JPH09280413A - 液体圧送装置 - Google Patents

液体圧送装置

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JPH09280413A
JPH09280413A JP12231296A JP12231296A JPH09280413A JP H09280413 A JPH09280413 A JP H09280413A JP 12231296 A JP12231296 A JP 12231296A JP 12231296 A JP12231296 A JP 12231296A JP H09280413 A JPH09280413 A JP H09280413A
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JP
Japan
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pressure
shaft
check valve
valve
float
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JP12231296A
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English (en)
Inventor
Masahisa Hiroya
広谷  昌久
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でしかも負荷側の運転を停止せず
に分解点検できる液体圧送装置を提供する。 【解決手段】 密閉容器2に作動流体導入口11と作動
流体排出口13及び連結口16が設けられる。密閉容器
内にフロ―ト3と給排気弁4が内蔵される。連結口に逆
止弁6が連結される。逆止弁に圧送液体出入口67と圧
送液体流入口68と圧送液体排出口69及び系外排除口
70が設けられ、系外排除口を遮断して圧送液体流入口
と圧送液体出入口及び圧送液体排出口を連通する位置と
圧送液体出入口を遮断して圧送液体流入口と系外排除口
を連通する位置に切り換える切替弁体72と、圧送液体
流入口から内部への流れは許しその逆方向の流れを止め
る流入側逆止弁体79と、内部から圧送液体排出口への
流れは許しその逆方向の流れを止める排出側逆止弁体8
3が内蔵される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水や燃料等の液体
を圧送する液体圧送装置に関するものである。本発明の
液体圧送装置は、蒸気配管系で発生した復水を一旦集
め、この復水をボイラ―や廃熱利用装置に送る装置とし
て特に適するものである。
【0002】
【従来の技術】蒸気配管系で凝縮して発生した復水は、
まだ相当の熱量を有していることが多く、そのためエネ
ルギ―の有効活用のため、液体圧送装置を用いて復水を
回収し、この復水をボイラ―や廃熱利用装置に送って廃
熱を有効利用する復水回収システムが広く普及してい
る。
【0003】復水回収システムに利用される液体圧送装
置は、復水を一旦密閉容器内に溜め、更に給排気弁の開
閉を切り換えて密閉容器内に蒸気等の高圧の作動流体を
導入し、この作動流体の圧力によって密閉容器内の復水
を強制的に排出するものである。
【0004】以下従来技術の液体圧送装置について説明
する。図3は従来技術の液体圧送装置の一部断面斜視図
である。図3において100は従来技術の液体圧送装置
を示す。液体圧送装置100は、密閉容器101内にフ
ロ―ト120、給排気弁130、スナップ機構140等
が内蔵されたものである。
【0005】密閉容器101は、底近くに圧送液体流入
口102と、圧送液体排出口103が設けられ、それぞ
れに逆止弁105,106が取り付けられている。ここ
で逆止弁105は密閉容器101内への復水の流入を許
す向きに取り付けられている。一方逆止弁106は、密
閉容器101から外部への復水の圧送を許す向きに取り
付けられている。
【0006】また密閉容器101の頂部には作動流体導
入口108と作動流体排出口109が設けられており、
給気弁110と排気弁111からなる給排気弁130が
取り付けられている。ここで給気弁110,および排気
弁111はいずれも昇降棒112,113を上下移動す
ることによって弁の開閉を行うものであるが、給気弁1
10は昇降棒112を上げた時に開となり、排気弁11
1は昇降棒113を上げた時に閉となる。そして昇降棒
112,113は連設板115によって並列に結合され
ており、連設板115を上下することにより給気弁11
0,排気弁111は同時に開閉される。
【0007】従来技術の液体圧送装置100は、圧送液
体流入口102が逆止弁105を介して蒸気の負荷に接
続され、圧送液体排出口103が逆止弁106を介して
廃熱利用装置に接続される。そして作動流体導入口10
8は高圧流体源に接続される。液体圧送装置100で
は、密閉容器101内に復水が無い場合は、フロ―ト1
20は下の位置にあり、連設板115は下がっている。
そのため、給気弁110は作動流体導入口108を塞い
でいる。一方排気弁111は作動流体排出口109を開
放している。
【0008】液体圧送装置100が接続される蒸気の負
荷内で復水が発生すると、復水は逆止弁105から密閉
容器101内に流れ込んで溜まる。そして、復水の量が
増加するのに従って、フロ―ト120が上昇し、これに
連れてア―ム118の一端が上昇する。そしてア―ム1
18が一定の位置を越えると、スナップ機構140が反
転し、弁軸操作棒121が上に移動し、連設板115が
持ち上げられる。
【0009】すると給気弁110は作動流体導入口10
8を開放する。一方この時排気弁111は作動流体排出
口109を閉じるので、密閉容器101内の圧力が上昇
し、当該圧力に押されて圧送液体排出口103から復水
が圧送される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の液体圧送装
置は、密閉容器内の液面の高さに応じて給排気弁の開閉
を切り換えることにより、効率良く液体の圧送を行うこ
とができるものである。しかしながら、密閉容器に設け
た圧送液体流入口と圧送液体排出口のそれぞれに逆止弁
を設けなければならず、部品点数が多く構造が複雑であ
ると言う問題点があった。また液体圧送装置を分解点検
するためには蒸気の負荷側の運転を停止しなければなら
ず、生産性が低下すると言う問題点があった。
【0011】本発明は、従来技術の上記した問題点に注
目し、簡単な構造でしかも負荷側の運転を停止せずに分
解点検できる液体圧送装置を提供することを課題とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、密閉容
器に作動流体導入口と作動流体排出口及び連結口が設け
られ、密閉容器内にフロ―トと該フロ―トに連結され作
動流体導入口と作動流体排出口の開閉を切り換える給排
気弁が内蔵され、連結口に逆止弁が連結され、逆止弁は
圧送液体流入口と圧送液体排出口と系外排除口及び連結
口に連結される圧送液体出入口が設けられ、逆止弁内に
系外排除口を遮断して圧送液体流入口と圧送液体出入口
及び圧送液体排出口を連通する位置と圧送液体出入口を
遮断して圧送液体流入口と系外排除口を連通する位置に
切り換える切替弁体と、圧送液体流入口から切替弁体側
への流れは許しその逆方向の流れを止める流入側逆止弁
体、及び切替弁体側から圧送液体排出口への流れは許し
その逆方向の流れを止める排出側逆止弁体が内蔵された
液体圧送装置にある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の液体圧送装置は、平常時
には逆止弁の切替弁体を系外排除口を遮断して圧送液体
流入口と圧送液体出入口及び圧送液体排出口を連通する
位置に操作して使用する。従来公知のそれと同様に、密
閉容器内に溜った液体の液面の高さに応じて、給排気弁
の開閉を切り換えることにより液体の圧送を行う。即
ち、初めに作動流体排出口を開き作動流体導入口を閉じ
て圧送液体流入口から密閉容器内に液体を流入させ、次
いで作動流体排出口を閉じ作動流体導入口を開いて密閉
容器内に溜った液体を圧送液体排出口から圧送する。
【0014】そして本発明の液体圧送装置は、密閉容器
に設けられた連結口に逆止弁が連結され、この逆止弁
に、圧送液体流入口と圧送液体排出口と系外排除口及び
連結口に連結される圧送液体出入口が設けられると共
に、逆止弁内に系外排除口を遮断して圧送液体流入口と
圧送液体出入口及び圧送液体排出口を連通する位置と圧
送液体出入口を遮断して圧送液体流入口と系外排除口を
連通する位置に切り換える切替弁体と、圧送液体流入口
から切替弁体への流れは許しその逆方向の流れを止める
流入側逆止弁体、及び切替弁体から圧送液体排出口への
流れは許しその逆方向の流れを止める排出側逆止弁体が
内蔵されたものである。そのため、密閉容器に設けられ
ていた圧送液体流入口と圧送液体排出口の一方を必要と
せず、圧送液体流入口と圧送液体排出口のそれぞれに設
けられていた逆止弁の一方を必要とせず、部品点数を減
少して簡単な構造にできる。また圧送液体出入口を遮断
して圧送液体流入口と系外排除口を連通する位置に切替
弁体を切り換えることにより、圧送液体を密閉容器内へ
流入させることなく系外に排除できるので、負荷側の運
転を停止せずに液体圧送装置を分解点検できる。
【0015】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例について説明す
る。図1は本発明の具体的実施例の液体圧送装置の断面
図である。また図2は、図1の液体圧送装置の逆止弁の
拡大断面図である。図1において、本実施例の液体圧送
装置1は、密閉容器2内にフロ―ト3、給排気弁4及び
スナップ機構5が配置され、逆止弁6が連結されたもの
である。
【0016】順次説明すると、密閉容器2は、本体部7
と蓋部8が図示しないネジによって結合され、内部に液
体溜空間10が形成されたものである。本実施例では密
閉容器2の本体部7は単なる容器であり、本実施例の特
徴的な構成要素は、概ね密閉容器2の蓋部8に設けられ
ている。即ち蓋部8には、3つの開口、具体的には作動
流体導入口11,作動流体排出口13,連結口16が設
けられている。
【0017】作動流体導入口11の内側、言い換えると
密閉容器2内部側の位置に給気弁20が取り付けられて
おり、作動流体排出口13の内側には排気弁21が取り
付けられている。ここで給気弁20は、弁ケ―ス22と
弁体23及び昇降棒24によって構成される。弁ケ―ス
22は軸方向に貫通孔を有し、該貫通孔の上端面は弁座
25として機能する。弁ケ―ス22の中間部には、前記
した貫通孔と外部とを連通する4つの開口26が設けら
れている。弁体23は、半球状であり、昇降棒24の先
端に一体的に取り付けられている。
【0018】本実施例の液体圧送装置1では、給気弁2
0の弁ケ―ス22の先端が、作動流体導入口11の中に
ネジ込まれている。そして弁体23は作動流体導入口1
1側にあり、昇降棒24は弁ケ―ス22の貫通孔を通っ
て密閉容器2側に抜け、連設板27に当接するようにな
っている。連設板27は、弁軸操作棒28に連結されて
いる。さらに弁軸操作棒28はスナップ機構5と連結さ
れている。
【0019】排気弁21は、弁ケ―ス29と弁体30と
昇降棒31によって構成される。弁ケ―ス29は軸方向
に貫通孔を有し、該貫通孔の内部に弁座32があり、弁
座32の下から昇降棒31の先端に保持固定された弁体
30が当接して開閉を行うものである。尚、弁軸操作棒
28と昇降棒31とはピン33で連結されている。給気
弁20と排気弁21とで給排気弁4が構成され、給気弁
20が開くと排気弁21は閉じ、給気弁20が閉じると
排気弁21は開く。
【0020】連結口16は密閉容器2の下部に相当する
位置に設けられている。
【0021】フロ―ト3は、レバ―34及び軸35を介
してブラケット36によって支持されており、スナップ
機構5は、第1の軸37を介してブラケット38によっ
て支持されている。そしてブラケット36とブラケット
38は図示しないネジによって結合され密閉容器2の蓋
部8に一体的に取り付けられている。レバ―34は、板
を「U」字状に曲げ加工して作られたものであり、2枚
の板が平行に対向している。そしてレバ―34の曲げ加
工された部分にフロ―ト3が結合されている。またレバ
―34の他端部には軸40が取り付けられている。
【0022】ブラケット36は上から見ると、「L」字
状をした2枚の板よりなり、軸41,42及び前記した
軸35が掛け渡されて連結されたものである。軸35は
フロ―ト3の揺動軸を兼ねている。フロ―ト3は軸35
を中心として上下に揺動する。また軸41,42はそれ
ぞれフロ―ト3の上下限のストッパを兼用している。一
方ブラケット38も同様に、「L」字状をした2枚の板
よりなり、軸43及び前記した第1の軸37が掛け渡さ
れて連結されたものである。軸43は下記の副ア―ム5
2のストッパ―を兼ねている。
【0023】スナップ機構5は、フロ―トア―ム51、
副ア―ム52、圧縮状態のコイルバネ54、バネ受け部
材55及びバネ受け部材56からなるものである。フロ
―トア―ム51は、平行に対向した2枚の板よりなり、
2枚の板の左端部には、溝57が設けられている。フロ
―トア―ム51は前記した第1の軸37によって右端部
が回転可能に支持されている。またフロ―トア―ム51
の溝57には前記したレバ―34の軸40が嵌合してい
る。そのためフロ―トア―ム51は、フロ―ト3の浮沈
に追従し、第1の軸37を中心として上下に揺動する。
【0024】フロ―トア―ム51の右端部は下方に脹
れ、その下端部には、前記した第1の軸37と平行な第
2の軸58が掛け渡され、バネ受け部材55が第2の軸
58によって回転可能に支持されている。また、前記し
た第1の軸37に副ア―ム52の上端部が回転可能に支
持されている。副ア―ム52は、平行に対向した2枚の
板よりなり、夫々の板は逆「L」字状をしている。副ア
―ム52の下端部には、前記した第1及び第2の軸3
7,58と平行な第3の軸59が掛け渡され、バネ受け
部材56が第3の軸59によって回転可能に支持されて
いる。そして両バネ受け部材55,56の間に圧縮状態
のコイルバネ54が取り付けられている。また副ア―ム
52の上左端部に軸60が掛け渡され、弁軸操作棒28
の下端が連結されている。
【0025】連結口16に逆止弁6が連結されている。
逆止弁6は、図2に拡大して示すように、本体61と、
本体61にねじ結合された端部材62,63,64と、
端部材62にねじ結合された流入口部材65、及び端部
材63にねじ結合された排出口部材66から弁ケ―シン
グが形成されている。本体61に圧送液体出入口67が
開口され、この圧送液体出入口67の回りに連結口16
への連結用雄ねじが形成されている。流入口部材65に
圧送液体流入口68が形成され、排出口部材66に圧送
液体排出口69が形成され、端部材64に系外排除口7
0が形成されている。
【0026】弁ケ―シング内にT字形の流通孔71が開
けられた球形の切替弁体72が配置される。切替弁体7
2は、図示しないが図面の手前側に設けられたハンドル
により時計周りあるいは反時計周り方向に回動自在に配
置されている。切替弁体72の四方に環状弁座73,7
4,75,76が配置され、弁ケ―シングとの間の気密
が保たれる。
【0027】流入口部材65の下端面は弁座77として
機能する。弁座77は、下方からコイルバネ78で上方
に付勢されたディスク状の流入側逆止弁体79が当接し
て開閉されるものである。端部材62の内壁に流入側逆
止弁体79を摺動案内する複数個のリブ80が形成さ
れ、それぞれのリブ80の間が流体の通路となる。また
リブ80の段部にコイルバネ78の一端が保持されてい
る。流入側逆止弁体79は、圧送液体流入口68から下
方への流れは許しその逆方向の流れを止めるもので、圧
送液体流入口68側の圧力が液体溜空間10側の圧力及
びコイルバネ78の弾性力に打勝つと開く。
【0028】また端部材63に弁座81が形成される。
弁座81は、下方からコイルバネ82で上方に付勢され
たディスク状の排出側逆止弁体83が当接して開閉され
るものである。端部材63の内壁に排出側逆止弁体83
を摺動案内する複数個のリブ84が形成され、それぞれ
のリブ84の間が流体の通路となる。コイルバネ82の
一端は排出口部材69の内壁に形成された複数個のリブ
85で保持されている。排出側逆止弁体83は、上方か
ら圧送液体排出口69への流れは許しその逆方向の流れ
を止めるもので、液体溜空間10側の圧力が圧送液体排
出口69側の圧力及びコイルバネ82の弾性力に打勝つ
と開く。
【0029】次に本実施例の液体圧送装置1の作用につ
いて、作動流体として蒸気を用いた場合の一連の動作手
順を追うことによって説明する。まず液体圧送装置1の
外部配管は、作動流体導入口11が高圧の蒸気源に接続
され、作動流体排出口13が蒸気循環配管に接続され
る。また連結口16に連結された逆止弁6の圧送液体流
入口68が蒸気使用装置等の負荷に接続され、圧送液体
排出口69がボイラ―等の液体圧送先へ接続される。そ
して逆止弁6の切替弁体72は、図示のように、系外排
除口70を遮断して圧送液体流入口68と圧送液体出入
口67及び圧送液体排出口69を連通する位置に回動さ
れる。
【0030】本実施例の液体圧送装置1の液体溜空間1
0内に復水が無い場合は、図1に示す様にフロ―ト3は
底部に位置する。このとき、給排気弁4における給気弁
20が閉じられ、排気弁21が開かれている。そして蒸
気使用装置等の負荷内で復水が発生すると、復水は逆止
弁6の圧送液体流入口68、流通孔71、圧送液体出入
口67を介して連結口16から密閉容器2内に流下し
て、液体溜空間10内に溜まる。
【0031】液体溜空間10内に溜まった復水によって
フロ―ト3が浮上すると、レバ―34が軸35を中心に
時計回り方向に回転し、レバ―34の回転による軸40
の下方への移動に連動して、フロ―トア―ム51が第1
の軸37を中心に反時計回り方向に回転し、コイルバネ
54との連結部である第2の軸58が右方に移動して第
1の軸37と第3の軸59を結ぶ線に近付き、コイルバ
ネ54は圧縮変形する。そしてフロ―ト3が更に上昇
し、第2の軸58が第1の軸37と第3の軸59を結ぶ
線上に並び、なおもフロ―ト3が上昇して第2の軸58
が第1の軸37と第3の軸59を結ぶ線よりも右方に移
動すると、コイルバネ54は急激に変形を回復し、副ア
―ム52が時計回り方向に回転して第3の軸59が左方
にスナップ移動する。その結果、副ア―ム52の軸60
に連結された弁軸操作棒28が上側に移動し、給気弁2
0が開口されると共に排気弁21が閉じられる。
【0032】作動流体導入口11が開放されると、密閉
容器2内に高圧蒸気が導入され、内部の圧力が上昇し、
液体溜空間10に溜まった復水は、蒸気圧に押されて連
結口16から逆止弁6の圧送液体出入口67、流通孔7
1、圧送液体排出口69を介して外部のボイラ―や廃熱
利用装置へ排出される。
【0033】復水を排出した結果復水溜空間10内の水
位が低下し、フロ―ト3が降下する。すると、レバ―3
4が軸35を中心に反時計回り方向に回転し、レバ―3
4の回転による軸40の上方への移動に連動して、フロ
―トア―ム51が第1の軸37を中心に時計回り方向に
回転し、コイルバネ54との連結部である第2の軸58
が左方に移動して第1の軸37と第3の軸59を結ぶ線
に近付き、コイルバネ54は圧縮変形する。そしてフロ
―ト3が更に降下し、第2の軸58が第1の軸37と第
3の軸59を結ぶ線上に並び、なおもフロ―ト3が降下
して第2の軸58が第1の軸37と第3の軸59を結ぶ
線よりも左方に移動すると、コイルバネ54は急激に変
形を回復し、副ア―ム52が反時計回り方向に回転して
第3の軸59が右方にスナップ移動する。その結果、副
ア―ム52の軸60に連結された弁軸操作棒28が下側
に移動し、給気弁20が閉じ、排気弁21が開口する。
【0034】そして液体圧送装置1を分解点検するとき
は、逆止弁6の切替弁体72が、図示の位置から180
度回動操作され、圧送液体出入口67が遮断され圧送液
体流入口68と圧送液体排出口69及び系外排除口70
が連通される。蒸気使用装置等の負荷内で発生した復水
は、密閉容器2内に流下することなく、系外排除口70
から系外に排除される。
【0035】
【発明の効果】本発明の液体圧送装置では、密閉容器に
設けた連結口に逆止弁を連結し、この逆止弁に圧送液体
流入口と圧送液体排出口と系外排除口及び連結口に連結
される圧送液体出入口を設けると共に、切替弁体と流入
側逆止弁体及び排出側逆止弁体を内蔵している。そのた
め、部品点数を減少して構造を簡略化でき、また負荷側
の運転を停止せずに分解点検できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施例の液体圧送装置の断面図
である。
【図2】図1の逆止弁の拡大断面図である。
【図3】従来技術の液体圧送装置の一部断面斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 密閉容器 3 フロ―ト 4 給排気弁 5 スナップ機構 6 逆止弁 11 作動流体導入口 13 作動流体排出口 16 連結口 67 圧送液体出入口 68 圧送液体流入口 69 圧送液体排出口 70 系外排除口 72 切替弁体 79 流入側逆止弁体 83 排出側逆止弁体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器に作動流体導入口と作動流体排
    出口及び連結口が設けられ、密閉容器内にフロ―トと該
    フロ―トに連結され作動流体導入口と作動流体排出口の
    開閉を切り換える給排気弁が内蔵され、連結口に逆止弁
    が連結され、逆止弁は圧送液体流入口と圧送液体排出口
    と系外排除口及び連結口に連結される圧送液体出入口が
    設けられ、逆止弁内に系外排除口を遮断して圧送液体流
    入口と圧送液体出入口及び圧送液体排出口を連通する位
    置と圧送液体出入口を遮断して圧送液体流入口と系外排
    除口を連通する位置に切り換える切替弁体と、圧送液体
    流入口から切替弁体側への流れは許しその逆方向の流れ
    を止める流入側逆止弁体、及び切替弁体側から圧送液体
    排出口への流れは許しその逆方向の流れを止める排出側
    逆止弁体が内蔵されたことを特徴とする液体圧送装置。
JP12231296A 1996-04-18 1996-04-18 液体圧送装置 Pending JPH09280413A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105135038A (zh) * 2015-09-21 2015-12-09 天津市法斯克制冷设备有限公司 可调油位控制器
WO2019211700A1 (en) * 2018-04-30 2019-11-07 Dubai Electricity & Water Authority Float valve comprising a holding means
WO2019211701A1 (en) * 2018-04-30 2019-11-07 Dubai Electricity & Water Authority Float valve comprising an attracting means

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