JPH09275683A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

Info

Publication number
JPH09275683A
JPH09275683A JP10847296A JP10847296A JPH09275683A JP H09275683 A JPH09275683 A JP H09275683A JP 10847296 A JP10847296 A JP 10847296A JP 10847296 A JP10847296 A JP 10847296A JP H09275683 A JPH09275683 A JP H09275683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
voltage
reference voltage
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10847296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3228123B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kawakubo
博 川久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP10847296A priority Critical patent/JP3228123B2/ja
Publication of JPH09275683A publication Critical patent/JPH09275683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3228123B2 publication Critical patent/JP3228123B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流を直流に変換する電源装置において、出
力電流の立上り時のピーク値を抑え、高調波の低減と力
率の改善を行う。 【解決手段】 ブリッジ整流器2の出力端子間にコイル
12,フィルタコンデンサ13,FET14からなる直
列回路11を接続し、その後段にDC−DCコンバータ
17を接続する。FET14のゲートはPWM用IC2
3で制御され、ゲートに入力される制御信号VD は、コ
ンデンサ13,16が充電されるときにのみ、基準パル
スVB でスイッチング制御する。これにより、入力電流
の立上り時のピーク値を抑えると共に導通角を設定し、
高調波を低減して力率を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電圧を整流し
て直流電圧に変換する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、交流電源を整流して直流電源に
変換するためには、交流電圧が入力されることによって
整流された直流電圧を出力するブリッジ整流器と、該各
ブリッジ整流器の出力端子に接続された全波整流の波形
から直流波形に近づける補正回路から構成されている。
【0003】ここで、図16ないし図21により、従来
技術による電源装置を構成する回路と、その波形につい
て説明する。
【0004】まず、第1の従来技術による電源回路とし
て、図16および図17に示すコンデンサインプット型
整流回路が知られている。
【0005】このコンデンサインプット型整流回路は、
商用周波数(例えば、50Hz )となる商用電源1の両
端にはブリッジ整流器2の一対の入力端子が接続され、
該ブリッジ整流器2の一対の出力端子には平滑コンデン
サ3が接続されている。
【0006】しかし、このコンデンサインプット型整流
回路では、図17に示す入力電圧とコンデンサ3への入
力電流のような波形が得られ、平滑コンデンサ3への充
放電によって入力電圧のピーク値付近が導通角となって
電流が流れ、この部分に3次,5次等の高次の高調波が
含まれ、その電流が大きくなってしまうという問題があ
る。
【0007】このため、第2の従来技術として、図18
および図19に示すチョークコイルインプット型整流回
路が知られている。
【0008】このチョークコイルインプット型整流回路
は、ブリッジ整流器2の一対の直流端子には平滑コンデ
ンサ3が接続され、該平滑コンデンサ3の高電圧側とブ
リッジ整流器の出力端子との間にはチョークコイル4が
接続されている。
【0009】そして、このチョークコイルインプット型
整流回路では、図19に示す入力電圧とコンデンサ3へ
の入力電流のような波形が得られ、チョークコイル4を
接続することにより該チョークコイル4のインピーダン
ス分で平滑コンデンサ3への充電電流が制限されて導通
角が広がり電流のピークを抑え、高調波を低減すること
ができる。しかし、高調波の発生を大きく抑制するため
には、チョークコイル4のインダクタンスを相当大きな
値にする必要があり、大きさ、重量に問題がある。
【0010】そこで、第3の従来技術として、図20お
よび図21に示す昇圧型アクティブフィルタ回路が知ら
れている。
【0011】この昇圧型アクティブフィルタ回路は、ブ
リッジ整流器2の入力側には、商用電源1との間にコイ
ル5が接続されると共に、ブリッジ整流器2の一対の入
力端子間にはコンデンサ6が接続され、該コンデンサ6
とコイル5によってL型のローパスフィルタ回路を構成
している。一方、ブリッジ整流器2の出力側には、スイ
ッチング素子となるトランジスタ7と、該トランジスタ
7のエミッタ−コレクタ間に接続され、ダイオード8と
平滑コンデンサ3とからなる直列回路と、前記トランジ
スタ7のコレクタとブリッジ整流器2の出力端子との間
に接続されたチョークコイル4とから構成されている。
また、前記トランジスタ7のスイッチング動作は昇圧型
のチョッパーコンバータとして制御されている。
【0012】そして、この昇圧型アクティブフィルタ回
路では、図21に示す入力電圧とコンデンサ3への入力
電流のような波形が得られ、平滑コンデンサ3,ダイオ
ード8,チョークコイル4およびトランジスタ7によっ
て入力電圧の全期間で電流値を制御し、高調波を抑制し
て力率を高めることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した各
従来技術のなかでは、第3の従来技術による昇圧型アク
ティブフィルタ回路が入力電流を正弦波に近づけて高調
波を抑制することができる。しかし、この昇圧型アクテ
ィブフィルタ回路では出力電圧が高くなり、負荷側のコ
ンバータ等の再設計が必要になると共に、他の回路に比
べて電圧値が高くなり、高耐圧のスイッチング素子やコ
ンデンサが必要となりコスト高になるという問題があ
る。
【0014】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は交流電圧を高調波成分を抑えた
直流電圧に変換することのできる電源装置を提供するこ
とを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明による電源装置は、交流電圧が
印加されることによって整流された直流電圧を出力する
ブリッジ整流器と、高電圧側にコイル、低電圧側にスイ
ッチング素子となるように該ブリッジ整流器の出力端子
間にコイル,平滑コンデンサおよびスイッチング素子を
直列接続して配置した直列回路と、該直列回路のスイッ
チング素子に印加されるパルス波形の制御信号を周波数
が固定のパルス幅変調によって制御する制御回路と、前
記ブリッジ整流器と直列回路の低電圧側との間に接続さ
れ、ブリッジ整流器から出力される電流を検出する電流
検出抵抗と、前記制御回路に接続された第1の基準電圧
を有する第1の電源と、前記制御回路に接続された第2
の基準電圧を有する第2の電源と、前記電流検出抵抗に
よって検出された検出信号と第1の電源から出力される
第1の基準電圧との入力を受けて前記制御回路に対して
比較信号を出力する比較回路とを備え、前記制御回路
は、基本三角波を発生する三角波発生器と、該三角波発
生器から出力される基本三角波と第2の電源から出力さ
れる第2の基準電圧とを比較することにより、第2の基
準電圧によって設定されるパルス幅をもった基準パルス
を出力する基準パルス幅変調回路と、該基準パルス幅変
調回路と比較回路の出力側に接続され、前記比較回路か
ら出力される比較信号と基準パルス幅変調回路から出力
される基準パルスとによって設定された制御信号を前記
スイッチング素子に出力する制御信号出力回路とから構
成したことにある。
【0016】上記構成により、ブリッジ整流器から出力
される整流波形が平滑コンデンサの両端電圧より高いと
きには、該平滑コンデンサは充電されている期間であ
る。このとき、比較回路は電流検出抵抗によって検出さ
れる検出信号と第1の基準電圧とによって設定される比
較信号を出力する。一方、基準パルス幅変調回路は三角
波発生器から出力される基本三角波と第2の基準電圧と
によって設定される基準パルスを発生している。そし
て、制御信号出力回路では、前記比較回路から出力され
る比較信号と前記基準パルス幅変調回路から出力される
基準パルスによってパルス波の制御信号をスイッチング
素子に出力する。これによって、平滑コンデンサに充電
されるときの充電電流、即ち入力電流の立上がり時のピ
ーク値を規制すると共に、導通角を設定する。
【0017】請求項2の発明は、交流電圧が印加される
ことによって整流された直流電圧を負荷側に出力するブ
リッジ整流器と、高電圧側にコイル、低電圧側にスイッ
チング素子となるように該ブリッジ整流器の出力端子間
にコイル,平滑コンデンサおよびスイッチング素子を直
列接続して配置した直列回路と、該直列回路のスイッチ
ング素子に印加されるパルス波形の制御信号を周波数が
固定のパルス幅変調によって制御する制御回路と、前記
ブリッジ整流器と直列回路の低電圧側との間に接続さ
れ、ブリッジ整流器から出力される電流を検出する第1
の電流検出抵抗と、負荷と直列回路の低電圧側との間に
接続され、該負荷に流れる電流を検出する第2の電流検
出抵抗と、該第2の電流検出抵抗によって検出された検
出信号と前記第1の電流検出抵抗によって検出された検
出信号とに基づいて第1の基準電圧を設定する第1の基
準電圧設定回路と、前記第2の電流検出抵抗によって検
出された検出信号に基づいて第2の基準電圧を設定する
第2の基準電圧設定回路と、前記電流検出抵抗によって
検出された検出信号と第1の基準電圧設定回路によって
設定された第1の基準電圧との入力を受けて前記制御回
路に対して比較信号を出力する比較回路とを備え、前記
制御回路は、基本三角波を発生する三角波発生器と、該
三角波発生器から出力される基本三角波と第2の基準電
圧設定回路によって設定された第2の基準電圧とを比較
することにより、第2の基準電圧によって設定されるパ
ルス幅をもった基準パルスを出力する基準パルス幅変調
回路と、該基準パルス幅変調回路と比較回路の出力側に
接続され、前記比較回路から出力される比較信号と基準
パルス幅変調回路から出力される基準パルスによって設
定された制御信号を前記スイッチング素子に出力する制
御信号出力回路とから構成したことにある。
【0018】上記構成により、第1の基準電圧設定回路
では、ブリッジ整流器から出力される電流を第1の電流
検出抵抗で検出信号として検出し、負荷を流れる電流を
第2の電流検出抵抗で検出信号として検出し、これらの
検出信号によって第1の基準電圧を設定する。また、第
2の基準電圧設定回路では、負荷を流れる電流を第2の
電流検出抵抗で検出信号として検出し、この検出信号に
よって第2の基準電圧を設定する。そして、ブリッジ整
流器から出力される整流波形が平滑コンデンサの両端電
圧よりも高いときには、該平滑コンデンサが充電されて
いる期間であるから、比較回路は第1の電流検出抵抗に
よって検出される検出信号と第1の基準電圧とによって
設定された比較信号を出力する。一方、基準パルス幅変
調回路は三角波発生器から出力される基本三角波と第2
の基準電圧とによって設定される基準パルスを発生して
いる。そして、制御信号出力回路は、前記比較回路から
出力される比較信号と前記基準パルス幅変調回路から出
力される基準パルスとによってパルス波の制御信号をス
イッチング素子に出力する。これによって、平滑コンデ
ンサに充電されるときの充電電流、即ち入力電流の立上
がり時のピーク値を規制すると共に、導通角を決定す
る。さらに、負荷が変動したときには、その変動を第2
の電流検出抵抗で検出し、この検出信号に基づいて第1
の基準電圧と第2の基準電圧を設定し直し、この各基準
電圧から制御信号を設定して負荷変動に対して入力電流
の立上がり時のピーク値と導通角を設定する。
【0019】請求項3の発明は、前記制御信号出力回路
は、比較回路から出力される比較信号と基準パルス幅変
調回路から出力される基準パルスとのいずれかが入力さ
れた場合に、制御信号を出力するのを許す論理和回路か
ら構成したことにある。
【0020】上記構成により、論理和回路は比較信号と
基準パルスとのいずれか一方がON状態であるときに制
御信号をスイッチング素子に出力するから、ブリッジ整
流器から出力される整流波形によって平滑コンデンサが
充電されている期間では、スイッチング素子が基準パル
スによってスイッチング動作を行い、入力電流の立上が
り時のピーク値を規制すると共に、導通角を設定する。
【0021】請求項4の発明は、前記直列回路の両端に
はフィルタコンデンサを接続したことにある。
【0022】上記構成により、前記制御信号出力回路か
らスイッチング素子に制御信号を出力し、この制御信号
によって平滑コンデンサへの充電電流(入力電流)を基
準パルスによってON/OFF動作され、このときの充
電電流を平滑化する。
【0023】請求項5の発明は、前記直列回路を構成す
るコイルと平滑コンデンサには並列にダイオードを接続
したことにある。
【0024】上記構成により、スイッチング素子が開成
したときに、コイル,平滑コンデンサ,ダイオードで閉
回路を構成することにより、コイル両端に蓄えられたエ
ネルギがスイッチング素子に印加されるのを防止し、該
スイッチング素子の保護を図ると共に、コイルのエネル
ギを平滑コンデンサに回生してエネルギの消費を低減す
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態を
添付図面に従って詳細に説明する。
【0026】なお、実施の形態では前述した従来技術と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。
【0027】まず、第1の実施例を図1ないし図7に基
づいて説明するに、図1では本実施例の概略を示し、図
2では実際の回路図について示す。
【0028】図1中、11はブリッジ整流器2の出力端
子間に接続された直列回路を示し、該直列回路11には
高電圧側からコイル12,平滑コンデンサ13,スイッ
チング素子となる電界効果型トランジスタ14(以下、
FET14という)が順次直列に接続され、該FET1
4のゲート端子には後述するPWM用IC23の出力端
子が接続されている。
【0029】15は直列回路11のうち高電圧側に位置
したコイル12と平滑コンデンサ13に並列接続された
ダイオードを示し、該ダイオード15は高電圧側がアノ
ード側となるように接続され、FET14が開成したと
きに、ダイオード15,コイル12,平滑コンデンサ1
3で閉回路を構成し、前記コイル12に蓄えられたエネ
ルギがFET14に直接印加されるのを防止して、該F
ET14の保護を図るものである。
【0030】16は直列回路11と並列に接続されたフ
ィルタコンデンサを示し、該フィルタコンデンサ16
は、商用電源1とブリッジ整流器2との間に接続された
後述のチョークコイル38と共にローパスフィルタを構
成し、図7の5段,6段に示すように、FET14を流
れる電流iを平滑することにより入力電流Iのような波
形に成形するものである。
【0031】17はブリッジ整流器2の出力端子間に、
前記直列回路11と並列接続された負荷となるDC−D
Cコンバータを示し、該DC−DCコンバータ17はト
ランス18の1次側巻線とスイッチング用のトランジス
タ19が直列接続され、前記トランス18の2次側巻線
にはダイオード20,20、チョークコイル21および
平滑コンデンサ22が接続され、出力側には図示しない
被駆動部位が接続され、該被駆動部位には脈動を抑えた
直流電圧が印加される。なお、図2中のDC−DCコン
バータ17では、トランス18の2次側は省略してい
る。
【0032】23はパルス幅変調用IC(以下、PWM
用IC23という)で、該PWM用IC23は周波数f
0 (例えば、50〜100kHz )の基本三角波VA を
出力する三角波発生器24と、反転入力端子に該三角波
発生器24が接続され、非反転入力端子に後述する第2
の電源30が接続され、入力される基本三角波VA と第
2の基準電圧V2 とによってパルス幅を変調した基準パ
ルスVB を発生させるPWMコンパレータ25と、一方
の入力端子が該PWMコンパレータ25に、他方の入力
端子が外部に接続された比較回路29にそれぞれ接続さ
れ、出力端子が前記FET14のゲート端子に接続され
た制御信号出力回路としてのオア回路26とから大略構
成されている。また、本実施例ではテキサスインスツル
メンツ社製のTL494を使用し、図3はその構成を示
すもので、該TL494は、基準電圧発生部、発振部、
休止期間調整部、2個の誤差増幅器、PWMコンパレー
タおよび出力部等から構成されている。
【0033】ここで、前記オア回路26は、入力される
PWMコンパレータ25から基準パルスVB と比較回路
29から比較信号VC とによって、FET14のON/
OFF制御を行うパルス波形となる制御信号VD を成形
する。
【0034】また、前記PWMコンパレータ25は基準
パルス幅変調回路として構成され、該PWMコンパレー
タ25の基準パルスVB のパルス幅は、基本三角波VA
とスレシホールドレベルとなる第2の基準電圧V2 とを
比較することにより設定されている。例えば、図4に示
すように、電圧値の高い第2の基準電圧V2 のときに
は、中段の基準パルスVB のようにパルス幅の長い波形
となり、電圧値の低い第2の基準電圧V2 ′のときに
は、下段に示す基準パルスVB ′のようにパルス幅の短
い波形となる。なお、この変調方式では、基本三角波V
A の周波数fが基準パルスVB の周波数となり周波数f
は固定となっている。
【0035】27は抵抗値R1 を有する電流検出抵抗
で、該電流検出抵抗27はブリッジ整流器2の出力端子
と直列回路11の低電圧側との間に接続され、図6のよ
うに、該電流検出抵抗27を流れる電流値を抵抗電圧V
R1として検出している。
【0036】28は第1の電源で、該第1の電源28は
第1の基準電圧V1 を有し、比較回路29の反転入力端
子に接続されている。
【0037】29はPWM用IC23外に設けられた比
較回路で、該比較回路29の非反転入力端子は第1の電
源28と前記電流検出抵抗27とブリッジ整流器2との
間に接続され、反転入力端子はアースに接続され、出力
端子はオア回路26の他方の入力端子に接続されてい
る。
【0038】30は第2の電源で、該第2の電源30は
第2の基準電圧V2 を有し、PWMコンパレータ25の
非反転入力端子に接続されている。
【0039】また、図2では、前記比較回路29の構成
を具体化したもので、該比較回路29は、OPアンプ3
1と、該OPアンプ31の非反転入力端子に接続された
入力抵抗32と、前記OPアンプ31の出力端子と非反
転入力端子との間に接続された負帰還抵抗33と、前記
入力抵抗32の入力側に並列接続された抵抗34,35
とからなり、一方の抵抗34は第1の電源28を介して
アースに接続され、他方の抵抗35は電流検出抵抗27
とブリッジ整流器2の出力端子との間に接続されてい
る。また、OPアンプ31の反転入力端子は該OPアン
プ31のマイナス側電源端子と電流検出抵抗27の出力
側に接続され、該反転入力端子には0Vが印加される。
【0040】そして、前記OPアンプ31の非反転入力
端子には、図6に示すように、電流検出抵抗27で検出
された抵抗電圧VR1に、第1の電源28から出力される
第1の基準電圧V1 と抵抗34,35の抵抗値によって
設定された電圧ΔVだけ加算された中段の検出電圧VE
が入力される。さらに、OPアンプ31の出力電圧VC
と抵抗32,33で設定された電圧ΔV0 が加算され
る。これは見掛け上、OPアンプ31の出力電圧VC が
直流電源VCCとなっているとき、反転入力端子に−ΔV
0 が入力された場合と同等となり、入力電流の立上がり
時、即ち電流検出抵抗27で検出された抵抗電圧VR1の
立下がり時には電圧ΔVと電圧ΔV0 の和が検出電圧と
なる。一方、入力電流が立下がる時には、OPアンプ3
1の出力電圧VC は0Vとなっているので電圧ΔV0 は
0Vとなり、この時の検出電圧VEはΔVとなる。この
結果、下段の比較信号VC となるパルス信号を得ること
ができ、該比較信号VC はFET14がONとなるON
時間tA とFET14が繰返してスイッチング動作を行
うスイッチング時間tB とを設定している。
【0041】また、図2中の抵抗36はPWM用IC2
3の6番ピンに、コンデンサ37は5番ピンにそれぞれ
接続されるもので、該抵抗36の抵抗値とコンデンサ3
7の静電容量によって、前記三角波発生器24の周波数
を設定するものである。
【0042】さらに、商用電源1とブリッジ整流器2と
の間にはチョークコイル38が接続され、ブリッジ整流
器2の入力端子間にコンデンサ39を接続してもよい。
【0043】一方、PWM用IC23の8番ピンとFE
T14のゲートとの間には抵抗40Aが接続され、該抵
抗40Aと12番ピンとのC 接続点と、直流電源VCCと
の間には抵抗40Bが接続され、該OPアンプ31のプ
ラス側電源端子、PWM用IC23の12番ピン、抵抗
40Bには別途の直流電源VCCから直流電圧を印加して
いる。
【0044】本実施例による電源装置は上述した如くに
構成されるが、次に動作について図5ないし図7に基づ
いて説明する。
【0045】まず、商用電源1からは図5の上段に示す
ように、50Hz の入力電圧Vが入力され、DC−DC
コンバータ17には全波整流した後に、平滑コンデンサ
13およびフィルタコンデンサ16によって、中段に示
すような出力電圧V0 が入力される。このとき、本実施
例では、DC−DCコンバータ17における負荷は一定
であるから、後述する制御によって、下段のように立上
がり時のピーク値を抑えた入力電流Iを得ることができ
る。
【0046】本装置はコンデンサインプット型整流回路
として構成されているから、平滑コンデンサ13の両端
電圧が整流出力電圧Vi よりも高いときには、DC−D
Cコンバータ17へは平滑コンデンサ13が放電して電
荷を供給する。一方、出力電圧V0 が平滑コンデンサ1
3の両端電圧よりも高くなると、該平滑コンデンサ13
に充電を開始する。なお、平滑コンデンサ13に充電さ
れる時間が一般には導通角となる。
【0047】また、DC−DCコンバータ17のスイッ
チング用のトランジスタ19がONしたとき、フィルタ
コンデンサ16と出力電圧V0 からDC−DCコンバー
タ17に電荷が供給され、トランジスタ19がOFFし
たとき、フィルタコンデンサ16は出力電圧V0 によっ
て充電される。一方、この動作と同時に、FET14が
ONしたときにフィルタコンデンサ16と出力電圧V0
によって平滑コンデンサ13が充電される。
【0048】さらに、FET14がOFFしたときに
は、ダイオード15,コイル12,平滑コンデンサ13
によって閉回路を構成し、前記コイル12に蓄えられた
エネルギを平滑コンデンサ13に充電することによっ
て、コイル12に蓄えられたエネルギがFET14に印
加されるのを防止し、該FET14の保護を図ると共
に、コイル12の蓄えられたエネルギは平滑コンデンサ
13に充電でき、エネルギの無駄をなくすことができ
る。
【0049】次に、比較信号VC の設定について説明す
ると、図6のように、電流検出抵抗27ではブリッジ整
流器2から出力される電流を抵抗電圧VR1(上段)とし
て検出し、検出した抵抗電圧VR1に第1の基準電圧V1
と抵抗34,35によって設定されるΔVと、OPアン
プ31の出力電圧VC と抵抗32,33によって設定さ
れた電圧ΔV0 を加算して検出電圧VE (中段)とし、
該検出電圧VE をOPアンプ31の非反転入力端子に入
力する。そして、該OPアンプ31では検出電圧VE と
0Vとを比較して比較信号VC (下段)を設定し、該比
較信号VC をPWM用IC23の4番ピンに入力する。
また、この比較信号VC により、FET14のゲートに
出力される制御信号VD の出力範囲となるスイッチング
時間tBの時間設定を行っている。
【0050】さらに、前記制御信号VD ではスイッチン
グ時間tB の開始も設定しているから、入力電流Iの立
上がり時のピーク値の規制を図ることができる。即ち、
入力電圧Vが平滑コンデンサ13の両端側電圧よりも高
くなったときには、該平滑コンデンサ13を充電すべく
充電電流が発生する。そして、この入力電流が発生して
いる間、前記FET14を繰返しON/OFFすること
によって充電電流のピーク値を低くしようとする。そし
て、スイッチング時間tB の開始を、入力電圧Vが平滑
コンデンサ13の両端電圧を越えて入力電流が流れ始
め、入力電流を検出して得られた比較信号VC の立下が
りにすることによって、入力電流の立上がり時のピーク
値を決めることができる。このように、制御信号VD に
よって入力電流の立上がり時のピーク値を制御すること
ができる。
【0051】一方、PWM用IC23内のPWMコンパ
レータ25では、前述した如く、抵抗34とコンデンサ
37によって周波数が設定された基本三角波VA と第2
の電源30から出力される第2の基準電圧V2 によって
所定のデューティ比となる基準パルスVB が形成され、
該第2の基準電圧V2 の値を高くすると基準パルスVB
のパルス幅は長くなり、第2の基準電圧V2 を低くする
と基準パルスVB のパルス幅は短くなる。
【0052】そして、オア回路26では、入力される基
準パルスVB (図7中の3段目)と比較信号VC (2段
目)によって制御信号VD (4段目)が設定され、該制
御信号VD はFET14のゲートに出力される。
【0053】ここで、平滑コンデンサ13に充電電流が
流れるとエネルギが蓄積され、平滑コンデンサ13の端
子間電圧が上昇する。そして、基準パルスVB のパルス
幅が長いと、充電電流のピーク値が高くなり、1パルス
当たりの平滑コンデンサ13に充電されるエネルギが多
くなって、そのエネルギが平滑コンデンサ13の端子間
電圧を上昇させる。このように、1パルス毎に平滑コン
デンサ13の端子間電圧を上昇させ、出力電圧V0 と平
滑コンデンサ13の端子電圧の差が小さくなるにつれて
充電電流のピーク値が低くなり、その結果入力電流も小
さくなる。従って、入力電流によって変化する検出電圧
VE が0Vとなった時点で、スイッチング動作が完了す
る。
【0054】また、基準パルスVB のパルス幅が短い
と、充電電流のピーク値は低く、1パルス当たりの平滑
コンデンサ13に充電されるエネルギは小さくなり、1
パルス毎に平滑コンデンサ13の端子間電圧の上昇が少
なく、平滑コンデンサ13の端子間電圧が入力電圧Vと
等しくなるまでの時間が、基準パルスVB のパルス幅が
長くなってるときよりも長い時間を要する。従って、基
準パルスVB のパルス幅により、基準電圧V2 による導
通角t0 が設定される。
【0055】これにより、FET14のドレインとソー
ス間には図7の5段目のような断続的な電流iが流れる
ものの、入力側に位置したコイル38と後段に接続した
フィルタコンデンサ16によってローパスフィルタを構
成しているから、該ローパスフィルタによって平均化し
た略台形状の入力電流Iとすることができ、しかも入力
電流Iの立上がり時のピーク値を規制することができ
る。
【0056】かくして、本実施例では、PWM制御を用
いて導通角t0 の範囲でFET14を制御することによ
り、入力電流Iの流れ始めのピーク値の発生を防止する
と共に、当該装置はコンデンサインプット型整流回路に
比べて入力電流Iの立上がり時のピーク値を低く抑える
と共に、全体の波形を略台形状にすることができ、高調
波を抑えると共に力率を高め、短い導通角t0 でクラス
Aの電源装置を構成することができる。
【0057】従って、昇圧型アクティブフィルタ回路に
対しても、出力電圧V0 の昇圧はなく、構成部品は耐圧
の高い部品を使用する必要がなく汎用部品で構成するこ
とができ、コスト低減を図ることができる。
【0058】次に、図8ないし図15に本発明による第
2の実施例を示すに、本実施例の特徴は、負荷と直列回
路の低電圧側との間に、負荷に印加される電流を検出す
る電流検出抵抗を接続し、該電流検出抵抗から信号によ
って第1の基準電圧と第2の基準電圧を設定し、負荷変
動に対して入力電流を追従できるようにしたものであ
る。
【0059】なお、本実施例では、前述した第1の実施
例と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。また、図8では本実施例の概略を
示し、図9では実際の回路図を示す。さらに、第1の実
施例で述べた電流検出抵抗27は本実施例では第1の電
流検出抵抗27となる。
【0060】図8中、41は抵抗値R2 を有する第2の
電流検出抵抗を示し、該第2の電流検出抵抗41は直列
回路11の低電圧側とDC−DCコンバータ17との間
に接続されている。
【0061】42は積分回路で、該積分回路42は抵抗
43とコンデンサ44とをL型に配置して接続し、第2
の電流検出抵抗41で検出される抵抗電圧VR2を平均化
して積分信号Va を出力するものである。
【0062】45は増幅回路を示し、該増幅回路45は
図9に示すように、OPアンプ46と、該OPアンプ4
6の反転入力端子とアースとの間に接続された抵抗47
と、前記OPアンプ46の反転入力端子と出力端子との
間に接続された負帰還抵抗48とからなり、非反転入力
端子には前記積分回路42が接続される。そして、該増
幅回路45の増幅率はaとなり、出力端子から出力され
る増幅信号Vb は数1のようになる。
【0063】
【数1】Vb =a×Va
【0064】49は第1の基準電圧設定回路で、該第1
の基準電圧設定回路49は増幅回路45の出力側に接続
され、比較回路29に入力される第1の基準電圧V1 を
出力するものである。
【0065】50は第2の基準電圧設定回路で、該第2
の基準電圧設定回路50は増幅回路45の出力側に接続
され、PWM用IC23に入力される第2の基準電圧V
2 を出力するものである。
【0066】ここで、前記第1の基準電圧設定回路49
は、図9に示すように、OPアンプ51と、該OPアン
プ51の非反転入力端子と増幅回路45との間に接続さ
れた入力抵抗52と、OPアンプ51の非反転入力端子
とアースとの間に接続された抵抗53と、OPアンプ5
1の反転入力端子とアースとの間に直列接続された抵抗
54と電圧値Vc を有する電池55と、OPアンプ51
の反転入力端子と出力端子との間に接続された負帰還抵
抗56とからなる。ここで、第1の基準電圧設定回路4
9から出力される電圧を第1の基準電圧V1 としたと
き、該第1の基準電圧設定回路49による第1の基準電
圧V1 は数2のように設定できる。
【0067】
【数2】V1 =Vb −Vc =a×Va −Vc
【0068】また、前記第2の基準電圧設定回路50
は、増幅信号Vb とアースとの間に直列接続された抵抗
値R3 を有する抵抗57,抵抗値R4 を有する抵抗5
8,電圧値Vd を有する電池59と、抵抗57,58間
とアースとの間に直列接続された抵抗値R5 を有する抵
抗60と抵抗値R6 を有する抵抗61とからなる。ここ
で、第2の基準電圧設定回路50から出力される電圧を
第2の基準電圧V2 としたときに、該第2の基準電圧V
2 は数3のように仮定される。
【0069】
【数3】V2 =c×Va −Vd 但し、c:定数
【0070】ここで、Vb =a×Va であるから、数3
は数4のように変形できる。
【0071】
【数4】
【0072】これにより、第2の基準電圧設定回路50
中の抵抗57,58,60,61は、c/(a+c)を
抵抗57,58で構成し、(a+c)/aを抵抗60,
61で構成すればよい。
【0073】なお、OPアンプ31,46,51のプラ
ス側出力端子と、PWM用IC23の12番ピンおよび
抵抗40Bは別途の直流電源VCCに接続されている。
【0074】このように構成される本実施例による電源
装置においては、DC−DCコンバータ17が変動しな
いときの制御については、前述した第1の実施例と同様
に行うことができ、入力電流Iの立上がり時のピーク値
を抑えることができ、高調波を低減して脈動の少ない直
流電源に変換することができる。
【0075】さらに、本実施例では、負荷となるDC−
DCコンバータ17に流れる入力電流Iを検出する第2
の電流検出抵抗41を接続しているから、該電流検出抵
抗41で検出した抵抗電圧VR2を積分回路42を増幅回
路45を介して増幅信号Vbに変換した後に、第1の基
準電圧設定回路49で第1の基準電圧V1 を出力し、第
2の基準電圧設定回路50で第2の基準電圧V2 を出力
する。
【0076】ここで、図10および図11に示すよう
に、DC−DCコンバータ17がある一定の負荷となっ
ているときには、第2の電流検出抵抗41でこの負荷に
対応した抵抗電圧VR20 として検出し、この抵抗電圧V
R20 は積分回路42および増幅回路45を介して増幅信
号Vb0となる。
【0077】そして、第1の基準電圧設定回路49で設
定される第1の基準電圧V10は、第2の電流検出抵抗4
1で検出された抵抗電圧VR20 を積分した積分信号Va0
を、前記数2に代入することにより設定される。また、
比較回路29を構成するOPアンプ31の非反転入力端
子には、第1の電流検出抵抗27で検出された抵抗電圧
VR10 に、この第1の基準電圧V10と抵抗34,35に
よって設定された電圧ΔV0 を加算した検出電圧VE0が
入力される。
【0078】そして、抵抗電圧VR10 の立下がり時に
は、OPアンプ31の出力電圧VC に抵抗32,33で
設定される電圧ΔV0 を加算して検出電圧VE0とし、こ
の検出電圧VE0とアースとを比較することにより、ON
時間tA0、スイッチング時間tB0となるパルス状の比較
信号VC0をPWM用IC23の4番ピンに出力する。
【0079】一方、第2の基準電圧設定回路50で設定
される第2の基準電圧V20は、第2の電流検出抵抗41
で検出された抵抗電圧VR20 を積分した積分信号Va0
を、前記数3に代入することにより設定され、該第2の
基準電圧V20をPWM用IC23の16番ピンに出力さ
れる。また、該PWM用IC23では、入力された第2
の基準電圧V20により、前記第1の実施例で示した図4
のように、基本三角波VA と第2の基準電圧V20とをP
WMコンパレータ25で比較することにより、パルス幅
T10の基準パルスVB0を出力する。
【0080】さらに、PWM用IC23内では、比較回
路29から出力される比較信号VC0と、PWMコンパレ
ータ25から出力される基準パルスVB0とをオア回路2
6に入力し、該オア回路26からは、図11の2段目に
示す制御信号VD0をFET14のゲートに出力する。こ
のとき、制御信号VD0は、ON時間tA0の間は、連続的
にON状態を維持する波形となり、スイッチング時間t
B0の間は、周波数f0でパルス幅T10の間ON状態とな
るON/OFFを繰返すパルス波形に設定される。
【0081】これにより、FET14を流れる電流i0
は、図11の3段目の波形となり、この電流i0 をフィ
ルタコンデンサ16によって平滑することによって、下
段の入力電流I0 を得ることができる。この結果、第1
の実施例と同様に、第1の基準電圧V10により入力電流
I0 の立上がり時のピーク値を低く抑えると共に、第2
の基準電圧V20から設定されるパルス幅T10の基準パル
スVB0により全体の波形を略台形状にすることができ
る。これにより、高調波を抑え、力率を高めることがで
きる。なお、導通角は図11の下段に示すようなt00の
範囲となる。
【0082】次に、負荷となるDC−DCコンバータが
変動したときについて図12ないし図16に示すに、負
荷が高くなったときの状態を、図12および図13に基
づいて説明する。
【0083】まず、第2の電流検出抵抗41でこの負荷
に流れる電流に対応した抵抗電圧VR2H を検出し、この
抵抗電圧VR2H は積分回路42および増幅回路45を介
して増幅信号VbHとなる。このとき、前記抵抗電圧VR2
H は前述した負荷変動のない抵抗電圧VR20 よりも大き
くなるため、増幅回路45から出力される増幅信号VbH
も前記増幅信号Vb0よりも大きくなる。
【0084】そして、第1の基準電圧設定回路49で設
定される第1の基準電圧V1Hは、前記数2に増幅信号V
bHを代入して算出され、該第1の基準電圧V1Hは高い電
圧値となる。そして、比較回路29を構成するOPアン
プ31の非反転端子には、第1の電流検出抵抗27で検
出された抵抗電圧VR1H に、この第1の基準電圧V1Hと
抵抗34,35によって設定された電圧ΔVH と、OP
アンプ31の出力電圧VC に抵抗32,33によって設
定された電圧ΔV0 を加算した検出信号VEHが入力さ
れ、この検出信号VEHとアースとを比較することによ
り、ON時間tAH、スイッチング時間tBHを有するパル
ス状の比較信号VCHをPWM用IC23の4番ピンに出
力する。なお、該比較信号VCHと前記比較信号VC0とを
比べると、ON時間tAH>tA0、スイッチング時間tBH
<tB0となる。
【0085】一方、第2の基準電圧設定回路50で設定
される第2の基準電圧V2Hは、第2の電流検出抵抗41
で検出された抵抗電圧VR2H を積分した積分信号VaH
を、前記数3に代入することにより設定され、該第2の
基準電圧V2HをPWM用IC23の16番ピンに出力す
る。また、該PWM用IC23では、入力された第2の
基準電圧V2Hにより、前記第1の実施例で示した図4の
ように、基本三角波VAと第2の基準電圧V2HとをPW
Mコンパレータ25で比較することにより、パルス幅T
1Hの基準パルスVBHを出力する。なお、パルス幅T1H>
T10となる。
【0086】さらに、PWM用IC23内では、比較信
号VCHと基準パルスVBHとをオア回路26に入力し、図
13の2段目に示す制御信号VDHをFET14のゲート
に出力する。このとき、制御信号VDHは、ON時間tAH
の間は、連続的にON状態を維持する波形となり、スイ
ッチング時間tBHの間は、周波数f0 でパルス幅T1Hの
間ON状態となるON/OFFを繰返すパルス波形とな
り、該スイッチング時間tBHにおける波形は、短い時間
内に周波数f0 毎にON状態を長くしたパルス波形とな
る。
【0087】これにより、FET14を流れる電流iH
は、図13の3段目の波形となり、この電流iH をフィ
ルタコンデンサ16によって平滑することによって、前
記入力電流I0 に比べて底辺が等しく、高さ寸法が高い
略台形状の入力電流IH を得ることができる。この結
果、第1の実施例と同様に、入力電流IH の波形は、第
1の基準電圧V1Hにより入力電流I0 の立上がり時のピ
ーク値を低く抑えると共に、第2の基準電圧V2Hから設
定されるパルス幅T1Hの基準パルスVBHにより全体の波
形を略台形状にすることができ、高調波を抑え、力率を
高めることができる。なお、導通角は図13の下段に示
すようなt0H(t0H≒tBH)となる。
【0088】さらに、負荷となるDC−DCコンバータ
が変動して、負荷が低くなったときの状態を、図14お
よび図15に基づいて説明するに、この場合でも前述し
た負荷を高くした場合とほぼ同様の動作を行うので、個
々における回路動作の説明は省略し、その結果のみを述
べる。
【0089】まず、第2の電流検出抵抗41では、負荷
となるDC−DCコンバータ17を流れる電流に対応し
た抵抗電圧VR2L を検出し、この抵抗電圧VR2L は抵抗
電圧VR20 よりも低い値となる。そして、この抵抗電圧
VR2L により、第1の基準電圧V1Lと第2の基準電圧V
2Lとは設定されるから、いずれも第1の実施例で用いた
電圧値よりも低い値となる。このため、前記比較回路2
9から出力される比較信号VCLと前記比較信号VC0とを
比べると、ON時間tAL≒tA0、スイッチング時間tBL
≒tB0となる。
【0090】一方、PWM用IC23に入力された第2
の基準電圧V2Lにより、前記第1の実施例で示した図4
のように、基本三角波VA と第2の基準電圧V2LとをP
WMコンパレータ25で比較することにより、パルス幅
T1Lの基準パルスVBLを出力する。なお、パルス幅T1L
<T10となっている。
【0091】さらに、PWM用IC23内では、比較信
号VCLと基準パルスVBLとをオア回路26に入力し、図
15の2段目に示す制御信号VDLをFET14のゲート
に出力する。このとき、制御信号VDLは、ON時間tAL
の間は、連続的にON状態を維持する波形となり、スイ
ッチング時間tBLの間は、周波数f0 でパルス幅T1Lの
間ON状態とするON/OFFを繰返すパルス波形とな
り、該スイッチング時間tBLは、長い時間内に周波数f
0 毎にON状態を短くしたパルス波となる。
【0092】これにより、FET14を流れる電流iL
は、図15の3段目の波形となり、この電流iL をフィ
ルタコンデンサ16により平滑することによって、前記
入力電流I0 に比べて底辺が長く、高さ寸法が短い略台
形状の入力電流IL を得ることができる。この結果、第
1の実施例と同様に、入力電流IL の波形は、入力電流
I0 の立上がり時のピーク値を抑えると共に、全体の波
形を略台形状にすることができる。なお、導通角t0Lは
スイッチング時間tBLと等しくなる。
【0093】かくして、本実施例による電源装置におい
ては、DC−DCコンバータ17が変動しないときの制
御については、前述した第1の実施例と同様に行うこと
ができ、入力電流Iの立上りを抑えることができ、高調
波を低減して脈動の少ない直流電源に変換することがで
きる。
【0094】しかも、負荷(DC−DCコンバータ1
7)の変動に追従して、制御信号VDのON時間tA と
スイッチング時間tB とを設定し、さらにスイッチング
時間tB に出力されるパルス波形のパルス幅T1 を設定
するようにしたから、図11の入力電流I0 ,図13の
入力電流IH ,図15の入力電流IL にそれぞれ示すよ
うに、いずれも略台形状の波形とすることができ、確実
に高調波を低減することができる。
【0095】この結果、本実施例による電源装置では、
負荷変動した場合であっても、これに対応させて入力電
流Iの波形に変形させることができ、入力電流Iの立上
がり時におけるピーク値を抑えて略台形状の波形とする
ことにより、高調波を低減させ、力率を高めた電源装置
を提供することができる。
【0096】なお、前記各実施例では、制御回路をPW
M用IC23によって構成したが、本発明はこれに限ら
ず、論理回路または電子部品として構成してもよい。
【0097】また、前記各実施例では、PWM用IC2
3に内蔵された制御信号出力回路をオア回路26として
構成したが、オア回路を構成するように複数の論理回路
で形成してもよいものである。
【0098】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の本発明に
よれば、ブリッジ整流器から出力される整流波形によっ
てコンデンサが充電されている期間では、比較回路から
は電流検出抵抗によって検出される検出信号と第1の基
準電圧とによって設定される比較信号が出力される。一
方、基準パルス幅変調回路は、三角波発生器から出力さ
れる基本三角波と第2の基準電圧から第2の基準電圧と
によって設定される基準パルスを発生する。そして、制
御信号出力回路では、比較回路から出力される比較信号
と基準パルス幅変調回路から出力される基準パルスによ
り、パルス波の制御信号をスイッチング素子に出力す
る。これにより、コンデンサに充電されるときの入力電
流の立上り時のピーク値を抑制すると共に、導通角を設
定し、該入力電流を略台形状の波形とすることにより、
高調波を抑え、力率の補正を行うことができる。
【0099】請求項2の発明によれば、第1の基準電圧
設定回路では、ブリッジ整流器から出力される電流を第
1の電流検出抵抗で検出信号として検出し、負荷を流れ
る電流を第2の電流検出抵抗で検出信号として検出し、
これらの検出信号によって第1の基準電圧を設定する。
また、第2の基準電圧設定回路では、負荷を流れる電流
を第2の電流検出抵抗で検出信号として検出し、この検
出信号によって第1の基準電圧を設定する。そして、ブ
リッジ整流器から出力される整流波形によってコンデン
サが充電されている期間では、比較回路は第1の電流検
出抵抗によって検出される検出信号と第1の基準電圧と
によって比較信号を出力し、一方基準パルス幅変調回路
は三角波発生器から出力される基本三角波と第2の基準
電圧によって設定される基準パルスを発生する。そし
て、制御信号出力回路では、比較回路から出力される比
較信号と基準パルス幅変調回路から出力される基準パル
スとにより、パルス波の制御信号をスイッチング素子に
出力する。これにより、コンデンサに充電されるときの
入力電流の立上り時のピーク値を抑制すると共に、導通
角を設定し、高調波を抑えて力率の補正を行うことがで
きる。また、負荷が変動したときには、その変動を第2
の電流検出抵抗で検出し、この検出信号によって第1の
基準電圧と第2の基準電圧を設定し直し、この各基準電
圧から制御信号を設定して負荷変動に追従させることが
でき、入力電流の立上り時のピーク値を抑制し、高調波
を抑えて力率を高めることができる。
【0100】請求項3の発明では、前記制御信号出力回
路を論理和回路から構成し、比較信号と基準パルスとの
いずれか一方がON状態であるときに制御信号をスイッ
チング素子に出力するから、ブリッジ整流器から出力さ
れる整流波形によってコンデンサが充電されている期間
では、スイッチング素子が基準パルスによってスイッチ
ング動作を行い、入力電流の立上り時のピーク値を規制
し、導通角度を設定でき、高調波を抑制して力率を高め
る。
【0101】請求項4の発明では、直列回路の両端にフ
ィルタコンデンサを接続することにより、制御信号出力
回路からスイッチング素子に制御信号を出力し、該スイ
ッチング素子をON/OFF動作させるときに、平滑コ
ンデンサへの充電電流を平滑化してその波形を滑らかに
する。
【0102】請求項5の発明では、前記直列回路を構成
するコイルと平滑コンデンサには並列にダイオードを接
続することにより、スイッチング素子が開成したとき
に、コイル,平滑コンデンサ,ダイオードで閉回路を構
成し、該スイッチング素子が閉成時にコイルに蓄えられ
たエネルギが一斉にスイッチング素子に流れるのを防止
し、ダイオードを介して平滑コンデンサに充電でき、ス
イッチング素子の保護を図ると共に、エネルギの消費を
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による電源装置を示す概
略図である。
【図2】第1の実施例による電源装置を示す回路図であ
る。
【図3】第1の実施例に用いられるPWM用ICの構成
図である。
【図4】基本三角波VA と基準パルスVB ,VB ′を示
す波形図である。
【図5】入力電圧V,出力電圧V0 および入力電流Iを
示す波形図である。
【図6】抵抗電圧VR1,検出電圧VE および比較信号V
C を示す波形図である。
【図7】出力電圧V0 ,比較信号VC ,基準パルスVB
,制御信号VD ,FETを流れる電流iおよび入力電
流Iを示す波形図である。
【図8】本発明の第2の実施例による電源装置を示す概
略図である。
【図9】第2の実施例による電源装置を示す回路図であ
る。
【図10】負荷変動のないときの抵抗電圧VR10 ,検出
電圧VE0および比較信号VC0を示す波形図である。
【図11】負荷変動のないときの出力電圧V0 ,制御信
号VD0,FETを流れる電流i0および入力電流I0 を
示す波形図である。
【図12】負荷が大きくなったときの抵抗電圧VR1H ,
検出電圧VEHおよび比較信号VCHを示す波形図である。
【図13】負荷が大きくなったときの出力電圧V0 ,制
御信号VDH,FETを流れる電流iH および入力電流I
H を示す波形図である。
【図14】負荷が小さくなったときの抵抗電圧VR1L ,
検出電圧VELおよび比較信号VCLを示す波形図である。
【図15】負荷が小さくなったときの出力電圧V0 ,制
御信号VDL,FETを流れる電流iL および入力電流I
L を示す波形図である。
【図16】第1の従来技術であるコンデンサインプット
型整流回路の回路図である。
【図17】コンデンサインプット型整流回路による入力
電圧と入力電流を示す波形図である。
【図18】第2の従来技術であるチョークコイルインプ
ット型整流回路の回路図である。
【図19】チョークコイルインプット型整流回路による
入力電圧と入力電流を示す波形図である。
【図20】第3の従来技術である昇圧型アクティブフィ
ルタ回路の回路図である。
【図21】昇圧型アクティブフィルタ回路による入力電
圧と入力電流を示す波形図である。
【符号の説明】 1 商用電源 2 ブリッジ整流器 11 直列回路 12 コイル 13 平滑コンデンサ 14 電界効果型トランジスタ(スイッチング素子) 16 フィルタコンデンサ 17 DC−DCコンバータ(負荷) 23 PWM用IC(制御回路) 24 三角波発生器 25 PWMコンパレータ(基準パルス幅変調回路) 26 オア回路(制御信号出力回路) 27 電流検出抵抗(第1の電流検出抵抗) 28 第1の電源 29 比較回路 30 第2の電源 41 第2の電流検出抵抗 42 積分回路 49 第1の基準電圧設定回路 50 第2の基準電圧設定回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧が印加されることによって整流
    された直流電圧を出力するブリッジ整流器と、高電圧側
    にコイル、低電圧側にスイッチング素子となるように該
    ブリッジ整流器の出力端子間にコイル,平滑コンデンサ
    およびスイッチング素子を直列接続して配置した直列回
    路と、該直列回路のスイッチング素子に印加されるパル
    ス波形の制御信号を周波数が固定のパルス幅変調によっ
    て制御する制御回路と、前記ブリッジ整流器と直列回路
    の低電圧側との間に接続され、ブリッジ整流器から出力
    される電流を検出する電流検出抵抗と、前記制御回路に
    接続された第1の基準電圧を有する第1の電源と、前記
    制御回路に接続された第2の基準電圧を有する第2の電
    源と、前記電流検出抵抗によって検出された検出信号と
    第1の電源から出力される第1の基準電圧との入力を受
    けて前記制御回路に対して比較信号を出力する比較回路
    とを備え、前記制御回路は、基本三角波を発生する三角
    波発生器と、該三角波発生器から出力される基本三角波
    と第2の電源から出力される第2の基準電圧とを比較す
    ることにより、第2の基準電圧によって設定されるパル
    ス幅をもった基準パルスを出力する基準パルス幅変調回
    路と、該基準パルス幅変調回路と比較回路の出力側に接
    続され、前記比較回路から出力される比較信号と基準パ
    ルス幅変調回路から出力される基準パルスとによって設
    定された制御信号を前記スイッチング素子に出力する制
    御信号出力回路とから構成してなる電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電圧が印加されることによって整流
    された直流電圧を負荷側に出力するブリッジ整流器と、
    高電圧側にコイル、低電圧側にスイッチング素子となる
    ように該ブリッジ整流器の出力端子間にコイル,平滑コ
    ンデンサおよびスイッチング素子を直列接続して配置し
    た直列回路と、該直列回路のスイッチング素子に印加さ
    れるパルス波形の制御信号を周波数が固定のパルス幅変
    調によって制御する制御回路と、前記ブリッジ整流器と
    直列回路の低電圧側との間に接続され、ブリッジ整流器
    から出力される電流を検出する第1の電流検出抵抗と、
    負荷と直列回路の低電圧側との間に接続され、該負荷に
    流れる電流を検出する第2の電流検出抵抗と、該第2の
    電流検出抵抗によって検出された検出信号と前記第1の
    電流検出抵抗によって検出された検出信号とに基づいて
    第1の基準電圧を設定する第1の基準電圧設定回路と、
    前記第2の電流検出抵抗によって検出された検出信号に
    基づいて第2の基準電圧を設定する第2の基準電圧設定
    回路と、前記電流検出抵抗によって検出された検出信号
    と第1の基準電圧設定回路によって設定された第1の基
    準電圧との入力を受けて前記制御回路に対して比較信号
    を出力する比較回路とを備え、前記制御回路は、基本三
    角波を発生する三角波発生器と、該三角波発生器から出
    力される基本三角波と第2の基準電圧設定回路によって
    設定された第2の基準電圧とを比較することにより、第
    2の基準電圧によって設定されるパルス幅をもった基準
    パルスを出力する基準パルス幅変調回路と、該基準パル
    ス幅変調回路と比較回路の出力側に接続され、前記比較
    回路から出力される比較信号と基準パルス幅変調回路か
    ら出力される基準パルスによって設定された制御信号を
    前記スイッチング素子に出力する制御信号出力回路とか
    ら構成してなる電源装置。
  3. 【請求項3】 前記制御信号出力回路は、比較回路から
    出力される比較信号と基準パルス幅変調回路から出力さ
    れる基準パルスとのいずれかが入力された場合に、制御
    信号を出力するのを許す論理和回路から構成してなる請
    求項1または2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記直列回路の両端にはフィルタコンデ
    ンサを接続してなる請求項1または2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記直列回路を構成するコイルと平滑コ
    ンデンサには並列にダイオードを接続してなる請求項
    1,2,3または4記載の電源装置。
JP10847296A 1996-04-04 1996-04-04 電源装置 Expired - Fee Related JP3228123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10847296A JP3228123B2 (ja) 1996-04-04 1996-04-04 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10847296A JP3228123B2 (ja) 1996-04-04 1996-04-04 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09275683A true JPH09275683A (ja) 1997-10-21
JP3228123B2 JP3228123B2 (ja) 2001-11-12

Family

ID=14485630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10847296A Expired - Fee Related JP3228123B2 (ja) 1996-04-04 1996-04-04 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3228123B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020092283A (ko) * 2002-10-29 2002-12-11 구성회 전기난방장치의 전압제어방법
JP2004343993A (ja) * 2003-04-22 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ制御装置、圧縮機、空気調和機、及び冷蔵庫
WO2013005375A1 (ja) * 2011-07-01 2013-01-10 日本電気株式会社 整流器及び無線電力伝送システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020092283A (ko) * 2002-10-29 2002-12-11 구성회 전기난방장치의 전압제어방법
JP2004343993A (ja) * 2003-04-22 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ制御装置、圧縮機、空気調和機、及び冷蔵庫
JP4575704B2 (ja) * 2003-04-22 2010-11-04 パナソニック株式会社 モータ制御装置、圧縮機、空気調和機、及び冷蔵庫
WO2013005375A1 (ja) * 2011-07-01 2013-01-10 日本電気株式会社 整流器及び無線電力伝送システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3228123B2 (ja) 2001-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7729137B2 (en) Switching power supply and regulation circuit
US10158289B2 (en) DC/DC converter
US7538525B2 (en) Power factor correction circuit
US6307361B1 (en) Method and apparatus for regulating the input impedance of PWM converters
TWI385907B (zh) 直流對直流轉換器
KR100983069B1 (ko) 직류-직류 변환 회로, 직류-직류 변환 제어 회로,직류-직류 변환 제어 방법
US7403049B2 (en) Triangular wave generation circuit
US7990127B2 (en) Method and apparatus for AC to DC power conversion with reduced harmonic current
JP3263225B2 (ja) 電源高調波電流の抑制手段
KR101268162B1 (ko) 전원 회로
US9293982B2 (en) Switching power supply
US8634210B2 (en) DC-DC converter including switching frequency control circuit
JPH06133540A (ja) Ac−dcコンバータ
US20080074089A1 (en) Current mode pwm boost circuit and feedback signal sensing method thereof
US20110085356A1 (en) Switching element driving control circuit and switching power supply device
US9739806B2 (en) Voltage detection method and circuit and associated switching power supply
JP3687528B2 (ja) 電源装置及び放電灯点灯装置
US20090285003A1 (en) Boost converter
JP2012016136A (ja) 直流電源装置
JP3416219B2 (ja) 電源装置
JP3228123B2 (ja) 電源装置
TWI487263B (zh) 降壓式交直流轉換器
JP3397996B2 (ja) 電源回路
JP3101696B2 (ja) スイッチングレギュレータ
JP2007151381A (ja) Dc−dcコンバータ及びその制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees