JPH09272640A - シート給送装置及び記録装置 - Google Patents

シート給送装置及び記録装置

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JPH09272640A
JPH09272640A JP8133796A JP8133796A JPH09272640A JP H09272640 A JPH09272640 A JP H09272640A JP 8133796 A JP8133796 A JP 8133796A JP 8133796 A JP8133796 A JP 8133796A JP H09272640 A JPH09272640 A JP H09272640A
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sheet
pressure plate
roller
separating
feeding
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JP8133796A
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Yoshinori Watanabe
良則 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、分離給送動作終了後に分離手段が
シート給送回転体から離間した後に発生するシートの連
れ重送を補助分離手段により効果的に防止し得るシート
給送装置及びこれを備えた記録装置を提供することを可
能にすることを目的としている。 【解決手段】 圧板2の揺動軸2aに固定されたギア11
と、分離ローラ6よりも上流側に揺動可能に設けられた
土手部材10の揺動軸10aに固定されたギア12とがギア列
13により連結され、分離ローラ6が軸7aを中心に揺動
するホルダ7に回転可能に支持され、ホルダ7のリブ7
bが圧板2の下流側端部に係合して連動するように構成
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置に装備さ
れるシート給送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ等の記録装置に装備され
るシート給送装置では、コストダウンを主目的として、
図7に示すように、給送ローラと搬送ローラとを兼ねる
一本の大径ローラ101 によって圧板102 上に載置された
シートSをピックアップすると共に、図示しない記録手
段が配置される記録領域まで搬送するものがある。
【0003】この従来の記録装置は、例えば、特開平1-
139286号公報に記載されているように、回転駆動された
大径ローラ101 が該大径ローラ101 の下部にセットされ
たシートS束からシートSを送り出して給送を行うと共
に、シートSを大径ローラ101 の外周径に対応して配置
されたUターンガイド103 に沿ってUターンするように
搬送し、大径ローラ101 の上側に設けられた記録手段の
記録領域まで大径ローラ101 により用紙を搬送するよう
に構成されている。
【0004】前記大径ローラ101 は駆動軸に対して複数
のゴムローラ部材が嵌め込まれる構成になっており、大
径ローラ101 であってもそれ自体の重量が大きくならな
いように構成されている。上記構成によれば、非常に少
ない部品でシート給送装置が構成できるため、大幅なコ
ストダウンが図れ、更には大径ローラ101 を採用するこ
とで比較的厚いシートSでもUターン搬送出来る。ま
た、小径ローラと同じ精度で大径ローラ101 を作った場
合、径に対する誤差比率は小さくなり搬送精度は向上す
る。
【0005】一方、給送分離手段としては、特開昭62-1
05834 号公報に記載されているように、回転駆動される
大径ローラ101 に回転可能な分離ローラ104 を圧接し、
該分離ローラ104 にトルクリミッタを取り付け、そのト
ルクリミッタの制動トルクによってシートSを分離する
ように構成したものがある。
【0006】これは、分離パットを用いた給送分離手段
よりも耐久性に優れ、分離パットとシートSとの間で発
生するびびりによる異音もなく、安定した分離,給送を
行うことが出来る。
【0007】更に、図7に示すように、両者を組み合わ
せて、分離ローラ104 を可動式にして、シートSの分離
給送動作終了後に、分離ローラ104 を大径ローラ101 か
ら退避させるように構成したものがある。
【0008】これは、先行するシートSを分離した後に
分離ローラ104 の近傍上流側に残っていた後続するシー
トSが先行するシートSに続けて大径ローラ101 と分離
ローラ104 とによって搬送され、引き込まれてしまう現
象(連送)を防ぐために、分離ローラ104 を分離給送動
作終了後に大径ローラ101 から退避させるようにしたも
のである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の技術では、分離ローラ104 を可動式とし、分離給
送動作終了後に大径ローラ101 から退避させるため、以
下のような問題があった。
【0010】近年、記録装置に使用されるシートSの種
類は多種多様化しており、特にシートS相互間に作用す
る摩擦係数が高いシートSを使用する場合、先行するシ
ートSの分離給送動作終了後、後続するシートSの進行
を抑制していた分離ローラ104 が大径ローラ101 から退
避した後で、分離ローラ104 の近傍上流側に残っていた
後続するシートSが先行するシートSとの間で作用する
摩擦力により引き込まれてしまう(連れ重送)場合があ
る。つまり、分離ローラ104 が分離動作した分だけシー
トS間の先端がずれた状態で重送となる虞がある。
【0011】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、分離給送動作終了後に分離手
段がシート給送回転体から退避した後に発生するシート
の連れ重送を補助分離手段により効果的に防止するシー
ト給送装置及びこれを備えた記録装置を提供せんとする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、複数のシートを支持す
るシート支持手段と、前記シート支持手段からシートを
送り出し、更に記録手段に向けて搬送するシート給送回
転体と、前記シート給送回転体に対して接離可能に設け
られた分離手段と、前記分離手段の接離動作に連動して
揺動する補助分離手段とを有することを特徴とするシー
ト給送装置である。
【0013】本発明は、上述の如く構成したので、補助
分離手段が分離手段のシート給送回転体に対する接離動
作の動作量に対応して揺動し、分離面のシートに対する
傾斜角度を変化させる。
【0014】即ち、分離手段がシート給送回転体に圧接
されている時は、補助分離手段の分離面の傾斜角度がシ
ートの搬送を妨げないような角度に設定されて、シート
給送回転体と分離手段との協働により分離,給送される
シートの通過を容易にする。
【0015】そして、分離手段がシート給送回転体から
退避した時は、補助分離手段の分離面の傾斜角度はシー
トのシート面に対して略垂直方向に設定され、先行する
シートから受ける接触摩擦力により引き込まれる後続す
るシートを分離面に突き当てて進行を阻止し、重送を効
果的に防止することが出来る。
【0016】また、分離手段及び補助分離手段を、シー
ト支持手段に設けられた圧板の揺動動作に連動して揺動
可能に構成した場合には、圧板の揺動動作量に対応して
分離手段及び補助分離手段が揺動し、補助分離手段の分
離面の傾斜角度を変化させることが出来る。
【0017】また、補助分離手段の揺動軸に設けられた
ギアと、圧板の揺動軸に設けられたギアとが直接または
間接的に連結されて、補助分離手段と圧板とが連動して
揺動するように構成した場合には、補助分離手段がギア
を介して圧板と連動するため、圧板の動作量に対応して
補助分離手段の分離面の傾斜角度を変化させることが出
来る。
【0018】また、補助分離手段及び圧板に回動可能に
設けられたアームにより連結されて、補助分離手段と圧
板とが連動して揺動するように構成した場合には、補助
分離手段がアームを介して圧板と連動するため、圧板の
動作量に対応して補助分離手段の分離面の傾斜角度を変
化させることが出来る。この場合、リンク手段であるア
ームを用ることで簡単な構成で、設置スペースを低減出
来るので、装置の小型化及びコストダウンを図ることが
出来る。
【0019】また、補助分離手段を付勢する付勢手段
と、該付勢手段により付勢される補助分離手段の傾斜角
度を所定角度に規制する規制手段とを有し、補助分離手
段のシート搬送方向上流側に設けた係合部と、圧板のシ
ート搬送方向下流側に設けた係合部とが係合して、補助
分離手段と圧板とが連動して揺動するように構成した場
合には、圧板に係合された補助分離手段が圧板の揺動動
作に伴い、付勢手段の付勢方向と反対方向に押され、圧
板の揺動動作量に対応して補助分離手段が揺動し、分離
面の傾斜角度を変化させることが出来る。
【0020】即ち、給送動作時に圧板上に載置されたシ
ートをシート給送回転体に圧接している状態では、付勢
手段により付勢される補助分離手段は規制手段により規
制されて補助分離手段の分離面の傾斜角度はシートの給
送を妨げない角度に設定される。
【0021】そして、先行するシートの分離,給送が終
了し、圧板がシート給送回転体から離間すると、該圧板
に連動して補助分離手段が付勢手段の付勢力に抗して揺
動し、分離面の傾斜角度はシートのシート面に対して略
垂直方向に設定される。
【0022】これにより、分離手段がシート給送回転体
から離間した後、分離手段の近傍上流側に位置する後続
するシートが、先行するシートから接触摩擦力による搬
送力を受けても、該後続するシートを補助分離手段の分
離面に突き当てて進行を阻止し、連れ重送を効果的に防
止することが出来る。また、この場合、部品点数を削減
して更に簡単な構成で、設置スペースを更に低減出来る
ので、装置の小型化及びコストダウンを図る際に更に有
利である。
【0023】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシート給送
装置及び記録装置の一実施形態を具体的に説明する。図
1は本発明に係るシート給送装置の全体構成を示す斜視
図、図2は本発明に係るシート給送装置の第1実施形態
の側断面説明図、図3は図2の要部を示す図である。
【0024】尚、以下に説明する各実施形態では、分離
手段の一例として、トルクリミッタを装備した可動式の
分離回転体である分離ローラを適用した場合について説
明するが、他の分離手段として、所定の摩擦係数を有す
る分離面を有して構成された分離パット等を適用するこ
とも可能である。
【0025】図において、紙や合成樹脂等で構成される
シートSを載置するシート支持手段を構成する圧板2
は、装置本体1と一体的に構成されたスタッカ9のシー
ト搬送方向下流側(以下、単に「下流側」という)に該
スタッカ9に連続的に配置され、シートSの給送時にス
タッカ9及び圧板2上に載置されたシートSをシート給
送回転体である給送ローラ4に対して圧接する機能を有
している。
【0026】即ち、圧板2は、装置本体1に対して回転
可能に構成された揺動軸2aに固定されており、圧板2
の裏面側で装置本体1に設けられた圧板バネ3により圧
板2は揺動軸2aと一体的に該揺動軸2aを中心に図2
の反時計回り方向に回動するように付勢されて給送ロー
ラ4に圧接される。また、圧板2の揺動軸2aには、ギ
ア11が固定されている。
【0027】圧板2に対向する位置には、シート給送回
転体となる給送ローラ4が装置本体1に対して回転可能
に配置されており、該給送ローラ4はスタッカ9及び圧
板2上に載置されたシートSをピックアップすると共
に、給送ローラ4よりも上部に配置された記録手段(詳
細には図6に示して後述する)の記録領域へシートSを
搬送する。
【0028】給送ローラ4は、駆動源である図示しない
パルスモータにより図示しない駆動伝達手段を介して連
結されており、所定のタイミングで回転駆動される。
【0029】給送ローラ4の外周表面には所定の摩擦係
数を有するゴム部材5が設けられており、圧板2上に載
置されたシートSが給送ローラ4表面のゴム部材5に接
触して給送ローラ4が図2の矢印a方向に回転駆動され
ることで、シートSがゴム部材5の摩擦力を受けて給送
される。
【0030】圧板2よりも下流側で、給送ローラ4に対
向する位置には、給送ローラ4に対して接離可能に設け
られた分離手段となる分離回転体である分離ローラ6が
配置されている。分離ローラ6はシートSの分離を行う
ためのものであり、装置本体1に設けられた軸7aに軸
支されて、装置本体1に対して回動可能に構成されたホ
ルダ7に回転可能に軸支されている。
【0031】ホルダ7は、該ホルダ7の裏面側で装置本
体1に設けられたホルダバネ8により軸7aを中心に図
2の時計回り方向に付勢されて分離ローラ6が給送ロー
ラ4に圧接される。
【0032】前記分離ローラ6の回転軸には、図示しな
いクラッチバネが配置されており、分離ローラ6が給送
ローラ4に圧接されて、給送ローラ4の回転駆動力を受
けて該分離ローラ6に所定以上の回転トルクが加えられ
た時のみ、分離ローラ6は給送ローラ4に従動してシー
ト給送方向(図2の右回り方向)に回転し、給送ローラ
4から受ける回転トルクが設定値以下の場合には、停止
状態を維持するようになっている。また、分離ローラ6
の外周表面には所定の摩擦係数を有するゴム部材が設け
られている。
【0033】ホルダ7の上流側端部には、圧板2の下流
側端部に対応するリブ7bが設けられており、該リブ7
bが圧板2の下流側端部の裏面に当接係合して規制され
ることによって軸7aを中心に揺動するホルダ7の揺動
動作を規制している。
【0034】そして、圧板2が揺動軸2aを回動中心と
して図2の反時計回り方向に揺動することによって該圧
板2とリブ7bとの係合によるホルダ7の規制が解除さ
れ、ホルダ7がホルダバネ8の付勢力によって軸7aを
中心にして図2の時計回り方向に揺動して分離ローラ6
が給送ローラ4に圧接される。
【0035】即ち、圧板2が圧板バネ3の付勢力により
揺動軸2aを中心に図2の反時計回り方向に回動して給
送ローラ4側に付勢されている時は、ホルダ7がホルダ
バネ8の付勢力により軸7aを中心に図2の時計回り方
向に回動して分離ローラ6が給送ローラ4に圧接され、
圧板2が図示しない圧接解除手段により圧板バネ3の付
勢力に抗して押下されて、揺動軸2aを中心に図2の時
計回り方向に回動して給送ローラ4から離間すると、圧
板2がリブ7bを押下してホルダ7をホルダバネ8の付
勢力に抗して軸7aを中心に図2の反時計回り方向に回
動して分離ローラ6を給送ローラ4から離間させる。
【0036】前記圧板2の下流側で、且つ、分離ローラ
6の近傍上流側に対応する位置には、本発明の特徴であ
る補助分離手段となる土手部材10が装置本体1に対して
回転可能に設けられた揺動軸10aに固定され、該揺動軸
10aを中心にして揺動可能に構成されている。該土手部
材10はシートSの分離を補助すると同時にシートSの連
れ重送を防止するためのものである。
【0037】前記土手部材10の揺動軸10aにはギア12が
固定されており、該ギア12は、ギア列13を介して圧板2
の揺動軸2aに固定されたギア11に噛合されており、こ
れにより圧板2の揺動動作と土手部材10の揺動動作が連
動して動作するようになっている。
【0038】土手部材10のシートSに対応する表面に
は、所定の摩擦係数を有する分離面10bが形成されてお
り、該土手部材10は、図3に示すように、圧板2の下流
側の装置本体1に設けられた揺動スペース1aの範囲領
域で揺動動作を行うようになっている。
【0039】そして、土手部材10が図2、図3の破線姿
勢位置、即ち、土手部材10の開放端部が揺動軸10aより
も上流側に傾斜した状態に設定された時、圧板2上から
給送ローラ4により繰り出された先行するシートS1は、
土手部材10の分離面10bに沿って進行し、給送ローラ4
とUターンガイド1bとの間にスムーズに搬送される。
【0040】また、土手部材10が図2、図3の実線姿勢
位置に設定された時、即ち、土手部材10の開放端部が揺
動軸10aよりも下流側に傾斜した状態に設定された時、
土手部材10の分離面10bは給送ローラ4により給送され
るシートSのシート面に対して略鉛直方向に起立した状
態となり、給送ローラ4により送られる先行するシート
S1から摩擦抵抗を受けて連れ搬送され、分離ローラ6の
近傍上流側に停滞した後続するシートS2が圧板2が下降
することによって該シートS2の先端が土手部材10の分離
面10bに突き当たり、進行が阻止される。
【0041】上記構成によるシートSの分離,給送動作
について詳細に説明する。シートSの給送待機の状態で
は、図2、図3の実線で示すように、圧板2は図示しな
い規制部材により規制されて圧板バネ3の付勢力に抗し
て下降しており、給送ローラ4から離間した状態になっ
ている。また、分離ローラ6はホルダ7と共に圧板2に
より規制されて給送ローラ4から離間した状態となって
おり、土手部材10は揺動スペース1aの下流側に退避し
ている。
【0042】そして、図示しないパルスモータが給送ロ
ーラ4に回転駆動力を伝達し、該給送ローラ4がシート
給送方向である図2の矢印a方向に回転すると共に、図
示しない規制部材を解除することで圧板2の規制が解除
され、圧板2の裏面側に設けられた圧板バネ3の付勢力
によって圧板2が揺動軸2aを中心にして図2の反時計
回り方向に回動し、圧板2上に載置されたシートSが給
送ローラ4に当接するまで揺動する。
【0043】圧板2上のシートSは圧板バネ3の伸長力
により回転駆動している給送ローラ4に圧接され、給送
ローラ4とシートSとの間に摩擦力が生じてスタッカ9
及び圧板2上に載置された最上位のシートSが一枚、或
いはシートS相互間に作用する摩擦力により最上位のシ
ートSに連れられて上位から複数枚のシートSが繰り出
される。
【0044】この時、圧板2の上昇に伴い、ホルダ7の
リブ7bに対する規制が解除され、ホルダ7はホルダバ
ネ8の伸長力により軸7aを中心にして図2の時計回り
方向に揺動し、ホルダ7と一体的に揺動する分離ローラ
6が給送ローラ4に圧接される。
【0045】そして、給送ローラ4の外周面と分離ロー
ラ6の外周面との摩擦力によって、分離ローラ6は給送
ローラ4の回転に従動して図2の時計回り方向に回転す
る。
【0046】また、圧板2の揺動に伴い、圧板2の揺動
軸2aに固定されたギア11が該揺動軸2aを中心に圧板
2の揺動分だけ図2の矢印方向(反時計回り方向)に回
転する。そして、ギア11の回転に伴いギア列13を介して
土手部材10の揺動軸10aに固定されたギア12が揺動軸10
aと一体的に図2の矢印方向(時計回り方向)に回転す
る。
【0047】これにより、揺動軸10aに固定された土手
部材10は、圧板2の揺動分だけ揺動軸10aを中心にして
図2の時計回り方向に回動して揺動し、土手部材10の分
離面10bの傾斜角度は給送ローラ4により給送されたシ
ートSの進行を妨げない姿勢状態となる。
【0048】給送ローラ4により繰り出されたシートS
は、分離ローラ6と給送ローラ4との圧接部に送られ、
この時、給送ローラ4と分離ローラ6とのニップ部にシ
ートSが一枚だけ進入した場合には、シートSを介して
給送ローラ4から分離ローラ6に作用する回転トルクが
図示しないクラッチバネの制動トルクを越えるような所
定以上の大きさとなり、分離ローラ6が給送ローラ4の
回転に従動してシートSが搬送される。
【0049】また、給送ローラ4と分離ローラ6とのニ
ップ部に複数枚のシートSが進入した場合には、シート
S間の滑りにより、シートSを介して給送ローラ4から
分離ローラ6に作用する回転トルクが図示しないクラッ
チバネの制動力よりも小さくなって分離ローラ6の従動
回転が阻止される。
【0050】従って、給送ローラ4と分離ローラ6との
ニップ部に進入した複数枚のシートSの内、給送ローラ
4から直接給送力を受ける最上位のシートSのみが給送
ローラ4により給送され、分離ローラ6側に位置する下
位のシートSは停止した分離ローラ6の外周面から受け
る摩擦力により分離ローラ6の近傍位置で停滞させられ
る。
【0051】給送ローラ4と分離ローラ6とによって分
離,給送された最上位のシートSは分離ローラ6よりも
下流側に配置された図示しないピンチローラと給送ロー
ラ4とによって挟持搬送され給送ローラ4の上部に配置
された画像形成部に給送されて一連の分離,給送動作が
終了する。
【0052】そして、図示しない規制部材により圧板2
が押し下げられて圧板2上のシートSが給送ローラ4か
ら離間し、同時に分離ローラ6もホルダ7と一体的に揺
動して給送ローラ4から離間し、同時に土手部材10もギ
ア11,ギア列13,ギア12を介して揺動して揺動スペース
1aに退避して土手部材10の分離面10bの傾斜角度が搬
送されるシートSのシート面に対して略鉛直方向に起立
する。
【0053】この時、前回の分離,給送動作において、
分離された後続するシートS2は、分離ローラ6と給送ロ
ーラ4とのニップ部近傍上流側に残留しており、前述し
た従来例では、分離ローラ6の退避後に後続するシート
S2を抑制していた摩擦力が無くなるため、後続するシー
トS2が先行するシートS1との間に作用する摩擦力により
先行するシートS1に連れ重送される虞があった。
【0054】しかしながら、本実施形態では、先行する
シートS1に連れられて引き込まれようとする後続するシ
ートS2の先端がシート面に対して略鉛直方向に起立した
土手部材10の分離面10bに突き当たり、後続するシート
S2は分離面10bに規制されて連れ重送が防止される。
【0055】そして、次回の給送動作が開始されると、
給送ローラ4が回転すると共に圧板2が上昇し、分離ロ
ーラ6が給送ローラ4に圧接されて土手部材10が前回規
制したシートSを給送ローラ4と分離ローラ6とのニッ
プ部よりもシート搬送方向上流側に押し上げて最上位の
シートSが給送ローラ4により給送力を受けて給送ロー
ラ4と分離ローラ6とのニップ部に進入し、前述と同様
に分離,給送される。
【0056】以上説明したように、本実施形態では、シ
ートS相互間で大きな摩擦力が作用する媒体を使用して
分離,給送する場合でも、分離ローラ6の退避後に圧板
2の揺動に連動したギア11,ギア列13,ギア12を介して
土手部材10の分離面10bの傾斜角度を変化させること
で、該分離面10bにより後続するシートS2の進行を阻止
し、連れ重送を効果的に防止することが出来るものであ
る。また、土手部材10の分離面10bはシートSの分離,
給送動作時にはシートSの搬送を妨げない傾斜角度に設
定出来る。
【0057】次に、本発明に係るシート給送装置の第2
実施形態について図4を用いて説明する。図4は本発明
に係るシート給送装置の第2実施形態の側断面説明図で
ある。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同
一の符号を付して説明を省略する。
【0058】本実施形態では、分離ローラ21は前記第1
実施形態と同様に圧板2に係合するホルダ23により揺動
するように構成されている。また、図4に示すように、
圧板2の下流側端部には、軸2cを中心にしてアーム20
を回動可能に軸支するアーム支持部2bが設けられてお
り、前記アーム20は、揺動軸10aを中心に揺動する土手
部材10の他端部に軸10cを中心に回動可能に軸支されて
いる。これ等圧板2、土手部材10、アーム20、各軸2
c,10cによりリンク機構を構成している。
【0059】上記リンク機構の動作を説明すると、先
ず、給送待機の状態では、圧板2は、図示しない規制部
材に規制され、圧板バネ3の付勢力に抗して押下された
状態にある。また、分離ローラ21は前記第1実施形態と
同様に圧板2により規制されて給送ローラ11から離間し
ている。この時、土手部材10はリンク機構の作用によ
り、図4の実線で示すように、揺動スペース1a内に退
避し、シートSのシート面に対して略鉛直方向に起立し
た姿勢状態で保持されている。
【0060】次に、給送ローラ11を回転駆動させると共
に、図示しない規制部材による圧板2の規制を開放する
と、圧板2は圧板バネ3の伸長力により揺動軸2aを中
心にして図4の反時計回り方向に揺動し、圧板2上に載
置されたシートSが給送ローラ11に圧接される。そし
て、給送ローラ11により圧板2上のシートSが繰り出さ
れる。
【0061】この時、分離ローラ21も圧板2からの規制
が解除されて給送ローラ11に圧接し、給送ローラ11から
受ける摩擦力により図4の時計回り方向に従動回転す
る。この時、土手部材10は圧板2のアーム支持部2bに
取り付けられたアーム20を介して圧板2の揺動分だけ揺
動軸10aを中心にして時計回り方向に揺動し図4の破線
で示す姿勢状態に保持されて土手部材10の分離面10bは
シートSの給送を妨げない傾斜角度に設定される。
【0062】圧板2上のシートSが給送ローラ11により
繰り出されると、前記第1実施形態と同様にして最上位
のシートSが分離,給送されて、下位のシートSは分離
ローラ21の近傍上流側で停滞する。
【0063】分離,給送動作が終了すると、図示しない
規制部材により圧板2が下降し、同時に分離ローラ21も
給送ローラ11から離間し、土手部材10もアーム20を介し
て圧板2の下降動作に対応して揺動スペース1a内に退
避し、シートSのシート面に対して略鉛直方向に起立し
て保持される。
【0064】これにより、分離ローラ21が退避した後、
分離ローラ21と給送ローラ11とのニップ部近傍上流側に
残留している後続するシートS2が先行するシートS1から
受ける摩擦力によって進行しても、後続するシートS2の
先端が土手部材10の分離面10bに当接して規制される。
他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され同様な効
果を得ることが出来る。
【0065】上述のように、本実施形態では、シートS
相互間で大きな摩擦力が作用する場合でも、分離ローラ
21の退避後に圧板2の揺動に連動するアーム20を介して
土手部材10が揺動し、分離面10bの傾斜角度を変化させ
ることで、該分離面10bにより後続するシートSの進行
を阻止し、連れ重送を効果的に防止することが出来る。
また、ギア列の代わりにアームにより圧板2と土手部材
10とを連動させるように構成したことで前記第1実施形
態よりもスペース的に有利であり、装置の小型化を図る
ことが出来る。
【0066】次に、本発明に係るシート給送装置の第3
実施形態について図5を用いて説明する。図5は本発明
に係るシート給送装置の第3実施形態の側断面説明図で
ある。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同
一の符号を付して説明を省略する。
【0067】本実施形態では、分離ローラ21は前記第1
実施形態と同様に圧板2に係合するホルダ23により揺動
するように構成されている。また、図5に示すように、
圧板2の下流側端部には、所定長さを有する係合部2d
が設けられており、該係合部2dの先端部が揺動軸10a
を中心に揺動する土手部材10に当接係合して該土手部材
10の傾斜角度を変化させ得るように構成されている。
【0068】また、土手部材10の裏面側には、一端が装
置本体1に係合された付勢手段となるバネ30が係合され
ており、更に土手部材10の開放端部に対応する所定位置
には土手部材10の揺動量を規制する規制部材となるスト
ッパ1cが装置本体1に設けられている。
【0069】次に、上記機構の動作を説明すると、先
ず、給送待機の状態では、圧板2は、図示しない規制部
材に規制され、圧板バネ3の付勢力に抗して押下された
状態にある。また、分離ローラ21は前記第1実施形態と
同様に圧板2により規制されて給送ローラ11から離間し
ている。
【0070】この時、土手部材10は圧板2に設けられた
係合部2dによりバネ30の付勢力に抗して押圧され、図
5の実線で示すように、揺動スペース1a内に退避し、
シートSのシート面に対して略鉛直方向に起立した姿勢
状態で保持されている。
【0071】次に、給送ローラ11を回転駆動させると共
に、図示しない規制部材による圧板2の規制を開放する
と、圧板2は圧板バネ3の伸長力により揺動軸2aを中
心にして図5の反時計回り方向に揺動し、圧板2上に載
置されたシートSが給送ローラ11に圧接される。そし
て、給送ローラ11により圧板2上のシートSが繰り出さ
れる。
【0072】この時、分離ローラ21も圧板2からの規制
が解除されて給送ローラ11に圧接し、給送ローラ11から
受ける摩擦力により図5の時計回り方向に従動回転す
る。この時、土手部材10は圧板2の係合部2dによる規
制が解除され、バネ30の伸長力によって圧板2の揺動に
連動して揺動軸10aを中心にして図5の時計回り方向に
揺動し、土手部材41の開放端部がストッパ1cに係止さ
れて図5の破線で示す姿勢状態に保持されて土手部材10
の分離面10bはシートSの給送を妨げない傾斜角度に設
定される。
【0073】圧板2上のシートSが給送ローラ11により
繰り出されると、前記第1実施形態と同様にして最上位
のシートSが分離,給送されて、下位のシートSは分離
ローラ21の近傍上流側で停滞する。
【0074】分離,給送動作が終了すると、図示しない
規制部材により圧板2が下降し、同時に分離ローラ21も
給送ローラ11から離間し、土手部材10も圧板2の下降動
作に対応して該圧板2に設けられた係合部2dによりバ
ネ30の付勢力に抗して押圧され、揺動スペース1a内に
退避し、シートSのシート面に対して略鉛直方向に起立
して保持される。
【0075】これにより、分離ローラ21が退避した後、
分離ローラ21と給送ローラ11とのニップ部近傍上流側に
残留している後続するシートS2が先行するシートS1から
受ける摩擦力によって進行しても、後続するシートS2の
先端が土手部材10の分離面10bに当接して規制される。
他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され同様な効
果を得ることが出来る。
【0076】上述のように、本実施形態では、シートS
相互間で大きな摩擦力が作用する場合でも、分離ローラ
21の退避後に圧板2の揺動に連動して係合部2dを介し
て土手部材10をバネ30の付勢力に抗して押圧して揺動
し、分離面10bの傾斜角度を変化させることで、該分離
面10bにより後続するシートSの進行を阻止し、連れ重
送を効果的に防止することが出来る。更に、前記第1、
第2実施形態よりも少ない部品点数で簡単に構成するこ
とが出来、コストダウンを図ることが出来る。
【0077】尚、前記各実施形態では、分離手段として
分離回転体である分離ローラ6を用いて構成したが、分
離ローラ6の代わりに所定の摩擦係数で構成された分離
面を有する分離パッド等をシート給送回転体である給送
ローラ4に接離可能に構成することも可能である。
【0078】次に、前記各実施形態で述べたシート給送
装置を装備する記録装置について図6を用いて説明す
る。図6は本発明に係るシート給送装置を備えた記録装
置の一例としてインクジェット記録装置に適用した場合
の全体構成を示す断面説明図である。尚、前記各実施形
態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省
略する。
【0079】図6に示す記録装置は、前述したシート給
送装置によって、スタッカ9及び圧板2上に載置された
シートSを給送ローラ4により送り出し、前述の分離ロ
ーラ6及び土手部材10により最上位のシートSを一枚ず
つ確実に分離,給送してUターンガイド1bによりシー
トSを反転させ、更にシートSを給送ローラ4とピンチ
ローラ40によってインクジェト記録ヘッド41が設けられ
た記録手段へと搬送して所定画像を記録する。
【0080】本実施形態の記録手段はインクジェット記
録方式を用いており、キャリッジ42が図6の紙面垂直方
向に往復移動可能になており、このキャリッジ42に画像
信号に応じてインクを吐出し得るインクジェット記録ヘ
ッド41が搭載されている。これにより、搬送されたシー
トSに対してキャリッジ42を移動させると共に、記録ヘ
ッド41からインクを吐出して画像記録を行い、そのシー
トSを排出ローラ対43によって排出スタッカ44へ排出す
る。
【0081】前記記録ヘッド41は微細な液体吐出口(オ
リフィス)、液路及びこの液路の一部に設けられるエネ
ルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させる液滴
形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備えて
いる。
【0082】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0083】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。
【0084】その中でも電気熱変換体をエネルギー発生
手段として用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易で
あり、且つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼
性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を
十二分に活用出来、高密度実装化が容易で、製造コスト
も安価なことから有利である。
【0085】また前述した実施形態では記録手段として
インクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じて
電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によって印加
される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利
用してインクに生ずる気泡の成長,収縮により、インク
を吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更に
好ましい。
【0086】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書
に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ま
しい。
【0087】また、この記録装置には装置上部に原稿読
取部を有しており、原稿Gを搬送ローラ45,46によって
搬送すると共に、光学系47によって搬送される原稿Gに
記載された情報を読み取り、その情報を前記記録手段
へ、又は他の記録装置の記録手段へ伝送し得るようにな
っている。
【0088】尚、前述したシート給送装置は記録装置に
用いる場合のみならず、例えば複数枚の原稿を一枚ずつ
分離給送して読み取る読取装置等にも好適に用いること
が可能である。
【0089】更に、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末装置として用いられるものの他、リーダ等と組み
合わせた複写装置、更には送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0090】また、前述した記録手段としてインクジェ
ット記録方式を用いた例を説明したが、本発明は記録方
式はインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他
にも電子写真方式、熱転写記録方式や感熱記録方式、更
にはワイヤードット記録方式等のインパクト記録方式、
或いはそれ以外の記録方式であっても適用し得る。また
シリアル記録方式に限定する必要もなく、所謂ライン記
録方式を用いても良い。
【0091】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、圧板の揺動動作に連動して揺動する分離手段
がシート給送回転体から離間した時、補助分離手段が圧
板の揺動動作に連動して揺動し、後続するシートの進行
を阻止するように構成したことで、シートの連れ重送を
防止してシート給送動作の信頼性を向上することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート給送装置の全体構成を示す
斜視図である。
【図2】本発明に係るシート給送装置の第1実施形態の
側断面説明図である。
【図3】図2の要部を示す図である。
【図4】本発明に係るシート給送装置の第2実施形態の
側断面説明図である。
【図5】本発明に係るシート給送装置の第3実施形態の
側断面説明図である。
【図6】本発明に係るシート給送装置を備えた記録装置
の全体構成を示す断面説明図である。
【図7】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…装置本体、1a…揺動スペース、1b…Uターンガ
イド、1c…ストッパ、2…圧板、2a…揺動軸、2b
…アーム支持部、2c…軸、2d…係合部、3…圧板バ
ネ、4…給送ローラ、5…ゴム部材、6…分離ローラ、
7…ホルダ、7a…軸、8…ホルダバネ、9…スタッ
カ、10…土手部材、10a…揺動軸、10b…分離面、10c
…軸、11,12…ギア、13…ギア列、20…アーム、30…バ
ネ、40…ピンチローラ、41…記録ヘッド、42…キャリッ
ジ、43…排出ローラ対、44…排出スタッカ、45,46…搬
送ローラ、47…光学系、G…原稿、S,S1,S2…シート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシートを支持するシート支持手段
    と、 前記シート支持手段からシートを送り出し、更に記録手
    段に向けて搬送するシート給送回転体と、 前記シート給送回転体に対して接離可能に設けられた分
    離手段と、 前記分離手段の接離動作に連動して揺動する補助分離手
    段と、 を有することを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記補助分離手段を所定の摩擦係数を有
    する分離面を有し、前記分離手段の離間動作に応じて分
    離面がシート送り方向に対して直角となる方向に揺動す
    るように構成したことを特徴とする請求項1に記載のシ
    ート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記シート支持手段は揺動可能な圧板を
    有し、前記分離手段は、前記圧板の揺動動作に連動して
    前記シート給送回転体に接離することを特徴とする請求
    項1に記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記補助分離手段の揺動軸に設けられた
    ギアと、前記圧板の揺動軸に設けられたギアとが直接ま
    たは間接的に連結されて、前記補助分離手段と前記圧板
    とが連動して揺動するように構成したことを特徴とする
    請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記補助分離手段及び前記圧板に回動可
    能に設けられたアームにより連結されて、前記補助分離
    手段と前記圧板とが連動して揺動するように構成したこ
    とを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 前記補助分離手段を付勢する付勢手段
    と、 前記付勢手段により付勢される補助分離手段の傾斜角度
    を所定角度に規制する規制手段と、 を有し、 前記圧板のシート搬送方向下流側に設けた係合部が前記
    補助分離手段に係合して、前記補助分離手段と前記圧板
    とが連動して揺動するように構成したことを特徴とする
    請求項3に記載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のシ
    ート給送装置を備え、該シート給送装置により給送され
    たシートに画像情報に応じて画像を形成する記録手段を
    有することを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録装置の記録手段は、信号に応じ
    てインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方式
    で構成したことを特徴とする請求項7に記載の記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記記録装置の記録手段は、電気熱変換
    体によって印加される熱エネルギーにより、インクに生
    ずる膜沸騰を利用して吐出口からインクを吐出させるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007001678A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Fuji Xerox Co Ltd シート供給装置及び画像形成装置
CN105084058A (zh) * 2014-05-14 2015-11-25 佳能精技股份有限公司 片材输送装置、图像读取装置和成像设备
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JP2017105635A (ja) * 2017-02-08 2017-06-15 キヤノンファインテック株式会社 シート搬送装置と画像読取装置と画像形成装置

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