JPH09279710A - 断熱複合パネル - Google Patents
断熱複合パネルInfo
- Publication number
- JPH09279710A JPH09279710A JP11541896A JP11541896A JPH09279710A JP H09279710 A JPH09279710 A JP H09279710A JP 11541896 A JP11541896 A JP 11541896A JP 11541896 A JP11541896 A JP 11541896A JP H09279710 A JPH09279710 A JP H09279710A
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- JP
- Japan
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- panel
- heat insulating
- stud
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- heat
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 木造住宅等の建物の構築に使用するパネルに
おいて、現場での施工作業を従来のように容易に実施す
ることができることはもちろん、より優れた高断熱特性
と長期間美麗な外観を保持できる断熱複合パネルを提供
する。 【構成】 パネルの片面に、パネルの四周縁に柱や梁等
の構造材へ固定するための固定しろを残すように上下部
分には一対の上・下枠材が所定間隔を隔てて固着され、
この上・下枠材間には両側端部に縦枠材と内部には間柱
がパネルの面とは所定の隙間を形成するように固着さ
れ、上・下枠材と縦枠材と間柱とパネルが形成する空間
部には両側端部に欠き込み欠き込み段部が形成された断
熱板が少なくともパネル面と縦枠材と間柱が形成する隙
間を残さないように充填することにより、パネル面に間
柱が直接当接せずに断熱面を形成できる構造となるた
め、きわめて優れた高断熱特性を有する。
おいて、現場での施工作業を従来のように容易に実施す
ることができることはもちろん、より優れた高断熱特性
と長期間美麗な外観を保持できる断熱複合パネルを提供
する。 【構成】 パネルの片面に、パネルの四周縁に柱や梁等
の構造材へ固定するための固定しろを残すように上下部
分には一対の上・下枠材が所定間隔を隔てて固着され、
この上・下枠材間には両側端部に縦枠材と内部には間柱
がパネルの面とは所定の隙間を形成するように固着さ
れ、上・下枠材と縦枠材と間柱とパネルが形成する空間
部には両側端部に欠き込み欠き込み段部が形成された断
熱板が少なくともパネル面と縦枠材と間柱が形成する隙
間を残さないように充填することにより、パネル面に間
柱が直接当接せずに断熱面を形成できる構造となるた
め、きわめて優れた高断熱特性を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は木造住宅等の建物の構築
に使用するパネルに関し、詳しくは現場での施工作業を
容易に実施することができ、かつ優れた高断熱特性を有
する断熱複合パネルに関する。
に使用するパネルに関し、詳しくは現場での施工作業を
容易に実施することができ、かつ優れた高断熱特性を有
する断熱複合パネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】住宅等の建物は省エネルギーのために床
や壁、天井等に断熱加工が施されている。そして、施工
性を高めるために予め断熱構造を有する断熱複合パネル
を製造しておき、施工現場で断熱複合パネルを施工箇所
に建て込む作業が行われている。
や壁、天井等に断熱加工が施されている。そして、施工
性を高めるために予め断熱構造を有する断熱複合パネル
を製造しておき、施工現場で断熱複合パネルを施工箇所
に建て込む作業が行われている。
【０００３】この種の断熱複合パネルとして例えば図４
に示すように、パネル１１の片面に、パネル１１の周縁
に柱等へ固定するための固定しろを残すように枠材１２
が所定間隔を隔てて取り付けられ、この枠材１２間に断
熱板１３が取り付けられた構成のものがある。そして、
柱１４に前記パネル１１の固定しろを当接して外面より
釘等で固定して壁体等を構成するものである。
に示すように、パネル１１の片面に、パネル１１の周縁
に柱等へ固定するための固定しろを残すように枠材１２
が所定間隔を隔てて取り付けられ、この枠材１２間に断
熱板１３が取り付けられた構成のものがある。そして、
柱１４に前記パネル１１の固定しろを当接して外面より
釘等で固定して壁体等を構成するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成では
枠材１２がパネル１１に直接当接されており、この箇所
の断熱効果が断熱材を充填した他の部分より期待できな
いし、数年を経過すると外壁材表面に間柱の部分のみが
筋状に汚れ、見掛けを低下させる等の問題があった。
枠材１２がパネル１１に直接当接されており、この箇所
の断熱効果が断熱材を充填した他の部分より期待できな
いし、数年を経過すると外壁材表面に間柱の部分のみが
筋状に汚れ、見掛けを低下させる等の問題があった。
【０００５】本発明の目的は、木造住宅等の建物の構築
に使用するパネルにおいて、現場での施工作業を従来の
ように容易に実施することができることはもちろん、よ
り優れた高断熱特性と長期間美麗な外観を保持できる断
熱複合パネルを提供することにある。
に使用するパネルにおいて、現場での施工作業を従来の
ように容易に実施することができることはもちろん、よ
り優れた高断熱特性と長期間美麗な外観を保持できる断
熱複合パネルを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、パネルの片面
に、パネルの四周縁に柱や梁等の構造材へ固定するため
の固定しろを残すように上下部分には一対の上・下枠材
が所定間隔を隔てて固着され、この上・下枠材間には両
側端部に縦枠材と内部には間柱がパネルの面とは所定の
隙間を形成するように固着され、上・下枠材と縦枠材と
間柱とパネルが形成する空間部には両側端部に欠き込み
段部が形成された断熱板が充填されたことを構成要件と
する。
に、パネルの四周縁に柱や梁等の構造材へ固定するため
の固定しろを残すように上下部分には一対の上・下枠材
が所定間隔を隔てて固着され、この上・下枠材間には両
側端部に縦枠材と内部には間柱がパネルの面とは所定の
隙間を形成するように固着され、上・下枠材と縦枠材と
間柱とパネルが形成する空間部には両側端部に欠き込み
段部が形成された断熱板が充填されたことを構成要件と
する。
【０００７】以下、本発明を実施例と図面に基づいて詳
しく説明する。
しく説明する。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の実施例の断熱複合パネルの斜
視図で、図２はその構成のＡ−Ａ断面図を示している。
図３は本発明の実施例の断熱複合パネルを柱への取り付
けた状態を示す部分拡大図である。１４は柱である。
視図で、図２はその構成のＡ−Ａ断面図を示している。
図３は本発明の実施例の断熱複合パネルを柱への取り付
けた状態を示す部分拡大図である。１４は柱である。
【０００９】パネル１の片面に、パネル１の四周縁に柱
や梁等の構造材へ固定するための固定しろ１ａを残すよ
うに上下部分には一対の上・下枠材２、２’が梁−根太
間寸法を隔てて固着されている。この上・下枠材２、
２’間には両側端部に縦枠材４と内部には間柱５がパネ
ル１の面とは隙間を形成するように固着されている。そ
して、上・下枠材２、２’と縦枠材４と間柱５とパネル
１が形成する空間部には両側端部に欠き込み段部３ａが
形成された断熱板３がパネル１面と縦枠材４と間柱５が
形成する隙間を残さないように充填されている。
や梁等の構造材へ固定するための固定しろ１ａを残すよ
うに上下部分には一対の上・下枠材２、２’が梁−根太
間寸法を隔てて固着されている。この上・下枠材２、
２’間には両側端部に縦枠材４と内部には間柱５がパネ
ル１の面とは隙間を形成するように固着されている。そ
して、上・下枠材２、２’と縦枠材４と間柱５とパネル
１が形成する空間部には両側端部に欠き込み段部３ａが
形成された断熱板３がパネル１面と縦枠材４と間柱５が
形成する隙間を残さないように充填されている。
【００１０】パネル１は厚さ７〜１２ｍｍ程度の合板、
パーティクルボード、ハードボード、ＭＤＦ、ＬＶＬ、
ＯＳＢ等の木質板が一般に用いられる。その他、石膏ボ
ード等の無機質板、金属板、硬質プラスチック板等も使
用可能である。これらは通常単体で用いられるが異種を
複合して用いてもよい。
パーティクルボード、ハードボード、ＭＤＦ、ＬＶＬ、
ＯＳＢ等の木質板が一般に用いられる。その他、石膏ボ
ード等の無機質板、金属板、硬質プラスチック板等も使
用可能である。これらは通常単体で用いられるが異種を
複合して用いてもよい。
【００１１】断熱板３は発泡ウレタン、発泡スチロー
ル、発泡ポリスチレン、発泡塩化ビニル等の発泡合成樹
脂板が主として用いられ、発泡倍率１０〜３０倍、厚さ
２０〜６０ｍｍのものが使用されるが、その他グラスウ
ール等も使用できる。
ル、発泡ポリスチレン、発泡塩化ビニル等の発泡合成樹
脂板が主として用いられ、発泡倍率１０〜３０倍、厚さ
２０〜６０ｍｍのものが使用されるが、その他グラスウ
ール等も使用できる。
【００１２】断熱板３両側端部に形成される欠き込み段
部３ａは縦枠材４の幅と一致しており、また、断熱板３
同志を並列させた際に形成される欠き込み段部３ａによ
る凹部の寸法は間柱５の寸法より１ｍｍ程度小さく形成
しておくと、凹部に間柱５を嵌合する際、密着が強固に
行われ気密性が向上して好ましい。
部３ａは縦枠材４の幅と一致しており、また、断熱板３
同志を並列させた際に形成される欠き込み段部３ａによ
る凹部の寸法は間柱５の寸法より１ｍｍ程度小さく形成
しておくと、凹部に間柱５を嵌合する際、密着が強固に
行われ気密性が向上して好ましい。
【００１３】図３に示すように、断熱板３を柱１４間の
間隔より２〜４ｍｍ程度大きめに形成しておくと、施工
時に断熱板３の端部３ｂが柱１４へ押圧され、より一層
の気密性を向上させることができる。その際、断熱板３
の端部３ｂをパネル側に２ｍｍ程度傾斜させておくと柱
１４間へ引っ掛かりなく容易に取り付けることができ
る。
間隔より２〜４ｍｍ程度大きめに形成しておくと、施工
時に断熱板３の端部３ｂが柱１４へ押圧され、より一層
の気密性を向上させることができる。その際、断熱板３
の端部３ｂをパネル側に２ｍｍ程度傾斜させておくと柱
１４間へ引っ掛かりなく容易に取り付けることができ
る。
【００１４】上・下枠材２、２’と縦枠材４と間柱５は
製材品や集成材、ＬＶＬ等の木質材が一般に用いられ
る。上・下枠材２、２’の間隔は梁と根太との間に嵌合
できる寸法である。なお、梁−根太間より４ｍｍ程度小
さめにして構成しておくとパネルを梁−根太間へ取り付
ける際、引っ掛かりなく容易に取り付けることができ
る。縦枠材４、４の間隔も柱１４間より４ｍｍ程度小さ
めにして構成しておくとパネルを柱１４間へ取り付ける
際、引っ掛かりなく容易に取り付けることができる。
製材品や集成材、ＬＶＬ等の木質材が一般に用いられ
る。上・下枠材２、２’の間隔は梁と根太との間に嵌合
できる寸法である。なお、梁−根太間より４ｍｍ程度小
さめにして構成しておくとパネルを梁−根太間へ取り付
ける際、引っ掛かりなく容易に取り付けることができ
る。縦枠材４、４の間隔も柱１４間より４ｍｍ程度小さ
めにして構成しておくとパネルを柱１４間へ取り付ける
際、引っ掛かりなく容易に取り付けることができる。
【００１５】なお、パネルの仮設置後は縦枠材４と柱１
４間に２ｍｍ程度の隙間１３が空くが、釘で縦枠材４の
内側から打ち込むことにより柱１４に密着させることが
できて何ら問題はない。縦枠材４及び間柱５とパネル１
間の隙間は、パネル全面で均一にかつ十分な断熱特性を
得るために最低１０ｍｍ以上は必要である。
４間に２ｍｍ程度の隙間１３が空くが、釘で縦枠材４の
内側から打ち込むことにより柱１４に密着させることが
できて何ら問題はない。縦枠材４及び間柱５とパネル１
間の隙間は、パネル全面で均一にかつ十分な断熱特性を
得るために最低１０ｍｍ以上は必要である。
【００１６】また、請求項２に記載のようにパネル１外
面に透湿防水シート６を貼着してもよい。これはパネル
を構成する際に貼着しておいてもよいし、施工後に貼着
してもよい。透湿防水シート６としては合成樹脂フィル
ム、不織布、金属箔等があげられ、透湿度は１０００ｇ
／ｍ２・２４ｈｒ（ＪＩＳ−Ｌ１０９２−Ｂに基づく
値）以上のものが水分の影響によるカビ等を防止する上
で好ましい。なお、パネル施工時に柱１４とパネル１の
固定しろ１ａ間にシーリング剤を塗布して気密性を一層
高めることもできる。
面に透湿防水シート６を貼着してもよい。これはパネル
を構成する際に貼着しておいてもよいし、施工後に貼着
してもよい。透湿防水シート６としては合成樹脂フィル
ム、不織布、金属箔等があげられ、透湿度は１０００ｇ
／ｍ２・２４ｈｒ（ＪＩＳ−Ｌ１０９２−Ｂに基づく
値）以上のものが水分の影響によるカビ等を防止する上
で好ましい。なお、パネル施工時に柱１４とパネル１の
固定しろ１ａ間にシーリング剤を塗布して気密性を一層
高めることもできる。
【００１７】（実施例１）パネル１は３，０３０ｍｍ×
９１０ｍｍ×９ｍｍの構造用合板、断熱板３は２，７６
６ｍｍ×４５５ｍｍ×５０ｍｍで欠き込み段部３ａは深
さ３６ｍｍ×幅１９ｍｍに形成したスタイロフォーム
（商品名）２枚、上・下枠材２、２’は８０３ｍｍ×１
０３ｍｍ×２７ｍｍの製材品、縦枠材４は２，７６６ｍ
ｍ×８９ｍｍ×１９ｍｍの製材品、間柱５は２，７６６
ｍｍ×８９ｍｍ×３８ｍｍの製材品、透湿防水シート６
は厚さ０．１７ｍｍのタイベック（商品名）を使用して
求める断熱複合パネルを構成した。
９１０ｍｍ×９ｍｍの構造用合板、断熱板３は２，７６
６ｍｍ×４５５ｍｍ×５０ｍｍで欠き込み段部３ａは深
さ３６ｍｍ×幅１９ｍｍに形成したスタイロフォーム
（商品名）２枚、上・下枠材２、２’は８０３ｍｍ×１
０３ｍｍ×２７ｍｍの製材品、縦枠材４は２，７６６ｍ
ｍ×８９ｍｍ×１９ｍｍの製材品、間柱５は２，７６６
ｍｍ×８９ｍｍ×３８ｍｍの製材品、透湿防水シート６
は厚さ０．１７ｍｍのタイベック（商品名）を使用して
求める断熱複合パネルを構成した。
【００１８】（実施例２）パネル１は３，０３０ｍｍ×
１，３６５ｍｍ×９ｍｍの構造用合板、断熱板３は実施
例１と同様のスタイロフォーム（商品名）３枚、上・下
枠材２、２’は１，２６２ｍｍ×１０３ｍｍ×２７ｍｍ
の製材品、縦枠材４は実施例１と同様のもの、間柱５は
実施例１と同様のものを２本、透湿防水シート６は実施
例１と同様のタイベック（商品名）を使用して広幅用の
断熱複合パネルを構成した。
１，３６５ｍｍ×９ｍｍの構造用合板、断熱板３は実施
例１と同様のスタイロフォーム（商品名）３枚、上・下
枠材２、２’は１，２６２ｍｍ×１０３ｍｍ×２７ｍｍ
の製材品、縦枠材４は実施例１と同様のもの、間柱５は
実施例１と同様のものを２本、透湿防水シート６は実施
例１と同様のタイベック（商品名）を使用して広幅用の
断熱複合パネルを構成した。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、パネル面に間柱が直接
当接せずに断熱面を形成できる構造となるため、きわめ
て優れた高断熱特性を有する。また、パネル全面に断熱
面が形成されるため、パネル面の間柱の部分のみに結露
による筋状の汚れが発生し難く長期間美麗な外観を保持
することができる。さらに、現場での施工作業は従来と
おり容易に実施することができる。
当接せずに断熱面を形成できる構造となるため、きわめ
て優れた高断熱特性を有する。また、パネル全面に断熱
面が形成されるため、パネル面の間柱の部分のみに結露
による筋状の汚れが発生し難く長期間美麗な外観を保持
することができる。さらに、現場での施工作業は従来と
おり容易に実施することができる。
【図１】本発明の実施例の断熱複合パネルの斜視図
【図２】本発明の実施例の断熱複合パネルのＡ−Ａ断面
図
図
【図３】本発明の実施例の断熱複合パネルの施工状態を
示す部分拡大図
示す部分拡大図
【図４】従来の断熱複合パネルの施工状態を示す断面図
１ パネル ２ 上枠材 ２’ 下枠材 ３ 断熱板 ４ 縦枠材 ５ 間柱 ６ 透湿防水シート
Claims (2)
- 【請求項１】 パネル（１）の片面に、パネル（１）の
四周縁に柱や梁等の構造材へ固定するための固定しろ
（１ａ）を残すように上下部分には一対の上・下枠材
（２）、（２’）が所定間隔を隔てて固着され、この上
・下枠材（２）、（２’）間には両側端部に縦枠材
（４）と内部には間柱（５）がパネル（１）の面とは所
定の隙間を形成するように固着され、上・下枠材
（２）、（２’）と縦枠材（４）と間柱（５）とパネル
（１）が形成する空間部には両側端部に欠き込み段部
（３ａ）が形成された断熱板（３）が充填されたことを
特徴とする断熱複合パネル。 - 【請求項２】 パネル（１）外面に透湿防水シート
（６）が貼着されたことを特徴とする請求項１記載の断
熱複合パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11541896A JPH09279710A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 断熱複合パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11541896A JPH09279710A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 断熱複合パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09279710A true JPH09279710A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14662089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11541896A Pending JPH09279710A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 断熱複合パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09279710A (ja) |
-
1996
- 1996-04-11 JP JP11541896A patent/JPH09279710A/ja active Pending
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