JPH09273763A - 給湯暖房機における凍結防止方法及び凍結防止装置 - Google Patents

給湯暖房機における凍結防止方法及び凍結防止装置

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JPH09273763A
JPH09273763A JP8138696A JP8138696A JPH09273763A JP H09273763 A JPH09273763 A JP H09273763A JP 8138696 A JP8138696 A JP 8138696A JP 8138696 A JP8138696 A JP 8138696A JP H09273763 A JPH09273763 A JP H09273763A
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heating
hot water
circuit
temperature
freezing
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JP8138696A
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Tadashi Nakajima
忠司 中島
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Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気ヒータ等を設置することなく、循環する
温水の揚程を十分確保して、複数の回路の確実な凍結防
止を行うことのできる凍結防止方法及び装置を提供す
る。 【解決手段】 暖房熱交換器3によって生成した温水を
ポンプ18によって複数の回路へ循環供給するように構
成した給湯暖房機1における凍結防止方法であって、凍
結危険温度以下であることを検出して、風呂用バイパス
回路12への温水の供給を停止した状態で暖房回路14
に温水を循環させる暖房回路の凍結防止運転と、風呂用
バイパス回路に温水を循環させる風呂用バイパス回路の
凍結防止運転とをそれぞれ別個に行うことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は給湯暖房機におけ
る凍結防止方法及び凍結防止装置に関する。詳しくは、
風呂用バイパス回路と端末暖房回路とにポンプを用いて
温水を循環供給する給湯暖房機において、上記二つの回
路の凍結防止運転を確実に行うことのできる凍結防止方
法及び凍結防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一つの暖房熱交換器によって風呂を追焚
き、また端末暖房機に温水を供給するように構成された
給湯暖房機が提供されている。上記給湯暖房機には、端
末暖房機に温水を循環供給する暖房回路と、上記端末暖
房機の上流側と下流側を連通接続して設けられ、途中に
設けた風呂追焚き用熱交換器に温水を循環供給して液−
液熱交換を行う風呂用バイパス回路とを備える。そし
て、これら各回路の凍結を防止する必要がある。
【0003】上記回路の凍結を防止する方法として、凍
結危険温度以下に達した場合に、給湯暖房機を作動させ
て温水を循環させ、回路の凍結を防止することが考えら
れる。上記温水を各回路に循環させるために循環ポンプ
が用いられているが、暖房回路と風呂用バイパス回路と
に同時に給湯するとポンプの揚程が不足して、回路の長
い暖房回路のすべてに温水が十分供給されず、凍結防止
ができない恐れがある。
【0004】上記問題を解決するために、たとえば、暖
房熱交換器から上記風呂用バイパス回路に常時少量の温
水を流通させるオリフィス穴付きの開閉弁を設けたもの
や、風呂用バイパス回路中に凍結防止のための電気ヒー
タ等を別途設置したものが提供されている。オリフィス
穴付きの開閉弁を設けた場合、凍結防止運転時に暖房熱
交換器で生成した温水の一部のみが、開閉弁を閉弁した
状態で上記オリフィス穴を介して風呂用バイパス回路に
循環させられる。したがって、暖房回路に循環する温水
の揚程が不足することはない。
【0005】また、電気ヒータを設けた場合、風呂用バ
イパス回路の凍結防止に暖房熱交換器で生成した温水を
使用する必要がなくなり、端末暖房回路における循環温
水の揚程が不足することもない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記方法によって、回
路の凍結を防止できるが、以下に述べるような不都合が
ある。開閉弁にオリフィス穴を設けて風呂用バイパス回
路の凍結を防止するように構成した場合、開閉弁を閉弁
した状態で暖房運転を単独で行っている時でも、風呂用
バイパス回路内に温水が供給されて、風呂追焚き用熱交
換器が加熱状態となる。このため、風呂追焚き用回路の
凍結防止運転が行われて、風呂追焚き用回路の水が循環
すると、風呂追焚き用熱交換器において熱交換が行われ
て風呂水が加熱されて風呂が沸いてしまう。このため、
熱のロスが生じるといった問題がある。
【0007】一方、電気ヒータを別途取り付ける場合に
は、製造コストが大幅に増加してしまうことは明らかで
ある。なお、循環ポンプの容量を増加させて揚程不足を
解消することは、コストが増加するばかりでなく、装置
全体の寸法、重量等が増加する恐れがあるため採用でき
ない。
【0008】本願発明は、上記従来の問題を解決し、暖
房の単独運転時に不測の風呂追焚きによって生じる熱の
ロスや、電気ヒータ等の設置によるコストアップが生じ
ることがなく、循環する温水のポンプ揚程を十分確保し
て、風呂用バイパス回路と暖房回路の確実な凍結防止を
行うことのできる凍結防止方法及び装置を提供すること
をその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。本願
の請求項1に記載した発明は、端末暖房機に温水を循環
供給する暖房回路と、上記端末暖房機の上流側と下流側
を連通接続して設けられ、途中に設けた風呂追焚き用熱
交換器に温水を循環供給して液−液熱交換を行う風呂用
バイパス回路とを備え、これら各回路に暖房熱交換器に
よって生成した温水をポンプによって循環供給するよう
に構成した給湯暖房機における凍結防止方法であって、
凍結危険温度以下であることを検出して、上記風呂用バ
イパス回路への温水の供給を停止した状態で上記暖房回
路に温水を循環させる暖房回路の凍結防止運転と、上記
風呂用バイパス回路に温水を循環させる風呂用バイパス
回路の凍結防止運転とを、それぞれ別個に行うことを特
徴とする。
【0010】給湯暖房機には、ガスを燃焼させることに
より温水を生成するものの他、石油を燃焼させて温水を
生成するもの、電力によって温水を生成するもの等種々
の給湯暖房機が含まれる。凍結危険温度とは、循環回路
中の水分が凍結し始める恐れある温度をいい、大気温
度、水温等を基準とすることができる。給湯暖房機の設
置場所、各回路の設置場所、水質等によって実際の凍結
危険温度は異なるが、一般に、水は摂氏0度以下になる
と凍結するため、摂氏0度より若干高い温度を凍結危険
温度に設定して制御を行うのが好ましい。
【0011】本願の請求項2に記載した発明は、端末暖
房機に温水を循環供給する暖房回路と、上記端末暖房機
の上流側と下流側を連通接続して設けられ、途中に設け
た風呂追焚き用熱交換器に温水を循環供給して液−液熱
交換を行う風呂用バイパス回路とを備え、これら各回路
に暖房熱交換器によって生成した温水をポンプによって
循環供給するように構成した給湯暖房機における凍結防
止装置であって、凍結危険温度以下になったことを検出
する凍結危険温度検出手段と、上記暖房熱交換器から上
記風呂追焚き用熱交換器へ至る風呂用バイパス回路中に
設けた回路開閉手段と、上記ポンプによって循環供給さ
れる温水の温度を測定する暖房水温度検出手段と、上記
凍結危険温度検出手段、上記暖房水温度検出手段からの
温度情報に基づいて上記ポンプ、上記暖房熱交換器、上
記回路開閉手段をオン・オフ制御する制御手段とを備
え、上記凍結危険温度検出手段が凍結危険温度以下にな
ったことを検出したとき、上記回路開閉手段を閉じて風
呂用バイパス回路に温水を循環させない状態で、上記ポ
ンプ及び上記暖房熱交換器を作動させて上記暖房回路の
凍結防止運転を行い、上記暖房水温度検出手段が暖房回
路の凍結防止運転終了温度を検出した後、上記回路開閉
手段を開いて上記風呂用バイパス回路の凍結防止運転を
行うように制御することを特徴とする。
【0012】本願の請求項3に記載した発明は、端末暖
房機に温水を循環供給する暖房回路と、上記端末暖房機
の上流側と下流側を連通接続して設けられ、途中に設け
た風呂追焚き用熱交換器に温水を循環供給して液−液熱
交換を行う風呂用バイパス回路とを備え、これら各回路
に暖房熱交換器によって生成した温水をポンプによって
循環供給するように構成した給湯暖房機における凍結防
止装置であって、凍結危険温度以下になったことを検出
する凍結危険温度検出手段と、上記暖房熱交換器から上
記風呂追焚き用熱交換器へ至る風呂用バイパス回路中に
設けた回路開閉手段と、上記ポンプによって循環供給さ
れる温水の温度を測定する暖房水温度検出手段と、上記
凍結危険温度検出手段、上記暖房水温度検出手段からの
温度情報に基づいて上記ポンプ、上記暖房熱交換器、上
記回路開閉手段をオン・オフ制御する制御手段とを備
え、上記凍結危険温度検出手段が凍結危険温度以下にな
ったことを検出したとき、上記回路開閉手段を開いて上
記風呂用バイパス回路の凍結防止運転を行い、上記暖房
水温度検出手段が風呂用バイパス回路の凍結防止運転終
了温度を検出した後、上記回路開閉手段を閉じて風呂用
バイパス回路に温水を循環させない状態で、上記ポンプ
及び上記暖房熱交換器を作動させて上記暖房回路の凍結
防止運転を行うように制御することを特徴とする。
【0013】回路開閉手段を閉じるとは、回路を通水さ
れない状態におくことをいう。熱動弁採用した場合に
は、弁を閉じることを意味する。凍結危険温度検出手段
を設置する場所、及び凍結危険温度を測定する対象は特
に限定されることはない。たとえば、暖房給湯器に流入
する水温、熱交換器に流入する大気温度等を基準とする
ことができる。
【0014】上記凍結危険温度検出手段は、たとえば、
サーミスタ、熱電対等の種々の温度センサーを採用する
ことができる。本願の請求項4に記載した発明は、上記
暖房水温検出手段が、最後に凍結防止運転が行われる回
路を循環する温水の凍結防止運転終了温度を検出した後
に、凍結防止運転を停止するように制御することを特徴
とする。
【0015】本願の請求項5に記載した発明は、タイマ
ーを設けることによって、回路開閉手段を開いてから所
定時間経過後に、凍結防止運転を停止するように制御す
ることを特徴とする。
【0016】
【発明の効果】本願発明を採用することにより、暖房回
路の凍結防止運転時に暖房回路を流れる温水のポンプ揚
程が不足することはなくなる。このため、風呂用バイパ
ス回路及び暖房回路のどちらの回路に対しても温水を十
分に循環供給して確実な凍結防止を行うことができる。
【0017】また、ポンプ容量を増加させる必要もな
く、装置の寸法、重量が増加することもない。また、製
造コストが増加することもない。
【0018】
【発明の実施の形態】本願発明は、端末暖房機に接続さ
れた暖房回路と、上記端末暖房機の上流側と下流側を連
通接続して設けられ、途中に設けた風呂追焚き用熱交換
器に温水を循環供給して液−液熱交換を行う風呂用バイ
パス回路とを備え、ポンプを用いてこれら回路に温水を
循環供給するように構成さた給湯暖房機に関するもので
ある。
【0019】本願発明に係る凍結防止方法においては、
風呂用バイパス回路への温水の供給を停止した状態で暖
房回路へ温水を循環供給する暖房回路の凍結防止運転
と、上記風呂用バイパス回路に温水を循環させる風呂用
バイパス回路の凍結防止運転が順次行われる。暖房回路
の凍結防止運転時に風呂用バイパス回路へ温水が供給さ
れない分、暖房回路中においてポンプ揚程が上がって温
水の圧力が上昇する。したがって、ポンプの揚程不足で
温水が端末暖房機を設けた暖房回路に行き渡らないとい
うことはなくなり、凍結防止を確実に行うことができ
る。
【0020】本願の請求項2に記載した発明のように、
上記風呂用バイパス回路に熱動弁等の回路開閉手段を設
けることにより、風呂用バイパス回路への温水の供給を
制御することができる。また、上記ポンプによって循環
供給される温水の温度を測定する暖房水温度検出手段を
設ける。この暖房水温度検出手段によって回路の凍結防
止が達成されたか否かを判断し、上記ポンプ、上記暖房
熱交換器、上記回路開閉手段をON−OFF制御するこ
とができる。
【0021】なお、タイマーによって凍結防止運転時間
を制御することもできる。この場合、凍結危険温度と検
出温度との差の大小によって、運転時間を調節するのが
望ましい。上記ポンプ、上記暖房熱交換器、上記回路開
閉手段等を制御するために、マイクロコンピータを組み
込んだ制御手段を採用することができる。
【0022】以下、本願発明に係る実施の形態を図に基
づいて具体的に説明する。図1に、本願発明が適用され
る給湯暖房機の概要を示す。図1に示す給湯暖房機1は
ガスを燃焼させて温水を生成するものであり、給湯熱交
換器2と、暖房熱交換器3とを備える。上記給湯熱交換
器2と暖房熱交換器3は、ガス供給管4からガスが供給
されて燃焼するバーナ2a、3aによって加熱され、こ
れら熱交換器2,3内に配置された給湯加熱回路5、暖
房水加熱回路6を流れる水がそれぞれ加熱されるように
構成されている。
【0023】本実施の形態においては、上記暖房熱交換
器3によって生成される温水によって風呂水を追焚きす
るように構成されており、液−液熱交換を行う追焚き用
熱交換器7が、風呂追焚き回路8中に設けられている。
上記給湯熱交換器2の給湯加熱回路5から分岐して、上
記風呂追焚き回路8を介して図示しない浴槽への給湯を
行うための湯張り回路9が設けられるとともに、この湯
張り回路9の途中に給湯電磁弁10が設けられている。
上記風呂追焚き回路8には、浴槽の湯を循環させるため
の風呂ポンプ11が設けられている。
【0024】温風暖房装置等の端末暖房機13を設けた
高温側端末暖房回路14、床暖房装置等の低温側端末暖
房機15を設けた低温側端末暖房回路16、及び上記端
末暖房機の上流側と下流側を連通接続して設けられ、途
中に設けた上記風呂追焚き用熱交換器7に温水を循環供
給して液−液熱交換を行う風呂用バイパス回路12が、
上記暖房水加熱回路6から分岐形成されている。なお、
図1に示す実施の形態においては、上記暖房水加熱回路
6、上記高温側端末暖房回路14及び上記低温側端末暖
房回路16が請求項に記載した暖房回路を構成してい
る。
【0025】上記各回路を流れた温水はシスターン17
に回収されるとともに、ポンプ18によって、各回路に
循環供給されるように構成されている。上記暖房水加熱
回路6において、暖房熱交換器3の出湯側には高温側暖
房水温度検出手段19が、低温側端末暖房回路16の上
流側には低温側暖房水温度検出手段20が設けられてい
る。
【0026】実施の形態においては、これら暖房水温度
検出手段として、サーミスタが採用されている。なお、
詳細な説明は省略するが、上記給湯暖房機1の各回路の
所定部位には、上記温度検出手段19,20の他に温度
センサー21、水量センサー22等が設けられており、
図示しない制御装置によって水量、加熱量等を調節し
て、所望温度で所望量の給湯ができるように構成されて
いる。
【0027】本実施の形態においては、凍結危険温度検
出手段として低温感知サーミスタ23が採用されてい
る。上記低温感知サーミスタ23は、給湯暖房機1の燃
焼空気吸気口近傍に設けられており、上記吸気口に流入
する外気の温度を検知して凍結危険温度以下になったか
否かを検出するように構成されている。風呂用バイパス
回路12において、上記風呂追焚き用熱交換器7の上流
側には、回路開閉手段としてヒータ及び感温部材とを備
える熱動弁24が設けられており、上記ヒータの加熱に
より感温部材が膨張収縮して弁体が開閉制御されるよう
に構成されている。
【0028】本実施の形態に係る給湯暖房機1の制御
は、マイクロコンピータを組み込んだ図示しない制御装
置によって行われる。制御装置は、給湯温度、給湯量の
制御の他、本願発明に係る凍結防止運転の制御を行う。
図2に、本実施の形態に係る制御装置によって行われる
凍結防止運転のフローチャートを示す。
【0029】本実施の形態においては、凍結危険温度T
1 を3℃に設定している。図2に示すように、低温感知
サーミスタ23によって検出される気温が、凍結危険温
度T1 (3℃)以下になると(S101)、ポンプ18
が始動する(S102)。このとき、風呂用バイパス回
路12に循環水を流さないようにするため、回路開閉手
段は閉じた状態、すなわち、熱動弁24を閉状態に保持
する。したがって、暖房水加熱回路6から高温側端末暖
房回路14,及び低温側端末暖房回路16に水が循環さ
せられる。
【0030】端末暖房回路14,16の循環水の温度
は、高温側暖房水温度検出手段19によって測定させ、
温度が20℃以下である場合(S103)、バーナ3a
を燃焼させて暖房熱交換器3を始動させる(S10
4)。上記暖房熱交換器3の運転によって、循環水が加
熱され、端末暖房回路14,16に加熱された温水が供
給されて凍結が防止される。
【0031】上記循環水温度が60℃以上の状態を3分
間継続したとき(S105)、回路14,16に温水が
行き渡ったと見なして、バーナ3aの燃焼を停止して暖
房熱交換器3の運転を停止する(S106)。これによ
り、端末暖房回路14,16の凍結防止運転が終了す
る。上記ポンプ18始動時の循環水温度が20℃以上で
ある場合、及び上記端末暖房回路14,16の凍結防止
運転が終了した後に、熱動弁24が開弁させられ(S1
07)、上記端末暖房回路14,16に加えて風呂用バ
イパス回路12に温水を循環供給し、風呂用バイパス回
路12の凍結防止運転が開始される。
【0032】風呂用バイパス回路12の凍結防止運転
は、上記端末暖房回路14,16の凍結防止運転と同様
に、循環水の温度を高温側暖房水温度検出手段19によ
って測定させ(S108)、この温度が20℃以下であ
る場合、暖房熱交換器3を作動させる(S109)。上
記暖房熱交換器3の運転によって、回路12,14,1
6内を流れる温水の温度が上昇し、主に風呂用バイパス
回路12の凍結防止が行われる。
【0033】暖房熱交換器3の運転によって循環水の温
度が60℃に達した状態を3分間継続したとき(S11
0)、回路12に温水が行き渡ったとみなして、上記暖
房熱交換器3の運転を停止する(S111)。一方、循
環温水の温度が始めから20℃以上である場合、及び暖
房熱交換器3の運転停止(S111)後、熱動弁24を
閉状態にするとともにポンプ18の運転を停止し(S1
12)、凍結防止運転が終了する。
【0034】上記構成の給湯暖房機1において、上記の
ように制御することによって、凍結防止運転時にポンプ
18の揚程が不足することがなくなり、温水を端末暖房
回路14,16に十分に循環供給して、確実な凍結防止
運転を行うことができる。本願発明は上記実施の形態に
限定されることはない。実施の形態においては、風呂用
バイパス回路12及び端末暖房回路14,16の凍結防
止運転のON・OFF制御を、暖房水温検出手段19に
よって得られる循環水の温度に基づいて行ったが、所定
の時間を定めて凍結防止運転を行うこともできる。
【0035】この場合、低温感知サーミスタ23によっ
て得られる温度情報、各回路の熱容量等によって凍結防
止運転時間を決定するのが望ましい。なお、上記実施の
形態では、端末暖房回路14,16の凍結防止運転を行
った後に風呂用バイパス回路12の凍結防止運転を行っ
たが、熱動弁24を開弁して風呂用バイパス回路12の
凍結防止運転を行った後に、熱動弁24を閉弁して端末
暖房回路14,16の凍結防止運転を行ってもよい。
【0036】また、回路開閉手段として、熱動弁24に
限らず、たとえば電磁弁等を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る給湯暖房機の概要を示す図であ
る。
【図2】本願発明に係る凍結防止運転の一例を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 給湯暖房機 3 暖房熱交換器 7 風呂追焚き用熱交換器 12 風呂用バイパス回路 13 端末暖房機 14 高温側端末暖房回路 16 低温側端末暖房回路 18 ポンプ 23 低温感知サーミスタ(凍結危険温度検出手段) 24 熱動弁(回路開閉手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末暖房機に温水を循環供給する暖房回
    路と、上記端末暖房機の上流側と下流側を連通接続して
    設けられ、途中に設けた風呂追焚き用熱交換器に温水を
    循環供給して液−液熱交換を行う風呂用バイパス回路と
    を備え、これら各回路に暖房熱交換器によって生成した
    温水をポンプによって循環供給するように構成した給湯
    暖房機における凍結防止方法であって、 凍結危険温度以下であることを検出して、上記風呂用バ
    イパス回路への温水の供給を停止した状態で上記暖房回
    路に温水を循環させる暖房回路の凍結防止運転と、 上記風呂用バイパス回路に温水を循環させる風呂用バイ
    パス回路の凍結防止運転とを、それぞれ別個に行うこと
    を特徴とする、給湯暖房機における凍結防止方法。
  2. 【請求項2】 端末暖房機に温水を循環供給する暖房回
    路と、上記端末暖房機の上流側と下流側を連通接続して
    設けられ、途中に設けた風呂追焚き用熱交換器に温水を
    循環供給して液−液熱交換を行う風呂用バイパス回路と
    を備え、これら各回路に暖房熱交換器によって生成した
    温水をポンプによって循環供給するように構成した給湯
    暖房機における凍結防止装置であって、 凍結危険温度以下になったことを検出する凍結危険温度
    検出手段と、 上記暖房熱交換器から上記風呂追焚き用熱交換器へ至る
    風呂用バイパス回路中に設けた回路開閉手段と、 上記ポンプによって循環供給される温水の温度を測定す
    る暖房水温度検出手段と、 上記凍結危険温度検出手段、上記暖房水温度検出手段か
    らの温度情報に基づいて上記ポンプ、上記暖房熱交換
    器、上記回路開閉手段をオン・オフ制御する制御手段と
    を備え、 上記凍結危険温度検出手段が凍結危険温度以下になった
    ことを検出したとき、上記回路開閉手段を閉じて風呂用
    バイパス回路に温水を循環させない状態で、上記ポンプ
    及び上記暖房熱交換器を作動させて上記暖房回路の凍結
    防止運転を行い、 上記暖房水温度検出手段が暖房回路の凍結防止運転終了
    温度を検出した後、上記回路開閉手段を開いて上記風呂
    用バイパス回路の凍結防止運転を行うように制御するこ
    とを特徴とする、給湯暖房機における凍結防止装置。
  3. 【請求項3】 端末暖房機に温水を循環供給する暖房回
    路と、上記端末暖房機の上流側と下流側を連通接続して
    設けられ、途中に設けた風呂追焚き用熱交換器に温水を
    循環供給して液−液熱交換を行う風呂用バイパス回路と
    を備え、これら各回路に暖房熱交換器によって生成した
    温水をポンプによって循環供給するように構成した給湯
    暖房機における凍結防止装置であって、 凍結危険温度以下になったことを検出する凍結危険温度
    検出手段と、 上記暖房熱交換器から上記風呂追焚き用熱交換器へ至る
    風呂用バイパス回路中に設けた回路開閉手段と、 上記ポンプによって循環供給される温水の温度を測定す
    る暖房水温度検出手段と、 上記凍結危険温度検出手段、上記暖房水温度検出手段か
    らの温度情報に基づいて上記ポンプ、上記暖房熱交換
    器、上記回路開閉手段をオン・オフ制御する制御手段と
    を備え、 上記凍結危険温度検出手段が凍結危険温度以下になった
    ことを検出したとき、上記回路開閉手段を開いて上記ポ
    ンプ及び上記暖房熱交換器を作動させて上記風呂用バイ
    パス回路の凍結防止運転を行い、 上記暖房水温度検出手段が風呂用バイパス回路の凍結防
    止運転終了温度を検出した後、上記回路開閉手段を閉じ
    て風呂用バイパス回路に温水を循環させない状態で、上
    記暖房回路の凍結防止運転を行うように制御することを
    特徴とする、給湯暖房機における凍結防止装置。
  4. 【請求項4】 上記暖房水温検出手段が、最後に凍結防
    止運転が行われる回路を循環する温水の凍結防止運転終
    了温度を検出した後に、凍結防止運転を停止するように
    制御することを特徴とする、請求項2又は請求項3のい
    ずれかに記載の給湯暖房機における凍結防止装置。
  5. 【請求項5】 上記制御装置はタイマーを備え、回路開
    閉手段を開いてから所定時間経過後に、凍結防止運転を
    停止するように制御することを特徴とする、請求項2か
    ら請求項4のいずれかに記載の給湯暖房機における凍結
    防止装置。
JP8138696A 1996-04-03 1996-04-03 給湯暖房機における凍結防止方法及び凍結防止装置 Pending JPH09273763A (ja)

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CN112577201A (zh) * 2019-09-30 2021-03-30 能率(中国)投资有限公司 一种燃气采暖炉的生活用水恒温供给结构及其防冻方法
CN112577201B (zh) * 2019-09-30 2024-04-05 能率(上海)住宅设备有限公司 一种燃气采暖炉的生活用水恒温供给结构及其防冻方法

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