端をこの案内輪24と
鎮圧輪25とで押さえる。該アーム23には覆土ディス
ク26とスポンジ輪27とが設けられており、マルチフ
ィルム20の端部の処理方法によって覆土ディスク26
とスポンジ輪27とを選択してセットする。
【0015】また、ツールバー16の左右前方位置に夫
々排土ディスク28,28を設け、必要に応じてこの排
土ディスク28を下方へ倒回して接地することにより、
マルチフィルム20の端部に相当する位置へ連続的に作
溝できるように形成してある。
【0016】ここで、当該マルチフィルム敷設機10に
より、圃場を消毒しながらマルチフィルム20を敷設し
ていく場合は、圃場の一端部から他端部までを複数回往
復して敷設作業を行う。1列目の敷設作業時は、前記左
右のアーム23,23の双方に覆土ディスク26,26
をセットし、スポンジ輪27,27は上方へ跳ね上げて
おく。また、左右の排土ディスク28,28も下方へ倒
回してセットする。
【0017】この状態で、ロータリ作業機11の耕耘爪
12により圃場を耕耘しながら、左右の排土ディスク2
8,28にてマルチフィルム20の両端部に相当する位
置を連続的に作溝し、耕耘爪12によって耕耘された土
壌へ薬剤注入機14にて薬剤を注入する。続いて、前記
鎮圧ローラ22により土壌を鎮圧して凹凸をなくし、マ
ルチフィルム20の敷設を容易に行えるようにする。
【0018】そして、繰出部19から繰り出されたマル
チフィルム20は左右の案内輪24,24にて押圧さ
れ、前記排土ディスク28,28による作溝部位にマル
チフィルム20の両端部が凹状に敷設され、この凹状部
分へ覆土ディスク26,26にて土をかけた後に鎮圧輪
25,25で鎮圧すれば、マルチフィルム20の左右両
端は覆土された土によって固定される。
【0019】このようにして、1列目のマルチフィルム
20が敷設された後に、当該マルチフィルム敷設機10
を反転して2列目の敷設作業を行う。このときは、既に
敷設されている1列目のマルチフィルム20の他端へ、
新たに敷設するマルチフィルム20を重ね合せるので、
1列目側のアーム23の覆土ディスク26を上方へ跳ね
上げてスポンジ輪27をセットする。また、1列目側の
排土ディスク28も上方へ跳ね上げておく。
【0020】そして、1列目のマルチフィルム20の覆
土された部分を、2列目のマルチフィルム20の端部に
て被蔽できるように敷設位置をセットし、1列目のとき
と同様にして、土壌を消毒しながらマルチフィルム20
を敷設する。このとき、前記サイドビーム18の端部に
装着されているロール29から接着テープ30を引き出
し、1列目のマルチフィルム20と2列目のマルチフィ
ルム20とをこの接着テープ30にて接着した後に、前
記スポンジ輪27で押圧する。
【0021】一方、1列目のマルチフィルム20とは反
対側の未敷設側の端部は、前記排土ディスク28によっ
て作溝し、繰り出された2列目のマルチフィルム20の
端部へ1列目と同様にして覆土ディスク26にて覆土す
る。
【0022】このようにして、複数列のマルチフィルム
20を順次敷設していき、隣接するマルチフィルムを接
着テープ30で接着していくことにより、圃場全面に亘
って土壌の消毒とマルチフィルムの敷設とを連続的に行
うことができる。
【0023】ここで、前記ロータリ作業機11のリヤカ
バー13は、耕耘された土壌の量によって上下へ回動す
るが、図3に示すように、リヤカバー13の下端部が上
方へ跳ね上がったときに鎮圧ローラ22の前面へ当接
し、該リヤカバー13の下端部の高さが鎮圧ローラ22
の軸心より低くなるように設定してある。これは、耕耘
された土壌の高さが鎮圧ローラ22の軸心より高くなっ
た場合には、鎮圧ローラ22が回転しなくなって土押し
するため、土壌の量が多くなったときにはリヤカバー1
3の回動を鎮圧ローラ22の軸心以下に規制し、該リヤ
カバー13によって土を押し付けることにより、耕耘さ
れた土壌の高さを鎮圧ローラ22の高さより低く抑え
て、鎮圧可能な状態にするためである。
【0024】一方、図4及び図5に示すように、前記鎮
圧ローラ22の両端部22a,22aを大径に形成すれ
ば、夫々の両端部22a,22aによって地表面を押圧
し、マルチフィルム20の両端部に相当する位置を連続
的に作溝できる。また、接着テープ30にて接着する側
は、覆土部分をマルチフィルム20の上面から押圧する
ことにより締め固められ、接着テープ30の接着作業が
容易になるとともに、排土ディスク28が不要となる。
【0025】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はロータリ
作業機の耕耘爪とリヤカバーとの間に薬剤注入機を設
け、更に、その後方に配設されたマルチフィルムの繰出
部と前記耕耘爪との間に鎮圧ローラを設けてあるので、
耕耘されながら薬剤を注入された土壌の表面を鎮圧する
ことにより、畝床の凹凸をなくしてマルチフィルムの敷
設作業が容易且つ確実に行われる。
【0027】また、消毒された直後の土壌を鎮圧ローラ
で鎮圧することにより、注入された薬剤が地表面から浅
い位置に均一に配分されるとともに、マルチフィルムを
敷設するまでの間に薬剤が飛散するのを防止することが
できる。
【0028】斯くして、圃場へ薬剤を注入してマルチフ
ィルムを敷設する際の作業性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、マルチフィルム
敷設機の側面図。
【図2】マルチフィルム敷設機の平面図。
【図3】リヤカバーの回動限界を示すマルチフィルム敷
設機の側面図。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す側面図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す平面図。
【符号の説明】
10 マルチフィルム敷設機 11 ロータリ作業機 12 耕耘爪 13 リヤカバー 14 薬剤注入機 19 繰出部 20 マルチフィルム 22 鎮圧ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタの機体後部にロータリ作業機を
    連結し、該ロータリ作業機の耕耘爪とリヤカバーとの間
    に薬剤注入機を設け、更に、その後方にマルチフィルム
    の繰出部を配設したマルチフィルム敷設機であって、前
    記耕耘爪とマルチフィルムの繰出部との間に、前記耕耘
    爪の全幅に亘って鎮圧ローラを設けたことを特徴とする
    マルチフィルム敷設機。
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CN104025957A (zh) * 2014-04-29 2014-09-10 覃达尧 一种自动覆膜覆土机

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