JPH0253751B2 - - Google Patents

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JPH0253751B2
JPH0253751B2 JP16340178A JP16340178A JPH0253751B2 JP H0253751 B2 JPH0253751 B2 JP H0253751B2 JP 16340178 A JP16340178 A JP 16340178A JP 16340178 A JP16340178 A JP 16340178A JP H0253751 B2 JPH0253751 B2 JP H0253751B2
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JP
Japan
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JP16340178A
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Masayuki Oota
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Nippon Kouatsu Electric Co
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Nippon Kouatsu Electric Co
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、架空高圧配電線が何らかの原因によ
り地絡事故を起こして停電に至つた時に、この事
故点を探査する方法に関する。
この種の事故点の探査方法の一例としては次の
ような方法が考えられた。即ち地絡事故により停
電に致つた架空高圧配電線に、100Hz〜1000Hz程
度の搬送信号を乗せ、一方探査員が上記搬送信号
の受信機を持つて上記架空高圧配電線に添つて移
動する。その移動過程において事故点を通過すれ
ば搬送信号がほとんど消滅するため、その消滅を
受信機の表示部によつて捕えて事故点を知る方法
が考えられた。
しかしこの方法では、上記搬送信号と、それ以
外の例えば自動車の点火栓から発せられる雑音信
号や停電に致つていない高圧配電線の需要家等か
ら発生する外部誘導雑音信号との分離が困難で、
しばしば事故点でない点を事故点としてしまつた
りあるいは反対に事故点が見出せなくなつたりす
る問題点がある。
また上記方法とは別に、地中埋設電線の断線事
故点を検出する為に、繰り返し周波数1乃至3K
Hzの断続波として100乃至200KHzの低周波電流を
電線に送り込み、一方その状態においてロケータ
即ち受信機を携えた探査員が受信機の表示部を見
ながら上記と同様に電線に沿つて移動することに
よつて、断線事故点を探査する方法がある(特開
昭53−28285号)。
しかしこの方法を架空配電線の地絡事故点の探
査の為に利用しようとしても、上記100乃至200K
Hzという高い周波数の信号は、地絡事故点の前後
を問わず配電線の対地静電容量に流れ込む電流が
大きい。この為、特に地絡事故が高抵抗地絡の場
合、地絡事故点の以前においても以後においても
受信機の表示部には識別可能な変化が生ぜず、地
絡事故点の特定が困難であるという問題点があつ
た。
そこで上記方法において、上記対地静電容量に
電流が流れなくなるように上記電線に送り込む信
号を可聴周波数の信号にすると、その電線に送り
込まれる信号の下限が商用周波に接近する。する
と受信機では事故点の前後を問わず商用周波の誘
導雑音を大きく受け、上記と同様に表示部には識
別可能な変化が生ぜず、地絡事故点の特定が困難
となる問題点がある。
そこで更に、上記対地静電容量の影響を受け
ず、また商用周波の誘導雑音の影響も受けぬよ
う、上記電線に送り込む信号を可聴周波数以下の
周波数の信号にすると、上記繰り返し周波数が極
端に低くなる。すると受信機においてはそれに応
動する表示部の動きが極めてゆつくりとなる。す
るとその表示部を見ながらの上記探査員の移動の
速度は、それに対応して極めてゆつくりにせねば
ならず、探査作業の能率を極めて低下させる問題
点がある。
そこで本発明は上記問題点を解決するようにし
たものであつて、事故点の探査を簡易に行なえ、
しかも外部雑音の有無にかかわりなく明確に事故
点を探査することができ、その上、高抵抗地絡の
場合における事故点の探査を確実に行なえ、その
上、そのような探査作業を能率良く行えるように
した架空配電線の事故点探査方法を提供しようと
するものである。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。第1図は事故点を探査している状態を示すも
ので、1は電柱、2は架空高圧配電線であつて、
地絡事故に係る配電線を示す。尚Aはその事故点
を示す。3は探査装置における送信機で、その出
力端の一方は上記配電線に接続してあり、他端は
アースしてある。4は探査員、5は探査装置にお
ける受信機を示す。
次に上記送信機3の回路構成をブロツクで示す
第3図において、10は搬送波発振回路で、第5
図10′に示される(第5図には第3図及び第4
図の夫々ブロツクで示された各回路の出力波形が
示されている。尚その対応はダツシユ「′」を付
した符号で示されている。)ような正弦波を発振
するようにしてある。尚その周波数は一例として
100〜1000Hz程度が用いられており、またこれは
可変できるようになつている。11は変調波発振
回路で、第5図11′に示されるような矩形波
(これは正弦波でもよい)を発振するようにして
ある。尚その周波数は一例として0.5〜5Hz程度
が用いられており、またこれは可変できるように
なつている。12は混合回路で、搬送波発振回路
10からの信号を変調波発振回路11からの信号
により変調して、第5図12′に示されるような
信号を出力するようにしてある。13は電力増幅
回路、14はマツチング回路で、増幅回路13の
出力信号即ち探査信号を効率良く配電線2に乗せ
る為のものである。
次に上記受像機5の回路構成をブロツクで示す
第4図において、20はアンテナで、一例として
枠形アンテナが用いられる。21は減衰回路、2
2は搬送波用フイルターで、送信機3における搬
送波発振回路10の発振周波数と同じ周波数の信
号を通過させるようにしてある。尚このフイルタ
ー22は一例としてメカニカルフイルターが用い
られている。23は検波回路で、変調のかかつた
搬送波信号即ち探査信号から変調波信号を取出す
為のものである。24は変調波用フイルターで、
送信機3における変調波発振回路11の発振周波
数と同じ周波数の信号を通過させるようにしてあ
る。25は直流変換回路で、フイルター24を通
過した信号(0.5〜5Hzの低周波交流)を直流に
変換するようにしてある。26は表示部で、変換
回路25からの信号の有無を一例としてメーター
の振れ及び可聴信号の有無で表示するようにして
ある。尚この表示は可視光の有無やその他の方法
により行なつても良い。
次に上記探査装置による事故点の探査及びその
場合における受信器の動作を説明する。第1図に
示すようにして送信機3から探査信号を配電線2
に乗せる一方、探査員4は受信器5を持つて上記
配電線2に沿つて移動する。この状態において配
電線2の健全区間Bでは探査信号の信号電流が上
記地絡事故点の地絡抵抗を通して流れる為、受信
機5においてはその探査信号が第2図に示される
如く受信される。すると受信機5における各回路
の出力波形は、第5図のB′の範囲において実線
で示されるようになり、表示部26は探査信号が
検出されている旨を表示する。
尚この場合イ,ロで示されるように探査信号以
外の雑音信号が入力され、しかもそれが搬送波信
号と同じ周波数の信号であつても、23′及び2
4′の波形で示されるように変調波用フイルター
24を通る段階でその信号は除去され、表示部2
6は探査信号が検出されている旨の安定な表示を
続ける。
やがて探査員4が事故点Aを過ぎて区間Cに至
ると、探査信号は第2図に示される如く受信され
なくなる。すると受信機5における各回路から
は、第5図のC′の範囲において実線で示されるよ
うに何も出力されなくなり、表示部26は探査信
号が検出されなくなつた旨を表示する。
従つて探査員4は表示部26を見ながら、ある
いはまたその表示部26から発せられる音を聴き
ながら上記のように移動する過程において、その
表示部26が探査信号の検出を表示している状態
から、その非検出を表示する状態となる変化点を
見つけることにより、その点を地絡事故点として
知ることができる。上記の場合、上記探査信号と
して100〜1000Hzの周波数の搬送波信号を変調波
信号によつて変調した探査信号を用いているか
ら、区間Cにおいて架空配電線に対地静電容量が
あつてもその対地静電容量を通しては実質的に信
号電流が流れることはない。従つて上記地絡事故
が架空配電線に対する樹木の接触、架空配電線を
支える碍子の亀裂、あるいは架空配電線からの引
込ケーブルにおける絶縁被覆のピンホールなどの
高抵抗地絡であつても、上記地絡事故点を境いに
その前後において受信機5の表示部26には顕著
な変動が現われ、地絡事故点を確実に判別でき
る。
尚上記のように地絡事故点Aを過ぎた場所にお
いて、ハ,ニで示されるように探査信号以外の雑
音信号が入力されても、前記の場合と同様にして
その信号は除去され、表示部は探査信号が検出さ
れなくなつた旨の安定な表示を続ける。
以上のようにこの発明にあつては、事故に係わ
る配電線2に探査信号を乗せる一方、その事故に
係わる配電線2に沿つて受信機5を移動させ、そ
の受信機5に入来する探査信号の変動をとらえて
事故点を発見するものであるから、事故を探査す
る探査員4は、単に事故に係わる配電線2に沿つ
て移動する過程で、極めて容易にしかも的確に事
故点Aを探し出すことのできる特長がある。しか
も本発明は探査信号として搬送波信号を変調波信
号によつて変調した信号を用い、一方受信機5の
側ではアンテナ20で受信した信号を搬送波用フ
イルター22と変調波用フイルター24の両方に
通し、それらを通つた信号によつて表示を行なう
ものであるから、上記のように事故点を探査する
場合において探査員4が持つて移動するアンテナ
20に、前記探査信号のみならず、自動車の点火
栓から発せられる信号や停電していない需要家か
ら発せられる外部誘導雑音と称せられる信号など
が次々と入来して、そのアンテナ20で受信され
る信号が大きく増減する場合でも、上記探査員4
が配電線2における健全な区間Bを移動している
過程では、上記アンテナ20で受信される信号の
大きな増減には惑わされることなく表示部26に
は安定した表示を続けさせ、一方、事故点Aに達
したときには、アンテナ20によつて探査信号以
外の種々な信号が健全区間と全く同様に多数受信
されていても、そのような信号には全く惑わされ
ることなく表示部26の表示の顕著な変動を持た
らすことができて、前記配電線2における事故点
Aを顕著に表示せしめることのできる効果があ
る。
このことは、表示部26がメーターのようにア
ナログ表示のものである場合にその表示を正確に
見得るようにするは勿論のこと、上記表示部26
が可聴音や可視光による表示装置(信号の有無に
応じて表示が有無となるのみで、その信号の量が
変化してもそれに関しては人間にあまり大きな印
象の変化を与えることのできない種類の表示装
置)であつても、その表示の変動を顕著なものに
(事故点か否かを判別し易いように)して探査員
4に明確に知らしめ得るようにすることのできる
著しい効果がある。しかも本発明にあつては、地
絡事故が架空配電線に対する樹木の接触、架空配
電線を支える碍子の亀裂、あるいは架空配電線か
らの引込ケーブルにおける絶縁被覆のピンホール
などの高抵抗地絡の場合においてその地絡事故点
を探査する場合、架空配電線2に乗せる探査信号
としては、地絡事故点以前の区間では地絡抵抗を
通して信号電流が流れ、地絡事故点以後の区間で
はそこの架空配電線に対地静電容量があつてもそ
の対地静電容量を通しては実質的に信号電流が流
れることのないように、100〜1000Hzの周波数の
板送波信号を変調波信号によつて変調した探査信
号を用いているから、上記地絡事故点を境いにそ
の前後において表示部26の表示に顕著な変動を
もたらしてその識別を可能にできる効果がある。
更に本発明にあつては、搬送波信号の周波数を
商用周波よりも高い100〜1000Hzに選び、変調波
信号の周波数を商用周波よりも低い0.5〜5Hzに
選んでいるから、上記事故点探査の場合、事故点
を前後を問わず受信機においては商用周波の誘導
雑音を排除でき、上述の如き事故点の明瞭な識別
を可能にできる効果がある。
更にその上、上記のように搬送波信号の周波数
を商用周波よりも高く選んでいるから、商用周波
よりも低く選んだ変調波信号の周波数としては比
較的高い周波数が利用できる特長がある。このこ
とは、表示部の応動も速く、従つて探査員の移動
速度もそれだけ速くて良く、探査作業の能率を向
上させ得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は事
故点の探査状態を示す図、第2図は受信機におけ
る探査信号の受信レベルの変化を示す図、第3図
は送信機のブロツク回路図、第4図は受信機のブ
ロツク回路図、第5図は送信機及び受信機におけ
る各回路の出力波形を示す図(尚上記各回路の符
号にダツシユ「′」を付して対応回路を示した)。 2……架空配電線、3……送信機、4……探査
員、5……受信機、20……アンテナ、22……
搬送波フイルター、24……変調波フイルター。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 事故に係わる架空配電線に対して探査信号を
    乗せ、一方上記事故に係わる配電線に沿つて受信
    機を移動させて地絡事故点を探査する架空配電線
    の事故点探査方法において、上記探査信号は、搬
    送波発振器から出力される、商用周波よりも高い
    100〜1000Hzの周波数の搬送波信号を、変調波発
    振器から出力される、商用周波よりも低い0.5〜
    5Hzの周波数の変調波信号によつて変調した信号
    を用い、一方上記受信機においては、アンテナに
    より上記配電線から上記探査信号を受信し、その
    アンテナに受信された信号を搬送波用フイルター
    と変調波用フイルターに通し、更にそれらを通つ
    た信号を直流変換回路によつて直流変換し、その
    直流変換された信号により表示部を応動せしめ
    て、上記移動の過程において上記表示部に現われ
    る表示の大きな変化点を見出すことにより、その
    変化点を事故点として探査することを特徴とする
    架空配電線の事故点探査方法。
JP16340178A 1978-12-27 1978-12-27 Searching method of failure point on overhead distribution line Granted JPS5589762A (en)

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JPS5589762A JPS5589762A (en) 1980-07-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3017756U (ja) * 1995-05-09 1995-11-07 有限会社佐藤注射針製作所 注射器の感染事故防止用カバー

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003043093A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Kyushu Electric Power Co Inc ポータブル事故点探査器および事故点探査方法

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