JPH09281168A - 搬送雑音検出方法 - Google Patents
搬送雑音検出方法Info
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- JPH09281168A JPH09281168A JP11528896A JP11528896A JPH09281168A JP H09281168 A JPH09281168 A JP H09281168A JP 11528896 A JP11528896 A JP 11528896A JP 11528896 A JP11528896 A JP 11528896A JP H09281168 A JPH09281168 A JP H09281168A
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- carrier noise
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Abstract
号への影響度を自動的に判定する。 【解決手段】 交流電源波上に重畳される搬送雑音を検
出する搬送雑音検出方法において、交流電源波から搬送
雑音の電圧波形、電流波形を分離し(#1)、該電圧波
形と電流波形の位相差、レベル、発生時間長を測定し
(#10,#5,#7)、前記位相差により搬送雑音の
伝達方向を判定する(#10)と共に、前記レベル、発
生時間長に基づいて搬送信号への影響度を判定する(#
15)ようにしている。
Description
線の交流電源波上に重畳される搬送信号に対して妨害と
なる搬送雑音を検出する方法の改良に関するものであ
る。
電気機器等から発生する雑音の波形をオシロスコープ等
の測定器により観測し、搬送信号への影響度を個々に判
別すると共に、雑音源の特定を行っていた。
出方法では、技術者が過去の経験に基づき、搬送信号へ
の影響度、雑音源の特定を行っているため、一般の作業
者が雑音の影響度を判別することは困難であった。ま
た、雑音源の特定は技術者においても困難な面が多かっ
た。
易にすることができる搬送雑音検出方法を提供すること
である。
号への影響度を自動的に判定することができる搬送雑音
検出方法を提供することである。
るために、請求項1記載の本発明は、交流電源波上に重
畳される搬送雑音を検出する搬送雑音検出方法におい
て、交流電源波から搬送雑音の電圧波形、電流波形を分
離し、該電圧波形と電流波形の位相差を測定し、該位相
差により搬送雑音の伝達方向を判定することを特徴とす
るものである。
ために、請求項2記載の本発明は、交流電源波上に重畳
される搬送雑音を検出する搬送雑音検出方法において、
交流電源波から搬送雑音の電圧波形、電流波形を分離
し、該電圧波形と電流波形の位相差、レベル、発生時間
長を測定し、前記位相差により搬送雑音の伝達方向を判
定すると共に、前記レベル、発生時間長に基づいて搬送
信号への影響度を判定することを特徴とするものであ
る。
測定装置の一例を示す図である。
る。電流トランス2は配電線や専用線の電流を検出す
る。フィルタ3は配電線等の交流電源波から信号周波数
の搬送信号や搬送雑音の電圧波形を分離する。フィルタ
4は配電線等の交流電源波から信号周波数の搬送信号や
搬送雑音の電流波形を分離する。演算器5はフィルタ
3,4からの電圧波形、電流波形をディジタル化し、メ
モリ6に記憶させると共に、搬送雑音の電圧波形、電流
波形の位相差、レベル、発生時間長、電力を測定し、搬
送雑音の伝達方向、搬送信号への影響度を判定し、表示
器7に表示させる。
9の電圧波形をそれぞれ示しているが、搬送信号8の電
圧波形には搬送雑音9の電圧成分が包含されており、搬
送信号8の電圧波形の前後に搬送雑音9のみの電圧波形
が存在する。。
演算器5の詳細な動作を説明する。ステップ1ではフィ
ルタ3,4から信号周波数の電圧波形及び電流波形を入
力する。ステップ2ではステップ1で入力された電圧波
形、電流波形をそれぞれディジタル化すると共に、適正
な搬送信号であるか否か、即ち、電文となっているか否
かを判定する。搬送信号であると判定した場合には、ス
テップ3で表示器7に信号レベルを表示させ、ステップ
4でメモリ6に信号レベルを記憶させる。表示器7の具
体的な表示面を図4に示すが、信号レベルはその第1行
目にdBVの単位で表示される。
定した場合には、その電圧波形のレベルを雑音レベルと
して表示器7の第2行目にdBVの単位で表示させ、ス
テップ6でその電圧波形と電流波形を搬送雑音の波形と
してメモリ6に記憶させる。ステップ7では搬送雑音の
発生時間長を測定し、発生時間長が所定時間より長い場
合にはステップ8にて表示器7にバースト表示(第6行
目)をさせ、発生時間長が所定時間より短い場合にはス
テップ9にて表示器7にインパルス表示をさせる。搬送
雑音がインパルス雑音である場合には、ステップ9から
後述するステップ14へ移行する。
ステップ10に進み、搬送雑音の電圧波形と電流波形の
位相差を測定し、位相差が図5に示されるように270
〜90度の範囲αにあれば、搬送雑音の伝達方向が正方
向にあると判定し、位相差が図5に示されるように90
〜270度の範囲βにあれば、搬送雑音の伝達方向が逆
方向にあると判定する。そして、ステップ11で表示器
7に搬送雑音の伝達方向を表示(第5行目)させる。雑
音源を特定する場合には、図6に示されるように、配電
線10上のAの位置に図1の測定装置11の電流トラン
ス2を設置し、Aの位置で搬送雑音の伝達方向を判定す
る。次に、順次電流トランス2の位置を右方向にずらし
て、同様に搬送雑音の伝達方向を判定し、搬送雑音の伝
達方向が反対になれば、その点とその直前に判定した点
との間に雑音源12があることを特定することができ
る。例えば、最初にAの位置に電流トランス2を設置し
た時に搬送雑音の伝達方向が正方向であり、Bの位置に
電流トランス2を設置した時に搬送雑音の伝達方向が逆
方向に変化したとすると、雑音源12はAの位置とBの
位置との間に存在する。
し、ステップ13で表示器7の第3行目に表示させる。
ステップ14ではステップ3で表示された信号レベルと
ステップ5で表示された雑音レベルの比であるS/N比
を計算し、表示器7の第4行目に表示させる。次のステ
ップ15では、搬送雑音の搬送信号への影響度が大であ
るか否かを判定する。この判定は、主としてS/N比の
大きさにより、補助的にバースト継続時間の長さを加味
して、予めプログラムされた基準に従って行われる。ス
テップ15で影響度が大でないと判定した場合には、ス
テップ1へ戻る。影響度が大であると判定した場合に
は、ステップ16で表示器7の第4行目にアラーム表示
を行わせ、ステップ17ではステップ7で測定した発生
時間長を表示器7の7行目にバースト継続時間として表
示させる。これは、ステップ15で影響度大と判定され
た場合のS/N比とバースト継続時間の値を作業者が見
ることにより、影響度大の程度を判断することができる
ようにするためである。
源12を探査する必要はない。また、搬送雑音の電力表
示は、雑音源12を探査する上で大いに参考になるもの
である。例えば、雑音源12の種類をある程度推定する
ことができる。
発明によれば、交流電源波から搬送雑音の電圧波形、電
流波形を分離し、該電圧波形と電流波形の位相差を測定
し、該位相差により搬送雑音の伝達方向を判定するよう
にしたから、雑音伝達方向の判定を複数個所で行うこと
により、雑音源の特定を容易にすることができる。
流電源波から搬送雑音の電圧波形、電流波形を分離し、
該電圧波形と電流波形の位相差、レベル、発生時間長を
測定し、前記位相差により搬送雑音の伝達方向を判定す
ると共に、前記レベル、発生時間長に基づいて搬送信号
への影響度を判定するようにしたから、雑音源の特定を
容易にすることができると共に、搬送雑音の搬送信号へ
の影響度を自動的に判定することができて、雑音源の特
定の容易性に資することができる。
交流電源波から分離した搬送雑音の電圧波形、電流波形
により搬送雑音のエネルギーの大きさを測定するように
したから、雑音源を特定する上で参考となるデータを知
らせることができる。
ク図である。
る。
る。
方向の関係を示すである。
の接続を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 交流電源波上に重畳される搬送雑音を検
出する搬送雑音検出方法において、交流電源波から搬送
雑音の電圧波形、電流波形を分離し、該電圧波形と電流
波形の位相差を測定し、該位相差により搬送雑音の伝達
方向を判定することを特徴とする搬送雑音検出方法。 - 【請求項2】 交流電源波上に重畳される搬送雑音を検
出する搬送雑音検出方法において、交流電源波から搬送
雑音の電圧波形、電流波形を分離し、該電圧波形と電流
波形の位相差、レベル、発生時間長を測定し、前記位相
差により搬送雑音の伝達方向を判定すると共に、前記レ
ベル、発生時間長に基づいて搬送信号への影響度を判定
することを特徴とする搬送雑音検出方法。 - 【請求項3】 交流電源波から分離した搬送雑音の電圧
波形、電流波形により搬送雑音のエネルギーの大きさを
測定することを特徴とする請求項1または2に記載の搬
送雑音検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11528896A JP3200014B2 (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 搬送雑音検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11528896A JP3200014B2 (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 搬送雑音検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09281168A true JPH09281168A (ja) | 1997-10-31 |
JP3200014B2 JP3200014B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=14658959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11528896A Expired - Fee Related JP3200014B2 (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 搬送雑音検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3200014B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018023076A (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通信装置、及び通信システム |
CN110068357A (zh) * | 2018-01-23 | 2019-07-30 | 西门子股份公司 | 传感器数据的验证 |
CN110632403A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-12-31 | 深圳市菲菱科思通信技术股份有限公司 | 自动化测试电源纹波噪声的方法 |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP11528896A patent/JP3200014B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2018025740A1 (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通信装置、及び通信システム |
CN110068357A (zh) * | 2018-01-23 | 2019-07-30 | 西门子股份公司 | 传感器数据的验证 |
JP2019175434A (ja) * | 2018-01-23 | 2019-10-10 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフトSiemens Aktiengesellschaft | センサデータの検証 |
US10983157B2 (en) | 2018-01-23 | 2021-04-20 | Siemens Aktiengesellschaft | Verification of sensor data |
CN110632403A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-12-31 | 深圳市菲菱科思通信技术股份有限公司 | 自动化测试电源纹波噪声的方法 |
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