JPH09281778A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09281778A
JPH09281778A JP9106396A JP9106396A JPH09281778A JP H09281778 A JPH09281778 A JP H09281778A JP 9106396 A JP9106396 A JP 9106396A JP 9106396 A JP9106396 A JP 9106396A JP H09281778 A JPH09281778 A JP H09281778A
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JP9106396A
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Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーの散り、画像のカブリがなく、ハイラ
イト部の転写性も良好で、高画質の画像が得られる画像
形成装置の提供を目的とする。 【解決手段】 感光体ドラム10上に、帯電器11によ
る帯電、像露光光学系12による多値の画像データによ
る像露光、現像器13による反転現像により形成したト
ナー像を帯電器11Rによる再帯電後、中間転写ベルト
14を用いて転写材pに転写する画像形成装置におい
て、上記再帯電後の前記転写時あるいは該転写前に前記
トナー像を像露光光学系12Rにより像露光すると共
に、該像露光は前記画像データをもとに作成した露光デ
ータを用いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてドラム状
の像形成体の周面に複数の帯電手段、像露光手段及び現
像手段を配置し、像形成体上にトナー像を形成する画像
形成装置、あるいは像形成体の一回転中にトナー像を像
形成体上に重ね合わせて形成する電子写真方式の画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像形成体上に、帯電、多値の画像データ
による像露光、反転現像により形成したトナー像を転写
材に転写する画像形成装置や、多色のカラー画像を形成
する方法として像形成体の一回転中に各色に対応する画
像の像露光、現像を順次反復して各色のトナー像を像形
成体上に重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装
置が知られている。
【0003】しかし特に上記カラー画像を形成する装置
は、像形成体の周面に複数の帯電手段、像露光手段およ
び現像手段を配置すると共にさらに転写材の搬送領域や
クリーニング手段にも場所をとられるので、像形成体周
面のスペースが不足し、そのためレイアウトに難渋し、
周面長の長い大型の像形成体を必要とすると共にバラン
スも悪くなる欠点がある。
【0004】このスペースの不足を解決する一つの方法
として、像形成体の基体を透明体とし、各像露光手段を
像形成体の内部に収容し、像形成体の内側から像露光す
るようにした装置が、また中間転写材を使用することに
より転写領域に対して接線方向から搬送される転写材の
搬送面を、像形成体の周面より離れた位置に設定するよ
うにした画像形成装置等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】中間転写体の使用によ
り前記の帯電手段、現像手段およびクリーニング手段の
像形成体の周面でのレイアウトの自由度は大きくなる
が、しかし転写材に対するトナー像の転写効率は低下
し、特にトナー像を重ね合わせるカラー画像形成装置で
はトナー層が厚くなり良好な転写が困難となる。これを
容易にするため転写前露光又は転写同時露光による除電
を行う方法があるが、単純な転写前露光又は転写同時露
光ではトナーが散り易く、非画像部のカブリまで転写さ
れるという問題がある。また、各トナー層の転写条件を
一様にするため再帯電を行うとハイライト部のトナーの
転写が特に悪くなるという問題が残る。さらに、トナー
像を重ね合わせる画像形成装置においては、トナー層が
厚くなるため益々転写が困難となり、通常の除電ではト
ナーが散り易く、再帯電によりハイライト部分の転写効
率が特に悪くなるという問題点がある。
【0006】本発明はこれらの問題点を解決し、トナー
の散り、画像のカブリがなく、ハイライト部の転写性も
良好で、高画質の画像が得られる画像形成装置の提供を
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体上
に、帯電、多値の画像データによる像露光、反転現像に
より形成したトナー像を転写材に転写する画像形成装置
において、再帯電後の前記転写時あるいは該転写前に前
記トナー像を像露光すると共に、前記像露光は前記画像
データをもとに作成した露光データを用いることを特徴
とする画像形成装置によって達成される。
【0008】また、前記像露光は、規定濃度より低い低
濃度部では像露光を禁止するか、あるいは露光量を制限
し、また、前記像露光は、低濃度部の画像データに対
し、像露光量を増加する変更を行い、さらに、前記像形
成体上にトナー像を重ね合わせることを特徴とする画像
形成装置は好ましい実施態様である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例であるカラ
ー画像形成装置の一例の構成を図1および図2によって
説明する。
【0010】10はドラム状の像形成体すなわち感光体
ドラムで、光学ガラスもしくは透明アクリル樹脂等の透
明部材によって形成される円筒状の基体の外周に透明導
電層,有機感光層(OPC)を塗布したものである。
【0011】前記感光体ドラム10は一方の端部のフラ
ンジ10Aがカートリッジ30の備えるガイドピン30
Pによって軸受支持され、他方の端部のフランジ10B
が装置本体の基板40の備える複数のガイドローラ40
Rに外嵌して外周の歯車10Gを駆動歯車40Gに噛合
し、その動力により前記の透明導電層を接地した状態で
時計方向に回転される。
【0012】11はスコロトロン帯電器で感光体ドラム
10の前述した有機感光層に対し所定の電位に保持され
たグリッドと放電ワイヤによるコロナ放電とによって帯
電作用を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与
える。
【0013】12及び12Rは感光体ドラム10の軸方
向に配列したLEDとセルフォックレンズとから構成さ
れる露光光学系で、露光光学系12(Y)〜(K)には
別体の画像読み取り装置によって読み取られた各色の画
像信号がメモリより順次取り出されて前記の各露光光学
系12(Y)〜(K)にそれぞれ電気信号として入力さ
れ、露光光学系12Rには後述する転写時露光用の電気
信号が入力される。
【0014】前記の各露光光学系12は何れも装置本体
の基板40に対しガイドピン40P1を案内として固定
した円柱状の支持部材20に取り付けられて前記感光体
ドラム10の基体内部に収容される。
【0015】13Yないし13Kはイエロー(Y),マ
ゼンタ(M),シアン(C)および黒色(K)の各現像
剤を収容する現像器で、それぞれ感光体ドラム10の周
面に対し所定の間隙を保って同方向に回転する現像スリ
ーブ130を備えている。
【0016】前記の各現像器は、前述した帯電器11に
よる帯電,露光光学系12による像露光によって形成さ
れる感光体ドラム10上の静電潜像を現像バイアス電圧
の印加により非接触の状態で反転現像する。
【0017】次に本装置におけるカラー画像形成装置の
プロセスについて説明する。
【0018】原稿画像は本装置とは別体の画像読み取り
装置において、撮像素子により読み取られた画像あるい
はコンピュータで編集された画像を、Y,M,Cおよび
Kの各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納さ
れる。
【0019】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タの始動により前記の駆動歯車40Gが回動して感光体
ドラム10を時計方向へと回転し、同時に帯電器11
(Y)の帯電作用により感光体ドラム10に電位の付与
が開始される。
【0020】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、前記の露光光学系12(Y)において第1の色信号
すなわちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号
による露光が開始されドラムの回転走査によってその表
面の感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応す
る静電潜像を形成する。
【0021】前記の潜像は現像器13(Y)により現像
スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光
体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が
形成される。
【0022】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上にさらに帯電器11(M)の帯電
作用により電位を付与され、露光光学系12(M)の第
2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対応す
る電気信号による露光が行われ、現像器13(M)によ
る非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のト
ナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わ
せて形成していく。
【0023】同様のプロセスにより帯電器11(C)、
露光光学系12(C)および現像器13(C)によって
さらに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、また帯電器11(K)、露光光学系12(K)およ
び現像器13(K)によって第4の色信号に対応する黒
色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光
体ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのトナ
ー像が形成される。
【0024】これ等各露光光学系による感光体ドラム1
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た透明の基体を通して行われる。従って第2,第3およ
び第4の色信号に対応する画像の露光は何れも先に形成
されたトナー像の影響を全く受けることなく行われ、第
1の色信号に対応する画像と同等の静電潜像を形成する
ことが可能となる。なお各露光光学系12の発熱による
感光体ドラム10内の温度の安定化及び温度上昇の防止
は、前記支持部材20に熱伝導性の良好な材料を用い、
低温の場合はヒータ201を用い、高温の場合はヒート
パイプ202を介して外部に放熱する等の措置を講ずる
ことにより支障のない程度迄抑制することができる。ま
た各現像器による現像作用に際しては、それぞれ現像ス
リーブ130に対し直流あるいはさらに交流を加えた現
像バイアスが印加され、現像器の収容する1成分或いは
2成分現像剤によるジャンピング現像が行われて、透明
電導層を接地する感光体ドラム10に対して非接触の反
転現像が行われるようになっている。
【0025】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像は、スコロトロン帯電器11R
によって一様帯電を受けた後、露光光学系12Rによっ
て後述する像露光を受けながら一旦中間転写部材である
中間転写ベルト14の周面に転写される。
【0026】前記の中間転写ベルト14は、厚さ100
〜500μm、電気抵抗は108〜1011Ω・cmのウ
レタンゴムから成り、さらに表層に分離用に同様な抵抗
値を有するテフロン層を設けたものであり、ローラ14
A,14B,14Cおよび14Dの間に張架され、ロー
ラ14Dに伝達される動力により感光体ドラム10の周
速度に同期して反時計方向に循環して搬送される。
【0027】前記の中間転写体である中間転写ベルト1
4はバックアップローラであるローラ14Aとローラ1
4Bの間のベルト面を感光体ドラム10の周面に接し、
一方ローラ14C外周のベルト面を転写部材である転写
ローラ15に接していてそれぞれの接点においてトナー
像の転写域を形成している。
【0028】感光体ドラム10周面に付着した状態にあ
るカラートナー像は、先ず前記の中間転写ベルト14と
の間の接点においてローラ14Bへのトナーと反対極性
のバイアス電圧の印加により順次中間転写ベルト14の
周面側に転写される。すなわちドラム上のカラートナー
像は接地したローラ14Aの案内によりトナーを散らす
ことなく転写域へと搬送され、ローラ14Bに対する1
ないし2kVのバイアス電圧の印加によって中間転写ベ
ルト14側に効率良く転写される。
【0029】一方では給紙カセット16の給紙ローラ1
7の作動により転写材である転写紙pが搬出されてタイ
ミングローラ18に給送され、中間転写ベルト14上の
カラートナー像の搬送に同期して転写ローラ15の転写
域へと給紙される。
【0030】転写ローラ15は前記中間転写ベルト14
の周速度に同期して時計方向に回動されていて、給紙さ
れた転写紙pは転写ローラ15と前記の接地状態にある
ローラ14Cの間のニップ部の形成する転写域において
中間転写ベルト14上のカラートナー像に密着され転写
ローラ15への1ないし2kVのトナーと反対極性のバ
イアス電圧の印加により順次カラートナー像は転写紙p
上に転写される。
【0031】カラートナー像の転写を受けた転写紙pは
除電針19Aにより除電され、搬送ベルト19を介して
定着装置21に搬送され、熱ローラ21Aと圧着ローラ
21Bとの間に挟着搬送されて加熱され、トナーを溶着
して定着がなされたのち排紙ローラ22を介して装置外
部に排出される。
【0032】前述した感光体ドラム10、中間転写ベル
ト14および転写ローラ15にはそれぞれクリーニング
装置100,140および150が設置され、それぞれ
の備えるブレードが常時圧接されていて、残留した付着
トナーの除去がなされて周面は常に清浄な状態に保たれ
ている。
【0033】前記の本発明の画像形成装置は、トナー像
の転写手段に前記の中間転写ベルト14を使用すること
により、転写紙pの搬送面を感光体ドラム10の周面よ
り離間した位置に移転することを実現し、それによって
ドラム周面に新たなスペースを生み出して、前記の各現
像器その他の帯電器、クリーナ等の画像形成機材を図1
に示すように無駄な空間を生ぜず、かつバランスのとれ
た位置に配置している。
【0034】すなわち転写紙pの搬送面の下方への移転
により生じたドラム周面下部のスペースには、前記の中
間転写ベルト14と共にさらに感光体ドラム10のクリ
ーニング装置100が配置される。
【0035】その結果、前記の各現像器13は感光体ド
ラム10の中心を通る垂直線XXに対してはその左右に
現像器13Yと13M、現像器13Cと13Kとそれぞ
れ2個ずつ、また感光体ドラム10の中心を通る水平線
YYに対してはその上下に現像器13Mと13C、現像
器13Yと13Kとそれぞれ2個ずつとなるよう余裕を
もって配置することが可能となり、それによって装置の
重量バランスが良くまた現像器13その他の機材の着脱
操作も容易となる。
【0036】前記のクリーニング装置100を垂直線X
Xに対し下側±10度の範囲内に配置することにより、
前記の中間転写ベルト14を垂直線XXの下側回転上流
側の5度ないし45度の範囲内に置くことが出来て、そ
れによって各現像器13は垂直線XXおよび水平線YY
に対し左右上下共にほぼ対称の位置に配置することが可
能となってバランス、操作性はさらに改善される。
【0037】さらに前記の各現像器13は各帯電器11
と共に、また前記の中間転写ベルト14はそのクリーニ
ング装置140と前記のクリーニング装置100と共に
それぞれ一体化したユニットとして装置本体に対し図示
の手前側より案内部材のスライドにより着脱される。
【0038】本発明の画像形成装置においては、転写ベ
ルト14の上流側に再帯電のための帯電器11Rと、前
記の透明基体上に感光層を設けた感光体ドラム10の前
記中間転写ベルト14に面する内部の支持部材20上に
除電のために露光手段としての像露光光学系11Rを備
えている。
【0039】前記像露光光学系11Rは、像露光光学系
11と同様にドラムの軸方向に配列したLEDアレイと
セルフォックレンズとから構成されていて、中間転写ベ
ルト14のローラ14Bに対向して位置され、中間転写
ベルト14へのカラートナー像の転写すなわち前記のロ
ーラ14Bへのバイアス電圧の印加に同期してトナー像
形成のための画像データに基づいた電気信号が入力さ
れ、感光体ドラム10の内面より点灯される。
【0040】像露光光学系11Rの点灯による発光光
は、感光体ドラム10の透明体の基体を透過して基体外
層の感光体に到達して照明し、それによって帯電状態に
ある感光体を除電して中間転写ベルト14に対するカラ
ートナー像の転写効率を向上させる。
【0041】像露光光学系11Rは感光体ドラム10の
内部に設置することにより前述したように感光体に対し
中間転写ベルト14への転写と同時に転写部背面より露
光して除電することが可能となるため、感光体上のカラ
ートナー像は除電に伴いがちなトナーの散りが防止さ
れ、画像形成時の画質を維持して中間転写ベルト14に
高転写率をもって転写される。
【0042】この時、露光光が中間転写部材である中間
転写ベルト14により再反射し、感光体ドラムの中から
光除電を行い、潜像を乱すことがある。この露光光によ
る有害な反射光の発生を阻止するため、中間転写ベルト
14には露光光を吸収出来る黒色でかつ光沢がない素材
を使用することが望ましい。
【0043】なお、中間転写ベルト14が透明の場合
は、バックアップローラ14A又は14Bを光吸収部材
とすることが好ましい。
【0044】前記転写前又は転写同時に行う露光は従来
のようにデータに応じて、すなわち図3(c)に示すよ
うに、画像濃度の高い部分には露光光量を大きく、また
画像濃度の低い部分には低光量の露光を行う方法では、
高濃度部ではトナーの散りが目立ち、低濃度部では露光
光量が不足による除電不足のため転写効率が悪く、規定
濃度D1以下ではカブリまで転写するようになり、低画
質の画像しか得られないという問題があった。
【0045】本発明においては、図3の(a)又は
(b)に示すように、低濃度部でも充分に光除電が行わ
れるような露光光量とし、高濃度部ではベタ部分のエッ
ジや文字部でトナーの散りを起こさない露光光量Pmax
とする。また規定濃度D1以下の部分即ちトナー画像の
ない部分ではカブリ防止のため露光は行わない。
【0046】タイプ(a)では、転写前又は転写同時の
露光光量をP、画像濃度をDとすると、 P=0(D<D1) P=一定(D≧D1) とする露光データを作成し露光を行う。ここで画像濃度
Dはトナー像を重ね合わせるプロセスの場合は、イエロ
ー、マゼンタないし黒色の濃度をDY,DM,DC,DK
すると、 D=DY+DM+DC+DK とする。規定濃度D1は転写紙を除いたトナー像のみに
よる反射濃度で0.005〜0.03の値に通常設定さ
れる。
【0047】またタイプ(b)はトナー像を重ね合わせ
る方式の場合に適した方法で、 P=0(D<D1) P=f(D)(D>D1) とする。これは、トナー像の重ね合わせるにより光吸収
が大となるので、D(=DY+DM+DC+DK)の大きい
方に多めの露光光量を照射する非線形の関係にしたもの
である。D1は転写紙を除いたトナー像のみによる反射
濃度で0.005〜0.03の値に通常設定される。
【0048】(a),(b)共に、D<D1ではP=0
とし(露光しない)、D>D1で小さい場合は、Pはハ
イライト部分の転写性を確保するため濃度データに対し
て多めに露光する。また、Dが大でも過剰に露光してト
ナー像の散りを防止するためPは一定光量以下とする。
【0049】転写時、転写前に帯電器11Rによる再帯
電の後に、以上のような像露光を行うことにより、トナ
ーの散り、画像のカブリがなく、ハイライト部の転写性
も良好な、カブリのない高画質の画像が得られることに
なる。以上の像露光は転写時より若干早い転写前に行っ
ても同様の効果を得ることができる。
【0050】転写時、転写前の帯電器11Rによる再帯
電を省略する場合は、最後に使用される黒(K)トナー
像に対応する部分は既に像露光により除電されているの
で、前記と同じ露光を行ってもよいし、あるいはD=D
Y+DM+DCとした画像濃度Dを用いて露光光量を決め
て露光を行ってもよい。
【0051】なお、本発明は、像露光手段を透明体の感
光体ドラムの内部に収容して、ドラム内部より外周の感
光体に対し像露光を行うようにしたカラー画像形成装置
について説明したが、本発明は、単色の画像形成装置、
又は図4に示すような図示しない4光源とポリゴンミラ
ーPMの回転によるレーザ光学系の光路を図上左右に分
けて像露光を行う露光走査を行うカラー画像形成装置、
あるいは図5に示すようなLEDとセルフォックレンズ
等を使用したラインヘッド光学系12Y,12M,12
C,12Kの露光走査によって感光体ドラム10の外側
より像露光を行うようにしたカラー画像形成装置、ある
いはさらに、図6に示す中間転写部材として中間転写ロ
ーラ14′を使用した画像形成装置に対しても適用が可
能である。図1と同一部分は図1と同一符号を付してお
り説明を省略する。
【0052】中間転写ローラ14′は感光体ドラム10
の周速度と転写域において同期して接触回転するローラ
で、金属基体上に弾性層として厚さ200〜1000μ
m、電気抵抗108〜1011Ω・cmのウレタンゴム層
と、更にその上に分離用に同様なテフロン層をコートし
たものである。
【0053】さらにまた、図7(a)に示すような中間
転写部材を用いないで直接感光体ドラム10より転写紙
pに転写する方式の場合も図1に示した装置と同様に、
本発明を適用でき、同様の効果を得ることが出来る。
【0054】なお、図7(b)に斜線を施して示した画
像のない確率の高い転写紙pの給紙方向先端部の部分に
は、露光光学系12Rによりさらに一様に像露光を行っ
て、転写紙pの感光体ドラム10からの分離を良好にす
ることによって、トナーの散りやカブリがなく転写性が
良好で、かつ転写紙の分離性を良好にすることがなされ
る。
【0055】
【発明の効果】本発明により、画像データをもとに像形
成体上に形成したトナー像を再帯電後、転写時あるいは
該転写前に前記トナー像を像露光すると共に、該像露光
は前記画像データをもとに作成した露光データを用いる
ことにより、トナーの散り、画像のカブリを防止し、ハ
イライト部の転写性も良好で、地汚れのない高画質の画
像が得られる画像形成装置が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例を示す断面構成
図。
【図2】図1の感光体ドラムの断面構成図。
【図3】画像濃度Dに対する転写時の露光光量Pの関係
を示すグラフ。
【図4】レーザ光学系による像露光を行うカラー画像形
成装置の要部図。
【図5】ラインヘッド光学系による像露光を行うカラー
画像形成装置の要部図。
【図6】中間転写ローラを用いたカラー画像形成装置の
構成図。
【図7】中間転写部材を用いないカラー画像形成装置の
構成図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 帯電器 12 露光光学系 13 現像器 14 中間転写ベルト 14′ 中間転写ローラ 15 転写ローラ 16 給紙カセット 20 支持部材 21 定着装置 p 転写紙 P 露光光量 D 画像濃度 D1 規定濃度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体上に、帯電、多値の画像データ
    による像露光、反転現像により形成したトナー像を転写
    材に転写する画像形成装置において、 再帯電後の前記転写時あるいは該転写前に前記トナー像
    を像露光すると共に、前記像露光は前記画像データをも
    とに作成した露光データを用いることを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像露光は、規定濃度より低い低濃度
    部では像露光を禁止するか、あるいは露光量を制限する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像露光は、低濃度部の画像データに
    対し、像露光量を増加する変更を行うことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像形成体上にトナー像を重ね合わせ
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記
    載の画像形成装置。
JP9106396A 1996-04-12 1996-04-12 画像形成装置 Pending JPH09281778A (ja)

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