JPH09272431A - 単軌条運搬機の減速装置 - Google Patents

単軌条運搬機の減速装置

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JPH09272431A
JPH09272431A JP10847596A JP10847596A JPH09272431A JP H09272431 A JPH09272431 A JP H09272431A JP 10847596 A JP10847596 A JP 10847596A JP 10847596 A JP10847596 A JP 10847596A JP H09272431 A JPH09272431 A JP H09272431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
brake
centrifugal
shaft
gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP10847596A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Masaoka
孟 正岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koei Sangyo Inc
Original Assignee
Koei Sangyo Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Koei Sangyo Inc filed Critical Koei Sangyo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安全性の高い制動機構を備え、効率のよい単軌
条運搬機を提供することである。 【解決手段】エンジンから動力伝達されて、減速し、駆
動輪に動力伝達する動力伝達経路に、減速比を複数に切
り換え可能な変速ギヤーを設けると共に、この変速ギヤ
ーより前段の減速軸若しくは入力軸に設けた遠心ブレー
キを備えると共に該変速ギヤーの後段にも遠心ブレーキ
を備える構造を有する単軌条運搬機の減速装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明に係る単軌条運搬機の
減速装置は、単軌条運搬機の駆動力伝達経路に設けた減
速比を変換出来る変速ギヤー及び軸を構成して、この変
速ギヤーよ前段の減速軸若しくは入力軸に遠心ブレーキ
を設け、該変速ギヤーより後段の軸にも遠心ブレーキを
設けるようにした減速装置を備えている単軌条運搬装置
に関する提案である。
【0002】この単軌条運搬機の減速装置は、遠心ブレ
ーキの設けられている軸の配置をこのようにすることに
より、エンジン負荷の少ない、安全性の高い制動機構を
備えている運搬機により、効率運搬が可能になるるもの
である。
【0003】
【従来の技術】従来の技術においては、減速機に変速ギ
ヤーを組み込み、変速させて駆動力を上げる、或いは、
高速運行させる技術は知られている。又、遠心ブレーキ
を減速機の各軸に備えることも知られている。しかし、
減速機の構成上、変速軸より駆動軸の間に遠心ブレーキ
を備えると降坂時には、一定降坂速度で、遠心ブレーキ
は作動するが、変速位置により相互に噛み合うギヤーの
回転比が異なるため、遠心ブレーキが作動し始めるエン
ジン回転が大幅に異なることになる。このため、エンジ
ン回転が異常に高くなってから、遠心ブレーキが作動し
始めるため、エンジン負荷が過大となる不具合があっ
た。
【0004】変速ギヤーの後段で遠心ブレーキを二つ使
用して、前進及び後進に対してそれぞれ高速、低速に切
り換えて各々遠心ブレーキを作動させる実公平7−47
248号公報に記載の考案のような先行技術は知られて
いるが、機構が複雑で機体が大きくなる欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、変速ギヤー
の位置に関係なく、エンジン回転の上昇を押さえること
が目的であるため、変速ギヤーの前段の減速軸若しくは
入力軸に遠心ブレーキを設け、その減速軸若しくは入力
軸にカウンタ軸を設けて、このいずれかの軸に遠心ブレ
ーキを装備し、安全性の高い制動機構を備えた、効率の
よい単軌条運搬機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る単軌条運搬
機の減速装置は、上記の課題を解決する手段として、エ
ンジンから動力伝達されて、減速し、駆動輪に動力伝達
する減速装置に、減速比を複数に切り換え可能な変速ギ
ヤーを設けると共に、この変速ギヤーより前段の減速軸
若しくは入力軸に設けるようにした遠心ブレーキを備え
た構造を有するものである。
【0007】この減速装置の発明において、該変速ギヤ
ー軸より後段にも、高速度段運行速度を一定以上越える
と作動し始める別の遠心ブレーキを設けたことを特徴と
する単軌条運搬機の減速装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】即ち、エンジンの動力を、ベル
ト、歯車等を介して、フレームに設けた駆動輪に伝達す
る単軌条運搬機において、駆動力伝達経路の軸に、内拡
式ブレーキ、遠心ストッパピン式ブレーキ、遠心内拡式
ブレーキ等の制動手段を設置する。
【0009】この駆動力伝達経路に減速比を変換出来る
変速ギヤー及び軸を構成し、上記遠心ストッパピン式ブ
レーキ或いは遠心内拡式ブレーキを変速ギヤーより前段
の変速軸若しくは入力軸に遠心ブレーキとして設けた事
を特徴とする単軌条運搬機の減速装置である。その遠心
ブレーキは、その変速ギヤーの変速位置に関係なく作動
して、エンジンの過回転を制動することが出来るように
なっているものである。
【0010】この減速装置には、該駆動力伝達回路に設
けた減速比を変換出来る変速ギヤーの後段にも遠心ブレ
ーキを設けてあり、この遠心ブレーキは、高速度段運行
速度が一定の速度を越えた場合に作動して、エンジンの
過回転を防止することが出来るようになっているもので
ある。
【0011】
【実施例】添付図面は、本発明に係る単軌条運搬機の減
速装置の実施例について図示しているものである。図1
は、単軌条運搬機の動力伝達機構を図示する断面図であ
る。図面に基づいて、本発明の実施例について詳細に説
明する。
【0012】エンジンの動力を、ベルトで入力プーリ1
に伝達し、その動力を、歯車等を介して、駆動軸に設け
た駆動輪7に伝達する単軌条運搬機において、駆動力伝
達経路の軸に、停止ブレーキ6の制動手段として内拡式
ブレーキを設置すると共に、駆動力伝達経路に減速比を
変換出来る変速ギヤーとして、低速高速チエンジギヤー
4,前進後進チエンジギヤー5及び軸を構成し、遠心ス
トッパピン式ブレーキ或いは遠心内拡式ブレーキを変速
ギヤーより前段の減速軸若しくは入力軸に遠心ブレーキ
2として設けた事を特徴とする単軌条運搬機の減速装置
である。
【0013】この発明に係る単軌条運搬機の減速装置に
おいて、該変速ギヤーより後段にも、高速度段運行速度
を一定以上越えると作動し始める別の遠心ブレーキ3を
設けたことを特徴とするものである。
【0014】本考案は、動力伝達経路の軸に遠心ブレー
キ2及び遠心ブレーキ3を設置する事により奏せられる
作用として、遠心ブレーキ2の設定回転数と遠心ブレー
キ3の設定回転数を高速度段運行速度の一定比率に合わ
せることにより、低速度チエンジ位置では、遠心ブレー
キ2のみが作動し、高速度チエンジ位置では遠心ブレー
キ2と遠心ブレーキ3の両方が作動して、ブレーキ効率
を上げることが出来る。
【0015】前記のように遠心ブレーキ2の回転数と遠
心ブレーキ3の回転数を設定することによって、高速降
坂の危険度が無くなる。即ち、降坂時に荷物を積載した
運搬機のエンジンブレーキを越えて、エンジンの過回転
が生じる事態を防止出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明の効果は、変速ギヤーより前段の
減速軸若しくは入力軸に設けた遠心ブレーキを備えるこ
とにより、減速比を変えるべく変速ギヤーを何処にシフ
トしても、降坂時にエンジン回転が一定以上高くなると
遠心ブレーキは定速ブレーキとして作動するため、安全
性が高い。
【0017】又、積み荷の量により、降坂時に低速で降
坂をしたい場合にも、減速比を変えて低速に変速する事
が出来るので安全性が高く、積み荷が軽い場合には高速
運搬が可能となり、効率アップとなるものである。
【0018】降坂時には、運搬機の下降により駆動輪の
回転が加わって、エンジンの過回転となる場合が生じる
ので、変速ギヤーの前段に設けた遠心ブレーキ2が変速
位置に関係なく作動して、エンジンの過回転を防止する
ことが出来る。変速ギヤーを誤ってニュートラルで発進
させた場合にも、該変速ギヤーより後段に設けた遠心ブ
レーキ3により暴走を防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】単軌条運搬機の動力伝達機構を図示する断面図
【符号の説明】
1...入力プーリ 2...遠心ブレーキ 3...遠心ブレーキ 4...低速高速チエンジギヤー 5...前進後進チエンジギヤー 6...停止ブレーキ 7...駆動輪 8...カウンタ軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの動力を、ベルト、歯車等を介し
    て、駆動軸に設けた駆動輪に伝達する単軌条運搬機にお
    いて、駆動力伝達経路の軸に、内拡式ブレーキ、遠心ス
    トッパピン式ブレーキ、遠心内拡式ブレーキ等の制動手
    段を設置すると共に、駆動力伝達経路に減速比を変換出
    来る変速ギヤー及び軸を構成し、上記遠心ストッパピン
    式ブレーキ或いは遠心内拡式ブレーキを変速ギヤーより
    前段の減速軸若しくは入力軸に設けた事を特徴とする単
    軌条運搬機の減速装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の減速装置の発明におい
    て、変速ギヤー軸より後段に、高速度段運行速度を一定
    以上越えると作動し始める別の遠心ブレーキを設けたこ
    とを特徴とする単軌条運搬機の減速装置。
JP10847596A 1996-04-03 1996-04-03 単軌条運搬機の減速装置 Pending JPH09272431A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110450811A (zh) * 2019-08-21 2019-11-15 中车株洲电力机车有限公司 一种齿轨车驱动制动系统
CN111216700A (zh) * 2020-01-08 2020-06-02 中车株洲电力机车有限公司 一种齿轨列车的制动控制方法及设备
CN112319516A (zh) * 2020-11-16 2021-02-05 娄底市同丰科技有限公司 一种矿用架空乘人索道的调速装置

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CN111216700A (zh) * 2020-01-08 2020-06-02 中车株洲电力机车有限公司 一种齿轨列车的制动控制方法及设备
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