JPH09276039A - 液状化粧品の収納容器 - Google Patents
液状化粧品の収納容器Info
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- JPH09276039A JPH09276039A JP11829296A JP11829296A JPH09276039A JP H09276039 A JPH09276039 A JP H09276039A JP 11829296 A JP11829296 A JP 11829296A JP 11829296 A JP11829296 A JP 11829296A JP H09276039 A JPH09276039 A JP H09276039A
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- cosmetic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗布具に液状化粧品を供給する操作と液状化
粧品の供給量の制御が容易な液状化粧品の収納容器を提
供する。 【解決手段】 先端に塗布ブラシ4を付設した有底筒状
の容器本体3内側に、進退可能に配置し、前記塗布ブラ
シ4に供給する液状化粧品を収納する化粧品収納部材6
と、化粧品収納部材6の進退動作は許容する一方、容器
本体3と化粧品収納部材6を密閉するよう容器本体3間
に設けた密閉体たる蛇腹体16と、化粧品収納部6の進
退動作を外側から操作するための操作部材8と、化粧品
収納部材6を塗布ブラシ4方向に移動するときには前記
化粧品収納部材6とともに移動して液状化粧品を塗布ブ
ラシ4に供給する一方、前記化粧品収納部材6が底部3
b方向に戻る時には移動しないように成したピストン1
5を有する押圧部材7とから構成する。本発明は、液状
化粧品の塗布ブラシ4への供給操作及び供給量の各制御
が各容易である。また携帯にも便利である。
粧品の供給量の制御が容易な液状化粧品の収納容器を提
供する。 【解決手段】 先端に塗布ブラシ4を付設した有底筒状
の容器本体3内側に、進退可能に配置し、前記塗布ブラ
シ4に供給する液状化粧品を収納する化粧品収納部材6
と、化粧品収納部材6の進退動作は許容する一方、容器
本体3と化粧品収納部材6を密閉するよう容器本体3間
に設けた密閉体たる蛇腹体16と、化粧品収納部6の進
退動作を外側から操作するための操作部材8と、化粧品
収納部材6を塗布ブラシ4方向に移動するときには前記
化粧品収納部材6とともに移動して液状化粧品を塗布ブ
ラシ4に供給する一方、前記化粧品収納部材6が底部3
b方向に戻る時には移動しないように成したピストン1
5を有する押圧部材7とから構成する。本発明は、液状
化粧品の塗布ブラシ4への供給操作及び供給量の各制御
が各容易である。また携帯にも便利である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状紅やマニキュ
ア液等の液状化粧品を容器本体内部から塗布具に押し出
す機構を備えた液状化粧品の収納容器に関する。
ア液等の液状化粧品を容器本体内部から塗布具に押し出
す機構を備えた液状化粧品の収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液状化粧品、例えばマニキュア液
の収納容器は、マニキュア液を収納するガラス製合成樹
脂等の硬質容器と、この容器のキャップに一体的に設け
られた塗布ブラシとからなるものが一般的であった。そ
して、この収納容器は、内部のマニキュア液に浸してあ
る塗布ブラシを、容器口でしごいて余分なマニキュア液
を除去したうえ、容器外に引き出して使用するというも
のであった。
の収納容器は、マニキュア液を収納するガラス製合成樹
脂等の硬質容器と、この容器のキャップに一体的に設け
られた塗布ブラシとからなるものが一般的であった。そ
して、この収納容器は、内部のマニキュア液に浸してあ
る塗布ブラシを、容器口でしごいて余分なマニキュア液
を除去したうえ、容器外に引き出して使用するというも
のであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例は、塗布ブ
ラシを容器外に引き出すたびに前述のようなしごき動作
を行わなければならないだけでなく、引き出した塗布ブ
ラシに付着しているマニキュア液が多過ぎれば容器口に
入れてしごき直し、少な過ぎれば再度容器内に入れて付
着及びしごき動作をやり直さなければならなず、塗布ブ
ラシに液状化粧品を供給するこれらの動作が煩雑であ
り、また、容器自体が重く携帯に不便であるという問題
があった。本発明は、これらの問題を解消することを課
題とし、該課題を解決した液状化粧品の収納容器を提供
することを目的とする。
ラシを容器外に引き出すたびに前述のようなしごき動作
を行わなければならないだけでなく、引き出した塗布ブ
ラシに付着しているマニキュア液が多過ぎれば容器口に
入れてしごき直し、少な過ぎれば再度容器内に入れて付
着及びしごき動作をやり直さなければならなず、塗布ブ
ラシに液状化粧品を供給するこれらの動作が煩雑であ
り、また、容器自体が重く携帯に不便であるという問題
があった。本発明は、これらの問題を解消することを課
題とし、該課題を解決した液状化粧品の収納容器を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために第1に、先端に塗布具を付設した有底筒状
の容器本体の内側に、容器本体の長手方向に進退可能に
配置し、前記塗布具に供給する液状化粧品を収納する化
粧品収納部材と、該化粧品収納部材の容器本体に対する
進退動作は許容する一方、容器本体と化粧品収納部材を
密閉する密閉体と、前記化粧品収納部材の進退動作を操
作するための操作部材と、前記化粧品収納部材を塗布具
側に移動するときには前記化粧品収納部材とともに移動
して液状化粧品を塗布具に供給する一方、前記化粧品収
納部材が底部側に戻るときには移動しないように成した
ものである。
成するために第1に、先端に塗布具を付設した有底筒状
の容器本体の内側に、容器本体の長手方向に進退可能に
配置し、前記塗布具に供給する液状化粧品を収納する化
粧品収納部材と、該化粧品収納部材の容器本体に対する
進退動作は許容する一方、容器本体と化粧品収納部材を
密閉する密閉体と、前記化粧品収納部材の進退動作を操
作するための操作部材と、前記化粧品収納部材を塗布具
側に移動するときには前記化粧品収納部材とともに移動
して液状化粧品を塗布具に供給する一方、前記化粧品収
納部材が底部側に戻るときには移動しないように成した
ものである。
【0005】また、本発明は第2に、先端に塗布具を付
設した有底筒状の容器本体の内側に、容器本体の長手方
向に進退可能に配置し、前記塗布具に供給する液状化粧
品を収納する化粧品収納部材と、該化粧品収納部材の容
器本体に対する進退動作は許容する一方、容器本体と化
粧品収納部材先端との間を密閉する密閉部材と、前記化
粧品収納部材の進退動作を容器本体の外側から操作する
ための操作部材と、容器本体の底部側に固定した規制体
に塗布具方向にのみ移動可能に係合した係合体を有する
とともに、この係合体と一体的に移動可能で前記化粧品
収納部材の塗布具方向への移動にともなって移動し得る
よう前記化粧品収納部材内面に、所定の摩擦力が発生す
るよう、かつ液密に圧接したピストンを有する押圧部材
とから構成した液状化粧品の収納容器であって、化粧品
収納部材が塗布具側に移動されるときには前記摩擦力に
より、ピストンが化粧品収納部材とともに移動して液状
化粧品を塗布する一方、化粧品収納部材が底部側に戻る
ときには前記摩擦力にうちかって、化粧品収納部材のみ
が復帰するように構成したものである。
設した有底筒状の容器本体の内側に、容器本体の長手方
向に進退可能に配置し、前記塗布具に供給する液状化粧
品を収納する化粧品収納部材と、該化粧品収納部材の容
器本体に対する進退動作は許容する一方、容器本体と化
粧品収納部材先端との間を密閉する密閉部材と、前記化
粧品収納部材の進退動作を容器本体の外側から操作する
ための操作部材と、容器本体の底部側に固定した規制体
に塗布具方向にのみ移動可能に係合した係合体を有する
とともに、この係合体と一体的に移動可能で前記化粧品
収納部材の塗布具方向への移動にともなって移動し得る
よう前記化粧品収納部材内面に、所定の摩擦力が発生す
るよう、かつ液密に圧接したピストンを有する押圧部材
とから構成した液状化粧品の収納容器であって、化粧品
収納部材が塗布具側に移動されるときには前記摩擦力に
より、ピストンが化粧品収納部材とともに移動して液状
化粧品を塗布する一方、化粧品収納部材が底部側に戻る
ときには前記摩擦力にうちかって、化粧品収納部材のみ
が復帰するように構成したものである。
【0006】また、本発明は同じく第3に、規制体は、
その周囲に、容器本体の塗布具側に対面する起立面とこ
の起立面から容器本体底部側に向けて下降する斜面から
なる鋸歯を長手方向に多数配列する一方、係合体は、弾
性を有するアームに、前記鋸歯の起立面に当接する起立
面を有する係止爪を形成して構成したものである。
その周囲に、容器本体の塗布具側に対面する起立面とこ
の起立面から容器本体底部側に向けて下降する斜面から
なる鋸歯を長手方向に多数配列する一方、係合体は、弾
性を有するアームに、前記鋸歯の起立面に当接する起立
面を有する係止爪を形成して構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここにおい
て、図1はマニキュア液の収納容器の部分縦断正面図、
図2は押圧部材における要部の拡大部分縦断正面図、図
3は操作部材の拡大部分縦断正面図、図4は図3のA−
A線断面図、図5は図2のB−B線断面図である。
態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここにおい
て、図1はマニキュア液の収納容器の部分縦断正面図、
図2は押圧部材における要部の拡大部分縦断正面図、図
3は操作部材の拡大部分縦断正面図、図4は図3のA−
A線断面図、図5は図2のB−B線断面図である。
【0008】図1に示したように、液状化粧品たるマニ
キュア液(図示せず)の収納容器1は、内側にマニキュ
ア液の通路2を形成した吐出部3aと底部3bを両端に
有する有底でほぼ円筒状の容器本体3と、前記吐出部3
aの先端に取り付けた塗布具たる塗布ブラシ4と、該塗
布ブラシ4と前記通路2間に位置する前記吐出部3a内
に設けた逆止弁5と、前記容器本体3内に配置し、該容
器本体3の長手方向に移動し得るとともに、筒状のマニ
キュア液を収納する化粧品収納部材6と、容器本体3の
底部3b側に配置し、前記化粧品収納部材6内のマニキ
ュア液に対して塗布ブラシ4方向に圧力をかけ得るよう
に成した押圧部材7と、該押圧部材7を作動させるよう
に前記化粧品収納部材6に連繋した操作部材8と、前記
塗布ブラシ4を外気に対して遮断すべく、容器本体3の
先端近傍の周壁に着脱可能に取り付けるように成したキ
ャップ9とから構成したものである。
キュア液(図示せず)の収納容器1は、内側にマニキュ
ア液の通路2を形成した吐出部3aと底部3bを両端に
有する有底でほぼ円筒状の容器本体3と、前記吐出部3
aの先端に取り付けた塗布具たる塗布ブラシ4と、該塗
布ブラシ4と前記通路2間に位置する前記吐出部3a内
に設けた逆止弁5と、前記容器本体3内に配置し、該容
器本体3の長手方向に移動し得るとともに、筒状のマニ
キュア液を収納する化粧品収納部材6と、容器本体3の
底部3b側に配置し、前記化粧品収納部材6内のマニキ
ュア液に対して塗布ブラシ4方向に圧力をかけ得るよう
に成した押圧部材7と、該押圧部材7を作動させるよう
に前記化粧品収納部材6に連繋した操作部材8と、前記
塗布ブラシ4を外気に対して遮断すべく、容器本体3の
先端近傍の周壁に着脱可能に取り付けるように成したキ
ャップ9とから構成したものである。
【0009】図1に明示したように、塗布具たる前記塗
布ブラシ4は、その基部を容器本体3の吐出部3a先端
に挿入し、固定材4aを該塗布ブラシ4基部と吐出部3
a先端の内面間に嵌入させて、容器本体3に固定してあ
る。また、この塗布ブラシ4の基部から中心部位にわた
る部分には、マニキュア液を塗布ブラシ4先端に進入さ
せるための進入溝4bが設けてある。
布ブラシ4は、その基部を容器本体3の吐出部3a先端
に挿入し、固定材4aを該塗布ブラシ4基部と吐出部3
a先端の内面間に嵌入させて、容器本体3に固定してあ
る。また、この塗布ブラシ4の基部から中心部位にわた
る部分には、マニキュア液を塗布ブラシ4先端に進入さ
せるための進入溝4bが設けてある。
【0010】図1に明示したように、前記逆止弁5は、
容器本体3の吐出部3a内側に配置されるもので、塗布
ブラシ4側を開放する一方、容器本体3の底部3b側に
通過孔10aを設けた隔壁10を有する筒体内に、前記
通過孔10aを閉塞し得るボール11と、前記通過孔1
0a方向に前記ボール11を押圧付勢するスプリング1
2とから構成してある。このように、この逆止弁5は、
化粧品収納部材6内のマニキュア液に圧力がかかったと
き、スプリング12の付勢力に抗してボール11を通過
孔10aから離反してマニキュア液を導入し塗布ブラシ
4基部に供給する一方、逆に化粧品収納部材6内のマニ
キュア液に圧力がかからないときには、通過孔10aを
ボール11で閉塞していて、マニキュア液を塗布ブラシ
4側から化粧品収納部材6側に逆流しないように構成し
てある。
容器本体3の吐出部3a内側に配置されるもので、塗布
ブラシ4側を開放する一方、容器本体3の底部3b側に
通過孔10aを設けた隔壁10を有する筒体内に、前記
通過孔10aを閉塞し得るボール11と、前記通過孔1
0a方向に前記ボール11を押圧付勢するスプリング1
2とから構成してある。このように、この逆止弁5は、
化粧品収納部材6内のマニキュア液に圧力がかかったと
き、スプリング12の付勢力に抗してボール11を通過
孔10aから離反してマニキュア液を導入し塗布ブラシ
4基部に供給する一方、逆に化粧品収納部材6内のマニ
キュア液に圧力がかからないときには、通過孔10aを
ボール11で閉塞していて、マニキュア液を塗布ブラシ
4側から化粧品収納部材6側に逆流しないように構成し
てある。
【0011】図3及び図4に明示したように、前記押圧
部材7は、容器本体3の底部3bに端部を固定し、多数
の鋸歯13a・・・を周囲に有するほぼ円柱状の規制体
13と、前記鋸歯13a・・・に噛合する係合爪14a
を先端に設けた係合体14と、前記化粧品収納部材6の
内面に、径方向外側に弾発力を発揮する弾性リング15
aを液密に圧接させた状態で化粧品収納部材6に対して
前記係合体14をともなって摺動可能なピストン15と
から構成する。
部材7は、容器本体3の底部3bに端部を固定し、多数
の鋸歯13a・・・を周囲に有するほぼ円柱状の規制体
13と、前記鋸歯13a・・・に噛合する係合爪14a
を先端に設けた係合体14と、前記化粧品収納部材6の
内面に、径方向外側に弾発力を発揮する弾性リング15
aを液密に圧接させた状態で化粧品収納部材6に対して
前記係合体14をともなって摺動可能なピストン15と
から構成する。
【0012】前記鋸歯13a・・・はそれぞれ、容器本
体3の塗布ブラシ4側に対面する起立面から容器本体3
の底部3b側に下降する斜面になるような鋸歯状にそれ
ぞれ形成する一方、この鋸歯13a・・・に噛合する係
合爪14aは、前記鋸歯13a・・・と逆に、容器本体
3の塗布ブラシ4側の斜面から容器本体3の底部3b側
で起立する起立面を有するように形成してある。また、
前記係合体14は弾性を有し、外側容器本体3の径方向
にたわんで変位するように構成してある。
体3の塗布ブラシ4側に対面する起立面から容器本体3
の底部3b側に下降する斜面になるような鋸歯状にそれ
ぞれ形成する一方、この鋸歯13a・・・に噛合する係
合爪14aは、前記鋸歯13a・・・と逆に、容器本体
3の塗布ブラシ4側の斜面から容器本体3の底部3b側
で起立する起立面を有するように形成してある。また、
前記係合体14は弾性を有し、外側容器本体3の径方向
にたわんで変位するように構成してある。
【0013】そして、前記化粧品収納部材6を容器本体
3の塗布ブラシ4側に移動させると、ピストン15は、
化粧品収納部材6内面に圧接している弾性リング15a
の弾発力で摩擦力が発生し、前記化粧品収納部材6にと
もなわれて移動するよう構成している。この移動の際、
前記係合爪14aの斜面は、鋸歯13aの斜面に沿って
移動するので、ピストン15の移動は規制されない。一
方、前記化粧品収納部材6を容器本体3の底部3b方向
に復帰移動させようとすると、ピストン15は、その係
止アーム14の係合爪14aの起立面が、鋸歯13aの
起立面に対接するので規制されて移動できないが、化粧
品収納部材6と弾性リング15aとの間の摩擦力を前記
復帰の移動力よりは小さく設定することにより、前記化
粧品収納部材6は元の位置に復帰するように構成されて
いる。
3の塗布ブラシ4側に移動させると、ピストン15は、
化粧品収納部材6内面に圧接している弾性リング15a
の弾発力で摩擦力が発生し、前記化粧品収納部材6にと
もなわれて移動するよう構成している。この移動の際、
前記係合爪14aの斜面は、鋸歯13aの斜面に沿って
移動するので、ピストン15の移動は規制されない。一
方、前記化粧品収納部材6を容器本体3の底部3b方向
に復帰移動させようとすると、ピストン15は、その係
止アーム14の係合爪14aの起立面が、鋸歯13aの
起立面に対接するので規制されて移動できないが、化粧
品収納部材6と弾性リング15aとの間の摩擦力を前記
復帰の移動力よりは小さく設定することにより、前記化
粧品収納部材6は元の位置に復帰するように構成されて
いる。
【0014】前記化粧品収納部材6の先端には、小径部
6aを形成し、この小径部6aはマニキュア液の通路2
を形成する吐出部3aと重なるとともに、該吐出部3a
の外周との間に密閉部材たる蛇腹体16を介在させ、化
粧品収納部材6を進退可能に、かつ先端部と吐出部3a
の間を密閉状態にして、前記マニキュア液の液漏れを防
止している。
6aを形成し、この小径部6aはマニキュア液の通路2
を形成する吐出部3aと重なるとともに、該吐出部3a
の外周との間に密閉部材たる蛇腹体16を介在させ、化
粧品収納部材6を進退可能に、かつ先端部と吐出部3a
の間を密閉状態にして、前記マニキュア液の液漏れを防
止している。
【0015】図1、図2及び図5に明示したように、操
作部材8は、前記吐出部3aの通路2外側の切欠部17
にスライド可能に嵌合させるとともに、化粧品収納部材
6の小径部6a外周に形成した突起18に係合する凹部
19を有する摘み20と、該摘み20を容器本体3の底
部3b側に付勢するスプリング21とから構成する。こ
のスプリング21の付勢力は、前述した化粧品収納部材
6と弾性リング15aとの間の摩擦力より大きく設定す
る。また、前記切欠部17の長さは、切欠部17に対応
している部分の摘み20の長さより前記鋸歯13aの長
さ以上長くすることによって、摘み20をスライドさせ
るための間隙17aが形成されている。
作部材8は、前記吐出部3aの通路2外側の切欠部17
にスライド可能に嵌合させるとともに、化粧品収納部材
6の小径部6a外周に形成した突起18に係合する凹部
19を有する摘み20と、該摘み20を容器本体3の底
部3b側に付勢するスプリング21とから構成する。こ
のスプリング21の付勢力は、前述した化粧品収納部材
6と弾性リング15aとの間の摩擦力より大きく設定す
る。また、前記切欠部17の長さは、切欠部17に対応
している部分の摘み20の長さより前記鋸歯13aの長
さ以上長くすることによって、摘み20をスライドさせ
るための間隙17aが形成されている。
【0016】続いて、上記液状化粧品の収納容器1の使
用方法を説明する。化粧品収納部材6内に液状化粧品た
るマニキュア液を収納してある状態で、キャップ9を取
り外し、摘み20を塗布ブラシ4方向(図1あるいは図
2上、左方向)にスプリング21の付勢力に抗してスラ
イドさせると、化粧品収納部材6がピストン15ととも
に鋸歯13a一つ分の長さだけ塗布ブラシ4基部に向か
って進行する。この進行によって、化粧品収納部材6内
のマニキュア液に圧力がかかり、該マニキュア液は、通
路2を経て、ボール11をスプリング12の付勢力に抗
して押し退けて通過孔10aを開口させ、逆止弁5を通
って塗布ブラシ4の進入溝4bに入り、塗布ブラシ4に
浸透して塗布可能となる。この一連の動作に際し、係合
体14の係合爪14aは、ピストン15と一体的に進行
し、その先端が鋸歯13aの斜面に沿って変位しながら
移動して、ピストン15は化粧品収納部材6とともに進
行するものである。
用方法を説明する。化粧品収納部材6内に液状化粧品た
るマニキュア液を収納してある状態で、キャップ9を取
り外し、摘み20を塗布ブラシ4方向(図1あるいは図
2上、左方向)にスプリング21の付勢力に抗してスラ
イドさせると、化粧品収納部材6がピストン15ととも
に鋸歯13a一つ分の長さだけ塗布ブラシ4基部に向か
って進行する。この進行によって、化粧品収納部材6内
のマニキュア液に圧力がかかり、該マニキュア液は、通
路2を経て、ボール11をスプリング12の付勢力に抗
して押し退けて通過孔10aを開口させ、逆止弁5を通
って塗布ブラシ4の進入溝4bに入り、塗布ブラシ4に
浸透して塗布可能となる。この一連の動作に際し、係合
体14の係合爪14aは、ピストン15と一体的に進行
し、その先端が鋸歯13aの斜面に沿って変位しながら
移動して、ピストン15は化粧品収納部材6とともに進
行するものである。
【0017】続いて、摘み20を放すと、前記係合爪1
4aの起立面と鋸歯13aの起立面とが当接してピスト
ン15は底部3b側には戻らない一方、スプリング21
の底部3b方向への付勢力を摘み20を経て受けた化粧
品収納部材6は、化粧品収納部材6内面とピストン15
の弾性リング15a間の摩擦力に抗して摺動し押し戻さ
れる。すなわち、前記化粧品収納部材6だけが元の位置
に復帰し、待機状態となる。この際、ピストン15は停
止してマニキュア液への圧力が解除されるので、前記逆
止弁5のボール11もスプリング12の付勢力で復帰
し、通過孔10aを再び閉塞し、塗布ブラシ4へのマニ
キュア液の供給を遮断する。
4aの起立面と鋸歯13aの起立面とが当接してピスト
ン15は底部3b側には戻らない一方、スプリング21
の底部3b方向への付勢力を摘み20を経て受けた化粧
品収納部材6は、化粧品収納部材6内面とピストン15
の弾性リング15a間の摩擦力に抗して摺動し押し戻さ
れる。すなわち、前記化粧品収納部材6だけが元の位置
に復帰し、待機状態となる。この際、ピストン15は停
止してマニキュア液への圧力が解除されるので、前記逆
止弁5のボール11もスプリング12の付勢力で復帰
し、通過孔10aを再び閉塞し、塗布ブラシ4へのマニ
キュア液の供給を遮断する。
【0018】このように、上記収納容器1は、操作部材
8の摘み20を鋸歯13a一つ分の長さだけスライドさ
せ、このスライド長だけ移動したピストン15が一定量
のマニキュア液を押し出して塗布ブラシ4に供給するも
のである。
8の摘み20を鋸歯13a一つ分の長さだけスライドさ
せ、このスライド長だけ移動したピストン15が一定量
のマニキュア液を押し出して塗布ブラシ4に供給するも
のである。
【0019】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば、規制体13と係合体14の構
成は、規制体13によって、係合体14の塗布ブラシ4
方向への移動は許容する一方、係合体14の底部3b方
向への移動は阻止するような構造のものであれば、他の
機構を有するものであってもよい。また、操作部20の
スプリング21は設けなくてもよい。この場合、摘み2
0の復帰動作は人の手によって行う。さらに、塗布具は
塗布ブラシ4ではなく、例えば、吸水性のあるスポンジ
等に変更してもよい。またさらに、密閉部材は蛇腹体1
6ではなく、例えば、シール用のリングを化粧品収納部
材6内面と通路2のパイプ状部分の外周との間に介在さ
せてもよい。
るものではなく、例えば、規制体13と係合体14の構
成は、規制体13によって、係合体14の塗布ブラシ4
方向への移動は許容する一方、係合体14の底部3b方
向への移動は阻止するような構造のものであれば、他の
機構を有するものであってもよい。また、操作部20の
スプリング21は設けなくてもよい。この場合、摘み2
0の復帰動作は人の手によって行う。さらに、塗布具は
塗布ブラシ4ではなく、例えば、吸水性のあるスポンジ
等に変更してもよい。またさらに、密閉部材は蛇腹体1
6ではなく、例えば、シール用のリングを化粧品収納部
材6内面と通路2のパイプ状部分の外周との間に介在さ
せてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1あるいは請求項
2に記載された本発明は、塗布具に液状化粧品を供給す
る操作が容易であり、携帯にも便利であるという効果を
奏する。
2に記載された本発明は、塗布具に液状化粧品を供給す
る操作が容易であり、携帯にも便利であるという効果を
奏する。
【0021】また、請求項3に記載された本発明は、前
記各効果に加えて、操作部材の一回の操作で一定量の液
状化粧品が塗布具に供給されるから、塗布具への液状化
粧品の供給量を制御し易いという効果を奏する。
記各効果に加えて、操作部材の一回の操作で一定量の液
状化粧品が塗布具に供給されるから、塗布具への液状化
粧品の供給量を制御し易いという効果を奏する。
【図1】マニキュア液の収納容器の部分縦断正面図。
【図2】操作部材の拡大部分縦断正面図。
【図3】押圧部材における要部の拡大部分縦断正面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】図2のB−B線断面図。
1 収納容器 2 通路 3 容器本体 3a 吐出部 3b 底部 4 塗布ブラシ 5 逆止弁 6 化粧品収納部材 7 押圧部材 8 操作部材 13 規制体 13a 鋸歯 14 係合体 14a 係合爪 15 ピストン 15a 密閉リング 16 蛇腹体 17 切欠部 20 摘み
Claims (3)
- 【請求項1】 先端に塗布具を付設した有底筒状の容器
本体の内側に、容器本体の長手方向に進退可能に配置
し、前記塗布具に供給する液状化粧品を収納する化粧品
収納部材と、該化粧品収納部材の容器本体に対する進退
動作は許容する一方、容器本体と化粧品収納部材を密閉
する密閉体と、前記化粧品収納部材の進退動作を操作す
るための操作部材と、前記化粧品収納部材を塗布具側に
移動するときには前記化粧品収納部材とともに移動して
液状化粧品を塗布具に供給する一方、前記化粧品収納部
材が底部側に戻るときには移動しないように成したピス
トンを有する押圧部材とから構成した液状化粧品の収納
容器。 - 【請求項2】 先端に塗布具を付設した有底筒状の容器
本体の内側に、容器本体の長手方向に進退可能に配置
し、前記塗布具に供給する液状化粧品を収納する化粧品
収納部材と、該化粧品収納部材の容器本体に対する進退
動作は許容する一方、容器本体と化粧品収納部材先端と
の間を密閉する密閉部材と、前記化粧品収納部材の進退
動作を容器本体の外側から操作するための操作部材と、
容器本体の底部側に固定した規制体に塗布具方向にのみ
移動可能に係合した係合体を有するとともに、この係合
体と一体的に移動可能で前記化粧品収納部材の塗布具方
向への移動にともなって移動し得るよう前記化粧品収納
部材内面に、所定の摩擦力が発生するよう、かつ液密に
圧接したピストンを有する押圧部材とから構成した液状
化粧品の収納容器であって、化粧品収納部材が塗布具側
に移動されるときには前記摩擦力により、ピストンが化
粧品収納部材とともに移動して液状化粧品を塗布する一
方、化粧品収納部材が底部側に戻るときには前記摩擦力
にうちかって、化粧品収納部材のみが復帰するように構
成したことを特徴とする液状化粧品の収納容器。 - 【請求項3】 規制体は、その周囲に、容器本体の塗布
具側に対面する起立面とこの起立面から容器本体底部側
に向けて下降する斜面からなる鋸歯を長手方向に多数配
列する一方、係合体は、弾性を有するアームに、前記鋸
歯の起立面に当接する起立面を有する係止爪を形成して
構成したことを特徴とする前記請求項2に記載された液
状化粧品の収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11829296A JPH09276039A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 液状化粧品の収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11829296A JPH09276039A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 液状化粧品の収納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09276039A true JPH09276039A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14733074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11829296A Pending JPH09276039A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 液状化粧品の収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09276039A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030001052A (ko) * | 2001-06-28 | 2003-01-06 | 변영광 | 파운데이션 분사기구 및 이를 구비한 파운데이션 충진식화장용구 |
KR100444387B1 (ko) * | 2001-08-16 | 2004-08-16 | 안석두 | 액형 립 펜슬의 용기 |
KR200452133Y1 (ko) * | 2008-11-28 | 2011-02-10 | 여명권 | 파우더 배출형 화장용 브러쉬 |
-
1996
- 1996-04-16 JP JP11829296A patent/JPH09276039A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030001052A (ko) * | 2001-06-28 | 2003-01-06 | 변영광 | 파운데이션 분사기구 및 이를 구비한 파운데이션 충진식화장용구 |
KR100444387B1 (ko) * | 2001-08-16 | 2004-08-16 | 안석두 | 액형 립 펜슬의 용기 |
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