JPH09276055A - 上下スライド機構を備えた収納庫 - Google Patents
上下スライド機構を備えた収納庫Info
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- JPH09276055A JPH09276055A JP4475497A JP4475497A JPH09276055A JP H09276055 A JPH09276055 A JP H09276055A JP 4475497 A JP4475497 A JP 4475497A JP 4475497 A JP4475497 A JP 4475497A JP H09276055 A JPH09276055 A JP H09276055A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drawer
- fixed
- rope
- outer frame
- pulley
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】和洋箪笥や整理箪笥の上、或は事務所の天井付
近等に設置された収納庫は高所にあるため、収納品を出
し入れするためには踏み台等を使用しなければならなか
った。しかしながら、人が踏み台に上がって両手を挙げ
て作業することは不安定作業となりがちであった。ま
た、高所にある収納庫或は収納箇所から手作業で取り出
し或は収納することは、身体に負担がかかるだけでな
く、収納品の落下、踏み台の転倒等、常に危険が伴うも
のであった。 【解決手段】高所に設置した収納庫の引出しを、身体の
腰の高さ付近まで引き下げることにより、収納物の出し
入れを容易にするために、上下摺動自在に上下用スライ
ドレールを設けることとしている。また、外枠筐体の内
側に内設した中間板に引出し吊下装置を設けている。こ
れにより不安定作業が解消されるので、身体に負担がか
かることもなく、安全に作業ができるようになる。
近等に設置された収納庫は高所にあるため、収納品を出
し入れするためには踏み台等を使用しなければならなか
った。しかしながら、人が踏み台に上がって両手を挙げ
て作業することは不安定作業となりがちであった。ま
た、高所にある収納庫或は収納箇所から手作業で取り出
し或は収納することは、身体に負担がかかるだけでな
く、収納品の落下、踏み台の転倒等、常に危険が伴うも
のであった。 【解決手段】高所に設置した収納庫の引出しを、身体の
腰の高さ付近まで引き下げることにより、収納物の出し
入れを容易にするために、上下摺動自在に上下用スライ
ドレールを設けることとしている。また、外枠筐体の内
側に内設した中間板に引出し吊下装置を設けている。こ
れにより不安定作業が解消されるので、身体に負担がか
かることもなく、安全に作業ができるようになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,箪笥の上部或は
天井付近等の高所に設置する収納庫において、収納庫に
納めた引き出しを上下移動することにより、踏み台等を
用いることなく収納品を出し入れできる収納庫に関する
ものである。
天井付近等の高所に設置する収納庫において、収納庫に
納めた引き出しを上下移動することにより、踏み台等を
用いることなく収納品を出し入れできる収納庫に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭における収納家具として和洋箪
笥や整理箪笥が用いられている。又、事務所等において
も各種キャビネットが用いられている。これらの収納庫
は、平均的身長の人が無理なく使用できるようにするた
め、一般的に180cm程度の高さまでに設定されてい
る。このため、収納量に限界が生じ、殆どの家庭では箪
笥上部に収納庫等を上置しているのが現状である。ま
た、事務所等においても同様である。
笥や整理箪笥が用いられている。又、事務所等において
も各種キャビネットが用いられている。これらの収納庫
は、平均的身長の人が無理なく使用できるようにするた
め、一般的に180cm程度の高さまでに設定されてい
る。このため、収納量に限界が生じ、殆どの家庭では箪
笥上部に収納庫等を上置しているのが現状である。ま
た、事務所等においても同様である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】和洋箪笥や整理箪笥の
上、或は事務所の天井付近等に設置された収納庫は高所
にあるため、収納品を出し入れするためには踏み台等を
使用しなければならなかった。しかしながら、人が踏み
台に上がって両手を挙げて作業することは不安定作業と
なりがちであった。また、高所にある収納庫或は収納箇
所から手作業で取り出し或は収納することは、身体に負
担がかかるだけでなく、収納品の落下、踏み台の転倒
等、常に危険が伴うものであった。
上、或は事務所の天井付近等に設置された収納庫は高所
にあるため、収納品を出し入れするためには踏み台等を
使用しなければならなかった。しかしながら、人が踏み
台に上がって両手を挙げて作業することは不安定作業と
なりがちであった。また、高所にある収納庫或は収納箇
所から手作業で取り出し或は収納することは、身体に負
担がかかるだけでなく、収納品の落下、踏み台の転倒
等、常に危険が伴うものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、高所に設置し
た収納庫の引出しを、身体の腰の高さ付近まで引き下げ
ることにより、収納物の出し入れを容易にするために、
上下摺動自在に上下用スライドレールを設けることとし
ている。また、外枠筐体の内側に内設した中間板に引出
し吊下装置を設けている。これにより不安定作業が解消
されるので、身体に負担がかかることもなく、安全に作
業ができるようになる。
た収納庫の引出しを、身体の腰の高さ付近まで引き下げ
ることにより、収納物の出し入れを容易にするために、
上下摺動自在に上下用スライドレールを設けることとし
ている。また、外枠筐体の内側に内設した中間板に引出
し吊下装置を設けている。これにより不安定作業が解消
されるので、身体に負担がかかることもなく、安全に作
業ができるようになる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の上下スライド機構を備え
た収納庫では、外枠筺体と引出しの間に中間板を介して
前後用スライドレール及び上下用スライドレールを設け
ると共に、中間板に引出し吊下装置を設けている。
た収納庫では、外枠筺体と引出しの間に中間板を介して
前後用スライドレール及び上下用スライドレールを設け
ると共に、中間板に引出し吊下装置を設けている。
【0006】第2実施例では、吊下装置の操作性をより
向上させるために、両中間板の間に連結板を渡設し、該
連結板の中央部に引出し吊下装置を設けている。
向上させるために、両中間板の間に連結板を渡設し、該
連結板の中央部に引出し吊下装置を設けている。
【0007】上下移動のみの収納庫においては、外枠筺
体と引出しの間に上下用スライドレールを設けると共
に、吊下装置を設けている。
体と引出しの間に上下用スライドレールを設けると共
に、吊下装置を設けている。
【0008】前記吊下装置の構造は、複数の滑車を縦列
に軸支し、該滑車に巻着したロープより構成されてお
り、該ロープで引出しが落下するのを防止している。こ
のロープを手で操作することにより引出しを上下移動す
る。
に軸支し、該滑車に巻着したロープより構成されてお
り、該ロープで引出しが落下するのを防止している。こ
のロープを手で操作することにより引出しを上下移動す
る。
【0009】また、他の吊下装置の実施例では、複数の
滑車を重合させて軸支し、該滑車に巻着したロープより
構成されており、該ロープで引出しが落下するのを防止
している。このロープを手で操作することにより引出し
を上下移動する。
滑車を重合させて軸支し、該滑車に巻着したロープより
構成されており、該ロープで引出しが落下するのを防止
している。このロープを手で操作することにより引出し
を上下移動する。
【0010】吊下装置の最下端の滑車には逆転防止機構
を設け、これにより、引出しが重力により落下するのを
防止している。
を設け、これにより、引出しが重力により落下するのを
防止している。
【0011】滑車に巻着したロ−プが脱落するのを防止
するために、滑車とロープとが接する円周部に円弧カバ
−又は脱落防止ピンを設けている。
するために、滑車とロープとが接する円周部に円弧カバ
−又は脱落防止ピンを設けている。
【0012】また、他の実施例では、ロ−プを引き下げ
たとき、ロ−プが弛むのを防止するために、逆転防止機
構にチェ−ン及びチェ−ンスプロケットを組込み、ロ−
プを巻き取るようにしている。
たとき、ロ−プが弛むのを防止するために、逆転防止機
構にチェ−ン及びチェ−ンスプロケットを組込み、ロ−
プを巻き取るようにしている。
【0013】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
ると、図1は第1実施例を示す分解斜視図である。図に
おいて外枠筺体1は一側面を開口11し内面に空間を設
けた立方体に形成する。外枠筺体1はその上面12をビ
スを用いて天井面に固定するか、又は背面15を壁面に
固定するか、或は下面13を和洋箪笥等の上面に載置し
てビスを用いて固定する。外枠筺体1の開口11部の両
側面14の前面には扉16を丁番等で開閉自在に取り付
け、両側面14の内側には前後用スライドレール5を水
平に取付ける。まず、アウタ−レ−ル51の平面部56
を外枠筺体1の開口11部の両側面14内側に当接させ
てビスで固定し、インナーレール52の平面部57を長
方形の中間板3の外側に当接させてビスで固定する。両
側の中間板3、3の内側には縦方向に上下用スライドレ
ール6を取付る。アウタ−レ−ル61の平面部66を中
間板3の内側に当接させてビスで固定して、インナーレ
ール62の平面部67を引出し2の側面21外側に当接
させてビスで固定する。引出し2は上部及び前部を解放
した箱形に形成し、該引出し2側面21と中間板3側面
とを連接した吊下装置4により懸架されている。中間板
3、3の先端下部にはロック棒403を突設するととも
に、引出し2が最上端に上昇した状態において、該ロッ
ク棒403に着脱自在に嵌合するように、引出し2の先
端下部にロック片402を取付ける。また引出し2の底
面前部には丸輪23を取り付ける。
ると、図1は第1実施例を示す分解斜視図である。図に
おいて外枠筺体1は一側面を開口11し内面に空間を設
けた立方体に形成する。外枠筺体1はその上面12をビ
スを用いて天井面に固定するか、又は背面15を壁面に
固定するか、或は下面13を和洋箪笥等の上面に載置し
てビスを用いて固定する。外枠筺体1の開口11部の両
側面14の前面には扉16を丁番等で開閉自在に取り付
け、両側面14の内側には前後用スライドレール5を水
平に取付ける。まず、アウタ−レ−ル51の平面部56
を外枠筺体1の開口11部の両側面14内側に当接させ
てビスで固定し、インナーレール52の平面部57を長
方形の中間板3の外側に当接させてビスで固定する。両
側の中間板3、3の内側には縦方向に上下用スライドレ
ール6を取付る。アウタ−レ−ル61の平面部66を中
間板3の内側に当接させてビスで固定して、インナーレ
ール62の平面部67を引出し2の側面21外側に当接
させてビスで固定する。引出し2は上部及び前部を解放
した箱形に形成し、該引出し2側面21と中間板3側面
とを連接した吊下装置4により懸架されている。中間板
3、3の先端下部にはロック棒403を突設するととも
に、引出し2が最上端に上昇した状態において、該ロッ
ク棒403に着脱自在に嵌合するように、引出し2の先
端下部にロック片402を取付ける。また引出し2の底
面前部には丸輪23を取り付ける。
【0014】図2は第2実施例を示す分解斜視図であ
る。図において外枠筺体1は一側面を開口11し内面に
空間を設けた立方体に形成する。外枠筺体1はその上面
12をビスを用いて天井面に固定するか、又は背面15
を壁面に固定するか、或は下面13を和洋箪笥等の上面
に載置してビスを用いて固定する。外枠筺体1の開口1
1部の両側面14の全面には扉16を丁番等で開閉自在
に取り付け、両側面14の内側には前後用スライドレー
ル5を水平に取付ける。まず、アウタ−レ−ル51の平
面部56を外枠筺体1の開口11部の両側面14内側に
当接させてビスで固定し、インナーレール52の平面部
57を長方形の中間板3の外側に当接させてビスで固定
する。両側の中間板3、3の内側には縦方向に上下用ス
ライドレール6を取付る。アウタ−レ−ル61の平面部
66を中間板3の内側に当接させてビスで固定して、イ
ンナーレール62の平面部67を引出し2の側面21外
側に当接させてビスで固定する。また、両側の中間板
3、3の上部には連結板31を渡設する。引出し2は上
部及び前部を解放した箱形に形成し、該引出し2側面と
連結板31の中央部とを連接した吊下装置4により懸架
されている。中間板3、3の先端下部にはロック棒40
3を突設するとともに、引出し2が最上端に上昇した状
態において、該ロック棒403に着脱自在に嵌合するよ
うに、引出し2の先端下部にロック片402を取付け
る。また引出し2の底面前部には丸輪23を取り付け
る。
る。図において外枠筺体1は一側面を開口11し内面に
空間を設けた立方体に形成する。外枠筺体1はその上面
12をビスを用いて天井面に固定するか、又は背面15
を壁面に固定するか、或は下面13を和洋箪笥等の上面
に載置してビスを用いて固定する。外枠筺体1の開口1
1部の両側面14の全面には扉16を丁番等で開閉自在
に取り付け、両側面14の内側には前後用スライドレー
ル5を水平に取付ける。まず、アウタ−レ−ル51の平
面部56を外枠筺体1の開口11部の両側面14内側に
当接させてビスで固定し、インナーレール52の平面部
57を長方形の中間板3の外側に当接させてビスで固定
する。両側の中間板3、3の内側には縦方向に上下用ス
ライドレール6を取付る。アウタ−レ−ル61の平面部
66を中間板3の内側に当接させてビスで固定して、イ
ンナーレール62の平面部67を引出し2の側面21外
側に当接させてビスで固定する。また、両側の中間板
3、3の上部には連結板31を渡設する。引出し2は上
部及び前部を解放した箱形に形成し、該引出し2側面と
連結板31の中央部とを連接した吊下装置4により懸架
されている。中間板3、3の先端下部にはロック棒40
3を突設するとともに、引出し2が最上端に上昇した状
態において、該ロック棒403に着脱自在に嵌合するよ
うに、引出し2の先端下部にロック片402を取付け
る。また引出し2の底面前部には丸輪23を取り付け
る。
【0015】図3は、第3実施例を示す分解斜視図であ
る。図において外枠筺体1はコ字形又は底面を開口11
し、内面に空間を設けた立方体に形成する。外枠筺体1
はその上面12をビスを用いて設置面に固定するか、又
は背面15を壁面にビスを用いて固定する。外枠筺体1
の両側面14内側には上下用スライドレール6を垂直に
取付ける。まず、アウタ−レ−ル61の平面部66を外
枠筺体1の両側面14内側に当接させてビスで固定し、
インナーレール62の平面部67を引出し2の側面21
外側に当接させてビスで固定する。引出し2は上部及び
前部を解放した箱形に形成し、該引出し2背面と外枠筺
体1とを連接した吊下装置4により懸架されている。外
枠筺体1の側面14内部にはロック棒403を突設する
とともに、引出し2が最上端に上昇した状態において、
該ロック棒403に着脱自在に嵌合するように、引出し
の先端下部にロック片402を取付ける。
る。図において外枠筺体1はコ字形又は底面を開口11
し、内面に空間を設けた立方体に形成する。外枠筺体1
はその上面12をビスを用いて設置面に固定するか、又
は背面15を壁面にビスを用いて固定する。外枠筺体1
の両側面14内側には上下用スライドレール6を垂直に
取付ける。まず、アウタ−レ−ル61の平面部66を外
枠筺体1の両側面14内側に当接させてビスで固定し、
インナーレール62の平面部67を引出し2の側面21
外側に当接させてビスで固定する。引出し2は上部及び
前部を解放した箱形に形成し、該引出し2背面と外枠筺
体1とを連接した吊下装置4により懸架されている。外
枠筺体1の側面14内部にはロック棒403を突設する
とともに、引出し2が最上端に上昇した状態において、
該ロック棒403に着脱自在に嵌合するように、引出し
の先端下部にロック片402を取付ける。
【0016】吊下装置は、図4に示すように固定滑車部
40、移動滑車部41及びロ−プ42より構成されてい
る。固定滑車部40は滑車本体400を中間板3に固定
することにより保持する。滑車本体400には外径の異
なる複数の滑車、本実施例では3個の滑車を回動自在に
縦列に軸支し、下端部にはロ−プ42基端を固定するロ
−プ保持穴415を貫設する。移動滑車部41は滑車本
体400を引出し2の側板に固定することにより保持す
る。滑車本体400には外径の異なる複数の滑車、本実
施例では3個の滑車を回動自在に縦列に軸支する。ロ−
プ42は、基端をロ−プ保持穴415に固定した後、小
移動滑車431、小固定滑車434、中移動滑車43
2、中固定滑車435、大移動滑車433、大固定滑車
436の順に巻着し、更に中間板3上部に回動自在に軸
支したガイド滑車437に巻着した後、他端を引出し2
の下部に懸吊する。
40、移動滑車部41及びロ−プ42より構成されてい
る。固定滑車部40は滑車本体400を中間板3に固定
することにより保持する。滑車本体400には外径の異
なる複数の滑車、本実施例では3個の滑車を回動自在に
縦列に軸支し、下端部にはロ−プ42基端を固定するロ
−プ保持穴415を貫設する。移動滑車部41は滑車本
体400を引出し2の側板に固定することにより保持す
る。滑車本体400には外径の異なる複数の滑車、本実
施例では3個の滑車を回動自在に縦列に軸支する。ロ−
プ42は、基端をロ−プ保持穴415に固定した後、小
移動滑車431、小固定滑車434、中移動滑車43
2、中固定滑車435、大移動滑車433、大固定滑車
436の順に巻着し、更に中間板3上部に回動自在に軸
支したガイド滑車437に巻着した後、他端を引出し2
の下部に懸吊する。
【0017】図5は吊下装置の他の実施例を示すもので
あり、固定滑車部40、移動滑車部41及びロ−プ42
より構成されている。固定滑車部40は滑車本体400
を中間板3に固定することにより保持する。滑車本体4
00には同径の複数の滑車、本実施例では4個の滑車を
重合又は4条溝を刻設した滑車401を軸408に挿通
し、該軸408の両端を軸受407で回動自在に軸支す
る。移動滑車部41は滑車本体400を引出し2の側板
に固定することにより保持する。滑車本体400には同
径の複数の滑車、本実施例では4個の滑車を重合又は4
条溝を刻設した滑車401を軸408に挿通し、該軸4
08の両端を軸受407で回動自在に軸支する。ロ−プ
42は、基端をロ−プ固定輪415に固定した後、移動
滑車と固定滑車の溝に交互に巻着した後、他端を引出し
の下部に懸吊する。
あり、固定滑車部40、移動滑車部41及びロ−プ42
より構成されている。固定滑車部40は滑車本体400
を中間板3に固定することにより保持する。滑車本体4
00には同径の複数の滑車、本実施例では4個の滑車を
重合又は4条溝を刻設した滑車401を軸408に挿通
し、該軸408の両端を軸受407で回動自在に軸支す
る。移動滑車部41は滑車本体400を引出し2の側板
に固定することにより保持する。滑車本体400には同
径の複数の滑車、本実施例では4個の滑車を重合又は4
条溝を刻設した滑車401を軸408に挿通し、該軸4
08の両端を軸受407で回動自在に軸支する。ロ−プ
42は、基端をロ−プ固定輪415に固定した後、移動
滑車と固定滑車の溝に交互に巻着した後、他端を引出し
の下部に懸吊する。
【0018】図6は吊下装置の移動滑車部41に設けた
逆転防止機構45である。大移動滑車433の側面に歯
車409をキ−等で固定し、歯車409の左右下側に
は、先端部が歯車に掛合するよう、係止片410を取り
付ける。両係止片410の下部は、スプリング412に
よってたえず先端が歯車409に掛合するように押し出
されている。また、両係止片410の間には、V型レバ
−411をピンを支点として回動自在に取り付ける。V
型レバ−411の両側には穴を貫設し、操作糸413を
穴に固縛する。両係止片410左右には、ストッパ−4
14を設ける。いずれかの操作糸413を下方に引く
と、引かれた側の係止片410が歯車から外れる。
逆転防止機構45である。大移動滑車433の側面に歯
車409をキ−等で固定し、歯車409の左右下側に
は、先端部が歯車に掛合するよう、係止片410を取り
付ける。両係止片410の下部は、スプリング412に
よってたえず先端が歯車409に掛合するように押し出
されている。また、両係止片410の間には、V型レバ
−411をピンを支点として回動自在に取り付ける。V
型レバ−411の両側には穴を貫設し、操作糸413を
穴に固縛する。両係止片410左右には、ストッパ−4
14を設ける。いずれかの操作糸413を下方に引く
と、引かれた側の係止片410が歯車から外れる。
【0019】図7は、滑車からロ−プ42が離脱するの
を防ぐ防止機構である。各滑車の円周部とロ−プ42と
が接触している部分に、円弧状カバ−416を取り付け
ると共に、図8に示すようにガイド滑車437の垂線部
にロ−プ押えユニット419を設ける。
を防ぐ防止機構である。各滑車の円周部とロ−プ42と
が接触している部分に、円弧状カバ−416を取り付け
ると共に、図8に示すようにガイド滑車437の垂線部
にロ−プ押えユニット419を設ける。
【0020】図9は、防止機構の他の実施例を示す説明
図である。各滑車の円周部とロ−プ42とが接触してい
る部分に、2ないし3個の脱落防止ピン420を設け
る。
図である。各滑車の円周部とロ−プ42とが接触してい
る部分に、2ないし3個の脱落防止ピン420を設け
る。
【0021】図10は、ロ−プ巻取装置46の説明図で
あり、図11はその側面断面図である。ロ−プ巻取部は
歯車409と巻取滑車421の側面を軸等で結合して一
体化して回動自在に取り付ける。ロ−プ巻取部の下部に
は、ロ−プ巻取部の歯車409と噛み合うように逆転防
止機構45を設けると共に、前記の逆転防止機構45の
歯車409にスプロケット422及びチェ−ン423を
取り付ける。
あり、図11はその側面断面図である。ロ−プ巻取部は
歯車409と巻取滑車421の側面を軸等で結合して一
体化して回動自在に取り付ける。ロ−プ巻取部の下部に
は、ロ−プ巻取部の歯車409と噛み合うように逆転防
止機構45を設けると共に、前記の逆転防止機構45の
歯車409にスプロケット422及びチェ−ン423を
取り付ける。
【0022】本発明によるスライド機構を備えた収納庫
は上記の様な構成となっており、次のように使用する。
引出し2の先端に設けた丸輪23に引張り兼押し棒(図
示せず)を係止して手前に引くと、中間板3に取り付け
られた前後用スライドレ−ル5が伸張して引出部が外枠
筺体1より引き出される。次にロック片402をロック
棒403から外し、ロ−プ42を緩めると中間板3に取
り付けられた滑車に巻着したロ−プ42が伸張すると共
に、上下用スライドレ−ル6が伸張して引出し2が下降
する。また、ロープ42を連続的に引き下げると、上下
用スライドレール6が収縮して引出し2が上昇する。最
上部まで上昇すると、ロック片402とロック軸405
の間に掛けられたバネ404の作用により、ロック片4
02の上部勾配にロック棒403が当たりロック片40
2がロック軸405を支点に右側に移動し、勾配から外
れるとバネ404の力により係止される。なお、第2実
施例によるスライド機構を備えた収納庫についても作用
は同一である。
は上記の様な構成となっており、次のように使用する。
引出し2の先端に設けた丸輪23に引張り兼押し棒(図
示せず)を係止して手前に引くと、中間板3に取り付け
られた前後用スライドレ−ル5が伸張して引出部が外枠
筺体1より引き出される。次にロック片402をロック
棒403から外し、ロ−プ42を緩めると中間板3に取
り付けられた滑車に巻着したロ−プ42が伸張すると共
に、上下用スライドレ−ル6が伸張して引出し2が下降
する。また、ロープ42を連続的に引き下げると、上下
用スライドレール6が収縮して引出し2が上昇する。最
上部まで上昇すると、ロック片402とロック軸405
の間に掛けられたバネ404の作用により、ロック片4
02の上部勾配にロック棒403が当たりロック片40
2がロック軸405を支点に右側に移動し、勾配から外
れるとバネ404の力により係止される。なお、第2実
施例によるスライド機構を備えた収納庫についても作用
は同一である。
【0023】第3実施例によるスライド機構を備えた収
納庫においては、上下移動のみであるから、ロック片4
02をロック棒403から外し、ロ−プ42を緩めると
外枠筺体1に取り付けられた滑車に巻着したロ−プ42
が伸張すると共に、上下用スライドレ−ル6が伸張して
引出し2が下降する。また、ロープ42を連続的に引き
下げると、上下用スライドレール6が収縮して引出し2
が上昇する。最上部まで上昇すると、ロック片402と
ロック軸405の間に掛けられたバネ404の作用によ
り、ロック片402の上部勾配にロック棒403が当た
りロック片402がロック軸403を支点に右側に移動
し、勾配から外れるとバネ404の力により係止され
る。
納庫においては、上下移動のみであるから、ロック片4
02をロック棒403から外し、ロ−プ42を緩めると
外枠筺体1に取り付けられた滑車に巻着したロ−プ42
が伸張すると共に、上下用スライドレ−ル6が伸張して
引出し2が下降する。また、ロープ42を連続的に引き
下げると、上下用スライドレール6が収縮して引出し2
が上昇する。最上部まで上昇すると、ロック片402と
ロック軸405の間に掛けられたバネ404の作用によ
り、ロック片402の上部勾配にロック棒403が当た
りロック片402がロック軸403を支点に右側に移動
し、勾配から外れるとバネ404の力により係止され
る。
【0024】図12は、ロック片402及びロック棒4
03の作用を表したものであり、(a)はロック状態を
示す説明図、(b)はロックが掛る前を示す説明図、
(c)は(a)の側面断面図である。(a)において、
引出し2側部に取り付けられたロック片402が中間板
3に取り付けられたロック棒403に係止されることに
より、引出し2は落下せずに保持されている。バネ40
4はロック片402をたえずロック棒403の方向に押
し出す作用をしており、ピン406はロック片402を
停止させるものである。
03の作用を表したものであり、(a)はロック状態を
示す説明図、(b)はロックが掛る前を示す説明図、
(c)は(a)の側面断面図である。(a)において、
引出し2側部に取り付けられたロック片402が中間板
3に取り付けられたロック棒403に係止されることに
より、引出し2は落下せずに保持されている。バネ40
4はロック片402をたえずロック棒403の方向に押
し出す作用をしており、ピン406はロック片402を
停止させるものである。
【0025】
【発明の効果】本発明による上下スライド機構を備えた
収納庫を用いれば、高所に設置された収納庫から収納物
を出し入れするときに、不安定な作業状態を回避でき
る。
収納庫を用いれば、高所に設置された収納庫から収納物
を出し入れするときに、不安定な作業状態を回避でき
る。
【0026】引出しより収納物を出し入れする時に、常
に身体の腰部付近に位置して作業が出来るので、身体に
負担が掛からず楽に作業ができる。
に身体の腰部付近に位置して作業が出来るので、身体に
負担が掛からず楽に作業ができる。
【0027】引出しは上下スライドレールにより保持さ
れているので、スライドレールの最伸長以上に下降する
ことはないので、足等の上に落下する危険を回避でき
る。
れているので、スライドレールの最伸長以上に下降する
ことはないので、足等の上に落下する危険を回避でき
る。
【図1】この発明の第1実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図2】この発明の第2実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図3】この発明の第3実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図4】吊下装置の説明図である。
【図5】吊下装置の他の実施例を示す説明図である。
【図6】逆転防止機構の説明図である。
【図7】滑車よりロ−プが脱落するのを防ぐ防止機構の
説明図である。
説明図である。
【図8】ロ−プ押えユニットを示す平面図である。
【図9】防止機構の他の実施例を示す説明図である。
【図10】ロ−プ巻取装置を示す説明図である。
【図11】ロ−プ巻取装置の側面断面図である。
【図12】ロック片及びロック棒の作用を表したもので
あり、(a)はロック状態を示す説明図、(b)はロッ
クが掛る前を示す説明図、(c)は(a)の側面断面図
である。
あり、(a)はロック状態を示す説明図、(b)はロッ
クが掛る前を示す説明図、(c)は(a)の側面断面図
である。
1 外枠筺体 2 引出し 3 中間板 4 吊下装置 5 前後用スライドレール 6 上下用スライドレール 11 開口 12 上面 13 下面 14、21 側面 15 背面 16 扉 23 丸輪 31 連結板 40 固定滑車部 41 移動滑車部 42 ロープ 45 逆転防止機構 46 巻取装置 400 滑車本体 401 滑車 402 ロック片 403 ロック棒 404 バネ 405 ロック軸 407 軸受 408 軸 409 歯車 410 係止片 411 V型レバ− 412 スプリング 416 円弧状カバ− 419 ロ−プ押えユニット 421 巻取滑車 422 スプロケット 423 チェ−ン
Claims (5)
- 【請求項1】 外枠筐体(1)と引出し(2)とを、中
間板(3)を介して前後及び上下摺動自在に連結すると
共に、該中間板(3)に引出し吊下装置(4)を設けた
ことを特徴とする上下スライド機構を備えた収納庫。 - 【請求項2】外枠筐体(1)と引出し(2)とを、中間
板(3)を介して前後及び上下摺動自在に連結すると共
に、該中間板(3)間に渡設した連結板(31)に、引
出し吊下装置(4)を設けたことを特徴とする上下スラ
イド機構を備えた収納庫。 - 【請求項3】吊下装置(4)を設けないことを特徴とす
る請求項1又は請求項2に記載の上下スライド機構を備
えた収納庫。 - 【請求項4】外枠筐体(1)と引出し(2)とを、上下
摺動自在に連結すると共に、該外枠筐体(1)に引出し
吊下装置(4)を設けたことを特徴とする上下スライド
機構を備えた収納庫。 - 【請求項5】吊下装置(4)を設けないことを特徴とす
る請求項4に記載の上下スライド機構を備えた収納庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4475497A JPH09276055A (ja) | 1996-02-17 | 1997-02-12 | 上下スライド機構を備えた収納庫 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-53870 | 1996-02-17 | ||
JP5387096 | 1996-02-17 | ||
JP4475497A JPH09276055A (ja) | 1996-02-17 | 1997-02-12 | 上下スライド機構を備えた収納庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09276055A true JPH09276055A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=26384718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4475497A Pending JPH09276055A (ja) | 1996-02-17 | 1997-02-12 | 上下スライド機構を備えた収納庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09276055A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006288602A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Yasutaka Nagashima | 高所収納装置 |
EP4179923A4 (en) * | 2021-09-30 | 2023-11-29 | Hefei Midea Refrigerator Co., Ltd. | STORAGE CABINET |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP4475497A patent/JPH09276055A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006288602A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Yasutaka Nagashima | 高所収納装置 |
JP4541217B2 (ja) * | 2005-04-08 | 2010-09-08 | 安孝 永島 | 高所収納装置 |
EP4179923A4 (en) * | 2021-09-30 | 2023-11-29 | Hefei Midea Refrigerator Co., Ltd. | STORAGE CABINET |
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