JPH0927919A - モアレ低減装置 - Google Patents

モアレ低減装置

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JPH0927919A
JPH0927919A JP19800495A JP19800495A JPH0927919A JP H0927919 A JPH0927919 A JP H0927919A JP 19800495 A JP19800495 A JP 19800495A JP 19800495 A JP19800495 A JP 19800495A JP H0927919 A JPH0927919 A JP H0927919A
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JP
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circuit
moire
vertical
correction waveform
focus
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JP19800495A
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Inventor
Masahiro Yoshida
昌弘 吉田
Katsuhisa Kitada
勝久 北田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陰極線管を用いた表示装置において、走査線
と垂直方向の蛍光体ドットとの相互干渉により発生する
モアレを低減すること。 【構成】 モアレ判別回路102を設け、垂直方向の蛍
光体のドットピッチと単位長さあたりの走査線数との関
係より、走査線の垂直方向のシフト量を決定する。モア
レ補正波形発生回路103はモアレ判別回路102の出
力により、垂直方向の偏向量を補正するためのモアレ補
正波形を発生する。垂直偏向回路101は垂直同期信号
とモアレ補正波形により垂直方向に電子ビームを偏向す
る。このとき蛍光体のドットピッチの変化に対応して垂
直方向の偏向量を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョン受像機
等のようにCRTを用いた表示装置において、走査線と
垂直方向のドット蛍光体との相互干渉により発生するモ
アレを低減するモアレ低減装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のモアレ低減装置としては、例えば
特開平5−236291号公報に示されたものがある。
図12はこの従来のモアレ低減装置の概略構成を示すブ
ロック図である。本図において分周回路1201は垂直
同期信号を2倍の周期に分周して制御信号を出力する回
路である。スイッチ回路1202は分周回路1201の
制御信号によって走査線の垂直方向のシフト量を制御す
る回路である。垂直偏向回路1203は垂直同期信号に
より電子ビームを垂直方向に偏向するための偏向波形を
発生する回路である。垂直偏向コイル1204は垂直偏
向回路1203の出力により電子ビームを垂直方向に偏
向するコイルである。コンデンサ1205は垂直偏向コ
イル1204により電子ビームの偏向される量を垂直方
向の曲率に一致するようS字補正する補正用のコンデン
サである。スイッチ回路1201の出力は抵抗1206
を介してコンデンサ1205に与えられる。
【0003】以上のように構成された従来のモアレ低減
装置の動作について、図13の信号波形図を用いて説明
する。分周回路1201は、図13(a)に示す垂直同
期信号を入力し、図13(b)に示すように垂直周期の
2倍の周期の制御信号をスイッチ回路1202に出力す
る。スイッチ回路1202は入力された制御信号により
オン又はオフ(開閉)する。スイッチ回路1202がオ
ンのときには抵抗1206を通して一定の電流がコンデ
ンサ1205に供給され、スイッチ回路1202がオフ
のときにはコンデンサ1205には電流を供給しない。
【0004】スイッチ回路1202がなければ、コンデ
ンサ1205の両端の電圧は図13(c)のようにな
る。しかしここではスイッチ回路1202を設けている
ので、コンデンサ1205の両端の波形は図13(d)
のようになる。これと同時に垂直偏向回路1203によ
り発生した垂直偏向電圧が加算される。これにより垂直
偏向コイル1202に流れる偏向電流はフィールド毎に
変化し、画面の表示位置が垂直周期ごとに上下にシフト
する。このためモアレの濃淡(コントラスト)が弱くな
り、表示画面上のモアレ現象が低減される。
【0005】ここで、CRTの表示画面は球面ではなく
平面に近くなっているため、表示画面の中心から周辺に
行くに従って偏向電流を小さくする必要がある。スイッ
チ回路1202がオンのときには抵抗1206を介して
S字補正のコンデンサ1205に一定の電圧が重畳され
るので、図14の一点鎖線で示す第2フィールドの走査
線が点線で示す方向にシフトする。これにより画面全面
で第2フィールドの走査線をシフトでき、垂直モアレを
低減できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
のような構成では、スイッチ回路1202の制御により
走査位置を移動させる量は、画面中央から画面水平方向
の周辺まで一定にしている。一方、現在主流となってい
るフラットCRTでは、画面中央から周辺に行くに従っ
て蛍光体ドットのピッチが変化しているので、画面中央
と画面水平方向の周辺とで発生するモアレ波長λが変化
する。従って画面の表示位置によって蛍光体のドットピ
ッチが異なる場合には、従来の方法であれば画面全面で
モアレを低減することができないという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、蛍光体のドットピッチの変化
に対応して表示位置のシフト量を制御することにより、
高精度で画像劣化を少くし、且つモアレ低減が行うモア
レ低減装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、垂直同期信号とモアレ補正波形により陰極線管の垂
直偏向波形を発生する垂直偏向回路と、前記陰極線管の
蛍光体の垂直方向のドットピッチと単位長さあたりの走
査線数とにより、走査線の垂直方向のシフト量を決定す
るモアレ判別回路と、前記モアレ判別回路の出力により
垂直同期信号に同期して垂直方向の偏向量を補正する補
正波形を発生し、前記垂直偏向回路に与えるモアレ補正
波形発生回路と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0009】本願の請求項2の発明は、垂直同期信号と
モアレ補正波形により陰極線管の垂直偏向波形を発生す
る垂直偏向回路と、前記垂直偏向回路の垂直偏向波形の
振幅により、前記陰極線管の表示サイズを判別する偏向
振幅判別回路と、前記偏向振幅判別回路の出力により単
位長さあたりの走査線数の変化を算出し、前記陰極線管
の蛍光体のドットピッチとの関係から走査線の垂直方向
のシフト量を決定するモアレ判別回路と、前記モアレ判
別回路の出力により垂直同期信号に同期して垂直方向の
偏向量を補正する補正波形を発生し、前記垂直偏向回路
に与えるモアレ補正波形発生回路と、を具備することを
特徴とするものである。
【0010】本願の請求項3の発明では、前記モアレ判
別回路は、陰極線管の表示画面において、電子ビームに
よる走査線の間隔をs、垂直方向の蛍光体のドットピッ
チをa、蛍光体のドット半径をb、電子ビームのスポッ
ト径をd、走査線パターンの高調波次数をn、定数をc
=π・ b/a、第1ベッセル関数をJ1 、第1のフィー
ルドに対する第2のフィールドの走査線の移動量をΔ
s、モアレ波長をλ、モアレのコントラストをMとする
とき、モアレ波長λが特定された走査線の間隔sに対し
て極大値をとる次数nを(1)式より求め、該次数nに
よって決定される|cos(πnΔs/s)|の項が最
小となる走査線の移動量Δsを(2)式より求め、前記
移動量Δsを前記走査線の垂直方向のシフト量として前
記モアレ補正波形発生回路に与えることを特徴とするも
のである。
【0011】本願の請求項4の発明は、垂直又は水平同
期信号とモアレ補正波形により陰極線管のフォーカス制
御用の波形を発生するフォーカス補正波形発生回路と、
前記フォーカス補正波形発生回路の出力を増幅し、前記
陰極線管のフォーカス電極に与えるフォーカス回路と、
前記陰極線管の蛍光体の垂直方向のドットピッチと単位
長さあたりの走査線数とより、電子ビームの垂直方向の
フォーカス径を決定するフォーカス制御信号を出力する
モアレ判別回路と、前記モアレ判別回路の出力によりフ
ォーカス径を補正する補正波形を発生し、前記フォーカ
ス補正波形発生回路に与えるモアレ補正波形発生回路
と、を具備することを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項5の発明は、垂直又は水平同
期信号とモアレ補正波形により陰極線管のフォーカス制
御用の波形を発生するフォーカス補正波形発生回路と、
前記フォーカス補正波形発生回路の出力を増幅し、前記
陰極線管のフォーカス電極に与えるフォーカス回路と、
垂直同期信号により陰極線管の垂直偏向波形を発生する
垂直偏向回路と、前記垂直偏向回路の垂直偏向波形の振
幅により、前記陰極線管の表示サイズを判別する偏向振
幅判別回路と、前記偏向振幅判別回路の出力により単位
長さあたりの走査線数の変化を算出し、前記陰極線管の
蛍光体のドットピッチとの関係から垂直方向のフォーカ
ス径を決定するフォーカス制御信号を出力するモアレ判
別回路と、前記モアレ判別回路の出力によりフォーカス
径を補正する補正波形を発生し、前記フォーカス補正波
形発生回路に与えるモアレ補正波形発生回路と、を具備
することを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項6の発明では、前記モアレ判
別回路は、陰極線管の表示画面において、電子ビームに
よる走査線の間隔をs、垂直方向の蛍光体のドットピッ
チをa、蛍光体のドット半径をb、電子ビームのスポッ
ト径をd、走査線パターンの高調波次数をn、定数をc
=π・ b/a、第1ベッセル関数をJ1 、第1のフィー
ルドに対する第2のフィールドの走査線の移動量をΔ
s、モアレ波長をλ、モアレのコントラストをMとする
とき、モアレ波長λが特定された走査線の間隔sに対し
て極大値をとる次数nを(3)式より求め、該次数nに
よって決定されるexp(−π2 2 2 /12s2
の項が最小となる電子ビームのスポット径dを(4)式
より求め、前記スポット径dを陰極線管のフォーカス制
御用の信号として前記フォーカス補正波形発生回路に与
えることを特徴とするものである。
【0014】このような特徴を有する本願の請求項1記
載の発明によれば、モアレ判別回路は陰極線管の蛍光体
の垂直方向のドットピッチと、表示画面の単位長さあた
りの走査線数とにより、走査線の垂直方向のシフト量を
決定する。モアレ補正波形発生回路はモアレ判別回路の
出力により、垂直同期信号に同期して垂直方向の偏向量
を補正する補正波形を発生し、垂直偏向回路に与える。
垂直偏向回路は垂直同期信号とモアレ補正波形により、
陰極線管の垂直偏向波形を発生する。
【0015】本願の請求項2記載の発明によれば、偏向
振幅判別回路は垂直偏向波形の振幅により、陰極線管の
表示サイズを判別する。モアレ判別回路は偏向振幅判別
回路の出力により、単位長さあたりの走査線数の変化を
算出し、陰極線管の蛍光体のドットピッチとの関係から
走査線の垂直方向のシフト量を決定する。モアレ補正波
形発生回路はモアレ判別回路の出力により、垂直同期信
号に同期して垂直方向の偏向量を補正する補正波形を発
生し、垂直偏向回路に与える。垂直偏向回路は垂直同期
信号とモアレ補正波形により陰極線管の垂直偏向波形を
発生する。
【0016】本願の請求項4記載の発明によれば、モア
レ判別回路は陰極線管の蛍光体の垂直方向のドットピッ
チと単位長さあたりの走査線数とより、電子ビームの垂
直方向のフォーカス径を決定するためのフォーカス制御
信号を出力する。モアレ補正波形発生回路はモアレ判別
回路の出力によりフォーカス径を補正する補正波形を発
生し、フォーカス補正波形発生回路に与える。フォーカ
ス補正波形発生回路は垂直又は水平同期信号とモアレ補
正波形により陰極線管のフォーカス制御用の波形を発生
する。フォーカス回路はフォーカス補正波形発生回路の
出力を増幅し、陰極線管のフォーカス電極に与える。
【0017】本願の請求項5記載の発明によれば、偏向
振幅判別回路は垂直偏向波形の振幅により、陰極線管の
表示サイズを判別する。モアレ判別回路は偏向振幅判別
回路の出力により単位長さあたりの走査線数の変化を算
出し、陰極線管の蛍光体のドットピッチとの関係から垂
直方向のフォーカス径を決定するためのフォーカス制御
信号を出力する。モアレ補正波形発生回路はモアレ判別
回路の出力によりフォーカス径を補正する補正波形を発
生し、フォーカス補正波形発生回路に与える。フォーカ
ス補正波形発生回路は垂直又は水平同期信号とモアレ補
正波形により、陰極線管のフォーカス制御用の波形を発
生する。フォーカス回路はフォーカス補正波形発生回路
の出力を増幅し、陰極線管のフォーカス電極に与える。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例におけるモア
レ低減装置について図1〜図5を参照しつつ説明する。
図1(a)は第1実施例のモアレ低減装置の基本構成を
示すブロック図である。本図において、垂直偏向回路1
01は垂直同期信号とモアレの補正波形が与えられる
と、垂直方向に電子ビームを偏向する偏向波形を発生
し、偏向コイルに偏向電流を供給する回路である。モア
レ判別回路102は垂直方向の蛍光体のドットピッチと
単位長さあたりの走査線数の関係より、走査線の垂直方
向のシフト量を決定する回路である。モアレ補正波形発
生回路103はモアレ判別回路102の出力により垂直
同期信号に同期して垂直方向の偏向量を補正する補正波
形を発生して、垂直偏向回路101に出力する回路であ
る。
【0019】図1(b)はモアレ判別回路102の構成
例を示すブロック図である。本図の走査線数判別回路1
04は水平同期信号Hdと垂直同期信号Vdとが入力さ
れると、それぞれの同期信号の周波数により走査線数を
判別する回路である。HDTVの一例としてのハイビジ
ョン放送では、2×水平同期信号Hdの周波数/垂直同
期信号Vdの周波数=2×33.75kHz/60Hz=1125本とな
る。
【0020】垂直振幅判別回路105は垂直偏向電圧が
入力されると、垂直振幅を判別する回路である。陰極線
管のサイズは予め分かっているが、その表示サイズは偏
向電流より抽出した電圧により判別する。偏向電流Iに
ついては、表示期間をt、電源電圧をVc、偏向ヨーク
のインダクタンスをLとすると、I=Vct/Lの関係
より求めることができる。
【0021】演算回路106はメモリ及びCPU又はD
SPより構成され、走査線数判別回路104からの走査
線数と、垂直振幅判別回路104からの垂直振幅が与え
られると、水平走査方向の各位置における第2フィール
ドの走査線の垂直方向のシフト量Δsを演算する回路で
ある
【0022】図2は第1フイールドと第2フイールドに
おける走査線の関係を示した説明図である。また図3は
単位長さあたりの走査線数とモアレ波長λとの関係を示
した説明図である。一般にモアレ波長が大きいとき、人
の目に目立ち易くなる。従って本発明は与えられた走査
線を有するCRTにおいて、モアレ波長を小さくするこ
とと、その濃淡を下げることを目的とする。
【0023】図4は走査線の移動量とモアレの濃淡(コ
ントラスト)の関係を示した説明図である。図2(a)
に示すように走査線間隔をs、また垂直方向の蛍光体の
ドットピッチをa、蛍光体のドット半径をb、ビームの
スポット径をd、走査線パターンの高調波次数をnとす
ると、モアレはドットパターンでサンプリングされた走
査線パターンにより発生する。このため、モアレは走査
線パターンと蛍光体のドットパターンのフリーエ級数展
開の積より求められる。
【0024】テレビジョン学会誌,Vol.30,12
月,pp30−37にも示されるように、この2つのフ
ーリエ級数展開の積よりモアレ波長λ及びモアレのコン
トラストMを求めると、それぞれ次式のようになる。
【数5】 λ=1/|2/a−n/s|・・・(5) M={J1 (4c)/c}・ exp(−π2 2 2 /12s2 ) ・・・(6) ここで、c=π・ b/a、J1 は第1ベッセル関数であ
る。
【0025】また、図2(b)に示すように第1フィー
ルドに対する第2フィールド目の走査線の移動量をΔs
とおき、その走査線パターンと蛍光体のフーリエ級数展
開の積より、モアレ波長λ及びコントラストMを求める
と、それぞれ次式のようになる。
【数6】 λ=1/|2/a−n/s|・・・(7) M={J1 (4c)/c}・ exp(−π2 2 2 /12s2 ) ×|cos(πnΔs/s)|・・・(8)
【0026】図2(b)に示すような走査の場合、モア
レ波長λは(7)式で与えられる。ここでは垂直方向の
蛍光体のドットピッチは表示画面のそれぞれの位置にお
いて決まっている。それぞれの蛍光体のドットピッチに
おいて、単位長さあたりの走査線数とモアレ波長の関係
を示すと図3のようになる。図3(a)は画面中央部で
のモアレ波長の関係を示し、(b)は画面周辺部でのモ
アレ波長の関係を示している。図3(a)、(b)に示
すようにモアレ波長が大きくなる次数nの位置は蛍光体
のドットピッチの違いにより変化する。しかし単位長さ
あたりの走査線数は、画面表示高さと走査線数とが決ま
れば一意の値に決まる。このためモアレ波長が最大とな
る次数nは画面中央と周辺では異なる。例えば単位長さ
あたりの走査線数が図3(a)、(b)に示すA点であ
るとき、画面中央では図3(a)のようにn=4.5の
ときモアレ波長が最大となる。画面周辺では図3(b)
のようにn=4のときモアレ波長が最大となる。
【0027】この次数nのとき、(8)式で示されるコ
ントラストMのうち、cos(πnΔs/s)について
移動量Δsとの関係を示すと図4のようになる。このコ
サインの項が0となるように、移動量すなわち第2フィ
ールド目の表示位置を移動すれば、コントラストMは0
となり、モアレは目立たなくなる。すなわち画面中央で
はB点、画面周辺ではC点の位置となるよう第2フィー
ルド目の位置をシフトする。この移動量のとき、他の次
数として例えばn=2等では、B、C点ともコントラス
トMは0にならないが、逆に次数n=2のときのA点
(画面サイズと走査線数とで一意に決まる値)でのモア
レ波長λは小さくほとんど0に等しい。このためモアレ
は実質的に目立たなくなる。
【0028】よって、画面中央部ではコサインの項が0
となる点B、画面周辺部では点Cの値となるよう、第2
フィールド目の表示位置を移動すれば良い。実際のCR
Tでは画面中央から周辺に行くに従って徐々に蛍光体の
ドットピッチが変化しており、それに対応して第2フィ
ールド目の表示位置を移動させる。
【0029】この機能を実現するため図1について説明
すると、表示画面のそれぞれの表示位置について、図1
(b)に示すモアレ判別回路102は蛍光体のドットピ
ッチと単位長さあたりの走査線数とから、モアレ波長λ
が最大となる次数nを算出し、そのときコントラストM
が最小となる走査線の移動量を算出する。このモアレ判
別回路102の出力により、モアレ補正波形発生回路1
03は表示位置に対応してモアレのコントラストMが最
小となる補正波形を垂直偏向回路101に供給する。図
2(c)は補正波形の一例を1水平走査期間の波形で示
している。
【0030】垂直偏向回路101は、モアレ補正波形発
生回路103の出力に応じて第2フィールド目の偏向量
をモアレが最小となる量だけ移動するための偏向波形生
成し、偏向コイルに出力する。このとき、図5に示すよ
うに第1フィールドは走査線を動かさず、第2フィール
ドは点線で示すように画面周辺で移動量が大きく、中央
部では移動量の少ない軌跡となるよう走査線を移動させ
る。
【0031】以上のように第1実施例によれば、モアレ
判別回路102で蛍光体のドットピッチの変化に対応し
て、モアレのコントラストMが最小となる移動量Δsを
決定する。そしてモアレ補正波形発生回路103におい
て補正を行うことによって、モアレが最小となるよう最
適なシフトを画面の表示位置に対応して行う。こうして
モアレの低減を実現し、高精度で画像劣化を少なくする
ことができる。
【0032】本発明の第2実施例におけるモアレ低減装
置について図6を参照しつつ説明する。図6は第2実施
例のモアレ低減装置の基本構成を示すブロック図であ
り、第1実施例と同一部分は同一の符号を付け、それら
の説明は省略する。図6において、偏向振幅判別回路6
01は垂直偏向回路101の出力する偏向波形の振幅に
より、表示画面の垂直方向の表示サイズを検出する回路
である。モアレ判別回路602は偏向振幅判別回路60
1の出力により第2フィールドの表示位置のシフト量を
決定する回路であり、図1(b)に示す走査線数判別回
路104と演算回路106とから構成される。
【0033】このように構成された第2実施例のモアレ
低減装置の動作について説明する。偏向振幅判別回路6
01は垂直偏向回路101の偏向波形の振幅により垂直
方向の表示サイズを検出し、その情報をモアレ判別回路
602に与える。モアレ判別回路602は垂直方向の表
示サイズにより、単位長さあたりの走査線数を算出す
る。表示サイズが変化した場合は単位長さあたりの走査
線数が変化するため、モアレ波長λが最大となる次数n
が変化する。よってモアレ判別回路602は第1実施例
と同様にモアレ波長λが最大となる次数nを求め、コン
トラストMが最小となる移動量Δsを決定する。そして
その値をモアレ補正波形発生回路103に出力する。
【0034】このように第2実施例によれば、偏向振幅
判別回路601は偏向波形の振幅により、垂直方向の表
示サイズを検出することにより、表示サイズの変化によ
ってモアレ波長λが変化した場合も、その最大波長時の
コントラストMが最小となるよう走査線の位置をシフト
させる。このため高精度なモアレ低減の機能を実現する
ことができる。
【0035】本発明の第3実施例におけるモアレ低減装
置について図7を参照しつつ説明する。図7は第3実施
例のモアレ低減装置の基本構成を示すブロック図であ
る。本図において、フォーカス補正波形発生回路701
は同期信号とモアレの補正波形とを入力し、フォーカス
補正用の波形を発生する回路である。フォーカス回路7
02はフォーカス補正波形発生回路701の出力を所望
の振幅に増幅する回路であり、その出力はフォーカス電
極に与えられる。モアレ判別回路703は垂直方向の蛍
光体のドットピッチと、単位長さあたりの走査線数の関
係より、モアレが最小となるようフォーカス制御信号を
発生する回路であり、その構成は図1(b)と同様であ
る。モアレ補正波形発生回路704はモアレ判別回路7
03の出力により、フォーカス補正波形発生回路701
に補正信号を垂直同期信号に同期して出力する回路であ
る。
【0036】このように構成された第3実施例のモアレ
低減装置の動作について図7〜図10を用いて説明す
る。図8(a),(b)は夫々画面中央と画面周辺にお
ける単位長さあたりの走査線数とモアレ波長λの関係を
示す説明図である。図9(a)はモアレ波長λが最大と
なる次数nと、コントラストMにおけるexp(−π2
2 2 /12s2 )の関係を示し、図9(b)はフォ
ーカス径dとコントラストMにおけるexp(−π2
2 2 /12s2 )との関係を示す説明図である。ま
た、図10は第1及び第2フィールドの走査線の関係を
示した説明図である。
【0037】図10に示すように第2フィールドの表示
位置をシフトせず、固定する場合の移動量はΔs=0.
5sとおける。この場合もコントラストMとして(6)
式を同様に用いることができる。
【0038】ここで、垂直方向の蛍光体のドットピッチ
は画面のそれぞれの位置において決まっており、第1の
実施例と同様に単位長さあたりの走査線数は画面表示高
さと走査線数が決まれば一意の値に決まる。そのときの
モアレ波長が最大となるときの次数nは、例えば単位長
さあたりの走査線数が図8の点Dの位置であるとき、画
面中央ではn=4.5のときモアレ波長が最大となり、
画面周辺ではn=4のときモアレ波長が最大となる。こ
の次数ではコントラストMのうち、exp(−π2 2
2 /12s2 )について次数nとの関係を示すと、図
9(a)のようになる。この図のように次数nが大きく
なるに従ってコントラストMは指数関数的に小さくな
る。
【0039】しかし、画面周辺部では画面中央部に比べ
モアレ波長λが最大となる次数nが小さく、モアレのコ
ントラストMは画面中央部より大きくなり、モアレが目
立ってしまう。フォーカス径dとコントラストMの関係
は図9(b)に示すように次数nとコントラストMの関
係と同様にフォーカス径dを大きくすると、コントラス
トMは指数関数的に小さくなっていく。
【0040】よって、画面周辺部のコントラストの増大
を防ぐために、解像度の劣化が少ない範囲で画面周辺部
に行くに従ってフォーカス径dを大きくすることによ
り、次数nの増大によるコントラストMの増加を抑える
ことができる。
【0041】この機能を図7について説明すると、モア
レ判別回路703により蛍光体のドットピッチと単位長
さあたりの走査線数とから、モアレ波長が最大となる次
数nを算出し、次数nの変化によるコントラストMの増
加を吸収するようフォーカス径dを算出する。このモア
レ判別回路703の出力により、モアレ補正波形発生回
路704では表示位置に対応してモアレのコントラスト
が最小となる補正波形をフォーカス補正波形発生回路7
01に出力する。フォーカス補正波形発生回路701で
は、モアレ補正波形発生回路704の出力に応じ、それ
ぞれの画面位置でモアレが最小となるようフォーカス補
正波形を補正し、フォーカス回路702に出力する。
【0042】このように第3実施例によれば、モアレ判
別回路703で蛍光体のドットピッチの変化に対応して
モアレのコントラストが最小となるフォーカス径dを決
定しする。そしてモアレ補正波形発生回路704におい
て補正波形を発生することによって、画面の表示位置に
対応してモアレが最小となるようなフォーカス特性が得
られる。このため高精度で画像劣化の少ないモアレ低減
の機能を実現することができる。
【0043】本発明の第4実施例におけるモアレ低減装
置について図11を参照しつつ説明する。図11は第4
実施例のモアレ低減装置の基本構成を示すブロック図で
あり、第3実施例と同一部分は同一の符号を付け、それ
らの説明は省略する。図11において、垂直偏向回路1
101は垂直同期信号により垂直方向に電子ビームを偏
向するための偏向波形を発生する回路である。偏向振幅
判別回路1102は垂直偏向回路1101の偏向波形の
振幅により表示サイズを検出する回路である。モアレ判
別回路1103は偏向振幅判別回路1102の出力によ
りフォーカス制御信号を発生する回路であり、図1
(b)の走査線数判別回路104と演算回路106とに
より構成される。
【0044】このように構成された第4実施例のモアレ
低減装置の動作について説明する。偏向振幅判別回路1
102は垂直偏向回路1101の偏向波形の振幅によ
り、垂直方向の表示サイズを検出し、モアレ判別回路1
103に表示サイズの情報を出力する。モアレ判別回路
1103は表示サイズの情報により、単位長さあたりの
走査線数を算出する。偏向サイズが変化した場合、単位
長さあたりの走査線数が変化するので、モアレ波長λが
最大となる次数nが変化する。このためモアレ波長λが
最大となる次数nを求め、次数nの変化によるコントラ
ストMの増加を抑えるようフォーカス径dを決定し、モ
アレ補正波形発生回路704に与える。
【0045】このように第4実施例によれば、偏向振幅
判別回路1102が垂直方向の表示サイズを検出するこ
とにより、表示サイズの変化によりモアレ波長が変化し
た場合も、コントラストMが最小となるようフォーカス
径dを変化させる。このため高精度なモアレ低減の機能
を実現することができる。
【0046】なお、第2実施例及び第4実施例におい
て、偏向振幅判別回路601及び1102は、垂直偏向
回路の偏向波形の振幅より表示サイズを判別したが、別
の手段を用いて表示サイズを検出しても良い。
【0047】また、第2実施例において偏向振幅判別回
路601は偏向振幅を判別して表示サイズより単位長さ
あたりの走査線数を算出したが、走査線数を判別して単
位長さあたりの走査線数を算出すれば同様の効果が得ら
れる。また偏向振幅判別回路601において、表示サイ
ズ及び走査線数両方の変化を検出し、単位長さあたりの
走査線数を算出すれば、さらに高精度なモアレ低減効果
が得られる。
【0048】また第4実施例において偏向振幅判別回路
1102は、偏向振幅を判別して表示サイズより単位長
さあたりの走査線数を算出したが、走査線数を判別して
単位長さあたりの走査線数を算出すれば同様の効果が得
られる。また偏向振幅判別回路1102において、表示
サイズ及び走査線数両方の変化を検出し、単位長さあた
りの走査線数を算出すれば、さらに高精度なモアレ低減
効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本願の請求
項1〜3の発明によれば、それぞれの画面位置に対応し
て走査線の垂直方向のシフト量を制御するため、画面位
置によって異なるモアレ波長にも対応できる。さらに表
示位置や走査線数が変化してモアレ波長が変化した場合
にも、最適な表示位置シフト量を制御することができ
る。このためより高精度で画像劣化の少ないモアレ低減
が可能となる。
【0050】更に本願の請求項4〜6の発明によれば、
走査線を垂直方向にシフトする代わりに、画面位置に対
応してフォーカス径を制御することにより、画面位置に
よって異なるモアレ波長にも対応できる。さらに表示位
置や走査線数が変化し、モアレ波長が変化した場合にも
最適なフォーカス径の制御を行うことができ。このため
違和感のない高精度なモアレ低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施例におけるモアレ低
減装置の基本構成を示すブロック図であり、(b)はモ
アレ判別回路のブロック図である。
【図2】(a),(b)は第1実施例における第1フィ
ールドと第2フィールドとの位置関係を示す説明図であ
り、(c)は補正波形の一例を示す説明図である。
【図3】第1実施例における単位長あたりの走査線数と
モアレ波長の関係を示す説明図である。
【図4】第1実施例における走査線のシフト量とモアレ
のコントラストの関係を示す説明図である。
【図5】第1実施例における走査線のシフト状態を示す
説明図である。
【図6】本発明の第2実施例におけるモアレ低減装置の
基本構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3実施例におけるモアレ低減装置の
基本構成を示すブロック図である。
【図8】第3実施例における単位長あたりの走査線数と
モアレ波長の関係を示す説明図である。
【図9】第3実施例における次数及びフォーカス径を変
化させた場合のモアレのコントラストの関係を示す説明
図である
【図10】第3実施例における走査線のシフト状態を示
す説明図である。
【図11】本発明の第4実施例におけるモアレ低減装置
の基本構成を示すブロック図である。
【図12】従来例のモアレ低減装置の基本構成を示すブ
ロック図である。
【図13】従来例のモアレ低減装置の動作を示す信号波
形図である。
【図14】従来例の走査線のシフト状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
101,1101,1203 垂直偏向回路 102,602,703,1103 モアレ判別回路 103,704 モアレ補正波形発生回路 104 走査線数判別回路 105 垂直振幅判別回路 106 演算回路 601,1102 偏向振幅判別回路 701 フォーカス補正波形発生回路 702 フォーカス回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直同期信号とモアレ補正波形により陰
    極線管の垂直偏向波形を発生する垂直偏向回路と、 前記陰極線管の蛍光体の垂直方向のドットピッチと単位
    長さあたりの走査線数とにより、走査線の垂直方向のシ
    フト量を決定するモアレ判別回路と、 前記モアレ判別回路の出力により垂直同期信号に同期し
    て垂直方向の偏向量を補正する補正波形を発生し、前記
    垂直偏向回路に与えるモアレ補正波形発生回路と、を具
    備することを特徴とするモアレ低減装置。
  2. 【請求項2】 垂直同期信号とモアレ補正波形により陰
    極線管の垂直偏向波形を発生する垂直偏向回路と、 前記垂直偏向回路の垂直偏向波形の振幅により、前記陰
    極線管の表示サイズを判別する偏向振幅判別回路と、 前記偏向振幅判別回路の出力により単位長さあたりの走
    査線数の変化を算出し、前記陰極線管の蛍光体のドット
    ピッチとの関係から走査線の垂直方向のシフト量を決定
    するモアレ判別回路と、 前記モアレ判別回路の出力により垂直同期信号に同期し
    て垂直方向の偏向量を補正する補正波形を発生し、前記
    垂直偏向回路に与えるモアレ補正波形発生回路と、を具
    備することを特徴とするモアレ低減装置。
  3. 【請求項3】 前記モアレ判別回路は、 陰極線管の表示画面において、電子ビームによる走査線
    の間隔をs、垂直方向の蛍光体のドットピッチをa、蛍
    光体のドット半径をb、電子ビームのスポット径をd、
    走査線パターンの高調波次数をn、定数をc=π・ b/
    a、第1ベッセル関数をJ1 、第1のフィールドに対す
    る第2のフィールドの走査線の移動量をΔs、モアレ波
    長をλ、モアレのコントラストをMとするとき、 モアレ波長λが特定された走査線の間隔sに対して極大
    値をとる次数nを次の(1)式より求め、 【数1】λ=1/|2/a−n/s|・・・(1) 該次数nによって決定される|cos(πnΔs/s)
    |の項が最小となる走査線の移動量Δsを次の(2)式
    より求め、 【数2】 M={J1 (4c)/c}・ exp(−π2 2 2 /12s2 ) ×|cos(πnΔs/s)|・・・(2) 前記移動量Δsを前記走査線の垂直方向のシフト量とし
    て前記モアレ補正波形発生回路に与えるものであること
    を特徴とする請求項1又は2記載のモアレ低減装置。
  4. 【請求項4】 垂直又は水平同期信号とモアレ補正波形
    により陰極線管のフォーカス制御用の波形を発生するフ
    ォーカス補正波形発生回路と、 前記フォーカス補正波形発生回路の出力を増幅し、前記
    陰極線管のフォーカス電極に与えるフォーカス回路と、 前記陰極線管の蛍光体の垂直方向のドットピッチと単位
    長さあたりの走査線数とより、電子ビームの垂直方向の
    フォーカス径を決定するフォーカス制御信号を出力する
    モアレ判別回路と、 前記モアレ判別回路の出力によりフォーカス径を補正す
    る補正波形を発生し、前記フォーカス補正波形発生回路
    に与えるモアレ補正波形発生回路と、を具備することを
    特徴とするモアレ低減装置。
  5. 【請求項5】 垂直又は水平同期信号とモアレ補正波形
    により陰極線管のフォーカス制御用の波形を発生するフ
    ォーカス補正波形発生回路と、 前記フォーカス補正波形発生回路の出力を増幅し、前記
    陰極線管のフォーカス電極に与えるフォーカス回路と、 垂直同期信号により陰極線管の垂直偏向波形を発生する
    垂直偏向回路と、 前記垂直偏向回路の垂直偏向波形の振幅により、前記陰
    極線管の表示サイズを判別する偏向振幅判別回路と、 前記偏向振幅判別回路の出力により単位長さあたりの走
    査線数の変化を算出し、前記陰極線管の蛍光体のドット
    ピッチとの関係から垂直方向のフォーカス径を決定する
    フォーカス制御信号を出力するモアレ判別回路と、 前記モアレ判別回路の出力によりフォーカス径を補正す
    る補正波形を発生し、前記フォーカス補正波形発生回路
    に与えるモアレ補正波形発生回路と、を具備することを
    特徴とするモアレ低減装置。
  6. 【請求項6】 前記モアレ判別回路は、 陰極線管の表示画面において、電子ビームによる走査線
    の間隔をs、垂直方向の蛍光体のドットピッチをa、蛍
    光体のドット半径をb、電子ビームのスポット径をd、
    走査線パターンの高調波次数をn、定数をc=π・ b/
    a、第1ベッセル関数をJ1 、第1のフィールドに対す
    る第2のフィールドの走査線の移動量をΔs、モアレ波
    長をλ、モアレのコントラストをMとするとき、 モアレ波長λが特定された走査線の間隔sに対して極大
    値をとる次数nを次の(3)式より求め、 【数3】λ=1/|2/a−n/s|・・・(3) 該次数nによって決定されるexp(−π2 2 2
    12s2 )の項が最小となる電子ビームのスポット径d
    を次の(4)式より求め、 【数4】 M={J1 (4c)/c}・ exp(−π2 2 2 /12s2 ) ×|cos(πnΔs/s)|・・・(4) 前記スポット径dを陰極線管のフォーカス制御用の信号
    として前記フォーカス補正波形発生回路に与えるもので
    あることを特徴とする請求項3又は4記載のモアレ低減
    装置。
JP19800495A 1995-07-10 1995-07-10 モアレ低減装置 Pending JPH0927919A (ja)

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JP19800495A JPH0927919A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 モアレ低減装置
US08/677,939 US5777441A (en) 1995-07-10 1996-07-10 Moire reducing apparatus
US09/033,072 US5959414A (en) 1995-07-10 1998-03-02 Moire reducing apparatus

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6847176B2 (en) 2002-05-30 2005-01-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for removing horizontal moire in cathode-ray tube monitors
KR101659920B1 (ko) * 2015-05-19 2016-09-30 경북대학교 산학협력단 선명도의 척도를 결정하기 위한 전자 장치 및 방법, 이를 수행하기 위한 기록 매체
CN110320226A (zh) * 2019-07-30 2019-10-11 上海集成电路研发中心有限公司 一种减弱扫描电子束成像中摩尔纹的扫描方法

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