JPH09272631A - 粉粒体投入装置 - Google Patents

粉粒体投入装置

Info

Publication number
JPH09272631A
JPH09272631A JP8106083A JP10608396A JPH09272631A JP H09272631 A JPH09272631 A JP H09272631A JP 8106083 A JP8106083 A JP 8106083A JP 10608396 A JP10608396 A JP 10608396A JP H09272631 A JPH09272631 A JP H09272631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chute
nozzle
container
injection
injection nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8106083A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyoshi Tanaka
秀佳 田中
Ryoji Ii
良治 伊比
Motohiro Morimura
元博 森村
Hisao Nawata
久夫 縄田
Tsuyoshi Oshimi
強 押見
Hidetaka Urakubo
秀隆 浦久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Engineering Co Ltd
Kao Corp
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd, Kao Corp filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
Priority to JP8106083A priority Critical patent/JPH09272631A/ja
Publication of JPH09272631A publication Critical patent/JPH09272631A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シュート内の粉粒体を全量確実に投入させる
ようにすること。 【解決手段】 粉粒体24を溶解槽15へ投入する筒形
状のシュート11と、このシュートの内面において鉛直
方向の異なる位置に複数設置されてシュート内へ噴射空
気を噴射する補助噴射ノズル32、上部噴射ノズル3
3、下部噴射ノズル34とを有し、上部噴射ノズル及び
下部噴射ノズルの噴射状態下で、下部噴射ノズルの噴射
終了後所定時間経過後に上部噴射ノズルの噴射を終了さ
せるよう制御されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体投入装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】粉粒体投入装置に類似した技術として、
特開平6-135561号公報記載の石炭塔が開示されている。
この石炭塔は、石炭塔ホッパ内での石炭の付着を防止す
ることを目的としてなされたものであり、ホッパ内に空
気噴射ノズルを設置し、この空気噴射ノズルからの空気
噴射タイミングを、ホッパゲートの開放後、ホッパから
の石炭落下開始時期と一致するように設定し、且つ、空
気噴射ノズルからの噴射空気をホッパの垂直面及び傾斜
面からホッパ内部へ向けて噴射されるものである。
【0003】この噴射空気によって、落下中の石炭とホ
ッパの垂直面及び傾斜面との間に流動空気層を形成し
て、石炭のホッパへの付着を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記石炭塔
の技術を粉粒体の投入装置に適用すると、空気噴射ノズ
ルから吹き出される噴射空気によって粉粒体がシュート
(ホッパ)内に舞い上がってしまい、噴射空気の噴射終
了後に、この舞い上がった粉粒体がシュートの内面や空
気噴射ノズルに付着して、粉粒体の全量を例えば槽内へ
投入できない。
【0005】特に、多種類の粉粒体を槽内に供給して製
品等を製造する場合には、計量された粉粒体がシュート
を経て槽内へ計量通りに投入されないと、適正な組成の
製品等を製造することができない。
【0006】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、シュート内の粉粒体を全量確実に投
入させることができる粉粒体投入装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、粉粒体を所定箇所へ投入する筒形状のシュートと、
このシュートの内面において鉛直方向の異なる位置に複
数設置されて上記シュート内へ流体を噴射する噴射ノズ
ルとを有し、上記噴射ノズルは、上方側の噴射ノズル及
び下方側の噴射ノズルの噴射状態下で、上記下方側の噴
射ノズルの噴射終了後所定時間経過後に上記上方側の噴
射ノズルの噴射を終了させるよう制御されて構成された
ものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記上方側の噴射ノズルは上記シュー
トの上部に設置されて下向きに流体を噴射する上部噴射
ノズルであり、上記下方側の噴射ノズルは上記シュート
の下部に設置されて上記シュート内に旋回流を形成する
ように流体を噴射する下部噴射ノズルである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、上記噴射ノズルは、上記上部噴射ノズ
ル及び上記下部噴射ノズルに加えて、上記上部噴射ノズ
ルの上方で、且つ上記シュートの入り口近傍に設置され
て、上記シュート内に(略下向きに)旋回流を形成する
ように流体を噴射する補助噴射ノズルを備えるものであ
る。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、上記補助噴射ノズルの流体噴射は、上
記上部噴射ノズル及び上記下部噴射ノズルの流体噴射前
に終了するものである。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
に記載の発明において、上記シュートには、このシュー
ト内に粉粒体を供給するコンテナがコンテナバルブを介
して設置され、噴射ノズルの流体噴射は、上記コンテナ
バルブを閉弁して上記ホッパ及び上記コンテナを隔離し
た後に実施されるものである。
【0012】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。上方側の噴射ノズル及び下方側の噴射ノズルの噴射
状態下で、下方側の噴射ノズルの噴射終了後所定時間経
過後に、上方側の噴射ノズルの噴射を終了するよう制御
されたので、シュート内において、下方側の噴射ノズル
からの噴射流体により舞い上げられてシュート内壁等に
付着した粉粒体は、上方側の噴射ノズルから噴射された
流体により落下する。このため、粉粒体をシュート内に
残留させることなく、全量確実にシュートから所定箇所
へ投入させることができる。
【0013】請求項2に記載の発明には、次の作用があ
る。下部噴射ノズルは(細くなり、粉粒体が付着しやす
い)シュート下部に付着する粉粒体を旋回流により取り
除き、舞い上がった粉粒体を下向きに流体を噴射する上
部噴射ノズルにより、粉粒体をシュート内に残留させる
ことなく、全量確実に所定箇所に投入させることができ
る。
【0014】請求項3に記載の発明には、次の作用があ
る。噴射ノズルに、更に上部噴射ノズルの上方で、且つ
シュートの入口近傍に設置されて、シュート内に略下向
きに旋回流を形成するように流体を噴射する補助噴射ノ
ズルを備えることにより、上部噴射ノズル自身やシュー
ト入口付近に付着する粉粒体を取り除き、粉粒体をシュ
ート内に残留させることなく、全量確実に所定箇所に投
入させることができる。
【0015】請求項4に記載の発明には、次の作用があ
る。補助噴射ノズルの流体噴射を、上部噴射ノズル及び
下部噴射ノズルの流体噴射前に開始/終了することによ
り、上部噴射ノズル自身やシュート入口付近に付着する
粉粒体を舞い上がらせた後に、上部噴射ノズルで下方へ
投入する。このため、粉粒体をシュート内に残留させる
ことなく、全量確実に所定箇所に投入させることができ
る。
【0016】請求項5に記載の発明には、次の作用があ
る。コンテナバルブを閉弁してコンテナとシュートとを
隔離した後に、シュート内の各噴射ノズルから流体を噴
射させることから、この噴射流体によりシュート内に舞
い上がった粉粒体がコンテナ内に導入されない。このた
め、粉粒体はコンテナ内にも残留せず、コンテナ及びシ
ュート内の粉粒体を全量確実に所定箇所に投入させるこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る粉粒体投入
装置の一つの実施の形態を示す全体構成の部分断面図で
ある。図2は、図1のコンテナを示す構成図である。図
3は、図1のIII-III 線に沿う矢視図である。図4は、
図1のIV-IV 線に沿う矢視図である。図5は、図1の補
助噴射ノズルを示し、(A)が図1の VA部の拡大断面
図であり、(B)が図5(A)の VB- VB線に沿う断
面図である。図6は、図1の上部噴射ノズルを示し、
(A)が正面図であり、(B)が図6(A)の VIB−
VIB線に沿う断面図である。図7は、図1の下部噴射ノ
ズルを示す図1の VII-VII線に沿う断面図である。図8
は、図1の粉粒体投入装置において、付着しにくい粉粒
体についての投入動作を示すフローチャートである。図
9は、図1の粉粒体投入装置において、付着し易い粉粒
体についての投入動作を示すフローチャートである。
【0018】図1に示す粉粒体投入装置10は、シュー
ト11の下部にフレキシブルチューブ(布製)12及び
シャッタ13が順次連設され、シュート11の上部にコ
ンテナ14が設置されて構成され、所定箇所としての溶
解槽15内へ所定量の粉粒体24(図2)を投入するも
のである。溶解槽15は、粉粒体投入装置10から投入
された複数種類の粉粒体24を溶解して、製品液を製造
するものである。
【0019】シュート11は、円錐筒形状であり、上部
シュートエレメント16と下部シュートエレメント17
とをフランジ18にて接合して構成され、粉粒体24を
フレキシブルチューブ12及びシャッタ13を介して溶
解槽15内へ投入可能とする。このシュート11の上部
シュートエレメント16に支持プレート19が連結さ
れ、この支持プレート19の下部にロードセル20が設
置され、このロードセル20を介してシュート11が架
台21に支持される。この架台21は、固定設置され
る。
【0020】また、上記支持プレート19の上部にはガ
イド脚22が設置され、このガイド脚22にコンテナ1
4の脚スカート23が支持されて、コンテナ14がシュ
ート11に載置される。従って、上記ロードセル20
は、シュート11及びコンテナ14の重量、並びにこれ
らの内部に付着した粉粒体24の重量を検出する。
【0021】ここで、コンテナ14は、図2に示すよう
に、コンテナ本体25の方形筒状部の下部四隅に上記脚
スカート23が固着されたものであり、コンテナ本体2
5の下部円筒筒状部内にはバタフライバルブ型のコンテ
ナバルブ26が開閉可能に設置される。コンテナ本体2
5内には、閉弁状態のコンテナバルブ26に堰き止めら
れて、予め計量された粉粒体24が収容可能とされる。
コンテナバルブ26を開弁操作することにより、コンテ
ナ本体25内の粉粒体24がシュート11内へ自然落下
により供給される。
【0022】また、上記コンテナ14には、図2に示す
ように、バルブ作動機構28が取り付けられる。このバ
ルブ作動機構28は、一端が上記脚スカート22に揺動
可能に固定されたエアシリンダ29aと、該エアシリン
ダ29aに作動空気を出入れするエアチューブ29b,
29bと、該エアチューブ29b,29b先端に設けら
れたエアコネクタ29c,29cと、エアシリンダ29
aのピストン先端とコンテナバルブ26の回転軸とを連
絡してコンテナバルブ26の弁を開閉させるリンク30
とからなる。上記エアコネクタ29c,29cには、コ
ンテナ14を移動してシュート11の上部に設置した際
に、オペレータが粉粒体投入装置10に設けられている
作動空気を出入れするエアチューブ(図示しせず)をそ
れぞれ接続する。これにより、エアシリンダ29aと粉
粒体投入装置10の制御装置(図示せず)とが連絡され
た状態になり、バルブ作動機構28によるコンテナバル
ブ26の開閉操作が可能となる。
【0023】尚、コンテナ14におけるコンテナ本体2
5の外側に、図1に示すようなノッカ27が配設され
る。このノッカ27は、コンテナバルブ26の開弁操作
後にコンテナ本体25を打擲して、このコンテナ本体2
5の内壁面に付着した粉粒体をシュート11内へ落下さ
せる。
【0024】図1に示すように、上記フレキシブルチュ
ーブ12は、シュート11及びコンテナ14の荷重の全
てをロードセル20にて支持し計測し得るように伸縮性
を有し、シュート11等の荷重がシャッタ13以降に伝
わらないようにするものである。また、上記シャッタ1
3は、コンテナバルブ26の開弁操作の前に開弁され、
シュート11から溶解槽15内へ粉粒体24を投入し、
後述の操作終了後に閉弁されて、溶解槽15内の蒸気が
シュート11内へ侵入することを防止する。尚、蒸気の
侵入を防止するために、例えばシャッタ13の下方の管
に、半径方向の内向きのエア噴射ノズルを複数設けても
良い。
【0025】さて、シュート11内には、鉛直方向の異
なる位置に噴射ノズルが設置される。つまり上部シュー
トエレメント16の最上部に補助噴射ノズル32が、上
部シュートエレメント16の上部に上部噴射ノズル33
が、下部シュートエレメント17に下部噴射ノズル34
がそれぞれ設置される。
【0026】補助噴射ノズル32は、上部シュートエレ
メント16が最上部における同一水平面に複数個、例え
ば12個設置される。また、上部噴射ノズル33は、上部
シュートエレメント16の上部における同一水平面内に
複数個、例えば12個設置される。更に、下部噴射ノズル
34は、下部シュートエレメント17の上部及び下部に
複数個、例えば対向して2個設置される。
【0027】上記補助噴射ノズル32は、図3に示すよ
うに、上部シュートエレメント16の周方向に沿って角
度φ(例えばφ=30°)ごとの等間隔の位置に設置され
る。この補助噴射ノズル32は、噴射する流体としての
噴射空気によって、主に上部噴射ノズル33上に付着し
た粉粒体24を噴き落とすために設けられる。
【0028】更に、補助噴射ノズル32は、図5(A)
に示すように、大径部35と小径部36とが一体化して
構成され、空気通路37を備える。この補助噴射ノズル
32は、大径部35の雄ねじ部38が、シュート11の
上部シュートエレメント16に溶着されたボス39に螺
合されて、小径部36が上部シュートエレメント16内
に突出して装着される。小径部36の先端に、第1ノズ
ル孔41、第2ノズル孔42、第3ノズル孔43、第4
ノズル孔44及び第5ノズル孔45が空気通路37に連
通して穿設される。
【0029】これらの第1ノズル孔41〜第5ノズル孔
45は、図5(B)に示すように、補助噴射ノズル32
の軸線32Aに直交する面46に沿って形成され、更に
シュート11の鉛直上方を基準線40とすると、この基
準線40から角度θ1 、θ2、θ3 、θ4 、θ5 (例え
ばθ1 =90°、θ2 =130 °、θ3 =165 °、θ4 =18
5 °、θ5 =220 °)の各位置に第1ノズル孔41、第
2ノズル孔42、第3ノズル孔43、第4ノズル孔4
4、第5ノズル孔45がそれぞれ形成される。これらの
第1ノズル孔41〜第5ノズル孔45から噴射される噴
射空気によって、シュート11の上部シュートエレメン
ト16内に下向きの旋回流が形成される。
【0030】図4に示すように、上記上部噴射ノズル3
3は、上部シュートエレメント16の周方向に沿って角
度γ(例えばγ=30°)ごとの等間隔の位置D1 〜D12
に設置される。それぞれの上部噴射ノズル33は、図6
に示すように、扁平形状で先端部に多数のノズル孔47
を備えたものであり、シュート11における上部シュー
トエレメント16の内壁面に取付ビス48にて取り付け
られる。これらの上部噴射ノズル33のノズル孔47か
ら、上部シュートエレメント16内壁面に沿って下方へ
向かう噴射空気が噴射される。
【0031】図7に示すように、上記下部噴射ノズル3
4は、大径部49、フランジ部50及び小径部51が一
体化して構成され、空気通路52を備える。シュート1
1の下部シュートエレメント17に溶着されたボス53
に大径部49が挿通され、フランジ部50が上記ボス5
3の段部54に係止された状態で、大径部49の雄ねじ
部49Aに取付ナット55が螺合されて、下部噴射ノズ
ル34が下部シュートエレメント17に取り付けられ
る。この取付状態で、小径部51が下部シュートエレメ
ント17内に突出される。この小径部51に単一のノズ
ル孔56が、空気通路52に連通して穿設される。更
に、ノズル孔56は、下部シュートエレメント17の下
部噴射ノズル34を含む水平面に対し、斜め下向きの噴
射空気を噴射して、下部シュートエレメント17内に下
向きの旋回流を形成する。
【0032】上述の補助噴射ノズル32、上部噴射ノズ
ル33及び下部噴射ノズル34からの噴射空気の噴射
は、コンテナバルブ26を閉弁して、シュート11内が
コンテナ14と隔離された状態で実施される。また、補
助噴射ノズル32、上部噴射ノズル33、下部噴射ノズ
ル34からの噴射空気の噴射は個別に制御されるが、特
に、上部噴射ノズル33及び下部噴射ノズル34は、噴
射空気を同時に噴射した状態下で、下部噴射ノズル34
の噴射終了後所定時間経過後に、上部噴射ノズル33の
噴射を終了させるよう制御可能に構成される。
【0033】次に、図8及び図9を用いて作用を説明す
る。 (A) 粉粒体が付着しにくい場合(図8) 粉粒体24がシュート11やコンテナ14内に付着しに
くい場合も付着し易い場合も、この粉粒体24は、予め
計量された後にコンテナ14内に収容される。
【0034】粉粒体投入装置10へ粉粒体24の投入指
示が出力されると、シャッタ13が開弁し(ステップA
−1)、コンテナバルブ26が開弁されて(ステップA
−2)、コンテナ14内の粉粒体24がシュート11内
を経て溶解槽15内へ投入される。この投入途中でノッ
カ27を作動させ(ステップA−3)、コンテナ14の
コンテナ本体25の内壁面に付着した粉粒体24をシュ
ート11内へ落下させた後、コンテナバルブ26を閉弁
する(ステップA−5)。
【0035】このコンテナバルブ26の閉弁状態下で、
ロードセル20によりシュート11及びコンテナ14の
重量を計測する(ステップA−6)。シュート11及び
コンテナ14の総重量は予め測定されて許容範囲を設け
て基準化されているので、この基準値と上記計測値とを
比較して、計測値が基準値の範囲内である場合にはシュ
ート11及びコンテナ14内に粉粒体24が付着してい
ず、又、計測値が基準値の範囲を越えている場合には、
シュート11又はコンテナ14内に粉粒体24が付着し
ていると判定する。
【0036】シュート11及びコンテナ14内に粉粒体
24が付着していないと判定されたとき(ステップA−
6のY)、補助噴射ノズル32から噴射空気を噴射させ
(ステップA−7)、一定時間後に噴射を終了させる
(ステップA−8)。これにより、上部噴射ノズル33
及びシュート11入口付近に付着する粉粒体を取り除
き、後述する上部噴射ノズル33の噴射により落下させ
る。次に、上部噴射ノズル33及び下部噴射ノズル34
から噴射空気を同時に噴射させ(ステップA−9)、そ
の後、まず下部噴射ノズル34を噴射終了させる(ステ
ップA−10)。この下部噴射ノズル34の噴射終了後
所定時間経過後に上部噴射ノズル33の噴射を終了させ
る(ステップA−11)。
【0037】上記補助噴射ノズル32及び下部噴射ノズ
ル34の噴射により、シュート11内に下向きの旋回流
が形成され、シュート11内に付着した粉粒体24が上
記旋回流によって舞い上げられ、この旋回流の流れにの
って落下する。また、上部噴射ノズル33からの噴射空
気により、シュート11内に下方へ向かう流れが形成さ
れ、特に下部噴射ノズル34の噴射終了後、シュート1
1内に舞い上げられた粉粒体24が、上部噴射ノズル3
3からの噴射空気により積極的に落下する。その後、シ
ャッタ13を閉弁して(ステップA−12)粉粒体24
の投入を完了する。
【0038】このように、シュート11及びコンテナ1
4内に粉粒体24が付着していないと判定された場合に
おいても、上述したように基準値に許容範囲(例えば20
0g)を設けているので、更に許容範囲内の粉粒体24の
付着を零にするためにステップA−7〜A−11の噴射
操作を行う。
【0039】ロードセル20により、シュート11又は
コンテナ14内に粉粒体24が付着していると判定され
た場合には(ステップA−6のN)、上述の付着してい
ない場合と同様のステップA−7〜A−12を実施した
後、ロードセル20により再度シュート11及びコンテ
ナ14の重量を計測する(ステップA−13)。このと
きの計測値が前記基準値の範囲内であれば、粉粒体24
の投入を完了し(ステップA−13のY)、計測値が上
記基準値の範囲を超えていれば、警報を発信する(ステ
ップA−13のN)。
【0040】(B) 粉粒体が付着し易い場合(図9) この場合も、粉粒体24が付着しにくい場合のステップ
A−1〜A−6と同様のステップB−1〜B−6を実施
する。ステップB−6で、シュート11及びコンテナ1
4の計測値が前記基準値の範囲内である場合(ステップ
B−6のY)、補助噴射ノズル32から噴射空気を噴射
させた後その噴射を終了させ(ステップB−7、B−
8)、次に上部噴射ノズルから噴射空気を噴射させた後
その噴射を終了させ(ステップB−9、B−10)、次
に、下部噴射ノズルから噴射空気を噴射させた後その噴
射を終了させ(ステップB−11、B−12)、その
後、粉粒体24が付着しにくい場合のステップA−7〜
A−12と同様のステップB−7〜B−18を実施して
投入を完了する。
【0041】このように、シュート11又はコンテナ1
4内に粉粒体24が付着していないと判定された場合に
おいても、上述したように基準値に許容範囲(例えば20
0g)を設けているので、更に許容範囲内の粉粒体24の
付着を零にするためにステップB−7〜B−18の噴射
操作を行う。
【0042】ステップB−6で、シュート11及びコン
テナ14の計測値が前記基準値の範囲を超えている場合
(ステップB−6のN)、計測値が基準値の範囲内であ
る場合のステップB−7〜B−18を実施した後、再度
ロートセル20にてシュート11及びコンテナ14の重
量を計測する(ステップB−19)。この計測値が前記
基準値の範囲内である場合に(ステップB−19のY)
粉粒体24の投入が完了し、計測値が基準値の範囲を超
えている場合(ステップB−19のN)警報を発信す
る。
【0043】上記実施の形態によれば、上部噴射ノズル
33及び下部噴射ノズル34の噴射状態で、下部噴射ノ
ズル34の噴射終了後所定時間経過後に、上部噴射ノズ
ル33の噴射終了するように制御されたので、シュート
11内において下部噴射ノズル34からの噴射流体によ
り舞い上げられて、シュート11の内壁面や下部噴射ノ
ズル34上に付着した粉粒体24は、上部噴射ノズル3
3から噴射された噴射空気により落下する。このため、
粉粒体24をシュート11内に残留させることなく、全
量確実にシュート11から溶解槽15内へ投入させるこ
とができる。
【0044】また、コンテナバルブ26を閉弁して、コ
ンテナ14とシュート11とを隔離した後に、シュート
11内の各噴射ノズル32、33、34から噴射空気を
噴射することから、この噴射空気によりシュート11内
に舞い上がった粉粒体24がコンテナ14内に導入され
ない。このため、粉粒体24はコンテナ14内にも残留
せず、コンテナ14及びシュート11内の粉粒体24を
全量確実に溶解槽15内へ投入させることができる。
【0045】特に、多種類の粉粒体24を溶解槽15内
で配合して製品液を製造する場合、計量された粉粒体2
4はコンテナ14からシュート11内を経て溶解槽15
内へ短時間で計量通り投入させることになるので、適正
な組成の製品液を製造することができる。
【0046】尚、上記実施の形態では、シュート11内
に、鉛直方向上方から下方に向かい異なった位置に補助
噴射ノズル32、上部噴射ノズル33、下部噴射ノズル
34がそれぞれ設置されたものを述べたが、上記鉛直方
向の異なる2箇所の位置或いは4箇所以上の位置に空気
噴射ノズルが設置されたものでもよい。これらの場合に
は、最下方に配置された空気噴射ノズルの噴射終了後所
定時間経過後に、この最下方に配置された空気噴射ノズ
ルよりも上方の空気噴射ノズルが噴射を終了するよう制
御される。
【0047】また、シュート11及びコンテナ14に粉
粒体24が付着しているか否かの判定ロジックは以下の
ようにしても良い。即ち、図8(図9)におけるステッ
プA−1(ステップB−1)の前に、シュート11及び
所定量(イ)を計量された粉粒体24の入ったコンテナ
14との全重量(ロ)を計測しておき、図8(図9)に
おけるステップA−6(ステップB−6)で粉粒体24
投入後のシュート11及びコンテナ14との全重量
(ハ)を計量し、(ロ)−(ハ)の値が(イ)の許容範
囲内であるか否かを判定することで粉粒体24の付着の
有無を判定する。こうすることにより、複数あるコンテ
ナ14の重量をデータとして記憶しておく必要がない。
【0048】尚、コンテナ14の排出口を開閉する装置
としては、バタフライバルブ型のコンテナバルブ26で
なくても良く、例えば、ゲートバルブやボールバルブそ
の他の形式のコンテナバルブで、閉弁時にシュート11
を隔離し得るものであれば良い。更に、コンテナ14の
排出口を開閉する装置の取り付け位置は、排出口におけ
る粉粒体24の残留の可能性を減らすために、排出口下
端或いはその近傍にすることが好ましい。
【0049】また、粉粒体24を投入すべき所定箇所は
溶解槽15に限らない。さらに、シュート11の上部に
補強等のためにステーが半径方向に設けられる場合に
は、上記補助噴射ノズル32や上部噴射ノズル33は、
このステーを挟込んでステーと対称位置に配置するよう
にするとよい。特に、複数の補助噴射ノズル32の内、
このステーを挟込む位置に配置された補助噴射ノズル3
2においては、該補助噴射ノズル32の第5ノズル孔4
5または第2ノズル孔42を、その中心線が、補助噴射
ノズル32の軸線32Aに直交する面46と角度α(例
えば、第5ノズル45の場合がα=10°、第2ノズル孔
42の場合がα=40°) となるように形成して、これら
の第5ノズル孔45、第2ノズル孔42からの噴射空気
が、ステー上面に向けて斜め下向きに噴射するように
し、ステー上に付着した粉粒体24を噴き落とすように
するとよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る粉粒体投入
装置によれば、シュート内の粉粒体を全量確実に投入さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る粉粒体投入装置の一つの
実施の形態を示す全体構成の部分断面図である。
【図2】図2は、図1のコンテナを示す構成図である。
【図3】図3は、図1のIII-III 線に沿う矢視図であ
る。
【図4】図4は、図1のIV-IV 線に沿う矢視図である。
【図5】図5は、図1の補助噴射ノズルを示し、(A)
が図1の VA部の拡大断面図であり、(B)が図5
(A)の VB- VB線に沿う断面図である。
【図6】図6は、図1の上部噴射ノズルを示し、(A)
が正面図であり、(B)が図6(A)のVIB- VIB線に
沿う断面図である。
【図7】図7は、図1の下部噴射ノズルを示す図1のVI
I- VII線に沿う断面図である。
【図8】図8は、図1の粉粒体投入装置において、付着
しにくい粉粒体についての投入動作を示すフローチャー
トである。
【図9】図9は、図1の粉粒体投入装置において、付着
し易い粉粒体についての投入動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 粉粒体投入装置 11 シュート 14 コンテナ 15 溶解槽(所定箇所) 26 コンテナバルブ 32 補助噴射ノズル 33 上部噴射ノズル 34 下部噴射ノズル
フロントページの続き (72)発明者 森村 元博 和歌山県和歌山市湊1334番地 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 縄田 久夫 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鐵工所エンジニアリングセンタ ー内 (72)発明者 押見 強 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鐵工所エンジニアリングセンタ ー内 (72)発明者 浦久保 秀隆 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鐵工所エンジニアリングセンタ ー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を所定箇所へ投入する筒形状のシ
    ュートと、 このシュートの内面において鉛直方向の異なる位置に複
    数設置されて上記シュート内へ流体を噴射する噴射ノズ
    ルとを有し、 上記噴射ノズルは、上方側の噴射ノズル及び下方側の噴
    射ノズルの噴射状態下で、上記下方側の噴射ノズルの噴
    射終了後所定時間経過後に上記上方側の噴射ノズルの噴
    射を終了させるよう制御されて構成された粉粒体投入装
    置。
  2. 【請求項2】 上記上方側の噴射ノズルは上記シュート
    の上部に設置されて下向きに流体を噴射する上部噴射ノ
    ズルであり、上記下方側の噴射ノズルは上記シュートの
    下部に設置されて上記シュート内に旋回流を形成するよ
    うに流体を噴射する下部噴射ノズルである請求項1記載
    の粉粒体投入装置。
  3. 【請求項3】 上記噴射ノズルは、上記上部噴射ノズル
    及び上記下部噴射ノズルに加えて、上記上部噴射ノズル
    の上方で、且つ上記シュートの入口近傍に設置されて、
    上記シュート内に略下向きに旋回流を形成するように流
    体を噴射する補助噴射ノズルを備える請求項2記載の粉
    粒体投入装置。
  4. 【請求項4】 上記補助噴射ノズルの流体噴射は、上記
    上部噴射ノズル及び上記下部噴射ノズルの流体噴射前に
    終了する請求項3記載の粉粒体投入装置。
  5. 【請求項5】 上記シュートには、このシュート内に粉
    粒体を供給するコンテナがコンテナバルブを介して設置
    され、噴射ノズルの流体噴射は、上記コンテナバルブを
    閉弁して上記ホッパ及び上記コンテナを隔離した後に実
    施される請求項1乃至4のいずれか一に記載の粉粒体投
    入装置。
JP8106083A 1996-04-01 1996-04-01 粉粒体投入装置 Withdrawn JPH09272631A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8106083A JPH09272631A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 粉粒体投入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8106083A JPH09272631A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 粉粒体投入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09272631A true JPH09272631A (ja) 1997-10-21

Family

ID=14424676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8106083A Withdrawn JPH09272631A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 粉粒体投入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09272631A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009297672A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Kojima Press Industry Co Ltd 粉粒体混合装置
JP2015202930A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 株式会社ヨシカワ 粉粒体排出シュートにおける結露防止装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009297672A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Kojima Press Industry Co Ltd 粉粒体混合装置
JP2015202930A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 株式会社ヨシカワ 粉粒体排出シュートにおける結露防止装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6695919B2 (en) Ramp surface for an apparatus for coating tablets
US6079911A (en) Method and device for the contamination-free metering and conveying of solid powders which are to be dispersed or dissolved
BR112017025226B1 (pt) Sistema de transporte, e, método de interrupção de uma ligação de um material transportável em uma tremonha de gravidade
US4904127A (en) High-density pneumatic transport method for use in powdered or granular materials and system for practising the method
JP2003531785A (ja) 粘着性バルク固体粉末を正確に計量かつ送出するための携帯型装置
PL72759B1 (ja)
KR20060114656A (ko) 과립형 재료를 위한 유동화 장치
US6823904B2 (en) Metering installation for powder pigments
JPH09272631A (ja) 粉粒体投入装置
US4168914A (en) Method and apparatus for blending fine and cohesive powders in a fluidized bed with gas injection through ball valves
US4756624A (en) Circulation mixer for bulk material
KR101057261B1 (ko) 분립체의 계량장치
JPH03140409A (ja) 加圧型転炉に於ける副原料投入装置
KR101802818B1 (ko) 원료이송 트랜스퍼 탱크
JPH05330652A (ja) 粉粒体の空気輸送装置
KR100668707B1 (ko) 분체 용해장치용 혼합기
JPH0577884A (ja) 粉砕材のブリツジ防止方法および同装置
JP2556339Y2 (ja) 空気輸送装置
KR20040097002A (ko) 분체 용해장치
JP2009297672A (ja) 粉粒体混合装置
JPH10109754A (ja) 粉粒体用ホッパ
JPH08133473A (ja) 粉粒体の混合移送用ブレンダー装置
JPH1159785A (ja) ペレット供給装置およびペレット供給方法
JP6275912B1 (ja) 粉粒体貯留容器におけるブリッジ及びラットホールの解消装置
JP4211065B2 (ja) 粉体貯蔵容器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603