JPH09279953A - ドア等の建具の枠組構造 - Google Patents
ドア等の建具の枠組構造Info
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Abstract
し、一対の平行な縦框間に直交する横框を配設したもの
において、これらの縦・横框を強固に連結し、長期に渉
って緩み等を生じない用にすると共に、種々の寸法の建
具に対しても自在に適用できる連結構造を提供する。 【解決手段】 ビルや店舗等の出入り口に使用される比
較的大型のドア1の枠組構造に関し、一対の平行な縦框
2,2間に直交する横框10,10を配設したものにおい
て、一方の縦框2から座板4を介して長尺なボルト20を
上記横框10内を挿通し、他方の縦框2内へ先端のネジ部
24を挿入し、この他方の縦框2内に予めセットした座板
5付きナット6にネジ結合すると共に、少なくとも上記
座板4,5のいずれか一方を上記ボルト20の軸方向に弾
性変形可能にした枠組構造。また、上記座板4,5の横
框10側に凹部4d,5dを設けたり、或いは、上記横框10内
に予めボルト20挿通用のガイド12を内設したり、このガ
イド12にボルト挿通用の中空部13,14を複数個併設する
ことも含まれる。
Description
入り口に使用される比較的大型のドア等の建具におい
て、少なくとも4辺を構成する框同士を長尺なボルトと
ナットを用いて強固に連結するための枠組構造に関す
る。
入り口に使用される比較的大型のドアは、物件ごとに寸
法やデザインが異なるため、種々の寸法や形状の縦框と
横框を用いて枠組みされる。しかも、サイズが大きく重
量であり、且つ頻繁に開閉されるため、縦・横框同士の
連結には長尺なボルトをナットにネジ結合する連結構造
が使用されている。具体的には、左右の縦通しの対向す
る一対の縦框間の上・下辺にそれぞれ直角に横框を挟ん
で連結する構造において、一方の縦框から長尺なボルト
を横框内に挿通し、その先端側のネジ部を他方の縦框内
においてナットにネジ結合するものである。この場合、
上記ボルトの頭やナットには常法により座板を介在させ
ている。また、個別の物件毎にドアのデザインや寸法が
異なるため、用いるボルトの数や径を選択し、その長さ
も切り詰めて調整している。
間に渉り開閉操作されると閉鎖時等において衝撃を受け
るため、前記ナットが緩み始めボルト・ナット間の締結
力が低下して建て付けが悪くなる恐れがあった。このよ
うな事態になった場合、前記ボルト・ナットを再度締結
することは、ボルトが長尺なため手数を要していた。し
かも、ボルトが長尺で、且つ横框が複雑な中空断面形状
を有するアルミ型材であるため、枠組作業時にボルトを
横框内に挿通する際、そのネジ部が横框内において引っ
掛かって途中で詰まったり、横框内部を損傷するため、
手数や熟練を要していた。特に、複数のボルトを近接し
て平行に挿通する場合には、ボルト同士が互いに干渉し
合うため、その作業には一層手数と熟練を必要としてい
た。
技術の問題点を解決し、長期間に渉って緩みやガタ付き
を生じにくく安定した建て付けを提供可能にすると共
に、枠組み作業も手数や熟練を要することなく容易に行
え、しかも、種々の寸法やデザインの建具に自在に適用
可能とするドア等の建具の枠組構造を提案する。
決するため、縦・横框を連結するボルト・ナットを締結
するに際し、これらボルト・ナットに介在される座板を
弾性変形可能にすること、及び、長尺なボルトが挿通さ
れる框内にボルトの挿通を容易化するガイドを用いるこ
とに着目してなされたものである。即ち、本発明の建具
の枠組構造は、4辺の框を連結するドア等の建具におい
て、一対の互いに平行な框間に直交する框を配設し、一
対の框の一方から座板を介して長尺なボルトを上記直交
する框内に挿通し、このボルト先端側のネジ部を一対の
框の他方の框内に挿入し、該他方の框内に配設されたナ
ットに座板を介してネジ結合すると共に、上記各座板の
少なくとも一方を上記ボルトの軸方向に弾性変形可能に
したことを内容とする。上記ナットは、座板付きの一体
物も含まれる。また、座板を弾性変形可能にするため、
座板の前記直交する框側において凹部を設けたり、座板
自体を板又はコイルからなる皿バネ、或いは板ゴムとし
たり、更には、上記凹部内にコイルバネや板ゴムを取付
たものも含まれる。また、本発明は、更に前記直交する
框内にボルト挿通用のガイドを内設した形態も含み、具
体的には、ボルト挿通用の中空部を複数個併設し、それ
らを互いに分離して使用することも可能としたガイド
や、框内の所定位置に内設するための突条を、例えば2
隅又は4隅に有するものも含まれる。
を図面に基づいて説明する。図1(A)は店舗等の出入り
口周りの正面図を示し、両側の嵌め殺し窓F,F間に挟
まれ、上部の天窓f,fに囲まれた矩形状の枠W内に
は、一側端において図示しないヒンジにより回転可能に
支持され、他側部に取手Tを設けた水平方向に開閉可能
なドア1が取付られている。このドア1は、図1(B)に
示すように、左右両辺に互いに平行、且つ対向し合う一
対の縦框2,2が縦通しに配設され、上下辺に両端が上
記縦框2,2間に挟まれ、互いに平行、且つ対向し合う
一対の横框10,10が配設され、これら4辺の縦・横框2,
10を連結する長尺なボルト20,20等によって枠組みされ
ている。勿論、これらの縦・横框2,10に囲まれた空間内
には、押縁や気密ビードを介して常法によりガラスGが
嵌め込まれる。上記縦・横框2,10は、いずれもアルミ押
出型材からなる長方形状断面を有する中空部材である。
従って、上記の各ボルト20は、左方の縦框2の短壁に明
けた孔(図示せず)を通り、その中空部3内に挿入される
角形の座板4を貫通し、且つボルト頭22を座板4に当接
させると共に、隣接する横框10内の中空部11を挿通す
る。そして、右方の縦框2の中空部3内に挿入される座
板5に固定されたナット6に、前記ボルト20のネジ部24
がネジ結合して、4辺の縦・横框2,10が枠組みされ
る。
うに、角形の本体4a,5aの中央部に孔4b,5bを上下に2
個ずつ開設すると共に、左右に紐出し加工による縦通し
の一対の突条4c,5cを設け、これらの間であって前記横
框10側の面に凹部4d,5dを形成している。更に、座板5
の端面側には孔5bと同心にしたナット6がスポット溶接
等で固定されている(図2(A)の右端参照)。また、これ
らの座板4,5間には、ボルト20を前記横框10内におい
てスムースに挿通させるためのガイド12が配置される。
このガイド12は、塩化ビニール等の軽量で耐久性のある
合成樹脂の射出成形材からなり、丸い断面の中空部13
と、一辺に開口を有する円弧状断面の中空状部(以下、
単に中空部とする)14と、これらの中空部13,14を連結
するウェブ15、及び、上記中空部14からクランク状に左
右の下隅方向に対称に延びる一対の突条16,16から構成
される。
ガイド12を用いた縦・横框2,10の枠組みを説明する。
図2(B)のドア1の水平断面図に示すように、予め横框
10の中空部11内にガイド12を挿入しておく。この場合、
ガイド12の前記突条16,16は、横框10の中空部11内にお
いてボルト20を挿通させる中空部13,14の位置決めを行
う。次いで、左方の縦框2の中空部3内の横框側に前記
座板4を位置させ、端部側の短壁に明けた比較的大きな
孔2aからボルト20を挿入し、座板4の孔4bと、横框10側
の短壁に明けた小孔(図示せず)を貫通して、横框10の中
空部11内に挿通する。この際、前記ガイド12の中空部1
3,14のいずれかを通すことで、ボルト20のネジ部24が
引掛かる等の支障なく、右方の縦框2の中空部3内に案
内される。右方の縦框2の中空部3内には、予め前記ナ
ット6付きの座板5が横框10寄りにセットされており、
右方の縦框2の横框10側の短壁に明けた小孔(図示せず)
を通ったボルト20のネジ部24が、座板5の孔5bを通り反
対面側の上記ナット6にネジ結合する。この締結作業
は、左方の縦框2の前記孔2aからボックススパナを差し
入れ、ボルト頭22を回転させ、二つの座板4,5が各凹
部4d,5d側に撓む程度にボルト20の軸方向に弾性変形す
るまで回される。係る座板4,5の弾性変形が維持さ
れ、そのスプリングバックが作用する状態でボルト20と
ナット6が強固に締結されているため、ドア1が長期間
に渉って回転又はスライドの開閉を操作され、これを囲
む枠Wに衝撃を伴って当接しても、ボルト20とナット6
間の締結力が低下したり、ガタつかず、建て付けの悪化
を皆無にし、健全な建て付けと開閉操作を提供すること
が可能となる。
下の各横框10,10の中空部11,11内に、平行に2本のボ
ルト20を挿通することもできる。この場合、各横框10の
中空部11内に予め挿入される前記ガイド12の中空部13,
14内を各ボルト20を差し通すと、作業が容易に行い得
る。勿論、上下の各横框10の中間において、更に別の横
框(中桟)10を配設し、左右の縦框2,2間で同様に2本
のボルト20を挿通しナット6に締結しても良い。逆にド
ア1のサイズが小さい場合は、上下の各横框10に挿通す
るボルト20は1本ずつとし、各横框10の中空部11内に挿
入される前記ガイド12も予めそのウェブ15において切断
し、中空部13を除去して、残った中空部14にボルト20を
挿通しても良い。また、座板4,5の突条4c,5cをその
上下辺に横通しに設け、それらによって形成される凹部
4d,5dも水平向きにしたり、又は、突条4c,5cを座板
4,5の四周に沿って設けたり、更には、座板4,5の
四隅にのみ突条4c,5cを設けて中央部に凹部4d,5dが位
置するようにしたものを用いることもできる。勿論、前
記座板5に溶着して固定したナット6を別体のもので使
用することもできる。また、前記座板4のみを弾性変形
の生じない通常の平板の座板とすることもできる。
する。図3(A)は、前記ナット6付き座板5に替えて、
円錐状の板皿バネ7の頂部にナット6を溶着したものの
表裏面を示す。また、図3(B)は円錐状のコイルからな
る皿バネ8の頂部にナット6を溶着したものの表裏面を
示す。更に、図3(C)は板状の硬質合成ゴムからなるリ
ング形状で孔付きの板ゴム9の一側面にナット6を接着
したものを示す。これらによれば、前記座板5のような
特別な形状の部材を予め製作しなくても、市販の皿バネ
や板状のゴムをそのまま、或いは簡単に加工するのみ
で、弾性変形可能な座板7,8,9付きのナット6が得
られ、前記ボルト20と強固にネジ結合でき、緩み等を防
止することができる。
を示し、座板5を扁平なチャンネル状の本体5aとし、そ
の凹部5d側にナット6の雌ネジ孔と同心状にコイルバネ
8を凹部5dから先端が突出するように、その一端を固着
したものの斜視図と平面図を示す。また、図3(E)は、
上記と同じ座板5の凹部5d側に円錐状のコイルからなる
皿バネ8を同様に固着したものを示す。更に、図3(F)
は、同じ座板5の凹部5d側に、これより先端面がやや突
出する硬質合成ゴムからなる角形状の孔付きの板ゴム9
を嵌め込むか、接着したものを示す。これらのナット6
付き座板5によれば、バネ8やゴム9自体の弾性変形に
よって、前記ボルト20と強固にネジ結合できると共に、
ボルト20とナット6を深くネジ結合してチャンネル状の
本体5aをも弾性変形させることで、一層ナット6の緩み
等を防止することが可能となる。
用例を示し、座板5自体にナット機能を含めたもので、
バネ鋼からなり一側面に凹部5dを形成する円弧状断面を
持つ角形状の座板5の本体5aの中央に雌ネジ孔5eを明
け、その両側辺5f,5fを先細状として弾性変形し易くし
たものである。また、図3(H)は、円弧状断面を縦横に
有する十字状の座板5の本体5aに雌ネジ孔5eを明け、そ
の四側辺5fをそれぞれ先細状として弾性変形し易くした
ものである。更に、図3(I)は、中央部を板厚とした角
形状の座板5の本体5aに雌ネジ孔5eを明け、その四隅を
やや斜め外向きに折曲げ、これらの折曲片5g,5gを先薄
状として弾性変形し易くしたものである。これらの座板
5によれば、ナット6を溶着することが必要なく、且つ
座板5自体の弾性変形によって、前記ボルト20と強固に
ネジ結合でき、緩み等を防止することも可能となる。
7、コイル皿バネ8、リング状の板ゴム9からなる座板
や、チャンネル状の本体5aの凹部5d側にコイルバネ8、
コイルの皿バネ8、又は板ゴム9を取付けた座板、或い
は同図(G)〜(I)の座板で雌ネジ孔5eを拡径して通し孔
とした座板は、いずれも前記ボルト20のボルト頭22側の
座板4として用いることもできる。また、前記皿バネ
7、コイルバネ8、或いはコイルの皿バネ8はバネ鋼に
限らず、通常の使用環境温度域において超弾性作用を呈
する例えばNi−Ti合金等を適用することもできる。
イド12の変形例や応用例を示す。図4(A)は、前記ガイ
ド12をそのウェブ15において切断し、一方の中空部14と
前記突条16,16からなるものの斜視図を示し、一つの横
框10内に1本のボルト20のみを挿通させる比較的小型の
ドア1の場合に使用される。このようにガイド12をその
ウェブ15で分離容易にするため、このウェブ15の両側面
に断面V形状の浅い溝を対称に設けておくと、切断作業
を容易に行うことができる。図4(B)は、別のガイド12
の斜視図を示し、前記ウェブ15を中心にして上下に中空
部14と突条16,16を対称に設けたものである。このガイ
ド12によれば、四隅に突条16を有するので前記横框10の
中空部11内において、中空部14,14を正確な位置にセッ
トすることができ、ボルト20の挿通作業を容易化するこ
とができる。勿論、上記中空部14の一方又は双方を丸く
閉じた断面の中空部13に変更することもできる。また、
これらの中空部13,14の内径寸法を異ならしめ、直径の
異なるボルト20,20をそれぞれ専用に挿通させ得るよう
にしたり、或いは、一辺が開口する中空部14の内壁面に
ロウ等の摩擦係数を低減する被膜を施して、ボルト20の
挿通を一層スムースにすることもできる。
んだ横框10の斜視図を示し、角形の中空部11の上下の各
短壁から一辺が開口する中空部14を有するガイド部12,
12を対称的に設けたもので、アルミ合金の押出型材から
なる一体物である。係る横框10によれば、前述したよう
な樹脂製のガイド12を挿入する作業が不要になると共
に、ガイド部12及び中空部14の位置が正確に定まるの
で、ボルト20の挿通作業も容易、且つ確実になさしめる
ことができる。この場合、上記ガイド部12を片方のみと
したり、中空部11の中央付近にも左右の長壁からウェブ
を介してガイド部12を更に設け、ガイド部12を3個併設
することもできる。尚、複数のガイド部12を併有する場
合には、いずれか一方を前記ボルト20の挿通用とし、他
方を縦框2,2からのネジ込まれるセルフタッピングネ
ジのネジ受け部として利用することもできる。
示し、合成樹脂製のパイプ17の両端に中空部が連通する
よう、合成ゴムからなるゴムリング18を接着したもので
ある。係るガイド12′によれば、前記ボルト20を挿通
し、前記弾性変形する座板4,5を介してナット6に深
くネジ結合しても、座板4,5はもとより、上記ゴムリ
ング18も圧縮されて弾性変形するので、一層強固な連結
による枠組みを可能とする。尚、上記パイプ17は前記横
框10と同様の長さとし、両端のゴムリング18,18を含む
長さを左右の縦框2,2の横框10寄りの短壁同士間の距
離よりもやや長めにしておくことが必要である。勿論、
ゴムリング18はパイプ17の一端のみに設けても良く、更
に、前記各ガイド12の一端又は両端にも形状を変更する
ことで、適用することもできる。いずれの場合も上記の
長さの条件を満たす必要がある。
を示し、上記パイプ17の一端又は、両端付近の外周面に
リング状のリブ19を突設し、このリブ19に一端が当接す
るコイルバネ8を巻装したものである。この場合もコイ
ルバネ8を含めたガイド12′の長さは前記と同様の条件
を満たすと共に、コイルバネ8が圧縮されてもパイプ17
の端部より突出していることが必要である。
ド12″を示し、パイプ17の一端又は、両端付近に上記と
同様のリブ19を突設し、パイプ17の端部とリブ19の側面
の間に薄いリング形状の磁石30を嵌め込み、又は接着し
たものである。この磁石30は、例えばフェライト磁石
や、Sm−Co,Nd−Fe−B系の希土類ボンド磁石からな
り、上記リブ19と反対側の側面は、パイプ17の端部から
突出せず、且つ前記左右の縦框2の横框10寄りの各短壁
に近接するようにセットされる。そして、ボルト20の挿
通作業に際し、両方の座板4,5とも人手によって支え
ることなく、所定の位置に磁力によって吸着される。即
ち、縦框2は非磁性材のアルミ合金からなるので、その
薄い短壁を磁石30からの磁束が通過し反対側の鋼板等の
強磁性材からなる座板4,5を強く引き付けるためであ
る。係る磁石30付きのガイド12″を用いることで、ボル
ト20の挿通作業における一層手数や熟練を低減でき、枠
組みを短時間で行うことが可能になる。
るものではない。例えば、建具は前記のドアに限らず、
引き戸、開き戸、回転窓、上げ下げ窓等にも適用でき、
縦・横框に囲まれる空間内に板やパネルを嵌め込むこと
で、ガレージや倉庫等の大形扉の枠組構造に対しても適
用することもできる。枠組構造も前記縦長のドアと異な
り、一対の互いに平行な横框間に直交する縦框を配設し
て枠組みする横長の建具、例えば、倉庫等の跳上げ式大
形扉や温室などの突出し窓、天窓、或いは、パネル式シ
ャッターの単位パネル等に使用することもできる。ま
た、縦・横框は前記ドアの中空部を有するアルミ押出型
材のホロー材に限らず、小型の建具では断面H形状、又
はチャンネル状の部材を用いることもでき、その材質も
ステンレス鋼鈑を用いた折曲げ材、合成樹脂の射出成形
による型材、或いは、アルミや樹脂の型材の内部に鋼鈑
やステンレス鋼板を配設して補強した構造のものも含ま
れる。
記の形態に限らず、ボルト頭側をJ形状に曲げたもの
や、両端ともネジ部としたボルトを用いても良く、後者
の場合、特に両端のネジ部を逆向きにすると、万一ナッ
トを再締結する際には建具の両端のいずれの框を選んで
も作業を行うことができる。また、ナットも前記の各形
態のほか、市販の座金付きナットやダブルナットを使用
することもできる。更に、ボルトを案内するガイドも材
質をポリエチレン、ポリプロピレン、フェノール、AB
S樹脂やポリカーボネートなどのエンプラとしたり、或
いは、ボルトが挿通する中空部の内面を平滑にできる発
泡樹脂や発泡ゴムを予め框内に充填したものを用いるこ
とで、軽量化と作業の容易化を図ることもできる。
れば、互いに直交する縦・横框を連結するボルト・ナッ
トを弾性変形可能な座板を介在させネジ結合すること
で、強固な枠組みが得られるので、ドア等の建具として
長期間に渉り使用してもナットが緩んだり、ガタ付きを
生じることが格段に少なくなり、優れた建て付けを提供
することができる。また、長尺なボルトを案内するガイ
ドを框内に内設することで、枠組み作業を容易、且つ迅
速に行なうことができる。更に、枠組みに用いるボルト
の本数や種類を自在に調整できるので、多種多様な寸
法、及び/又は、デザインの建具を個別物件ごとに容易
に枠組みすることもできる。
ロントの正面図、(B)はドアの枠組を示す組立斜視図で
ある。
す分解斜視図、(B)は組立後の一部に断面を含むドアの
平面図である。
各種形態を示す斜視図であり、(D)乃至(F)は平面図も
含む。
各種形態を示す斜視図、(D)は他のガイドの断面図、
(E)及び(F)は別のガイドの部分断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 4辺の框を連結するドア等の建具におい
て、一対の互いに平行な框間に直交する框を配設し、一
対の框の一方から座板を介して長尺なボルトを上記直交
する框内に挿通し、このボルト先端側のネジ部を一対の
框の他方の框内に挿入し、該他方の框内に配設されたナ
ットに座板を介してネジ結合すると共に、上記各座板の
少なくとも一方を上記ボルトの軸方向に弾性変形可能に
したことを特徴とするドア等の建具の枠組構造。 - 【請求項2】 前記弾性変形可能な座板の前記直交する
框側において凹部を設けた請求項1に記載の建具の枠組
構造。 - 【請求項3】 前記弾性変形可能な座板が皿バネ、又は
板ゴムからなる請求項1又は2に記載の建具の枠組構
造。 - 【請求項4】 前記直交する框内にボルト挿通用のガイ
ドを内設した請求項1乃至3のいずれかに記載の建具の
枠組構造。 - 【請求項5】 前記ガイドがボルト挿通用の中空部を複
数個併設したものである請求項4に記載の建具の枠組構
造。 - 【請求項6】 前記ガイドが框内の所定位置に内設され
るための突条を有する請求項4又は5に記載の建具の枠
組構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP09161396A JP3380675B2 (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | ドア等の建具の枠組構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP09161396A JP3380675B2 (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | ドア等の建具の枠組構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09279953A true JPH09279953A (ja) | 1997-10-28 |
JP3380675B2 JP3380675B2 (ja) | 2003-02-24 |
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ID=14031429
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110091113A (zh) * | 2019-06-19 | 2019-08-06 | 济南帕蒂克自动化技术有限公司 | 一种同步运动的定位机构 |
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1996
- 1996-04-15 JP JP09161396A patent/JP3380675B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
CN110091113A (zh) * | 2019-06-19 | 2019-08-06 | 济南帕蒂克自动化技术有限公司 | 一种同步运动的定位机构 |
CN110091113B (zh) * | 2019-06-19 | 2024-01-16 | 济南帕蒂克自动化技术有限公司 | 一种同步运动的定位机构 |
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