JPH112397A - 液体圧送装置 - Google Patents

液体圧送装置

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JPH112397A
JPH112397A JP17280697A JP17280697A JPH112397A JP H112397 A JPH112397 A JP H112397A JP 17280697 A JP17280697 A JP 17280697A JP 17280697 A JP17280697 A JP 17280697A JP H112397 A JPH112397 A JP H112397A
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JP
Japan
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liquid
outlet
inlet
check valve
valve
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JP17280697A
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Masahisa Hiroya
広谷  昌久
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TLV Co Ltd
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TLV Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体を圧送できなくなったときに液体を系外
に排除できる液体圧送装置を提供する。 【解決手段】 密閉容器2に作動流体導入口11と作動
流体排出口13と圧送液体流口16及び圧送液体排出口
17を設ける。密閉容器2内にフロ―ト3と給排気弁4
を内蔵する。圧送液体流入口16に流入側逆止弁6を圧
送液体排出口17に排出側逆止弁9を連結する。排出側
逆止弁9に入口65と系外排除口66と出口67を設
け、系外排除口66を遮断して入口65と出口67を連
通する位置と入口65と系外排除口66を連通する位置
に切り換える切替弁体69と、密閉容器2から出口67
への流れは許しその逆方向の流れを止める逆止弁体76
を内蔵する。液体圧送装置1が故障すると、切替弁体6
9を回動操作して入口65と系外排除口66を連通さ
せ、液体を系外排除口66から系外に排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水や燃料等の液体
を圧送する液体圧送装置に関するものである。本発明の
液体圧送装置は、蒸気配管系で発生した復水を一旦集
め、この復水をボイラ―や廃熱利用装置に送る装置とし
て特に適するものである。
【0002】
【従来の技術】蒸気配管系で凝縮して発生した復水は、
まだ相当の熱量を有していることが多く、そのためエネ
ルギ―の有効活用のため、液体圧送装置を用いて復水を
回収し、この復水をボイラ―や廃熱利用装置に送って廃
熱を有効利用する復水回収システムが広く普及してい
る。
【0003】復水回収システムに利用される液体圧送装
置は、復水を一旦密閉容器内に溜め、更に給排気弁の開
閉を切り換えて密閉容器内に蒸気等の高圧の作動流体を
導入し、この作動流体の圧力によって密閉容器内の復水
を強制的に排出するものである。
【0004】以下従来技術の液体圧送装置について説明
する。図2は従来技術の液体圧送装置の一部断面斜視図
である。図2において100は従来技術の液体圧送装置
を示す。液体圧送装置100は、密閉容器101内にフ
ロ―ト120、給排気弁130、スナップ機構140等
が内蔵されたものである。
【0005】密閉容器101は、底近くに圧送液体流入
口102と、圧送液体排出口103が設けられ、それぞ
れに逆止弁105,106が取り付けられている。ここ
で逆止弁105は密閉容器101内への復水の流入を許
す向きに取り付けられている。一方逆止弁106は、密
閉容器101から外部への復水の圧送を許す向きに取り
付けられている。
【0006】また密閉容器101の頂部には作動流体導
入口108と作動流体排出口109が設けられており、
給気弁110と排気弁111からなる給排気弁130が
取り付けられている。ここで給気弁110,および排気
弁111はいずれも昇降棒112,113を上下移動す
ることによって弁の開閉を行うものであるが、給気弁1
10は昇降棒112を上げた時に開となり、排気弁11
1は昇降棒113を上げた時に閉となる。そして昇降棒
112,113は連設板115によって並列に結合され
ており、連設板115を上下することにより給気弁11
0,排気弁111は同時に開閉される。
【0007】従来技術の液体圧送装置100は、圧送液
体流入口102が逆止弁105を介して蒸気の負荷に接
続され、圧送液体排出口103が逆止弁106を介して
廃熱利用装置に接続される。そして作動流体導入口10
8は高圧流体源に接続される。液体圧送装置100で
は、密閉容器101内に復水が無い場合は、フロ―ト1
20は下の位置にあり、連設板115は下がっている。
そのため、給気弁110は作動流体導入口108を塞い
でいる。一方排気弁111は作動流体排出口109を開
放している。
【0008】液体圧送装置100が接続される蒸気の負
荷内で復水が発生すると、復水は逆止弁105から密閉
容器101内に流れ込んで溜まる。そして、復水の量が
増加するのに従って、フロ―ト120が上昇し、これに
連れてア―ム118の一端が上昇する。そしてア―ム1
18が一定の位置を越えると、スナップ機構140が反
転し、弁軸操作棒121が上に移動し、連設板115が
持ち上げられる。
【0009】すると給気弁110は作動流体導入口10
8を開放する。一方この時排気弁111は作動流体排出
口109を閉じるので、密閉容器101内の圧力が上昇
し、当該圧力に押されて圧送液体排出口103から復水
が圧送される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の液体圧送装
置は、密閉容器内の液面の高さに応じて給排気弁の開閉
を切り換えることにより、効率良く液体の圧送を行うこ
とができるものである。しかしながら、液体圧送装置が
故障して液体を圧送できなくなると、液体が負荷側に滞
留して生産性を低下させる言う問題点があった。
【0011】本発明は、従来技術の上記した問題点に注
目し、液体を圧送できなくなったときに液体を系外に排
除できる液体圧送装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、密閉容
器に作動流体導入口と作動流体排出口と圧送液体流入口
及び圧送液体排出口が設けられ、密閉容器内にフロ―ト
と該フロ―トに連結され作動流体導入口と作動流体排出
口の開閉を切り換える給排気弁が内蔵され、圧送液体流
入口に流入側逆止弁が連結され、圧送液体排出口に排出
側逆止弁が連結され、排出側逆止弁は圧送液体排出口に
連結される入口と出口及び系外排除口が設けられ、排出
側逆止弁内に系外排除口を遮断して入口と出口を連通す
る位置と入口と系外排除口を連通する位置に切り換える
切替弁体と、密閉容器から出口への流れは許しその逆方
向の流れを止める逆止弁体が内蔵された液体圧送装置に
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の液体圧送装置は、平常時
には排出側逆止弁の切替弁体を系外排除口を遮断して入
口と出口を連通する位置に回動操作して使用する。従来
公知のそれと同様に、密閉容器内に溜った液体の液面の
高さに応じて、給排気弁の開閉を切り換えることにより
液体の圧送を行う。即ち、初めに作動流体排出口を開き
作動流体導入口を閉じて圧送液体流入口から密閉容器内
に液体を流入させ、次いで作動流体排出口を閉じ作動流
体導入口を開いて密閉容器内に溜った液体を圧送液体排
出口から圧送する。
【0014】そして本発明の液体圧送装置は、密閉容器
の圧送液体排出口に連結された排出側逆止弁に、圧送液
体排出口に連結される入口と出口及び系外排除口が設け
られると共に、排出側逆止弁内に系外排除口を遮断して
入口と出口を連通する位置と入口と系外排除口を連通す
る位置に切り換える切替弁体と、密閉容器から出口への
流れは許しその逆方向の流れを止める逆止弁体が内蔵さ
れたものである。そのため、液体圧送装置が故障して液
体を圧送できなくなったときには、入口と系外排除口を
連通する位置に排出側逆止弁の切替弁体を切り換えるこ
とにより、密閉容器内の液体を系外に排除することがで
きる。
【0015】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例について説明す
る。図1は本発明の具体的実施例の液体圧送装置の断面
図である。また図2は、図1の液体圧送装置の排出側逆
止弁の拡大断面図である。図1において、本実施例の液
体圧送装置1は、密閉容器2内にフロ―ト3、給排気弁
4及びスナップ機構5が配置され、流入側逆止弁6及び
排出側逆止弁9が連結されたものである。
【0016】順次説明すると、密閉容器2は、本体部7
と蓋部8が図示しないネジによって結合され、内部に液
体溜空間10が形成されたものである。本実施例では密
閉容器2の本体部7は単なる容器であり、本実施例の特
徴的な構成要素は、概ね密閉容器2の蓋部8に設けられ
ている。即ち蓋部8には、4つの開口、具体的には作動
流体導入口11,作動流体排出口13,圧送液体流入口
16,圧送液体排出口17が設けられている。
【0017】作動流体導入口11の内側、言い換えると
密閉容器2内部側の位置に給気弁20が取り付けられて
おり、作動流体排出口13の内側には排気弁21が取り
付けられている。ここで給気弁20は、弁ケ―ス22と
弁体23及び昇降棒24によって構成される。弁ケ―ス
22は軸方向に貫通孔を有し、該貫通孔の上端面は弁座
25として機能する。弁ケ―ス22の中間部には、前記
した貫通孔と外部とを連通する4つの開口26が設けら
れている。弁体23は、半球状であり、昇降棒24の先
端に一体的に取り付けられている。
【0018】本実施例の液体圧送装置1では、給気弁2
0の弁ケ―ス22の先端が、作動流体導入口11の中に
ネジ込まれている。そして弁体23は作動流体導入口1
1側にあり、昇降棒24は弁ケ―ス22の貫通孔を通っ
て密閉容器2側に抜け、連設板27に当接するようにな
っている。連設板27は、弁軸操作棒28に連結されて
いる。さらに弁軸操作棒28はスナップ機構5と連結さ
れている。
【0019】排気弁21は、弁ケ―ス29と弁体30と
昇降棒31によって構成される。弁ケ―ス29は軸方向
に貫通孔を有し、該貫通孔の内部に弁座32があり、弁
座32の下から昇降棒31の先端に保持固定された弁体
30が当接して開閉を行うものである。尚、弁軸操作棒
28と昇降棒31とはピン33で連結されている。給気
弁20と排気弁21とで給排気弁4が構成され、給気弁
20が開くと排気弁21は閉じ、給気弁20が閉じると
排気弁21は開く。
【0020】圧送液体流入口16は蓋部8のほぼ中央に
あり、圧送液体排出口17は密閉容器2の下部に相当す
る位置に設けられている。
【0021】フロ―ト3は、レバ―34及び軸35を介
してブラケット36によって支持されており、スナップ
機構5は、第1の軸37を介してブラケット38によっ
て支持されている。そしてブラケット36とブラケット
38は図示しないネジによって結合され密閉容器2の蓋
部8に一体的に取り付けられている。レバ―34は、板
を「U」字状に曲げ加工して作られたものであり、2枚
の板が平行に対向している。そしてレバ―34の曲げ加
工された部分にフロ―ト3が結合されている。またレバ
―34の他端部には軸40が取り付けられている。
【0022】ブラケット36は上から見ると、「L」字
状をした2枚の板よりなり、軸41,42及び前記した
軸35が掛け渡されて連結されたものである。軸35は
フロ―ト3の揺動軸を兼ねている。フロ―ト3は軸35
を中心として上下に揺動する。また軸41,42はそれ
ぞれフロ―ト3の上下限のストッパを兼用している。一
方ブラケット38も同様に、「L」字状をした2枚の板
よりなり、軸43及び前記した第1の軸37が掛け渡さ
れて連結されたものである。軸43は下記の副ア―ム5
2のストッパ―を兼ねている。
【0023】スナップ機構5は、フロ―トア―ム51、
副ア―ム52、圧縮状態のコイルバネ54、バネ受け部
材55及びバネ受け部材56からなるものである。フロ
―トア―ム51は、平行に対向した2枚の板よりなり、
2枚の板の左端部には、溝57が設けられている。フロ
―トア―ム51は前記した第1の軸37によって右端部
が回転可能に支持されている。またフロ―トア―ム51
の溝57には前記したレバ―34の軸40が嵌合してい
る。そのためフロ―トア―ム51は、フロ―ト3の浮沈
に追従し、第1の軸37を中心として上下に揺動する。
【0024】フロ―トア―ム51の右端部は下方に脹
れ、その下端部には、前記した第1の軸37と平行な第
2の軸58が掛け渡され、バネ受け部材55が第2の軸
58によって回転可能に支持されている。また、前記し
た第1の軸37に副ア―ム52の上端部が回転可能に支
持されている。副ア―ム52は、平行に対向した2枚の
板よりなり、夫々の板は逆「L」字状をしている。副ア
―ム52の下端部には、前記した第1及び第2の軸3
7,58と平行な第3の軸59が掛け渡され、バネ受け
部材56が第3の軸59によって回転可能に支持されて
いる。そして両バネ受け部材55,56の間に圧縮状態
のコイルバネ54が取り付けられている。また副ア―ム
52の上左端部に軸60が掛け渡され、弁軸操作棒28
の下端が連結されている。
【0025】圧送液体流入口16に流入側逆止弁6が連
結されている。流入側逆止弁6は、密閉容器2内への復
水の流入を許す向きに取り付けられている。
【0026】圧送液体排出口17に排出側逆止弁9が連
結されている。排出側逆止弁9は、図2に拡大して示す
ように、本体61と、本体61にねじ結合された端部材
62,63と、端部材62にねじ結合された出口部材6
4から弁ケ―シングが形成されている。本体61に圧送
液体排出口17へ連結される入口65が形成され、端部
材63に系外排除口66が形成され、出口部材64に出
口67が形成されている。
【0027】弁ケ―シング内にT字形の流通孔68が開
けられた球形の切替弁体69が配置される。切替弁体6
9は、図示しないが図面の手前側に設けられたハンドル
により時計回りあるいは反時計回り方向に回動自在に配
置されている。切替弁体69の四方に環状弁座70,7
1,72,73が配置され、弁ケ―シングとの間の気密
が保たれる。
【0028】端部材62に弁座74が形成される。弁座
74は、右方からコイルバネ75で左方に付勢されたデ
ィスク状の逆止弁体76が当接して開閉されるものであ
る。端部材62の内壁に逆止弁体76を摺動案内する複
数個のリブ77が形成され、それぞれのリブ77の間が
流体の通路となる。コイルバネ75の一端は出口部材6
4の内壁に形成された複数個のリブ78で保持されてい
る。逆止弁体76は、入口65側から出口67側への流
れは許しその逆方向の流れを止めるもので、液体溜空間
10側の圧力が出口67側の圧力及びコイルバネ75の
弾性力に打勝つと開く。
【0029】次に本実施例の液体圧送装置1の作用につ
いて、作動流体として蒸気を用いた場合の一連の動作手
順を追うことによって説明する。まず液体圧送装置1の
外部配管は、作動流体導入口11が高圧の蒸気源に接続
され、作動流体排出口13が蒸気循環配管に接続され
る。また圧送液体流入口16が流入側逆止弁6を介して
蒸気使用装置等の負荷に接続され、圧送液体排出口17
が排出側逆止弁9を介してボイラ―等の液体圧送先へ接
続される。そして排出側逆止弁9の切替弁体69は、図
示のように、系外排除口66を遮断して入口65と出口
67を連通する位置に回動操作されている。
【0030】本実施例の液体圧送装置1の液体溜空間1
0内に復水が無い場合は、図1に示す様にフロ―ト3は
底部に位置する。このとき、給排気弁4における給気弁
20が閉じられ、排気弁21が開かれている。そして蒸
気使用装置等の負荷内で復水が発生すると、復水は流入
側逆止弁6を介して圧送液体流入口16から密閉容器2
内に流下して、液体溜空間10内に溜まる。
【0031】液体溜空間10内に溜まった復水によって
フロ―ト3が浮上すると、レバ―34が軸35を中心に
時計回り方向に回転し、レバ―34の回転による軸40
の下方への移動に連動して、フロ―トア―ム51が第1
の軸37を中心に反時計回り方向に回転し、コイルバネ
54との連結部である第2の軸58が右方に移動して第
1の軸37と第3の軸59を結ぶ線に近付き、コイルバ
ネ54は圧縮変形する。そしてフロ―ト3が更に上昇
し、第2の軸58が第1の軸37と第3の軸59を結ぶ
線上に並び、なおもフロ―ト3が上昇して第2の軸58
が第1の軸37と第3の軸59を結ぶ線よりも右方に移
動すると、コイルバネ54は急激に変形を回復し、副ア
―ム52が時計回り方向に回転して第3の軸59が左方
にスナップ移動する。その結果、副ア―ム52の軸60
に連結された弁軸操作棒28が上側に移動し、給気弁2
0が開口されると共に排気弁21が閉じられる。
【0032】作動流体導入口11が開放されると、密閉
容器2内に高圧蒸気が導入され、内部の圧力が上昇し、
液体溜空間10に溜まった復水は、蒸気圧に押されて圧
送液体排出口17から、排出側逆止弁9の入口65、流
通孔68、出口67を介して外部のボイラ―や廃熱利用
装置へ排出される。
【0033】復水を排出した結果復水溜空間10内の水
位が低下し、フロ―ト3が降下する。すると、レバ―3
4が軸35を中心に反時計回り方向に回転し、レバ―3
4の回転による軸40の上方への移動に連動して、フロ
―トア―ム51が第1の軸37を中心に時計回り方向に
回転し、コイルバネ54との連結部である第2の軸58
が左方に移動して第1の軸37と第3の軸59を結ぶ線
に近付き、コイルバネ54は圧縮変形する。そしてフロ
―ト3が更に降下し、第2の軸58が第1の軸37と第
3の軸59を結ぶ線上に並び、なおもフロ―ト3が降下
して第2の軸58が第1の軸37と第3の軸59を結ぶ
線よりも左方に移動すると、コイルバネ54は急激に変
形を回復し、副ア―ム52が反時計回り方向に回転して
第3の軸59が右方にスナップ移動する。その結果、副
ア―ム52の軸60に連結された弁軸操作棒28が下側
に移動し、給気弁20が閉じ、排気弁21が開口する。
【0034】そして液体圧送装置1が故障して液体を圧
送できなくなったときには、排出側逆止弁9の切替弁体
69が、図示の位置から回動操作され、入口65と系外
排除口66が連通される。密閉容器2内に流下した復水
は、圧送液体排出口17から、排出側逆止弁9の入口6
5、流通孔68、系外排除口66を介して系外に排除さ
れる。
【0035】
【発明の効果】本発明の液体圧送装置では、密閉容器の
圧送液体排出口に連結される排出側逆止弁に、圧送液体
排出口に連結される入口と出口及び系外排除口を設け、
逆止弁体と共に切替弁体を内蔵している。そのため、故
障して液体を圧送できなくなったときに切替弁体を回動
操作することにより、復水を系外排除口から系外に排除
することができる。そのため、負荷側の生産性を低下さ
せることがないと言う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施例の液体圧送装置の断面図
である。
【図2】図1の排出側逆止弁の拡大断面図である。
【図3】従来技術の液体圧送装置の一部断面斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 液体圧送装置 2 密閉容器 3 フロ―ト 4 給排気弁 5 スナップ機構 6 流入側逆止弁 9 排出側逆止弁 11 作動流体導入口 13 作動流体排出口 16 圧送液体流入口 17 圧送液体排出口 65 入口 66 系外排除口 67 出口 69 切替弁体 76 逆止弁体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器に作動流体導入口と作動流体排
    出口と圧送液体流入口及び圧送液体排出口が設けられ、
    密閉容器内にフロ―トと該フロ―トに連結され作動流体
    導入口と作動流体排出口の開閉を切り換える給排気弁が
    内蔵され、圧送液体流入口に流入側逆止弁が連結され、
    圧送液体排出口に排出側逆止弁が連結され、排出側逆止
    弁は圧送液体排出口に連結される入口と出口及び系外排
    除口が設けられ、排出側逆止弁内に系外排除口を遮断し
    て入口と出口を連通する位置と入口と系外排除口を連通
    する位置に切り換える切替弁体と、密閉容器から出口へ
    の流れは許しその逆方向の流れを止める逆止弁体が内蔵
    されたことを特徴とする液体圧送装置。
JP17280697A 1997-06-13 1997-06-13 液体圧送装置 Pending JPH112397A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100469860B1 (ko) * 2002-01-09 2005-02-02 조운제 압축에어 장치용 응축수 배출기

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100469860B1 (ko) * 2002-01-09 2005-02-02 조운제 압축에어 장치용 응축수 배출기

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