JPH09277234A - ハニカム構造体の成形装置及び成形方法 - Google Patents

ハニカム構造体の成形装置及び成形方法

Info

Publication number
JPH09277234A
JPH09277234A JP8111916A JP11191696A JPH09277234A JP H09277234 A JPH09277234 A JP H09277234A JP 8111916 A JP8111916 A JP 8111916A JP 11191696 A JP11191696 A JP 11191696A JP H09277234 A JPH09277234 A JP H09277234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming
guide ring
honeycomb structure
mold
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8111916A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3635780B2 (ja
Inventor
Masakazu Murata
雅一 村田
Seiichi Fukaya
誠弌 深谷
Nobutoshi Matsui
信利 松井
Toshiaki Tanida
利明 谷田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP11191696A priority Critical patent/JP3635780B2/ja
Priority to US08/834,601 priority patent/US5980227A/en
Priority to EP97105806A priority patent/EP0800903B1/en
Priority to BR9701725A priority patent/BR9701725A/pt
Priority to DE69716802T priority patent/DE69716802T2/de
Publication of JPH09277234A publication Critical patent/JPH09277234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3635780B2 publication Critical patent/JP3635780B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B3/00Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor
    • B28B3/20Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor wherein the material is extruded
    • B28B3/26Extrusion dies
    • B28B3/269For multi-channeled structures, e.g. honeycomb structures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B3/00Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor
    • B28B3/20Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor wherein the material is extruded
    • B28B3/26Extrusion dies
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B3/00Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor
    • B28B3/20Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor wherein the material is extruded
    • B28B3/26Extrusion dies
    • B28B3/2654Means for heating or cooling the die

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハニカム構造体の外皮の成形速度を微調整す
ることができ,外皮の成形不良を防止することができ
る,ハニカム構造体の成形装置及び成形方法を提供する
こと。 【解決手段】 ハニカム構造を形成するためのスリット
11を有する金型10と,金型11の下流側に設けられ
たガイドリング2とよりなり,ガイドリング2は,成形
品の外径を規制するための開口縁21を有すると共に開
口縁21よりも上流側にハニカム構造体の外皮形成用の
プール部22を有する,セラミック性のハニカム構造体
8の成形装置1である。ガイドリング2には,温度調整
装置3を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,セラミック製のハニカム構造体
の成形装置及び成形方法に関する。
【0002】
【従来技術】例えば自動車の排ガス浄化装置等に用いら
れる触媒担体として,図5,図7に示すごとく,コーデ
ィエライト等のセラミック材料により作製したハニカム
構造体8がある。このハニカム構造体8は,図6に示す
ごとく,多数のセル80を形成するハニカム構造を有す
る本体部81と,その外周を被覆する外皮82とから構
成されている。
【0003】このようなハニカム構造体8を製造する方
法としては,図5に示すごとく,ハニカム構造を形成す
るためのスリット11を有する金型10と,該金型10
の下流側に設けたガイドリング92とよりなる成形装置
9を用いて,連続的に押出し成形する方法がある。上記
ガイドリング92には,図5に示すごとく,外皮形成用
のプール部922を設けてある。尚,符号95は,金型
10とガイドリング92とをセットするためのホルダー
である。
【0004】この成形装置9による押出し成形において
は,図5に示すごとく,金型10の上流側からスクリュ
ー式押出し機(図示略)等によってセラミック原料が金
型10を通じて押出される。そして,押出されたセラミ
ック材料は,その本体部81においては多数のセル80
を有するハニカム構造を形成する。
【0005】一方,金型10の外周側から押出されたセ
ラミック材料は,図5に示すごとく,上記ガイドリング
92のプール部922の作用によって,ハニカム形状が
潰されると共に,押出し方向から内周方向へと進行方向
を変え,次いでガイドリング2の開口縁921において
再び押出し方向へと進行方向を変えつつ,上記本体部8
1を取り囲む外皮82を形成する。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のハ
ニカム構造体の成形装置及び成形方法においては,次の
問題がある。即ち,セラミック材料の流れ性には,様々
な要因が影響する。例えば,原料粒子の粒径や形状のば
らつき,水分量,混練度合,気温,湿度の微妙な変化等
が影響する。そのため,セラミック材料の流れ性は,例
えば1日の間においても,刻々と変化し,常時一定の状
態を保つことは極めて困難である。
【0007】このセラミック材料の流れ性の変化は,押
出し成形性に大きく影響する。また,上記ガイドリング
92におけるプール部922の寸法形状等は,セラミッ
ク材料の流れ性によって最適な寸法等が異なる。そのた
め,例えば,成形開始段階において複数種類のガイドリ
ング92から最適な形状のガイドリング92を選択しな
ければならない。また,成形装置9を最適状態にセット
しておいても,上記セラミック材料の流れ性は,使用時
の環境変化や原料バラツキ等の変化によってその時,そ
の時の成形状態が変化し,必ずしも安定して良好な外皮
を形成できるとは限らない。
【0008】そして,ハニカム構造体8の本体部81と
外皮82の成形速度のバランスが崩れた場合には,ササ
クレ不良88(図8),又はシワ不良89(図9)が発
生するようになる。ササクレ不良88は,外皮82の成
形速度が本体部81の成形速度よりも遅くなっているた
めに発生すると考えられ,一方シワ不良89は外皮82
の成形速度が本体部81の成形速度よりも速くなってい
るために発生すると考えられる。
【0009】そのため,対策として,成形装置9を組み
直して,ガイドリング92の交換を行ったり,金型91
上流に流れ性阻害用抵抗板を配設したりすることが必要
となる。
【0010】しかし,これらの対策は,不具合が生じた
時の環境などの条件に一時的に対応するものではあって
も環境が変われば対応ができなくなる。また,成形条件
を階段状に変更するものであり,その中間的な連続的な
条件設定ができない。例えば,ガイドリング92を交換
する場合には,交換前後のガイドリング92の中間的な
条件を設定することができず,いわゆる微調整を行うこ
とが困難である。さらにガイドリングの交換等の対策
は,比較的長時間を要するため,何度もこの対策を講じ
ると生産性の大幅なロスにつながる。
【0011】一方,特公昭55−36486号公報に示
されたごとく,スクリュー式押出機によりセラミック材
料を押出す場合において,金型に到達する前のセラミッ
ク材料を外方から加熱することにより,その温度を調整
する方法が知られている。しかしながら,この方法は,
セラミック材料の均熱化を狙ったものであり,全体的な
流れ性の改善を実施することはできるが,上記ササクレ
不良やシワ不良の有効な対策とはならない。それは,上
記温度調整が,ササクレ不良やシワ不良をフィードバッ
クして制御されるものではないことからも明らかであ
る。
【0012】また,これらの不良は,ハニカム構造の本
体部と外皮との成形速度の違いにより発生していると考
えられ,この成形速度の違いは,必ずしもセラミック材
料全体の温度が均一である場合に解消されるものではな
いからである。
【0013】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,ハニカム構造体の外皮の成形速度を微調
整することができ,外皮の成形不良を防止することがで
きる,ハニカム構造体の成形装置及び成形方法を提供し
ようとするものである。
【0014】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,ハニカム構造体
を成形するためのスリットを有する金型と,該金型の下
流側に設けられたガイドリングとよりなり,該ガイドリ
ングは,成形品の外径を規制するための開口縁を有する
と共に該開口縁よりも上流側にハニカム構造体の外皮形
成用のプール部を有する,セラミック製のハニカム構造
体を成形する装置において,上記ガイドリングには,温
度調整装置を設けたことを特徴とするハニカム構造体の
成形装置にある。
【0015】本発明において最も注目すべきことは,上
記ガイドリングには,上記温度調整装置を設けたことで
ある。上記ガイドリングにおける開口縁は,ハニカム構
造体の外径,即ち外皮の外径寸法を規制するためのもの
である。また,上記プール部は,上記開口縁よりも大径
の空間部を形成する溝であって,上記開口縁の上流側に
形成さている。
【0016】次に,本発明における作用効果につき説明
する。本例のハニカム構造体の成形装置においては,上
記ガイドリングに上記温度調整装置を有する。そして,
該温度調整装置を操作することにより,上記ガイドリン
グのプール部を加熱又は冷却することができる。
【0017】そのため,本装置を用いてハニカム構造体
を押出し成形する際には,成形されてくるハニカム構造
体の外皮部分の成形状態の変化に応じて,上記温度調整
装置により,上記ガイドリングのプール部に滞留中の外
皮形成用セラミック材料の温度を制御することができ
る。
【0018】即ち,外皮部分の流れ性が悪化し,外皮成
形速度が本体部よりも遅くなってきた場合には,上記温
度調整装置によりガイドリングを介してプール部に位置
する外皮形成用セラミック材料を加熱し,流れ性を向上
させる。これにより,外皮の成形速度を速めて本体部の
成形速度と一致させることができ,ササクレ不良の発生
を防止することができる。
【0019】一方,外皮部分の流れ性が本体部よりも良
すぎるため,外皮成形速度が本体部よりも速くなってき
た場合には,上記温度調整装置によりガイドリングを介
してプール部に位置する外皮形成用セラミック材料を冷
却し,流れ性を低下させる。これにより,外皮の成形速
度を遅くして本体部の成形速度と一致させることがで
き,シワ不良の発生を防止することができる。
【0020】上記のごとく,本発明によれば,成形され
るハニカム構造体の外皮の成形状態に応じて,外皮成形
用のセラミック材料を局部的に温度制御することができ
る。そのため,セラミック材料の性状がその時,その時
で変化しても,外皮形成用のセラミック材料の流れ性を
適宜変化させることにより,外皮と本体部との成形バラ
ンスを保つことができる。それ故,従来のように頻繁に
ガイドリングの交換等を行う必要がなく,生産性も格段
に向上させることができる。
【0021】したがって,本発明によれば,ハニカム構
造体の外皮の成形速度を微調整することができ,外皮の
成形不良を防止することができる,ハニカム構造体の成
形装置を提供することができる。
【0022】次に,請求項2の発明のように,上記温度
調整装置は,加熱装置又は冷却装置の一方又は双方とす
ることができる。即ち,成形装置の環境,特性等によ
り,外皮部分の成形速度が常に本体部よりも遅い傾向の
場合には,上記温度調整装置は,加熱装置のみとし,加
熱度合いを変化させることにより上記作用効果を発揮す
ることができる。
【0023】また,これとは逆に外皮部分の成形速度が
常に本体部よりも速い傾向がある場合には,上記温度調
整装置は,冷却装置のみとし,冷却度合いを変化させる
ことにより,上記作用効果が得られる。また,加熱装置
と冷却装置の双方とした場合には,様々な状態に対応す
ることができる。また,加熱装置と冷却装置とは,1本
の熱交換用パイプ内に温水又は冷水を通すことにより温
度調節する,加冷一体型とすることもできる。
【0024】また,請求項3の発明のように,上記温度
調整装置は,上記ガイドリングの上記プール部に面する
位置に埋設してあることが好ましい。これにより,プー
ル部に滞留中の外皮形成用のセラミック材料を効率よく
加熱又は冷却することができる。
【0025】また,請求項4の発明のように,上記ガイ
ドリングには,温度検出器を配設してあることが好まし
い。これにより,温度調整装置の制御を精度良く行うこ
とができる。
【0026】また,請求項5の発明のように,上記プー
ル部は,上記ガイドリングにおける上記金型との対面側
において,上記開口縁から外方側へ向かう切り欠き部と
上記金型との間に形成することができる。即ち,上記ガ
イドリングの上流側に上記開口縁の内径よりも大きい径
の切り欠き部を設け,これを上記金型に対面させること
により上記プール部を形成する。これにより,金型のス
リットから押し出されたセラミック材料は,上記プール
部において,まず上記ガイドリングの上記切り欠き部に
衝突してプール部に滞溜し,容易に外皮形成用の材料と
なる。
【0027】次に,上記のごとき成形装置によりハニカ
ム構造体を成形する方法として,次の方法がある。即
ち,請求項6の発明のように,金型の下流側に外皮形成
用のプール部を有するガイドリングを設けた成形装置を
用いて,上記金型を通じてセラミック材料を押出しハニ
カム構造体を成形すると共に該ハニカム構造体の外周に
上記ガイドリングにより外皮を形成する方法において,
上記ガイドリングの温度を調整しながら上記セラミック
材料の押出しを行うことを特徴とするハニカム構造体の
成形方法がある。
【0028】本発明において最も注目すべきことは,上
記ガイドリングの温度を調整しながら上記押出しを行う
ことである。これにより,ガイドリングを介して上記プ
ール部に滞留する外皮形成用のセラミック材料を温度制
御でき,その流れ性を微調整することができる。
【0029】したがって,本発明によれば,ハニカム構
造体の外皮の成形速度を微調整することができ,外皮の
成形不良を防止することができる,ハニカム構造体の成
形方法を提供することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるハニカム構造体の成形装置
及び成形方法につき,図1〜図4を用いて説明する。本
例のハニカム構造体の成形装置1は,図1に示すごと
く,ハニカム構造を形成するためのスリット11を有す
る金型10と,金型10の下流側に設けられた金属製の
ガイドリング2とよりなる。
【0031】ガイドリング2は,成形品の外径を規制す
るため,テーパ状に形成された開口縁21を有すると共
に開口縁21よりも上流側にハニカム構造体の外皮形成
用のプール部22を有する。ガイドリング2には,温度
調整装置3を設けてある。以下,これを詳述する。
【0032】上記金型10とガイドリング2とは,ガイ
ドリング押さえ17と第1ホルダー18及び第2ホルダ
ー19によって一体的に固定してある。これらのホルダ
ー類を取り外せばガイドリング2,金型10の交換が可
能である。また多種類の金型10等に対応するために,
金型10と第1ホルダー18との間にはスペーサ16を
介在させてある。
【0033】ガイドリング2は,図1,図3,図4に示
すごとく,その上流側に段状の切り欠き部223を設け
ると共に,これを金型10に対面させてプール部22を
形成している。そして,ガイドリング22は,プール部
22に面する位置に温度調整装置3を埋設している。具
体的には,図3,図4に示すごとく,ガイドリング2の
下流側の面に蓋部26(図3)を設けると共に,プール
部22に面する面の裏側に温度調整装置埋設用の溝23
を設けている。そして,リング状の溝23内に温度調整
装置3を配設して蓋部26を被せてある。
【0034】温度調整装置3は,図1,図3,図4に示
すごとく,加熱装置であるヒータ32と冷却装置である
冷却パイプ31とより構成されている。尚,本例のヒー
タ3はいわゆるシーズヒータを用いている。また,冷却
パイプ31は別途設けたチラーに連結されており,これ
により冷却水が循環される。
【0035】また,図1,図3,図4に示すごとく,温
度調整装置3の埋設部の上流側には,温度測定用の熱電
対4を埋設してある。この熱電対4により検出されたガ
イドリング2の温度は,温度調整装置3の制御に用いら
れる。
【0036】次に,この成形装置1を用いてハニカム構
造体を成形するに当たっては,まず図1に示すごとく,
金型1の上流側からスクリュー式押出機(図示略)によ
ってセラミック材料800を金型1を通じて押出す。即
ち,セラミック材料800は金型1に向かって常に一定
の圧力によって加圧されつつ押し出される。
【0037】金型1の外周側から押出されるセラミック
材料800は,プール部22において進行方向を内周側
へ変えさらに開口縁21において再び押出し方向へ変え
つつ,外皮82を形成する。即ち,ハニカム構造体8の
周部にはプール部22より増量されたセラミック材料8
00が供給され,これによって外皮82が形成される。
【0038】このとき,成形されてくるハニカム構造体
8の外皮82の成形状態に応じてガイドリング2の温度
を調整しながら上記押出しを行う。即ち,ガイドリング
2の温度調整をすることにより,プール部22に滞留中
の外皮形成用の材料温度を調整する。
【0039】具体的には,従来例に示したように,温度
又は湿度の他,原料粒子の粒径や形状のばらつき,混練
度合等の種々の要因の微妙な変化の影響を受けることに
よって,成形されてくる外皮の成形速度が本体部側より
も遅くなり,ササクレ不良の兆候が現れてきたような場
合には,温度調整装置3のヒータ32によって,ガイド
リング2を介してプール部22に滞留中の外皮形成用の
材料を加熱する。これにより,外皮形成用の材料は流れ
性が向上し,成形速度が速まって本体部の成形速度と合
致し,ササクレ不良の発生が防止される。
【0040】一方,上記のごとく,温度又は湿度等の影
響を受けることによって,成形されてくる外皮の成形速
度が本体部側よりも速くなり,シワ不良の兆候が現れて
きたような場合には,温度調整装置3の冷却パイプ31
に冷却水を流すことにより,ガイドリング2を介してプ
ール部22に滞留中の外皮形成用の材料を冷却する。こ
れにより,外皮形成用の材料は流れ性が低下し,成形速
度が遅くなって本体部と合致し,シワ不良の発生が防止
される。
【0041】したがって,本例によれば,成形されてく
るハニカム構造体の外皮の成形状態に応じて,外皮形成
用の材料のみを上記プール部22において加熱又は冷却
することにより,その流れ性を制御することができる。
そのため,セラミック材料全体の性状が徐々に変化して
も,外皮部分と本体部分との成形速度を同様に保つこと
ができ,種々の成形不良の発生を防止することができ
る。
【0042】それ故,本例の成形装置1及び成形方法に
よれば,従来よりも大幅に成形装置の組み替え回数等を
減少させることができ,生産性の大幅な向上を図ること
ができる。
【0043】上記のごとく,本例によれば,ハニカム構
造体の外皮の成形速度を微調整することができ,外皮の
成形不良を防止することができる,ハニカム構造体の成
形装置及び成形方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の成形装置の説明図。
【図2】実施形態例1の成形装置の平面図。
【図3】実施形態例1における,ガイドリングの断面
図。
【図4】図3のA−A線矢視断面図。
【図5】従来例のハニカム構造体の成形方法を示す説明
図。
【図6】従来例における,ハニカム構造体のハニカム構
造及び外皮を示す説明図。
【図7】従来例における,良品のハニカム構造体の斜視
図。
【図8】従来例における,ササクレ不良が発生したハニ
カム構造体を示す説明図。
【図9】従来例における,シワ不良が発生したハニカム
構造体を示す説明図。
【符号の説明】
1...成形装置, 11...スリット, 2...ガイドリング, 21...開口縁, 22...プール部, 3...温度調整装置, 31...冷却パイプ, 32...ヒータ, 4...熱電対, 8...ハニカム構造体, 81...ハニカム本体部, 82...外皮,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷田 利明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハニカム構造体を成形するためのスリッ
    トを有する金型と,該金型の下流側に設けられたガイド
    リングとよりなり,該ガイドリングは,成形品の外径を
    規制するための開口縁を有すると共に該開口縁よりも上
    流側にハニカム構造体の外皮形成用のプール部を有す
    る,セラミック製のハニカム構造体の成形装置におい
    て,上記ガイドリングには,該ガイドリングの温度を調
    整する温度調整装置を設けたことを特徴とするハニカム
    構造体の成形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記温度調整装置
    は,加熱装置及び冷却装置の少なくとも一方であること
    を特徴とするハニカム構造体の成形装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記温度調整
    装置は,上記ガイドリングの上記プール部に面する位置
    に埋設してあることを特徴とするハニカム構造体の成形
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
    上記ガイドリングには,温度検出器を配設してあること
    を特徴とするハニカム構造体の成形装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において,
    上記プール部は,上記ガイドリングにおける上記金型と
    の対面側において,上記開口縁から外方側へ向かう切り
    欠き部と上記金型との間に形成されていることを特徴と
    するハニカム構造体の成形装置。
  6. 【請求項6】 金型の下流側に外皮形成用のプール部を
    有するガイドリングを設けた成形装置を用いて,上記金
    型を通じてセラミック材料を押出しハニカム構造体を成
    形すると共に該ハニカム構造体の外周に上記ガイドリン
    グにより外皮を形成する方法において,上記ガイドリン
    グの温度を調整しながら上記セラミック材料の押出しを
    行うことを特徴とするハニカム構造体の成形方法。
JP11191696A 1996-04-08 1996-04-08 ハニカム構造体の成形装置及び成形方法 Expired - Fee Related JP3635780B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11191696A JP3635780B2 (ja) 1996-04-08 1996-04-08 ハニカム構造体の成形装置及び成形方法
US08/834,601 US5980227A (en) 1996-04-08 1997-04-07 Apparatus for shaping honeycomb structure
EP97105806A EP0800903B1 (en) 1996-04-08 1997-04-08 Apparatus and method for shaping honeycomb structure
BR9701725A BR9701725A (pt) 1996-04-08 1997-04-08 Aparelho e processo para formação de uma estrutura alveolada a partir de um material
DE69716802T DE69716802T2 (de) 1996-04-08 1997-04-08 Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von einem Körper mit wabenartiger Struktur

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11191696A JP3635780B2 (ja) 1996-04-08 1996-04-08 ハニカム構造体の成形装置及び成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09277234A true JPH09277234A (ja) 1997-10-28
JP3635780B2 JP3635780B2 (ja) 2005-04-06

Family

ID=14573337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11191696A Expired - Fee Related JP3635780B2 (ja) 1996-04-08 1996-04-08 ハニカム構造体の成形装置及び成形方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5980227A (ja)
EP (1) EP0800903B1 (ja)
JP (1) JP3635780B2 (ja)
BR (1) BR9701725A (ja)
DE (1) DE69716802T2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6432341B1 (en) 1999-02-26 2002-08-13 Denso Corporation Production method of ceramic moldings
US6652257B2 (en) 1999-02-26 2003-11-25 Denso Corporation Apparatus for producing ceramic moldings
US6854969B2 (en) 2001-03-28 2005-02-15 Ngk Insulators, Ltd. Apparatus for molding honeycomb structure and molding method
JP2005280086A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Kyocera Corp セラミック成形体の押出成形機及び押出成形方法
JP2012206336A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Nidec-Shimpo Corp 土練装置
JP2013010220A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Kmew Co Ltd 押出成型用口金及び板状体の製造方法
KR101389671B1 (ko) * 2012-03-27 2014-04-25 최충원 열가소성수지재 튜브 압출제조기에서 다열로 튜브제조시 튜브 경의 편차조정장치

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4298116B2 (ja) * 2000-02-23 2009-07-15 日本碍子株式会社 スリット付きハニカム構造体の製造方法及び製造装置
JP4670173B2 (ja) * 2000-05-12 2011-04-13 株式会社デンソー 押出成形装置
US6455124B1 (en) 2000-12-01 2002-09-24 Corning Incorporated Method for extruding ceramic honeycombs
US6991448B2 (en) * 2003-04-01 2006-01-31 Corning Incorporated Apparatus for extruding honeycomb bodies
US20050092111A1 (en) * 2003-11-04 2005-05-05 Schmaling David N. Non-destructive diagnostic apparatus for identifying defect type in core composite structures
US9475245B2 (en) * 2012-05-08 2016-10-25 Corning Incorporated Honeycomb extrusion apparatus and methods

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5321209A (en) * 1976-08-10 1978-02-27 Ngk Insulators Ltd Manufacture for continuously extruding ceramic honeycomb structures by screw vacuum extruder

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3919384A (en) * 1973-03-12 1975-11-11 Corning Glass Works Method for extruding thin-walled honeycombed structures
IL57859A (en) * 1978-08-10 1983-02-23 Robins Co Inc A H Salts of benzene and thiophenecarbothioic acid 2-aminoalkyl esters and pharmaceutical compositions containing them
DE3510182A1 (de) * 1985-03-21 1986-10-09 Hoechst CeramTec AG, 8672 Selb Extrudiervorrichtung zum herstellen von wabenkoerpern
US4915612A (en) * 1989-01-26 1990-04-10 Corning Incorporated Extrusion die assembly for forming honeycomb structures having thickened outer skin
JP2780824B2 (ja) * 1989-10-19 1998-07-30 昭和アルミニウム株式会社 押出工具
JPH0452024A (ja) * 1990-06-15 1992-02-20 Leotec:Kk 金属の押出し加工制御方法
JPH06106607A (ja) * 1992-09-28 1994-04-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ブロー成形機ヘッド及びそのコアの加熱方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5321209A (en) * 1976-08-10 1978-02-27 Ngk Insulators Ltd Manufacture for continuously extruding ceramic honeycomb structures by screw vacuum extruder

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6432341B1 (en) 1999-02-26 2002-08-13 Denso Corporation Production method of ceramic moldings
US6652257B2 (en) 1999-02-26 2003-11-25 Denso Corporation Apparatus for producing ceramic moldings
DE10008994B4 (de) * 1999-02-26 2015-03-05 Denso Corporation Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Keramikformen
US6854969B2 (en) 2001-03-28 2005-02-15 Ngk Insulators, Ltd. Apparatus for molding honeycomb structure and molding method
JP2005280086A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Kyocera Corp セラミック成形体の押出成形機及び押出成形方法
JP4726427B2 (ja) * 2004-03-29 2011-07-20 京セラ株式会社 セラミック成形体の押出成形機及び押出成形方法
JP2012206336A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Nidec-Shimpo Corp 土練装置
JP2013010220A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Kmew Co Ltd 押出成型用口金及び板状体の製造方法
KR101389671B1 (ko) * 2012-03-27 2014-04-25 최충원 열가소성수지재 튜브 압출제조기에서 다열로 튜브제조시 튜브 경의 편차조정장치

Also Published As

Publication number Publication date
DE69716802D1 (de) 2002-12-12
EP0800903A1 (en) 1997-10-15
BR9701725A (pt) 1998-09-01
EP0800903B1 (en) 2002-11-06
JP3635780B2 (ja) 2005-04-06
DE69716802T2 (de) 2003-10-09
US5980227A (en) 1999-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09277234A (ja) ハニカム構造体の成形装置及び成形方法
US6783344B1 (en) Method of and device for controlling and automatically controlling the thickness profile in the production of blown film
US4927482A (en) Method and apparatus for producing tread strips for automotive vehicle tires
JPH11348096A (ja) 多層プラスチックフィルム、ボ―ド又はチュ―ブの押出し装置
US5511962A (en) Extrusion die
US20210107178A1 (en) Extrusion molding machine, and method for producing molded body
JPH06182850A (ja) 可変幅のシート押出ダイ
JPH10128829A (ja) 合成樹脂パイプの製造方法及びその冷却水槽
JPH10211641A (ja) 溶融樹脂押出用ダイおよびシート体の製造方法
JP2004330537A (ja) 偏肉調整型エアーリング
JPS61132320A (ja) シ−ト状物押出し用ダイ
JPH0687148A (ja) 押出し成形用ダイ
JP2789829B2 (ja) パリソンの肉厚調節装置
JP2005212316A (ja) 熱可塑性樹脂シートの製造方法及び製造装置
KR100250406B1 (ko) 폴리머 필름의 제조방법 및 다이
JPH0631804A (ja) インフレーション成形用偏肉調整システム
JPS62270314A (ja) 熱可塑性樹脂膜の成形方法及び装置
KR910007998B1 (ko) 발포압출성형장치에 있어서 성형롤의 표면온도조절방법 및 장치
JPH01228823A (ja) チューブ状樹脂フイルム製造法および製造装置
JP2006142516A (ja) 押出成形装置及び樹脂の押出成形方法
JPS60107319A (ja) 熱可塑性樹脂の成形方法
JP2003145605A (ja) 押出成形機及び押出成形用ダイ
JPH07112433A (ja) 加熱冷却装置付押出ダイスとガイドロール及び回転刃を利用してストランドを水槽を利用しないで直接円柱形のペレツト状に製造する方法及び装置
KR0132770Y1 (ko) 발포시트 제조용 압출기의 실린더 냉각장치
JP2935177B2 (ja) シャッター式浴槽蓋の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees