JPH09276762A - 自動レンズ墨塗り装置の教示方法及び装置 - Google Patents

自動レンズ墨塗り装置の教示方法及び装置

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JPH09276762A
JPH09276762A JP9273396A JP9273396A JPH09276762A JP H09276762 A JPH09276762 A JP H09276762A JP 9273396 A JP9273396 A JP 9273396A JP 9273396 A JP9273396 A JP 9273396A JP H09276762 A JPH09276762 A JP H09276762A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 墨塗りするレンズの形状を入力し、墨塗りヘ
ッドの動作を自動的に決定する。 【解決手段】 吸着手段を有した回転軸にレンズを保持
したまま芯出しを行った後、墨塗りヘッドをレンズに接
近させ、レンズを回転しながらレンズ外周面および端面
に塗装する際、墨塗りするレンズの形状データを入力
し、予め設定されたプログラムにより上記形状データに
基づいて墨塗りヘッドを搭載したX−Yテーブルの複数
の移動位置データを計算し、該計算値に基づいて上記墨
塗りヘッドの動作を自動的に決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動レンズ墨塗り
装置に備えた墨塗りヘッドによりレンズの外周面及び端
面を墨塗りする際、墨塗りヘッドに対する複数の動作位
置データを、墨塗りするレンズの形状データから自動計
算して墨塗りヘッドの動作を決定する自動レンズ墨塗り
装置の教示方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動レンズ墨塗り装置の技術は、
特開平3−296459号公報で公開されている。この
技術では墨塗りヘッドの駆動にエアシリンダを用いてお
り、停止位置はストッパ位置を手動で調整することによ
り決定される。
【0003】また、一般的に墨塗りヘッドの駆動に位置
決め制御可能なモータを使用することは容易に考えられ
る技術である。上記モータの動作位置を教示させるため
の一般的な方法としては、モータをJOG送りで回転さ
せることにより墨塗りヘッドを所望の位置へ移動させ、
その位置を記憶させる方法がある。または、上記所望の
位置を墨塗りヘッドの原点位置から人が計算、または計
測することにより求め、その求められたデータを入力
し、位置データとして記憶させる方法がある。上記のい
ずれの方法にあっても、新たに墨塗りヘッドの動作位置
データを教示させるには、人がストッパ位置の調整、ま
たはモータのJOG送りによる位置教示、または所望位
置の計算、計測結果の入力といったいずれかの作業を行
わなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】今日、あらゆる分野の
ほとんどの製品の生産形態は多品種少量生産であり、レ
ンズの場合も例外ではなく、日々形状の違うレンズが小
ロットで生産されている。こうした状況の中、自動レン
ズ墨塗り装置に要求されることは、複数の形状の違った
レンズに対応した墨塗りヘッドの動作位置データの複数
記憶機能と、その複数記憶された動作位置データからレ
ンズの形状に対応したデータを選択する選択機能はもち
ろんのこと、新規に墨塗りヘッドの動作位置を教示する
場合に於いて、いかに少ない作業で、迅速かつ正確に教
示を行えるかである。しかし、前記従来技術では、人が
墨塗りヘッドの停止位置を手動にて調整するか、或い
は、位置決め制御用モータのJOG送りという作業を経
て所望位置を決定するか、または、前記所望位置を計算
または計測により求めるという作業を経て入力しなけれ
ばならず大変面倒である。また人の介入時間に比例して
ミスする確率も増えてくる。
【0005】そこで、本発明は上記した問題点に鑑みて
なされたもので、墨塗りするレンズの形状を入力するこ
とにより、墨塗りヘッドの動作を自動的に決定すること
が可能な自動レンズ墨塗りヘッド装置の教示方法及び装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、真空吸着手段を有した回転軸にレンズを
保持したまま芯出しを行った後、墨塗りヘッドをレンズ
に接近させ、レンズを回転しながらレンズ外周面および
端面に塗装する自動レンズ墨塗り装置の教示方法におい
て、墨塗りするレンズの形状データを入力し、予め設定
されたプログラムにより上記形状データに基づいて墨塗
りヘッドを搭載したX−Yテーブルの複数の移動位置デ
ータを計算し、該計算値に基づいて上記墨塗りヘッドの
動作を自動的に決定することを特徴とする。
【0007】また、本発明の自動レンズ墨塗り装置の教
示装置は、レンズを吸着保持し回転する保持手段と、レ
ンズを保持したまま芯出しする芯出し手段と、芯出しし
たレンズの光軸方向と平行な面上を移動可能なX−Yテ
ーブルと、該X−YテーブルをX方向且つ、Y方向に位
置決め動作可能にする2軸のサーボモータと、該2軸の
サーボモータを位置決め制御するサーボモータドライバ
と、上記2軸のサーボモータを指定位置へ動作させるた
め、上記サーボモータドライバに指定パルス列を送出
し、且つ、予め設定されたプログラムにより上記サーボ
モータを順次動作可能にするモータコントローラと、上
記X−Yテーブル上に固定され、レンズ外周面及び端面
に墨塗りを行うための1つ以上の墨塗りヘッドと、レン
ズの形状データを入力するための入力装置と、該入力装
置から入力されたレンズの形状データから、上記X−Y
テーブルを動作させるための複数の移動位置データを計
算し、且つ、該計算結果を上記モータコントローラへ送
出する計算装置とを有し、レンズの形状データを入力す
ることにより墨塗りヘッドの動作を自動的に決定するこ
とを特徴とする。
【0008】上記構成からなる本発明の作用を説明す
る。上記構成により、入力装置へ入力されたレンズ形状
データに基づき計算装置が、レンズ墨塗り用のデータ、
すなわち墨塗りヘッドの動作位置を計算する。さらにモ
ータコントローラは上記計算結果に従い、2軸のサーボ
モータを駆動させる。これによりX−Yテーブルはある
一平面上を平行移動し、加えてX−Yテーブル上の上記
墨塗りヘッドもある一平面上を平行移動する。この結
果、上記墨塗りヘッドはレンズの外周面及び端面に接近
する位置へ移動する。以上の作用によりレンズ外周面及
び端面の墨塗りを行える。
【0009】さらに、新規に墨塗りヘッドの動作位置を
教示する場合に於いても、上記入力装置からレンズの形
状データを入力するだけで、上記計算装置が墨塗りヘッ
ドの動作位置データを計算し、その計算結果に基づいて
レンズの墨塗りを行える。すなわち、最小限の人の介入
により新規レンズに対する墨塗り動作の教示が行える。
【0010】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の実施形態によりレ
ンズの墨塗りを行う自動レンズ墨塗り装置の概略につい
て図1に基づいて説明する。図1は自動レンズ墨塗り装
置1の全体構成を示す斜視図である。
【0011】上記自動レンズ墨塗り装置1は、基台2に
各構成ユニットであるレンズ吸着回転ユニット10と墨
塗りユニット20が組み付けられている。上記基台2
は、その表面に上記レンズ吸着回転ユニット10と墨塗
りユニット20が組み付けられてもそれらの荷重に耐
え、変形することの無い一様に平面な板である。
【0012】上記レンズ吸着回転ユニット10には、レ
ンズ13を吸着するための、中空でかつ円筒状をした吸
着筒11が、基台2の上面または表面と平行して取り付
けられ、その端面でレンズ13を図1に示すように基台
2に対して垂直な向きに吸着保持する。この吸着筒11
には、レンズ13の吸着保持側とは反対側の端部にプー
リ15aが取り付けられている。このプーリ15aは、
ベルト16とプーリ15bを介してモータ14に連結さ
れており、モータ14が回転することにより上記吸着筒
11もその軸線回りに回転可能となっている。また、上
記基台2の表面と垂直方向で、且つ、上記吸着筒11を
挟んでそれぞれ上下動自在な芯出しヘッド12a、12
bが上下に対向配置されており、上記吸着筒11に保持
されたレンズ13を上下から挟み込むことにより芯出し
が可能となっている。上記芯出しヘッド12bは、上記
レンズ13の外周面と対向する先端にV字型の爪を有し
ており、その可動上限位置は、上記レンズ13の外周面
が上記V字型の爪のV状になっている2面に接すると、
レンズ13の中心軸と上記吸着筒11の回転軸が一致す
るような位置に調整されている。すなわち、上記芯出し
ヘッド12bの可動上限位置を調整することにより、上
記レンズ13の径の変化に対応して芯出し動作が行え
る。
【0013】上記墨塗りユニット20の構成要素の一つ
にX−Yテーブル23があり、X−Yテーブル23の面
は上記基台2の面と平行に配置されている。X−Yテー
ブル23の任意の表面上には、記吸着筒11に保持され
たレンズ13の外周面を墨塗りするための墨塗りヘッド
24が上記吸着筒11の位置する方向へ向くようにして
固定されている。墨塗りヘッド24はチューブ27aを
介して、墨塗り用塗料が貯留された塗料カ−トリッジ2
5に接続されており、墨塗り用塗料の供給を受けてい
る。さらに、塗料カ−トリッジ25は、チューブ27b
を介してディスペンサ26に接続され、上記墨塗りヘッ
ド24へ塗料を供給させるための圧力を受けている。上
記X−Yテーブル23はY軸21に取り付けられ、この
Y軸21はX軸22に直交して取り付けられており、さ
らにX軸22は上記基台2に固定されている。すなわ
ち、上記X−Yテーブル23はX方向とY方向へ自由に
移動可能となっている。尚、上記Y軸21、X軸22は
共にサーボモータ、カップリング、ボールネジ、ガイド
レール等(それぞれ図示省略)からなり、Y軸21、X
軸22で、一般的なX−Y直交座標型のロボットを構成
している。また、上記X−Yテーブル23の表面上に
は、上記墨塗りヘッド24の位置とは別の任意の位置2
8にも墨塗りヘッド24と同等のものが取り付け可能と
なっており、レンズ13の面取部分の墨塗りを行え得る
ようになっている。
【0014】次に、上記構成からなる自動レンズ墨塗り
装置1の概略動作を説明する。先ず、吸着筒11により
レンズ13が保持され、保持されたレンズ13が吸着筒
11の中心軸線に一致するように、一対の芯出しヘッド
12a、12bによりレンズ13の芯出しが行われ、そ
の後芯出しされたレンズ13がモータ14により吸着筒
11と共に回転される。一方、X−Yテーブル23は、
Y軸21、X軸22の駆動により、墨塗りヘッド24が
レンズ13の外周面に当接する位置へ移動する。これに
より、レンズ13の墨塗りが行われる。
【0015】次に、本発明の実施形態の墨塗りヘッド2
4の動作を決定する教示装置を説明する。図2は、本発
明の特徴となる構成要素のブロック図であり、各構成要
素は図示するように電気的にそれぞれ接続されている。
入力装置30は、数値データ及び文字列データの入力が
可能で、計算装置31に入力結果を送出可能に接続され
ている。計算装置31には、墨塗りするレンズ形状に応
じた計算式が複数プログラムされており、入力装置30
から入力されたレンズ形状データと、上記計算式の指定
により、図1に示すX−Yテーブル23の動作位置デー
タを計算する。さらに、計算装置31は、計算の結果か
ら導き出された前記動作位置データを、モータコントロ
ーラ32に送出可能に接続されている。モータコントロ
ーラ32は、予め格納されているプログラムと、上記計
算装置31からの上記動作位置データに基づいて、サー
ボモータ34、35を動作させるためのパルス列を、サ
ーボドライバ33へ送出可能に接続されている。サーボ
ドライバ33は、上記モータコントローラ32からのパ
ルス列に応じて、サーボモータ34、35を駆動させる
ための電流を発生させている。サーボモータ34、35
は、それぞれ図1のY軸21、X軸22の構成部品であ
る。
【0016】次に、本発明の実施形態1の教示方法にお
いて入力するレンズ形状データ及び墨塗り位置等を図
3、図4に基づいて説明する。図3は吸着筒11に両面
とも凹面のレンズ13が吸着されている例であり、図中
のアルファベットについて説明する。Cは吸着筒11と
レンズ13の接触している面の径であり、Dはレンズ1
3の吸着されている面の曲率半径である。Eはレンズ1
3の吸着されていない面の曲率半径であり、Fはレンズ
13の中肉厚である。さらに、Gはレンズ13の外径で
あり、Hはレンズ13の総肉厚である。Pは、図1のX
−Yテーブル23が原点復帰したときの、墨塗りヘッド
24の位置であり、Pを図3のX−Y座標の基準点
(0,0)とする。点(I,J)は吸着筒11の中心軸
線Tと、レンズ13が吸着筒11と接した線(点線S)
との交点の座標であり、上記P点を原点とする座標であ
る。Kは、点(I,J)からレンズ13の、吸着筒11
に吸着されている側の外周面端点までの、y方向の距離
であり、Lは、点(I,J)からレンズ13の、吸着さ
れていない面の外周面端点までのY方向の距離である。
図4は、図3と同じ様子を表し、図4中の点、点は
図1の墨塗りヘッド24の墨塗り動作位置である。
【0017】次に図1、図2、図3、図4を用いて本実
施形態の教示方法を説明する。図3、図4のような両面
凹面レンズ13の外周面を墨塗りする場合、X−Yテー
ブル23は、墨塗りヘッド24が原点位置P点から点
へ、さらに点へ移動するよう動作する。そのための、
点、点のX,Y座標を求めるために、先ずレンズ1
3の形状データである中肉厚F、外径G、両面の曲率半
径D、Eと、吸着筒11のレンズ接触面径Cを入力装置
30から入力する。さらに、入力装置30から、墨塗り
するレンズ13が両面凹面レンズであるということを入
力する。入力装置30は、前記入力事項を計算装置31
に送出する。すると計算装置31では、与えられた上記
レンズ13の形状データに基づいて、両面凹面レンズ用
の数1の計算を行う。
【0018】
【数1】
【0019】以上の計算結果により、点のX座標M、
Y座標Nと、点のX座標Q、Y座標Rが導き出され
る。尚、上記I、Jは、吸着筒11のY方向の長さが変
わらなければ、半固定的に決まった定数である。計算装
置31は、上記計算結果をモータコントローラ32に送
出し、それを受けてコントローラ32は、点、のX
座標、Y座標に応じたパルス列をサーボドライバ33へ
順次送出し、さらにそれを受けてサーボドライバ33
は、サーボモータ34、35を駆動し、結果的に墨塗り
ヘッド24を制御する。
【0020】次に、両面凹面レンズについての計算例
と、動作について図1、図2、図5、図6を用いて説明
する。尚、図中のアルファベットの意味は図3、4と同
じである。図5、図6のようなレンズ13の外周面を墨
塗りする場合、X−Yテーブル23は、墨塗りヘッド2
4が原点位置P点から点へ、さらに点へ移動するよ
う動作する。そのための、点、点のX,Y座標を求
めるために、先ずレンズ13の形状データである中肉厚
F、外径G、両面の曲率半径D、Eと、吸着筒11のレ
ンズ接触面径Cを入力装置30から入力する。さらに入
力装置30から、レンズ13が両面凸面レンズであると
いうことを入力する。入力装置30は、前記入力事項を
計算装置31に送出する。すると計算装置31では、与
えられた上記レンズ13の形状データに基づいて、両面
凸面レンズ用の数2の計算を行う。
【0021】
【数2】
【0022】以上の計算結果により、点のX座標M、
Y座標Nと、点のX座標Q、Y座標Rが導き出され
る。尚上記I、Jは、吸着筒11のY方向の長さが変わ
らなければ、半固定的に決まった定数である。また、総
肉厚Hは中肉厚Fと同じとなる。計算装置31は、上記
計算結果をモータコントローラ32に送出し、それを受
けてコントローラ32は、点、のX座標、Y座標に
応じたパルス列をサーボドライバ33へ順次送出し、さ
らにそれを受けてサーボドライバ33は、サーボモータ
34、35を駆動し、結果的に墨塗りヘッド24を制御
する。
【0023】次に、両面凹面かつスラスト面を有するレ
ンズについての計算例と、動作について図1、図2、図
7、図8を用いて説明する。このレンズ13の場合、図
1の墨塗りヘッド24を墨塗りヘッドAとすると、それ
と同様に、X−Yテーブル23上の位置28に設置され
た墨塗りヘッドを墨塗りヘッドBとし、墨塗りヘッド
A、Bの2つのヘッドを用いて墨塗りを行う。尚、設置
方向は墨塗りヘッドAが図1においてY方向に平行なら
ば、墨塗りヘッドBはX方向に平行となるように設置す
る。これにより、本実施形態では墨塗りヘッドAでレン
ズ11の外周面を、墨塗りヘッドBでスラスト面をそれ
ぞれ墨塗りする。
【0024】すなわち、図7、図8のようなレンズ13
の外周面及びスラスト面を墨塗りする場合、X−Yテー
ブル23は、先ず墨塗りヘッドAが原点位置P点から点
へ、さらに点へ移動させるため動作し、次に墨塗り
ヘッドAをレンズ外周面から逃がし、墨塗りヘッドBが
点へ直線移動できる位置点へ移動させ、引き続きレ
ンズ13のスラスト面の墨塗りを行うため、墨塗りヘッ
ドBを点から点へ移動させるために動作する。その
ための、点、点、点、点、点のそれぞれのX
座標、Y座標を求めるために、先ずレンズ13の形状デ
ータである中肉厚F、外径G、スラスト面内径T、両面
の曲率半径D、Eと、吸着筒11のレンズ接触面径Cを
入力装置30から入力する。さらに入力装置30から、
レンズ13が両面凹面かつスラスト面有りのレンズであ
るということを入力する。入力装置30は、前記入力事
項を計算装置31に送出する。すると計算装置31で
は、与えられた上記データに基づいて、両面凹面かつス
ラスト面有りのレンズ用の数3の計算を行う。
【0025】
【数3】
【0026】以上の計算結果により、墨塗りヘッドAの
移動位置点のX座標M、Y座標Nと、点のX座標
Q、Y座標Rと、墨塗りヘッドBの移動位置点のX座
標U、Y座標Vと、点のX座標W、Y座標Xが導き出
される。尚、上記I、Jは、吸着筒11のY方向の長さ
が変わらなければ、半固定的に決まって定数である。上
記Hはレンズ13の総肉厚、Y、Zは墨塗りヘッドAと
墨塗りヘッドBとの取付位置の違いによる移動ポイント
の補正値である。点の座標は、その座標を(S,V)
とすると、墨塗りヘッドA、Bともレンズ13に接触せ
ず墨塗りヘッドBの塗り開始位置点へ直線移動でき
る。計算装置31は、上記計算結果をモータコントロー
ラ32に送出し、それを受けてコントローラ32は、点
、、、、のX座標、Y座標に応じたパルス列
をサーボドライバ33へ順次送出し、さらにそれを受け
てサーボドライバ33は、サーボモータ34、35を駆
動し、結果的に墨塗りヘッドAを制御する。
【0027】以上のことにより、本発明の実施形態によ
れば、レンズ13の形状データを入力するだけで、形状
が両凹面でも両凸面あるいはスラスト面があっても、計
算結果から墨塗りヘッド24あるいは墨塗りヘッド2
4、28の動作位置データを教示することが可能とな
る。
【0028】
【発明の効果】本発明の自動レンズ墨塗り装置の教示方
法及び装置によれば、入力装置からレンズの形状データ
を入力するだけで、墨塗りヘッドの動作位置データを計
算装置が自動で計算し、且つ、モータコントローラにそ
の計算結果を送出することで墨塗りヘッドの動作位置を
決定する教示を行うことができる。すなわち、少ない作
業で迅速、且つ、正確に自動レンズ墨塗り装置の教示を
行うことができる。また、多品種少量の墨塗りを効率良
く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に使用する自動レンズ墨塗り
装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に用いるレンズの形状データ
を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態の墨塗り位置を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の実施形態に用いるレンズの形状データ
を示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態の墨塗り位置を示す断面図で
ある。
【図7】本発明の実施形態に用いるレンズの形状データ
を示す断面図である。
【図8】本発明の実施形態の墨塗り位置を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
11 吸着筒 12a、12b 芯出しヘッド 13 レンズ 21 Y軸 22 X軸 23 X−Yテーブル 24 墨塗りヘッド 30 入力装置 31 計算装置 32 モータコントローラ 33 サーボドライバ 34、35 サーボモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着手段を有した回転軸にレンズを保持
    したまま芯出しを行った後、墨塗りヘッドをレンズに接
    近させ、レンズを回転しながらレンズ外周面および端面
    に塗装する自動レンズ墨塗り装置の教示方法において、
    墨塗りするレンズの形状データを入力し、予め設定され
    たプログラムにより上記形状データに基づいて墨塗りヘ
    ッドを搭載したX−Yテーブルの複数の移動位置データ
    を計算し、該計算値に基づいて上記墨塗りヘッドの動作
    を自動的に決定することを特徴とする自動レンズ墨塗り
    装置の教示方法。
  2. 【請求項2】 吸着手段を有した回転軸にレンズを保持
    したまま芯出しを行った後、墨塗りヘッドをレンズに接
    近させ、レンズを回転しながらレンズ外周面および端面
    に塗装する自動レンズ墨塗り装置の教示装置において、
    レンズの光軸方向と平行な面上を移動可能なX−Yテー
    ブルと、該X−YテーブルをX方向且つ、Y方向に位置
    決め動作可能にする2軸のサーボモータと、該2軸のサ
    ーボモータを位置決め制御するサーボモータドライバ
    と、上記2軸のサーボモータを指定位置へ動作させるた
    め、上記サーボモータドライバに指定パルス列を送出
    し、且つ、予め設定されたプログラムにより上記サーボ
    モータを順次動作可能にするモータコントローラと、上
    記X−Yテーブル上に固定され、レンズ外周面及び端面
    に墨塗りを行うための1つ以上の墨塗りヘッドと、レン
    ズの形状データを入力するための入力装置と、該入力装
    置から入力されたレンズの形状データから上記X−Yテ
    ーブルを動作させるための複数の移動位置データを計算
    し、且つ、該計算結果を上記モータコントローラへ送出
    する計算装置とを有し、レンズの形状データを入力する
    ことにより、墨塗りヘッドの動作を自動的に決定するこ
    とを特徴とする自動レンズ墨塗り装置の教示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102375163A (zh) * 2011-10-26 2012-03-14 福建福晶科技股份有限公司 一种透镜边缘涂漆方法
CN108072921A (zh) * 2016-11-09 2018-05-25 天津东川伟业电子有限公司 一种手机摄像头镜片涂墨治具

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