JPH09279775A - 波板屋根の止水構造 - Google Patents
波板屋根の止水構造Info
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- JPH09279775A JPH09279775A JP11539496A JP11539496A JPH09279775A JP H09279775 A JPH09279775 A JP H09279775A JP 11539496 A JP11539496 A JP 11539496A JP 11539496 A JP11539496 A JP 11539496A JP H09279775 A JPH09279775 A JP H09279775A
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- Japan
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- corrugated sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 充填材等を必要とせず簡便に工事が行える波
板屋根の止水構造を提供する。 【解決手段】 両側に波板12、13が下り勾配で配置
され、その中央の棟包16に適用する波板屋根の止水構
造10であって、両側の波板12、13に止水部材1
8、19として被さる薄板材の下流側を、それぞれの波
板方向と直交する方向に向けると共に、その端部を波板
12、13の波形状に合わせて波形とした。
板屋根の止水構造を提供する。 【解決手段】 両側に波板12、13が下り勾配で配置
され、その中央の棟包16に適用する波板屋根の止水構
造10であって、両側の波板12、13に止水部材1
8、19として被さる薄板材の下流側を、それぞれの波
板方向と直交する方向に向けると共に、その端部を波板
12、13の波形状に合わせて波形とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断面が波形状(例
えば、正弦波)になった波板を屋根板として使用した場
合の波板屋根の止水構造に関する。
えば、正弦波)になった波板を屋根板として使用した場
合の波板屋根の止水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の波板屋根の止水構造を図9に示す
が、両側に下り勾配に配置された垂木60の上部に波板
61、62を釘やねじ等で固定し、中央の棟部に傘木6
3、64を固定すると共に、その上部に薄板を曲げて形
成した棟包65を被せていた。この棟包65は両側に波
板61、62を覆う平板部66、67を有していた。
が、両側に下り勾配に配置された垂木60の上部に波板
61、62を釘やねじ等で固定し、中央の棟部に傘木6
3、64を固定すると共に、その上部に薄板を曲げて形
成した棟包65を被せていた。この棟包65は両側に波
板61、62を覆う平板部66、67を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記棟
包65によって棟部を覆っていたのでは、波板61、6
2の凹部と前記平板部66、67との間に形成される隙
間68、69から雨水が侵入し、斜め上方に這い上がっ
て雨漏りの原因となる場合があるので、適当に前記隙間
68、69にモルタルやコーキング材等からなる充填材
70を入れて雨漏りを防止する必要があって、極めて工
事が面倒であるという問題があった。また、建屋の壁面
に波板の一端を当接させた下り傾斜状態の屋根を構築す
る場合も、前記波板と壁面との境界部分を覆う止水部材
は前記棟包と同一構造となっていたので、同じように形
成される隙間にモルタルやコーキング材等からなる充填
材を使用する必要があり、工事が面倒であるという問題
があった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、充填材等を必要とせず簡便に工事が行える波板屋根
の止水構造を提供することを目的とする。
包65によって棟部を覆っていたのでは、波板61、6
2の凹部と前記平板部66、67との間に形成される隙
間68、69から雨水が侵入し、斜め上方に這い上がっ
て雨漏りの原因となる場合があるので、適当に前記隙間
68、69にモルタルやコーキング材等からなる充填材
70を入れて雨漏りを防止する必要があって、極めて工
事が面倒であるという問題があった。また、建屋の壁面
に波板の一端を当接させた下り傾斜状態の屋根を構築す
る場合も、前記波板と壁面との境界部分を覆う止水部材
は前記棟包と同一構造となっていたので、同じように形
成される隙間にモルタルやコーキング材等からなる充填
材を使用する必要があり、工事が面倒であるという問題
があった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、充填材等を必要とせず簡便に工事が行える波板屋根
の止水構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の波板屋根の止水構造は、両側に波板が下り勾配で
配置され、その中央の棟包に適用する波板屋根の止水構
造であって、前記両側の波板に止水部材として被さる薄
板材の下流側を、前記それぞれの波板方向と直交する方
向に向けると共に、その端部を前記それぞれ波板の波形
状に合わせて波形としている。また、請求項2記載の波
板屋根の止水構造は、両側に波板が下り勾配で配置さ
れ、その中央の棟包に適用する波板屋根の止水構造であ
って、前記両側の波板に止水部材として被さる断面L字
状の薄板材を、前記棟包とは別体としてその両側内側に
配置すると共に、その下流側を、前記それぞれの波板方
向と直交する方向に向け、その端部を前記それぞれ波板
の波形状に合わせて波形としている。請求項3記載の波
板屋根の止水構造は、波板の一端が壁面位置にある下り
傾斜の波板屋根の止水構造であって、前記波板に雨押さ
えとして被さる薄板材の下流側に止水部材を形成し、該
止水部材の下流側を前記波板方向と直交する方向に向け
ると共に、その端部を前記波板の波形状に合わせて波形
としている。請求項4記載の波板屋根の止水構造は、請
求項3記載の波板屋根の止水構造において、前記止水部
材は断面L字状で、前記波板の端部を覆う雨押さえとは
別体となって、該雨押さえの下流内側に配置されてい
る。そして、請求項5記載の波板屋根の止水構造は、請
求項1〜4のいずれか1項に記載の波板屋根の止水構造
において、波形に形成された前記止水部材の端部と前記
波板とは1〜5mmの隙間を有している。
記載の波板屋根の止水構造は、両側に波板が下り勾配で
配置され、その中央の棟包に適用する波板屋根の止水構
造であって、前記両側の波板に止水部材として被さる薄
板材の下流側を、前記それぞれの波板方向と直交する方
向に向けると共に、その端部を前記それぞれ波板の波形
状に合わせて波形としている。また、請求項2記載の波
板屋根の止水構造は、両側に波板が下り勾配で配置さ
れ、その中央の棟包に適用する波板屋根の止水構造であ
って、前記両側の波板に止水部材として被さる断面L字
状の薄板材を、前記棟包とは別体としてその両側内側に
配置すると共に、その下流側を、前記それぞれの波板方
向と直交する方向に向け、その端部を前記それぞれ波板
の波形状に合わせて波形としている。請求項3記載の波
板屋根の止水構造は、波板の一端が壁面位置にある下り
傾斜の波板屋根の止水構造であって、前記波板に雨押さ
えとして被さる薄板材の下流側に止水部材を形成し、該
止水部材の下流側を前記波板方向と直交する方向に向け
ると共に、その端部を前記波板の波形状に合わせて波形
としている。請求項4記載の波板屋根の止水構造は、請
求項3記載の波板屋根の止水構造において、前記止水部
材は断面L字状で、前記波板の端部を覆う雨押さえとは
別体となって、該雨押さえの下流内側に配置されてい
る。そして、請求項5記載の波板屋根の止水構造は、請
求項1〜4のいずれか1項に記載の波板屋根の止水構造
において、波形に形成された前記止水部材の端部と前記
波板とは1〜5mmの隙間を有している。
【0005】なお、請求項1〜5記載の波板屋根の止水
構造において、波板方向とは波板の山又は谷の方向、即
ち雨が降った場合の水の流れ方向をいう。請求項1〜5
記載の波板屋根の止水構造においては、波板の上に載る
止水部材の端部を折り曲げて波板方向と直交する方向に
向けて、更にその端部を波板の波形状に合わせて波形と
しているので、波板の凹部を閉塞することができる。従
って、雨水が入り込み難い。ここで、波形に形成した止
水部材の端部を、波板に当接させる必要はなく、請求項
5記載の波板屋根の止水構造のように、1〜5mm程度
の隙間を設けておくのが好ましい。これによって、止水
部材の端部で波板に疵等が付きにくく、更には隙間があ
れば雨水は入り込むが、強い風が侵入しない限り雨水は
這い上がらない。
構造において、波板方向とは波板の山又は谷の方向、即
ち雨が降った場合の水の流れ方向をいう。請求項1〜5
記載の波板屋根の止水構造においては、波板の上に載る
止水部材の端部を折り曲げて波板方向と直交する方向に
向けて、更にその端部を波板の波形状に合わせて波形と
しているので、波板の凹部を閉塞することができる。従
って、雨水が入り込み難い。ここで、波形に形成した止
水部材の端部を、波板に当接させる必要はなく、請求項
5記載の波板屋根の止水構造のように、1〜5mm程度
の隙間を設けておくのが好ましい。これによって、止水
部材の端部で波板に疵等が付きにくく、更には隙間があ
れば雨水は入り込むが、強い風が侵入しない限り雨水は
這い上がらない。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る波板屋根の止水構造の断面図、図2は図1
における矢視A−A断面図、図3は止水構造に使用する
棟包の斜視図、図4は本発明の第2の実施の形態に係る
波板屋根の止水構造の断面図、図5は同止水構造に使用
する止水部材の斜視図、図6は本発明の第3の実施の形
態に係る波板屋根の止水構造の断面図、図7は同止水構
造に使用する止水部材の斜視図、図8は本発明の第4の
実施の形態に係る波板屋根の止水構造の断面図である。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る波板屋根の止水構造の断面図、図2は図1
における矢視A−A断面図、図3は止水構造に使用する
棟包の斜視図、図4は本発明の第2の実施の形態に係る
波板屋根の止水構造の断面図、図5は同止水構造に使用
する止水部材の斜視図、図6は本発明の第3の実施の形
態に係る波板屋根の止水構造の断面図、図7は同止水構
造に使用する止水部材の斜視図、図8は本発明の第4の
実施の形態に係る波板屋根の止水構造の断面図である。
【0007】図1〜図3に示すように、本発明の第1の
実施の形態に係る波板屋根の止水構造10は、垂木及び
野地板等からなる屋根下地部材11の上部に固定されて
いる波板12、13の連結部分である棟部に傘木14、
15を固定し、その上に棟包16を被せている。傘木1
4、15は屋根下地部材11に釘又はねじ等で固定さ
れ、棟包16はねじ17等で傘木14、15に固定され
ている。前記棟包16はカラー鉄板等の薄板材からな
り、両側が止水部材18、19となって、波板方向に直
角に折れ曲がり、その先端部は図2に示すように波板1
2(13も同様)の波形状に合わせて波形に形成されて
いる。そして、波板12、13と波形に形成された止水
部材18、19との隙間Cは1〜5mm程度(好ましく
は1〜3mm程度)となっている。
実施の形態に係る波板屋根の止水構造10は、垂木及び
野地板等からなる屋根下地部材11の上部に固定されて
いる波板12、13の連結部分である棟部に傘木14、
15を固定し、その上に棟包16を被せている。傘木1
4、15は屋根下地部材11に釘又はねじ等で固定さ
れ、棟包16はねじ17等で傘木14、15に固定され
ている。前記棟包16はカラー鉄板等の薄板材からな
り、両側が止水部材18、19となって、波板方向に直
角に折れ曲がり、その先端部は図2に示すように波板1
2(13も同様)の波形状に合わせて波形に形成されて
いる。そして、波板12、13と波形に形成された止水
部材18、19との隙間Cは1〜5mm程度(好ましく
は1〜3mm程度)となっている。
【0008】前記棟包16は、図3に示すように予め工
場で製造されて、使用にあっては波板12、13上に被
せた傘木14、15上に被せるようにしている。第1の
実施の形態に係る波板屋根の止水構造10は以上の構成
となっているので、仮に風雨の強い日であっても、隙間
Cから雨等が降り込む恐れがない。また、施工も取付け
た波板12、13に合わせて棟包16を取付ければよい
ので、極めて簡単である。
場で製造されて、使用にあっては波板12、13上に被
せた傘木14、15上に被せるようにしている。第1の
実施の形態に係る波板屋根の止水構造10は以上の構成
となっているので、仮に風雨の強い日であっても、隙間
Cから雨等が降り込む恐れがない。また、施工も取付け
た波板12、13に合わせて棟包16を取付ければよい
ので、極めて簡単である。
【0009】次に、図4、図5に示す本発明の第2の実
施の形態に係る波板屋根の止水構造20について説明す
るが、前記第1の実施の形態と同一の構成要素について
は同一の番号を付してその詳しい説明を省略する。図
4、図5に示すように、この実施の形態における波板屋
根の止水構造20においては、棟包21と両側に配置さ
れる止水部材22、23が別体となっている。棟包21
は従来通り両側に平板部24、25を有し、止水部材2
2、23は図5に示すようにそれぞれ断面L字状となっ
て、棟包21の両側内側に入り込むようになっている。
施の形態に係る波板屋根の止水構造20について説明す
るが、前記第1の実施の形態と同一の構成要素について
は同一の番号を付してその詳しい説明を省略する。図
4、図5に示すように、この実施の形態における波板屋
根の止水構造20においては、棟包21と両側に配置さ
れる止水部材22、23が別体となっている。棟包21
は従来通り両側に平板部24、25を有し、止水部材2
2、23は図5に示すようにそれぞれ断面L字状となっ
て、棟包21の両側内側に入り込むようになっている。
【0010】前記止水部材22、23の先部は波板1
2、13の波形状に合わせて波形となっている。その隙
間Cについては、前記実施の形態と同様である。前記止
水部材22、23の材質はカラー鉄板等の薄板部材であ
ってもよいし、場合によってはプラスチック等であって
もよい。この波板屋根の止水構造20の使用は予め止水
部材22、23を配置した後、上から棟包21を被せ、
これらを同時にねじ26で傘木14、15に固定する。
これによって、風雨の場合に雨水が波板12、13を這
い上がってこないのは第1の実施の形態と同様である。
2、13の波形状に合わせて波形となっている。その隙
間Cについては、前記実施の形態と同様である。前記止
水部材22、23の材質はカラー鉄板等の薄板部材であ
ってもよいし、場合によってはプラスチック等であって
もよい。この波板屋根の止水構造20の使用は予め止水
部材22、23を配置した後、上から棟包21を被せ、
これらを同時にねじ26で傘木14、15に固定する。
これによって、風雨の場合に雨水が波板12、13を這
い上がってこないのは第1の実施の形態と同様である。
【0011】図6、図7に示す第3の実施の形態に係る
波板屋根の止水構造27は、壁面28に基端を発する波
板屋根を構築する場合で、傾斜配置された屋根下地部材
29の上部に波板30を配置し、その上に傘木31を取
付け、更に、その上に下流側が止水部材32となった雨
押さえ33(前記と同様薄板材からなる)を被せてい
る。なお、傘木31及び雨押さえ33は周知の手段によ
って屋根下地部材29又は壁面28に固着されている。
前記雨押さえ33の下流側に形成されている止水部材3
2は、L字状に折れ曲がって、波板30に波板方向に直
交し、その端部は波板30の波形状に合わせて波形とな
っている。なお、波板30と止水部材32の端部との隙
間Cは前記実施の形態と同様である。また、雨押さえ3
3の上端には折り返し部34が設けられ、図6において
35はねじを示す。このように形成されているので、波
板30と止水部材32との隙間から雨水が入り込まない
のは、前記実施の形態と同様である。
波板屋根の止水構造27は、壁面28に基端を発する波
板屋根を構築する場合で、傾斜配置された屋根下地部材
29の上部に波板30を配置し、その上に傘木31を取
付け、更に、その上に下流側が止水部材32となった雨
押さえ33(前記と同様薄板材からなる)を被せてい
る。なお、傘木31及び雨押さえ33は周知の手段によ
って屋根下地部材29又は壁面28に固着されている。
前記雨押さえ33の下流側に形成されている止水部材3
2は、L字状に折れ曲がって、波板30に波板方向に直
交し、その端部は波板30の波形状に合わせて波形とな
っている。なお、波板30と止水部材32の端部との隙
間Cは前記実施の形態と同様である。また、雨押さえ3
3の上端には折り返し部34が設けられ、図6において
35はねじを示す。このように形成されているので、波
板30と止水部材32との隙間から雨水が入り込まない
のは、前記実施の形態と同様である。
【0012】図8には、本発明の第4の実施の形態に係
る波板屋根の止水構造40を示すが、図に示すように、
第3の実施の形態に係る波板屋根の止水構造27を更に
改善したもので、下流側に配置される止水部材36と雨
押さえ37は分離され、雨押さえ37の下内側に、止水
部材36が装着されている。止水部材36は図5に示す
止水部材22と同一形状となって、下流側が波板30の
流れ方向に直交し、その端部は波板30の断面形状に合
わせて波形となって、波板30とは少しの隙間Cを有し
ている。なお、38はねじを、39は平板部を示す。
る波板屋根の止水構造40を示すが、図に示すように、
第3の実施の形態に係る波板屋根の止水構造27を更に
改善したもので、下流側に配置される止水部材36と雨
押さえ37は分離され、雨押さえ37の下内側に、止水
部材36が装着されている。止水部材36は図5に示す
止水部材22と同一形状となって、下流側が波板30の
流れ方向に直交し、その端部は波板30の断面形状に合
わせて波形となって、波板30とは少しの隙間Cを有し
ている。なお、38はねじを、39は平板部を示す。
【0013】前記実施の形態においては、止水部材はカ
ラー鉄板を使用していたが、例えばステンレス又はプラ
スチック等を使用することも可能である。また、棟包1
6、21、雨押さえ33、37、止水部材22、23、
36の固定はねじ、釘の何れでもよく、場合によっては
接着剤等であってもよい。
ラー鉄板を使用していたが、例えばステンレス又はプラ
スチック等を使用することも可能である。また、棟包1
6、21、雨押さえ33、37、止水部材22、23、
36の固定はねじ、釘の何れでもよく、場合によっては
接着剤等であってもよい。
【0014】
【発明の効果】請求項1〜5記載の波板屋根の止水構造
は以上の説明からも明らかなように、止水部材の下流側
端部は波板の流れ方向に直交し、しかもその端部を向か
い合う波板に合わせているので、波板を使用する場合に
発生する凹部が少なくなり、結果として、風雨の強い日
でも雨漏り等を生じにくい屋根を簡便に構築できる。特
に、請求項5記載の波板屋根の止水構造においては、止
水部材の端部と波板との間に1〜5mmの隙間が形成さ
れているので、施工が容易となって安価に工事を行うこ
とができる。
は以上の説明からも明らかなように、止水部材の下流側
端部は波板の流れ方向に直交し、しかもその端部を向か
い合う波板に合わせているので、波板を使用する場合に
発生する凹部が少なくなり、結果として、風雨の強い日
でも雨漏り等を生じにくい屋根を簡便に構築できる。特
に、請求項5記載の波板屋根の止水構造においては、止
水部材の端部と波板との間に1〜5mmの隙間が形成さ
れているので、施工が容易となって安価に工事を行うこ
とができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る波板屋根の止
水構造の断面図である。
水構造の断面図である。
【図2】図1における矢視A−A断面図である。
【図3】止水構造に使用する棟包の斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る波板屋根の止
水構造の断面図である。
水構造の断面図である。
【図5】同止水構造に使用する止水部材の斜視図であ
る。
る。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る波板屋根の止
水構造の断面図である。
水構造の断面図である。
【図7】同止水構造に使用する止水部材の斜視図であ
る。
る。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る波板屋根の止
水構造の断面図である。
水構造の断面図である。
【図9】従来例に係る波板屋根の止水構造の説明図であ
る。
る。
10 波板屋根の止水構造 11 屋根下地
部材 12 波板 13 波板 14 傘木 15 傘木 16 棟包 17 ねじ 18 止水部材 19 止水部材 20 波板屋根の止水構造 21 棟包 22 止水部材 23 止水部材 24 平板部 25 平板部 26 ねじ 27 波板屋根
の止水構造 28 壁面 29 屋根下地
部材 30 波板 31 傘木 32 止水部材 33 雨押さえ 34 折り返し部 35 ねじ 36 止水部材 37 雨押さえ 38 ねじ 39 平板部 40 波板屋根の止水構造
部材 12 波板 13 波板 14 傘木 15 傘木 16 棟包 17 ねじ 18 止水部材 19 止水部材 20 波板屋根の止水構造 21 棟包 22 止水部材 23 止水部材 24 平板部 25 平板部 26 ねじ 27 波板屋根
の止水構造 28 壁面 29 屋根下地
部材 30 波板 31 傘木 32 止水部材 33 雨押さえ 34 折り返し部 35 ねじ 36 止水部材 37 雨押さえ 38 ねじ 39 平板部 40 波板屋根の止水構造
Claims (5)
- 【請求項1】 両側に波板が下り勾配で配置され、その
中央の棟包に適用する波板屋根の止水構造であって、 前記両側の波板に止水部材として被さる薄板材の下流側
を、前記それぞれの波板方向と直交する方向に向けると
共に、その端部を前記それぞれ波板の波形状に合わせて
波形としたことを特徴とする波板屋根の止水構造。 - 【請求項2】 両側に波板が下り勾配で配置され、その
中央の棟包に適用する波板屋根の止水構造であって、 前記両側の波板に止水部材として被さる断面L字状の薄
板材を、前記棟包とは別体としてその両側内側に配置す
ると共に、その下流側を、前記それぞれの波板方向と直
交する方向に向け、その端部を前記それぞれ波板の波形
状に合わせて波形としたことを特徴とする波板屋根の止
水構造。 - 【請求項3】 波板の一端が壁面位置にある下り傾斜の
波板屋根の止水構造であって、 前記波板に雨押さえとして被さる薄板材の下流側に止水
部材を形成し、該止水部材の下流側を前記波板方向と直
交する方向に向けると共に、その端部を前記波板の波形
状に合わせて波形としたことを特徴とする波板屋根の止
水構造。 - 【請求項4】 前記止水部材は断面L字状で、前記波板
の端部を覆う雨押さえとは別体となって、該雨押さえの
下流内側に配置されていることを特徴とする請求項3記
載の波板屋根の止水構造。 - 【請求項5】 波形に形成された前記止水部材の端部と
前記波板とは1〜5mmの隙間を有している請求項1〜
4のいずれか1項に記載の波板屋根の止水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11539496A JPH09279775A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 波板屋根の止水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11539496A JPH09279775A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 波板屋根の止水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09279775A true JPH09279775A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14661476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11539496A Pending JPH09279775A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 波板屋根の止水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09279775A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102127944A (zh) * | 2011-01-28 | 2011-07-20 | 北京东方诚国际钢结构工程有限公司 | 一种金属屋脊防水系统及其安装方法 |
-
1996
- 1996-04-11 JP JP11539496A patent/JPH09279775A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102127944A (zh) * | 2011-01-28 | 2011-07-20 | 北京东方诚国际钢结构工程有限公司 | 一种金属屋脊防水系统及其安装方法 |
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