JPH09274857A - 陰極線管及びその製造方法 - Google Patents

陰極線管及びその製造方法

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JPH09274857A
JPH09274857A JP8547396A JP8547396A JPH09274857A JP H09274857 A JPH09274857 A JP H09274857A JP 8547396 A JP8547396 A JP 8547396A JP 8547396 A JP8547396 A JP 8547396A JP H09274857 A JPH09274857 A JP H09274857A
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JP
Japan
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adhesive layer
film
functional film
reflectance
curable resin
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JP8547396A
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English (en)
Inventor
Naotaka Yamashita
尚孝 山下
Shirou Kenmotsu
四郎 見物
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル表面の反射率の劣化を有効に防止す
る。 【解決手段】 接着層(UV硬化樹脂層12a)の反射
率を、機能フィルム16側の接着面(プラスチックフィ
ルム基板14の裏面)と略同一にしながら、この接着面
についたキズ14aを接着層12aにより埋め込み可能
に、接着層12aの反射率及び粘度の調整、機能フィル
ム16の貼着を行う。これにより、キズ14aに起因す
る空包発生が防止される。接着層12a及びプラスチッ
クフィルム基板14等は、略同一の屈折率に予め調整し
てあることから、この接着層12aによって埋め込まれ
たキズ14aによって反射率が変動することがなく、こ
の意味でキズの存在を無視することができる。この結
果、反射防止膜18の特性低下、及び画像欠陥の発生防
止が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外光反射防止のた
めに、機能フィルムによって本来、低く抑えられるべき
CRT表面の反射率が、機能フィルムの接着面の傷によ
って部分的に劣化(高反射率化)することを防止した陰
極線管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CRTは、そのパネルガラス表面につい
て、周囲の写り込みを和らげ映像や文字情報を鮮明に再
現するために、外光反射を極力低減することが要求され
る。このため、旧来のシリカコートから、CRT自体の
性能向上(例えば、高解像度化)にともなって、より高
性能なAR(Anti-Reflection) コートと呼ばれる反射防
止膜の採用され、現在では、これに高電圧印加により誘
起される静電荷の低減や電界遮蔽等の諸機能を兼ねる光
透過性の機能フィルムが、多く用いられるようになって
きた。
【0003】この機能フィルムは、通常、透明なプラス
チックフィルム基板上に、表面硬度や耐擦性を補強する
目的でハードコート層を塗布し、その上に反射防止膜等
を積層させて構成してある(このような構成のものを、
以下、機能フィルムシートと称する)。これにより、パ
ネルガラス全面にわたって、例えば1%以下程度の低反
射率が実現されている。
【0004】このプラスチックフィルム基板の存在は、
CRTのパネル表面への反射防止膜等の形成手法と密接
に関係する。すなわち、反射防止膜や導電膜等自体は、
これを通して映像や文字情報が再現されるため、非常に
薄い透明な膜で構成する必要がある。したがって、これ
らの膜形成は、蒸着法やスパッタ法といった物理的成膜
方法によらざるを得ないが、これをパネルガラス上に直
接形成する方式では、枚葉式の生産となってしまうし、
CRTは重いので生産効率の向上が望めない。
【0005】そこで、現在では、生産性及びハンドリン
グ性向上のため、例えばPETフィルム等のプラスチッ
クフィルム基板上に諸機能を有する積層膜を各種の物理
的成膜法で予め形成し、これをコイル状に巻き取った状
態で、CRTの製造工程に供給することとしている。そ
して、貼着の際には、このコイル状のものから所定長さ
の機能フィルムシートを切りとって、紫外線硬化樹脂な
どの接着層を介してパネルガラスに貼りつけ、フィルム
面をスキージ(squeeze)した後、紫外線を表面から照射
して樹脂層を硬化させ、プラスチックフィルム基板側か
ら機能フィルムシートをパネルガラス面に接着するとい
った方法が採られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の機
能フィルムの貼着方法では、紫外線硬化樹脂などの接着
層を用いて機能フィルムシートをCRTパネル表面に貼
着後に、その画面内の反射率が部分的に劣化(高反射率
化)する現象が散見され、これが反射防止膜の特性低下
や画像欠陥となることから問題となっていた。
【0007】本発明は、この問題に鑑みてなされ、機能
フィルムシートの貼着工程において、上記反射率の劣化
を有効に防止できる陰極線管の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上記目的を達成するために、本発明者ら
は、上記した反射率劣化の現象を詳細に解析した結果、
この反射率劣化は、CRT製造工程に供給される機能フ
ィルムシートを生産する際、その裏面に導入されるキズ
に起因していることを突き止めた。
【0009】すなわち、機能フィルムシートの生産にお
いては、ロール状態での巻き直しが必要なため、この巻
き直しの際にシート裏面に細かなキズが発生することが
ある。なぜなら、機能フィルムシートの表面側は、通
常、ハードコート層などが被膜してあり比較的に硬いの
に比べ、裏面側は、このような処置がされておらず比較
的に軟らかいからである。
【0010】このキズは、その程度が軽くて浅いものは
実用上問題となることはない。しかし、深いキズがシー
ト裏面に導入されたまま、これがCRTの機能フィルム
シート貼着工程に供給されると、紫外線硬化樹脂等の接
着層がキズを埋めきれずに空包が発生することが判っ
た。従って、本発明者らは、このシート裏面側の空包発
生を効果的に防止できれば、反射率の異常をかなり低減
できるとの結論を得た。
【0011】本発明は、接着層の反射率及び粘度を予め
調整して、機能フィルムシートの貼着の際に、その裏面
のキズを粘度調整後の接着層で埋め込むことで、この空
包発生を防止するものである。接着層、及び機能フィル
ムシートのベースをなすプラスチックフィルム基板は、
略同一の屈折率に予め調整してあることから、この接着
層によって埋め込まれたキズによって反射率が変動する
ことがなく、この意味でキズの存在を無視することがで
きる。
【0012】
【本発明の実施の形態】本発明の実施形態の説明に先立
ち、まず、カラー陰極線管(CRT)を図1に例示し、
説明する。この図示例のCRTは、パネル1とファンネ
ル2とネック管3とで真空容器が構成され、パネル1と
ファンネル2とは、フリットガラスにより接合してあ
る。パネル1の外周には、防爆のためのテンションバン
ド9が巻回してある。テンションバンド9の外周には、
取付耳部10が形成してあり、この取付耳部10を介し
て、CRTは、表示装置としてテレビ内部に装着され
る。テンションバンド9及び取付耳部10は、金属など
の導電性物質で構成され、アース線9aを介して接地さ
れる。
【0013】パネル1の内面には、青,緑,赤発光の蛍
光体が塗布された蛍光面6が形成されており、この蛍光
面6に近接して色選別マスク5が配置されている。色選
別マスク5は、マスク保持枠体に保持され、その電子銃
側には、磁気シールド7が装着してある。
【0014】ネック管3に収容された電子銃4からの電
子ビーム8は、色選別マスク5を通って、パネル内面に
形成された蛍光面6に達し、所定の蛍光体を励起し発光
させる。パネル1の表面には、図2に詳示するように、
接着層としての紫外線(UV)硬化樹脂層12aにより
機能フィルムシート11が接着してある。機能フィルム
シート11は、プラスチックフィルム基板14の表面に
ハードコート層15を被膜し、その上に所定の機能フィ
ルム16を設けて構成してある。この図示例の機能フィ
ルム16は、透明な導電膜17と、反射防止膜18と、
防汚膜19とを積層し構成したものである。
【0015】プラスチックフィルム基板14の材料とし
ては、ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリカ
ーボネート(PC),ポリメチルアクリレート(PMM
A),スチレンメチルメタアクリレート(MS),ポリ
スチレン(PS)等が対象となる。この基板14の厚さ
は、特に限定されないが、たとえば50〜250μm程
度である。
【0016】ハードコート層15は、当該機能フィルム
シート11の表面硬度,耐擦性を補強する目的を有し、
アクリル系紫外線硬化樹脂の薄膜層(3〜10μm)か
らなる。導電膜17は、蒸着法あるいはスパッタ法で形
成した酸化インジウム錫(ITO)の薄膜(15〜15
0nm)からなる。この導電膜17は、図1に示す機能
フィルムシート11の外周の複数位置に接着された導電
性テープ13,テンションバンド9,取付耳部10を介
してアースと接続され、管面チャージをアースに逃し帯
電防止効果をもたらしている。導電性テープ13として
は、特に限定されないが、たとえば金属箔テープが用い
られる。
【0017】反射防止膜18は、外光の写り込みを和ら
げ好ましい映像や文字情報を再現する目的で設けられ、
多層光学薄膜により構成されている。多層光学薄膜の反
射防止効果は、屈折率の異なる薄膜材料を交互に積層す
ることにより得られる。低屈折率材料としては、フッ化
マグネシウム(MgF2 ),酸化ケイ素(SiO2 )等
が用いられ、高屈折率材料としては、酸化チタン(Ti
2 ),酸化タンタル(Ta25 ),酸化ジルコニウ
ム(ZrO2 ),ITO等が用いられる。反射防止膜1
8の膜厚は、特に限定されないが、例えば4層の場合
で、210〜260nm程度である。図3には、反射防
止膜18(多層光学薄膜)の分光反射率の一例を示す。
この場合のCRTのパネル表面は、図示のように、反射
率として1%以下が実現されている。
【0018】機能フィルム16の最表面に形成される防
汚膜19により、CRT表面に直接手を触れた時に指紋
等の汚れが付着し難く、また付着した汚れは乾拭き,水
拭きなどで容易に除去できる。防汚膜19を構成する材
料としては、シリコン樹脂又はアクリル樹脂をベース
に、パーフルオロ基含有のコーティング剤を塗布した薄
膜などが用いられる。
【0019】本発明では、プラスチックフィルム基板1
4及びハードコート層15を省略し、機能フィルム16
を、UV硬化樹脂層12aを介してパネルガラス1表面
に直接的に形成してもよい。また、機能フィルム16の
構成についても、種々の変形が考えられる。例えば、図
2において、反射防止膜18と導電膜17とを入れ替え
て構成してもよい。また、特に図示しないが、導電膜1
7表面の周辺部に、導電性材料で接地用の電極端子を設
け、これを前記した導電テープ13に接続可能に周囲に
引き出してもよい。さらに、導電膜17や防汚膜19を
省略することも可能である。
【0020】つぎに、このような構成のCRTに好適に
実施でき、本発明に係るCRTの製造方法を、図4〜7
のCRTの各製造過程を示す概略図に沿って説明する。
まず、図4に示すCRT20を製造する。この製造で
は、まず、図1に示すパネル1及びファンネル2を用意
し、このパネル1の内面に蛍光面6を作成し、色選別マ
スク5を装着した後、パネル1をファンネル2と接合し
防爆バンドを装着する。そして、CRT20のパネル1
の表面を、洗浄液,純水,アルコール系溶剤で順次洗浄
した後乾燥する。
【0021】その後、同図に示すように、パネル1の表
面に、UV硬化樹脂12を塗布する。塗布するUV硬化
樹脂12は、ラジカル重合型のもので、光重合性オリゴ
マー,光重合性モノマー,光重合開始剤を主成分とす
る。このUV硬化樹脂12の成分は、本発明における接
着層(前記UV硬化樹脂層12a)の屈折率が、機能フ
ィルム16の接着面(図2の例では、プラスチックフィ
ルム基板14の下面)と略同一となるように予め調整さ
れる。その際、その硬化後の屈折率がパネル1の屈折率
と0.8%以内の差となるように調整するとよい。この
UV硬化樹脂12は、反射防止膜15とパネル1との間
に最後まで残るので、反射防止膜15の特性を劣化させ
ないためである。
【0022】また、UV硬化樹脂12の粘度について
も、後述するように、プラスチックフィルム基板14や
機能フィルム11の裏面(接着面)のキズを埋め込むこ
とができるように予め調整する。具体例で示せば、例え
ばプラスチックフィルム基板14として、PETフィル
ム(屈折率:1.56〜1.65)を用いた場合、その
裏面のキズを埋め込むためには、UV硬化樹脂12は、
その粘度を2000cps以下とするとよい。
【0023】UV硬化樹脂12の塗布は、公知の方法、
たとえばフローコート法,ロールコート法,バーコート
法などにより行うことができる。この図示例では、フロ
ーコート法を用いており、予め気泡を脱泡しておいたU
V硬化樹脂12を樹脂フィーダ21から所定圧で押し出
し、CRT20のパネル1表面に塗布する。樹脂12の
塗布量は、樹脂フィーダ21のノズル形状,押出圧,及
びCRT20の搬送速度により決まる。
【0024】続いて、図5の工程では、UV硬化樹脂1
2の表面に、先に説明し図2に例示した構造を有し、パ
ネル1の正面形状に合わせた形状に切断された機能フィ
ルムシート11を被着する。その後、次の図6(a)の
ラミネート工程では、加圧ロール22などを機能フィル
ムシート11表面に所定の押圧力で押し付け、シート面
をスキージ(squeeze) することで、UV硬化樹脂12の
厚みを均一化し、表面に筋や皺が現われないようにす
る。加圧ロール22としては、金属ロール,硬質ゴムロ
ール,ゴムライニング金属ロールなどを使用することが
できる。
【0025】この加圧ロール22によるスキージによ
り、同図(b)に示すように、機能フィルムシート11
下のUV硬化樹脂層12aの厚みdは、例えば0.05
〜2.5mm程度に設定される。また、本発明では、図示
のように、プラスチックフィルム基板14の裏面(接着
面)に導入されているキズ14aが、UV硬化樹脂層1
2a(接着層)で完全に充填される。この場合の接着層
12a及びプラスチックフィルム基板14は、略同一の
屈折率に予め調整してあることから、この接着層12a
によって埋め込まれたキズ14aを通じて反射率が変動
することがなく、この意味でキズの存在を無視すること
ができる。これにより、電子銃4からの電子ビーム8に
より励起された蛍光面5からの光が、このキズ14aに
より曲げられることがなく、画像欠陥が発生しない。更
に、これら12a,14の屈折率をパネル1と略同一に
しておけば、反射防止膜18の特性低下を招くこともな
い。
【0026】次の図7の樹脂硬化工程では、機能フィル
ムシート11の上から、所定の照射光源23を用いて紫
外線を照射し、機能フィルムシート17下のUV硬化樹
脂層12aを硬化させる。照射光源23としては、メタ
ルハライドランプ,高圧水銀ランプ,キセノンランプな
どを使用することができる。
【0027】その後は、図1に示すように、常法に従っ
て、機能フィルムシート11を接地可能に、導電性テー
プ13を機能フィルムシート11の周囲に貼り、当該C
RTを完成させる。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
陰極線管(CRT)の製造方法によれば、主として機能
フィルムシートの製造過程で、その裏面(接着面)に導
入されたキズを、機能フィルムシートの貼着工程におい
て同じ屈折率を有した接着層で埋め込むことができる。
このため、屈折率の変化の面から、このキズの存在を無
視でき、これによる画像欠陥の発生を有効に防止でき
る。また、これら屈折率をパネルガラスと略同一にする
ことで、機能フィルムの一構成膜としての反射防止膜に
よる外光反射の低減を阻害することがない。
【0029】このように、本発明は、プラスチックフィ
ルム基板が軟らかくキズが入り易ので、その裏面のキズ
による影響をなくす目的でなされたものである。しか
し、プラスチックフィルム基板がなく、機能フィルムが
CRTのパネル表面に直接的に形成された構成であって
も、本発明により機能フィルム側の反射率も接着剤と略
同一に調整され、また、一般に、パネルガラスと略同一
に調整されていることが多いことから、上記と同様な効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る陰極線管(CRT)の
概略断面図である。
【図2】図1のCRTの製造に用いられる機能フィルム
シートの概略断面構造図である。
【図3】図1のCRT表面に被膜された反射防止膜(多
層光学薄膜)の分光反射率の一例を示すグラフである。
【図4】本発明の実施形態に係るCRTの製造過程のう
ち、紫外線硬化樹脂の塗布工程を示す概略図である。
【図5】同製造過程のうち、機能フィルムシートの被着
工程を示す概略図である。
【図6】図6(a)は、同製造過程のうち、紫外線硬化
樹脂のラミネート工程を示す概略図である。図6(b)
は、同図(a)のII部を拡大して示す概略断面図であ
る。
【図7】同製造過程のうち、紫外線硬化樹脂層の硬化工
程を示す概略図である。
【符号の説明】
1…パネル(パネルガラス)、2…ファンネル、3…ネ
ック管、4…電子銃、5…色識別マスク、6…蛍光面、
7…磁気シールド、8…電子ビーム、9…テンションバ
ンド、9a…アース線、10…取付耳部、11…機能フ
ィルムシート、12…紫外線硬化樹脂、12a…紫外線
硬化樹脂層(接着層)13…導電テープ,14…プラス
チックフィルム基板、14a…キズ、15…ハードコー
ト層、16…機能フィルム、17…導電膜、18…反射
防止膜、19…防汚膜、20…防爆バンド装着後のCR
T、21…樹脂フィーダ、22…加圧ロール、23…照
射光源。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルガラスの表面に、所定の屈折率及
    び粘度に調整した接着層を塗布した後、反射防止膜を含
    む膜を積層させてなる光透過性の機能フィルムを、上記
    接着層を介してパネルガラス表面に貼着する陰極線管の
    製造方法であって、 前記接着層の屈折率を、機能フィルム側の接着面と略同
    一にしながら、該接着面についたキズを接着層により埋
    込み可能に、前記接着層の屈折率及び粘度の調整、機能
    フィルムの貼着を行うことを特徴とする陰極線管の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記機能フィルムは、前記パネルガラス
    と略同一の屈折率を有したプラスチックフィルム基板上
    に形成されているとともに、 前記接着面は、上記プラスチックフィルム基板の、機能
    フィルムが形成されていない裏面である請求項1に記載
    の陰極線管の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記接着層は、紫外線硬化樹脂からな
    り、前記粘度調整では、該紫外線硬化樹脂の粘度を20
    00cps以下にする請求項1に記載の陰極線管の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記接着層は、紫外線硬化樹脂からな
    り、前記粘度調整では、該紫外線硬化樹脂の粘度を20
    00cps以下にする請求項2に記載の陰極線管の製造
    方法。
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