JPH06106607A - ブロー成形機ヘッド及びそのコアの加熱方法 - Google Patents
ブロー成形機ヘッド及びそのコアの加熱方法Info
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- JPH06106607A JPH06106607A JP4257059A JP25705992A JPH06106607A JP H06106607 A JPH06106607 A JP H06106607A JP 4257059 A JP4257059 A JP 4257059A JP 25705992 A JP25705992 A JP 25705992A JP H06106607 A JPH06106607 A JP H06106607A
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- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/78—Thermal treatment of the extrusion moulding material or of preformed parts or layers, e.g. by heating or cooling
- B29C48/86—Thermal treatment of the extrusion moulding material or of preformed parts or layers, e.g. by heating or cooling at the nozzle zone
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コアを加熱することができ、コアの取り付
け、取り外しが容易であり、コアの大きさに制限されな
い、ブロー成形機ヘッド及びそのコアの加熱方法を提供
することにある。 【構成】 円筒状の空洞１０を有するヘッド本体１１
と、上部がヘッド本体に固定された中空円筒状のガイド
１２と、ヘッド本体とガイドとの間を軸線方向に摺動可
能なプランジャ１３と、ガイドの内側を軸線方向に移動
可能なインナーガイド１４と、インナーガイドの下端に
取り付けられたコア１５と、インナーガイド及びコアの
内側を軸線方向に移動可能なブロー管１６と、を備える
ブロー成形機ヘッドにおいて、更に、インナーガイドの
内側に嵌め込こまれた中空円筒状のヒータ２０と、コア
の内側に嵌め込まれヒータに上部が密着し、かつ熱伝導
度の高い材料からなるインサート２４と、を備える。
け、取り外しが容易であり、コアの大きさに制限されな
い、ブロー成形機ヘッド及びそのコアの加熱方法を提供
することにある。 【構成】 円筒状の空洞１０を有するヘッド本体１１
と、上部がヘッド本体に固定された中空円筒状のガイド
１２と、ヘッド本体とガイドとの間を軸線方向に摺動可
能なプランジャ１３と、ガイドの内側を軸線方向に移動
可能なインナーガイド１４と、インナーガイドの下端に
取り付けられたコア１５と、インナーガイド及びコアの
内側を軸線方向に移動可能なブロー管１６と、を備える
ブロー成形機ヘッドにおいて、更に、インナーガイドの
内側に嵌め込こまれた中空円筒状のヒータ２０と、コア
の内側に嵌め込まれヒータに上部が密着し、かつ熱伝導
度の高い材料からなるインサート２４と、を備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック等のブロ
ー成形機（吹込み成形機）に係わり、更に詳しくは、ブ
ロー成形機ヘッド及びそのコアの加熱方法に関する。
ー成形機（吹込み成形機）に係わり、更に詳しくは、ブ
ロー成形機ヘッド及びそのコアの加熱方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】プラスチック等のブロー成形（Blow Mol
ding）は、管状の素管（パリソンと呼ぶ）を金型内に閉
じ込め、圧縮空気を吹き込み、膨張・冷却させることに
よって金型形状の製品を成形する成形法である。かかる
ブロー成形では、溶融状態の樹脂を管状のパリソンに成
形するためにブロー成形機ヘッドが用いられる。
ding）は、管状の素管（パリソンと呼ぶ）を金型内に閉
じ込め、圧縮空気を吹き込み、膨張・冷却させることに
よって金型形状の製品を成形する成形法である。かかる
ブロー成形では、溶融状態の樹脂を管状のパリソンに成
形するためにブロー成形機ヘッドが用いられる。
【０００３】従来のブロー成形機ヘッドは、例えば図２
に示すように、下端が開口した円筒状の空洞を有するヘ
ッド本体１と、上部がヘッド本体に固定された中空円筒
状のガイド２と、ヘッド本体とガイドとの間を軸線方向
に摺動可能なプランジャ３と、ガイドの内側を軸線方向
に移動可能なインナーガイド４と、インナーガイドの下
端に取り付けられヘッド本体との間にパリソン成形用の
樹脂流路を形成するコア５と、インナーガイド及びコア
の内側を軸線方向に移動可能なブロー管６とを備えてお
り、ヘッド本体１とコア５との間に供給された溶融樹脂
７をプランジャ３の下方移動により管状に押し出してパ
リソン８を成形するようになっている。
に示すように、下端が開口した円筒状の空洞を有するヘ
ッド本体１と、上部がヘッド本体に固定された中空円筒
状のガイド２と、ヘッド本体とガイドとの間を軸線方向
に摺動可能なプランジャ３と、ガイドの内側を軸線方向
に移動可能なインナーガイド４と、インナーガイドの下
端に取り付けられヘッド本体との間にパリソン成形用の
樹脂流路を形成するコア５と、インナーガイド及びコア
の内側を軸線方向に移動可能なブロー管６とを備えてお
り、ヘッド本体１とコア５との間に供給された溶融樹脂
７をプランジャ３の下方移動により管状に押し出してパ
リソン８を成形するようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】溶融樹脂の温度は、パ
リソンの成形時においても、成形に適した所定の温度に
保持する必要がある。このため、従来のブロー成形機ヘ
ッドでは、ヘッド本体１の外周部にヒータ９を備えて溶
融樹脂７の温度を調節するようになっていた。しかし、
従来のブロー成形機ヘッドでは、パリソンの内側に接す
るコア５を加熱できない問題点があった。すなわち、図
２からも明らかなように、コア５の直径は小さく、また
内側にブロー管６を通す必要があるため、ヒータをコア
５の内側に設けることが困難であった。更に、コア５
は、パリソンの形状に応じて大小さまざまの大きさのコ
アに交換する必要があり、このコアにヒータを内蔵させ
ることは極めて困難であった。
リソンの成形時においても、成形に適した所定の温度に
保持する必要がある。このため、従来のブロー成形機ヘ
ッドでは、ヘッド本体１の外周部にヒータ９を備えて溶
融樹脂７の温度を調節するようになっていた。しかし、
従来のブロー成形機ヘッドでは、パリソンの内側に接す
るコア５を加熱できない問題点があった。すなわち、図
２からも明らかなように、コア５の直径は小さく、また
内側にブロー管６を通す必要があるため、ヒータをコア
５の内側に設けることが困難であった。更に、コア５
は、パリソンの形状に応じて大小さまざまの大きさのコ
アに交換する必要があり、このコアにヒータを内蔵させ
ることは極めて困難であった。
【０００５】従って、従来のブロー成形機ヘッドでは、
パリソンの内外面に温度差が生じることが避けられない
問題点があった。このため、樹脂の種類、例えばナイロ
ン系の樹脂では、パリソン成形時の内外面のわずかな温
度差（例えば１０°Ｃ）により、樹脂の流れに差が生
じ、良好なパリソンができない問題点があった。また、
高い溶融温度（例えば４００°Ｃ以上）を必要とする最
新のエンジニアリングプラスチック樹脂（エンプラ樹
脂）では、外面からの加熱のみでは、パリソンの内面が
十分加熱できず、パリソンの成形が難しい問題点があっ
た。
パリソンの内外面に温度差が生じることが避けられない
問題点があった。このため、樹脂の種類、例えばナイロ
ン系の樹脂では、パリソン成形時の内外面のわずかな温
度差（例えば１０°Ｃ）により、樹脂の流れに差が生
じ、良好なパリソンができない問題点があった。また、
高い溶融温度（例えば４００°Ｃ以上）を必要とする最
新のエンジニアリングプラスチック樹脂（エンプラ樹
脂）では、外面からの加熱のみでは、パリソンの内面が
十分加熱できず、パリソンの成形が難しい問題点があっ
た。
【０００６】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、パ
リソンの内面に接するコアを加熱することができるブロ
ー成形機ヘッド及びそのコアの加熱方法を提供すること
にある。更に、本発明の目的は、コアの取り付け、取り
外しが容易であり、コアの大きさに制限されず大小各種
のコアに適用できる、ブロー成形機ヘッド及びそのコア
の加熱方法を提供することにある。
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、パ
リソンの内面に接するコアを加熱することができるブロ
ー成形機ヘッド及びそのコアの加熱方法を提供すること
にある。更に、本発明の目的は、コアの取り付け、取り
外しが容易であり、コアの大きさに制限されず大小各種
のコアに適用できる、ブロー成形機ヘッド及びそのコア
の加熱方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下端が
開口した円筒状の空洞を有するヘッド本体と、上部が前
記ヘッド本体に固定された中空円筒状のガイドと、前記
ヘッド本体とガイドとの間を軸線方向に摺動可能なプラ
ンジャと、前記ガイドの内側を軸線方向に移動可能なイ
ンナーガイドと、前記インナーガイドの下端に取り付け
られ前記ヘッド本体との間にパリソン成形用の樹脂流路
を形成するコアと、前記インナーガイド及びコアの内側
を軸線方向に移動可能なブロー管と、を備えるブロー成
形機ヘッドにおいて、更に、前記インナーガイドの内側
に嵌め込こまれた中空円筒状のヒータと、前記コアの内
側に嵌め込まれ、前記ヒータに上部が密着し、かつ熱伝
導度の高い材料からなるインサートと、を備えることを
特徴とするブロー成形機ヘッドが提供される。
開口した円筒状の空洞を有するヘッド本体と、上部が前
記ヘッド本体に固定された中空円筒状のガイドと、前記
ヘッド本体とガイドとの間を軸線方向に摺動可能なプラ
ンジャと、前記ガイドの内側を軸線方向に移動可能なイ
ンナーガイドと、前記インナーガイドの下端に取り付け
られ前記ヘッド本体との間にパリソン成形用の樹脂流路
を形成するコアと、前記インナーガイド及びコアの内側
を軸線方向に移動可能なブロー管と、を備えるブロー成
形機ヘッドにおいて、更に、前記インナーガイドの内側
に嵌め込こまれた中空円筒状のヒータと、前記コアの内
側に嵌め込まれ、前記ヒータに上部が密着し、かつ熱伝
導度の高い材料からなるインサートと、を備えることを
特徴とするブロー成形機ヘッドが提供される。
【０００８】本発明の実施例によれば、更に、前記ヒー
タの下端と前記コアの上端の両者に密着し、前記インナ
ーガイドの内面に螺合し、かつ熱伝導度の高い材料から
なる伝熱部材を備える。
タの下端と前記コアの上端の両者に密着し、前記インナ
ーガイドの内面に螺合し、かつ熱伝導度の高い材料から
なる伝熱部材を備える。
【０００９】更に、本発明によれば、下端が開口した円
筒状の空洞を有するヘッド本体と、上部が前記ヘッド本
体に固定された中空円筒状のガイドと、前記ヘッド本体
とガイドとの間を軸線方向に摺動可能なプランジャと、
前記ガイドの内側を軸線方向に移動可能なインナーガイ
ドと、前記インナーガイドの下端に取り付けられ前記ヘ
ッド本体との間にパリソン成形用の樹脂流路を形成する
コアと、前記インナーガイド及びコアの内側を軸線方向
に移動可能なブロー管と、を備えるブロー成形機ヘッド
のコアの加熱方法であって、前記インナーガイドの内側
に中空円筒状のヒータを嵌め込み、熱伝導度の高い材料
からなるインサートを前記コアの内側に嵌め込み、かつ
インサートの上部を前記ヒータに密着させる、ことを特
徴とするブロー成形機ヘッドのコアの加熱方法が提供さ
れる。
筒状の空洞を有するヘッド本体と、上部が前記ヘッド本
体に固定された中空円筒状のガイドと、前記ヘッド本体
とガイドとの間を軸線方向に摺動可能なプランジャと、
前記ガイドの内側を軸線方向に移動可能なインナーガイ
ドと、前記インナーガイドの下端に取り付けられ前記ヘ
ッド本体との間にパリソン成形用の樹脂流路を形成する
コアと、前記インナーガイド及びコアの内側を軸線方向
に移動可能なブロー管と、を備えるブロー成形機ヘッド
のコアの加熱方法であって、前記インナーガイドの内側
に中空円筒状のヒータを嵌め込み、熱伝導度の高い材料
からなるインサートを前記コアの内側に嵌め込み、かつ
インサートの上部を前記ヒータに密着させる、ことを特
徴とするブロー成形機ヘッドのコアの加熱方法が提供さ
れる。
【００１０】
【作用】上記本発明の構成によれば、インナーガイドの
内側に嵌め込こまれた中空円筒状のヒータと、前記コア
の内側に嵌め込まれ、前記ヒータに上部が密着し、かつ
熱伝導度の高い材料からなるインサートと、を備えるの
で、ヒータにより熱伝導度の高い材料からなるインサー
トを加熱し、加熱されたインサートを介してコアを加熱
することができる。従って、パリソンの内面に接するコ
アの加熱が可能となる。これにより、パリソン成形時に
内外面の許容温度差の小さい樹脂であっても良好なパリ
ソンができ、また、４００°Ｃ以上の高い溶融温度を必
要とする最新のエンプラ樹脂であっても、内面からの加
熱によりパリソン全体を十分加熱することができる。
内側に嵌め込こまれた中空円筒状のヒータと、前記コア
の内側に嵌め込まれ、前記ヒータに上部が密着し、かつ
熱伝導度の高い材料からなるインサートと、を備えるの
で、ヒータにより熱伝導度の高い材料からなるインサー
トを加熱し、加熱されたインサートを介してコアを加熱
することができる。従って、パリソンの内面に接するコ
アの加熱が可能となる。これにより、パリソン成形時に
内外面の許容温度差の小さい樹脂であっても良好なパリ
ソンができ、また、４００°Ｃ以上の高い溶融温度を必
要とする最新のエンプラ樹脂であっても、内面からの加
熱によりパリソン全体を十分加熱することができる。
【００１１】上記本発明によれば、インナーガイドの内
側に中空円筒状のヒータを嵌め込み、熱伝導度の高い材
料からなるインサートをコアの内側に嵌め込み、かつイ
ンサートの上部を前記ヒータに密着させる、だけの簡単
な構成であり、コアの取り付け、取り外しが容易であ
り、コアの大きさに制限されず大小各種のコアに適用で
きる。また、ヒータが内部に嵌め込まれているので昇温
時間が短くなり、加熱効率も高まる。
側に中空円筒状のヒータを嵌め込み、熱伝導度の高い材
料からなるインサートをコアの内側に嵌め込み、かつイ
ンサートの上部を前記ヒータに密着させる、だけの簡単
な構成であり、コアの取り付け、取り外しが容易であ
り、コアの大きさに制限されず大小各種のコアに適用で
きる。また、ヒータが内部に嵌め込まれているので昇温
時間が短くなり、加熱効率も高まる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。図１は本発明によるブロー成形機ヘッド
の部分断面図である。この図において、本発明によるブ
ロー成形機ヘッドは、下端が開口した円筒状の空洞１０
を有するヘッド本体１１と、上部がヘッド本体１１に固
定された中空円筒状のガイド１２と、ヘッド本体１１と
ガイド１２との間を軸線方向に摺動可能なプランジャ１
３と、ガイド１２の内側を軸線方向に移動可能なインナ
ーガイド１４と、インナーガイド１４の下端に取り付け
られたコア１５と、インナーガイド１４及びコア１５の
内側を軸線方向に移動可能なブロー管１６と、を備え
る。
して説明する。図１は本発明によるブロー成形機ヘッド
の部分断面図である。この図において、本発明によるブ
ロー成形機ヘッドは、下端が開口した円筒状の空洞１０
を有するヘッド本体１１と、上部がヘッド本体１１に固
定された中空円筒状のガイド１２と、ヘッド本体１１と
ガイド１２との間を軸線方向に摺動可能なプランジャ１
３と、ガイド１２の内側を軸線方向に移動可能なインナ
ーガイド１４と、インナーガイド１４の下端に取り付け
られたコア１５と、インナーガイド１４及びコア１５の
内側を軸線方向に移動可能なブロー管１６と、を備え
る。
【００１３】ヘッド本体１１の外周にはヒータ１９が設
けられヘッド本体の温度を調節できるようになってい
る。ガイド１２は、ヘッド本体１１に固定された上部か
ら空洞１０の開口の真上まで下方に延びており、下端は
空洞１０との間に樹脂１７の流路を形成するように面が
取られている。プランジャ１３は、図示しない駆動装置
により軸線方向（上下方向）に移動できるようになって
いる。プランジャ１３の内面は、ガイド１２の外面と水
密に摺動し、外面はヘッド本体の空洞１０の内面から僅
かに間隔を隔てている。樹脂１７は、空洞１０の上部に
供給され、プランジャ１３の遅い上昇によりプランジャ
１３の下部に移動し、プランジャ１３の早い下降により
コア１５とヘッド本体１１との間に形成された成形用樹
脂流路から下方に押し出されてパリソン１８を形成す
る。
けられヘッド本体の温度を調節できるようになってい
る。ガイド１２は、ヘッド本体１１に固定された上部か
ら空洞１０の開口の真上まで下方に延びており、下端は
空洞１０との間に樹脂１７の流路を形成するように面が
取られている。プランジャ１３は、図示しない駆動装置
により軸線方向（上下方向）に移動できるようになって
いる。プランジャ１３の内面は、ガイド１２の外面と水
密に摺動し、外面はヘッド本体の空洞１０の内面から僅
かに間隔を隔てている。樹脂１７は、空洞１０の上部に
供給され、プランジャ１３の遅い上昇によりプランジャ
１３の下部に移動し、プランジャ１３の早い下降により
コア１５とヘッド本体１１との間に形成された成形用樹
脂流路から下方に押し出されてパリソン１８を形成す
る。
【００１４】インナーガイド１４は、図示しない駆動装
置によりガイド１２の内側を軸線方向（上下方向）に移
動可能になっており、これにより、インナーガイド１４
の下端に取り付けられたコア１５を下方に移動させて
（図に二点鎖線で示す）、ヘッド本体１１との間に隙間
を形成し、パリソン１８の成形用樹脂流路を形成するこ
とができる。インナーガイド１４の下端内面には雄ネジ
が設けられ、この雄ネジにコア上部に設けた雌ネジを螺
合させることによってコア１５をインナーガイド１４の
下端に取り付ける。この構成により、コアを容易に交換
することができる。
置によりガイド１２の内側を軸線方向（上下方向）に移
動可能になっており、これにより、インナーガイド１４
の下端に取り付けられたコア１５を下方に移動させて
（図に二点鎖線で示す）、ヘッド本体１１との間に隙間
を形成し、パリソン１８の成形用樹脂流路を形成するこ
とができる。インナーガイド１４の下端内面には雄ネジ
が設けられ、この雄ネジにコア上部に設けた雌ネジを螺
合させることによってコア１５をインナーガイド１４の
下端に取り付ける。この構成により、コアを容易に交換
することができる。
【００１５】ブロー管１６は、インナーガイド１４及び
コア１５の内側を軸線方向に貫通し、かつ図示しない駆
動装置により図に二点鎖線で示す位置まで移動できるよ
うになっている。このブロー管１６は中空管であり、圧
縮空気を下方に吹き出して、パリソン１８を金型（図示
せず）内に膨張させるようになっている。
コア１５の内側を軸線方向に貫通し、かつ図示しない駆
動装置により図に二点鎖線で示す位置まで移動できるよ
うになっている。このブロー管１６は中空管であり、圧
縮空気を下方に吹き出して、パリソン１８を金型（図示
せず）内に膨張させるようになっている。
【００１６】本発明によるブロー成形機ヘッドは更に、
インナーガイド１４の内側に嵌め込こまれた中空円筒状
のヒータ２０と、コア１５の内側に嵌め込まれたインサ
ート２４とを備える。ヒータ２０は電気抵抗式のヒータ
であり、図示しない上端部に通電用の接続コードが設け
られている。インサート２４は、上部がヒータ２０に密
着し、下部がコア１５の内側に密着している。インサー
ト２４の上部は、図示のように中空円筒状になってお
り、その外面がヒータ２０の内面に密着しているのがよ
い。更に、インサート２４は熱伝導度の高い材料、例え
ば銅、真鍮で作られている。かかる構成により、ヒータ
２０により熱伝導度の高い材料からなるインサート２４
を加熱し、加熱されたインサート２４を介してコアを加
熱することができる。
インナーガイド１４の内側に嵌め込こまれた中空円筒状
のヒータ２０と、コア１５の内側に嵌め込まれたインサ
ート２４とを備える。ヒータ２０は電気抵抗式のヒータ
であり、図示しない上端部に通電用の接続コードが設け
られている。インサート２４は、上部がヒータ２０に密
着し、下部がコア１５の内側に密着している。インサー
ト２４の上部は、図示のように中空円筒状になってお
り、その外面がヒータ２０の内面に密着しているのがよ
い。更に、インサート２４は熱伝導度の高い材料、例え
ば銅、真鍮で作られている。かかる構成により、ヒータ
２０により熱伝導度の高い材料からなるインサート２４
を加熱し、加熱されたインサート２４を介してコアを加
熱することができる。
【００１７】コア１５は図示のように内面に雌ネジが設
けられており、インサート２４がこの雌ネジに螺合する
雄ネジ部分を有する。これによりインサート２４の着脱
が容易にできる。なお、インサート２４の下面に、図示
しない平板を取り付けて、インサートの放熱を低減し、
かつインサートの磨耗を防止するようにしてもよい。
けられており、インサート２４がこの雌ネジに螺合する
雄ネジ部分を有する。これによりインサート２４の着脱
が容易にできる。なお、インサート２４の下面に、図示
しない平板を取り付けて、インサートの放熱を低減し、
かつインサートの磨耗を防止するようにしてもよい。
【００１８】更に、ヒータ２０の下端とコア１５の上端
との間に伝熱部材２２を備えている。伝熱部材２２は、
ヒータ２０の下端とコア１５の上面の両者に密着し、か
つインサート２４の上部にも密着しているのがよい。ま
た、伝熱部材２２は、熱伝導度の高い材料、例えば銅、
真鍮で作られている。かかる構成によりヒータ２０の熱
を伝熱部材２２及びインサート２４を介してコア１５に
伝熱することができる。
との間に伝熱部材２２を備えている。伝熱部材２２は、
ヒータ２０の下端とコア１５の上面の両者に密着し、か
つインサート２４の上部にも密着しているのがよい。ま
た、伝熱部材２２は、熱伝導度の高い材料、例えば銅、
真鍮で作られている。かかる構成によりヒータ２０の熱
を伝熱部材２２及びインサート２４を介してコア１５に
伝熱することができる。
【００１９】伝熱部材２２は、外周部の雄ネジがインナ
ーガイド１４の内面に螺合している。これにより、コア
１５の交換時にヒータ２０が下方に落下するのを防止す
ることができる。
ーガイド１４の内面に螺合している。これにより、コア
１５の交換時にヒータ２０が下方に落下するのを防止す
ることができる。
【００２０】使用において、コア１５の加熱は、インナ
ーガイド１４の内側に中空円筒状のヒータ２０を嵌め込
み、熱伝導度の高い材料からなるインサート２４をコア
１５の内側に嵌め込み、かつインサート２４の上部をヒ
ータ２０に密着させる、ことにより行われ、ヘッド本体
１１とコア１５との間に供給された溶融樹脂１７をプラ
ンジャ１３の下方移動により管状に押し出してパリソン
１８を成形する。
ーガイド１４の内側に中空円筒状のヒータ２０を嵌め込
み、熱伝導度の高い材料からなるインサート２４をコア
１５の内側に嵌め込み、かつインサート２４の上部をヒ
ータ２０に密着させる、ことにより行われ、ヘッド本体
１１とコア１５との間に供給された溶融樹脂１７をプラ
ンジャ１３の下方移動により管状に押し出してパリソン
１８を成形する。
【００２１】上述したように本発明の構成によれば、イ
ンナーガイドの内側に嵌め込こまれた中空円筒状のヒー
タと、前記コアの内側に嵌め込まれ、前記ヒータに上部
が密着し、かつ熱伝導度の高い材料からなるインサート
と、を備えるので、ヒータにより熱伝導度の高い材料か
らなるインサートを加熱し、加熱されたインサートを介
してコアを加熱することができる。従って、パリソンの
内面に接するコアの加熱が可能となる。これにより、パ
リソン成形時に内外面の許容温度差の小さい樹脂であっ
ても良好なパリソンができ、また、４００°Ｃ以上の高
い溶融温度を必要とする最新のエンプラ樹脂であって
も、内面からの加熱によりパリソン全体を十分加熱する
ことができる。
ンナーガイドの内側に嵌め込こまれた中空円筒状のヒー
タと、前記コアの内側に嵌め込まれ、前記ヒータに上部
が密着し、かつ熱伝導度の高い材料からなるインサート
と、を備えるので、ヒータにより熱伝導度の高い材料か
らなるインサートを加熱し、加熱されたインサートを介
してコアを加熱することができる。従って、パリソンの
内面に接するコアの加熱が可能となる。これにより、パ
リソン成形時に内外面の許容温度差の小さい樹脂であっ
ても良好なパリソンができ、また、４００°Ｃ以上の高
い溶融温度を必要とする最新のエンプラ樹脂であって
も、内面からの加熱によりパリソン全体を十分加熱する
ことができる。
【００２２】上述した本発明によれば、インナーガイド
の内側に中空円筒状のヒータを嵌め込み、熱伝導度の高
い材料からなるインサートをコアの内側に嵌め込み、か
つインサートの上部を前記ヒータに密着させる、だけの
簡単な構成であり、コアの取り付け、取り外しが容易で
あり、コアの大きさに制限されず大小各種のコアに適用
できる。また、ヒータが内部に嵌め込まれているので昇
温時間が短くなり、加熱効率も高まる。
の内側に中空円筒状のヒータを嵌め込み、熱伝導度の高
い材料からなるインサートをコアの内側に嵌め込み、か
つインサートの上部を前記ヒータに密着させる、だけの
簡単な構成であり、コアの取り付け、取り外しが容易で
あり、コアの大きさに制限されず大小各種のコアに適用
できる。また、ヒータが内部に嵌め込まれているので昇
温時間が短くなり、加熱効率も高まる。
【００２３】
【発明の効果】従って、本発明によれば、コアを加熱す
ることができ、コアの取り付け、取り外しが容易であ
り、コアの大きさに制限されず大小各種のコアに適用で
きる、ブロー成形機ヘッドとヘッドのコア加熱方法を提
供することができる。
ることができ、コアの取り付け、取り外しが容易であ
り、コアの大きさに制限されず大小各種のコアに適用で
きる、ブロー成形機ヘッドとヘッドのコア加熱方法を提
供することができる。
【図１】本発明によるブロー成形機ヘッドの部分断面図
である。
である。
【図２】従来のブロー成形機ヘッドの部分断面図であ
る。
る。
１ ヘッド本体 ２ ガイド ３ プランジャ ４ インナーガイド ５ コア ６ ブロー管 ７ 溶融樹脂 ８ パリソン ９ ヒータ １０ 空洞 １１ ヘッド本体 １２ ガイド １３ プランジャ １４ インナーガイド １５ コア １６ ブロー管 １７ 溶融樹脂 １８ パリソン １９ ヒータ ２０ ヒータ ２２ 伝熱部材 ２４ インサート
Claims (3)
- 【請求項１】 下端が開口した円筒状の空洞を有するヘ
ッド本体と、上部が前記ヘッド本体に固定された中空円
筒状のガイドと、前記ヘッド本体とガイドとの間を軸線
方向に摺動可能なプランジャと、前記ガイドの内側を軸
線方向に移動可能なインナーガイドと、前記インナーガ
イドの下端に取り付けられ前記ヘッド本体との間にパリ
ソン成形用の樹脂流路を形成するコアと、前記インナー
ガイド及びコアの内側を軸線方向に移動可能なブロー管
と、を備えるブロー成形機ヘッドにおいて、 前記インナーガイドの内側に嵌め込こまれた中空円筒状
のヒータと、前記コアの内側に嵌め込まれ、前記ヒータ
に上部が密着し、かつ熱伝導度の高い材料からなるイン
サートと、を備えることを特徴とするブロー成形機ヘッ
ド。 - 【請求項２】 更に、前記ヒータの下端と前記コアの上
端の両者に密着し、前記インナーガイドの内面に螺合
し、かつ熱伝導度の高い材料からなる伝熱部材を備え
る、ことを特徴とする請求項１に記載のブロー成形機ヘ
ッド。 - 【請求項３】 下端が開口した円筒状の空洞を有するヘ
ッド本体と、上部が前記ヘッド本体に固定された中空円
筒状のガイドと、前記ヘッド本体とガイドとの間を軸線
方向に摺動可能なプランジャと、前記ガイドの内側を軸
線方向に移動可能なインナーガイドと、前記インナーガ
イドの下端に取り付けられ前記ヘッド本体との間にパリ
ソン成形用の樹脂流路を形成するコアと、前記インナー
ガイド及びコアの内側を軸線方向に移動可能なブロー管
と、を備えるブロー成形機ヘッドのコア加熱方法であっ
て、 前記インナーガイドの内側に中空円筒状のヒータを嵌め
込み、熱伝導度の高い材料からなるインサートを前記コ
アの内側に嵌め込み、かつ前記インサートの上部を前記
ヒータに密着させる、ことを特徴とするブロー成形機ヘ
ッドのコアの加熱方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4257059A JPH06106607A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | ブロー成形機ヘッド及びそのコアの加熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4257059A JPH06106607A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | ブロー成形機ヘッド及びそのコアの加熱方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06106607A true JPH06106607A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17301169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4257059A Pending JPH06106607A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | ブロー成形機ヘッド及びそのコアの加熱方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06106607A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5980227A (en) * | 1996-04-08 | 1999-11-09 | Denso Corporation | Apparatus for shaping honeycomb structure |
| WO2013014956A1 (ja) * | 2011-07-26 | 2013-01-31 | 住友電装株式会社 | 押出装置および押出方法 |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP4257059A patent/JPH06106607A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5980227A (en) * | 1996-04-08 | 1999-11-09 | Denso Corporation | Apparatus for shaping honeycomb structure |
| WO2013014956A1 (ja) * | 2011-07-26 | 2013-01-31 | 住友電装株式会社 | 押出装置および押出方法 |
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