JP2022090144A - 梯子体の伸縮脚装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この伸縮脚装置は、梯子体の中空状の各支柱の内部にその下端からスライド自在に挿入されかつ反挿入側の端部に接地部を有している伸縮脚部材と、伸縮脚部材を任意のスライド位置でロックするロック機構とを備えているものである。
ロック機構としては、例えば、伸縮脚部材の左右方向内側面に設けられかつ伸縮脚部材の長さ方向に沿って並んだ多数の歯を有するラックと、支柱の下端部付近に前後方向にのびる揺動軸を中心として揺動自在に取り付けられかつ一端部にラックの歯と噛み合わせられる歯よりなる係止部を有している係止部材と、係止部材をその係止部の歯がラックの歯と噛み合わせられる方向に向かって付勢するスプリング等の付勢部材とを備えており、係止部材の他端部に、上方に押圧することにより付勢部材の付勢力に抗して係止部材をその係止部の歯がラックの歯から外れる方向に揺動させる操作レバー部が設けられているものが用いられる(下記の特許文献1参照)。
上記の伸縮脚装置を備えた梯子等の高所作業用構造体によれば、段差地や傾斜地に設置する場合であっても、梯子体の一方または両方の支柱下部の伸縮脚部材を所要スライド位置でロック機構によりロックすることにより、水平面に設置した場合と同様に、中心軸線がほぼ垂直となる安定した状態で、安全に使用することができる。
そのため、例えば、梯子等の高所作業用構造体を設置面に立てたままの状態で伸縮脚部材を伸縮させるためには、深くしゃがんだ姿勢で上記作業を行う必要があって、作業しにくい上、同作業によって両手が塞がるため、梯子等が不安定な状態となり、倒れる危険性もあった。
下から数えて所要の複数段目に位置する第1上部踏桟の背面に、各ロック機構による各伸縮脚部材のロックを解除するための上部操作部材が、所定の動作を行いうるように設けられているとともに、上部操作部材と各係止部材とを連動させるための左右2つの伝動部材が各支柱に沿って設けられており、上部操作部材を操作して所定の動作を行わせることにより、各伝動部材を介して各係止部材がロック解除位置に切り替えられるようになっている、梯子体の伸縮脚装置。
各伝動部材が、前記間隙に通されて各支柱の長さ方向に沿ってスライド自在となされた昇降バーを有しており、
各昇降バーの上端部および各上部操作レバーに、各上部操作レバーがロック解除操作方向に揺動させられるのに伴って各昇降バーを下方にスライドさせうる上部連動機構が設けられており、
各係止部材は、梯子体における各支柱の下端部付近に前後方向にのびる軸を中心として回動自在に取り付けられていて、所要のロック方向に回動させられた際に被係止部と係合させられる係止部を有しているとともに、被係止部と係止部との係合状態が保持されるように付勢部材によってロック方向に付勢されており、
各昇降バーの下端部に、各上部操作レバーのロック解除操作方向への揺動に伴って各昇降バーが下方にスライドさせられた際に各係止部材の所要箇所を押圧して被係止部と係止部との係合が解除される方向に回動させる押圧部材が取り付けられている、上記3)の梯子体の伸縮脚装置。
各支柱内における第1上部踏桟の下方部分にスライダが前記開口を通じてスライド自在に収容されているとともに、スライダが各昇降バーの上端部に連結されており、
各上部操作レバーの左右方向外端部に、第1上部踏桟の下方空間に突き出すように前後方向にのびるアーム部が設けられており、
上部連動機構が、スライダに前後方向に傾斜状に設けられたカム面と、アーム部から各支柱の開口内に向かってのびかつ各上部操作レバーの揺動に伴ってカム面の上を移動させられるカム軸とよりなるカム機構である、上記4)の梯子体の伸縮脚装置。
しかも、上記1)の梯子体の伸縮脚装置によれば、上部操作部材が第1上部踏桟の背面に設けられているので、梯子体を使用する際に上部操作部材が邪魔にならず、さらには、梯子兼用脚立のように梯子体を上下反転させた状態で使用する場合であっても、上部操作部材が第1上部踏桟の正面や上面(踏面)に現れないので、梯子体の使用に支障を来すおそれがない。
また、上記4)の伸縮脚装置によれば、各上部操作レバーをロック解除操作方向へ揺動させることによって、各昇降バーの上端部および各上部操作レバーに設けられた上部連動機構を介して、各昇降バーが下降させられると、昇降バーの下端部に設けられた押圧部材が、各係止部材の所要箇所を押圧して被係止部と係止部との係合が解除されるようになっているので、遠隔操作によるロック解除のための機構が単純化され、梯子体への組込みも簡単に行うことができ、さらには、ロック解除の操作が確実に行われる。
また、上記5)の伸縮脚装置によれば、スライダが横断面略コ字形の支柱内に開口を通じて収容されるようになっているので、梯子体への組込み作業をより一層簡単に行うことができる。
図示の通り、この実施形態は、この発明による梯子体の伸縮脚装置を梯子兼用脚立に適用したものである。
なお、以下の説明において、図2(b),図3(b),図10の各右側を「前」、同左側を「後」といい、また、「左右」は前から見た場合の左右(例えば図2(a),図3(a),図6の左右)をいうものとする。
前後各梯子体(2F)(2R)は、左右2本の中空状の支柱(3)と、両支柱(3)間に上下方向に間隔をおいて段状に渡し止められた複数本(ここでは5本)の踏桟(4A)(4B)(4C)(4D)(4E)とを備えている。最上段の踏桟(4E)は、脚立として使用する際には、天板を構成するものである。
前後梯子体(2F)(2R)の左支柱(3)の上部どうしの間および同右支柱(3)の上部どうしの間に、開き止め金具(202)が渡し止められている。開き止め金具(202)は、一端部どうしが回動自在に連結された2本のリンクよりなり、一方のリンクの他端部に設けられたフックが支柱(3)に設けられた係止ピンに着脱自在に掛け止められるようになっている。
前後各梯子体(2A)(2B)における左右の支柱(3)の下部には、この発明による伸縮脚装置(5)がそれぞれ設けられている。
前梯子体(2F)の左右各支柱(3)は、アルミニウム合金形材等の金属形材よりなり、左右方向内方に開口した略コ形の横断面を有している。
各踏桟(4A)(4B)(4C)(4D)(4E)も、アルミニウム合金形材等の金属形材よりなり、略四角形の横断面を有する中空状のものとなされている。
最下段の踏桟(4A)および下から2段目の踏桟(第2上部踏桟)(4B)の左右各端部は、それぞれ前後1対のブラケット(101)(102)を介して、左右各支柱(3)に取り付けられている。これらの踏桟(4A)(4B)の左右各端部と左右各支柱(3)との間には、所要の間隙(S)が形成されている。下から3段目の踏桟(第1上部踏桟)(4C)およびそれよりも上段の踏桟(4D)(4E)の左右各端部は、左右各支柱(3)の内部に差し込まれて、例えばリベット(11)により、支柱(3)の前後側壁部に直接取り付けられている。
係止部材(72)の左右方向内端部には操作レバー部(722)が設けられており、この操作レバー部(722)を上方に押圧することにより、スプリング(73)のばね弾性力(付勢力)に抗して、係止部(721)の歯(721a)がラック(71)の歯(711)から外れる方向(図6(a)の時計回り方向)に係止部材(72)が揺動させられる。
つまり、係止部材(72)は、係止部(721)の歯(721a)がラック(71)の歯(711)と噛み合うロック位置、および、係止部(721)の歯(721a)とラック(71)の歯(711)との噛み合いが外れるロック解除位置の間で、切り替え可能となされている。
スプリング(73)は、係止部材(72)の左右方向内側部分と最下段の踏桟(4A)の下面との間に、上下方向に介在させられている。係止部材(72)の左右方向内側部分の長さ中間位置には、上方に分岐状にのびるスプリング保持部(724)が形成されており、このスプリング保持部(724)と、揺動軸(720)が挿通されている中心部(723)との間にスプリング(73)の下端部が挿入されて保持されている。
各支柱(3)の下端部には、横断面略コ字形の金属製カバー部材(103)が、各支柱(3)の開口を覆うように嵌め被せられている。前後のブラケット(101)は、カバー部材(103)の前後壁部の上から、支柱(3)の前後壁部にリベット等によって取り付けられている。カバー部材(103)には、ラック(71)の一部の歯(711)を露出させるための縦長方形の連通窓(103a)が形成されている。係止部材(72)の係止部(721)の歯(721a)は、この連通窓(103a)を通じて、ラック(71)の歯(711)と噛み合わせられる。
なお、ロック機構(7)は、図示のものには限定されず、適宜変更可能である。例えば、係止部材(72)は、上記のように最下段の踏桟(4A)の下方に設ける他、同踏桟(4A)の内部に組み込むか、あるいは同踏桟(4A)の上方に設けてもよい。
すなわち、前梯子体(2F)の下から数えて3段目に位置する踏桟よりなる第1上部踏桟(4C)の背面に、左右各ロック機構(7)による左右各伸縮脚部材(6)のロックを解除するための上部操作部材(8)が、所定の動作を行いうるように設けられているとともに、上部操作部材(8)と各係止部材(72)とを連動させるための左右2つの伝動部材(9)が各支柱(3)に沿って設けられている。そして、上部操作部材(8)を操作して所定の動作を行わせることにより、各伝動部材(9)を介して各係止部材(72)がロック解除位置に切り替えられるようになっている。
上部操作部材(8)が背面側に設けられる第1上部踏桟は、通常の梯子体のサイズを考慮すると、下から3段目の踏桟(4C)が適切であると考えられるが、梯子体のサイズや使用態様等によっては、下から2段目の踏桟や下から4段目以上の踏桟としてもよい。
各上部操作レバー(8)は、アルミニウム合金形材等の金属形材よりなるレバー本体(81)を有している。レバー本体(81)は、偏平中空状のものであって、その上縁部に前斜め上方にのびる傾斜壁部(811)を有している。傾斜壁部(811)の先端縁部には、後方に湾曲したヒンジ形成用嵌合凸条(811a)が形成されている。
一方、第1上部踏桟(4C)の背面の上縁部に、左右方向にのびるヒンジ形成用嵌合凹溝(41)が形成されている。ヒンジ形成用嵌合凹溝(41)は、第1上部踏桟(4C)の背面の上縁部から前斜め上方にのびる横断面を有しているとともに、その奥部が後方に向かって湾曲させられている。
そして、レバー本体(81)のヒンジ形成用嵌合凸条(811a)が、第1上部踏桟(4C)のヒンジ形成用嵌合凹溝(41)にその開口から挿入されて回動自在に嵌め合わせられており、それによって、レバー本体(81)が第1上部踏桟(4C)の背面側に嵌合凸条(811a)を中心として揺動可能に取り付けられている。
第1エンドキャップ(82)には、その下部から第1上部踏桟(4C)の下方空間に突き出すように前方にのびるアーム部(821)が一体に設けられている。
アーム部(821)の長さの中間位置(または先端位置)には、各支柱(3)の開口内に向かってのびるカム軸(821a)が一体に形成されている。
また、アーム部(821)の基端部には、左右方向にのびる軸を中心として揺動自在な揺動ストッパ(84)が設けられている。揺動ストッパ(84)は、図10に示すように、側面より見て略釣鐘形のものであって、その一端部から左右方向外方に突出するように形成された半割状の差込部(841)が、アーム部(82)の垂直壁部分にあけられた孔に緩く差し込まれることにより、差込部(841)を中心として揺動自在となされている。この揺動ストッパ(84)は、図10(a)(b)に示すように、梯子兼用脚立(1)が脚立として使用されている状態では、自重により同図の時計回り方向に揺動して、アーム部(82)の水平下壁部分に当接するように横向きに倒れており、上部操作レバーの揺動に際して第1上部踏桟とは干渉しないようになっている。一方、図10(c)に示すように、梯子兼用脚立(1)を梯子として使用するために一方の梯子体(例えば前梯子(2F))が上下反転させられた際には、同梯子体の揺動ストッパ(84)が、自重により図10(c)の反時計回り方向に揺動してレバー本体(81)に当接させられ、上部操作レバー(8)のレバー本体(81)と第1上部踏桟(4C)の背面との間に挟まるように位置させられる。そのため、図示のように梯子体が上下反転した状態では、揺動ストッパ(84)によって、上部操作レバー(8)がロック解除操作方向(図10(c)の反時計回り方向)に揺動するのが阻止されるので、例えば梯子を上り下りする際に上部操作レバー(8)を押してしまった場合でも、ロック機構(7)による伸縮脚部材(6)のロックが誤って解除されることがなく、安全に使用することができる。
第2エンドキャップ(83)には、レバー戻し用板バネ部(レバー戻し用付勢部材)(831)が一体に形成されている。板バネ部(831)は、正面より見て略舌状のものであって、第2エンドキャップ(83)から左右方向外方に向かって斜め前方に湾曲状にのびて、上部操作レバー(8)と第1上部踏桟(4C)の背面との間に介在されており、そのばね弾性力によって上部操作レバー(8)を第1上部踏桟(4C)の背面から離れる方向に付勢する。
昇降バー(91)の下端部には、縦長帯状の連通窓(911)が形成されている。この連通窓(911)は、支柱(3)内に挿入された伸縮脚部材(6)の上端部に抜け止め用キャップ(62)を嵌合固定する際に使用されるものである。抜け止めキャップ(62)は、左右方向内方に突出した抜け止め部(621)を有しており、この抜け止め部(621)がカバー部材(103)の上端縁と当接することによって、伸縮脚部材(6)が支柱(3)から抜け落ちるのが防止される。昇降バー(91)に連通窓(911)を設けることにより、前梯子体(2F)の組立の最終工程で伸縮脚部材(6)の上端部に抜け止めキャップ(62)を嵌合固定することが可能になるので、組立作業が簡単になる。
スライダ(92)は、略方形ブロック状の合成樹脂成形品よりなり、その左右方向内側面の下部に昇降バー(91)の上端部がリベット等によって連結固定されている。
スライダ(92)の上面には、前上がり傾斜状のカム面(921)が形成されている。このカム面(921)の上を、上部操作レバー(8)の揺動に伴って、カム軸(821a)が摺動させられるようになっている。これらのカム面(921)およびカム軸(821a)が、上部操作レバー(8)の揺動運動をスライダ(92)および昇降バー(91)の上下運動に変換するカム機構(上部連動機構)を構成している。つまり、上部操作レバー(8)をロック解除操作方向(図10(a)(b)の反時計回り方向)に揺動させると、カム軸(821a)がカム面(921)の上をその下端部から上端部に向かって摺動させられることにより、スライダ(92)が押し下げられ、ひいては昇降バー(91)が下方にスライドさせられる。
スライダ(92)には、カム面の下端部の上方に位置するようにロック状態保持用ストッパ部(922)が設けられている。ストッパ部(922)は、スライダ(92)のカム面(921)の左右方向外側縁から立ち上がった外側壁部に、カム面(921)側に向かって突出するように設けられた略水平棒状のものであって、上部操作レバー(8)が第1上部踏桟(4C)の背面から離れる方向に揺動させられた際に、カム軸(821a)の上方に位置するようになっている。従って、例えば昇降バー(91)に手が触れる等して昇降バー(91)に意図しない下向きの外力が作用した場合であっても、カム軸(821a)にその上方からストッパ部(922)が当接し、それによって、スライダ(92)および昇降バー(91)が下方にスライドして伸縮脚部材(6)のロックが解除されるのが防止される。
押圧部材(93)の下端部は、それよりも上方部分よりも幅狭となされており、同下端部が、係止部材(72)の係止部(721)の上面に近接または当接して位置させられる押圧部(931)となされている。
すなわち、上部操作レバー(8)を第1上部踏桟(4C)と一緒に片手で握ってロック解除操作方向に揺動させると、カム軸(821a)がカム面(921)上を前方に向かって摺動させられ、それによってスライダ(92)、昇降バー(91)および押圧部材(93)が下方にスライドさせられる。すると、押圧部材(93)の押圧部(931)が係止部材(72)の係止部(721)上面を押圧して、係止部材(72)がロック解除方向に回動させられ、ラック(71)の歯(711)と係止部(721)の歯(721a)との噛み合い(係合)が解除される。これにより、伸縮脚部材(6)が支柱(3)に対してスライド自在となるので、伸縮脚部材(6)を所要長さ分だけ伸縮させることができる。
上部操作レバー(8)から手を離すと、スプリング(73)のばね弾性力によって係止部材(72)がロック方向に回動させられ、係止部(721)の歯(721a)がラック(71)の歯(711)に噛み合わせられ、伸縮脚部材(6)が再びロックされる。また、係止部材(72)の上記回動により、係止部(721)が押圧部材(93)の押圧部(931)を上向きに押圧する。これに伴い、スライダ(92)、昇降バー(91)および押圧部材(93)が上方にスライドさせられ、さらに、カム軸(821a)がカム面(921)上を後方に向かって摺動させられ、それによって、上部操作レバー(8)が第1上部踏桟(4C)の背面から離れる方向に揺動させられる。上部操作レバー(8)の上記方向への揺動には、レバー戻し用板バネ部(831)のばね弾性力も作用するので、上部操作レバー(8)が非操作時の待機位置まで速やかにかつ確実に戻る。
以上の通り、この実施形態の伸縮脚装置(5)によれば、伸縮脚部材(6)のロック解除操作を、梯子体(2F)(2R)の下から3段目に位置する第1上部踏桟(4C)の背面に設けられた上部操作レバー(8)により行うため、立ったままの楽な姿勢で簡単に行うことができる。
また、上記ロック解除操作は、左右の伸縮脚部材(6)について個別に行われる他、左右の上部操作レバー(8)を第1上部踏桟(4C)と一緒に片手で同時に握れば、左右の伸縮脚部材(6)のロック解除を同時に行うことも可能であるので、利便性に優れている。
さらに、この実施形態の伸縮脚装置(5)によれば、梯子兼用脚立(1)をその一方の梯子体(2F)を上下反転させて梯子として使用する場合でも、上部操作レバー(8)が第1上部踏桟(4C)の正面や上面(踏面)に現れないので、梯子の使用に支障を来すおそれがない。
(2F):前梯子体
(2R):後梯子体
(3):支柱
(4A):最下段の踏桟
(4B):第2上部踏桟(下から数えて2段目の踏桟)
(4C):第1上部踏桟(下から数えて3段目の踏桟)
(41):ヒンジ形成用嵌合凹溝
(5):伸縮脚装置
(6):伸縮脚部材
(61):接地部
(7):ロック機構
(71):ラック(被係止部)
(711):(ラックの)歯
(72):係止部材
(721):係止部
(73):スプリング(付勢部材)
(8):上部操作レバー(上部操作部材)
(81):レバー本体
(811a):ヒンジ形成用嵌合凸条
(82):第1エンドキャップ
(821):アーム部
(821a):カム軸(カム機構、上部連動機構)
(83):第2エンドキャップ
(831):レバー戻し用板バネ(レバー戻し用付勢部材)
(84):揺動ストッパ
(9):伝動部材
(91):昇降バー
(92):スライダ
(921):カム面(カム機構、上部連動機構)
(922):ロック状態保持用ストッパ部
(10)(11):ブラケット
(S):最下段の踏桟の左右各端部ならびに第2上部踏桟の左右各端部と各支柱との間隙
Claims (1)
- 左右2本の中空状の支柱間に複数本の踏桟が段状に渡し止められてなる梯子体において、各支柱内にその下端からスライド自在に挿入されかつ反挿入側の端部に接地部を有している左右2本の伸縮脚部材と、各伸縮脚部材を任意のスライド位置で梯子体にロックしうる左右2つのロック機構とを備えており、各ロック機構は、各伸縮脚部材にその長さ方向に沿って形成されている被係止部と、梯子体における各支柱の下端部付近に設けられかつ各伸縮脚部材の被係止部と係合するロック位置および被係止部との係合が解除されるロック解除位置の間で切り替え可能となされた係止部材とを有している、梯子体の伸縮脚装置であって、
下から数えて所要の複数段目に位置する第1上部踏桟の背面に、各ロック機構による各伸縮脚部材のロックを解除するための上部操作部材が、所定の動作を行いうるように設けられているとともに、上部操作部材と各係止部材とを連動させるための左右2つの伝動部材が各支柱に沿って設けられており、上部操作部材を操作して所定の動作を行わせることにより、各伝動部材を介して各係止部材がロック解除位置に切り替えられるようになっている、梯子体の伸縮脚装置。
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