JP2002346775A - レーザ加工装置及び方法 - Google Patents

レーザ加工装置及び方法

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JP2002346775A
JP2002346775A JP2001160279A JP2001160279A JP2002346775A JP 2002346775 A JP2002346775 A JP 2002346775A JP 2001160279 A JP2001160279 A JP 2001160279A JP 2001160279 A JP2001160279 A JP 2001160279A JP 2002346775 A JP2002346775 A JP 2002346775A
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JP
Japan
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mirror
laser beam
laser
workpiece
angle
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JP2001160279A
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Inventor
Izuru Nakai
出 中井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のガルバノメータとfθレンズを用いた
レーザ穴加工装置では、物理的にこれ以上の高速化は難
しい状況になっている。 【解決手段】 加工対象のプリント配線板材料8の矩形
になった短辺をポリゴンミラー11の一走査によってカ
バーできるようにし、長辺側の移動は、一軸のテーブル
15によってプリント配線板材料8を移動することで行
い、一軸のガルバノメータ12とミラー14を設け、そ
の位置をテーブルの動きと同期させ、任意の数のレーザ
パルスを基板上の同一点に照射することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、YAG、YVO
4、YLFなどの固体レーザを、Qスイッチを用いて数
十nsのパルス発振を行い、その基本波長またはその高
調波によって、プリント配線板材料に穴加工するレーザ
加工装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリント配線板に穴加工を行う装
置を、図3に示す。レーザビーム2を被加工物8の加工
位置に集光させるための位置決めを一対のX、Y各ガル
バノメータ6によって行っている。レーザ発振器1から
出射されたレーザビーム2はミラー5とX、Yガルバノ
メータ6によって、fθレンズ7を介し被加工物8に導
かれる。レーザビーム2はX、Yガルバノメータ6の1
軸まわりの揺動によって被加工物8をXYの2方向に走
査されて、どの加工位置にも位置決めされる。fθレン
ズ7はX、Yガルバノメータ6によってX、Yの1軸ま
わりに偏向されたレーザビーム2をfθ特性によって被
加工物8の加工面に対して垂直な向きに偏向するととも
に前記走査を等速に行わせる。従って、X、Yガルバノ
メータ6の揺動する角度と、レーザビーム2の被加工物
8を走査する移動距離とが比例し、前記位置決めが正確
に行われる。このようにして、X、Yガルバノメータ6
が位置決めされる1つのミラー位置に対してレーザビー
ム2が被加工物8に集光される1つの結像スポット9が
対応し、50mm×50mmの加工領域の中に位置決め
される。この領域内の穴加工が終了すると、被加工物8
のプリント配線板材料をXYテーブル10によって動か
し、加工領域がうまくつながるように位置決めをして次
の領域の穴加工を繰り返している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ穴加工装
置では、ガルバノメータによる移動および位置決めのた
めの時間が1ms程度となり、物理的にこれ以上の高速
化は難しい状況になっている。また、加工対象のプリン
ト配線板材料を、XY方向に動かすために、重量の大き
なXYテーブルを動かし、加工領域間を移動するために
0.15秒程度が限界となる。これらの限界によって従
来のレーザ穴加工装置では、装置全体での加工速度が頭
打ちとなっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、レーザビームをポリゴンミラーにて走査さ
せ、このポリゴンミラーから反射したレーザビームを集
光させ、このレーザビームをミラーにて反射させ、被加
工物上に照射し、このミラーの角度を変化させ、このミ
ラーの角度変化によってレーザビームの照射位置が移動
する方向に、前記被加工物を移動させ、この前記被加工
物の移動と前記ミラー角度の変化とを同期させて制御す
るものである。
【0005】この構成により、従来の装置でのテーブル
移動時間を短縮することが可能となり、加工速度の向上
を図ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
るレーザ加工装置の概略図で、図1において、レーザ発
振器1から出たレーザビーム2は、ポリゴンミラー11
によって反射され、fθレンズ13で集光され、ガルバ
ノメータ12に接続されたミラー14によって、プリン
ト配線板材料8上に直線的に走査される。このとき、ガ
ルバノメータ12の角度は、集光されたレーザビーム2
がプリント配線板材料8の同一線上を走査するように一
軸テーブル15の動きと同期して制御ユニット16にて
制御される。また、ポリゴンミラー11によってレーザ
ビーム2が走査される方向での加工穴の位置は、ポリゴ
ンメータ11の回転角度とレーザ発振器1の発光のタイ
ミングを制御ユニット17によって制御することで、同
一の加工穴位置に対して、数発〜数十発のレーザパルス
を照射することが可能となっている。そして、15〜5
0発の所定回数のレーザ照射を終了した後は、ガルバノ
メータ12の角度を次の加工位置に動かし、再び一軸テ
ーブル15の動きと同期させる。なお、これらの光学系
で走査できる範囲は、プリント配線板材料8の加工領域
の幅より大である。
【0007】図2は、穴加工を繰り返す時の様子を模式
図で示したものである。図2(a)では、最初にガルバ
ノメータ12およびミラー14の角度を、プリント配線
板材料8上の加工位置に合わせる。次にミラー14の角
度をテーブル15の動きに合わせ動かしながら、図2
(b)のように加工穴18に合わせてレーザパルスの照
射を繰り返す。前記加工穴の加工が終了すると、図2
(c)に示すようにミラー14の角度を、次の加工穴の
位置に合うように反対方向に高速で移動させる。その後
は、図2(d)の様に加工穴の移動と同期してミラー角
度を動かしていく。これらの動きを繰り返して、プリン
ト配線板材料上の全ての穴加工を行う。
【0008】このように、従来のガルバノメータによる
レーザビームのスキャニングの代わりに、ポリゴンミラ
ーとfθレンズを組み合わせて、加工対象のプリント配
線板材料の矩形になった短辺を、ポリゴンミラーの走査
によってカバーできるようにする。この短辺上での加工
穴位置の設定は、ポリゴンミラーの回転角度とレーザパ
ルスの発光タイミングを制御して、任意の位置に穴加工
が行えるようにしている。このとき、ポリゴンミラーの
回転速度は、レーザのパルス幅によって、加工穴形状が
許容される変形以上にならないように設定される。次
に、プリント配線板材料の長辺側の移動は、一軸のテー
ブルによってプリント配線板材料を移動することで行
う。このとき、そのままではプリント配線板上の任意の
一点に対して、レーザの発光は一回しか行うことができ
ないが、fθレンズとプリント配線板材料の間に一軸の
ガルバノメータとミラーを設け、その回転角とプリント
配線板材料を搬送している一軸テーブルの動きと同期さ
せ、任意の数のレーザパルスを基板上の同一点に照射す
ることを可能としている。これによって、数十発のレー
ザパルスが必要な穴加工を行うことができる。
【0009】また、前記構成のポリゴンとfθレンズと
ガルバノメータおよびミラーの組合せのユニットを複数
台並べることによって、一枚のプリント配線板材料の加
工時間を前記ユニットの1/(ユニット台数)に縮める
ことが可能となる。
【0010】
【発明の効果】本発明では、従来のレーザ穴加工装置に
おけるテーブルの移動速度とガルバノメータの位置決め
の代わりに、ガルバノメータの位置決めとポリゴンミラ
ーの位置決めという方法に変更している。それぞれの速
度の速さを比較すると、テーブルの移動速度<ガルバノ
メータの位置決め<ポリゴンミラーの位置決めとなる。
そのため、レーザビームの位置決めを本発明の方法にす
ることによって、レーザ穴加工速度の向上を図ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレーザ加工装置の概
略図
【図2】本発明の実施の形態に係るレーザ加工の様子を
示す模式図
【図3】従来のレーザ加工装置の構成を示す概略図
【符号の説明】
1 レーザ発振器 11 ポリゴンミラー 12 ガルバノメータ 13 fθレンズ 14 ミラー 15 1軸テーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器と、このレーザ発振器から
    出射したレーザビームを走査させるポリゴンミラーと、
    このポリゴンミラーから反射したレーザビームを集光さ
    せるfθレンズと、このfθレンズを透過したレーザビ
    ームを反射させ、被加工物上に照射させるミラーと、こ
    のミラーの角度を変化させるミラー角度変化手段と、こ
    のミラー角度変化手段によってレーザビームの照射位置
    が移動する方向に、前記被加工物を移動させる手段と、
    この前記被加工物を移動させる手段と前記ミラー角度変
    化手段を同期させて制御する制御手段を設けたことを特
    徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 レーザビームをポリゴンミラーにて走査
    させる工程と、このポリゴンミラーから反射したレーザ
    ビームを集光させる工程と、このレーザビームをミラー
    にて反射させ、被加工物上に照射させる工程と、このミ
    ラーの角度を変化させる工程と、このミラーの角度変化
    によってレーザビームの照射位置が移動する方向に、前
    記被加工物を移動させる工程とを有し、この前記被加工
    物の移動と前記ミラー角度の変化とを同期させて制御す
    ることを特徴とするレーザ加工方法。
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