JPH09276290A - 手術用顕微鏡 - Google Patents

手術用顕微鏡

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JPH09276290A
JPH09276290A JP8095376A JP9537696A JPH09276290A JP H09276290 A JPH09276290 A JP H09276290A JP 8095376 A JP8095376 A JP 8095376A JP 9537696 A JP9537696 A JP 9537696A JP H09276290 A JPH09276290 A JP H09276290A
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孝 深谷
Koji Yasunaga
浩二 安永
Masahiko Kinukawa
正彦 絹川
Hiroshi Fujiwara
宏 藤原
Yoshitsugi Hoshino
義亜 星野
Junichi Nozawa
純一 野沢
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    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/20Surgical microscopes characterised by non-optical aspects
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61B90/50Supports for surgical instruments, e.g. articulated arms

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は術中においてMRI診断装置による診
断ができないという問題、および鏡体部の移動および固
定が困難になるという問題を解消し、MRI診断装置下
で、動力系を介しての手術用顕微鏡本来の操作及び機能
を確保できる手術用顕微鏡を提供することを目的とす
る。 【解決手段】本発明は、操作を指示する操作指示手段か
らの出力信号を受け、動作系を介して少なくとも1つの
動作を行う手術用顕微鏡において、前記動作系は、モー
タ7と、このモータの駆動力を鏡体部6の動作部に伝達
するスライドシャフト10等を有する動力伝達装置を具
備し、前記動力伝達装置の少なくとも前記鏡体部6に隣
接する部分から前記鏡体部6の部分の部材を非磁性部材
で構成した。このためにMRI診断装置の磁気的影響を
受けないで顕微鏡を使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作を指示する操
作指示手段からの出力信号を受け、動作系を介して少な
くとも1つの動作を行う手術用顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、核磁気共鳴を利用した画像診断装
置(以下、MRI診断装置と言う。)の発展により、術
前に病巣の位置、大きさが判るようになり、手術の効率
化や高精度化が図られてきた。また、近年では磁場発生
装置部分に間隙を設けた、いわゆるオープン型のMRI
診断装置も開発され、術前のみならず、術中にも診断が
可能となり、手術の一層の高精度化が期待されている。
特に脳外科分野においては開頭により脳内圧力が低下
し、病巣の位置が術前の診断と異なることがしばしば起
こり得るため、その期待は大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、脳外科分野
の手術においては一般に手術用顕微鏡が用いられるが、
手術用顕微鏡をオープン型のMRI診断装置下で使用す
る場合、従来の手術用顕微鏡にあっては以下のような問
題があった。
【0004】特開平1−180508号公報にはモータ
で変倍駆動を行うものであるが、そのモータがMRI診
断装置の静磁場を乱すため、術中の診断が不可能になる
という問題があった。また、モータ自体が磁性体のため
MRI診断装置の強力な磁場に引き寄せられ、鏡体部の
移動が阻害され、または鏡体部の固定が困難になるとい
う問題もあった。
【0005】特公平6−48329号公報にはモータで
焦準駆動を行うものが示されており、これにも前記同様
の問題があった。特公平3−21887号公報にはモー
タにより鏡体を移動し視野移動を行うものであるが、こ
れにも前記同様の問題があった。
【0006】特公昭55−36116号公報には鏡体部
を特定の位置で固定するための機構に電磁石を設けるも
のであるが、これの電磁石がMRI診断装置の強力な磁
場に引き寄せられ、鏡体部の移動および固定が困難にな
るという問題があった。
【0007】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは術中においてMRI診断装
置による診断ができないという問題、および鏡体部の移
動および固定が困難になるという問題を解消し、MRI
診断装置下で、動力系を介しての手術用顕微鏡本来の操
作及び機能を確保できる手術用顕微鏡を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、操作を指示す
る操作指示手段からの出力信号を受け、動作系を介して
少なくとも1つの動作を行う手術用顕微鏡において、前
記動作系は、圧力変化または位置変化を発生させる動力
発生手段と、前記圧力変化または前記位置変化を前記手
術用顕微鏡の鏡体部における動作部を動作させる動作出
力手段と、前記圧力変化または前記位置変化を前記動力
発生手段から前記動作出力手段に伝達する動力伝達手段
とを具備し、前記動力伝達手段の少なくとも前記動作出
力手段に隣接する部分と、前記鏡体部および前記動作出
力手段の部材を非磁性部材で構成したことを特徴とす
る。
【0009】術者が入力操作をすると、動力発生手段が
駆動され、その圧力または位置の変化は、少なくとも前
記動作出力手段に隣接する部分が非磁性体からなる動力
伝達部により非磁性体からなる動力出力部に伝達され
る。また動力出力部では前記伝達された圧力または位置
の変化を、例えば手術用顕微鏡の変倍、焦準、視野移
動、鏡体部の位置固定に必要な駆動力に変換する。これ
らの機能時にMRI診断装置の磁気的影響を受けない。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1および図2を参照して、本発明の
第1実施形態を説明する。 <構成>図1において、1は手術室内を移動可能な手術
用顕微鏡の架台部であり、この架台部1には鉛直に支柱
2が固着されている。前記支柱2には第1アーム3が鉛
直軸O1 に沿っての上下方向へ電動式で移動可能である
とともにその鉛直軸O1まわりに回動可能に支持されて
いる。第1アーム3の先端部には前記鉛直軸O1に平行
な軸O2 まわりに回動可能に第2アーム4が支持されて
いる。前記第2アーム4の先端部には同じく鉛直軸O1
に平行な軸O3 まわりに回動可能に鏡体部取り付けアー
ム5が垂直に支持されている。鏡体部取り付けアーム5
の下端には鏡体部6が固着されている。
【0011】前記第2アーム4の内部には位置変化を発
生させる動力発生手段が設置されている。すなわち、動
力発生手段の駆動源であるモータ7が固着され、その回
転軸8は紙面に垂直な軸のまわりに回転するようになっ
ている。モータ7の回転軸8にはピニオン9が固着され
ている。
【0012】さらに、前記第2アーム4には動力伝達手
段が組み込まれている。つまり、第2アーム4の内部に
はその第2アーム4の長手軸方向に沿って軸線方向にス
ライド可能に支持された第1スライドシャフト10が設
けられている。この第1スライドシャフト10の一端部
には前記ピニオン9とかみ合うラック11が形成されて
いる。第1スライドシャフト10の他端部には第2スラ
イドシャフト12が連結されている。
【0013】前記第2スライドシャフト12は鏡体部取
り付けアーム5にその軸O3 に沿って上下方向へスライ
ド可能に支持されている。さらに第1スライドシャフト
10と第2スライドシャフト12は締結リンク13によ
り連結されている。つまり、締結リンク13の一端は前
記第1スライドシャフト10の先端と紙面に垂直な回転
軸O4 のまわりに回動可能に支持され、締結リンク13
の他端は第2スライドシャフト12の上端と紙面に垂直
な回転軸O5 まわりに回動可能に支持されている。そし
て、以上の構成により前記動力発生手段から後述する動
作出力手段に動力(位置変位)を伝達する動力伝達手段
を構成している。
【0014】ここで、前記第2アーム4の中間部、つま
り、紙面上の境界線Lより先端側、つまり左側(鏡体部
側)にある部材は全て非磁性体で構成されている。すな
わち、前記動力伝達手段の少なくとも後述する動作出力
手段に隣接する先端側部分は第2アーム4を含め、非磁
性部材で構成されている。もちろん、第2アーム4及び
これに保持される部材の全てを非磁性体で構成してもよ
い。尚、非磁性体の材料としては例えばチタン等の金属
や樹脂または複合材料等が考えられる。
【0015】図2は図1で示した鏡体部6の内部構造を
示す図である。鏡体部6には変倍光学系の移動レンズ1
4が設けられ、この移動レンズ14はレンズ枠15によ
り鏡体部6に支持され、その光軸O6 に沿って進退移動
可能になっている。レンズ枠15と前記第2スライドシ
ャフト12は連動バー16によって連結されている。連
動バー16の一端は前記第2スライドシャフト12に対
しその軸O3 まわりに回動可能に支持され、連動バー1
6の他端は前記レンズ枠15に形成した穴17に係合さ
せてある。そして、前記第2スライドシャフト11の上
下移動に伴って移動レンズ14は移動にレンズ枠15と
共に上下に移動する。つまり、手術用顕微鏡における鏡
体部6の動作部を位置変化により動作させる動作出力手
段を構成している。もちろん、この鏡体部6の部材も非
磁性部材で構成されている。
【0016】<作用>術者は架台部1、すなわち手術用
顕微鏡全体を移動させ、境界線Lよりも図中左側の部分
がMR診断装置下で使用されるように配置する。また鏡
体部6の移動は図示しないフットスイッチなどにより支
柱2に対し、第1アーム3を電動で上下に移動させるこ
と、および支柱2に対し第1アーム3を、第1アーム3
に対し第2アーム4を、第2アーム4に対し鏡体部取り
付けアーム5を、平行な軸O1,O2 ,O3 まわりにそ
れぞれ回動させて行う。
【0017】鏡体部6においての変倍操作は同じく図示
しないフットスイッチなどにより行う。術者がフットス
イッチをONにすると、モータ7の回転軸8およびピニ
オン9が回転する。この回転(位置変化)はピニオン9
とかみ合うラック11を介して、第1スライドシャフト
10の軸線方向の移動に変換され、さらに締結リンク1
3により軸O4 と軸O5 の距離は一定に保たれるため、
第2スライドシャフト12の軸O3 に沿った移動に変換
される。第2スライドシャフト12が軸O3 に沿った移
動をすると、連動バー13、レンズ枠15を介し、変倍
光学系の移動レンズ14が光軸O6 に沿って移動し、変
倍がなされる。
【0018】<効果>本実施形態は動力入力部をモータ
7で構成し、動力伝達部材を第1スライドシャフト1
0、締結リンク13、第2スライドシャフト12から成
るスライダーリンク機構で構成し、動力出力部を連動バ
ー16で構成し、鏡体部6に変倍機能を動作させたが、
すべての構成部材がリジットなために操作の応答性が非
常によい上、簡単かつ安価である。
【0019】また、前記第2アーム4の中間部、つま
り、紙面上の境界線Lより先端側、つまり左側にある部
材は全て非磁性体で構成されているため、鏡体部6を移
動操作する際にMRI診断装置への影響もなく、MRI
診断装置から影響を受けることもなく、本来の手術用顕
微鏡の機能を円滑かつ確実に安定して発揮させることが
できる。
【0020】(第2実施形態)図3を参照して、本発明
の第2実施形態を説明する。 <構成>この第2実施形態では鏡体部6を保持する図1
に示されたスタンドの構成については前述した第1実施
形態のものと同様であるため、その説明を省略する。
【0021】この第2実施形態の鏡体部6の構造は図3
で示すように構成されている。すなわち、鏡体部6は鏡
体部取り付けアーム5に固着されている固定部21と移
動部22とからなる。鏡体部6の移動部22は図示しな
い観察光学系を内蔵し、前記固定部21に対して光軸O
6 に沿って移動可能に支持されている。このため、鏡体
部6の固定部21と移動部22は連動バー23によって
連結されている。このため、連動バー23の一端が前記
第2スライドシャフト12の下端部に対して軸O3 まわ
りに回動可能に支持され、連動バー23の他端が前記移
動部22の穴24に係合させられる。ここでは連動バー
23を設けることにより動力出力部を構成している。
【0022】<作用>焦準操作は図示しないフットスイ
ッチなどにより行う、術者がフットスイッチをONする
と、第1実施形態同様、第2スライドシャフト12が軸
O3 に沿って移動し、連動バー23を介し、観察光学系
を内蔵した移動部22が光軸O6 に沿って移動し焦準さ
れる。 <効果>焦準機能において第1実施形態と同様の効果が
得られる。
【0023】(第3実施形態)図4を参照して、本発明
の第3実施形態を説明する。 <構成>この第3実施形態で、鏡体部6を保持する図1
に示されたスタンドの構成については前述した第1実施
形態のものと同様であるため、そのスタンドの説明を省
略する。
【0024】図4は図1に示す鏡体部6の構造を示すも
のである。31は前記鏡体部6の固定部であり、これは
鏡体部取り付けアーム5に固着されている。32は同じ
く鏡体部6の移動部であり、この移動部32は内部に図
示しない観察光学系を内蔵する。また、移動部32は前
記固定部31に対し、光軸O6 に直角な方向へ移動可能
に支持されている。
【0025】前記第2スライドシャフト12には軸O3
まわりに回動可能に支持された第3スライドシャフト3
3が連結されている。第3スライドシャフト33の端部
にはラック34が形成されている。また、移動部32の
上面にはラック35が固着されている。第3スライドシ
ャフト33のラック34と移動部32のラック35には
ピニオン36が噛み合って両ラック35,36を連結し
ている。ピニオン36は前記固定部31に対して紙面に
垂直な軸O7 まわりに回動可能に支持されている。
【0026】<作用>視野移動操作は、図示しないフッ
トスイッチなどにより行う。術者がフットスイッチをO
Nすると、第1実施形態同様、第2スライドシャフト1
2が軸O3 に沿って移動するとともに、第3スライドシ
ャフト33も一体となって移動する。第3スライドシャ
フト33が移動すると、その端部に形成されたラック3
4、ピニオン36、ラック35を介して、移動部32が
光軸O6 に直角な方向に移動し、視野移動がなされる。
【0027】<効果>視野移動機能において第1実施形
態と同様の効果が得られる。 (第4実施形態)図5を参照して、本発明の第4実施形
態を説明する。
【0028】<構成>この第4実施形態で、鏡体部6を
保持する図1に示されたスタンドの構成については前述
した第1実施形態のものと同様であるため、その説明を
省略する。
【0029】図5において、41は、前記第2アーム4
に対し、同じく鉛直軸O1に平行な軸O8 まわりに回転可
能に支持された鏡体部取り付けアームであり、42は前
記鏡体部取り付けアーム41に固着された鏡体部であ
る。第2アーム4内にはその軸線方向にスライド可能に
支持されたスライドシャフト43が設けられている。
【0030】また、スライドシャフト43の基端部に
は、前記ピニオン9とかみ合うラック44が形成され、
前記スライドシャフト43の他端部には鏡体部取り付け
アーム41の周面に当接するブレーキパッド45が固着
されている。
【0031】<作用>鏡体部42の第2アーム4に対す
る固定または解除操作は図示しないフットスイッチなど
により行う。術者がフットスイッチをONすると、第1
実施形態と同様、ピニオン9が回転し、この回転はピニ
オン9とかみ合うラック44を介してスライドシャフト
43の軸線方向の移動に変換され、スライドシャフト4
3に固着されたブレーキパッド45が鏡体部取り付けア
ーム41の外周面に押圧され、または遊離されることに
より、固定または解除がなされる。
【0032】<効果>鏡体部42の固定機能が得られ、
また第1実施形態と同様の効果が得られる。 (第5実施形態)図6ないし図8を参照して、本発明の
第5実施形態を説明する。 <構成>この第5実施形態で、鏡体部6は前述した第1
〜3実施形態のものと同様であるため、その説明を省略
する。
【0033】図6において、51は手術室内を移動可能
な手術用顕微鏡の架台部、52は前記架台部51に固着
された支柱、53は前記支柱52に対し鉛直軸O9 まわ
りに回動可能に支持されたリンク座、54は複数のリン
ク55〜58をそれぞれ端部において紙面に垂直な軸ま
わりに回動自在に接続させた第1平行四辺形リンクであ
り、前記リンク座53に対し、紙面に垂直な軸O10まわ
りに回動可能に支持されている。59は複数のリンク6
0〜65をそれぞれの端部、およびリンク62とリンク
63の中間点において、それぞれ紙面に垂直な軸まわり
に回動自在に接続させた第2平行四辺形リンクであり、
この第2平行四辺形リンク59は前記第1平行四辺形リ
ンク54に対して軸O11まわりに回動自在に支持されて
いる。
【0034】また、66は鏡体部取り付けアームであ
り、この鏡体部取り付けアーム66は前記第2平行四辺
形リンク59に対し、軸O12まわりに回動可能に支持さ
れている。前記鏡体部取り付けアーム66には鏡体部6
7が固着されている。前記架台部51と前記第2平行四
辺形リンク59のリンク65は複数のフレシキブルなワ
イヤー伝達機構68〜70によって連結されている。
【0035】ここで、紙面上の境界線Lより先端側、つ
まり左側(鏡体部側)にある部材は後述するワイヤ伝達
機構68〜70や鏡体部67を含め、すべて非磁性体で
構成されている。もちろん、その右側に位置する第1平
行四辺形リンク54の部材を含めてその部材の全てを非
磁性体で構成してもよい。
【0036】次に、図7および図8を参照して、動力伝
達部としてのワイヤ伝達機構68〜70の構造を説明す
る。図7は前記架台部51の内部構造とワイヤ伝達機構
68〜70を示すものである。68i〜70iはそれぞ
れ前記ワイヤ伝達機構68〜70のインナであり、68
o〜70oはそれぞれ前記ワイヤ伝達機構68〜70の
アウタである。前記インナ68i〜70iはそれぞれ前
記アウタ68o〜70oに対して摺動自在に挿通されて
個別的にガイドされている。
【0037】また、アウタ68o〜70oの端部は前記
架台部51の固定座72を介して固着されている。前記
架台部51の内部には動力発生手段のモータ73が固着
され、このモータ73は紙面に垂直な軸まわりに回転す
る回転軸74を有する。モータ73の回転軸74にはプ
ーリ75が固着され、このプーリ75の外周には前記イ
ンナ68i,69iの一端部が固着されている。
【0038】さらに前記架台部51の内部には別の動力
発生手段のプッシュプルソレノイド76が固定的に設置
されている。前記プッシュプルソレノイド76は矢印7
7方向に進退するシャフト78を有し、このシャフト7
8の先端にはインナ座79が固着されている。このイン
ナ座79には前記インナ70iの一端部が固着されてい
る。
【0039】図8はリンク65の部分におけるワイヤ伝
達機構68〜70の構造を示すものである。アウタ68
o〜70oの端部は前記リンク65の部材に対して固着
されている。80はスライドシャフトであり、スライド
シャフト80は前記鏡体部取り付けアーム66に対し、
軸O12に沿ってスライド可能に支持されている。このス
ライドシャフト80には取着アーム80aが突設され、
この取着アーム80aには前記インナ68iとインナ6
9iの先端部が反対側からそれぞれ向き合う方向から固
着されている。リンク65には前記インナ70iが固着
されているブレーキパッド81が係合保持され、このブ
レーキパッド81はバネ82により鏡体部取り付けアー
ム66の上面に押圧されている。
【0040】<作用>術者は、架台部51、すなわち手
術用顕微鏡全体を移動させ、境界線Lよりも左側の部分
がMR診断装置下で使用されるよう配置する。鏡体部6
7の移動は支柱52に対するリンク座53の軸O9 まわ
りの回動、リンク座53に対する第1平行四辺形リンク
54の軸O10まわりの回動、第1平行四辺形リンク54
の変形、第1平行四辺形リンク54に対する第2平行四
辺形リンク59の軸O11まわりの回動、第2平行四辺形
リンク59の変形、第2平行四辺形リンク59に対する
鏡体部取り付けアーム66の軸O12まわりの回動を合成
して行う。
【0041】それにより、変倍操作、焦準操作、視野移
動操作は図示しないフットスイッチなどにより行う。そ
して、術者がフットスイッチをONにすると、架台部5
1内のモータ73の回転軸74およびプーリ75が回転
する。この回転はプーリ75に固着させたインナ68
i,69iのそれぞれのアウタ68o,69oに対する
相対移動に変換され、リンク65まで伝達される。リン
ク65まで伝達された相対移動は、インナ68i,69
iに固着されたスライドシャフト80の軸O12に沿った
移動に変換される。スライドシャフト80が軸O12に沿
って移動するのは第1〜3実施形態における第2スライ
ドシャフト12が軸O3 に沿って移動するのと全く同じ
作用であるため、第1〜第3実施形態で説明したよう
に、それぞれ変倍、焦準、視野移動される。
【0042】鏡体部67の第2平行四辺形リンク59に
対する解除または固体操作は、同じく図示しないフット
スイッチなどにより行う。術者がフットスイッチをON
にすると、架台部51内のプッシュプルソレノイド76
のシャフト78およびインナ座79が進退する。この進
退は、インナ座79に固着されたインナ70iのアウタ
70oに対する相対移動に変換され、リンク65まで伝
達される。リンク65まで伝達された相対移動により、
インナ70iに固着され、バネ82により鏡体部取り付
けアーム66の上面に押圧されているブレーキパッド8
1は、遊離または押圧され解除または固定される。
【0043】<効果>本実施形態は、動力入力部をモー
タ73およびプッシュプルソレノイド76で動力伝達部
をワイヤ伝達機構68〜70で構成したので、鏡体部6
7の移動がより自由になっても操作の応答性が非常に良
い上、簡単、安価である。また本実施形態では鏡体部6
7の第2平行四辺形リンク59に対する固定のみ示した
が、第2平行四辺形リンク59の第1平行四辺形リンク
54に対する固定も同様の構成で実現できる。
【0044】(第6実施形態)図9および図10を参照
して、本発明の第6実施形態を説明する。 <構成>この第6実施形態では、図6に示された範囲で
ワイヤ伝達機構68〜70を除き、第5実施形態と同様
のため、その説明は省略する。
【0045】図9は架台部51と油圧伝達機構85の構
造を示す。油圧伝達機構85はフレシキブルな樹脂製の
オイルチューブ86を備えてなり、オイルチューブ86
内には非磁性のオイル87が満たされた状態で流動自在
に封入されている。このため、油圧伝達機構85の部材
は非磁性体からなる。油圧伝達機構85のオイルチュー
ブ86は前記架台部51の内部に固着された第1オイル
ケース88のオイル流入出口89に接続され、この第1
オイル流入出口89を介して前記オイルチューブ86内
のオイル87が第1オイルケース88内に流出入する連
通状態にある。
【0046】第1オイルケース88にはこれをシリンダ
とするピストン91が嵌合されている。さらに、前記架
台部51の内部には紙面に垂直な軸まわりに回転する回
転軸92を有したモータ93が固着されており、前記回
転軸92の端部にはピニオン94が固着されている。前
記ピストン91の端部には前記ピニオン94とかみ合う
ラック95が形成されている。
【0047】図10は、前記リンク65の内部構造およ
び前記油圧伝達機構85の先端部分を示すものである。
リンク65には第2オイルケース98が固着されてい
る。第2オイルケース98内にはこれをシリンダとする
ピストンとしてのスライドシャフト99が液密で摺動自
在に嵌合している。
【0048】また、第2オイルケース98には第2オイ
ル流入出口100が設けられ、この第2オイル流入出口
100には前記オイルチューブ86の他端が固着され、
前記オイルチューブ86内のオイルは第2オイル流入出
口100を介して第2オイルケース98内に流出入する
ようになっている。前記リンク65の部分から鏡体部6
7にかけての部材も非磁性体で構成されている。
【0049】<作用>変倍操作、焦準操作、視野移動操
作は図示しないフットスイッチなどにより行う。術者が
フットスイッチをONすると、架台部51内のモータ9
3の回転軸92およびピニオン94が回転する。この回
転はピニオン94とかみ合うラック95を介し、ピスト
ン91を移動させ、オイル87は第1オイルケース88
から第1オイル流入出口89を介し、オイルチューブ8
6に流入出し、リンク65まで伝達される。リンク65
まで伝達されたオイル87の流入出はそのオイル87を
オイルチューブ86から第2オイル流入出口100を通
じて、第2オイルケース98に流入出させ、第2オイル
ケース98に係合しているスライドシャフト99の、そ
の軸O12に沿った移動に変換される。スライドシャフト
99は第5実施形態のスライドシャフト80の同様の作
用なので、変倍、焦準、視野移動がなされる。
【0050】<効果>本実施形態では、動力伝達部を油
圧伝達機構85で構成したので、その動力伝達部が非常
にフレシキブルなため、鏡体部67の移動性を損なわな
い。また、伝達誤差が発生しないので、動力入力側から
変倍速度などの制御も容易に行える。また、スライドシ
ャフト99の移動を鏡体部67の固定または解除操作に
用いることができることは第5実施形態の説明から明ら
かである。
【0051】(第7実施形態)図11および図12を参
照して、本発明の第7実施形態を説明する。 <構成>この第7実施形態では図6に示された範囲で、
ワイヤ伝達機構68〜70を除き、第5実施形態と同様
のため、その説明は省略する。
【0052】図11は図6に示す架台部51の内部構造
を示す。同図中、111はエアーコンプレッサであり、
このエアーコンプレッサ111は架台部51内において
固定的に設置されている。エアーコンプレッサ111の
吐出端にはフレシキブルなエアチューブ112が接続さ
れている。
【0053】図12は図6に示すリンク65の構造を示
す。リンク65にはエアーシリンダ113が固着されて
いる。エアーシリンダ113には前記エアーチューブ1
12の他端が接続されている。前記エアーシリンダ11
3の圧力室116にはピストン115がスライド自在に
収納され、また、圧力室116にはこの圧力室116か
ら空気を排出すべくピストン115を付勢するバネ11
4が設けられている。ピストン115には軸O12に沿っ
て移動可能なスライドシャフト117が固着されてい
る。前記エアーチューブ112およびリンク65の部分
の部材は非磁性体によって形成されている。
【0054】<作用>変倍操作、焦準操作、視野移動操
作は、図示しないフットスイッチにより行う。術者がフ
ットスイッチをONすると、エアーコンプレッサ111
内の空気圧力が変化し、その圧力変化はエアーチューブ
112を介してエアーシリンダ113に伝達される。圧
力室の圧力の変化はバネ114により圧力室116から
空気を排出すべく移動しようとしているピストン115
およびそれに固着されたスライドシャフト117の軸O
12に沿った移動に変換される。
【0055】スライドシャフト117は第5実施形態の
スライドシャフト80と同様の構成なので、変倍、焦
準、視野移動される。 <効果>本実施形態は、動力伝達部を圧力の変化を伝達
するエアーチューブ112により構成したので、軽量で
鏡体部移動時の慣性力増加させない。また架台部51内
のエアーコンプレッサ111を手術室のエアーと置き換
え、圧力調整のための弁のみを架台部51に内蔵しても
同様の効果が得られる。
【0056】また、スライドシャフト117の移動を鏡
体部67の固定または解除操作に用いることができるこ
とは第5実施形態から明らかである。 (第8実施形態)図13ないし図15を参照して、本発
明の第7実施形態を説明する。 <構成>この第8実施形態では、図6に示された範囲で
ワイヤ伝達機構68〜70を除き、第5実施形態と同様
のため、その説明は省略する。
【0057】図13は図6に示す架台部51の構造を示
す。架台部51内にはエアーポンプ121が固定的に設
置され、エアーポンプ121の吐出端にはフレシキブル
なエアーチューブ122の一端が接続されている。
【0058】また、図14は図6に示すリンク65の構
造を示すものである。リンク65にはエアータービン1
23が固着されている。エアータービン123には前記
エアーチューブ122の他端が接続されている。前記エ
アータービン123の回転軸124は軸O12まわりに回
動する。回転軸124の外周には雄ネジが形成されてい
る。さらにリンク65内には軸O12に沿って移動可能な
スライドシャフト125が設けられ、その内周には前記
雄ネジと螺合する雌ネジが形成されている。
【0059】図14で示す構造を上側から見た状態を図
15に示す。エアータービン123にエアーチューブ1
22が接続されている。エアーチューブ122はやが
て、二股に分かれ、それぞれの流路にはバルブ126
A,126Bが設けられ、それぞれの流路の出口がエア
ータービン123に向いて接続されている。また、前記
バルブ126A,126Bをリンク65の外側から開閉
するための操作ボタン127A,127Bが設けられて
いる。
【0060】操作ボタン127A,127Bで操作され
るバルブ126A,126Bには開放用通孔128A,
128Bが設けられ、操作ボタン127A,127Bに
より押し込むことによりバルブ126A,126Bの流
路を開く。129はバルブ復帰用バネである。
【0061】エアータービン123の回転軸124には
羽131が固着されている。エアータービン123には
空気流出口132が設けられている。また、この実施形
態でも同様に前記エアーチューブ122およびリンク6
5の部分の部材は非磁性体によって形成されている。
【0062】<作用>変倍操作、焦準操作、視野移動操
作はバルブ126A,126Bを開放する操作ボタン1
27A,127Bを操作して行う。術者は操作ボタン1
27Aまたは127Bを操作すると,バルブ126Aま
たは126Bが開放し、エアーポンプ121から送り込
まれてくる空気をエアータービン123内に送り込む。
エアータービン123内に送り込まれた空気はどちらか
のバルブ126A,126Bを開放したかにより、羽1
31を介して回転軸124をどちらかの方向に回転さ
せ、空気流出口132から放出される。回転軸124の
回転は回転軸124に形成された雄ネジと、スライドシ
ャフト125に形成された雌ネジの螺合作用により、ス
ライドシャフト125の軸O12に沿った移動に変換され
る。スライドシャフト125は前記第5実施形態のスラ
イドシャフト80と同様の作用なので、変倍、焦準、視
野移動される。
【0063】<効果>本実施形態は、動力出力部をエア
ータービン123で構成し、動力出力部に回転運動を発
生させているので、従来の手術用顕微鏡のモータ使用部
に、置き換えが簡単である。また、スライドシャフト1
25の移動を鏡体部67の固定または解除操作に用いる
ことができることは第5実施形態での説明から明らかで
ある。
【0064】[付記] 1.操作を指示する操作指示手段からの出力信号を受
け、動作系を介して少なくとも1つの動作を行う手術用
顕微鏡において、前記動作系は、圧力変化または位置変
化を発生させる動力発生手段と、前記圧力変化または前
記位置変化を前記手術用顕微鏡の鏡体部における動作部
を動作させる動作出力手段と、前記圧力変化または前記
位置変化を前記動力発生手段から前記動作出力手段に伝
達する動力伝達手段とを具備し、前記動力伝達手段の少
なくとも前記動作出力手段に隣接する部分と、前記鏡体
部および前記動作出力手段の部材を非磁性部材で構成し
たことを特徴とする手術用顕微鏡。
【0065】2.入力手段からの信号を受け、動力系を
介し少なくとも1つの機能を操作する手術用顕微鏡にお
いて、前記動力系を、圧力または位置の変化を発生し、
その変化を入力させる動力入力部と、前記動力入力部の
圧力または位置の変化を手術用顕微鏡の機能に変換する
非磁性体からなる動力出力部と、前記圧力または位置の
変化を動力入力部から動力出力部に伝達する同じく非磁
性体からなる動力伝達部で構成したことを特徴とする手
術用顕微鏡。 術者が入力操作をすると、動力入力部が圧力または位置
の変化を伴った駆動を行う。前記圧力または位置の変化
は、非磁性体からなる動力伝達部により動力出力部に伝
達される。また、非磁性体の動力出力部では前記伝達さ
れた圧力または位置の変化を、例えば手術用顕微鏡の変
倍、焦準、視野移動、鏡体部の位置固定に必要な駆動力
に変換し、これらの機能が動作する。このとき、動力入
力部はMRI診断装置に影響されない、あるいは影響を
与えない位置に配置されている。
【0066】3.前記動力入力部を手術用顕微鏡の架台
部に配置し、前記動力出力部を手術用顕微鏡の鏡体部に
配置すると共に、前記動力伝達部を前記動力入力部と前
記動力出力部の相対位置の変化に追従すべくフレキシブ
ルに構成したことを特徴とする第1項の手術用顕微鏡。 床面に位置決めされた架台部に対し鏡体部は3次元的に
移動自在であり、またさらにフレシキブルな非磁性体の
動力伝達部が前記架台部に対する鏡体部の3次元的な移
動に追従する。
【0067】4.前記動力伝達部材を非磁性体のインナ
およびアウタからなるワイヤ伝達機構で構成したことを
特徴とする第3項の手術用顕微鏡。 動力入力部の位置の変化は非磁性体の動力伝達部である
ワイヤ伝達機構のインナとアウタの相対位置の変化とな
り、この変化が動力出力部へ伝達される。動力出力部で
はその相対位置の変化を手術用顕微鏡の例えば変倍、焦
準、視野移動、鏡体部の位置固定に必要な駆動力に変換
し、それらの機能が働く。
【0068】5.前記動力伝達部材を非磁性体のオイル
およびオイルチューブからなる油圧伝達機構で構成した
ことを特徴とする第3項の手術用顕微鏡。 動力入力部の位置の変化は非磁性体の動力伝達部である
油圧伝達機構のオイルとオイルチューブの相対位置の変
化となり動力出力部に伝達される。
【0069】6.前記動力入力部をエアーコンプレッサ
で構成し、前記動力伝達部を入力部と出力部とで空気圧
を一定に保つ非磁性体のエアーチューブで構成し、前記
動力出力部を非磁性体のエアーシリンダで構成したこと
を特徴とする第3項の手術用顕微鏡。 動力入力部であるエアーコンプレッサで発生する圧力の
変化は、非磁性体の動力伝達部であるエアーチューブに
より動力出力部であるエアーシリンダに伝達される。エ
アーシリンダは前記圧力の変化を手術用顕微鏡の例えば
変倍、焦準、視野移動、鏡体部の位置固定に必要な駆動
力に変換し、それらの機能が動作する。
【0070】7.前記動力入力部をエアーポンプで構成
し、前記動力伝達部材を空気を流す非磁性体のエアーチ
ューブで構成し、前記動力部を非磁性体のエアータービ
ンで構成したことを特徴とする第3項の手術用顕微鏡。 動力入力部であるエアーポンプで発生する空気の流れは
非磁性体の動力伝達部であるエアーチューブにより動力
出力部であるエアータービンに送り込まれる。エアータ
ービンは前記空気の流れを手術用顕微鏡の例えば変倍、
焦準、視野移動、鏡体部の位置固定に必要な駆動力に変
換し、これらの機能が動作する。
【0071】8.前記手術用顕微鏡の機能は変倍機能で
ある第1〜7項の手術用顕微鏡。 9.前記手術用顕微鏡の機能は焦準機能である第1〜7
項の手術用顕微鏡。 10.前記手術用顕微鏡の機能は視野移動機能である第
1〜7項の手術用顕微鏡。 11.前記手術用顕微鏡の機能は鏡体部を特定の位置で
固定する固定機能である第1〜7項の手術用顕微鏡。 また、手術用顕微鏡機能としては、他の例えば光路の切
り換え、フィルタの挿脱などに本発明を用いても同様の
効果が得られることは説明するまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、静
磁場を乱したり、磁場に引き寄せられたりするモータや
電磁石等を利用して動力発生手段を構成しても、そのよ
うな動力発生手段をMRI診断装置下で使用される鏡体
部付近から離れた場所に配置できるので、鏡体部を移動
操作する際にMRI診断装置への影響もなく、MRI診
断装置から影響を受けることもなく、本来の手術用顕微
鏡の機能を円滑かつ確実に安定して発揮させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る手術用顕微鏡の構成を示す
説明図。
【図2】第1実施形態に係る手術用顕微鏡の鏡体部の構
造を示す説明図。
【図3】第2実施形態に係る手術用顕微鏡の鏡体部の構
造を示す説明図。
【図4】第3実施形態に係る手術用顕微鏡の鏡体部の構
造を示す説明図。
【図5】第4実施形態に係る手術用顕微鏡のアーム部の
構成を示す説明図。
【図6】第5実施形態に係る手術用顕微鏡の構成を示す
説明図。
【図7】第5実施形態に係る手術用顕微鏡の架台部の構
成を示す説明図。
【図8】第5実施形態に係る手術用顕微鏡の先端部構成
を示す説明図。
【図9】第6実施形態に係る手術用顕微鏡の架台部の構
成を示す説明図。
【図10】第6実施形態に係る手術用顕微鏡の先端部構
成を示す説明図。
【図11】第7実施形態に係る手術用顕微鏡の架台部の
構成を示す説明図。
【図12】第7実施形態に係る手術用顕微鏡の先端部構
成を示す説明図。
【図13】第8実施形態に係る手術用顕微鏡の架台部の
構成を示す説明図。
【図14】第8実施形態に係る手術用顕微鏡の先端部の
構成を示す説明図。
【図15】第8実施形態に係る手術用顕微鏡の先端部の
構成を示す説明図。
【符号の説明】
1…手術用顕微鏡の架台部、2…支柱、3…第1アー
ム、4…第2アーム、5…鏡体部取り付けアーム、6…
鏡体部、7…モータ、8…回転軸、9…ピニオン、10
…第1スライドシャフト、11…ラック、12…第2ス
ライドシャフト、13…締結リンク、L…境界線、14
…移動レンズ、15…レンズ枠、16…連動バー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 宏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 星野 義亜 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 野沢 純一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作を指示する操作指示手段からの出力信
    号を受け、動作系を介して少なくとも1つの動作を行う
    手術用顕微鏡において、 前記動作系は、圧力変化または位置変化を発生させる動
    力発生手段と、前記圧力変化または前記位置変化を前記
    手術用顕微鏡の鏡体部における動作部を動作させる動作
    出力手段と、前記圧力変化または前記位置変化を前記動
    力発生手段から前記動作出力手段に伝達する動力伝達手
    段とを具備し、前記動力伝達手段の少なくとも前記動作
    出力手段に隣接する部分と、前記鏡体部および前記動作
    出力手段の部材を非磁性部材で構成したことを特徴とす
    る手術用顕微鏡。
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