JPH09279831A - 作業用足場台 - Google Patents

作業用足場台

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JPH09279831A
JPH09279831A JP9123496A JP9123496A JPH09279831A JP H09279831 A JPH09279831 A JP H09279831A JP 9123496 A JP9123496 A JP 9123496A JP 9123496 A JP9123496 A JP 9123496A JP H09279831 A JPH09279831 A JP H09279831A
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JP
Japan
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leg
stopper pin
scaffolding
stopper
pedestal
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Application number
JP9123496A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tanimoto
博 谷本
Masajiro Ide
政次郎 井手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脚体固定部材における部品点数を低減して部
品コスト及び組立コストを低減することができ、長期間
使用する場合であっても、脚体の長さの調節が不可能と
なることを防止できる作業用足場台を提供する。 【解決手段】足場板の両端部に回動可能に取り付けられ
た梯子状の脚体を固定する脚体固定部材9は、例えばア
ルミニウム合金等によって一体押出成形されたストッパ
ーピン保持ハウジング1を有し、この内部の保持部には
1対の線棒状のストッパーピン4が摺動可能に支持され
ている。また、これらのストッパーピン4の後端部間に
は圧縮スプリング2が転結されている。また、ストッパ
ーピン4の後端部には、ストッパーピン保持ハウジング
1の外部へ突出する作動レバー3が取り付けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物の室内及び
階段等の工事に使用される作業用足場台に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の作業用足場台を示す斜視
図(実開平6−56321号公報)、図9は、足場板と
脚体との連結部を示す図であり、(a)は脚体の開脚状
態を示す図、(b)は脚体の折り畳み状態を示す図であ
る。図10は、図8のE−E線による一部を拡大して示
す断面図である。図8に示すように、作業用足場台40
は、周縁部が下方へ垂直に起立した側板45a、45b
が設けられた足場板45を有し、この足場板45の長手
方向の両端部には折り畳み可能の梯子状の脚体30が取
り付けられている。この脚体30は両側に角筒状の第1
脚柱41を有し、その上端側面には、図9(a)に示す
ように、開脚固定時の調節孔55a、55b及び折り畳
み固定時の調節孔55cを有する可動連結板46が複数
個のボルト52で取り付けられており、一方足場板45
の側板45aの両端部にも複数個のボルト51により固
定連結板47が取り付けられている。これらの連結板4
6、47は重ね合わされ、図10に示すように、連結板
46、47に夫々設けられた貫通孔46a、47aの中
心を一致させて、これらの貫通孔46a、47aにその
直径より若干直径が小さい回動ボルト53が挿通されて
いる。そして、この回動ボルト53をナット54で締結
することにより、脚体30を足場板45に取り付けるこ
とができると共に、回動ボルト53を中心に脚体30を
回動させることができる。
【0003】また、足場板45の両端部には、図10に
示すように、脚体30を開脚又は折り畳んだ際にその状
態で固定する脚体固定部材60が設けられている。この
脚体固定部材60は足場板45の長手方向の内側に開口
したコ字型の取付具58を有し、この取付具58の上部
が足場板45の内側上面に複数個のリベット57で固定
されている。また、取付具58の両端部には、L字型の
ストッパーピン50が配設されており、このストッパー
ピン50の屈曲部50dの両側近傍に縦板48a、48
bを有するストッパー受具48が配設され、複数個のリ
ベット59で取付具58の内側側面に固定されている。
ストッパーピン50の長尺部50bにはスプリング56
が設けられており、その一端部56aが長尺部50bに
固定され、他端部56bがストッパー受具48の縦板4
8aに係止されている。スプリング56により、ストッ
パーピン50の先端部50aは連結板47の調節孔55
aから突出するように付勢されている。そして、ストッ
パーピン50の短尺部50cを縦板48a、48b間で
移動させることにより、ストッパーピン50を屈曲部5
0dから先端部50aの方向に進出退避させることがで
きる。
【0004】更に、図8に示すように、脚体30の1対
の第1脚柱41の間には適長間隔をおいて2本の角筒状
の踏桟42a、42bが接合されており、下方の踏桟4
2bの両端部には、第1脚柱41の下端から第1脚柱4
1内に配設された第2脚柱を突出させて脚体30の長さ
を調節する調節部材43が設けられている。図11は、
図8に示すF−F線断面の一部を拡大して示す断面図で
ある。第1脚柱41が相互に対向する面には長手方向に
沿って開口部が形成され、横断面がC型状に形成されて
いる。また、図11に示すように、第1脚柱41内には
その長手方向に摺動する角筒状の第2脚柱49が入れ子
状にして配設されている。この第2脚柱49において、
第1脚柱41と踏桟42bとが接合されている側の面に
は、その長手方向に沿って凹凸状のラック49aが形成
されている。
【0005】調節部材43は第1脚柱41と踏桟42b
との接合部を覆うケース61を有し、このケース61内
には第2脚柱49のラック49aとかみ合う凹凸部66
aを有するラックシュ66が配置されている。ラックシ
ュ66には、操作ボルト65の一端部が螺着されてお
り、他端部はケース61の窓61aから外部へ突出して
いる。この操作ボルト65の他端部には摘み44が取り
付けられており、操作ボルト65のヘッド63と摘み4
4の内側底部との間にはスプリング68が係止されてい
る。また、一端が踏桟42bの内側底面に係止され、他
端がラックシュ66の下部に係止されたスプリング67
は、ラックシュ66を上方へ押し上げると共に、凹凸部
66aが第2脚柱49のラック49aとかみ合うように
付勢している。
【0006】次に、このように構成された作業用足場台
40の使用方法について説明する。先ず、脚体30を開
脚して使用する場合には、図10に示すストッパーピン
50の短尺部50cを握持し、スプリング56に抗して
屈曲部50dを縦板48bに接近させるようにストッパ
ーピン50を後退させる。なお、このとき脚体固定部材
60における2つのストッパーピン50を同時に移動さ
せる。これにより、脚体30が折り畳まれている場合
に、連結板46における折り畳み固定時の調節孔55c
に挿通されているストッパーピン50の先端部50aが
調節孔55cから引き出され、脚体30が回動ボルト5
3を中心に回動可能となる。そして、ストッパーピン5
0の先端部50aを調節孔55cから引き出した状態の
まま、ストッパーピン50の長尺部50bにおける軸の
延長線上に連結板46の調節孔55a又は55bが位置
するように脚体30を開脚する。その後、握持していた
ストッパーピン50の短尺部50cを放すことにより、
ストッパーピン50の先端部50aが調節孔55a又は
55bに挿通して、脚体30が開脚した状態で固定され
る。一方、脚体30を折り畳む場合には、前述と同様に
して、ストッパーピン50を後退させ、ストッパーピン
50の先端部50aを連結板46の調節孔55a又は5
5bから引き出し、脚体30を足場板45の長手方向と
略平行になるように折り畳む。そして、ストッパーピン
50の先端部50aを連結板46の調節孔55cに挿通
させることにより、脚体30を折り畳んだ状態で固定す
ることができる。
【0007】次に、脚体30の長さを調節する場合につ
いて説明する。先ず、図11に示す調節部材43の摘み
44を握持しスプリング68に抗して上方へ引っ張ると
共に、操作ボルト65をケース61の傾斜面に沿ってス
プリング67に抗して下方へ移動させる。そうすると、
ラックシュ66の凹凸部66aは第2脚柱49のラック
49aから離隔する。これにより、第2脚柱49を第1
脚柱41の下端から延出させることができる。
【0008】そして、第2脚柱49を延出させ、脚体3
0の長さを適宜の長さとした後、摘み44を解放する。
そうすると、摘み44が元の位置に戻ると共に、スプリ
ング67により付勢されたラックシュ66は、その凹凸
部66aと第2脚柱49のラック49aとがかみ合うよ
うにして、ケース61の内側にて係止される。これによ
り、第1脚柱41の下端から適宜の長さだけ延出した第
2脚柱49を固定して、脚体30を所望の長さとするこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た作業用足場台40には以下のような問題点がある。即
ち、この作業用足場台40の脚体固定部材60において
は、ストッパーピン50、スプリング56及びストッパ
ー受具48等の取付金具が足場板45のコーナー部に取
り付けられ、いずれも4個ずつ必要となり、部品点数が
多い。このため、部品コスト及び組立コストが高くなっ
てしまう。
【0010】また、第2脚柱49の1面に形成された凹
凸状のラック49aの深さは浅く、作業用足場台40を
長期間使用すると、ラック49a及びラックシュ66の
凹凸部66aが磨耗してしまう。また、この作業用足場
台40がコンクリート等を扱う現場で使用されると、第
2脚柱49のラック49aにコンクリート等が付着して
しまう。その結果、ラック49aとラックシュ66の凹
凸部66aとのかみ合いが浅くなり、第1脚柱41の下
端から延出された第2脚柱49を固定することが困難と
なる場合がある。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、脚体固定部材の取付が容易であると共に、
その部品点数を低減して部品コスト及び組立コストを低
減することができ、長期間使用する場合であっても、第
2脚柱が固定不可能となることを防止することができる
作業用足場台を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る作業用足場
台は、足場板と、前記足場板の両端部に回動可能に取り
付けられた梯子状の脚体と、前記足場板の両端部に設置
され前記脚体を折り畳み又は開脚状態に固定する脚体固
定部材とを有し、前記脚体固定部材はその先端部にて前
記脚体を係止できる1対のストッパーピンと、前記スト
ッパーピンの後端部間に連結された圧縮スプリングと、
前記ストッパーピンをその長手方向に移動可能に支持す
るストッパーピン保持ハウジングとを有することを特徴
とする。
【0013】この場合に、前記1対のストッパーピンの
後端部には、ストッパピンを前記圧縮スプリングの弾性
力に抗して移動させるときに使用するレバーが設けられ
ていることが好ましい。
【0014】また、前記脚体は1対の筒状の第1部材
と、前記第1部材内に摺動可能に配設され摺動方向に連
続的に穴が設けられた筒状の第2部材と、前記各第1部
材間に適長間隔をおいて接合された複数本の踏桟と、前
記穴にかみ合うように前記第1部材に軸止されたピニオ
ンギアと、前記ピニオンギアの回転を停止させるギア固
定手段とを有し、前記第2部材を前記第1部材の下端か
ら摺動方向に延出させて固定することにより前記脚体の
長さを調節するように構成することができる。
【0015】本発明においては、ストッパピンを前記圧
縮スプリングの付勢力に抗して相互に接近移動させる
と、脚体固定部材は脚体の固定を解除することができ、
脚体を折り畳み又は開脚のために、足場板に対して回動
させることができる。一方、この脚体が開脚した状態又
は折り畳まれた状態で、圧縮スプリングの付勢力によ
り、ストッパピンを進出させると、このストッパピンの
先端部は脚体を係止し、脚体を足場板に対して固定する
ことができる。
【0016】本発明においては、足場板の両端部に設置
された脚体固定部材が、ハウジング内に1対の線棒状の
ストッパーピンと、これらのストッパーピンを相反する
方向に付勢する圧縮スプリングとを内装したものである
ので、1つの足場に対して1対の脚体固定部材を取り付
ければ良く、脚体固定部材の部品数及び取付のための加
工工程を削減することができ、組立コストを低減するこ
とができる。
【0017】特に、ハウジングをアルミニウム又はアル
ミニウム合金の一体押出成形による形材とすることによ
り、脚体固定部材を更に一層容易に加工し、部品数を低
減することができる。
【0018】また、前記ストッパーピンの後端部に作動
レバーを設けることにより、前記ストッパーピンを待避
移動させる際に、両レバーを片手で握持して前記ストッ
パーピンを待避移動させることができ、脚体の固定及び
解除を片手で作業することができるため、作業が容易に
なる。
【0019】更に、請求項4に記載のように、第2部材
に設けられた連続的な穴にピニオンギアをかみ合わせて
第2部材を第1部材の下端から摺動方向に延出させ、ギ
ア固定手段にて前記ピニオンギアの回転を停止させるよ
うに構成すると、前記脚体の長さを適宜の長さに調節し
て固定することができる。また、前記穴にコンクリート
等が付着しても、前記ピニオンギアの歯が前記穴に嵌入
する際に前記コンクリート等を容易に除去することがで
きる。このため、本発明に係る作業用足場台を長期間使
用しても、前記第2部材が固定不可能となることはな
い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
添付の図面を参照して具体的に説明する。図3は本実施
例に係る作業用足場台を示す上面図であり、図4は前記
作業用足場台を示す側面図である。なお、図3、4にお
いて、図8、9と同一作用の構成物には同一符号を付し
てその詳細な説明を省略する。
【0021】図3、4に示すように、作業用足場台10
は足場板45を有し、その長手方向の両端部に梯子状の
脚体30が取り付けられている。この脚体30は角筒状
の1対の第1脚柱を有し、この第1脚柱11の補強部1
4には角筒状の踏桟12a、12bが接合されている。
また、足場板45の4つの側端部には、いずれも固定連
結板47が取り付けられており、一方4つの第1脚柱1
1の上端部にはいずれも可動連結板46が取り付けられ
ている。これらの連結板46と連結板47とを重ね合わ
せ、回動ボルト53を締結して、脚体30が足場板45
の両端部に回動自在に取り付けられている。
【0022】また、図3に示すように、足場板45の下
面の両端部には、脚体30を所定の位置に開脚又は折り
畳んで固定する脚体固定部材9が設置されている。図1
は、この脚体固定部材9を示す斜視図である。図2はこ
の脚体固定部材9の断面図であり、(a)は図1のA−
A線断面図、(b)は図1のB−B線断面図である。図
1に示すように、脚体固定部材9は、例えばアルミニウ
ム合金等によって一体押出成形されたストッパーピン保
持ハウジング1を有し、このハウジング1の内部にはス
トッパーピン4を保持するストッパーピン保持部5が形
成されている。そして、この保持部5には1対の線棒状
のストッパーピン4が摺動可能に直線的に配置され、ま
たこれらのストッパーピン4の後端部間には圧縮スプリ
ング2が連結されている。また、スプリング2が連結さ
れているストッパーピン4の後端部の近傍には、夫々ス
トッパーピン保持ハウジング1から外部へ突出した作動
レバー3が取り付けられている。
【0023】更に、脚体30における踏桟12bの両端
部には、以下のように構成される脚体調節機構が設けら
れている。図6は、図4に示す円Cで囲まれた脚体調節
機構を拡大して示す断面図である。図7(a)は図6の
C−C線断面図、図7(b)は図6のD−D線断面図で
ある。図6、7に示すように、第1脚柱11内には角筒
状の第2脚柱13が摺動可能に配設されている。また、
踏桟12bが第1脚柱11の補強部14に接合されてい
る側の第2脚柱13の1面には、その長手方向に複数個
の角穴13aが連続的に形成されている。更に、第1脚
柱11の補強部14の内部にはピニオンギア24が軸止
され、このピニオンギア24の歯25が第2脚柱13の
角穴13aとかみ合うようになっている。また、踏桟1
2bの端部にはピニオンギア24の回転を止めたり、そ
の解除を行うギア固定手段26が設けられている。この
ギア固定手段26は、ピニオンギア24の歯25の間に
嵌入してその回転を停止させる先端部26aと、ラッチ
レバー17が連結される後端部26bとから構成されて
いる。ラッチレバー17は、軸20を中心に回動し、ギ
ア固定手段26をピニオンギア24に対して進出退避さ
せる。なお、ラッチレバー17の周囲には、この作業用
足場台10の使用時に誤ってラッチレバー17が解除さ
れ、ピニオンギア24の固定が解除されてしまうことを
防止するために、ギアユニットカバー16が設けられて
いる。
【0024】次に、このように構成された作業用足場台
10の使用方法について説明する。先ず、図5に示すよ
うに、脚体30が折り畳まれている作業用足場台10に
おいては、図4に示す1対の作動レバー3を片手で握持
し、各作動レバー3を相互に接近させる。そうすると、
図2に示す1対のストッパーピン4間に連結されている
スプリング2が圧縮され、各ストッパーピン4が相互に
接近する。そして、ストッパーピン保持ハウジング1の
端部から外部へ突出していた各ストッパーピン4の先端
部4aは作動レバー3が移動した分だけストッパーピン
保持ハウジング1の内部方向へ移動する。そうすると、
第1脚柱11の連結板46における折り畳み固定時の調
節孔に挿通されていたストッパーピン4の先端部4aが
前記調節孔から引き抜かれる。その結果、ストッパーピ
ン4の先端部4aにて係止され、折り畳みの状態で固定
されていた脚体30の固定は解除され、脚体30が回動
自在となる。その後、脚体30を開脚し握持していた作
動レバー3を放すと、圧縮されていたスプリング2が元
の状態に戻り、ストッパーピン4はストッパーピン保持
ハウジング1の外部方向へ移動する。そして、ストッパ
ーピン4の先端部4aを連結板46の開脚固定時の調節
孔に挿通させることにより、脚体30を開脚した状態で
固定することができる。
【0025】一方、脚体30を折り畳む場合には、上述
と同様にして、作動レバー3を片手で握持しストッパー
ピン4の先端部4aを連結板46の前記調節孔から引き
抜いて、脚体30の固定を解除する。そして、脚体30
を足場板45と略平行になるように折り畳み、作動レバ
ー3を放してストッパーピン4の先端部4aを連結板4
6の折り畳み固定時の調節孔に挿通させる。これによ
り、脚体30を折り畳んだ状態で固定することができ
る。
【0026】このように、本実施例における脚体固定部
材9は一体成形されたストッパーピン保持ハウジング
1、1対のストッパーピン4、スプリング2及び1対の
作動レバー3により一体ものとして構成されている。こ
のため、従来に比して部品点数を低減することができ、
また組立も容易であるため、部品コスト及び組立コスト
を低減することができる。
【0027】次に、脚体30の長さを調節する場合につ
いて説明する。図6に示すように、第1脚柱11内に配
設された第2脚柱13を摺動させて、第1脚柱11の下
端から第2脚柱13を引き出す。この際、第2脚柱13
に形成された角穴13aには常にピニオンギア24の歯
25が嵌入し、ピニオンギア24が回転する。そして、
第2脚柱13を適宜の長さだけ延出させた後、ラッチレ
バー17を踏桟12bに接近させるように回動させ、ギ
ア固定手段26の先端部26aをピニオンギア24の歯
25の間に嵌入させて、ピニオンギア24が回転しない
ようにする。これにより、第2脚柱13を第1脚柱11
内で摺動しないように固定して、脚体30の長さを長く
することができる。また、再度脚体30の長さの調節を
行う場合には、ラッチレバー17の端部を下方に押し下
げ、ギア固定手段26の先端部26aを退避させて、ピ
ニオンギア24の回転固定を解除する。次に、第2脚柱
13を第1脚柱11内で摺動させ、第1脚柱11の下端
から第2脚柱13を延出させるか、又は第1脚柱11内
に収納することにより、脚体30の長さを適宜調節する
ことができる。
【0028】このように、本実施例においては、第2脚
柱13に連続的に角穴13aを形成し、この角穴13a
にピニオンギア24の歯25を嵌入させつつ、第2脚柱
13を第1脚柱11内で摺動させることにより脚体30
の長さを調節する。このため、この作業用足場台10を
長期間使用しても、磨耗によって角穴13aにピニオン
ギア24の歯25をかみ合わせることができなくなるこ
とはない。また、第2脚柱13の角穴13aの内面にコ
ンクリート等が付着しても、第2脚柱13を第1脚柱1
1内で摺動させる際に、角穴13aにピニオンギア24
の歯25が嵌入して、付着したコンクリート等を容易に
払い落とすことができる。このため、第2脚柱13の固
定機能が阻害されることを防止することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
足場板の両端部に設置された脚体固定部材が、1対のス
トッパーピンと、これらのストッパーピンの後端部間に
連結されたスプリングと、前記ストッパーピンを摺動可
能に支持するストッパーピン保持ハウジングとにより構
成されているから、従来の脚体固定部材に比して部品点
数を少なくすることができ、部品コストを低減すること
ができると共に、組立コストを低減することができる。
【0030】また、前記ストッパーピンの後端部近傍に
作動レバーを設けた場合は、前記ストッパーピンを片手
で握持することにより容易に待避移動させることがで
き、脚体の固定解除を容易に行うことができる。
【0031】更に、第2部材の摺動方向に連続的に形成
された穴にピニオンギアをかみ合わせ、第2部材を第1
部材の下端から摺動方向に突出させた場合は、前記脚体
の長さを適宜の長さに調節してギア固定手段にて固定す
ることができる。また、前記穴にコンクリート等が付着
しても、前記ピニオンギアの歯が前記穴に嵌入する際に
前記コンクリート等を容易に除去することができ、本発
明に係る作業用足場台を長期間使用しても、前記第2部
材が固定不可能となることはなく、固定機能が阻害され
ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る作業用足場台における脚
体固定部材を示す斜視図である。
【図2】前記脚体固定部材の断面図であり、(a)はA
−A線断面図、(b)はB−B線断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る作業用足場台を示す上面
図である。
【図4】(a)、(b)は前記作業用足場台を示す側面
図である。
【図5】前記作業用足場台を折り畳んで積み重ねた図で
ある。
【図6】図4に示す円Cで囲まれた脚柱伸縮機構を拡大
して示す図である。
【図7】前記脚柱伸縮機構を示す図であり、(a)はC
−C線断面図、(b)はD−D線断面図である。
【図8】従来の作業用足場台を示す斜視図である。
【図9】前記作業用足場台の足場板と脚体との連結部を
示す図であり、(a)は脚体を開脚した状態を示す図、
(b)は脚体を折り畳んだ状態を示す図である。
【図10】図8のE−E線断面の一部を拡大して示す断
面図である。
【図11】図8のF−F線断面の一部を各痔して示す断
面図である。
【符号の説明】
1,58;ストッパーピン保持ハウジング 2,67;スプリング 3;作動レバー 4,50;ストッパーピン 4a,50a;先端部 5;ストッパーピン保持部 9,60;脚体固定部材 10,40;足場台 11,41;脚柱 12a,12b,42a,42b;踏桟 13、49;第2脚柱 13a;角穴 14;補強部 16;ユニットカバー 17;ラッチレバー 18,19,46,47;連結板 24;ピニオンギア 25;歯 26;ギア固定手段 26a;先端部 26b;後端部 30;脚体 43;調節部材 44;摘み 45;足場板 46a,47a;貫通孔 48;ストッパー受具 48a,48b;縦板 49a;ラック 50b;長尺部 50c;短尺部 50d;屈曲部 51,52;ボルト 53;連結回動ボルト 54;ナット 55a,55b,55c;調節孔 56,67;スプリング 56a,56b;スプリング端部 57,59;リベット 61;ケース 61a;窓 63;ヘッド 65;操作ボルト 66;ラックシュ 66a;凹凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足場板と、前記足場板の両端部に回動可
    能に取り付けられた梯子状の脚体と、前記足場板の両端
    部に設置され前記脚体を折り畳み又は開脚状態に固定す
    る脚体固定部材とを有し、前記脚体固定部材はその先端
    部にて前記脚体を係止できる1対のストッパーピンと、
    前記ストッパーピンの後端部間に連結された圧縮スプリ
    ングと、前記ストッパーピンをその長手方向に移動可能
    に支持するストッパーピン保持ハウジングとを有するこ
    とを特徴とする作業用足場台。
  2. 【請求項2】 前記ストッパピン保持ハウジングは、ア
    ルミニウム又はアルミニウム合金製の押出一体成形によ
    る形材であることを特徴とする請求項1に記載の作業用
    足場台。
  3. 【請求項3】 前記1対のストッパーピンの後端部に
    は、ストッパピンを前記圧縮スプリングの弾性力に抗し
    て移動させるときに握持するレバーが設けられているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の作業用足場台。
  4. 【請求項4】 前記脚体は1対の筒状の第1部材と、前
    記第1部材内に摺動可能に配設され摺動方向に連続的に
    穴が設けられた筒状の第2部材と、前記各第1部材間に
    適長間隔をおいて接合された複数本の踏桟と、前記穴に
    かみ合うように前記第1部材に軸止されたピニオンギア
    と、前記ピニオンギアの回転を停止させるギア固定手段
    とを有し、前記第2部材を前記第1部材の下端から摺動
    方向に延出させて固定することにより前記脚体の長さを
    調節することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
    項に記載の作業用足場台。
JP9123496A 1996-04-12 1996-04-12 作業用足場台 Pending JPH09279831A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307579A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Pica Corp 作業台
CN110486591A (zh) * 2019-09-16 2019-11-22 如皋市三源测量测绘仪器有限公司 用于两脚架前后角度调节装置

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