JPH09273832A - 吸収式冷凍機 - Google Patents
吸収式冷凍機Info
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- JPH09273832A JPH09273832A JP8079929A JP7992996A JPH09273832A JP H09273832 A JPH09273832 A JP H09273832A JP 8079929 A JP8079929 A JP 8079929A JP 7992996 A JP7992996 A JP 7992996A JP H09273832 A JPH09273832 A JP H09273832A
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- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部分負荷時などに吸収液濃度を低下させるこ
とを可能にする。 【解決手段】 凝縮器3に設けられた凝縮器熱交換器7
の下方に冷媒液溜3Aを形成し、この冷媒液溜3Aを冷
媒液貯留部31と冷媒液流出部33とに仕切る堰34を
冷媒液溜3Aに設け、この堰34に上下方向のスリット
35を形成する。部分負荷時あるいは、部分負荷時で冷
却水温度が低下しているときには、冷媒液貯留部31に
溜まっていた冷媒液を堰34の開口35を介して凝縮器
3から流出させ、その分吸収液の濃度を低下させること
が可能になる。
とを可能にする。 【解決手段】 凝縮器3に設けられた凝縮器熱交換器7
の下方に冷媒液溜3Aを形成し、この冷媒液溜3Aを冷
媒液貯留部31と冷媒液流出部33とに仕切る堰34を
冷媒液溜3Aに設け、この堰34に上下方向のスリット
35を形成する。部分負荷時あるいは、部分負荷時で冷
却水温度が低下しているときには、冷媒液貯留部31に
溜まっていた冷媒液を堰34の開口35を介して凝縮器
3から流出させ、その分吸収液の濃度を低下させること
が可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸収式冷凍機に関し、特
に、凝縮器の冷媒液溜に堰を設けた吸収式冷凍機に関す
る。
に、凝縮器の冷媒液溜に堰を設けた吸収式冷凍機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭62−91761号公報に
は、凝縮器に冷媒液が溢流可能なように堰を設け、冷房
運転時には、冷媒液が凝縮器から堰を溢れて冷媒液管を
介して蒸発器へ流れるようにした吸収式冷温水機が開示
されている。また、冷媒液を溜める方法としては、上記
のように凝縮器に堰を設ける方法の他に、冷媒タンクを
設けて冷媒ポンプの運転によってこの冷媒タンクに冷媒
液を溜める方法がある。この方法においては、吸収式冷
凍機が運転しているときには、冷媒ポンプも運転し、冷
媒タンクには常に冷媒液が貯留され、吸収式冷凍機が停
止するときに冷媒ポンプの運転を停止し、貯留されてい
た冷媒液を流出させて吸収液循環路の吸収液濃度を低下
させていた。
は、凝縮器に冷媒液が溢流可能なように堰を設け、冷房
運転時には、冷媒液が凝縮器から堰を溢れて冷媒液管を
介して蒸発器へ流れるようにした吸収式冷温水機が開示
されている。また、冷媒液を溜める方法としては、上記
のように凝縮器に堰を設ける方法の他に、冷媒タンクを
設けて冷媒ポンプの運転によってこの冷媒タンクに冷媒
液を溜める方法がある。この方法においては、吸収式冷
凍機が運転しているときには、冷媒ポンプも運転し、冷
媒タンクには常に冷媒液が貯留され、吸収式冷凍機が停
止するときに冷媒ポンプの運転を停止し、貯留されてい
た冷媒液を流出させて吸収液循環路の吸収液濃度を低下
させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記吸収冷温水機にお
いて、部分負荷時などの再生機での冷媒蒸気の発生量が
少なく、凝縮器に流入したり凝縮器で凝縮した冷媒液の
量が少ないときにも、凝縮器の堰によって凝縮器に溜め
られる冷媒液の量が変化しないため、部分負荷時などの
低濃度での運転が可能なときにも、吸収液の濃度が低下
せず、運転効率が向上しないという問題が発生する。
いて、部分負荷時などの再生機での冷媒蒸気の発生量が
少なく、凝縮器に流入したり凝縮器で凝縮した冷媒液の
量が少ないときにも、凝縮器の堰によって凝縮器に溜め
られる冷媒液の量が変化しないため、部分負荷時などの
低濃度での運転が可能なときにも、吸収液の濃度が低下
せず、運転効率が向上しないという問題が発生する。
【0004】また、上記冷媒タンクを有した吸収式冷凍
機においても、吸収式冷凍機の運転時には、常に冷媒タ
ンクに冷媒液が貯留されており、部分負荷時などの低濃
度での運転が可能なときにも、吸収液の濃度が低下せ
ず、運転効率が向上しないという問題が発生する。本願
発明は、部分負荷時あるいは部分負荷時の冷却水温度の
低下時での低濃度運転を可能にして運転効率を向上する
ことを目的とする。
機においても、吸収式冷凍機の運転時には、常に冷媒タ
ンクに冷媒液が貯留されており、部分負荷時などの低濃
度での運転が可能なときにも、吸収液の濃度が低下せ
ず、運転効率が向上しないという問題が発生する。本願
発明は、部分負荷時あるいは部分負荷時の冷却水温度の
低下時での低濃度運転を可能にして運転効率を向上する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1の発明は、吸収器、再生器、凝縮
器、及び蒸発器を配管接続して冷凍サイクルを構成した
吸収式冷凍機において、凝縮器に設けられた凝縮器熱交
換器の下方に冷媒液溜を形成し、この冷媒液溜を冷媒液
貯留部と冷媒液流出部とに仕切る堰を冷媒液溜に設け、
この堰に上下方向のスリットを形成した吸収式冷凍機を
提供するものであり、部分負荷時、あるいは部分負荷時
の冷却水温度の低下時に、冷媒液貯留部に溜まっていた
冷媒液を堰の開口を介して凝縮器から流出させ、その分
吸収液の濃度を低下させることが可能になる。
するために、請求項1の発明は、吸収器、再生器、凝縮
器、及び蒸発器を配管接続して冷凍サイクルを構成した
吸収式冷凍機において、凝縮器に設けられた凝縮器熱交
換器の下方に冷媒液溜を形成し、この冷媒液溜を冷媒液
貯留部と冷媒液流出部とに仕切る堰を冷媒液溜に設け、
この堰に上下方向のスリットを形成した吸収式冷凍機を
提供するものであり、部分負荷時、あるいは部分負荷時
の冷却水温度の低下時に、冷媒液貯留部に溜まっていた
冷媒液を堰の開口を介して凝縮器から流出させ、その分
吸収液の濃度を低下させることが可能になる。
【0006】また、請求項2の発明は、吸収器、再生
器、凝縮器、及び蒸発器を配管接続して冷凍サイクルを
構成した吸収式冷凍機において、凝縮器に設けられた凝
縮器熱交換器の下方に冷媒液溜を形成し、この冷媒液溜
を冷媒液貯留部と冷媒液流出部とに仕切る堰を冷媒液溜
に設け、この堰に複数の開口を上下方向に形成した吸収
式冷凍機を提供するものであり、部分負荷時あるいは部
分負荷時で冷却水温度が低下したときは、冷媒液貯留部
に溜まっていた冷媒液は開口を介して流出し、貯留され
ている冷媒液の量が少なくなり、少なくなった分吸収液
の循環路へ移るため、吸収液濃度を低下させることが可
能になる。また、冷媒液貯留部の液位の低下に伴い、冷
媒液貯留部から各開口を介して流出する冷媒液の量が段
階的に減少するため、負荷の減少に伴って冷媒液循環量
が急激に変化することは回避される。
器、凝縮器、及び蒸発器を配管接続して冷凍サイクルを
構成した吸収式冷凍機において、凝縮器に設けられた凝
縮器熱交換器の下方に冷媒液溜を形成し、この冷媒液溜
を冷媒液貯留部と冷媒液流出部とに仕切る堰を冷媒液溜
に設け、この堰に複数の開口を上下方向に形成した吸収
式冷凍機を提供するものであり、部分負荷時あるいは部
分負荷時で冷却水温度が低下したときは、冷媒液貯留部
に溜まっていた冷媒液は開口を介して流出し、貯留され
ている冷媒液の量が少なくなり、少なくなった分吸収液
の循環路へ移るため、吸収液濃度を低下させることが可
能になる。また、冷媒液貯留部の液位の低下に伴い、冷
媒液貯留部から各開口を介して流出する冷媒液の量が段
階的に減少するため、負荷の減少に伴って冷媒液循環量
が急激に変化することは回避される。
【0007】また、請求項3の発明は、吸収器、再生
器、凝縮器、及び蒸発器を配管接続して冷凍サイクルを
構成した吸収式冷凍機において、凝縮器に設けられた凝
縮器熱交換器の下方に冷媒液溜を形成し、この冷媒液溜
の横に冷媒液流出箱を設け、この冷媒液流出箱と蒸発器
との間に冷媒液流下管を接続し、かつ、冷媒液流出箱と
冷媒液溜との間に堰を設け、この堰に上下方向に開口を
形成した吸収式冷凍機を提供するものであり、部分負荷
時、あるいは部分負荷時の冷却水温度の低下時に、冷媒
液貯留部に溜まっていた冷媒液を堰の開口を介して凝縮
器から流出させ、その分吸収液の濃度を低下させること
が可能になり、かつ、凝縮器下部のほぼ全てを冷媒液の
貯留部として利用でき、冷媒液貯留部の冷媒液貯留量を
増加することができ、部分負荷時の吸収液濃度を一層低
下させることが可能になる。
器、凝縮器、及び蒸発器を配管接続して冷凍サイクルを
構成した吸収式冷凍機において、凝縮器に設けられた凝
縮器熱交換器の下方に冷媒液溜を形成し、この冷媒液溜
の横に冷媒液流出箱を設け、この冷媒液流出箱と蒸発器
との間に冷媒液流下管を接続し、かつ、冷媒液流出箱と
冷媒液溜との間に堰を設け、この堰に上下方向に開口を
形成した吸収式冷凍機を提供するものであり、部分負荷
時、あるいは部分負荷時の冷却水温度の低下時に、冷媒
液貯留部に溜まっていた冷媒液を堰の開口を介して凝縮
器から流出させ、その分吸収液の濃度を低下させること
が可能になり、かつ、凝縮器下部のほぼ全てを冷媒液の
貯留部として利用でき、冷媒液貯留部の冷媒液貯留量を
増加することができ、部分負荷時の吸収液濃度を一層低
下させることが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の請求項1及び請求
項3に関する第1の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。図1は、吸収式冷凍機の構成図、図2は、凝縮器
に設けられた堰の正面図である。
項3に関する第1の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。図1は、吸収式冷凍機の構成図、図2は、凝縮器
に設けられた堰の正面図である。
【0009】図1に示したAは二重効用吸収式冷凍機で
あり、冷媒に例えば水(H2 O)、吸収液(溶液)に臭
化リチウム(LiBr)溶液を使用したものである。図
1において、1は高温再生器、2は低温再生器、3は凝
縮器、4は蒸発器、5は吸収器、6は高温再生器1に設
けられ熱源である例えばガスが供給されるバーナーなど
の加熱器、7は凝縮器熱交換器、8は蒸発器熱交換器、
9は吸収器熱交換器、10は低温再生器2及び凝縮器3
を収納した上胴、11は蒸発器4及び吸収器5を収納し
た下胴、12は低温熱交換器、13は高温熱交換器であ
る。下胴11の下部、すなわち、蒸発器4の下部には冷
媒液溜4Aが形成され、凝縮器熱交換器7の下方の上胴
10には冷媒液溜3Aが形成され、この冷媒液溜3A
は、凝縮器熱交換器7の直下に位置する冷媒液貯留部3
1と上胴10の下部に側方へ突出して設けられた冷媒液
流出箱(以下流出箱という。)32によって形成された
冷媒液流出部33とから構成されている。そして、冷媒
液貯留部31と冷媒液流出部33と間には堰34が設け
られており、この堰34には図2に示したように、幅が
ほぼ等しい例えばスリットなどの開口35が堰34の上
端から下端まで上下方向に形成されている。
あり、冷媒に例えば水(H2 O)、吸収液(溶液)に臭
化リチウム(LiBr)溶液を使用したものである。図
1において、1は高温再生器、2は低温再生器、3は凝
縮器、4は蒸発器、5は吸収器、6は高温再生器1に設
けられ熱源である例えばガスが供給されるバーナーなど
の加熱器、7は凝縮器熱交換器、8は蒸発器熱交換器、
9は吸収器熱交換器、10は低温再生器2及び凝縮器3
を収納した上胴、11は蒸発器4及び吸収器5を収納し
た下胴、12は低温熱交換器、13は高温熱交換器であ
る。下胴11の下部、すなわち、蒸発器4の下部には冷
媒液溜4Aが形成され、凝縮器熱交換器7の下方の上胴
10には冷媒液溜3Aが形成され、この冷媒液溜3A
は、凝縮器熱交換器7の直下に位置する冷媒液貯留部3
1と上胴10の下部に側方へ突出して設けられた冷媒液
流出箱(以下流出箱という。)32によって形成された
冷媒液流出部33とから構成されている。そして、冷媒
液貯留部31と冷媒液流出部33と間には堰34が設け
られており、この堰34には図2に示したように、幅が
ほぼ等しい例えばスリットなどの開口35が堰34の上
端から下端まで上下方向に形成されている。
【0010】また、6Aは加熱器6に接続されてガスな
どの熱源を加熱器6に供給する熱源供給配管、6Bは熱
源供給配管6Aの途中に設けられた制御弁である。ま
た、61は加熱器6に接続された燃焼用空気の供給配
管、61Bは供給配管61の途中に設けられて制御弁6
Bとともに開度が制御される制御弁であり、Mは制御弁
6B及び制御弁61Bを駆動するモータである。
どの熱源を加熱器6に供給する熱源供給配管、6Bは熱
源供給配管6Aの途中に設けられた制御弁である。ま
た、61は加熱器6に接続された燃焼用空気の供給配
管、61Bは供給配管61の途中に設けられて制御弁6
Bとともに開度が制御される制御弁であり、Mは制御弁
6B及び制御弁61Bを駆動するモータである。
【0011】そして、16は吸収器5から高温再生器1
に至り途中に吸収液ポンプ16P、低温熱交換器12及
び高温熱交換器13を有した稀吸収液配管、17は高温
再生器1から低温再生器2に至り、途中に高温熱交換器
13を有した中間吸収液配管、18は低温再生器2から
吸収器5に至り、途中に低温熱交換器12を有した濃吸
収液配管である。
に至り途中に吸収液ポンプ16P、低温熱交換器12及
び高温熱交換器13を有した稀吸収液配管、17は高温
再生器1から低温再生器2に至り、途中に高温熱交換器
13を有した中間吸収液配管、18は低温再生器2から
吸収器5に至り、途中に低温熱交換器12を有した濃吸
収液配管である。
【0012】また、20は高温再生器1から低温再生器
2の放熱器2aに至る冷媒蒸気配管、21は放熱器2a
から凝縮器3の冷媒液貯留部31に至る冷媒配管、22
は一端が凝縮器3の流出箱32の下部に接続され、他端
が下胴11の蒸発器4側に接続され、流出箱32から蒸
発器4に至る冷媒流下配管、23は蒸発器4に接続され
て途中に冷媒ポンプ23pを有した冷媒循環配管であ
る。
2の放熱器2aに至る冷媒蒸気配管、21は放熱器2a
から凝縮器3の冷媒液貯留部31に至る冷媒配管、22
は一端が凝縮器3の流出箱32の下部に接続され、他端
が下胴11の蒸発器4側に接続され、流出箱32から蒸
発器4に至る冷媒流下配管、23は蒸発器4に接続され
て途中に冷媒ポンプ23pを有した冷媒循環配管であ
る。
【0013】24は冷却水配管であり、途中に吸収器熱
交換器9及び凝縮器熱交換器7が設けられている。25
a及び25bは冷水配管であり、途中に蒸発器熱交換器
8が設けられている。また、26は蒸発器4の出口側冷
水配管25bに設けられ、ビル等の室内熱交換器(図示
せず)に供給される冷水の温度を検出する温度検出器で
ある。28は例えばマイコンなどによって構成された制
御器であり、この制御器28は、吸収式冷凍機の制御盤
(図示せず)に設けられ、制御器28は温度検出器26
が検出した冷水出口温度に基づいてモータMへ駆動信号
を出力する。
交換器9及び凝縮器熱交換器7が設けられている。25
a及び25bは冷水配管であり、途中に蒸発器熱交換器
8が設けられている。また、26は蒸発器4の出口側冷
水配管25bに設けられ、ビル等の室内熱交換器(図示
せず)に供給される冷水の温度を検出する温度検出器で
ある。28は例えばマイコンなどによって構成された制
御器であり、この制御器28は、吸収式冷凍機の制御盤
(図示せず)に設けられ、制御器28は温度検出器26
が検出した冷水出口温度に基づいてモータMへ駆動信号
を出力する。
【0014】上記のように構成されたに吸収式冷凍機A
の運転時、従来の吸収式冷凍機の運転時と同様に、高温
再生器1の加熱器6に燃料が供給され、加熱器6が燃焼
して高温再生器1は運転する。高温再生器1において濃
度が薄い吸収液(以下稀吸収液という。)が加熱され、
稀吸収液から冷媒が分離して蒸発する。蒸発した冷媒は
冷媒蒸気配管20を介して低温再生器2へ流れる。低温
再生器2の中間吸収液は高温再生器1からの冷媒蒸気に
よって加熱され、中間吸収液から更に冷媒が分離する。
高温再生器1からの冷媒蒸気は低温再生器2にて凝縮し
て凝縮器3へ流れ冷媒液貯留部31に溜まる。また、低
温再生器2にて分離した冷媒も凝縮器3へ流れ、凝縮器
熱交換器7を流れる冷却水と熱交換して凝縮液化して滴
下し、冷媒液貯留部31に溜まる。
の運転時、従来の吸収式冷凍機の運転時と同様に、高温
再生器1の加熱器6に燃料が供給され、加熱器6が燃焼
して高温再生器1は運転する。高温再生器1において濃
度が薄い吸収液(以下稀吸収液という。)が加熱され、
稀吸収液から冷媒が分離して蒸発する。蒸発した冷媒は
冷媒蒸気配管20を介して低温再生器2へ流れる。低温
再生器2の中間吸収液は高温再生器1からの冷媒蒸気に
よって加熱され、中間吸収液から更に冷媒が分離する。
高温再生器1からの冷媒蒸気は低温再生器2にて凝縮し
て凝縮器3へ流れ冷媒液貯留部31に溜まる。また、低
温再生器2にて分離した冷媒も凝縮器3へ流れ、凝縮器
熱交換器7を流れる冷却水と熱交換して凝縮液化して滴
下し、冷媒液貯留部31に溜まる。
【0015】冷媒貯留部31の冷媒液は堰34の開口3
5を通り冷媒液流出部33へ流れるとともに、冷媒貯留
部31の冷媒液が多量の場合には、堰34から溢れて冷
媒流出部33へ流れる。そして、冷媒液流出部33から
蒸発器4へ流下し、冷媒ポンプ23pの運転によって蒸
発器熱交換器8に散布される。そして、冷媒液が蒸発器
熱交換器8を流れる冷水と熱交換して蒸発し、気化熱に
よって冷水が冷却されてビルの空気調和機などの負荷へ
供給される。また、蒸発器4で蒸発した冷媒は吸収器5
へ流れ、散布された濃い吸収液(以下濃液という。)に
吸収される。
5を通り冷媒液流出部33へ流れるとともに、冷媒貯留
部31の冷媒液が多量の場合には、堰34から溢れて冷
媒流出部33へ流れる。そして、冷媒液流出部33から
蒸発器4へ流下し、冷媒ポンプ23pの運転によって蒸
発器熱交換器8に散布される。そして、冷媒液が蒸発器
熱交換器8を流れる冷水と熱交換して蒸発し、気化熱に
よって冷水が冷却されてビルの空気調和機などの負荷へ
供給される。また、蒸発器4で蒸発した冷媒は吸収器5
へ流れ、散布された濃い吸収液(以下濃液という。)に
吸収される。
【0016】吸収器5にて冷媒を吸収して薄くなった稀
吸収液は、低温熱交換器12及び高温熱交換器13にて
温度上昇して高温再生器1へ送られる。稀吸収液は高温
再生器1にて加熱器6によって加熱され、冷媒を分離し
て中間吸収液となり高温熱交換器13にて熱交換して温
度低下し低温再生器2に流入する。低温再生器2にて冷
媒を更に分離して濃くなった濃吸収液は低温熱交換器1
2に流れ、温度低下して吸収器4に戻る。
吸収液は、低温熱交換器12及び高温熱交換器13にて
温度上昇して高温再生器1へ送られる。稀吸収液は高温
再生器1にて加熱器6によって加熱され、冷媒を分離し
て中間吸収液となり高温熱交換器13にて熱交換して温
度低下し低温再生器2に流入する。低温再生器2にて冷
媒を更に分離して濃くなった濃吸収液は低温熱交換器1
2に流れ、温度低下して吸収器4に戻る。
【0017】上記のように吸収液及び冷媒が循環してい
るとき、制御器28は温度検出器26の検出温度に基づ
いてモータMへ信号を出力する。そして、例えば負荷の
量が増加して温度検出器26の検出温度である冷水出口
温度が上昇したときには、制御器28はモータMへ開信
号を出力する。モータMは制御器28からの信号に基づ
いて動作し、制御弁6B及び制御弁61Bの開度は増加
して加熱器6の加熱量は増加し、稀吸収液からの冷媒蒸
気の分離量は増加する。このため、凝縮器3へ流入する
冷媒液および凝縮器3で凝縮する冷媒液の量が増加し、
堰34から溢れて流冷媒液出部33を経て蒸発器4へ流
れる冷媒液の量が増加し、蒸発器4の能力が増加して冷
水の出口温度が低下する。
るとき、制御器28は温度検出器26の検出温度に基づ
いてモータMへ信号を出力する。そして、例えば負荷の
量が増加して温度検出器26の検出温度である冷水出口
温度が上昇したときには、制御器28はモータMへ開信
号を出力する。モータMは制御器28からの信号に基づ
いて動作し、制御弁6B及び制御弁61Bの開度は増加
して加熱器6の加熱量は増加し、稀吸収液からの冷媒蒸
気の分離量は増加する。このため、凝縮器3へ流入する
冷媒液および凝縮器3で凝縮する冷媒液の量が増加し、
堰34から溢れて流冷媒液出部33を経て蒸発器4へ流
れる冷媒液の量が増加し、蒸発器4の能力が増加して冷
水の出口温度が低下する。
【0018】また、例えば負荷の量が減少していわゆる
部分負荷になり、温度検出器26の検出温度である冷水
出口温度が低下したときには、制御器28はモータMへ
閉信号を出力し、制御弁6B及び制御弁61Bの開度は
減少して加熱器6の加熱量は減少し、稀吸収液からの冷
媒蒸気の分離量は減少する。このため、凝縮器3の冷媒
液貯留部31に溜まる冷媒液の量が減少し、堰34から
溢れる冷媒液の量も減少する。そして、低温再生器2か
ら凝縮器3へ流入する冷媒液及び凝縮器3で凝縮する冷
媒液の量(以下、凝縮器での冷媒液の発生量という。)
がさらに減少すると、冷媒液貯留部31に溜まる冷媒液
の量より堰34の開口35を介して冷媒液流出部33へ
流れる冷媒液の量が多くなる。このため、冷媒液貯留部
31の液位は次第に低下し、冷媒液貯留部31から開口
35を介して流出する冷媒液の量は液位の低下に伴い減
少する。また、冷媒液貯留部31に貯留されている冷媒
液の量は減少し、その分吸収液と共に循環している冷媒
液の量が次第に増加し、吸収液の濃度は低下する。ま
た、凝縮器3から蒸発器4へ流れる冷媒液の量が減少
し、蒸発器4の能力が減少して冷水の出口温度が上昇す
る。
部分負荷になり、温度検出器26の検出温度である冷水
出口温度が低下したときには、制御器28はモータMへ
閉信号を出力し、制御弁6B及び制御弁61Bの開度は
減少して加熱器6の加熱量は減少し、稀吸収液からの冷
媒蒸気の分離量は減少する。このため、凝縮器3の冷媒
液貯留部31に溜まる冷媒液の量が減少し、堰34から
溢れる冷媒液の量も減少する。そして、低温再生器2か
ら凝縮器3へ流入する冷媒液及び凝縮器3で凝縮する冷
媒液の量(以下、凝縮器での冷媒液の発生量という。)
がさらに減少すると、冷媒液貯留部31に溜まる冷媒液
の量より堰34の開口35を介して冷媒液流出部33へ
流れる冷媒液の量が多くなる。このため、冷媒液貯留部
31の液位は次第に低下し、冷媒液貯留部31から開口
35を介して流出する冷媒液の量は液位の低下に伴い減
少する。また、冷媒液貯留部31に貯留されている冷媒
液の量は減少し、その分吸収液と共に循環している冷媒
液の量が次第に増加し、吸収液の濃度は低下する。ま
た、凝縮器3から蒸発器4へ流れる冷媒液の量が減少
し、蒸発器4の能力が減少して冷水の出口温度が上昇す
る。
【0019】上記のような部分負荷時、特に、蒸発器4
の冷媒液溜4Aの冷媒液貯留量が少ないときには、冷媒
液溜4Aの他に冷媒液貯留部の31の冷媒液が吸収液循
環路に補充され、吸収液の濃度低下を促進し、運転効率
は向上する。上記のように高温再生器1の加熱量は制御
され、蒸発器4の冷却能力は調節されて冷水出口温度は
ほぼ設定温度の例えば7℃に保たれる。
の冷媒液溜4Aの冷媒液貯留量が少ないときには、冷媒
液溜4Aの他に冷媒液貯留部の31の冷媒液が吸収液循
環路に補充され、吸収液の濃度低下を促進し、運転効率
は向上する。上記のように高温再生器1の加熱量は制御
され、蒸発器4の冷却能力は調節されて冷水出口温度は
ほぼ設定温度の例えば7℃に保たれる。
【0020】また、さらに、上記のように例えば部分負
荷時に冷却水温度も低下し、吸収器5での吸収液の冷媒
吸収能力が向上したときにも、冷媒液貯留部31に溜ま
っていた冷媒液が堰34に形成された開口35から流出
するので、冷媒液貯留部31の冷媒液の量が減少して吸
収液と共に循環する冷媒液の量が増加し、吸収液濃度は
低下する。
荷時に冷却水温度も低下し、吸収器5での吸収液の冷媒
吸収能力が向上したときにも、冷媒液貯留部31に溜ま
っていた冷媒液が堰34に形成された開口35から流出
するので、冷媒液貯留部31の冷媒液の量が減少して吸
収液と共に循環する冷媒液の量が増加し、吸収液濃度は
低下する。
【0021】上記実施例によれば、負荷の減少時あるい
は負荷が減少すると共に冷却水温度が低下したときは、
凝縮器3での冷媒液発生量の減少したときにも、冷媒液
貯留部31に貯留されている冷媒液が堰34に上下方向
に形成された開口35を介して冷媒液流出部33へ流出
し、蒸発器4を介して吸収液循環路へ移る。このため、
吸収液濃度を低下させることができ、この結果、吸収式
冷凍機の運転効率を向上することができる。
は負荷が減少すると共に冷却水温度が低下したときは、
凝縮器3での冷媒液発生量の減少したときにも、冷媒液
貯留部31に貯留されている冷媒液が堰34に上下方向
に形成された開口35を介して冷媒液流出部33へ流出
し、蒸発器4を介して吸収液循環路へ移る。このため、
吸収液濃度を低下させることができ、この結果、吸収式
冷凍機の運転効率を向上することができる。
【0022】また、流出箱32が上胴10の下部凝縮器
3側部に側方へ突出して形成されているため、上胴10
の凝縮器3側下部のほぼ全てを冷媒液の貯留部として利
用でき、冷媒液貯留部31の冷媒液貯留量を増加するこ
とができ、部分負荷時の吸収液濃度を一層低下させるこ
とができる。以下、請求項2の発明に係る第2の実施例
について図3の堰36の正面図に基づいて説明する。堰
36は上記実施例にて説明した堰34と同様に、凝縮器
3の冷媒液溜31に設けられており、この堰36のほぼ
中央には、複数個の円形の開口37…が縦方向に間隔を
存して形成されている。このため、堰36を凝縮器3に
設けた場合にも、吸収式冷凍機の運転時、冷媒液貯留部
31に溜まっていた冷媒液は堰36の開口37…を介し
て冷媒液流出部33へ流れる。
3側部に側方へ突出して形成されているため、上胴10
の凝縮器3側下部のほぼ全てを冷媒液の貯留部として利
用でき、冷媒液貯留部31の冷媒液貯留量を増加するこ
とができ、部分負荷時の吸収液濃度を一層低下させるこ
とができる。以下、請求項2の発明に係る第2の実施例
について図3の堰36の正面図に基づいて説明する。堰
36は上記実施例にて説明した堰34と同様に、凝縮器
3の冷媒液溜31に設けられており、この堰36のほぼ
中央には、複数個の円形の開口37…が縦方向に間隔を
存して形成されている。このため、堰36を凝縮器3に
設けた場合にも、吸収式冷凍機の運転時、冷媒液貯留部
31に溜まっていた冷媒液は堰36の開口37…を介し
て冷媒液流出部33へ流れる。
【0023】そして、吸収式冷凍機の部分負荷時、或い
は部分負荷時で冷却水温度が低下し、凝縮器3での冷媒
液の発生量が減少したとき、或いは冷媒液の発生量が減
少するとともに吸収器の冷媒吸収能力が向上したときに
も、冷媒液貯留部31に溜まっていた冷媒液は堰36の
開口37…を介して冷媒液流出部33へ流れ、開口37
…を介して冷媒液流出部33へ流れる冷媒液の量が冷媒
液貯留部31に溜まる冷媒液の量より多くなる。このた
め、冷媒液貯留部31の冷媒液貯留量が次第に減少して
液位が次第に低下し、その分吸収液と共に流れる冷媒液
の量は増加し、吸収液の濃度は低下する。また、冷媒液
貯留部31の液位の低下に伴い、開口37…から流れる
冷媒液の量は段階的に減少する。
は部分負荷時で冷却水温度が低下し、凝縮器3での冷媒
液の発生量が減少したとき、或いは冷媒液の発生量が減
少するとともに吸収器の冷媒吸収能力が向上したときに
も、冷媒液貯留部31に溜まっていた冷媒液は堰36の
開口37…を介して冷媒液流出部33へ流れ、開口37
…を介して冷媒液流出部33へ流れる冷媒液の量が冷媒
液貯留部31に溜まる冷媒液の量より多くなる。このた
め、冷媒液貯留部31の冷媒液貯留量が次第に減少して
液位が次第に低下し、その分吸収液と共に流れる冷媒液
の量は増加し、吸収液の濃度は低下する。また、冷媒液
貯留部31の液位の低下に伴い、開口37…から流れる
冷媒液の量は段階的に減少する。
【0024】上記第2の実施例によれば、上記第1の実
施例と同様に、負荷の減少時あるいは負荷が減少すると
共に冷却水温度が低下したときは、凝縮器3での冷媒液
発生量の減少に伴い、凝縮器3での冷媒液の発生量より
冷媒液貯留部31から開口37…を介して流出する冷媒
液の量が多くなり、蒸発器4を介して吸収液の循環路へ
移るため、吸収液濃度を低下させることができ、この結
果、吸収式冷凍機の運転効率を向上することができる。
また、複数の開口37…が縦に間隔を存して形成されて
いるため、冷媒液貯留部31の液位の低下に伴い、冷媒
液貯留部31から開口37…を介して流出する冷媒液の
量がほぼ段階的に減少するため、負荷の減少に伴って冷
媒液循環量が急激に変化することを回避することができ
る。
施例と同様に、負荷の減少時あるいは負荷が減少すると
共に冷却水温度が低下したときは、凝縮器3での冷媒液
発生量の減少に伴い、凝縮器3での冷媒液の発生量より
冷媒液貯留部31から開口37…を介して流出する冷媒
液の量が多くなり、蒸発器4を介して吸収液の循環路へ
移るため、吸収液濃度を低下させることができ、この結
果、吸収式冷凍機の運転効率を向上することができる。
また、複数の開口37…が縦に間隔を存して形成されて
いるため、冷媒液貯留部31の液位の低下に伴い、冷媒
液貯留部31から開口37…を介して流出する冷媒液の
量がほぼ段階的に減少するため、負荷の減少に伴って冷
媒液循環量が急激に変化することを回避することができ
る。
【0025】なお、本願発明は、上記各実施例に限定さ
れるものではなく、本願発明の主旨を逸脱しない範囲に
て種々の実施が可能である。例えば上記第1の実施例に
おいては、開口35を堰34の上端から下端にわたって
上下方向に形成したが、図4に示したように堰34にそ
の上端と下端との間に間隔を存して開口35Aを形成し
ても上記第1の実施例と同様の効果を得ることができ
る。また、開口35及び開口35Aの幅或いは開口37
…の径を変更して能力などが異なる吸収式冷凍機に合っ
た流出量に簡単に調節することもできる。
れるものではなく、本願発明の主旨を逸脱しない範囲に
て種々の実施が可能である。例えば上記第1の実施例に
おいては、開口35を堰34の上端から下端にわたって
上下方向に形成したが、図4に示したように堰34にそ
の上端と下端との間に間隔を存して開口35Aを形成し
ても上記第1の実施例と同様の効果を得ることができ
る。また、開口35及び開口35Aの幅或いは開口37
…の径を変更して能力などが異なる吸収式冷凍機に合っ
た流出量に簡単に調節することもできる。
【0026】さらに、図2及び図4に示したように堰3
5には開口35及び開口35Aを1つ形成し、また、図
3に示したように開口37…を1列形成したが、開口か
らの流出量を増加させるために、開口35及び開口35
Aを複数個並べて形成しても良く、開口37…を堰36
に複数列形成しても良い。また、上記実施例において、
図1に示したように上胴10の下部凝縮器3側に流出箱
32を設け、かつ、堰34を取り付けて冷媒液流出部3
3を形成したが、流出箱32を設けずに、凝縮器3の下
部に堰を設け、この堰のよって下部を凝縮器熱交換器7
の直下に位置した冷媒液貯留部と凝縮器熱交換器直下以
外の部分の冷媒液流出部とに分割した場合には、冷媒液
貯留部の冷媒液貯留量は減少するが、上記実施例とほぼ
同様の効果を得ることができる。
5には開口35及び開口35Aを1つ形成し、また、図
3に示したように開口37…を1列形成したが、開口か
らの流出量を増加させるために、開口35及び開口35
Aを複数個並べて形成しても良く、開口37…を堰36
に複数列形成しても良い。また、上記実施例において、
図1に示したように上胴10の下部凝縮器3側に流出箱
32を設け、かつ、堰34を取り付けて冷媒液流出部3
3を形成したが、流出箱32を設けずに、凝縮器3の下
部に堰を設け、この堰のよって下部を凝縮器熱交換器7
の直下に位置した冷媒液貯留部と凝縮器熱交換器直下以
外の部分の冷媒液流出部とに分割した場合には、冷媒液
貯留部の冷媒液貯留量は減少するが、上記実施例とほぼ
同様の効果を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記のような吸収式冷凍機であ
り、請求項1の発明によれば、部分負荷時、特に部分負
荷時に冷却水温度が低下したときは、凝縮器での冷媒液
の発生量の減少し、冷媒液貯留部に貯留されている冷媒
液が堰に形成された開口を介して流出し、吸収液循環路
へ移る。このため、吸収液濃度を低下させることがで
き、この結果、吸収式冷凍機の運転効率を向上すること
ができる。
り、請求項1の発明によれば、部分負荷時、特に部分負
荷時に冷却水温度が低下したときは、凝縮器での冷媒液
の発生量の減少し、冷媒液貯留部に貯留されている冷媒
液が堰に形成された開口を介して流出し、吸収液循環路
へ移る。このため、吸収液濃度を低下させることがで
き、この結果、吸収式冷凍機の運転効率を向上すること
ができる。
【0028】また、請求項2の発明によれば、部分負荷
時時、特に部分負荷時で冷却水温度が低下したときは、
凝縮器での冷媒液発生量の減少し、冷媒液貯留部に貯留
されていた冷媒液が各開口を介して流出し、冷媒液貯留
部の冷媒液が減少した分吸収液の循環路へ移るため、吸
収液濃度を低下させることができ、この結果、吸収式冷
凍機の運転効率を向上することができる。また、冷媒液
貯留部の液位の低下に伴い、冷媒液貯留部から各開口を
介して流出する冷媒液の量が段階的に減少するため、負
荷の減少に伴って冷媒液循環量が急激に変化することを
回避することができる。
時時、特に部分負荷時で冷却水温度が低下したときは、
凝縮器での冷媒液発生量の減少し、冷媒液貯留部に貯留
されていた冷媒液が各開口を介して流出し、冷媒液貯留
部の冷媒液が減少した分吸収液の循環路へ移るため、吸
収液濃度を低下させることができ、この結果、吸収式冷
凍機の運転効率を向上することができる。また、冷媒液
貯留部の液位の低下に伴い、冷媒液貯留部から各開口を
介して流出する冷媒液の量が段階的に減少するため、負
荷の減少に伴って冷媒液循環量が急激に変化することを
回避することができる。
【0029】また、請求項3の発明によれば、部分負荷
時、特に部分負荷時に冷却水温度が低下したときは、凝
縮器での冷媒液発生量の減少に伴い、冷媒液貯留部に貯
留されている冷媒液が堰に形成された開口を介して流出
し、吸収液循環路へ移る。このため、吸収液濃度を低下
させることができ、この結果、吸収式冷凍機の運転効率
を向上することができ、かつ、冷媒液流出箱が凝縮器の
冷媒液溜から側方へ突出して形成されているため、凝縮
器の下部のほぼ全てを冷媒液の貯留部として利用でき、
冷媒液貯留部の冷媒液貯留量を増加することができ、部
分負荷時の吸収液濃度を一層低下させることができる。
時、特に部分負荷時に冷却水温度が低下したときは、凝
縮器での冷媒液発生量の減少に伴い、冷媒液貯留部に貯
留されている冷媒液が堰に形成された開口を介して流出
し、吸収液循環路へ移る。このため、吸収液濃度を低下
させることができ、この結果、吸収式冷凍機の運転効率
を向上することができ、かつ、冷媒液流出箱が凝縮器の
冷媒液溜から側方へ突出して形成されているため、凝縮
器の下部のほぼ全てを冷媒液の貯留部として利用でき、
冷媒液貯留部の冷媒液貯留量を増加することができ、部
分負荷時の吸収液濃度を一層低下させることができる。
【図1】本願発明の請求項1、及び請求項3の実施例を
示す吸収式冷凍機の構成図である。
示す吸収式冷凍機の構成図である。
【図2】堰の正面図である。
【図3】本願発明の請求項2に係る堰の正面図である。
【図4】本願発明の他の実施例に係る堰の正面図であ
る。
る。
1 高温再生器 2 低温再生器 3 凝縮器 3A 冷媒液溜 4 蒸発器 5 吸収器 6 加熱器 7 凝縮器熱交換器 10 上胴 31 冷媒液貯留部 32 冷媒液流出箱 33 冷媒液流出部 34 堰 35 開口(スリット) 36 堰 37 開口
Claims (3)
- 【請求項1】 吸収器、再生器、凝縮器、及び蒸発器を
配管接続して冷凍サイクルを構成した吸収式冷凍機にお
いて、凝縮器に設けられた凝縮器熱交換器の下方に冷媒
液溜を形成し、この冷媒液溜を冷媒液貯留部と冷媒液流
出部とに仕切る堰を冷媒液溜に設け、この堰に上下方向
のスリットを形成したことを特徴とする吸収式冷凍機。 - 【請求項2】 吸収器、再生器、凝縮器、及び蒸発器を
配管接続して冷凍サイクルを構成した吸収式冷凍機にお
いて、凝縮器に設けられた凝縮器熱交換器の下方に冷媒
液溜を形成し、この冷媒液溜を冷媒液貯留部と冷媒液流
出部とに仕切る堰を冷媒液溜に設け、この堰に複数の開
口を上下方向に形成したことを特徴とする吸収式冷凍
機。 - 【請求項3】 吸収器、再生器、凝縮器、及び蒸発器を
配管接続して冷凍サイクルを構成した吸収式冷凍機にお
いて、凝縮器に設けられた凝縮器熱交換器の下方に冷媒
液溜を形成し、この冷媒液溜の横に冷媒液流出箱を設
け、この冷媒液流出箱と蒸発器との間に冷媒液流下管を
接続し、かつ、冷媒液流出箱と冷媒液溜との間に堰を設
け、この堰に上下方向に開口を形成したことを特徴とす
る吸収式冷凍機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8079929A JPH09273832A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 吸収式冷凍機 |
US08/831,505 US5806325A (en) | 1996-04-02 | 1997-03-31 | Absorption type refrigerator |
KR1019970012012A KR100466774B1 (ko) | 1996-04-02 | 1997-04-01 | 흡수식냉동기 |
CN97110222A CN1105893C (zh) | 1996-04-02 | 1997-04-02 | 吸收式冷冻机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8079929A JPH09273832A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 吸収式冷凍機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09273832A true JPH09273832A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=13704010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8079929A Pending JPH09273832A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 吸収式冷凍機 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5806325A (ja) |
JP (1) | JPH09273832A (ja) |
KR (1) | KR100466774B1 (ja) |
CN (1) | CN1105893C (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020048280A (ko) * | 2000-12-15 | 2002-06-22 | 윌리엄 더블유. 하벨트 | 흡수식 가열 및 냉각 시스템용 냉매 저장 장치 |
CN104006569A (zh) * | 2014-05-22 | 2014-08-27 | 清华大学 | 一种u形管隔压和孔板布液装置及方法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3340948B2 (ja) * | 1997-08-29 | 2002-11-05 | 本田技研工業株式会社 | 吸収式冷凍機 |
US6305182B1 (en) | 2000-01-27 | 2001-10-23 | Carrier Corporation | Absorption heating and cooling system having an improved refrigerant control apparatus |
US6260364B1 (en) | 2000-05-26 | 2001-07-17 | Carrier Corporation | Absorption cooling system having an improved dilution control apparatus |
US6370893B1 (en) | 2000-12-22 | 2002-04-16 | Carrier Corporation | Absorption cooling system with refrigerant management for dilution and part load operation |
US6688132B2 (en) * | 2001-06-06 | 2004-02-10 | Nanopore, Inc. | Cooling device and temperature-controlled shipping container using same |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2518180A (en) * | 1944-12-02 | 1950-08-08 | Servel Inc | Absorption refrigerating system with absorbent concentration control |
NL260067A (ja) * | 1960-01-13 | |||
JPS6291761A (ja) * | 1985-10-15 | 1987-04-27 | 株式会社日立製作所 | 吸収式冷温水機 |
-
1996
- 1996-04-02 JP JP8079929A patent/JPH09273832A/ja active Pending
-
1997
- 1997-03-31 US US08/831,505 patent/US5806325A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-04-01 KR KR1019970012012A patent/KR100466774B1/ko active IP Right Review Request
- 1997-04-02 CN CN97110222A patent/CN1105893C/zh not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020048280A (ko) * | 2000-12-15 | 2002-06-22 | 윌리엄 더블유. 하벨트 | 흡수식 가열 및 냉각 시스템용 냉매 저장 장치 |
CN104006569A (zh) * | 2014-05-22 | 2014-08-27 | 清华大学 | 一种u形管隔压和孔板布液装置及方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100466774B1 (ko) | 2005-06-13 |
CN1105893C (zh) | 2003-04-16 |
US5806325A (en) | 1998-09-15 |
CN1168462A (zh) | 1997-12-24 |
KR970070851A (ko) | 1997-11-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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