JPH09280460A - コモンレール及びその製造方法 - Google Patents

コモンレール及びその製造方法

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JPH09280460A
JPH09280460A JP11959196A JP11959196A JPH09280460A JP H09280460 A JPH09280460 A JP H09280460A JP 11959196 A JP11959196 A JP 11959196A JP 11959196 A JP11959196 A JP 11959196A JP H09280460 A JPH09280460 A JP H09280460A
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JP
Japan
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pressure fuel
hole
fuel pipe
pressure
pipe
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Application number
JP11959196A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Morita
芳治 森田
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/02Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
    • F02M55/025Common rails
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/04Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧燃料管に対して分岐接続体の取付体が、
簡単に高精度に取り付けられ、全体が軽量化され製造コ
ストが削減され、分岐接続体の取り外しが塵埃の混入な
く行われるコモンレールを提供する。 【解決手段】 高圧燃料が管内に蓄積され、高圧燃料の
貫孔が周面に開口形成され、高圧燃料を分岐供給するコ
モンレールにおいて、高圧燃料管17は、外形がほぼ断
面四角形状に形成され、貫孔位置において、該高圧燃料
管17の中心軸と直交するよう高圧燃料管17の外周の
平面部20に取付体21が摩擦溶接により固定され、取
付体21に分岐接続体が貫孔に通じるように接続、固定
されている。 【効果】 分岐接続体を固定する別体の継手金具が不要
で、部品点数が削減されたコンパクトな軽量構造が実現
され、摩擦溶接により製造コストを削減して簡単な工程
で高精度に製造可能で、分岐接続体の交換も塵埃の混入
を避けて簡単に行うことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にディーゼル
内燃機関において高圧ポンプで加圧された高圧燃料を蓄
積し、開閉弁を制御することによって加圧された高圧燃
料を内燃機関の燃焼室に供給するコモンレールシステム
に使用されるパイプ状のコモンレールおよびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンにおけるパーティキ
ュレート及びNOxを低減するために、供給燃料の高圧
化が図られている。しかし、燃料を高圧にするほど、燃
料噴射装置における燃料噴射ポンプと燃料噴射ノズルと
のタイミング、特に噴射始期と終期におけるタイミング
の制御が極めて困難になる。そこで、予め燃料を高圧ポ
ンプにより加圧しておき、この加圧燃料を蓄積室に貯
え、噴射ノズルに機械的または電気的に制御される開閉
弁を設けて、高圧燃料の燃焼室への供給が開閉弁を制御
することにより行われる方式が提案された。この場合
に、高圧燃料の蓄圧室として働く母管やブロックは、一
般にコモンレールと呼ばれている。
【0003】この種のコモンレールに関しては、本出願
人により、特開平6−109191号公報において、図
11に示すように、コモンレールとして働く本管1の周
壁部に短寸状の筒壁4が一体に突設され、この筒壁4に
本管1の流通孔2に通じる貫孔3が形成され、貫孔3の
先端に外方に開口する受圧座面10が設けられ、この受
圧座面10に分岐枝管5の押圧頭部を当接接合させ、袋
ナットにより筒壁4の外周に分岐枝管5を螺合した接続
構造が提案されている。また、本出願人により、特開平
5−248583号公報において、図12に示すよう
に、同じくコモンレールとして働く本管1の流通孔2に
貫孔3が形成され、貫孔3の先端に外方に開口する受圧
座面10が形成され、受圧座面10を囲繞して継手金具
11が外嵌され、受圧座面10に分岐枝具5の押圧頭部
が当接係合され、ナットによる継手金具4の螺子孔への
螺合により、分岐枝管5が本管1に固定された接続構造
が提案されている。さらに、特開平3−177695号
公報において、受圧座面を貫孔の軸芯を中心とする回転
面に形成し、受圧頭部を回転面との接触線が円形となる
回転面に形成し、受圧座面のコモンレールの外面側開口
端部の長手方向の両側に、略円弧状面を形成し、押圧頭
部を受圧座面に凹凸嵌させ、コモンレールに分岐接続体
を固定した接続構造が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−10919
1号公報で提案の接続構造は、本管1の周壁部の筒壁4
を一体に形成する必要があり、加工が複雑となって製造
コスト上で問題が生じる。また、特開平5−24858
3号公報で提案の接続構造は、受圧座面を囲繞して継手
金具4が別途外装されていて、構造が複雑で全体が大型
化され、製造コスト上でも問題が生じると共に、分岐枝
管の取外時に、継手金具4の位置がずれて塵埃が流通孔
2内に混入するおそれがある。さらに、特開平3−17
7695号公報に開示の接続構造では、受圧座面と押圧
頭部の回転面形成の加工と、受圧座面のコモンレールの
外面側開口端部の長手両端に形成する円弧状面の加工と
が複雑となり、厳格な製造精度が要求されて製造コスト
上で問題が生じる。
【0005】本発明は、前述したようなこの種のコモン
レールの接続構造の現状に鑑みてなされたものであり、
その第1の目的は、高圧燃料管に対して分岐接続体の取
付体が、簡単にかつ高精度に取り付けられ、全体が軽量
化され製造コストが削減され、さらに分岐接続体の取り
外しが塵埃の混入なく行われるコモンレールを提供する
ことにある。
【0006】また本発明の第2の目的は、高圧燃料管に
対して分岐接続体の取付体が、簡単に高精度に取り付け
られ、かつ全体が軽量化され製造コストが削減され、分
岐接続体の取り外しが塵埃の混入なく行われるコモンレ
ールの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明の第1の実施態様は、高圧燃料を蓄積
する蓄圧孔に通じる貫孔が周面に開口形成された長尺で
厚肉の高圧燃料管と、前記貫孔位置において前記高圧燃
料管の外周面に該高圧燃料管の中心軸と直交するよう固
定されかつ前記高圧燃料を分岐する分岐接続体が接続さ
れる短寸の円筒状の取付体とを備え、前記高圧燃料管の
前記取付体が固定される外周面部分が平面状に形成され
て該平面状の外周面部分に摩擦溶接により前記取付体を
固定し、該取付体に前記分岐接続体が前記貫孔に通じる
ように接続、固定されているコモンレールを特徴とし、
また前記高圧燃料管は、ほぼ断面四角形の筒状に形成さ
れ、かつ前記高圧燃料管が、円筒状の原材からの伸管加
工によって形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】前記第2の目的を達成するために、本発明
の第2の実施態様は、高圧燃料が管内の蓄圧孔に蓄積さ
れ該蓄圧孔に通じる前記高圧燃料の貫孔が周面に開口形
成された長尺で厚肉の高圧燃料管と、前記貫孔位置にお
いて該高圧燃料管の外周面に該高圧燃料管の中心軸と直
交するよう固定され前記高圧燃料を分岐する分岐接続体
が接続される短寸の円筒状の取付体とを備えたコモンレ
ールを製造するに際し、前記高圧燃料管を、前記蓄圧孔
が長手方向に形成されほぼ断面四角形状の外形を有する
母材から形成し、所定位置に前記貫孔を穿設する高圧燃
料管の作製工程と、作製された高圧燃料管の前記外周面
の前記貫孔位置に、該高圧燃料管の中心軸と直交するよ
う前記取付体を摩擦溶接する取付体固定工程と、固定さ
れた前記取付体に、前記貫孔に通じるように前記分岐接
続体を接続、固定する分岐接続体固定工程とからなるコ
モンレールの製造方法を特徴とするものである。
【0009】同様に前記第2の目的を達成するために、
本発明の第3の実施態様は、高圧燃料が管内の蓄圧孔に
蓄積され該蓄圧孔に通じる前記高圧燃料の貫孔が周面に
開口形成された長尺で厚肉の高圧燃料管と、前記貫孔位
置において該高圧燃料管の外周面に該高圧燃料管の中心
軸と直交するよう固定され前記高圧燃料を分岐する分岐
接続体が接続される短寸の円筒状の取付体とを備えたコ
モンレールを製造するに際し、前記高圧燃料管を、前記
蓄圧孔が長手方向に形成された円筒状の母材から伸管加
工によってほぼ断面四角形状の外形を有するように成形
し、該高圧燃料管の中心軸と直交するよう前記取付体を
摩擦溶接する取付体固定工程と、作製された高圧燃料管
の前記外周面の前記貫孔位置に、前記取付体を摩擦溶接
する取付体固定工程と、固定された前記取付体に、前記
貫孔に通じるように前記分岐接続体を接続、固定する分
岐接続体固定工程とからなるコモンレールの製造方法を
特徴とするものである。
【0010】同様に前記第2の目的を達成するために、
本発明の第4の実施態様は、高圧燃料が管内の蓄圧孔に
蓄積され該蓄圧孔に通じる前記高圧燃料の貫孔が周面に
開口形成された長尺で厚肉の高圧燃料管と、前記貫孔位
置において該高圧燃料管の外周面に該高圧燃料管の中心
軸と直交するよう固定され前記高圧燃料を分岐する分岐
接続体が接続される短寸の円筒状の取付体とを備えたコ
モンレールを製造するに際し、中実の高圧燃料管原体を
ほぼ断面四角形状の母材から形成する燃料管原体の作製
工程と、作製された前記高圧燃料管原体の外周面に、該
高圧燃料管原体の中心軸と直交するよう取付体原体を摩
擦溶接する取付体原体固定工程と、固定された前記高圧
燃料管原体の長手方向に、前記高圧燃料が蓄積される蓄
圧孔を穿設する高圧燃料管作製工程と、該高圧燃料管の
壁面に前記蓄圧孔に通じる前記貫孔を穿設するととも
に、前記取付体原体に前記貫孔に通じる開口を形成する
取付体作製工程と、前記貫孔に通じるように前記取付体
に前記分岐接続体を接続、固定する分岐接続体固定工程
とからなるコモンレールの製造方法を特徴とするもので
ある。
【0011】同様に前記第2の目的を達成するために、
本発明の第5の実施態様は、高圧燃料が管内の蓄圧孔に
蓄積され該蓄圧孔に通じる前記高圧燃料の貫孔が周面に
開口形成された長尺で厚肉の高圧燃料管と、前記貫孔位
置において該高圧燃料管の外周面に該高圧燃料管の中心
軸と直交するよう固定され前記高圧燃料を分岐する分岐
接続体が接続される短寸の円筒状の取付体とを備えたコ
モンレールを製造するに際し、ほぼ断面四角形状の高圧
燃料管原体を、円柱状の母材から伸長加工により成形す
る燃料管原体作製工程と、作製された前記高圧燃料管原
体の外周面に、該高圧燃料管原体の中心軸と直交するよ
う取付体原体を摩擦溶接する取付体原体固定工程と、固
定された前記高圧燃料管原体の長手方向に、前記高圧燃
料が蓄積される蓄圧孔を穿設する高圧燃料管作製工程
と、該高圧燃料管の壁面に前記蓄圧孔に通じる前記貫孔
を穿設するとともに、前記取付体原体に前記貫孔に通じ
る開口を形成する取付体作製工程と、前記貫孔に通じる
ように前記取付体に前記分岐接続体を接続、固定する分
岐接続体固定工程とからなるコモンレールの製造方法を
特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に基づいて説
明する。まず本発明を、図1ないし図8を参照して説明
すれば、図1は本発明の要部の構成を示す説明図、図2
は本発明の高圧燃料管作製工程の説明図、図3は取付体
固定工程の説明図、図4はバリ除去の説明図、図5は受
圧面形成の説明図、図6は分岐接続体取り付けのねじ加
工の説明図、図7は他の実施例にかかる受圧面形成の説
明図、図8は本発明の取付体を介して取り付けられる分
岐接続体の説明図である。
【0013】本発明では、図2(a)に示すように、軸
芯位置において長手方向に断面が円形の蓄圧孔16が形
成された長尺で厚肉の円筒状の母材15が、伸管加工に
よって、同図(b)に示すように、外形がほぼ断面四角
形に加工成形され、所定位置に間隔をおいて周面から蓄
圧孔16に通じる貫孔18が形成され、かつ軸芯位置に
長手方向に高圧燃料が蓄積される蓄圧孔16を備えた細
径厚肉の高圧燃料管17が作製される。
【0014】次いで、このように軸芯位置に長手方向に
高圧燃料が蓄積される蓄圧孔16を備え、所定位置に貫
孔18が形成された高圧燃料管17に対して、該貫孔1
8位置において、高圧燃料管17の中心軸と直交するよ
うほぼ断面四角形の外形を有する高圧燃料管17の外周
の平面部20に、軸芯を中心に貫通孔22が形成されて
いる短寸の円筒状の取付体21を圧接し、かかる圧接状
態で取付体21を軸芯を中心に高速回転することによっ
て、図3に示すように前記取付体21が平面部20に摩
擦溶接される。この摩擦溶接によって、図4に示すよう
に円筒状の取付体21の平面20との対接面の縁部に形
成されたバリ23を除去し、図5(a)に示す状態から
貫孔18を中心に高圧燃料管17の周面に、同図(b)
に示すような分岐枝管や分岐金具等のような分岐接続体
の押圧頭部の押圧座面(図示せず)が圧接、係合する受
圧座面25が形成される。
【0015】この場合に、図7に示すように、取付体2
1に形成される貫通孔22を貫孔18とほぼ同径にし、
貫通22の上端部の回りに受圧座面25を形成すること
も可能であり、このように形成すると受圧座面25に対
する摩擦溶接の熱影響を低減して、安定した密封取付状
態を保持させることが可能になる。
【0016】このようにして、図1に示すように、高圧
燃料管17の平面部20に、摩擦溶接によって固定され
た取付体21に対して、接続される分岐接続体に応じ
て、図6(a)に示すように取付体21の内周面に螺子
部27が形成され、或いは同図(b)に示すように、取
付体21の外周面に螺子部27が形成され、この螺子部
27に分岐接続体がナット等の螺合により接続、固定さ
れる。一方高圧燃料管17の外周の3つの平面部に、必
要に応じ、図8に示すようにインジェクションパイプに
接続する取付体30A、圧力センサ、温度センサなどの
各種のセンサに接続する取付体30B、およびフイード
パイプに接続する取付体30Cを固定することもでき
る。
【0017】このように、図8の実施例によると、蓄圧
孔16が軸芯位置に長手方向に形成され、所定位置に蓄
圧孔16に通じる貫孔18が周面に開口形成され、厚肉
の円筒状の母材15から伸管加工によって形成されたほ
ぼ断面四角形の外形を有する高圧燃料管17が使用され
る。そして、この高圧燃料管17の外周の平面部20
に、該高圧燃料管17の中心軸に直交するよう摩擦溶接
によって取付体30a〜30cが固定され、この取付体
30a〜30cそれぞれに分岐接続体が、貫孔18に通
じるように接続される。このために、本実施例による
と、高圧燃料を安全に分岐供給し、分岐接続体の交換を
塵埃の混入を避けて簡単に行うことが可能なコモンレー
ルを、部品点数が削減されたコンパクトな軽量構造で、
摩擦溶接により製造コストを削減した簡単な工程で高精
度に製造することが可能になる。
【0018】次に本発明の他の実施例を図9および図1
0について説明する。この実施例では、図9(a)に示
すように、中実でほぼ断面四角形状の長尺の母材から高
圧燃料管原体17Aが形成され、高圧燃料管原体17A
の外周の平面部20の所定位置に、同図(b)に示すよ
うに短寸の円柱状の取付体原体21Aが摩擦溶接により
固定される。このようにして取付体原体21Aが固定さ
れた高圧燃料管原体17Aに対して、同図(c)に示す
ように、固定体原体21Aから遠ざかる方向に偏心し
て、長手方向に蓄圧孔16が穿設される。次いで、図1
0に示すように、取付体原体21Aに軸芯を中心に貫通
孔22が形成され、この貫通孔22は、高圧燃料管17
の外周壁面より蓄圧孔16に食い込んだ位置まで形成さ
れる。そして、貫通孔22の中心位置でかつ高圧燃料管
17の壁面を貫通し、蓄圧孔16に通じる貫孔18が穿
設され、貫通孔22の端部位置に受圧座面25が形成さ
れ、取付体21の外周面に分岐接続体を接続、固定する
袋ナットが螺合される螺子部27が形成される。
【0019】このようにして、この実施例によると、ほ
ぼ断面四角形状の母材から形成された高圧燃料管原体1
7Aの外周の平面部20の所定位置に、円柱状の取付体
原体21Aが摩擦溶接により固定され、この状態から高
圧燃料管原体17Aの偏心した蓄圧孔16、貫孔18、
取付体21の貫通孔22、受圧座面25、螺子部27が
形成され、作製された取付体21に対して分岐接続体が
貫孔18に通じるように接続、固定される。このため
に、高圧燃料を確実にに分岐供給し、分岐接続体の交換
を塵埃の混入を避けて簡単に行うことが可能で、分岐接
続体の押圧頭部の押圧座面と圧接、係合する受圧座面
が、高圧燃料管の壁面内に深く安定に位置させたコモン
レールを、部品点数が削減されたコンパクトな軽量構造
で、摩擦溶接によって、製造コストを削減した簡単な工
程で高精度に製造することが可能になる。
【0020】なお、図1ないし図8に示した実施例にお
いては、高圧燃料管を蓄圧孔が長手方向に形成された円
筒状の母材から、伸管加工により外形がほぼ断面四角形
状に加工成形する場合を説明したが、本発明は、この実
施例に限定されるものではなく、高圧燃料管を蓄圧孔が
長手方向に形成され、ほぼ断面四角形状の外形を有する
母材から作製することも可能である。また、図9および
図10の実施例においては、高圧燃料管原体をほぼ断面
四角形の外形を有する母材から成形する場合を説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、図
1ないし図8のように高圧燃料管の原体を、円柱状の母
材から外形が少なくとも一つの平面部を有し、好ましく
はほぼ断面四角形の外形を有するよう引抜加工した後、
同様な加工を施して形成することも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上述べた通り本発明にかかるコモンレ
ールによると、分岐接続体を固定する別体の継手金具が
不要で、部品点数が削減されたコンパクトな軽量構造が
実現され、摩擦溶接により製造コストを削減して簡単な
工程で高精度に製造可能で、分岐接続体の交換も塵埃の
混入を避けて簡単に行うことが可能となる。
【0022】また本発明のコモンレールの製造方法によ
ると、分岐接続体の交換を塵埃の混入を避けて簡単に行
うことが可能なコモンレールを、部品点数が削減された
コンパクトな軽量構造で、摩擦溶接により製造コストを
削減した簡単な工程で高精度に製造することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部の構成を示す説明
図である。
【図2】図1の高圧燃料管作製の説明図で、(a)およ
び(b)はその工程順を示す図である。
【図3】図1の実施例の取付体固定工程の説明図であ
る。
【図4】図1の実施例のバリ除去の説明図である。
【図5】図1の実施例の受圧座面形成の説明図で、
(a)および(b)はその工程順を示す図である。
【図6】図1の実施例の分岐接続体取り付けのねじ加工
の説明図で、(a)および(b)はこく実施例を示す図
である。
【図7】本発明の他の実施例の受圧座面形成の説明図で
ある。
【図8】本発明の取付体を介して取り付けられる分岐接
続体の説明図である。
【図9】本発明の第2の実施例の製造方法の説明図で、
(a)ないし(c)はその工程順を示す図ある。
【図10】図9の実施例の要部の説明図である。
【図11】従来のコモンレールの構成を示す説明図であ
る。
【図12】従来の他のコモンレールの構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
16 蓄圧孔 17 高圧燃料管 17A 高圧燃料管原体 18 貫孔 20 平面部 21 取付体 21A 取付体原体 22 貫通孔 25 受圧面 27 螺子部 30A、30B、30C 取付体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧燃料を蓄積する蓄圧孔に通じる貫孔
    が周面に開口形成された長尺で厚肉の高圧燃料管と、前
    記貫孔位置において前記高圧燃料管の外周面に該高圧燃
    料管の中心軸と直交するよう固定されかつ前記高圧燃料
    を分岐する分岐接続体が接続される短寸の円筒状の取付
    体とを備え、前記高圧燃料管の前記取付体が固定される
    外周面部分が平面状に形成されて該平面状の外周面部分
    に摩擦溶接により前記取付体を固定し、該取付体に前記
    分岐接続体が前記貫孔に通じるように接続、固定されて
    いることを特徴とするコモンレール。
  2. 【請求項2】 前記高圧燃料管は、ほぼ断面四角形の筒
    状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のコ
    モンレール。
  3. 【請求項3】 前記高圧燃料管が、円筒状の原材からの
    伸管加工によって形成されていることを特徴とする請求
    項2記載のコモンレール。
  4. 【請求項4】 高圧燃料が管内の蓄圧孔に蓄積され該蓄
    圧孔に通じる前記高圧燃料の貫孔が周面に開口形成され
    た長尺で厚肉の高圧燃料管と、前記貫孔位置において該
    高圧燃料管の外周面に該高圧燃料管の中心軸と直交する
    よう固定され前記高圧燃料を分岐する分岐接続体が接続
    される短寸の円筒状の取付体とを備えたコモンレールを
    製造するに際し、 前記高圧燃料管を、前記蓄圧孔が長手方向に形成されほ
    ぼ断面四角形状の外形を有する母材から形成し、所定位
    置に前記貫孔を穿設する高圧燃料管の作製工程と、 作製された高圧燃料管の前記外周面の前記貫孔位置に、
    該高圧燃料管の中心軸と直交するよう前記取付体を摩擦
    溶接する取付体固定工程と、 固定された前記取付体に、前記貫孔に通じるように前記
    分岐接続体を接続、固定する分岐接続体固定工程とから
    なることを特徴とするコモンレールの製造方法。
  5. 【請求項5】 高圧燃料が管内の蓄圧孔に蓄積され該蓄
    圧孔に通じる前記高圧燃料の貫孔が周面に開口形成され
    た長尺で厚肉の高圧燃料管と、前記貫孔位置において該
    高圧燃料管の外周面に該高圧燃料管の中心軸と直交する
    よう固定され前記高圧燃料を分岐する分岐接続体が接続
    される短寸の円筒状の取付体とを備えたコモンレールを
    製造するに際し、 前記高圧燃料管を、前記蓄圧孔が長手方向に形成された
    円筒状の母材から伸管加工によってほぼ断面四角形状の
    外形を有するように成形し、該高圧燃料管の中心軸と直
    交するよう前記取付体を摩擦溶接する取付体固定工程
    と、 作製された高圧燃料管の前記外周面の前記貫孔位置に、
    前記取付体を摩擦溶接する取付体固定工程と、 固定された前記取付体に、前記貫孔に通じるように前記
    分岐接続体を接続、固定する分岐接続体固定工程とから
    なることを特徴とするコモンレールの製造方法。
  6. 【請求項6】 高圧燃料が管内の蓄圧孔に蓄積され該蓄
    圧孔に通じる前記高圧燃料の貫孔が周面に開口形成され
    た長尺で厚肉の高圧燃料管と、前記貫孔位置において該
    高圧燃料管の外周面に該高圧燃料管の中心軸と直交する
    よう固定され前記高圧燃料を分岐する分岐接続体が接続
    される短寸の円筒状の取付体とを備えたコモンレールを
    製造するに際し、 中実の高圧燃料管原体をほぼ断面四角形状の母材から形
    成する燃料管原体の作製工程と、 作製された前記高圧燃料管原体の外周面に、該高圧燃料
    管原体の中心軸と直交するよう取付体原体を摩擦溶接す
    る取付体原体固定工程と、 固定された前記高圧燃料管原体の長手方向に、前記高圧
    燃料が蓄積される蓄圧孔を穿設する高圧燃料管作製工程
    と、 該高圧燃料管の壁面に前記蓄圧孔に通じる前記貫孔を穿
    設するとともに、前記取付体原体に前記貫孔に通じる開
    口を形成する取付体作製工程と、 前記貫孔に通じるように前記取付体に前記分岐接続体を
    接続、固定する分岐接続体固定工程とからなることを特
    徴とするコモンレールの製造方法。
  7. 【請求項7】 高圧燃料が管内の蓄圧孔に蓄積され該蓄
    圧孔に通じる前記高圧燃料の貫孔が周面に開口形成され
    た長尺で厚肉の高圧燃料管と、前記貫孔位置において該
    高圧燃料管の外周面に該高圧燃料管の中心軸と直交する
    よう固定され前記高圧燃料を分岐する分岐接続体が接続
    される短寸の円筒状の取付体とを備えたコモンレールを
    製造するに際し、 ほぼ断面四角形状の高圧燃料管原体を、円柱状の母材か
    ら伸長加工により成形する燃料管原体作製工程と、 作製された前記高圧燃料管原体の外周面に、該高圧燃料
    管原体の中心軸と直交するよう取付体原体を摩擦溶接す
    る取付体原体固定工程と、 固定された前記高圧燃料管原体の長手方向に、前記高圧
    燃料が蓄積される蓄圧孔を穿設する高圧燃料管作製工程
    と、 該高圧燃料管の壁面に前記蓄圧孔に通じる前記貫孔を穿
    設するとともに、前記取付体原体に前記貫孔に通じる開
    口を形成する取付体作製工程と、 前記貫孔に通じるように前記取付体に前記分岐接続体を
    接続、固定する分岐接続体固定工程とからなることを特
    徴とするコモンレールの製造方法。
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