JPH09281578A - カメラ装置 - Google Patents

カメラ装置

Info

Publication number
JPH09281578A
JPH09281578A JP8127704A JP12770496A JPH09281578A JP H09281578 A JPH09281578 A JP H09281578A JP 8127704 A JP8127704 A JP 8127704A JP 12770496 A JP12770496 A JP 12770496A JP H09281578 A JPH09281578 A JP H09281578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
image
subject
optical path
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8127704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3713813B2 (ja
Inventor
Masahito Ooyoshi
優人 大▲よし▼
Masahito Kikuchi
雅仁 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP12770496A priority Critical patent/JP3713813B2/ja
Publication of JPH09281578A publication Critical patent/JPH09281578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3713813B2 publication Critical patent/JP3713813B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cameras In General (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像面からコンバータレンズまでの光路長に
よって装置全体の大きさが制約を受けず、コンパクトに
構成することができるとともに、高密度実装を可能にす
ることである。 【解決手段】 被写体の画像を固体撮像素子21の撮像
面に結像する望遠用のマスターレンズ23の入射側に広
角用のコンバータレンズ28を回転移動可能に配置し、
このコンバータレンズ28を被写体からマスターレンズ
23までの光路上の位置と光路外の位置とに回転移動さ
せるとともに、コンバータレンズ28の回転中心Sに反
射ミラー29を配置した。したがって、反射ミラー29
によって被写体から撮像面までの光路を屈曲させること
により、撮像面からコンバータレンズ28までの光路長
を変えずに、装置全体の長さを撮像面から反射ミラー2
9までの短い光路長で設定でき、これにより装置全体を
コンパクトに構成することができるとともに、高密度実
装を可能にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被写体を撮影す
るカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ装置には、望遠用のマスタ
ーレンズと広角用のコンバータレンズとを備えた2焦点
切換方式のものがある。この種のカメラ装置は、被写体
を像面に結像させる望遠用のマスターレンズの前方(光
入射側)に広角用のコンバータレンズを切換可能に配置
し、望遠用として使用する際にはコンバータレンズを光
路外に移動させて撮影し、広角用として使用する際には
コンバータレンズを光路上に移動させて撮影する構造に
なっている。このようなコンバータレンズの切換方式に
は、コンバータレンズを光軸に対し直交する方向に移動
させる方法、あるいは光軸に直交する支点を中心にコン
バータレンズを回転移動させる方法などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方式のカメラ装置では、コンバータレンズを光軸に対し
直交する方向に移動させるため、レンズ移動に伴うレン
ズの収納スペースを光軸に対し直交する方向に設けなけ
ればならず、このため装置全体が大型化するという問題
がある。また、後者のカメラ装置では、光軸に直交する
支点を中心にコンバータレンズを回転移動させているた
め、レンズ移動に伴うレンズの収納スペースを小さくす
ることはできるが、被写体から撮像面までの光路が直線
であるから、この光路上に撮像面、マスターレンズ、お
よびコンバータレンズを直線的に配列しなければなら
ず、このため撮像面からコンバータレンズまでの光路長
によって装置全体の大きさが制約を受け、十分な光路長
を確保すると、装置全体が細長くなるという問題があ
る。
【0004】この発明の課題は、撮像面からコンバータ
レンズまでの光路長によって装置全体の大きさが制約を
受けず、コンパクトに構成することができるとともに、
高密度実装を可能にすることであり、また反射ミラーで
光路を屈曲させて被写体の画像が左右反転しても、被写
体の画像と同じ向きの画像の画像データとして取り扱う
ことができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被写体の画像を撮像面に結像するマスターレンズと、こ
のマスターレンズの入射側に回転移動可能に配置され、
被写体からマスターレンズまでの光路上の位置と光路外
の位置とに回転移動するコンバータレンズと、このコン
バータレンズのほぼ回転中心位置に配置され、被写体か
らの光をマスターレンズに向けて反射する反射ミラーと
を備えたから、反射ミラーによって被写体から撮像面ま
での光路を屈曲させることができ、このため撮像面から
コンバータレンズまでの光路長を変えずに、装置全体の
長さを撮像面から反射ミラーまでの短い光路長で設定で
き、これにより撮像面からコンバータレンズまでの光路
長によって装置全体の大きさが制約を受けず、装置全体
をコンパクトに構成することができるとともに、高密度
実装を可能にすることができる。
【0006】この場合、請求項2に記載のごとく、マス
ターレンズは望遠レンズ系であり、コンバータレンズは
広角レンズ系または望遠レンズ系であることが望まし
く、また請求項3に記載のごとく、コンバータレンズ
は、入射側レンズ群と出射側レンズ群とで構成され、こ
れら各レンズ群が反射ミラーを介してそれぞれ直交した
状態で配置されていることが望ましい。また、請求項4
に記載のごとく、反射ミラーは、両面に反射面が設けら
れた両面反射ミラーで、前記コンバータレンズと一体的
に回転する構造であっても良く、また請求項5に記載の
ごとく、反射ミラーは、片面のみに反射面が設けられた
片面反射ミラーで、前記コンバータレンズのほぼ回転中
心位置に固定されている構造であっても良い。
【0007】請求項6記載の発明は、コンバータレンズ
を、入射側レンズ、出射側レンズ、およびプリズムブロ
ックで構成し、このプリズムブロックの傾斜面に反射ミ
ラーを設けているので、反射面の歪みが少なく、被写体
からの光を良好に反射することができるとともに、平板
状の反射ミラーに比べて反射ミラーの厚さを薄くするこ
とができ、これによりコンバータレンズを180°回転
させても、光軸のずれを最小限に抑えることができ、ま
たプリズムブロックの傾斜面に反射ミラーを設け、プリ
ズムブロックの互いに直交する各面に入射側レンズと出
射側レンズをそれぞれ対応させているので、反射ミラー
および各レンズの位置合わせが簡単にできる。この場
合、請求項7に記載のごとく、プリズムブロックの互い
に直交する各面にそれぞれレンズが形成されていれば、
レンズの枚数を削減でき、これにより部品点数の削減お
よび組立て作業の簡素化を図ることができる。
【0008】請求項8記載の発明は、被写体と撮像面と
の間に配置されて光路を屈曲させる反射ミラーと、光路
上に配置されたレンズと、撮像面に配置された固体撮像
素子とを備え、被写体の画像を固体撮像素子によって電
気信号に変換して出力するカメラ装置において、反射ミ
ラーで左右反転された画像の画像信号を被写体と同じ向
きの画像の画像信号に変換する変換手段を備えたから、
反射ミラーによって光路を屈曲させることにより被写体
の画像が左右反転しても、被写体の画像と同じ向きの画
像の画像データとして取り扱うことができる。この場
合、請求項9に記載のごとく、レンズは、反射ミラーと
固体撮像素子との間に配置されたマスターレンズと、反
射ミラーをほぼ回転中心として回転移動可能に保持さ
れ、被写体からマスターレンズまでの光路上の位置と光
路外の位置とに回転移動するコンバータレンズとからな
っていることが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、図1〜図11を参照して、この
発明を適用した電子カメラ装置の第1実施形態について
説明する。図1〜図6は液晶表パネルを備えた電子カメ
ラ装置の外観図である。これらの図に示された電子カメ
ラ装置1は、本体部2とカメラ部3の2つのブロックか
ら構成されている。本体部2は、本体ケース4を備えて
いる。この本体ケース4の背面には、図4に示すよう
に、撮影画像を表示する液晶表示パネル5およびファン
クションキー6が設けられている。また、本体ケース4
の上面には、図1に示すように、電源スイッチ7、シャ
ッター釦8、デリートキー9、プラスキー10、マイナ
スキー11、モードキー12、ディスプレイキー13、
ズームキー14、セルフタイマーキー15が設けられて
いるとともに、開閉蓋16が設けられている。この開閉
蓋16の内側には、図示しない外部電源端子、ビデオ出
力端子、デジタル端子などが設けられている。なお、図
1および図2において、本体ケース4の左側の部分に
は、撮影者が右手で握りやすくするために、膨出したグ
リップ形状のグリップ部4aが形成されている。このグ
リップ部4aは、その内部に複数の乾電池(図示せず)
が収納される構造になっている。
【0010】カメラ部3は、カメラケース17を備えて
いる。このカメラケース17の前面には図2に示すよう
に撮影用の開口部18が設けられており、背面には図4
に示すようにピントスイッチ19および絞り切換スイッ
チ20が設けられている。また、カメラケース17の側
面には、図3に示すように、望遠(TELE)と広角(WIDE)と
に切り換える切換レバー21が回転可能に取り付けられ
ている。このカメラ部3は、図1および図2において、
本体部2の右側面に回転可能に取り付けられている。す
なわち、カメラ部3は、図5に示すように本体部2に対
し前方に90°回転して撮影用の開口部18が真下に向
き、図6に示すように本体部2に対し後方に180°回
転して撮影用の開口部18が撮影者側に向くように、本
体部2に回転可能に取り付けられている。
【0011】また、カメラ部3の内部は、図7および図
8に示す構造になっている。すなわち、カメラケース1
7の内部には、ホルダ20が設けられている。このホル
ダ20の下部には、CCDなどの固体撮像素子21が基
板22を介して取り付けられている。また、ホルダ20
の内部には、マスターレンズ23が取付筒24を介して
取り付けられている。マスターレンズ23は、4枚のレ
ンズからなる望遠レンズ系であり、被写体の画像を固体
撮像素子21の撮像面に結像させる構造になっている。
さらに、ホルダ20の上部には、取付台25が設けられ
ている。この取付台25には、マスターレンズ23に対
応して光透過孔(絞り)25aが設けられているととも
に、この光透過孔25aを挾んでその前後(図面におけ
る紙面の表裏方向)に一対の支持アーム26が立設され
ている。この一対の支持アーム26の間には、レンズ保
持部材27が回転可能に取り付けられている。
【0012】レンズ保持部材27は、その内部に光導入
孔が十文字状に交差して形成され、光導入孔の交差部の
中心Sに対応する外面の所定個所が一対の支持アーム2
6に180°の範囲で回転可能に支持されている。すな
わち、レンズ保持部材27は、光導入孔の交差部の中心
Sがマスターレンズ23の光軸OM上に位置した状態
で、一方の光導入孔の中心線がマスターレンズ23の光
軸OMと一致し、他方の光導入孔の中心線が交差部の中
心Sにおいて光軸OMと直交する構造になっている。こ
の場合、マスターレンズ23の光軸OMと一致する一方
の光導入孔は、上下の両端にそれぞれ光出射口27aと
光出射側のレンズ取付部27bとが形成され、光出射口
27aとレンズ取付部27bとがレンズ保持部材27の
180°の回転によりマスターレンズ23にそれぞれ接
近して対応する構造になっている。また、マスターレン
ズ23の光軸OMと直交する他方の光導入孔は、左右の
両端にそれぞれ光入射口27cと光入射側のレンズ取付
部27dとが形成され、光入射口27cとレンズ取付部
27dとがレンズ保持部材27の180°の回転により
カメラケース17の撮影用の開口部18にそれぞれ接近
して対応する構造になっている。
【0013】そして、レンズ保持部材27には、コンバ
ータレンズ28および反射ミラー29が取り付けられて
いる。コンバータレンズ28は、入射側レンズ群28a
と出射側レンズ群28bの2枚構成の広角レンズ系であ
り、入射側レンズ群28aがレンズ保持部材27の光入
射側のレンズ取付部27dに取り付けられ、出射側レン
ズ群28bがレンズ保持部材27の光出射側のレンズ取
付部27bに取り付けられ、これにより各レンズ群28
a、28bが相互に直交した状態で配置され、レンズ保
持部材27の回転に応じて各レンズ群28a、28bが
被写体からマスターレンズ23までの光路上の位置と光
路外の位置とに回転移動して切り換わる構造になってい
る。反射ミラー29は、両面に反射面29a、29bが
設けられた両面反射ミラーで、レンズ保持部材27の回
転中心にマスターレンズ23の光軸OMに対し45°傾
斜した状態で配置され、その周辺部がレンズ保持部材2
7内に取り付けられ、このレンズ保持部材27と一体的
に180°回転する構造になっている。
【0014】また、レンズ保持部材27は、図9および
図10に示すように、カメラケース17の側面に設けら
れた切換レバー21の回動操作に伴って回転する構造に
なっている。すなわち、レンズ保持部材27は、外面に
ピン30が立設され、このピン30の先端が切換レバー
21の内面に設けられた一対の平行リブ31間に挾まれ
た状態で配置され、切換レバー21の回転による平行リ
ブ31の回転移動に伴ってピン30がレンズ保持部材2
7の回転中心Sを中心に回転移動することにより、回転
する構造になっている。この場合、レンズ保持部材27
の回転中心Sと切換レバー21の回転中心Rとは、一致
していても良いが、図9および図10に示すようにずれ
ていても良い。この場合には、平行リブ31の回転移動
に伴ってピン30が平行リブ31間を移動することにな
る。また、ピン30は、レンズ保持部材27の回転中心
Sを中心に180°回転移動すると、取付台25の支持
アーム26の上部に設けられた位置規制部26a、26
bに当接して位置規制される。さらに、ピン30は、こ
れと支持アーム26との間に張り渡されたコイルバネ3
2によって位置規制部26a、26bのいずれかに当接
するように付勢されている。
【0015】ところで、このような電子カメラ装置1の
回路構成は、図11に示すように、撮像面に結像された
被写体の画像を電気信号に変換して出力するCCDなど
の固体撮像素子21、この固体撮像素子21からのアナ
ログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器35、
固体撮像素子21を駆動する駆動回路36、この駆動回
路36を制御するためのタイミング信号を発生するタイ
ミングジェネレータ37、デジタル画像信号を符号化/
複合化により圧縮/伸長処理する圧縮/伸長回路38、
取り込んだデジタル画像信号を一時記録するDRAM3
9、圧縮された画像信号を格納するフラッシュメモリ4
0、ROM41に記録されたプログラムに基づいて動作
するとともに、RAM42をワークRAMとして使用し
キー入力部43からの入力に基づいて動作するCPU4
4、デジタル画像信号に同期信号を付加してデジタルビ
デオ信号を生成するシグナル・ジェネレータ45、デジ
タルビデオ信号を記録するVRAM46、シグナル・ジ
ェネレータ45から出力されたデジタルビデオ信号をア
ナログ信号に変換するD/A変換器47、アンプ48を
介して入力されたアナログビデオ信号に基づいて画像を
表示する液晶表示パネル5、CPU44でシリアル信号
に変換された画像信号などを出力するインターフェース
49からなっている。
【0016】このような回路構成の電子カメラ装置1で
は、所定周期でタイミングジェネレータ37からタイミ
ング信号を出力して駆動回路36を制御し、固体撮像素
子21により結像された被写体の画像に対応する撮像信
号を取り込み、A/D変換器35でアナログ信号をデジ
タル信号に変換してデジタル画像信号としてDRAM3
9に一時記憶する。この場合、DRAM39に記憶され
た固体撮像素子21からの撮像信号は、反射ミラー29
によって被写体が左右反転した画像となるため、この左
右反転した画像の状態でDRAM39に順次書き込まれ
る。そして、DRAM39に記憶された撮像信号をCP
U44で読み出す際には、DRAM39に書き込まれた
順序と異なった順序で読み出すことにより、左右反転し
た画像の状態で書き込まれた撮像信号が被写体と左右同
じ向きの画像の撮像信号として読み出される。この読み
出したデジタル画像信号にシグナル・ジェネレータ45
で同期信号を付加してデジタルビデオ信号を形成し、D
/A変換器47でデジタルビデオ信号をアナログ信号に
変換し、アンプ48で増幅されたアナログビデオ信号に
基づいて液晶表示パネル5を駆動する。これにより、液
晶表示パネル5に被写体の画像がこれと左右同じ向きの
画像で表示される。
【0017】次に、このような電子カメラ装置1を使用
する場合について説明する。まず、被写体を広角レンズ
系で撮影する場合には、図3に示すように、切換レバー
21を回動操作して位置合わせマーク21aを広角位置
(WIDE位置)に合わせる。すると、レンズ保持部材27
が回転し、図9に示すように広角レンズ系のコンバータ
レンズ28の出射側レンズ群28bがマスターレンズ2
3に接近して対応するとともに、入射側レンズ群28a
がカメラケース17の撮影用の開口部18に接近して対
応し、かつ反射ミラー29の反射面29aがマスターレ
ンズ23の光軸OMに対し45°傾斜して配置される。
これにより、入射側レンズ群28aを被写体に向ける
と、広角撮影が可能な状態となる。
【0018】この状態では、被写体からの光が撮影用の
開口部18からコンバータレンズ28の入射側レンズ群
28aに入射して反射ミラー29の反射面29aで反射
され、この反射光が出射側レンズ群28bを介してマス
ターレンズ23に入射し、この入射光が固体撮像素子2
1の撮像面に被写体の広角画像として結像される。この
ときには、反射ミラー29によって被写体の画像が左右
反転した画像として結像される。このように結像された
画像は、固体撮像素子21によって電気信号に変換さ
れ、DRAM39にデジタル画像信号として一時記憶さ
れる。この記憶されたデジタル画像信号は、CPU44
で書き込み時と異なった順序で読み出されることによ
り、液晶表示パネル5に被写体の広角画像が被写体と左
右同じ向きの画像として表示される。これにより、液晶
表示パネル5に表示された画像を見ながら被写体の広角
撮影ができる。
【0019】また、被写体を望遠レンズ系で撮影する場
合には、図3に示す切換レバー21を回動操作して位置
合わせマーク21aを望遠位置(TELE位置)に合わせる
と、図10に示すようにレンズ保持部材27および反射
ミラー29が180°回転し、コンバータレンズ28の
各レンズ群28a、28bが被写体からマスターレンズ
23までの光路外に回転移動し、レンズ保持部材27の
光出射口27aがマスターレンズ23に接近して対応す
るとともに、レンズ保持部材27の光入射口27cがカ
メラケース17の撮影用の開口部18に接近して対応
し、かつ反射ミラー29の反射面29bがマスターレン
ズ23の光軸OMに対し45°傾斜して配置される。こ
れにより、光入射口27cを被写体に向けると、望遠撮
影が可能な状態となる。
【0020】この状態では、被写体からの光が撮影用の
開口部18を通してレンズ保持部材の光入射口27cに
入射して反射ミラー29の反射面29bで反射され、こ
の反射光が光出射口27aを通して望遠レンズ系である
マスターレンズ23に入射し、この入射光が固体撮像素
子21の撮像面に被写体の望遠画像として結像される。
このときにも、反射ミラー29によって被写体の画像が
左右反転した画像として結像される。この結像された画
像は、広角撮影のときと同様、固体撮像素子21によっ
て電気信号に変換されてDRAM39に一時記憶され
る。そして、この記憶されたデジタル画像信号は、CP
U44で書き込み時と異なった順序で読み出されること
により、液晶表示パネル5に被写体の望遠画像が被写体
と左右同じ向きの画像として表示される。これにより、
液晶表示パネル5に表示された画像を見ながら被写体の
望遠撮影ができる。
【0021】なお、広角撮影および望遠撮影のいずれに
おいても、図5に示すように、本体部2に対しカメラ部
3を前方に90°回転させると、真下の被写体を撮影す
ることができ、また図6に示すようにカメラ部3を後方
に180°回転させると、撮影者側の被写体つまり撮影
者自身を撮影することができる。このときには、撮影画
像が上下反転した倒立画像になるが、カメラ部3が18
0°回転したときに図示しないスイッチがオンし、撮影
した倒立画像の画像信号を電気的に反転させて液晶表示
パネル5に正立画像を表示させる。
【0022】このように、この電子カメラ装置1では、
被写体を撮像面に結像する望遠用のマスターレンズ23
の入射側に、広角用のコンバータレンズ28を回転移動
可能に配置し、このコンバータレンズ28を被写体から
マスターレンズ23までの光路上の位置と光路外の位置
とに回転移動させるとともに、コンバータレンズの回転
中心Sに被写体からの光をマスターレンズ23に向けて
反射する反射ミラー29を配置したから、この反射ミラ
ー29によって被写体から撮像面までの光路を屈曲させ
ることができ、このため撮像面からコンバータレンズ2
8の入射側レンズ群28aまでの光路長を変えずに、カ
メラ部3全体の長さを撮像面から反射ミラー29までの
短い光路長で設定することができ、撮像面からコンバー
タレンズ28までの光路長によってカメラ部3全体の大
きさが制約を受けず、カメラ部3全体をコンパクトに構
成することができるとともに、カメラ部3の高密度実装
が可能になる。
【0023】また、この電子カメラ装置1では、反射ミ
ラー29によって被写体の画像が左右反転した画像とな
り、この反転した画像が固体撮像素子21によって電気
信号に変換され、DRAM39にデジタル画像信号とし
て一時記憶されるが、この記憶されたデジタル画像信号
をCPU44で読み出す際に、書き込み時と異なった順
序で読み出すことにより、被写体と左右同じ向きの画像
の画像信号として取り扱うことができ、このため液晶表
示パネル5に被写体の画像と左右同じ向きの画像を表示
することができ、これにより液晶表示パネル5に表示さ
れた画像を見ながら被写体を良好に撮影することができ
る。
【0024】[第2実施形態]次に、図12および図1
3を参照して、この発明を適用した電子カメラ装置の第
2実施形態について説明する。なお、図1〜図11に示
された第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。この電子カメラ装置のカメラ部3
は、図12および図13に示す構造になっている。すな
わち、カメラケース17の内部に設けられたホルダ20
には、第1実施形態と同様、CCDなどの固体撮像素子
21が基板22を介して取り付けられているとともに、
4枚のレンズからなる望遠レンズ系のマスターレンズ2
3が取付筒24を介して取り付けられている。また、ホ
ルダ20の上部に設けられた取付台25には、マスター
レンズ23に対応して光透過孔(絞り)25aが設けら
れているとともに、この光透過孔25aを挾んでその前
後(図面における紙面の表裏方向)に一対の支持アーム
26が立設されている。この一対の支持アーム26に
は、レンズ保持部材50が回動可能に取り付けられてい
る。
【0025】レンズ保持部材50は、L字状の本体部材
51の各外面に円筒状のレンズ取付部52a、52bが
設けられているとともに、本体部材51の各レンズ取付
部52a、52bに対応する個所にそれぞれ光透過孔5
3が設けられ、本体部材51の前後両端に支持部54が
それぞれ設けられ、この支持部54の内側面が一対の支
持アーム26の外側面に180°の範囲で回転可能に支
持された構造になっている。すなわち、レンズ保持部材
50は、その回転中心Sがマスターレンズ23の光軸O
M上に位置し、光出射側のレンズ取付部52bの中心線
がマスターレンズ23の光軸OMと一致した状態で、光
入射側のレンズ取付部52aの中心線が回転中心Sにお
いてマスターレンズ23の光軸OMと直交する構造にな
っている。したがって、このレンズ保持部材50は、1
80°回転することにより、一方のレンズ取付部52b
がマスターレンズ23に接近して対応する位置とマスタ
ーレンズ23から最も離れて対応する位置とに移動する
とともに、他方のレンズ取付部52aがカメラケース1
7の撮影用の開口部18に接近して対応する位置と撮影
用の開口部18から最も離れて対応する位置とに移動す
る構造になっている。
【0026】そして、レンズ保持部材50には、コンバ
ータレンズ28および反射ミラー55が取り付けられて
いる。コンバータレンズ28は、第1実施形態と同様、
2枚のレンズからなる広角レンズ系であり、入射側レン
ズ群28aがレンズ保持部材50の光入射側のレンズ取
付部50aに取り付けられ、出射側レンズ群28bがレ
ンズ保持部材50の光出射側のレンズ取付部50bに取
り付けられ、これにより各レンズ群28a、28bが相
互に直交した状態で配置され、レンズ保持部材50の回
転に応じて各レンズ群28a、28bが被写体からマス
ターレンズ23までの光路上の位置と光路外の位置とに
回転移動して切り換わる構造になっている。反射ミラー
55は、片面のみに反射面55aが設けられた片面反射
ミラーで、レンズ保持部材50の回転中心Sに対応する
一対の支持アーム26の間にマスターレンズ23の光軸
Mに対し45°傾斜した状態で固定されている。な
お、レンズ保持部材50は、第1実施形態と同様、カメ
ラケース17の側面に設けられた切換レバー21の回動
操作に伴って回転する構造になっている。
【0027】次に、このような電子カメラ装置を使用す
る場合について説明する。まず、被写体を広角レンズ系
で撮影する場合には、第1実施形態と同様、切換レバー
21を回動操作して位置合わせマーク21aを広角位置
(WIDE位置)に合わせる。すると、レンズ保持部材50
が回転し、図12に示すように広角レンズ系のコンバー
タレンズ28の出射側レンズ群28bがマスターレンズ
23に接近して対応するとともに、入射側レンズ群28
aがカメラケース17の撮影用の開口部18に接近して
対応する。このときには、レンズ保持部材50が回転し
ても、反射ミラー55は回転せず、常に反射面55aが
マスターレンズ23の光軸OMに対し45°傾斜した状
態になっている。これにより、入射側レンズ群28aを
被写体に向けると、広角撮影が可能な状態となる。
【0028】この状態では、第1実施形態と同様、被写
体からの光が撮影用の開口部18からコンバータレンズ
28の入射側レンズ群28aに入射して反射ミラー55
の反射面55aで反射され、この反射光が出射側レンズ
群28b介してマスターレンズ23に入射し、この入射
光が固体撮像素子21の撮像面に被写体の広角画像とし
て結像される。このときには、反射ミラー55によって
被写体の画像が左右反転した画像として結像される。こ
のように結像された画像は、第1実施形態と同様、固体
撮像素子21によって電気信号に変換され、DRAM3
9にデジタル画像信号として一時記憶され、この記憶さ
れたデジタル画像信号をCPU44で読み出す際に書き
込み時と異なった順序で読み出すことにより、液晶表示
パネル5に被写体の広角画像が被写体と左右同じ向きの
画像として表示される。これにより、液晶表示パネル5
に表示された画像を見ながら被写体の広角撮影ができ
る。
【0029】また、被写体を望遠レンズ系で撮影する場
合には、第1実施形態と同様、切換レバー21を回動操
作して位置合わせマーク21aを望遠位置(TELE位置)
に合わせると、図13に示すようにレンズ保持部材50
が180°回転し、コンバータレンズ28の各レンズ群
28a、28bが被写体からマスターレンズ23までの
光路外に回転移動する。このときには、レンズ保持部材
50が回転しても、反射ミラー55は回転せず、常に反
射面55aがマスターレンズ23の光軸OMに対し45
°傾斜した状態になっているので、この反射面55aが
カメラケース17の撮影用の開口部18およびマスター
レンズ23に対応することになる。これにより、光入射
口27cを被写体に向けると、望遠撮影が可能な状態と
なる。
【0030】この状態では、被写体からの光が撮影用の
開口部18から入射して反射ミラー55の反射面55b
で反射され、この反射光が望遠レンズ系であるマスター
レンズ23に入射し、この入射光が固体撮像素子21の
撮像面に被写体の望遠画像として結像される。このとき
にも、反射ミラー55によって被写体の画像が左右反転
した画像として結像される。この結像された画像は、広
角撮影のときと同様、固体撮像素子21によって電気信
号に変換されてDRAM39に一時記憶され、この記憶
されたデジタル画像信号をCPU44で読み出す際に書
き込み時と異なった順序で読み出すことにより、液晶表
示パネル5に被写体の望遠画像が被写体と左右同じ向き
の画像として表示される。これにより、この液晶表示パ
ネル5に表示された画像を見ながら被写体の望遠撮影が
できる。
【0031】このように、この第2実施形態の電子カメ
ラ装置においても、第1実施形態と同様、反射ミラー5
5によって被写体から撮像面までの光路を屈曲させるこ
とにより、撮像面からコンバータレンズ28の入射側レ
ンズ群28aまでの光路長を変えずに、カメラ部3全体
の長さを撮像面から反射ミラー55までの短い光路長で
設定することができ、撮像面からコンバータレンズ28
までの光路長によってカメラ部3全体の大きさが制約を
受けず、カメラ部3全体をコンパクトに構成することが
できるとともに、カメラ部3の高密度実装が可能にな
り、また反射ミラー55によって被写体の画像が左右反
転した画像となり、この反転した画像が固体撮像素子2
1によって電気信号に変換され、DRAM39にデジタ
ル画像信号として一時記憶されても、この記憶されたデ
ジタル画像信号をCPU44で読み出す際に、書き込み
時と異なった順序で読み出すことにより、液晶表示パネ
ル5に被写体の画像をこれと左右同じ向きの画像として
表示することができ、これにより液晶表示パネル5に表
示された画像を見ながら被写体を良好に撮影することが
できる。
【0032】なお、上記第1、第2実施形態では、コン
バーターレンズ28が4枚のレンズ構成の広角レンズ系
であるが、これに限らず、1〜3枚のレンズ構成の広角
レンズであっても良く、また5枚以上のレンズ構成であ
っても良い。さらに、コンバータレンズ28として広角
レンズ系を用いているが、これに限らず、望遠レンズ系
を用いても良い。
【0033】[第3実施形態]次に、図14〜図17を
参照して、この発明を適用した電子カメラ装置の第3実
施形態について説明する。この場合にも、図1〜図11
に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。この電子カメラ装置のカメラ
部3は、図14および図15に示す構造になっている。
すなわち、カメラケース17の内部に設けられたホルダ
20には、第1実施形態と同様、CCDなどの固体撮像
素子21が基板22を介して取り付けられているととも
に、4枚のレンズからなる望遠レンズ系のマスターレン
ズ60が取付筒24を介して取り付けられている。ま
た、ホルダ20の上部に設けられた取付台25には、マ
スターレンズ60に対応して光透過孔(絞り)61が設
けられているとともに、この光透過孔61を挾んでその
前後(図面における紙面の表裏方向)に一対の支持アー
ム26が立設されている。この一対の支持アーム26に
は、レンズ保持部材62が回動可能に取り付けられてい
る。
【0034】レンズ保持部材62は、第1実施形態と同
様、その内部に光導入孔が十文字状に交差して形成さ
れ、光導入孔の交差部の中心Sに対応する外面の所定個
所が一対の支持アーム26に180°の範囲で回転可能
に支持されている。すなわち、レンズ保持部材62は、
光導入孔の交差部の中心Sがマスターレンズ60の光軸
M上に位置した状態で、一方の光導入孔の中心線がマ
スターレンズ60の光軸OMと一致し、他方の光導入孔
の中心線が交差部の中心Sにおいて光軸OMと直交する
構造になっている。この場合、マスターレンズ60の光
軸OMと一致する一方の光導入孔は、上下の両端にそれ
ぞれ光出射口62aと光出射側のレンズ取付部62bと
が形成され、光出射口62aとレンズ取付部62bとが
レンズ保持部材62の180°の回転によりマスターレ
ンズ60にそれぞれ接近して対応する構造になってい
る。また、マスターレンズ60の光軸OMと直交する他
方の光導入孔は、左右の両端にそれぞれ光入射口62c
と光入射側のレンズ取付部62dとが形成され、光入射
口62cとレンズ取付部62dとがレンズ保持部材62
の180°の回転によりカメラケース17の撮影用の開
口部18にそれぞれ接近して対応する構造になってい
る。
【0035】このレンズ保持部材62には、コンバータ
レンズ63が取り付けられている。コンバータレンズ6
3は、プリズムブロック64、入射側レンズ65、およ
び出射側レンズ66からなる広角レンズ系である。プリ
ズムブロック64は、直角プリズムであり、互いに直交
する各面のうち、一方の面つまり入射側面に入射レンズ
部64aが形成され、他方の面つまり出射側面に出射レ
ンズ部64bが形成され、傾斜面に銀やアルミニウムな
どをコーティングしてなる薄膜状の反射ミラー67が形
成された構造になっている。このプリズムブロック64
は、入射レンズ部64aがレンズ保持部材62の光入射
側のレンズ取付部62dに対向し、出射レンズ部64b
がレンズ保持部材62の光出射側のレンズ取付部62b
に対向し、かつプリズムブロック65の傾斜面に形成さ
れた反射ミラー67がレンズ保持部材62の回転中心S
に位置してマスターレンズ60の光軸OMに対し45°
傾斜した状態で、レンズ保持部材62の光導入孔内に取
り付けられている。
【0036】また、入射側レンズ65は、プリズムブロ
ック64の入射レンズ部64aに対向した状態で、レン
ズ保持部材62の光入射側のレンズ取付部62dに取り
付けられている。出射側レンズ67は、プリズムブロッ
ク64の出射レンズ部64bに対向した状態で、レンズ
保持部材62の光出射側のレンズ取付部62bに取り付
けられている。これにより、入射側レンズ66と出射側
レンズ67とは、相互に直交した状態で配置されてい
る。そして、このコンバータレンズ63は、レンズ保持
部材62が180°回転するごとに、入射側レンズ6
5、プリズムブロック64、出射側レンズ66が被写体
からマスターレンズ60までの光路上の位置と光路外の
位置とに回転移動して切り換わる構造になっている。ま
た、反射ミラー67は、プリズムブロック64が180
°回転すると、表裏反転するだけで、反射面の位置はほ
とんど変化しない構造になっている。なお、レンズ保持
部材62は、第1実施形態と同様、カメラケース17の
側面に設けられた切換レバー21の回動操作に伴って回
転する構造になっている。
【0037】ところで、このカメラ部3のレンズ構成
は、図16に示すように、被写体側から順に、コンバー
タレンズ63、絞り(光透過孔)61、マスターレンズ
60、撮像部68からなっている。コンバータレンズ6
3は、被写体側から順に、入射側レンズ65、プリズム
ブロック64、出射側レンズ66が配置された3枚構成
の1/2倍の倍率をもった広角レンズ系である。入射側レ
ンズ65は被写体に凸面を向けたメニスカス凹レンズで
あり、プリズムブロック64の入射レンズ部64aは被
写体側に凸面を向けた凸レンズであり、プリズムブロッ
ク64の出射レンズ部64bは被写体側に凹面を向けた
凹レンズであり、出射側レンズ66は両凸レンズであ
る。
【0038】この場合、プリズムブロック64は、アク
リル(PMMA)などのプラスチックからなり、アフォ
ーカルなものになっており、入射レンズ部64aおよび
出射レンズ部64bがそれぞれ非球面に形成された構造
になっている。そして、プリズムブロック64の入射レ
ンズ部64aは、凸レンズの作用をし、被写体側の入射
側レンズ65と凹凸が組み合わされて収差の補正を図っ
ており、プリズムブロック64の出射レンズ部64b
は、像面側の出射側レンズ66と凹凸が組み合わされて
収差の補正を図っている。なお、このコンバータレンズ
63は、被写体側のレンズが負のパワーをもち、像面側
のレンズが正のパワーをもった構成になっている。ま
た、マスターレンズ60は、被写体側から順に、被写体
側に凸面を向けたメニスカス凸レンズ70、両凹レンズ
71、被写体側に凹面を向けたメニスカス凸レンズ7
2、被写体側に凸面を向けた平凸レンズ73が配置され
た4枚構成の望遠レンズ系である。撮像部68は、被写
体側から順に、水晶フィルタ74、カバーガラス75、
固体撮像素子21が配置された構造になっている。
【0039】次に、このような電子カメラ装置を使用す
る場合について説明する。まず、被写体を広角レンズ系
で撮影する場合には、第1実施形態と同様、切換レバー
21を回動操作して位置合わせマーク21aを広角位置
(WIDE位置)に合わせる。すると、レンズ保持部材62
が回転し、図14に示すように広角レンズ系のコンバー
タレンズ63の出射側レンズ66がマスターレンズ60
に接近して対応するとともに、入射側レンズ65がカメ
ラケース17の撮影用の開口部18に接近して対応し、
かつ反射ミラー67がマスターレンズ60の光軸OM
対し45°傾斜して配置される。これにより、入射側レ
ンズ65を被写体に向けると、広角撮影が可能な状態と
なる。
【0040】この状態では、第1実施形態と同様、被写
体からの光が撮影用の開口部18からコンバータレンズ
63の入射側レンズ65に入射して反射ミラー67で反
射され、この反射光が出射側レンズ66を介してマスタ
ーレンズ60に入射し、この入射光が固体撮像素子21
の撮像面に被写体の広角画像として結像される。このと
きには、反射ミラー67によって被写体の画像が左右反
転した画像として結像される。このように結像された画
像は、第1実施形態と同様、固体撮像素子21によって
電気信号に変換され、DRAM39にデジタル画像信号
として一時記憶され、この記憶されたデジタル画像信号
をCPU44で読み出す際に書き込み時と異なった順序
で読み出すことにより、液晶表示パネル5に被写体の広
角画像が被写体と左右同じ向きの画像として表示され
る。これにより、液晶表示パネル5に表示された画像を
見ながら被写体の広角撮影ができる。
【0041】また、被写体を望遠レンズ系で撮影する場
合には、第1実施形態と同様、切換レバー21を回動操
作して位置合わせマーク21aを望遠位置(TELE位置)
に合わせると、図15に示すようにレンズ保持部材62
が180°回転し、コンバータレンズ63の各レンズ6
5、66およびプリズムブロック65が被写体からマス
ターレンズ60までの光路外に回転移動し、レンズ保持
部材62の光出射口62aがマスターレンズ60に接近
して対応するとともに、レンズ保持部材62の光入射口
62cがカメラケース17の撮影用の開口部18に接近
して対応し、かつ反射ミラー67が表裏反転してマスタ
ーレンズ60の光軸OMに対し45°傾斜して配置され
る。これにより、光入射口62aを被写体に向けると、
望遠撮影が可能な状態となる。
【0042】この状態では、被写体からの光が撮影用の
開口部18から入射して反射ミラー67で反射され、こ
の反射光が望遠レンズ系であるマスターレンズ60に入
射し、この入射光が固体撮像素子21の撮像面に被写体
の望遠画像として結像される。このときにも、反射ミラ
ー67によって被写体の画像が左右反転した画像として
結像される。この結像された画像は、広角撮影のときと
同様、固体撮像素子21によって電気信号に変換されて
DRAM39に一時記憶され、この記憶されたデジタル
画像信号をCPU44で読み出す際に書き込み時と異な
った順序で読み出すことにより、液晶表示パネル5に被
写体の望遠画像が被写体と左右同じ向きの画像として表
示される。これにより、この液晶表示パネル5に表示さ
れた画像を見ながら被写体の望遠撮影ができる。
【0043】このように、この第3実施形態の電子カメ
ラ装置においても、第1実施形態と同様、反射ミラー6
7によって被写体から撮像面までの光路を屈曲させるこ
とにより、撮像面からコンバータレンズ63の入射側レ
ンズ65までの光路長を変えずに、カメラ部3全体の長
さを撮像面から反射ミラー67までの短い光路長で設定
することができ、撮像面からコンバータレンズ63まで
の光路長によってカメラ部3全体の大きさが制約を受け
ず、カメラ部3全体をコンパクトに構成することができ
るとともに、カメラ部3の高密度実装が可能になり、ま
た反射ミラー67によって被写体の画像が左右反転した
画像となり、この反転した画像が固体撮像素子21によ
って電気信号に変換され、DRAM39にデジタル画像
信号として一時記憶されても、この記憶されたデジタル
画像信号をCPU44で読み出す際に、書き込み時と異
なった順序で読み出すことにより、液晶表示パネル5に
被写体の画像をこれと左右同じ向きの画像として表示す
ることができ、これにより液晶表示パネル5に表示され
た画像を見ながら被写体を良好に撮影することができ
る。
【0044】また、この第3実施形態では、コンバータ
レンズ63を、入射側レンズ65、出射側レンズ66、
およびプリズムブロック64で構成し、このプリズムブ
ロック64の傾斜面に薄膜状の反射ミラー67を設けた
ので、平板状の反射ミラーをバネなどで保持するのと比
べて反射面の歪みが少なく、被写体からの光を良好に反
射することができるとともに、平板状の反射ミラーに比
べて厚さが薄いので、コンバータレンズ63を180°
回転させて反射ミラー67の表裏を反転させても、光軸
のずれを最小限に抑えることができ、またプリズムブロ
ック64の傾斜面に反射ミラー67を設け、プリズムブ
ロック64の互いに直交する各面に入射側レンズ65と
出射側レンズ66をそれぞれ対応させているので、反射
ミラー67および各レンズ65、66の位置合わせが簡
単にできる。特に、プリズムブロック64は、互いに直
交する各面にそれぞれ入射レンズ部64aおよび出射レ
ンズ部64bが形成されているので、レンズの枚数を削
減することができ、これにより部品点数の削減および組
立て作業の簡素化を図ることができる。
【0045】さらに、この第3実施形態では、プリズム
ブロック64がアクリル(PMMA)などのプラスチッ
ク製であるから、製作が容易で、低価格化を図ることが
できるとともに、コンバータレンズ63がアフォーカル
なものであるから、広角撮影および望遠撮影のいずれに
おいても、無限遠におけるピント位置を合わせることが
でき、しかもプリズムブロック64の入射レンズ部64
aおよび出射レンズ部64bがそれぞれ非球面に形成さ
れているので、収差の補正が有利である。特に、プリズ
ムブロック64の入射レンズ部64aと被写体側の入射
側レンズ65との凹凸が組み合わされているとともに、
プリズムブロック64の出射レンズ部64bと像面側の
出射側レンズ66との凹凸が組み合わされているので、
収差を良好に補正することができる。
【0046】次に、この第3実施形態のカメラ部3のレ
ンズ構成の具体例である第1実施例を表1、および図1
7(a)〜(c)を参照して説明する。この場合、表1
では、イメージサークルが4.7mm、焦点距離が5m
m、Fナンバーが2.0である。
【表1】 ただし、Riはレンズおよびフィルタなどの曲率半径、
Diはレンズおよびフィルタなどの中心厚および空気空
間、Niはレンズおよびフィルタなどの屈折率、νiは
レンズおよびフィルタなどのアッベ数である。
【0047】また、プリズムブロック64の入射レンズ
部(第3面)64aと出射レンズ部(第4面)64bの
各非球面係数は表2に示す通りである。
【表2】 なお、非球面は以下の式で表される。 Z=C・x2/{1+√(1−C22)}+a44+a6
6+a88+a1010 ただし、Zはレンズ中心から距離xでのザグ量(変位
量)、Cは近軸曲率半径、xは光軸中心からの変位、a
は非球面係数である。このような第3実施形態のレンズ
構成の第1実施例では、球面収差が図17(a)に示す
収差曲線となり、非点収差が図17(b)に示す収差曲
線となり、歪曲収差(ディストーション)が図17
(c)に示す収差曲線となり、これらの図から収差特性
が良く、性能が良いことがわかる。
【0048】[第4実施形態]次に、図18および図1
9を参照して、この発明を適用した電子カメラ装置の第
4実施形態について説明する。この場合には、図14〜
図17に示された第3実施形態と同一部分には同一符号
を付し、その説明は省略する。この電子カメラ装置のカ
メラ部3のレンズ構成は、図18に示すように、被写体
側から順に、コンバータレンズ80、絞り(光透過孔)
61、マスターレンズ60、撮像部68からなってい
る。コンバータレンズ80は、被写体側から順に、入射
側レンズ81、プリズムブロック82、出射側レンズ8
3が配置された3枚構成の望遠レンズ系である。
【0049】プリズムブロック82は、第3実施形態と
ほぼ同様、直角プリズムであり、互いに直交する各面の
うち、一方の面つまり入射側面に入射レンズ部82aが
形成され、他方の面つまり出射側面に出射レンズ部82
bが形成され、傾斜面に銀やアルミニウムなどをコーテ
ィングしてなる薄膜状の反射ミラー67が形成された構
造になっている。この場合、プリズムブロック82の入
射レンズ部82aは被写体側に凸面を向けた凸レンズ
で、プリズムブロック82の出射レンズ部82bは被写
体側に凹面を向けた凹レンズである。また、このプリズ
ムブロック82は、第3実施形態と同様、アクリル(P
MMA)などのプラスチックからなり、アフォーカルな
ものになっており、入射レンズ部82aおよび出射レン
ズ部82bがそれぞれ非球面に形成された構造になって
いる。
【0050】このプリズムブロック82は、入射レンズ
部82aがレンズ保持部材62の光入射側に対向し、出
射レンズ部82bがレンズ保持部材62の光出射側に対
向し、かつプリズムブロック82の反射ミラー67がレ
ンズ保持部材62の回転中心Sに位置してマスターレン
ズ60の光軸OMに対し45°傾斜した状態で、レンズ
保持部材62の光導入孔内に取り付けられている。入射
側レンズ81は、被写体に凸面を向けた平凸レンズ81
aと像面側に凹面を向けた平凹レンズ81bとを接合し
た接合レンズであり、プリズムブロック82の入射レン
ズ部82aに対向して、レンズ保持部材62の光入射側
に配置されている。出射側レンズ83は、被写体側に凹
面を向けたメニスカス凹レンズであり、プリズムブロッ
ク82の出射レンズ部82bに対向して、レンズ保持部
材62の光出射側に配置されている。
【0051】このような望遠レンズ系のコンバータレン
ズ80は、第3実施形態とは逆に、被写体側のレンズが
正のパワーをもち、像面側のレンズが負のパワーをも
ち、レンズ保持部材62が180°回転するごとに、入
射側レンズ81、プリズムブロック82、出射側レンズ
83が被写体からマスターレンズ60までの光路上の位
置と光路外の位置とに回転移動して切り換わる構造にな
っている。また、反射ミラー67は、第3実施形態と同
様、プリズムブロック82が180°回転して表裏反転
しても、反射面の位置はほとんど変化しない構造になっ
ている。なお、マスターレンズ60は、第3実施形態と
同様、メニスカス凸レンズ70、両凹レンズ71、メニ
スカス凸レンズ72、および平凸レンズ73で構成され
ており、撮像部68も、水晶フィルタ74、カバーガラ
ス75、固体撮像素子21で構成されている。
【0052】このような第4実施形態の電子カメラ装置
では、レンズ保持部材62を回転させて、図18に示す
ように、望遠レンズ系のコンバータレンズ82の出射側
レンズ83をマスターレンズ60に接近させて対応させ
るとともに、入射側レンズ81をカメラケース17の撮
影用の開口部18に接近させて対応させ、かつ反射ミラ
ー67をマスターレンズ60の光軸OMに対し45°傾
斜した状態に配置すると、超望遠撮影が可能な状態とな
り、またこの状態で、レンズ保持部材62を180°回
転させると、コンバータレンズ80の各レンズ81、8
3およびプリズムブロック82が被写体からマスターレ
ンズ60までの光路外に回転移動し、レンズ保持部材6
2の光出射口62aがマスターレンズ60に接近して対
応するとともに、レンズ保持部材62の光入射口62c
がカメラケース17の撮影用の開口部18に接近して対
応し、かつ反射ミラー67が表裏反転してマスターレン
ズ60の光軸OMに対し45°傾斜して配置されるの
で、通常の望遠撮影が可能な状態となり、いずれの状態
においても、第3実施形態と同様、良好に撮影をするこ
とができる。
【0053】このように、この第4実施形態において
も、望遠レンズ系のコンバータレンズ80が入射側レン
ズ81、出射側レンズ83、およびプリズムブロック8
2で構成され、このプリズムブロック82の傾斜面に薄
膜状の反射ミラー67を設けた構造であるから、第3実
施形態とまったく同様の作用効果があり、この場合に
も、コンバータレンズ80がアフォーカルなものである
から、超望遠撮影および望遠撮影のいずれにおいても、
ピントの位置を合わせることができ、またプリズムブロ
ック82の入射レンズ部82aおよび出射レンズ部82
bがそれぞれ非球面に形成されているので、収差の補正
が有利であり、しかもプリズムブロック82の入射レン
ズ部82aと被写体側の入射側レンズ81との凹凸が組
み合わされているとともに、プリズムブロック82の出
射レンズ部82bと像面側の出射側レンズ83との凹凸
が組み合わされているので、収差を良好に補正すること
ができる。
【0054】次に、この第4実施形態のカメラ部3のレ
ンズ構成の具体例である第2実施例を表3、および図1
9(a)〜(c)を参照して説明する。この場合、表3
では、イメージサークルが4.7mm、焦点距離が20
mm、Fナンバーが2.0である。なお、絞り(光透過
孔)61以降のマスターレンズ60および撮像部68は
第3実施形態とまったく同じ構造になっており、ここで
は説明を省略する。
【表3】 ただし、Riはレンズおよびフィルタなどの曲率半径、
Diはレンズおよびフィルタなどの中心厚および空気空
間、Niはレンズおよびフィルタなどの屈折率、νiは
レンズおよびフィルタなどのアッベ数である。
【0055】また、プリズムブロック82の入射レンズ
部(第4面)82aと出射レンズ部(第5面)82bの
各非球面係数は表4に示す通りである。
【表4】 なお、非球面は第1実施例と同じ式である。このよう
に、第4実施形態のレンズ構成の第2実施例でも、球面
収差が図19(a)に示す収差曲線となり、非点収差が
図19(b)に示す収差曲線となり、歪曲収差(ディス
トーション)が図19(c)に示す収差曲線となり、こ
れらの図から収差特性が良く、性能が良いことがわか
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、被写体の画像を撮像面に結像するマスター
レンズの入射側にコンバータレンズを回転移動可能に配
置し、このコンバータレンズを被写体からマスターレン
ズまでの光路上の位置と光路外の位置とに回転移動させ
るとともに、コンバータレンズのほぼ回転中心位置に被
写体からの光をマスターレンズに向けて反射する反射ミ
ラーを配置したから、この反射ミラーによって被写体か
ら撮像面までの光路を屈曲させることができ、このため
撮像面からコンバータレンズまでの光路長を変えずに、
装置全体の長さを撮像面から反射ミラーまでの短い光路
長で設定でき、これにより撮像面からコンバータレンズ
までの光路長によって装置全体の大きさが制約を受け
ず、装置全体をコンパクトに構成することができるとと
もに、高密度実装を可能にすることができる。
【0057】また、請求項6記載の発明によれば、コン
バータレンズが入射側レンズ、出射側レンズ、およびプ
リズムブロックで構成され、このプリズムブロックの傾
斜面に反射ミラーが設けられているので、反射面の歪み
が少なく、被写体からの光を良好に反射することができ
るとともに、平板状の反射ミラーに比べて反射ミラーの
厚さを薄くすることができ、これによりコンバータレン
ズを180°回転させても、光軸のずれを最小限に抑え
ることができ、またプリズムブロックの傾斜面に反射ミ
ラーを設け、プリズムブロックの互いに直交する各面に
入射側レンズと出射側レンズをそれぞれ対応させている
ので、反射ミラーおよび各レンズの位置合わせが簡単に
できる。
【0058】さらに、請求項8記載の発明によれば、被
写体と撮像面との間に反射ミラーを配置して光路を屈曲
させ、この光路上に配置されたレンズによって被写体の
画像を固体撮像素子の撮像面に結像させ、この結像され
た被写体の画像を固体撮像素子によって電気信号に変換
して出力し、この出力された画像信号を変換手段によっ
て被写体と同じ向きの画像の画像信号に変換するので、
反射ミラーによって光路を屈曲させることにより被写体
の画像が左右反転しても、被写体と同じ向きの画像の画
像データとして取り扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した電子カメラ装置の第1実施
形態の外観平面図。
【図2】図1の外観正面図。
【図3】図2の外観右側面図。
【図4】図2の外観背面図。
【図5】図3においてカメラ部を本体部に対し前方に9
0°回転させた状態を示した外観側面図。
【図6】図3においてカメラ部を本体部に対し後方に1
80°回転させた状態を示した外観側面図。
【図7】図3において広角撮影状態でのカメラ部の内部
構造を示した断面図。
【図8】図3において望遠撮影状態でのカメラ部の内部
構造を示した断面図。
【図9】図7の広角撮影状態における切換レバーとレン
ズ保持部材との位置関係を示した図。
【図10】図8の望遠撮影状態における切換レバーとレ
ンズ保持部材との位置関係を示した図。
【図11】図1の電子カメラ装置の回路構成を示したブ
ロック図。
【図12】この発明を適用した電子カメラ装置の第2実
施形態における広角撮影状態でのカメラ部の内部構造を
示した断面図。
【図13】図12における望遠撮影状態でのカメラ部の
内部構造を示した断面図。
【図14】この発明を適用した電子カメラ装置の第3実
施形態における広角撮影状態でのカメラ部の内部構造を
示した断面図。
【図15】図14における望遠撮影状態でのカメラ部の
内部構造を示した断面図。
【図16】図14の第3実施形態のレンズ構成を示した
図。
【図17】図16のレンズ構成における収差特性を示
し、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)
は歪曲収差図。
【図18】この発明を適用した電子カメラ装置の第4実
施形態のレンズ構成を示した図。
【図19】図18のレンズ構成における収差特性を示
し、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)
は歪曲収差図。
【符号の説明】
3 カメラ部 21 固体撮像素子 23、60 マスターレンズ 27、50、62 レンズ保持部材 28、63、80 コンバータレンズ 28a 入射側レンズ群 28b 出射側レンズ群 65、81 入射側レンズ 66、83 出射側レンズ 29、55、67 反射ミラー 29a、29b、55a 反射面 39 DRAM 44 CPU 64、82 プリズムブロック 64a、82a 入射レンズ部 64b、82b 出射レンズ部 S 回転中心 OM 光軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体の画像を撮像面に結像するマスター
    レンズと、 このマスターレンズの入射側に回転移動可能に配置さ
    れ、前記被写体から前記マスターレンズまでの光路上の
    位置と光路外の位置とに回転移動するコンバータレンズ
    と、 このコンバータレンズのほぼ回転中心位置に配置され、
    前記被写体からの光を前記マスターレンズに向けて反射
    する反射ミラーと、 を備えたことを特徴とするカメラ装置。
  2. 【請求項2】前記マスターレンズは望遠レンズ系であ
    り、前記コンバータレンズは広角レンズ系または望遠レ
    ンズ系であることを特徴とする請求項1記載のカメラ装
    置。
  3. 【請求項3】前記コンバータレンズは、入射側レンズ群
    と出射側レンズ群とで構成され、これら各レンズ群が前
    記反射ミラーを介してそれぞれ直交した状態で配置され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のカメラ
    装置。
  4. 【請求項4】前記反射ミラーは、両面に反射面が設けら
    れた両面反射ミラーで、前記コンバータレンズと一体的
    に回転することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のカメラ装置。
  5. 【請求項5】前記反射ミラーは、片面のみに反射面が設
    けられた片面反射ミラーで、前記コンバータレンズのほ
    ぼ回転中心位置に固定されていることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のカメラ装置。
  6. 【請求項6】前記コンバータレンズは、入射側レンズ
    と、出射側レンズと、これらの間に配置されたプリズム
    ブロックとで構成され、このプリズムブロックの互いに
    直交する各面にそれぞれ前記各レンズが対応して配置さ
    れ、前記プリズムブロックの傾斜面に前記反射ミラーが
    設けられていることを特徴とする請求項1または2記載
    のカメラ装置。
  7. 【請求項7】前記プリズムブロックの互いに直交する各
    面には、それぞれレンズが形成されていることを特徴と
    する請求項6記載のカメラ装置。
  8. 【請求項8】被写体と撮像面との間に配置されて光路を
    屈曲させる反射ミラーと、前記光路上に配置されたレン
    ズと、前記撮像面に配置された固体撮像素子とを備え、
    前記被写体の画像を前記固体撮像素子によって電気信号
    に変換して出力するカメラ装置において、 前記反射ミラーで左右反転された画像の画像信号を前記
    被写体の画像と同じ向きの画像の画像信号に変換する変
    換手段を備えたことを特徴とするカメラ装置。
  9. 【請求項9】前記レンズは、前記反射ミラーと前記固体
    撮像素子との間に配置されたマスターレンズと、前記反
    射ミラーをほぼ回転中心として回転移動可能に保持さ
    れ、前記被写体から前記マスターレンズまでの光路上の
    位置と光路外の位置とに回転移動するコンバータレンズ
    とからなることを特徴とする請求項8記載のカメラ装
    置。
JP12770496A 1996-02-15 1996-04-25 カメラ装置 Expired - Fee Related JP3713813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12770496A JP3713813B2 (ja) 1996-02-15 1996-04-25 カメラ装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5081396 1996-02-15
JP8-50813 1996-02-15
JP12770496A JP3713813B2 (ja) 1996-02-15 1996-04-25 カメラ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09281578A true JPH09281578A (ja) 1997-10-31
JP3713813B2 JP3713813B2 (ja) 2005-11-09

Family

ID=26391282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12770496A Expired - Fee Related JP3713813B2 (ja) 1996-02-15 1996-04-25 カメラ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3713813B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10206965A (ja) * 1997-01-22 1998-08-07 Konica Corp カメラ
JP2003091041A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Nidec Copal Corp 携帯情報端末機
JP2003098430A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Olympus Optical Co Ltd 折り曲げ結像光学系
WO2004099870A1 (ja) * 2003-05-12 2004-11-18 Konica Minolta Opto Inc. カメラ
US6829011B1 (en) 1999-09-02 2004-12-07 Olympus Optical Co., Ltd. Electronic imaging device
JP2005195786A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Canon Inc 焦点検出装置及びそれを用いた光学機器
JP2006084709A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ及びレンズユニット
US7079185B2 (en) 2001-03-02 2006-07-18 Olympus Optical Co., Ltd. Camera with optical axis bending optical system
CN100437194C (zh) * 2001-03-05 2008-11-26 奥林巴斯光学工业株式会社 摄影透镜单元
JP2012198568A (ja) * 2012-06-19 2012-10-18 Olympus Corp 折り曲げ結像光学系

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10206965A (ja) * 1997-01-22 1998-08-07 Konica Corp カメラ
US7248419B2 (en) 1999-09-02 2007-07-24 Olympus Optical Co., Ltd. Electronic imaging device
US6829011B1 (en) 1999-09-02 2004-12-07 Olympus Optical Co., Ltd. Electronic imaging device
US7123423B2 (en) 1999-09-02 2006-10-17 Olympus Optical Co., Ltd. Electronic imaging device
US7542089B2 (en) 2001-03-02 2009-06-02 Olympus Corporation Camera with optical axis bending optical system
US7079185B2 (en) 2001-03-02 2006-07-18 Olympus Optical Co., Ltd. Camera with optical axis bending optical system
CN100437194C (zh) * 2001-03-05 2008-11-26 奥林巴斯光学工业株式会社 摄影透镜单元
JP2003091041A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Nidec Copal Corp 携帯情報端末機
JP2003098430A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Olympus Optical Co Ltd 折り曲げ結像光学系
WO2004099870A1 (ja) * 2003-05-12 2004-11-18 Konica Minolta Opto Inc. カメラ
JP2005195786A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Canon Inc 焦点検出装置及びそれを用いた光学機器
JP2006084709A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ及びレンズユニット
JP2012198568A (ja) * 2012-06-19 2012-10-18 Olympus Corp 折り曲げ結像光学系

Also Published As

Publication number Publication date
JP3713813B2 (ja) 2005-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7123425B2 (en) Light path reflecting optical system and apparatus provided with the same
US7227706B2 (en) Image-taking lens apparatus
US7339744B2 (en) Electronic imaging apparatus
CN101661157B (zh) 变焦镜头及具有该变焦镜头的摄像装置
JP4839788B2 (ja) 撮像光学系および撮像装置
CN101581827B (zh) 变焦镜头及具备该变焦镜头的摄像装置
JP3909989B2 (ja) ズームレンズと電子撮像素子を備えたカメラ
US7369322B2 (en) Imaging optical system and image pickup apparatus
CN101359088B (zh) 三单元变焦透镜系统和使用其的图像拾取装置
JP4925281B2 (ja) 電子撮像装置
JP5062734B2 (ja) 光路反射式ズームレンズを備えた撮像装置
JP2004219569A (ja) 電子撮像装置
JP2004334070A (ja) 撮像レンズ装置
CN102890338A (zh) 变焦镜头和使用该变焦镜头的摄像装置
JP2006309111A (ja) ズームレンズを用いた電子撮像装置
JP2006276808A (ja) ズーム光学系及びそれを有する電子撮像装置
JP4477336B2 (ja) ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置
JP3713813B2 (ja) カメラ装置
US7599125B2 (en) Image pickup apparatus having wide angle zoom lens system
JP2006011186A (ja) 撮像装置
JP4573378B2 (ja) ズームレンズ
JP2005017915A (ja) ズームレンズ・ズームレンズユニット及びカメラ装置
JP2004198855A (ja) ズームレンズ、カメラおよび携帯情報端末装置
US7050241B2 (en) Image-taking lens apparatus
JP2001141998A (ja) ズームレンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130902

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees