JP7233698B2 - 梯子兼用脚立 - Google Patents
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Description
この種の梯子兼用脚立は、脚長を変更できるように、特許文献1においては、外套体とこの外套体内に伸縮自在に挿入された挿入体とを有する一対の伸縮体が間隔をおいて桟部材で連結されて梯子(梯子体)が構成され、各外套体には挿入体を伸縮した位置で固定するロック機構と、このロック機構のロックを解除操作するための操作部材とが設けられており、一対の操作部材間に、一対の操作部材を同時に手動操作する操作手段が設けられて伸縮装置が構成され、前記操作手段は一対の操作部材を連結する操作杆を有し、一対の操作部材と操作杆の両端部とは、操作杆の一端部をロック解除方向に操作したとき、操作杆を傾斜させて、一方の操作部材のみをロック解除方向に移動可能に係合されており、前記操作杆は上方の桟部材の下側に配置されている(請求項1)。
本発明は、展開梯子姿勢時に上側になる梯子体の操作部材をロック解除方向に移動するのを規制できるようにした梯子兼用脚立を提供することを目的とする。
第1に、一対の梯子体2の上部をピン4で枢支しており、両梯子体2の下端を接地して上部を鋭角の挟角で開き止めして脚立姿勢にする開き止め具28を有し、両梯子体2の頂部に両梯子体2を上下に展開して展開梯子姿勢にする当接部を形成した梯子兼用脚立において、
前記梯子体2は、外套体8とこの外套体8内に伸縮自在に挿入されていて下端が接地可能な挿入体9とを有する左右一対の伸縮体5と、この左右伸縮体5の外套体8の対向面に長手方向両端が対向して連結されている多段の桟部材6と、各外套体8に挿入されている挿入体9を伸縮した位置で外套体8に対して固定するロック機構7と、各ロック機構7を上下動によりロック動作及びロック解除動作させる操作部材69を有する操作手段93とが備えられており、
前記操作部材69は下方の桟部材6近傍から上方の桟部材6近傍まで延設されていて、操作部材69の上部に操作部材69を上下動させるための力が加えられる操作部70が設けられており、
前記展開梯子姿勢時に上側になる梯子体2には、ロック機構7をロック解除させる操作部材69のロック解除方向の移動を阻止するストッパ手段201が設けられていることを特徴とする。
第3に、前記各ロック機構7は、挿入体9に設けた被係止部11と、外套体8に支持されていて遠近移動により被係止部11に係脱自在に係合するロック部材23と、ロック部材23を収納していて外套体8に固定の支持フレーム18と、この支持フレーム18に支持されていてロック部材23を被係止部11に対して遠近移動する方向に揺動自在に支持する枢支軸24と、支持フレーム18の外側に位置して枢支軸24を介してロック部材23を揺動させるハンドル25と、操作部材69に連結体82を介して連結されていてロック位置Xとロック解除位置Yとに移動自在に支持された連動具27と、連動具27がロック位置Xに移動するときにロック部材23を挿入体9と係合させかつ連動具27がロック解除位置Yに移動するときにロック部材23を挿入体9から離脱させる連動手段29と、連動具27がロック位置Xに移動したときにロック部材23の離脱揺動を阻止しかつ連動具27がロック位置Xから外れたときにロック部材23の離脱揺動を許容する離脱阻止手段30と、連結体82と外套体8に固定のバネ収納ケース89との間に連結体82を介して連動具27をロック位置Xに付勢する付勢部材91とが設けられており、
前記ストッパ手段201は、連結体82に設けた横軸203に重心から偏心した位置で揺動自在に支持された規制部材202を有しており、
前記規制部材202は、上側の梯子体2になるときに操作部材69の上下動を規制するべくバネ収納ケース89と当接する操作部材規制位置Sとなり、かつ下側の梯子体2になるときに操作部材69の上下動を許容する操作部材規制解除位置Pになるべく、梯子体2に対して重力で揺動可能に枢支されていることを特徴とする。
第5に、前記展開梯子姿勢時に上側になる梯子体2の操作部材69の上部近傍に位置する桟部材6は、脚立姿勢に上面となる表踏み面16fと展開梯子姿勢時に上面となる裏踏み面16bとを有し、この裏踏み面16bの前後中途部に裏踏み面16bを2分割する凹溝19を有し、この凹溝19内に操作部材69の上端部に上下動させるための力を付与する操作杆96が没入配置されていることを特徴とする。
即ち、第1に、展開梯子姿勢時に上側になる梯子体2には、ロック機構7をロック解除させる操作部材69のロック解除方向の移動を阻止するストッパ手段201が設けられているので、作業者が上側の梯子体2に登るときに、操作部材69をロック解除方向に移動するのを規制しておくことができる。
第3に、ストッパ手段201は、連結体82に設けた横軸203に重心から偏心した位置で揺動自在に支持された規制部材202を有しており、規制部材202は、上側の梯子体2になるときに操作部材69の上下動を規制するべくバネ収納ケース89と当接する操作部材規制位置Sとなり、かつ下側の梯子体2になるときに操作部材69の上下動を許容する操作部材規制解除位置Pになるべく、梯子体2に対して重力で揺動可能に枢支されているので、規制部材202を簡単な構成にして、確実に動作させることができる。
第5に、展開梯子姿勢時に上側になる梯子体2の操作部材69の上部近傍に位置する桟部材6は、脚立姿勢に上面となる表踏み面16fと展開梯子姿勢時に上面となる裏踏み面16bとを有し、この裏踏み面16bの前後中途部に裏踏み面16bを2分割する凹溝19を有し、この凹溝19内に操作部材69の上端部に上下動させるための力を付与する操作杆96が没入配置されているので、裏踏み面16bの範囲を確保した上で、操作杆96を誤操作し難い状態に配置しておくことができる。
図12~14において、梯子兼用脚立1は、対向配置される一対の梯子体2の各上部にブラケット3を設け、両ブラケット3にピン4を貫通して枢支連結することにより構成されている。
一対の梯子体2の上部間に両梯子体2の下端を接地して上部を鋭角の挟角で開き止めして脚立姿勢にする開き止め具28を有していて、図12に示すように、脚立として自立可能になり、また、両梯子体2の頂部は両梯子体2を上下に展開して展開梯子姿勢にする当接部2aを形成していて、図13、14に示すように、建壁等に立て掛け可能になる。なお、展開梯子姿勢のとき、開き止め具28は上側の梯子体2が下側の梯子体2に対してピン4廻りに折曲するのを防止する折曲防止具となる。
前記各梯子体2は、各外套体8に挿入されている挿入体9を伸縮移動(上下方向のスライド)した位置で外套体8に対して固定するロック機構7と、各ロック機構7を上下動によりロック動作及びロック解除動作させる操作部材69を有する操作手段93とが備えられており、前記操作部材69は下方(最下段)の桟部材6近傍から上方(最上段)の桟部材6近傍まで延設されていて、操作部材69の上部に操作部材69を上下動させるための力が加えられる操作部70が設けられている。
挿入体9は外套体8と同様にアルミニウム合金等の金属系で形成されており、外套体8
の対向側の開口溝10に対応する位置の側壁には複数のラック形状の被係止部11が形成されている。挿入体9の下端部には接地部材12が装着され、この接地部材12により梯子体2が安定した状態で接地面に接地するようになっている。挿入体9の挿入基部である上部に、ロック機構7の支持フレーム18に当接して挿入体9を外套体8から抜け止めする抜け止め部材15が開口溝10から外方突出状に設けられている。この抜け止め部材15は、図4、6に示すように、ボルト等の固定具で挿入体9に着脱自在に固定されている。
梯子体2の中間部の桟部材6(6b)は、外套体8の前後壁13F,13Rに装着された板状の桟ブラケット14を介して左右の外套体8間で固定されている。
この桟部材6cも上下面は前側から後側にいくにしたがって上方と下方に移行するように傾斜した表裏踏み面16f、16bを有しており、表裏踏み面16f、16bには滑り止め用の凸凹がその長手方向に亘って形成されている。
各梯子体2には、梯子体2の最下段の桟部材6aと伸縮体5との間にそれぞれロック機構7が設けられて、左右外套体8のそれぞれの対向面にロック機構7が装着されている。
このロック機構7は、外套体8に固定の支持フレーム18と、支持フレーム18に対して左右方向(図4及び図5のa方向)に揺動自在に枢支されていて挿入体9の被係止部11と係合するロック部材23と、ロック部材23を揺動自在に支持する枢支軸24と、枢支軸24に支持されてロック部材23を挿入体9から離脱揺動させる(ロック部材23を離脱操作する)ハンドル25と、を有している。
また、ロック機構7は、支持フレーム18に図2、図4及び図5に示すロック位置Xとロック解除位置Yとに移動自在に支持された連動具27を有し、ロック部材23と連動具27との間に、連動具27がロック位置Xに移動するときにロック部材23を挿入体9と係合させかつ連動具27がロック解除位置Yに移動するときにロック部材23を挿入体9から離脱させる連動手段29と、連動具27がロック位置Xに移動したときにロック部材
23の離脱揺動を阻止しかつ連動具27がロック位置Xから外れたときにロック部材23の離脱揺動を許容する離脱阻止手段30と、が設けられている。
支持フレーム18の桟装着部34F,34Rは、桟部材6の前後壁の端部側を挟み込み可能に形成されており、桟装着部34F,34Rで桟部材6の前後壁の端部側を挟み込み、リベット等の固定具をこれらに打ち付けることによって支持フレーム18は桟部材6に装着されている。
枢支軸24は円柱状に形成され、支持フレーム18の前後側壁部32F,32Rに貫通状に設けられてロック部材23の揺動方向と同一方向に回転自在に支持されている。
ハンドル25の把持部41は、枢支軸24及び作動部42を一体的に連結している。把持部41と枢支軸24の前部と作動部42の前部に合成樹脂製のハンドルカバー47が外嵌装着され、ハンドルカバー47は把持部41と枢支軸24の前部と作動部42の前部との外周を覆っている。ハンドルカバー47の下部に左右小幅のつまみ48が下方に突設されている。
ロック部材23の枢支軸用装着部49は枢支軸24に回動自在に外嵌されており、ロック部材23は枢支軸24廻りに左右方向(a方向)に揺動自在に支持されている。ロック部材23の下部(遊端側)に連動具27に向けて押圧部54が突設され、枢支軸用装着部49に操作片55が内側方に突設されている。
而して、前記連動手段29は、ロック部材23に突設した操作片55と、連動具27に突設した第1押動片58及び第2押動片59とを備え、第1押動片58及と第2押動片59とは操作片55を連動具27の移動方向に挟んでおり、連動具27がロック位置Xに移動するときにロック部材23を係合方向に揺動させるべく第1押動片58が操作片55を押動し、連動具27がロック解除位置Yに移動するときにロック部材23を離脱方向に揺動させるべく第2押動片59が操作片55を押動するように構成されている。
ハンドル25を枢支軸24廻りに矢印a方向の左右内方に回動操作することにより、連動具27を後述の付勢部材91の付勢に抗してロック解除位置Yに押動する連動具押動手段67が把持部41と連動具27との間に設けられている。この連動具押動手段67は、作動部42の外周面と連動具27の前後カム壁61のカム面61aとで構成されている。
外套体8に、前記操作部材69を移動自在に案内する上ガイド部材76と下ガイド部材77とが設けられている。
で前後取付壁76bに固定されている。
前記前後側壁77aの左右方向の中途部に段部80が設けられ、段部80よりも内側方に係合片81が前後方向内方に突設されており、前後側壁77aの外側部がリベット等の固定具を打ち付けることによって外套体8の前後側壁13F,13Rに固着され、段部80と係合片81との間で、操作部材69の前後両端部を上下方向移動自在に挟持している。
連結体82は底壁82dを介して連動具27の上壁27bに載置され、ボルトナット等の締付具88を前後の連結片62と連結筒85とに挿通して締め付けることにより、連結体82は連動具27に着脱自在に連結されている。
このバネ収納ケース89内にコイルバネ90を上下方向に収納し、コイルバネ90の上端を上バネ受け壁79で受け、コイルバネ90の下端を下バネ受け壁86で受けて、コイルバネ90によって下ガイド部材77に対して連結体82乃至連動具27を下方に付勢している。従って、コイルバネ90により構成した付勢部材91によって連動具27をロック位置Xに付勢するようになっている。
また、連結体82を操作部材69から取り外し、締付具88を緩めて、連結体82を締付具88廻りに内側方に回動することによっても、連結体82を操作部材69と連動具27との間から退避させて開口溝10を開放できるようになっている。
図2、3、6、11に示すように、一対の操作部材69間に、一対の操作部材69を同時に手動操作する操作手段93が設けられている。この操作手段93は各操作部材69に設けられた係合部94と、左右操作部材69の係合部94と係合する連動部95を有する操作杆96とを有している。
されており、前後一対の係合片107と前後係合片107の下部同士を連結する水平板状の連結壁108とを有し、係合片107はその上面が左右方向内方に向けて下降傾斜しており、上下幅が左右方向の内方向けて徐々に細くなる先細状に形成されている。
前記操作杆96は左右方向に長い角筒状に形成され、最上段の桟部材6cの凹溝19内に桟部材6cの長手方向に沿って左右方向に配置されており、これにより桟部材6cの下側から手動操作可能になっている。操作杆96の左右両端部が連動部95とされ、連動部95がそれぞれ操作部材69の係合部94に外嵌され、これにより、操作杆96が左右操作部材69に連結されており、左右の連動部95が左右の操作部材69の係合部94にそれぞれ係合され、操作杆96の上方移動(ロック解除方向への移動)によって、左右の操作部材69を同時に上方に引っ張って左右のロック機構7をロック解除できるようになっている。
連動具27がロック解除位置Yからロック位置Xに移動するとき、まず、規制部60が押圧部54を下方に押動して、ロック部材23を係合方向に揺動させる。その後、第1押動片58が操作片55を下方に押動するようになり、連動具27がロック位置Xに移動したときに、ロック部材23の係合方向への揺動が完了する。
対して移動不能にロックされる。しかも、離脱阻止手段30がロック部材23の離脱方向への揺動を阻止し、挿入体9が外套体8に対して不測に伸縮移動するのを確実に防ぐことができる。
また、操作部材69が外套体8の外面に沿って配置されるため、ロック機構7や操作部材69が脚立1の使用の邪魔になることもなくなる。しかも、ロック機構7や操作部材69が挿入体9の外部に配置されるため、挿入体9を筒体で構成することができて強度的に有利になる。また、操作部材69を使用して、ロック機構7から離れた箇所からロック部材23の挿入体9への係合と挿入体9から離脱を簡単に操作することが可能になる。
ストッパ手段201は、連結体82の前壁82a、背壁82b、底壁82d及び下バネ受け壁86で囲まれた中の連結壁82eに横軸203を設け、この横軸203に規制部材202を揺動自在に支持している。
図17は規制部材202の変形例を示しており、前記実施形態の規制部材202が先端から基部まで均一幅の略長方形状(図17に仮想線で示す。)であるのに対して、変形例の規制部材202は錘部202bの先端が2面を有する山形状であり、横軸203に嵌合する基部が下膨れ形状(図17に実線で示す。)である。
前記可動時当接面gは規制部材202の重心jを通る中心線kに対して挟角20度であり、梯子体2が脚立姿勢のときには連結筒85と当接する(図17a)。
この状態から梯子体2を展開梯子姿勢にしたとき(図17b)、横軸203の中心を通る鉛直線mに対して前記中心線kの挟角αが83度になり、規制部材202に重力により下向き揺動を確実に起こさせる重心jの配置となる。
動時当接面gが連結筒85と当接する(図17a)。
前記変形例の規制部材202は、実施形態の規制部材202に比して、揺動角度は小さくなるが、重心jが常に鉛直線mから揺動側に大きく離れているので、梯子体2を展開梯子姿勢と脚立姿勢との間で姿勢変更するたびに、揺動を確実にすることができる。
例えば、梯子兼用脚立の一対の梯子体2の内、展開梯子姿勢にしたときの上側になる梯子体2が決められているとき、その上側になる梯子体2にのみストッパ手段201を設けておいてもよい。
2 梯子体
2a 当接部
4 ピン
5 伸縮体
6(6a、6b、6c) 桟部材
7 ロック機構
8 外套体
9 挿入体
16 踏み面
16b 裏踏み面
16f 表踏み面
18 支持フレーム
19 凹溝
25 ハンドル
27 連動具
28 開き止め具
29 連動手段
30 離脱阻止手段
67 連動具押動手段
69 操作部材
70 操作部
76 上ガイド部材
77 下ガイド部材
79 上バネ受け壁
82 連結体
82e 連結壁
86 下バネ受け壁
89 バネ収納ケース
90 コイルバネ
91 付勢部材
93 操作手段
94 係合部
95 連動部
96 操作杆
98 係合体
201 ストッパ手段
202 規制部材
202a 軸孔
202b 錘部
203 横軸
P 操作部材規制解除位置
S 操作部材規制位置
X ロック位置
Y ロック解除位置
Claims (4)
- 一対の梯子体(2)の上部をピン(4)で枢支しており、両梯子体(2)の下端を接地して上部を鋭角の挟角で開き止めして脚立姿勢にする開き止め具(28)を有し、両梯子体(2)の頂部に両梯子体(2)を上下に展開して展開梯子姿勢にする当接部を形成した梯子兼用脚立において、
前記梯子体(2)は、外套体(8)とこの外套体(8)内に伸縮自在に挿入されていて下端が接地可能な挿入体(9)とを有する左右一対の伸縮体(5)と、この左右伸縮体(5)の外套体(8)の対向面に長手方向両端が対向して連結されている多段の桟部材(6)と、各外套体(8)に挿入されている挿入体(9)を伸縮した位置で外套体(8)に対して固定するロック機構(7)と、各ロック機構(7)を上下動によりロック動作及びロック解除動作させる操作部材(69)を有する操作手段(93)とが備えられており、
前記操作部材(69)は下方の桟部材(6)近傍から上方の桟部材(6)近傍まで延設されていて、操作部材(69)の上部に操作部材(69)を上下動させるための力が加えられる操作部(70)が設けられており、
前記展開梯子姿勢時に上側になる梯子体(2)には、ロック機構(7)をロック解除させる操作部材(69)のロック解除方向の移動を阻止するストッパ手段(201)が設けられており、
前記展開梯子姿勢時に上側になる梯子体(2)の操作部材(69)の上部近傍に位置する桟部材(6)は、脚立姿勢に上面となる表踏み面(16f)と展開梯子姿勢時に上面となる裏踏み面(16b)とを有し、この裏踏み面(16b)の前後中途部に裏踏み面(16b)を2分割する凹溝(19)を有し、この凹溝(19)内に操作部材(69)の上端部に上下動させるための力を付与する操作杆(96)が没入配置されていることを特徴とする梯子兼用脚立。 - 一対の梯子体(2)の上部をピン(4)で枢支しており、両梯子体(2)の下端を接地して上部を鋭角の挟角で開き止めして脚立姿勢にする開き止め具(28)を有し、両梯子体(2)の頂部に両梯子体(2)を上下に展開して展開梯子姿勢にする当接部を形成した梯子兼用脚立において、
前記梯子体(2)は、外套体(8)とこの外套体(8)内に伸縮自在に挿入されていて下端が接地可能な挿入体(9)とを有する左右一対の伸縮体(5)と、この左右伸縮体(5)の外套体(8)の対向面に長手方向両端が対向して連結されている多段の桟部材(6)と、各外套体(8)に挿入されている挿入体(9)を伸縮した位置で外套体(8)に対して固定するロック機構(7)と、各ロック機構(7)を上下動によりロック動作及びロック解除動作させる操作部材(69)を有する操作手段(93)とが備えられており、
前記操作部材(69)は下方の桟部材(6)近傍から上方の桟部材(6)近傍まで延設されていて、操作部材(69)の上部に操作部材(69)を上下動させるための力が加えられる操作部(70)が設けられており、
前記展開梯子姿勢時に上側になる梯子体(2)には、ロック機構(7)をロック解除させる操作部材(69)のロック解除方向の移動を阻止するストッパ手段(201)が設けられており、
前記各ロック機構(7)は、挿入体(9)に設けた被係止部(11)と、外套体(8)に支持されていて遠近移動により被係止部(11)に係脱自在に係合するロック部材(23)と、ロック部材(23)を収納していて外套体(8)に固定の支持フレーム(18)と、この支持フレーム(18)に支持されていてロック部材(23)を被係止部(11)に対して遠近移動する方向に揺動自在に支持する枢支軸(24)と、支持フレーム(18)の外側に位置して枢支軸(24)を介してロック部材(23)を揺動させるハンドル(25)と、操作部材(69)に連結体(82)を介して連結されていてロック位置(X)とロック解除位置(Y)とに移動自在に支持された連動具(27)と、連動具(27)がロック位置(X)に移動するときにロック部材(23)を挿入体(9)と係合させかつ連動具(27)がロック解除位置(Y)に移動するときにロック部材(23)を挿入体(9)から離脱させる連動手段(29)と、連動具(27)がロック位置(X)に移動したときにロック部材(23)の離脱揺動を阻止しかつ連動具(27)がロック位置(X)から外れたときにロック部材(23)の離脱揺動を許容する離脱阻止手段(30)と、連結体(82)と外套体(8)に固定のバネ収納ケース(89)との間に連結体(82)を介して連動具(27)をロック位置(X)に付勢する付勢部材(91)とが設けられており、
前記ストッパ手段(201)は、連結体(82)に設けた横軸(203)に重心から偏心した位置で揺動自在に支持された規制部材(202)を有しており、
前記規制部材(202)は、上側の梯子体(2)になるときに操作部材(69)の上下動を規制するべくバネ収納ケース(89)と当接する操作部材規制位置(S)となり、かつ下側の梯子体(2)になるときに操作部材(69)の上下動を許容する操作部材規制解除位置(P)になるべく、梯子体(2)に対して重力で揺動可能に枢支されていることを特徴とする梯子兼用脚立。 - 前記規制部材(202)は、一端に横軸(203)に嵌合する軸孔(202a)を有し、他端に厚肉の錘部(202b)を有することを特徴とする請求項2に記載の梯子兼用脚立。
- 前記ストッパ手段(201)は操作部材(69)のロック解除方向の移動を阻止する規制部材(202)を有しており、この規制部材(202)は、上側の梯子体(2)になるときに操作部材規制位置(S)となりかつ下側の梯子体(2)になるときに操作部材規制解除位置(P)になるべく、梯子体(2)に対して重力で揺動可能に枢支されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の梯子兼用脚立。
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JP2019167693A (ja) | 2018-03-22 | 2019-10-03 | 長谷川工業株式会社 | 梯子体の伸縮脚装置 |
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