JPH09274249A - 撮像装置用ミラーのバウンド防止機構 - Google Patents

撮像装置用ミラーのバウンド防止機構

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JPH09274249A
JPH09274249A JP8108405A JP10840596A JPH09274249A JP H09274249 A JPH09274249 A JP H09274249A JP 8108405 A JP8108405 A JP 8108405A JP 10840596 A JP10840596 A JP 10840596A JP H09274249 A JPH09274249 A JP H09274249A
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JP
Japan
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mirror
inertial
shaft
center
receiver
Prior art date
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Pending
Application number
JP8108405A
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English (en)
Inventor
Naoki Kitaoka
直樹 北岡
Yasuaki Miura
康晶 三浦
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Publication of JPH09274249A publication Critical patent/JPH09274249A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他部品の配置に影響を与えることなく、重心
から回転中心まで距離を大きくとったバランサー機構を
提供する。 【解決手段】 観察位置と撮影位置との間を移動可能な
ミラー部材(1)と、ミラー部材を所定回動角に位置規
制するミラー受け部材(22、25)と、ミラー部材と
の衝突時に回動し、ミラー部材の運動量を吸収する慣性
体(22c)とを有し、ミラー受け部材(22、25)
と慣性体(22c)とを一部品で構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミラーダウン時の
ミラーのバウンド現象を減少させる撮像装置用ミラーの
バウンド防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のクイックリターン方式のミラーを
採用するカメラにおいて、ミラーダウン時に生じるミラ
ーのバウンド現象を減少させる機構が特開昭61−27
8831号公報や特開昭63−103222号公報で開
示されている。
【0003】図2は、従来の一眼レフカメラのミラーボ
ックス周りを示す斜視図である。L字形ミラーボックス
51は、L字形をしており、不図示のI字形ミラーボッ
クスと一対でミラーボックスを構成する。L字形ミラー
ボックス51は鋳物製であり、その側壁面に沿って機械
部品配置用の金属製基板52が不図示のビスで固定され
ている。L字形ミラーボックス51と基板52の間に
は、取付用の台座51a〜51c以外の部分では隙間が
開いている。
【0004】主ミラー1は、不図示のファインダーを通
して被写体を観察可能な位置に設けられる。主ミラー1
は半透明部を有し、主ミラー保持枠2に固定されてい
る。3および4は支持部材であって、主ミラー保持枠2
と一体になっている。支持部材3には軸6およびピン7
が固定されている。支持部材3には、軸5(図2の右
側)に対応する位置に穴55が開いている。
【0005】支持部材4には、軸8、支持部材3に固定
されている軸6に対応する不図示の軸9、およびピン1
0とが、固定されている。軸8は穴55と同軸上にあ
り、軸8は不図示のカメラ本体に支持されている。穴5
5は、基板52に固定された軸5によって支持されてい
る。
【0006】サブミラー11は、サブミラー保持枠12
に固定されている。13はサブミラー支持部材でサブミ
ラー保持枠12と一体になっている。サブミラー支持部
材13は、軸6の回りに回動可能に軸支されている。ピ
ン15はサブミラー支持部材13に固定されている。こ
のピン15とピン7との間にトグルバネ16が掛けてあ
る。
【0007】偏心ピン21は、基板52に調整可能に取
り付けられている。主ミラー受け22は、L字形ミラー
ボックス51と基板52の間のスペースに、軸18の回
りに回動可能に取り付けられ、慣性レバー23は基板5
2を挟んで主ミラー受け22とは反対側に、軸18の回
りに主ミラー受け22と一体に回転するように取り付け
られている。慣性レバー23には必要な慣性を得るため
に、重り27が固定されている。主ミラー受け22の腕
22aは偏心ピン21と接していて、その先端部にバネ
26の一端が取り付けられている。
【0008】ピン25は主ミラー受け22に固定されて
いて、先端部は主ミラー保持枠2と接触している。主ミ
ラー受け22は円弧状の摩擦面23aを有している。ブ
レーキレバー28は軸17の回りに回動可能に取り付け
られ、接触面28aを有し、先端にはバネ26の他端が
掛けてある。
【0009】バネ26は、主ミラー受け22を軸18の
回りに反時計方向に付勢し、ブレーキレバー28を軸1
7の回りに時計方向に付勢している。この付勢力によっ
て腕22aは偏心ピン21に押し当てられ、接触面28
aは摩擦面23aに押し当てられている。
【0010】ミラー戻しバネ30は、一端がピン7に固
定され、他端が不図示のカメラ本体に固定されている。
この戻しバネ30によって主ミラー1は軸5及び8の回
りに反時計方向に付勢されている。この付勢力によって
主ミラー保持枠2はピン25に押し当てられている。ば
ね26は、ミラー戻しバネ30より強い付勢力を有して
いる。
【0011】基板52上には、絞り認識用ユニット53
が配置されている。絞り認識ユニット53からは、不図
示のレンズの絞り設定機構に追従して動く連動紐54が
レンズ絞り設定機構へと延ばされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
では、バランサーの効果を充分得るために、適正な慣性
質量を持ち、また量産レベルでの慣性質量の安定化をは
かる為に、回転中心から重心位置までの距離をできるだ
け大きくする必要が有る。その為に、慣性レバー23を
大型化すると、慣性レバー23の作動時に回転運動する
範囲が大きくなってしまい、他部品との配置、例えば図
2中の絞り認識ユニット53との関係上限界があるとい
う問題があった。
【0013】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、他部品の配置に影響を与えることなく、重心か
ら回転中心まで距離を大きくとったバランサー機構を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の撮像装置用ミラーのバウンド防止機構は、
観察位置と撮影位置との間を移動可能なミラー部材
(1)と、ミラー部材を所定回動角に位置規制するミラ
ー受け部材(22、25)と、ミラー部材との衝突時に
回動し、ミラー部材の運動量を吸収する慣性体(22
c)とを有し、ミラー受け部材(22、25)と慣性体
(22c)とを一部品で構成している。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明による撮像装置用ミラーの
バウンド防止機構の一実施例を示す斜視図である。
【0017】図1において、L字形ミラーボックス51
は、L字形をしており、不図示のI字形ミラーボックス
と一対でミラーボックスを構成する。L字形ミラーボッ
クス51は鋳物製で、その側壁面に沿って機械部品配置
用の金属製基板52が不図示のビスでL字形ミラーボッ
クス51に固定してある。L字形ミラーボックス51と
基板52の間には、取付用の台座51a〜51c以外の
部分で隙間が開いている
【0018】主ミラー1は、不図示のファインダーを通
して被写体を観察可能な位置にある。主ミラー1は半透
明部を有し、主ミラー保持枠2に固定されている。3お
よび4は支持部材であって、主ミラー保持枠2と一体に
なっている。支持部材3には、軸6およびピン7が固定
されている。支持部材3には、軸5に対応する穴55が
開いている。支持部材4には、軸8、支持部材3に固定
されている軸6に対応する不図示の軸9、およびピン1
0が、固定されている。軸8は、穴55と同軸上にあ
る。軸8は、不図示のカメラ本体に支持されている。穴
55は、基板52に固定された軸5によって支持されて
いる。
【0019】サブミラー11は、サブミラー保持枠12
に固定されている。13はサブミラー支持部材で、サブ
ミラー保持枠12と一体になっている。サブミラー支持
部材13は、軸6の回りに回動可能に軸支されている。
ピン15は、サブミラー支持部材13に固定されてい
る。このピン15とピン7との間に、トグルバネ16が
掛けてある。
【0020】偏心ピン21は、基板52に調整可能に取
り付けられている。主ミラー受け22は、L字形ミラー
ボックス51と基板52の間のスペースに、軸18の回
りに回動可能に取り付けられている。主ミラー受け22
は、軸18の回りに大きな慣性を持つことが可能なよう
に、扇形の慣性部22cを有する。主ミラー受け22の
腕22aは偏心ピン21と接していて、その先端部にバ
ネ26の一端が取り付けられている。
【0021】ピン25は主ミラー受け22に固定されて
いて、先端部は主ミラー保持枠2と接触している。主ミ
ラー受け22は円弧状の摩擦面23aを有している。ブ
レーキレバー28は軸17の回りに回動可能に取り付け
られ、接触面28aを有し、先端にはバネ26の他端が
掛けてある。バネ26は主ミラー受け22を軸18の回
りに反時計方向に付勢し、ブレーキレバー28を軸17
の回りに時計方向に付勢している。この付勢力によって
腕22aは偏心ピン21に押し当てられ、接触面28a
は摩擦面23aに押し当てられている。
【0022】ミラー戻しバネ30は一端がピン7に固定
され、他端が不図示のカメラ本体に固定されている。こ
の戻しバネ30によって主ミラー1は、軸5及び8の回
りに反時計方向に付勢されている。この付勢力によって
主ミラー保持枠2は、ピン25に押し当てられている。
ばね26は、ミラー戻しバネ30より強い付勢力を有し
ている。
【0023】基板52上には、絞り認識用ユニット53
が配置されている。絞り認識ユニット53からは、不図
示のレンズの絞り設定機構に追従して動く連動紐54が
レンズ絞り設定機構へと延ばされている。
【0024】主ミラー1がフィルムのへの露光のために
上昇し、露光終了後下降してきた場合の動きについて述
べる。主ミラーが戻しバネ30の力で下降してきて観察
位置に戻った瞬間、ピン25と保持枠2とが衝突する。
ここで主ミラー側の部材の持つ運動量が主ミラー受け側
の部材の運動量として伝わり、主ミラー受け側の部材は
軸18の回りを時計回りに回転する。この衝突によって
主ミラー受け側部材が得た運動エネルギーは、バネ26
のひずみエネルギーとして蓄えられると共に、接触面2
8aと摩擦面23aとの間の摩擦力によって消費され
る。やがて主ミラー受け側部材は時計方向の回転を停止
し、バネ26の付勢力により反時計方向の回転を始め、
最終的に偏心ピン21の規制する位置で運動を停止す
る。
【0025】以上で説明した実施例によれば、主ミラー
受け22自身に軸18の回りに大きな慣性部22Cを持
たせ、L字形ミラーボックス51と基板52の間の隙間
に配置したので、主ミラー受け22自体の、回転中心か
ら重心位置までの距離を大きくすることが可能となり、
量産レベルでの慣性質量の安定化がはかれるとともに、
従来別部品としていた慣性レバー23、重り27が不要
となるので部品点数を削減可能となりコストダウンとな
ると共に、慣性レバー23、重り27が配置されていた
スペースを有効利用することが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明の撮像装置用ミラ
ーのバウンド防止機構によれば、ミラー受け部材(2
2、25)と慣性体(22c)とを一部品で構成するよ
うにしたので、他部品の配置に影響を与えることなく、
重心から回転中心まで距離を大きくとることができ、慣
性質量の安定化が図れる。また、部品点数の削減によ
り、コストダウンを図ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮像装置用ミラーのバウンド防止
機構の一実施例を示す斜視図である。
【図2】従来のミラーのバウンド防止機構の一例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 主ミラー 18 軸 2 主ミラー保持枠 21 偏心
ピン 3 支持部材 22 主ミ
ラー受け 4 支持部材 23 慣性
レバー 5 軸 26 バネ 6 軸 27 重り 8 軸 28 ブレ
ーキレバー 9 軸 30 バネ 10 ピン 51 L
字形ミラーボックス 11 サブミラー 52 基
板 12 サブミラー保持枠 53 絞
り認識ユニット 13 サブミラー支持部材 54 連
動紐 15 ピン 55 穴 16 トグルバネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】観察位置と撮影位置との間を移動可能なミ
    ラー部材と、 前記ミラー部材を所定回動角に位置規制するミラー受け
    部材と、 前記ミラー部材との衝突時に回動し、前記ミラー部材の
    運動量を吸収する慣性体とを有し、 前記ミラー受け部材と前記慣性体とを一部品で構成した
    ことを特徴とする撮像装置用ミラーのバウンド防止機
    構。
  2. 【請求項2】前記ミラーを収容するミラーボックスと、 前記ミラーを軸支する支持部材と、 前記ミラーボックスに固定され、前記支持部材を固定す
    る固定基板とを更に具備し、 前記ミラー受け部材と前記慣性体とを一部品で構成した
    部材を、前記ミラーボックスと前記固定基板の間に配置
    したことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置のバウ
    ンド防止機構。
  3. 【請求項3】前記慣性体の回転運動を制動する制動部材
    とを更に具備することを特徴とする請求項1に記載の撮
    像装置のバウンド防止機構。
JP8108405A 1996-04-04 1996-04-04 撮像装置用ミラーのバウンド防止機構 Pending JPH09274249A (ja)

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