JPH09271972A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH09271972A
JPH09271972A JP8082676A JP8267696A JPH09271972A JP H09271972 A JPH09271972 A JP H09271972A JP 8082676 A JP8082676 A JP 8082676A JP 8267696 A JP8267696 A JP 8267696A JP H09271972 A JPH09271972 A JP H09271972A
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JP
Japan
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mask
holes
laser
diameter
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP8082676A
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English (en)
Inventor
Keiji Iso
圭二 礒
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工部材に設けるビアホールの径を高速で
切り換えることのできるレーザ加工装置を提供するこ
と。 【解決手段】 レーザ光の導光路に、ワークに設ける穴
の径を規定する多種類の径の穴H1〜H16を有するマ
スク13−1を設け、レーザ光の通過位置に所望の径の
穴を位置せしめることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ加工装置に関
し、特にプリント配線基板への微小なビアホールの形成
に適した穴あけ用のレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の高機能化に伴い、プリ
ント配線基板に実装される実装部品の高密度化、狭リー
ドピッチ化が進んでいる。このような進歩に対応するた
めには、プリント配線基板に形成するビアホールの径も
0.3(mm)以下とすることが要求される。
【0003】これまでのプリント配線基板に対する穴あ
け加工は、NCドリルによる機械加工や露光加工(フォ
トビア方式)により行われている。しかし、NCドリル
では、穴の径は0.2(mm)が限界で、ドリルが折れ
る場合も多い。一方、フォトビア方式では0.15(m
m)が限界で、しかも材料費が高くなる。
【0004】上記のような問題点を解消する手段とし
て、最近、レーザ光によって穴あけ加工を行うレーザ加
工装置が提供されている。このレーザ加工装置は、レー
ザ発振器でパルス状のレーザ光を発生し、一つの穴に対
するパルス個数やエネルギーを調整することで所望の深
さの穴あけ加工を行うものである。一方、穴の径につい
ては、レーザ光の導光路に径を規定するためのマスクを
配置し、このマスクでレーザ光を絞り込むことで被加工
部材に設ける穴を小さくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
ト配線基板に設けられるビアホールの径は一種類とは限
らず、複数種類の径の穴を設けることが要求される場合
が多い。これに対し、これまでのレーザ加工装置では、
穴の径を変えるにはその都度マスクを交換しなければな
らず、穴あけ工程の時間短縮化のネックになっている。
【0006】そこで、本発明の課題は、被加工部材に設
けるビアホールの径を高速で切り換えることのできるレ
ーザ加工装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ発振器
からのビーム状のレーザ光を被加工部材に照射して穴あ
け加工を行うレーザ加工装置において、レーザ光の導光
路に、前記穴の径を規定する多種類の径の穴を有するマ
スクを設け、レーザ光の通過位置に所望の径の穴を位置
せしめることができるようにしたことを特徴とする。
【0008】なお、前記マスクは円板状であって、周方
向に間隔をおいて前記多種類の径の穴が設けられている
ことが好ましい。
【0009】また、設定に応じて前記所望の径の穴をレ
ーザ光の通過位置に位置決めするように前記マスクを回
転駆動する駆動機構を有することが好ましい。
【0010】更に、前記レーザ発振器からのレーザ光
は、1つ以上の反射ミラーと、2つのガルバノミラーの
組合わせによるX−Yスキャナと、焦点合わせ用のfθ
レンズを経由して前記被加工部材に照射され、前記マス
クは、前記反射ミラーと前記X−Yスキャナとの間の導
光路に設けられるのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照して、本発明の
好ましい実施の形態について説明する。図1において、
レーザ発振器10で発生されたパルス状のレーザ光は、
第1,第2の反射ミラー11,12を経由してビアホー
ル径の切換機構13に導かれる。切換機構13について
は後に詳しく説明するが、ビアホール径を規定する穴を
持つマスクを備えており、ここでレーザ光のビーム径が
絞り込まれて次のX−Yスキャナ14に導かれる。この
X−Yスキャナ14についても後に説明するが、レーザ
光を振らせるためのものである。X−Yスキャナ14で
振られたレーザ光は焦点合わせ用レンズとして作用する
fθレンズ15を通してワークステージ16上に置かれ
たワーク(プリント配線基板)17に照射される。ワー
クステージ16は、X軸方向の駆動機構とY軸方向の駆
動機構とを有して、ワーク17をX−Y平面上で移動さ
せて位置調整することができる。
【0012】図2において、この種のX−Yスキャナ1
4は、2つのガルバノミラー14−1,14−2を組み
合わせて成るガルバノミラー方式と呼ばれるものであ
る。すなわち、2つの反射ミラーをガルバノメータの駆
動原理で独立して回動させることにより、レーザ光をワ
ーク17上のX−Y方向に振らせることができる。
【0013】図3は本発明の特徴部分である切換機構1
3を示している。この切換機構13は、周方向に等角度
間隔をおいて異なる径の穴(ここでは16個)H1〜H
16を有する円板状のマスク13−1と、このマスク1
3−1よりやや大きく、マスク13−1の各穴H1〜H
16に対応する領域に窓W1〜W8を有してマスク13
−1を保持するマスクホルダ13−2と、図3(c)に
示すように一体に組み合わされたマスク13−1とマス
クホルダ13−2とを回転駆動するモータを含む駆動部
13−3とを含む。
【0014】この切換機構13は、マスク13−1が回
転した時穴H1〜H16がレーザ光の光路を通過するよ
うに配置される。言い換えれば、マスク13−1の回転
軸がレーザ光の光路と平行であり、しかも穴H1〜H1
6の中心を結ぶ仮想円がレーザ光の光路に位置するよう
に配置される。切換機構13は更に、図示していない
が、マスク13−1とマスクホルダ13−2との組合わ
せ体あるいは機構全体を、マスク13−1の面に関して
平行に位置を微調整することで、レーザ光の光路に対応
した穴の中心位置を微調整するマスク位置2軸微調整機
構を備えている。
【0015】マスク13−1の材料としては、SUS等
の金属材が使用され、レーザ光の反射光がレーザ導光系
の他の光学部品に影響を及ぼさないように、乱反射させ
る必要があるので、表面にショットブラスト等の加工を
施す。マスク13−1の穴の径は、高密度多層プリント
配線基板に使用されるエポキシやPI等の樹脂に対して
加工性が良く、加工面のエネルギー密度(フルエンス)
が10J/cm2 程度になるようにマスク投影法の原理
にもとづいて設計される。本例では縮小率(M値)は1
0程度に設計している。この場合、マスク13−1の穴
H10が選択されると、ビアホールの径は0.1(m
m)となる。この縮小率(M値)は、マスク13−1と
fθレンズ15との間の距離を変えることで任意に設定
できる。
【0016】現在使用されるビアホールの径は0.1
(mm)が主流であるため、マスク13−1に設けられ
る穴H1〜H16の径は1〜2(mm)を主としてそれ
らの前後の値、すなわち、H1:8,H2:6,H3:
4,H4:3,H5:2,H6:1.8,H7:1.
6,H8:1.4,H9:1.2,H10:1.0,H
11:0.9,H12:0.8,H13:0.7,H1
4:0.6,H15:0.5,H16:0.4(いずれ
も単位はmm)としている。これらの穴は大きい方から
順に反時計回りに配列されている。
【0017】駆動部13−3は、図示しない主制御部の
制御下でマスク13−1の回転駆動を行う。すなわち、
主制御部ではオペレータにより設定されるドリルデー
タ、CADファイル等のマスタデータにもとづいて指定
されたビアホールの径に対応する穴を選択し、この穴が
レーザ光の光路に位置するようにマスク13−1を回転
させる。一般に、ドリルデータ内ではTコードで穴径が
指定されている。本例では、このTコードにもとづいて
マスク13−1を回転させることで、所望の穴径を設定
できる。
【0018】なお、ビアホールの加工位置精度(±20
μm程度)を満足するために、マスク13−1の製作精
度は±10μm、マスク位置2軸微調整機構も10μm
単位で調整できるようにしている。
【0019】上記の説明では、マスクとして円板状のも
のを用いているが、円板に限らずレーザ光の光路を横切
るように配置した平板に等間隔で異なる径の穴を設けて
往復動させることで穴の径を変えるようにしても良い。
また、本発明は、レーザ発振器がCO2 レーザ、YAG
レーザ、エキシマレーザ等のどのようなレーザ加工装置
にも適用可能であり、レーザ光の形態もパルス状、連続
波のいずれでも良い。更に、被加工物は、特にプリント
配線基板に適しているが、その他の樹脂、金属のいずれ
にも適用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、高密度多層のプリント
配線基板のような被加工物に任意のビアホール径の穴あ
け加工を自動で高速かつ高精度で行うことができ、穴あ
け工程の時間短縮化に大きく寄与せしめることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザ加工装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示されたX−Yスキャナの概略構成を示
した図である。
【図3】図1に示された切換機構の概略構成を示した図
である。
【符号の説明】
11 第1の反射ミラー 12 第2の反射ミラー 15 fθレンズ 16 ワークステージ 17 ワーク 13−1 マスク 13−2 マスクホルダ 13−3 駆動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器からのビーム状のレーザ光
    を被加工部材に照射して穴あけ加工を行うレーザ加工装
    置において、レーザ光の導光路に、前記穴の径を規定す
    る多種類の径の穴を有するマスクを設け、レーザ光の通
    過位置に所望の径の穴を位置せしめることができるよう
    にしたことを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記マスクは円板状であって、周方向に
    間隔をおいて前記多種類の径の穴が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 設定に応じて前記所望の径の穴をレーザ
    光の通過位置に位置決めするように前記マスクを回転駆
    動する駆動機構を有することを特徴とする請求項2記載
    のレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 前記レーザ発振器からのレーザ光は、1
    つ以上の反射ミラーと、2つのガルバノミラーの組合わ
    せによるX−Yスキャナと、焦点合わせ用のfθレンズ
    を経由して前記被加工部材に照射され、前記マスクは、
    前記反射ミラーと前記X−Yスキャナとの間の導光路に
    設けられることを特徴とする請求項3記載のレーザ加工
    装置。
JP8082676A 1996-04-04 1996-04-04 レーザ加工装置 Pending JPH09271972A (ja)

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JP8082676A JPH09271972A (ja) 1996-04-04 1996-04-04 レーザ加工装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004209505A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工装置における加工位置ずれ補正方法
CN112654148A (zh) * 2019-10-09 2021-04-13 无锡深南电路有限公司 一种印制线路板的制作方法

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JP2004209505A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工装置における加工位置ずれ補正方法
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990324