JPH09274636A - 光学情報読取装置 - Google Patents

光学情報読取装置

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Publication number
JPH09274636A
JPH09274636A JP8084247A JP8424796A JPH09274636A JP H09274636 A JPH09274636 A JP H09274636A JP 8084247 A JP8084247 A JP 8084247A JP 8424796 A JP8424796 A JP 8424796A JP H09274636 A JPH09274636 A JP H09274636A
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JP8084247A
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English (en)
Inventor
Akihito Hazama
明仁 硲
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Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読取対象となるコードに対して読取安定度の
高い状態に容易に設置可能な光学情報読取装置を提供す
ることである。 【解決手段】 2次元データデコード手段5の方向・位
置判別部51は、記憶手段に記憶された2次元データの
データ領域の方向および位置を判別する。2値化データ
抽出部52は、その判別結果に基づいて2次元データの
データ領域から2値化データを抽出する。誤り検出訂正
部53は、2値化データに含まれる誤り訂正符号により
2値化データの誤りを検出し、誤りがある場合にその誤
りを訂正し、誤り位置および誤り訂正個数を記憶部54
に記憶させる。デコード部55は、2値化データに含ま
れる符号化データをデコードし、コード情報を読み取
る。表示・出力処理部56は、誤り訂正率、誤り訂正個
数等の誤り訂正情報をコード情報とともに表示手段およ
び出力手段に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元コードまた
は2次元バーコードからコード情報を読み取る光学情報
読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、バーコードからバーコード情
報を読み取るためにバーコード読取装置が用いられてい
る。バーコード読取装置では、バーコードに光を照射
し、その反射光を受光することにより、バーコードの幅
情報を時間情報に変換した後、この時間情報を数値化
し、2値化データとしてメモリに格納し、メモリに格納
された2値化データを復号(デコード)してバーコード
情報を読み取る。
【0003】このようなバーコード読取装置では、その
バーコード読取装置を読取対象となるバーコードに対し
て読取安定度の高い位置に設置できるように、デコード
試行回数およびデコード成功回数またはデコード成功率
(デコード試行回数に対するデコード成功回数の割合)
を読取安定度として発光ダイオード(LED)や液晶表
示装置(LCD)等の表示装置に表示することが行われ
ている。また、デコード成功回数またはデコード成功率
が所定の値よりも少なくなった場合にブザー等を用いて
警報を発生したり、警報信号を読み取られたバーコード
情報に付加してシリアル通信によりホストコンピュー
タ、プログラマブルコントローラ等の外部機器に送信す
ることも行われている。
【0004】近年、コードに付与される情報量を増加さ
せるために、情報密度がバーコードよりも高い2次元コ
ードまたは2次元バーコードが使用されるようになって
いる。それらの2次元コードまたは2次元バーコードで
は、情報密度を高くすることができるので、小さな領域
に多量の情報を印字することや、数千バイトもの大きな
情報量を扱うことも可能となる。
【0005】図13は2次元コードの一例を示す図であ
る。図13の2次元コードは、3つの切り出しシンボル
SYおよびデータ領域DRにより構成される。切り出し
シンボルSYはデータ領域DRの位置および方向を判別
するために用いられる。データ領域DRには複数のキャ
ラクタCHが含まれ、各キャラクタCHは例えば8個の
セルSLからなる。各キャラクタCHは、例えば数字、
英文字、記号等を表わしている。
【0006】図14は2次元バーコードの一例を示す図
である。図14に示すように、2次元バーコードは、通
常のバーコードのトランケーション(高さ)を小さくし
て多段に構成したものである。
【0007】このような2次元コードおよび2次元バー
コードでは、通常のバーコードのトランケーションに相
当する寸法が小さく、印字密度が高いので、コードに
「汚れ」や「欠け」があるとデコードが不可能になる可
能性が高い。そのため、2次元コードや2次元バーコー
ドでは、必ず誤り訂正技術が用いられる。このような2
次元コードや2次元バーコードでは、この誤り訂正技術
を用いることにより通常のバーコードに比べて誤読率が
格段に低く、信頼性が高いという特徴がある。
【0008】図15は図13の2次元コードのデータ領
域に含まれる全キャラクタの構成を示す図である。図1
5に示すように、全キャラクタには、コード情報および
誤り訂正符号が含まれる。コード情報は複数のデータキ
ャラクタDCからなり、誤り訂正符号は複数の誤り訂正
キャラクタECからなる。データ領域に含まれる全キャ
ラクタのうち誤り訂正符号により誤り訂正可能なキャラ
クタ数は、誤り訂正符号の長さにより定まる。誤り訂正
符号の長さを長くすれば、誤り訂正可能なキャラクタ数
は多くなるが、コード情報の長さが短くなる。逆に、誤
り訂正符号の長さを短くすると、コード情報の長さは長
くなるが、誤り訂正可能なキャラクタ数は少なくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような2次元コー
ドや2次元バーコードのための光学情報読取装置を読取
安定度の高い適切な位置に設置する場合、読取安定度を
従来のバーコード読取装置のようにデコード成功回数や
デコード成功率で表しただけでは不十分となる。すなわ
ち、2次元コードや2次元バーコードのための光学情報
読取装置では、コードに「汚れ」や「欠け」がある場合
でも、誤りの個数が誤り訂正可能なキャラクタ数よりも
少ない限り、誤り訂正符号を用いて誤りが訂正され、コ
ード情報のデコードが正常に行われる。したがって、誤
り訂正符号を用いて誤り訂正が可能な場合には、誤り訂
正された個数の多少に関わらずデコード成功率は常に1
00%となる。デコード成功率が100%となるように
光学情報読取装置を設置していても十分に安定な状態で
読み取りが行われているか否かを把握することができな
い。
【0010】誤りの個数が誤り訂正可能なキャラクタ数
を越えると、突然コード情報の読み取りが不可能とな
る。したがって、光学情報読取装置の位置が僅かにずれ
たり、光量が僅かに低下しただけでも読み取りができな
くなるという事態が生じる。
【0011】本発明の目的は、読取対象となるコードに
対して読取安定度の高い状態に容易に設置可能な光学情
報読取装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る光学情報読取装置は、読取対象となるコード
に光を照射する光照射手段と、光照射手段により光が照
射されたコードからの反射光を受光して符号化データお
よび誤り訂正符号を含む2値化データに変換する変換手
段と、変換手段により得られた2値化データに誤りが存
在する場合に誤り訂正符号に基づいてその誤りを訂正す
る誤り訂正手段と、誤り訂正手段から出力された2値化
データ内の符号化データを復号し、コード情報を読み取
る復号手段と、誤り訂正手段により訂正された誤りの程
度を表す情報を表示または出力する手段とを備えたもの
である。
【0013】第2の発明に係る光学情報読取装置は、第
1の発明に係る光学情報読取装置において、誤りの程度
を表す情報が、2値化データ内で訂正された誤りの個数
またはその誤りの個数に関する演算結果を表すものであ
る。
【0014】第3の発明に係る光学情報読取装置は、第
1の発明に係る光学情報読取装置において、誤りの程度
を表す情報が、2値化データ内で誤り訂正符号により訂
正可能な誤りの個数に対する訂正された誤りの個数の割
合またはその割合に関する演算結果を表すものである。
【0015】第4の発明に係る光学情報読取装置は、第
1、第2または第3の発明に係る光学情報読取装置の構
成において、光照射手段、変換手段、誤り訂正手段およ
び復号手段による測定動作を複数回数繰り返す測定サイ
クルを設定された回数繰り返し実行する制御手段をさら
に備え、表示または出力する手段は、測定サイクルごと
に誤りの程度を表す情報を表示または出力するものであ
る。
【0016】第5の発明に係る光学情報読取装置は、第
1、第2または第3の発明に係る光学情報読取装置の構
成において、光照射手段、変換手段、誤り訂正手段およ
び復号手段による測定動作を複数回数繰り返す測定サイ
クルを測定の停止が指令されるまで繰り返し実行する制
御手段をさらに備え、表示または出力する手段は、測定
サイクルごとに誤りの程度を表す情報を表示または出力
するものである。
【0017】第1〜第5の発明に係る光学情報読取装置
においては、読取対象となるコードに光が照射され、そ
の反射光が受光されて符号化データおよび誤り訂正符号
を含む2値化データに変換される。さらに、その2値化
データに誤りが存在する場合には誤り訂正手段によりそ
の誤りが訂正される。そして、誤り訂正手段から出力さ
れた2値化データ内の符号化データを復号することによ
りコード情報が読み取られる。また、誤り訂正手段によ
り訂正された誤りの程度を表す情報が表示または出力さ
れる。
【0018】したがって、符号化データの復号時に、誤
り訂正手段により訂正されている誤りの程度を認識する
ことができ、それにより誤り訂正符号による誤り訂正の
余裕度を知ることができる。その結果、光学情報読取装
置を読取安定度の高い状態に容易に設置することができ
る。
【0019】特に、第2の発明に係る光学情報読取装置
においては、誤り訂正符号による誤り訂正の余裕度を訂
正された誤りの個数またはその誤りの個数に関する演算
結果に基づいて把握することが可能となる。
【0020】また、第3の発明に係る光学情報読取装置
においては、誤り訂正符号による誤り訂正の余裕度を訂
正可能な誤りの個数に対する訂正された誤りの個数の割
合またはその割合に関する演算結果に基づいて把握する
ことが可能となる。
【0021】さらに、第4の発明に係る光学情報読取装
置においては、測定動作を複数回繰り返す測定サイクル
が設定された回数繰り返し実行され、測定サイクルごと
に誤りの程度を表す情報が表示または出力される。した
がって、誤りの程度を表す情報が自動的に更新される。
【0022】また、第5の発明に係る光学情報読取装置
においては、測定動作を複数回繰り返す測定サイクルが
測定の停止が指令されるまで繰り返し実行され、測定サ
イクルごとに誤りの程度を表す情報が表示または出力さ
れる。したがって、誤りの程度を表す情報が自動的に更
新される。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例による光
学情報読取装置の構成を示すブロック図である。この光
学情報読取装置は、2次元コードまたは2次元バーコー
ドからコード情報を読み取るために用いられる。以下、
2次元コードおよび2次元バーコードを総称してコード
と呼ぶ。
【0024】図1の光学情報読取装置は、光源1、光学
系2、2次元撮像手段3、記憶手段4、2次元データデ
コード手段5、表示手段6、出力手段7および制御手段
8を含む。光源1、光学系2および2次元撮像手段3
は、例えばCCDカメラまたはイメージスキャナにより
構成され、記憶手段4はメモリからなる。表示手段6
は、液晶表示装置(LCD)、発光ダイオード(LE
D)等からなり、出力手段7は、通信インタフェースか
らなる。制御手段8はCPU(中央演算処理装置)から
なる。
【0025】光源1は、測定対象となるコード100に
光を照射する。光学系2はコード100からの反射光を
受光し、2次元撮像手段3に与える。2次元撮像手段3
は、光学系2から与えられた光を電気信号に変換し、2
次元データとして記憶手段4に与える。記憶手段4は、
2次元撮像手段3から与えられた2次元データを記憶す
る。
【0026】2次元データデコード手段5は、記憶手段
4に記憶された2次元データをデコードしてコード情報
を読み取り、そのコード情報を誤り訂正率、誤り訂正個
数等の誤り訂正の程度を表す情報(以下、誤り訂正情報
と呼ぶ。)とともに表示手段6および出力手段7に出力
する。2次元データデコード手段5の詳細な構成および
動作は後述する。
【0027】表示手段6は、2次元データデコード手段
5から与えられたコード情報および誤り訂正情報を表示
する。出力手段7は、2次元データデコード手段5から
与えられたコード情報および誤り訂正情報をプリンタ、
レーザマーカ等の印字装置またはホストコンピュータ、
プログラマブルコントローラ等の外部機器に送信する。
制御手段8は、光学情報読取装置の全体の制御を行う。
この制御手段8には、動作モードを設定するためのモー
ド設定信号MDが入力される。
【0028】本実施例では、光源1が光照射手段を構成
し、光学系2および2次元撮像手段3が変換手段を構成
する。また、記憶手段4および2次元データデコード手
段5が誤り訂正手段および復号手段を構成する。さら
に、表示手段6および出力手段7が表示または出力手段
を構成する。
【0029】図2は図1の2次元データデコード手段5
の詳細な構成を示すブロック図である。図2に示すよう
に、2次元データデコード手段5は、方向・位置判別部
51、2値化データ抽出部52、誤り検出訂正部53、
記憶部54、デコード部55および表示・出力処理部5
6を含む。
【0030】図3は図2の2次元データデコード手段5
の動作を示すフローチャートである。また、図4は2値
化データの構成を示す図である。以下、図3および図4
を参照しながら図2の2次元データデコード手段5の動
作を説明する。
【0031】まず、方向・位置判別部51は、図1の記
憶手段4に記憶された2次元データから切り出しシンボ
ルを検出し(ステップS1)、その切り出しシンボルに
基づいて2次元データのデータ領域の方向および位置を
判別する(ステップS2)。
【0032】2値化データ抽出部52は、方向・位置判
別部51の判別結果に基づいて、2次元データのデータ
領域から2値化データを抽出する(ステップS3)。こ
こで、2値化データは、図4に示すように、符号化デー
タDおよび誤り訂正符号Eを含む。以下、誤り訂正符号
Eにより訂正可能な誤りの個数を誤り訂正可能個数と呼
ぶ。
【0033】誤り検出訂正部53は、2値化データ抽出
部52により抽出された2値化データに含まれる誤り訂
正符号Eにより2値化データの誤りを検出する(ステッ
プS4)。誤りがある場合には(ステップS5)、誤り
検出訂正部53は、2値化データの誤りを訂正し(ステ
ップS6)、誤り位置および誤り訂正個数を記憶部54
に記憶させる(ステップS7)。誤りがない場合には
(ステップS5)、誤り訂正個数0を記憶部54に記憶
させる(ステップS8)。
【0034】デコード部55は、誤り検出訂正部53か
ら出力される2値化データに含まれる符号化データDを
デコードし、コード情報を読み取る(ステップS9)。
記憶部54に記憶された誤り位置および誤り訂正個数な
らびにデコード部55により読み取られたコード情報は
表示・出力処理部56に出力される。表示・出力処理部
56は、後述する演算処理を行い、誤り訂正率、誤り訂
正個数等の誤り訂正情報をコード情報とともに図1の表
示手段6および出力手段7に与える。図1の表示手段6
は、コード情報を誤り訂正情報とともに表示する。
【0035】図5は図1の表示手段6による第1の表示
例を示す図である。図5において、表示部60はLCD
パネルからなり、表示領域a,b,c,dを含む。表示
領域aには、図2のデコード部55により読み取られた
コード情報が表示され、表示領域bには、デコード成功
率が表示される。また、表示領域cには、(1−誤り訂
正率の最大値)がパーセントで表示され、表示領域dに
は、(1−誤り訂正率の最小値)がパーセントで表示さ
れる。ここで、デコード成功率とは、全デコード回数に
対するデコード成功回数の割合であり、誤り訂正率と
は、誤り訂正可能個数に対する誤り訂正個数(実際に訂
正された誤りの個数)の割合である。
【0036】図6は図1の表示手段6による第2の表示
例を示す図である。図6において、表示部61はLCD
パネルからなり、表示領域a,e,f,gを含む。表示
領域aには、図2のデコード部55により読み取られた
コード情報が表示され、表示領域eには、デコード成功
回数が表示される。また、表示領域fには、誤り訂正個
数の最小値が表示され、表示領域gには、誤り訂正個数
の最大値が表示される。
【0037】図7は図1の表示手段6による第3の表示
例を示す図である。図7において、表示部62は複数の
LED71,72,73,74,75が直線状に配列さ
れてなる。図2の誤り検出訂正部53による誤り訂正率
が0から20%未満の場合にはLED71が点灯し、2
0から40%未満の場合にはLED71,72が点灯
し、40から60%未満の場合にはLED71〜73が
点灯し、60から80%未満の場合にはLED71〜7
4が点灯し、80から100%の場合にはLED71〜
75が点灯する。
【0038】このように、表示手段6の表示により誤り
訂正符号による誤り訂正の余裕度を知ることができるの
で、光学情報読取装置を読取安定度の高い状態に容易に
設置することが可能となる。
【0039】次に、図8および図9のフローチャートを
参照しながら図1の光学情報読取装置における第1テス
トモードの動作を説明する。この第1テストモードで
は、静止状態のコード100を測定する。この場合、予
めテスト回数を設定しておく。
【0040】まず、図1の制御手段8は、モード設定信
号MDにより動作モードが第1テストモードに設定され
ているか否かを判別する(図8のステップS11)。第
1テストモードに設定されている場合には、誤り位置お
よび誤り訂正個数を「記憶する」に設定する(ステップ
S12)。それにより、後のデコード処理(図3参照)
において、誤り検出訂正部53により記憶部54に誤り
位置および誤り訂正個数が記憶される。そして、デコー
ド回数Nを0に初期化する(ステップS13)。
【0041】その後、デコード回数Nに1を加え(ステ
ップS14)、測定動作を行う(ステップS15)。測
定動作では、光源1がコード100に光を照射し、光学
系2がその反射光を受光し、2次元撮像手段3が光学系
2により与えられた光を電気信号に変換して2次元デー
タとして記憶手段4に記憶させる。そして、2次元デー
タデコード手段5により図3に示したデコード処理を行
う(ステップS16)。
【0042】デコード回数Nが1の場合には(図9のス
テップS17)、前回コード情報を図2のデコード部5
5によるデコード結果(コード情報)に設定し(ステッ
プS18)、デコード成功回数Mを1に設定する(ステ
ップS19)。また、誤り訂正個数Aを誤り検出訂正部
53により記憶部54に記憶された誤り訂正個数に設定
し(ステップS20)、最大値MAXを誤り訂正個数A
に設定し(ステップS21)、かつ最小値MINを誤り
訂正個数Aに設定する(ステップS22)。
【0043】そして、デコード回数Nが予め設定された
テスト回数以上であるか否かを判別する(ステップS2
3)。デコード回数Nがテスト回数よりも少ない場合に
は、図8のステップS14に戻り、ステップS15の測
定動作およびステップS16のデコード処理を行う。
【0044】図9のステップS17でデコード回数Nが
2以上の場合には、前回コード情報と今回のデコード結
果を比較する(ステップS24)。前回コード情報とデ
コード結果が一致する場合には、デコード成功回数Mに
1を加える(ステップS25)。前回コード情報とデコ
ード結果が一致しない場合には、前回コード情報を今回
のデコード結果に更新し(ステップS26)、デコード
成功回数Mを1に設定する(ステップS27)。読み取
りエラーが発生した場合には、デコード成功回数Mを更
新しない(ステップS28)。
【0045】次に、誤り訂正個数Aを誤り検出訂正部5
3により記憶部54に記憶された誤り訂正個数に更新す
る(ステップS29)。誤り訂正個数Aが最大値MAX
よりも多い場合には最大値MAXを誤り訂正個数Aに更
新し(ステップS30)、誤り訂正個数Aが最小値MI
Nよりも少ない場合には最小値MINを誤り訂正個数A
に更新する(ステップS31)。
【0046】上記のステップS14〜S31の処理をデ
コード回数Nがテスト回数と等しくなるまで繰り返し実
行する。デコード回数Nがテスト回数に等しくなると
(ステップS23)、誤り訂正情報およびコード情報を
表示手段6により表示するとともに、出力手段7により
印字装置または外部機器に出力する(ステップS3
2)。
【0047】ここで、図5のデコード成功率はM/Nで
表され、誤り訂正率の最大値はMAX/誤り訂正可能個
数で表され、誤り訂正率の最小値はMIN/誤り訂正可
能個数で表される。また、図6のデコード成功回数はM
で表され、誤り訂正個数の最大値はMAXで表され、誤
り訂正個数の最小値はMINで表される。さらに、図7
の誤り訂正率はA/誤り訂正可能個数で表される。
【0048】テストモードを終了しない場合には(ステ
ップS33)、図8のステップS13に戻り、ステップ
S13〜S32の処理を繰り返す。テストモードが終了
すると(ステップS33)、誤り位置および誤り訂正個
数を「記憶しない」に設定する(ステップS34)。
【0049】上記の第1のテストモードでは、テストモ
ードを終了しない限り、測定動作、デコード処理ならび
に誤り訂正情報およびコード情報の表示および出力を自
動的に繰り返し行う。
【0050】次に、図10、図11および図12のフロ
ーチャートを参照しながら図1の光学情報読取装置にお
ける第2テストモードの動作を説明する。この第2テス
トモードでは、移動するコード100を測定する。
【0051】まず、図1の制御手段8は、モード設定信
号MDにより動作モードが第2テストモードに設定され
ているか否かを判別する(図10のステップS41)。
第2テストモードに設定されている場合には、誤り位置
および誤り訂正個数を「記憶する」に設定する(ステッ
プS42)。それにより、後のデコード処理(図3参
照)において、誤り検出訂正部53により記憶部54に
誤り位置および誤り訂正個数が記憶される。そして、デ
コード成功回数Mを0に初期化し(ステップS43)、
連続エラー回数Pを0に初期化する(ステップS4
4)。
【0052】その後、上述した測定動作を行い(図11
のステップS45)、デコード処理を行う(ステップS
46)。デコードが成功した場合には、連続エラー回数
Pを0に初期化し(ステップS47)、デコード成功回
数Mが0であるか否かを判別する(ステップS48)。
【0053】デコード成功回数Mが0の場合には、前回
コード情報をデコード部55によるデコード結果に設定
し(ステップS49)、誤り訂正個数Aを誤り検出訂正
部53により記憶部54に記憶された誤り訂正個数に設
定する(ステップS50)。また、最大値MAXを誤り
訂正個数Aに設定し(ステップS51)、最小値MIN
を誤り訂正個数Aに設定する(ステップS52)。そし
て、デコード成功回数Mを1に更新し(ステップS5
3)、図12のステップS54に進む。
【0054】ステップS54でテストモードを終了しな
い場合には、図11のステップS45に戻り、測定動作
およびステップS46のデコード処理を行う。ステップ
S48でデコード成功回数Mが2以上の場合には、前回
コード情報と今回のデコード結果を比較する(ステップ
S55)。前回コード情報とデコード結果が一致した場
合には、誤り訂正個数Aを誤り検出訂正部53により記
憶部54に記憶された誤り訂正個数に更新する(ステッ
プS56)。誤り訂正個数Aが最大値MAXよりも多い
場合には最大値MAXを誤り訂正個数Aに更新し(ステ
ップS57)、誤り訂正個数Aが最小値MINよりも少
ない場合には最小値MINを誤り訂正個数Aに更新する
(ステップS58)。そして、デコード成功回数Mに1
を加え(ステップS59)、図12のステップS54に
進む。
【0055】図11のステップS55で前回コード情報
とデコード結果が一致しない場合には、誤り訂正情報お
よびコード情報を表示手段6に表示するとともに出力手
段7により印字装置または外部機器に出力する(ステッ
プS60)。そして、前回コード情報をデコード結果に
更新し(ステップS61)、デコード成功回数Mを1に
設定し(ステップS62)、図12のステップS54に
進む。
【0056】図11のステップS46で読み取りエラー
が発生した場合には、前回コード情報があるか否かを判
別する(図12のステップS63)。前回コード情報が
ある場合には、連続エラー回数Pが予め定められた連続
エラー許容回数よりも多いか否かを判別する(ステップ
S64)。連続エラー回数Pが連続エラー許容回数より
も多い場合には、連続エラー回数Pを0に初期化し(ス
テップS65)、誤り訂正情報およびコード情報を表示
手段6により表示するとともに出力手段7により印字装
置または外部機器に出力する(ステップS66)。そし
て、前回コード情報を「無し」に設定し(ステップS6
7)、ステップS54に進む。
【0057】ステップS64で連続エラー回数Pが連続
エラー許容回数以下の場合には、連続エラー回数Pに1
を加え(ステップS68)、ステップS54に進む。ま
た、ステップS63で前回コード情報がない場合には、
ステップS54に進む。
【0058】ステップS54でテストモードが終了する
まで、上記の測定動作、デコード処理ならびに誤り訂正
情報およびコード情報の表示および出力を繰り返し行
う。テストモードが終了すると(ステップS54)、前
回コード情報があるか否かを判別する(ステップS6
9)。前回コード情報がある場合には、誤り訂正情報お
よびコード情報を表示手段6により表示するとともに出
力手段7により印字装置または外部機器に出力する(ス
テップS70)。その後、誤り位置および誤り訂正個数
を「記憶しない」に設定する(ステップS71)。
【0059】上記の第2テストモードにおいては、テス
トモードを終了しない限り、読み取られたコード情報が
更新されるごとに、誤り訂正情報およびコード情報の表
示および出力が行われる。また連続エラー回数Pが連続
エラー許容回数を越えた場合にも、誤り訂正情報および
コード情報の表示および出力が行われる。したがって、
移動するコード100の通過が完了したことを判定する
ことができる。このとき、デコード成功回数Mにより移
動するコード100がどの程度のデコード回数で読み取
られているかを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光学情報読取装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の光学情報読取装置における2次元データ
デコード手段の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図2の2次元データデコード手段5によるデコ
ード処理を示すフローチャートである。
【図4】図2の2次元データデコード手段における2値
化データ抽出部により抽出される2値化データの構成を
示す図である。
【図5】図1の光学情報読取装置における表示手段によ
る第1の表示例を示す図である。
【図6】図1の光学情報読取装置における表示手段によ
る第2の表示例を示す図である。
【図7】図1の光学情報読取装置における表示手段によ
る第3の表示例を示す図である。
【図8】図1の光学情報読取装置における第1テストモ
ードの動作を示すフローチャートである。
【図9】図1の光学情報読取装置における第1テストモ
ードの動作を示すフローチャートである。
【図10】図1の光学情報読取装置における第2テスト
モードの動作を示すフローチャートである。
【図11】図1の光学情報読取装置における第2テスト
モードの動作を示すフローチャートである。
【図12】図1の光学情報読取装置における第2テスト
モードの動作を示すフローチャートである。
【図13】2次元コードの一例を示す図である。
【図14】2次元バーコードの一例を示す図である。
【図15】図13の2次元コードのデータ領域における
全キャラクタの構成および誤り訂正可能なキャラクタ数
を示す図である。
【符号の説明】
1 光源 2 光学系 3 2次元撮像手段 4 記憶手段 5 2次元データデコード手段 6 表示手段 7 出力手段 51 方向・位置判別部 52 2値化データ抽出部 53 誤り検出訂正部 54 記憶部 55 デコード部 56 表示・出力処理部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取対象となるコードに光を照射する光
    照射手段と、 前記光照射手段により光が照射されたコードからの反射
    光を受光して符号化データおよび誤り訂正符号を含む2
    値化データに変換する変換手段と、 前記変換手段により得られた2値化データに誤りが存在
    する場合に前記誤り訂正符号に基づいて前記誤りを訂正
    する誤り訂正手段と、 前記誤り訂正手段から出力された2値化データ内の符号
    化データを復号し、コード情報を読み取る復号手段と、 前記誤り訂正手段により訂正された誤りの程度を表す情
    報を表示または出力する手段とを備えたことを特徴とす
    る光学情報読取装置。
  2. 【請求項2】 前記誤りの程度を表す情報は、2値化デ
    ータ内で訂正された誤りの個数または前記誤りの個数に
    関する演算結果を表すことを特徴とする請求項1記載の
    光学情報読取装置。
  3. 【請求項3】 前記誤りの程度を表す情報は、2値化デ
    ータ内で前記誤り訂正符号により訂正可能な誤りの個数
    に対する訂正された誤りの個数の割合または前記割合に
    関する演算結果を表すことを特徴とする請求項1記載の
    光学情報読取装置。
  4. 【請求項4】 前記光照射手段、前記変換手段、前記誤
    り訂正手段および前記復号手段による測定動作を複数回
    繰り返す測定サイクルを設定された回数繰り返し実行す
    る制御手段をさらに備え、 前記表示または出力する手段は、前記測定サイクルごと
    に前記誤りの程度を表す情報を表示または出力すること
    を特徴とする請求項1、2または3記載の光学情報読取
    装置。
  5. 【請求項5】 前記光照射手段、前記変換手段、前記誤
    り訂正手段および前記復号手段による測定動作を複数回
    繰り返す測定サイクルを測定の停止が指令されるまで繰
    り返し実行する制御手段をさらに備え、 前記表示または出力する手段は、前記測定サイクルごと
    に前記誤りの程度を表す情報を表示または出力すること
    を特徴とする請求項1、2または3記載の光学情報読取
    装置。
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