JPH09277829A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents
自動車用ウエザストリップInfo
- Publication number
- JPH09277829A JPH09277829A JP8121060A JP12106096A JPH09277829A JP H09277829 A JPH09277829 A JP H09277829A JP 8121060 A JP8121060 A JP 8121060A JP 12106096 A JP12106096 A JP 12106096A JP H09277829 A JPH09277829 A JP H09277829A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weather strip
- mounting base
- door
- coating layer
- seal lip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドアモール付きウエザストリップを軽量に
し、かつドアモールの色彩を多様にすること。 【解決手段】 自動車のドア外板１の上端縁に沿って取
付けられるドアモール兼用のウエザストリップにおい
て、ウエザストリップ３Ａの取付基部３３を硬質合成樹
脂で、ドアガラス２の外面を払拭するシールリップ３４
を軟質合成樹脂で構成し、取付基部３３の車外側の側面
に、シールリップ３４から延びて上記側面を覆う被覆層
３５を積層し、被覆層で覆われた上記側面に、着色合成
樹脂からなる帯状のドアモール５を積層せしめた。
し、かつドアモールの色彩を多様にすること。 【解決手段】 自動車のドア外板１の上端縁に沿って取
付けられるドアモール兼用のウエザストリップにおい
て、ウエザストリップ３Ａの取付基部３３を硬質合成樹
脂で、ドアガラス２の外面を払拭するシールリップ３４
を軟質合成樹脂で構成し、取付基部３３の車外側の側面
に、シールリップ３４から延びて上記側面を覆う被覆層
３５を積層し、被覆層で覆われた上記側面に、着色合成
樹脂からなる帯状のドアモール５を積層せしめた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアのベルトライ
ンに沿って取付けられるウエザストリップ、特にドアモ
ールを兼ねるウエザストリップに関するものである。
ンに沿って取付けられるウエザストリップ、特にドアモ
ールを兼ねるウエザストリップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図１に示すように、自動車のドア外板１
にはドアのベルトライン１１をなす上端縁に沿って、ド
アガラス２の昇降時に、その外面を払拭して水切りを行
うウエザストリップ３が装着されている。
にはドアのベルトライン１１をなす上端縁に沿って、ド
アガラス２の昇降時に、その外面を払拭して水切りを行
うウエザストリップ３が装着されている。
【０００３】この種のウエザストリップとして、ドアモ
ールを兼ねる構造としたものがある。図３はその代表例
を示すもので、ウエザストリップ３Ｂはドア外板１の上
端縁に嵌着される取付基部３１と、取付基部３１から伸
び先端がドアガラス２の外面に接するシールリップ３２
を備えている。取付基部３１およびシールリップ３２は
軟質のゴムまたは合成樹脂からなる。取付基部３１には
これに保形性を与えるために芯金４が埋設されている。
そして、この芯金４をステンレススチール等の光輝性金
属材とし、その一部を取付基部３１の車外側の側面で露
出させることで、ドアモール４０を形成している。
ールを兼ねる構造としたものがある。図３はその代表例
を示すもので、ウエザストリップ３Ｂはドア外板１の上
端縁に嵌着される取付基部３１と、取付基部３１から伸
び先端がドアガラス２の外面に接するシールリップ３２
を備えている。取付基部３１およびシールリップ３２は
軟質のゴムまたは合成樹脂からなる。取付基部３１には
これに保形性を与えるために芯金４が埋設されている。
そして、この芯金４をステンレススチール等の光輝性金
属材とし、その一部を取付基部３１の車外側の側面で露
出させることで、ドアモール４０を形成している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のウエザス
トリップは芯金を兼ねる金属モールを含むから重く、か
つコスト高となる。またモールの色調はどのウエザスト
リップも一様で変化がない。そこで本発明は、ウエザス
トリップの軽量化およびコスト低減をはかり、かつモー
ルの色彩を車両使用者の好みに応じて多様にできるウエ
ザストリップを提供することを目的とする。
トリップは芯金を兼ねる金属モールを含むから重く、か
つコスト高となる。またモールの色調はどのウエザスト
リップも一様で変化がない。そこで本発明は、ウエザス
トリップの軽量化およびコスト低減をはかり、かつモー
ルの色彩を車両使用者の好みに応じて多様にできるウエ
ザストリップを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明はウエザストリッ
プの取付基部を保形性を有する硬質合成樹脂で、シール
リップを可撓性を有する軟質合成樹脂で構成する。取付
基部の車外側の側面にはシールリップから延びる軟質合
成樹脂の被覆層を積層し、この被覆層には、着色合成樹
脂からなる帯状のドアモールを積層する。着色合成樹脂
はこれに添加する顔料により種々の色彩を選び得る（請
求項１）。本発明のウエザストリップは、取付基部、シ
ールリップおよび被覆層ならびにモールを一体押出成形
することにより得られる。また、取付基部、シールリッ
プおよび被覆層を一体押出成形後、テープ状のモールを
取付基部の側面に圧接して押出直後の余熱で熱溶着する
ことにより得られる。
プの取付基部を保形性を有する硬質合成樹脂で、シール
リップを可撓性を有する軟質合成樹脂で構成する。取付
基部の車外側の側面にはシールリップから延びる軟質合
成樹脂の被覆層を積層し、この被覆層には、着色合成樹
脂からなる帯状のドアモールを積層する。着色合成樹脂
はこれに添加する顔料により種々の色彩を選び得る（請
求項１）。本発明のウエザストリップは、取付基部、シ
ールリップおよび被覆層ならびにモールを一体押出成形
することにより得られる。また、取付基部、シールリッ
プおよび被覆層を一体押出成形後、テープ状のモールを
取付基部の側面に圧接して押出直後の余熱で熱溶着する
ことにより得られる。
【０００６】また本発明では、上記ドアモールを、上記
被覆層に形成した前後方向に延びる帯状の溝内に、上記
被覆層の一般面とほぼ面一となるように積層充填する
（請求項２）。
被覆層に形成した前後方向に延びる帯状の溝内に、上記
被覆層の一般面とほぼ面一となるように積層充填する
（請求項２）。
【０００７】
【発明の実施の形態】図２（Ａ）において、自動車のド
ア外板１のドアガラス２に沿う上端縁にはウエザストリ
ップ３Ａが取付けてある。ウエザストリップ３Ａの取付
基部３３は断面逆Ｕ字形で、内部対向面から上下２段に
保持リップ３６が突出し、ドア外板１の上端縁のフラン
ジを内外から挟んでいる。取付基部３３の内側の上端か
らはシールリップ３４が斜め上方へ伸び出している。シ
ールリップ３４の下面には植毛３４１が施してあり、シ
ールリップ３４の先端部はドアガラス２により押されて
上方へ湾曲し、植毛３４１がドアガラス２の外面に接す
るようになっている。
ア外板１のドアガラス２に沿う上端縁にはウエザストリ
ップ３Ａが取付けてある。ウエザストリップ３Ａの取付
基部３３は断面逆Ｕ字形で、内部対向面から上下２段に
保持リップ３６が突出し、ドア外板１の上端縁のフラン
ジを内外から挟んでいる。取付基部３３の内側の上端か
らはシールリップ３４が斜め上方へ伸び出している。シ
ールリップ３４の下面には植毛３４１が施してあり、シ
ールリップ３４の先端部はドアガラス２により押されて
上方へ湾曲し、植毛３４１がドアガラス２の外面に接す
るようになっている。
【０００８】取付基部３３は硬質ＰＶＣからなり、シー
ルリップ３４は軟質ＰＶＣからなる。シールリップ３４
の軟質ＰＶＣは取付基部３３の車外側の側面へ延びて該
側面全面を覆う被覆層３５を形成し、更に延びて取付基
部３３の車外側の側壁の下端を包んで該側壁の内面へ延
び、外側の保持リップ３６を形成している。
ルリップ３４は軟質ＰＶＣからなる。シールリップ３４
の軟質ＰＶＣは取付基部３３の車外側の側面へ延びて該
側面全面を覆う被覆層３５を形成し、更に延びて取付基
部３３の車外側の側壁の下端を包んで該側壁の内面へ延
び、外側の保持リップ３６を形成している。
【０００９】図２（Ｂ）に示すように上記被覆層３５に
は、その上下幅方向の中央部にウエザストリップ３Ｂの
全長にわたる帯状の溝３５１が形成してある。そしてこ
の溝３５１は、着色ＰＶＣからなる層により積層充填せ
しめてあり、ドアモール５を形成している。ドアモール
５の色彩はこれに添加する顔料により、車体色に応じて
種々の色彩が選び得る。
は、その上下幅方向の中央部にウエザストリップ３Ｂの
全長にわたる帯状の溝３５１が形成してある。そしてこ
の溝３５１は、着色ＰＶＣからなる層により積層充填せ
しめてあり、ドアモール５を形成している。ドアモール
５の色彩はこれに添加する顔料により、車体色に応じて
種々の色彩が選び得る。
【００１０】ウエザストリップ３Ａは、硬質ＰＶＣの取
付基部３３と、軟質ＰＶＣのシールリップ３４および被
覆層３５、着色ＰＶＣのドアモール５を一体押出成形す
ることにより作業性良好に製造され得る。この場合、ド
アモール５は硬質および軟質のＰＶＣいずれでもよい。
またウエザストリップ３Ａは、先ず取付基部３３、シー
ルリップ３４および被覆層３５を一体押出成形し、連続
的に押出されたウエザストリップ３Ａの側面の溝３５１
に、予め準備されたドアモールたる着色ＰＶＣのテープ
を供給し、ローラ等で圧着させ熱溶着せしめてもよい。
この場合、ウエザストリップ３Ａの側面の被覆層３５に
は、溝３５１を形成せずにドアモール５を圧着せしめる
こともできるが、溝３５１を設けた方が、ドアモール５
を正確に位置決めでき、かつ被覆層３５とドアモール５
を面一にできて見栄えがよく、有利である。また、ドア
外板１の上端縁を挟む保持リップ３６は両側ともに取付
基部３３の本体部と一体の硬質ＰＶＣで形成することも
できるが、このようにすると上記ドア上端縁の取付基部
３３への挿入性が悪くなる。一方の側の保持リップ３６
を被覆層３５と一体の軟質ＰＶＣで形成することで上記
上端縁の挿入性も良くなり、ウエザストリップの生産性
もよい。
付基部３３と、軟質ＰＶＣのシールリップ３４および被
覆層３５、着色ＰＶＣのドアモール５を一体押出成形す
ることにより作業性良好に製造され得る。この場合、ド
アモール５は硬質および軟質のＰＶＣいずれでもよい。
またウエザストリップ３Ａは、先ず取付基部３３、シー
ルリップ３４および被覆層３５を一体押出成形し、連続
的に押出されたウエザストリップ３Ａの側面の溝３５１
に、予め準備されたドアモールたる着色ＰＶＣのテープ
を供給し、ローラ等で圧着させ熱溶着せしめてもよい。
この場合、ウエザストリップ３Ａの側面の被覆層３５に
は、溝３５１を形成せずにドアモール５を圧着せしめる
こともできるが、溝３５１を設けた方が、ドアモール５
を正確に位置決めでき、かつ被覆層３５とドアモール５
を面一にできて見栄えがよく、有利である。また、ドア
外板１の上端縁を挟む保持リップ３６は両側ともに取付
基部３３の本体部と一体の硬質ＰＶＣで形成することも
できるが、このようにすると上記ドア上端縁の取付基部
３３への挿入性が悪くなる。一方の側の保持リップ３６
を被覆層３５と一体の軟質ＰＶＣで形成することで上記
上端縁の挿入性も良くなり、ウエザストリップの生産性
もよい。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、ドア外板のベルトライ
ンに沿って取付けられてドアモールを兼ねるウエザスト
リップにおいて、ドアモールの色彩を自由に選択するこ
とができる。また本発明のウエザストリップは、従来の
金属製モールを埋設したウエザストリップよりも軽量か
つ低コストであり、また生産性も良好である。
ンに沿って取付けられてドアモールを兼ねるウエザスト
リップにおいて、ドアモールの色彩を自由に選択するこ
とができる。また本発明のウエザストリップは、従来の
金属製モールを埋設したウエザストリップよりも軽量か
つ低コストであり、また生産性も良好である。
【図１】本発明のウエザストリップが適用される自動車
のドアの正面図である。
のドアの正面図である。
【図２】図２（Ａ）は図１のＡ−Ａ線に沿う位置での本
発明のウエザストリップの断面図、図２（Ｂ）は図２
（Ａ）の要部拡大断面図である。
発明のウエザストリップの断面図、図２（Ｂ）は図２
（Ａ）の要部拡大断面図である。
【図３】図１のＡ−Ａ線に沿う位置での従来のウエザス
トリップの断面図である。
トリップの断面図である。
１ ドア外板 ２ ドアガラス ３、３Ａ、３Ｂ ウエザストリップ ３１、３３ 取付基部 ３２、３４ シールリップ ３５ 被覆層 ３５１ 溝 ４０、５ ドアモール
Claims (2)
- 【請求項１】 自動車のドアの外板の上端縁に沿って装
着されるウエザストリップであって、上記上端縁を覆う
ように取付けられる取付基部と、取付基部から伸び出し
て先端がドアガラスの外面と接触しこれを払拭するシー
ルリップを備えた合成樹脂からなるウエザストリップに
おいて、上記取付基部を硬質材で構成するとともに、上
記シールリップを軟質材で構成し、上記取付基部の車外
側の側面に、上記シールリップから延びて上記側面を覆
う被覆層を積層し、該被覆層で覆われた上記車外側の側
面に、着色合成樹脂からなる帯状のドアモールを積層し
てなる自動車用ウエザストリップ。 - 【請求項２】 上記取付基部を覆う上記被覆層にはウエ
ザストリップ前後方向に延びる帯状の溝を形成し、該溝
内に、これを充填する上記ドアモールを上記被覆層の一
般面と面一に積層した請求項１記載の自動車用ウエザス
トリップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8121060A JPH09277829A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 自動車用ウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8121060A JPH09277829A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 自動車用ウエザストリップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09277829A true JPH09277829A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14801853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8121060A Pending JPH09277829A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 自動車用ウエザストリップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09277829A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010285130A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Shiroki Corp | ベルトモール |
| CN102582531A (zh) * | 2012-02-29 | 2012-07-18 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车顶盖装饰条 |
| CN102602268A (zh) * | 2012-03-28 | 2012-07-25 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车车门外夹条端头 |
| CN103129485A (zh) * | 2011-11-30 | 2013-06-05 | 爱信精机株式会社 | 车门用装饰条 |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP8121060A patent/JPH09277829A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010285130A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Shiroki Corp | ベルトモール |
| CN103129485A (zh) * | 2011-11-30 | 2013-06-05 | 爱信精机株式会社 | 车门用装饰条 |
| CN102582531A (zh) * | 2012-02-29 | 2012-07-18 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车顶盖装饰条 |
| CN102602268A (zh) * | 2012-03-28 | 2012-07-25 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车车门外夹条端头 |
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