JPH09271929A - 鋳造品冷却装置の散水量制御機構 - Google Patents
鋳造品冷却装置の散水量制御機構Info
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- JPH09271929A JPH09271929A JP11049696A JP11049696A JPH09271929A JP H09271929 A JPH09271929 A JP H09271929A JP 11049696 A JP11049696 A JP 11049696A JP 11049696 A JP11049696 A JP 11049696A JP H09271929 A JPH09271929 A JP H09271929A
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Abstract
湯ステーションから冷却ステーションへ移動する時間の
長短に応じて冷却水の供給量を調節するようにして、冷
却装置から回収する砂が水分過多になるのを防止する。 【解決手段】 自動鋳造設備における制御装置12の記
憶部に、鋳型搬送路1上の鋳型7と同数の記憶領域13
を各鋳型7に対応させて設定し、各鋳型7への注湯温
度、注湯時刻、各鋳型7の枠ばらし時刻、冷却装置10
の内部雰囲気温度等を該鋳型7に対応する記憶領域13
に書き込むようにし、各鋳型7の移動に合わせて該記憶
領域13内のデータを下流側の隣接記憶領域13へ順次
移し替えるようにし、最下流の記憶領域13に書き込ま
れたデータを基に冷却水の供給量を演算算出する。
Description
設けられた鋳造品冷却装置に関し、更に詳しくは、該装
置における散水量制御機構に関する。
数の鋳型を搬送路上に団子状に連ねてプッシャにより所
定のインターバルで押出し移動させ、移動の途中で鋳型
に注湯し、先頭の鋳型から順次、枠ばらし装置及び冷却
装置へ投入している。そして冷却装置では、注湯済み鋳
型を転動させて鋳造品と鋳物砂とに分離すると共に、こ
れらに水を散布して冷却しつつ、鋳物砂を再利用に適す
る温度並びに湿度に調製している。ところで上記冷却水
の散布量は、鋳型への注湯温度、冷却装置内の雰囲気温
度、鋳造品の大きさ、鋳込み重量、鋳込み材質等を基
に、あらかじめ実験によって求められた計算式によって
算出している。
は、搬送路上の鋳型群が正常に移動している場合は良い
が、何らかの事情により鋳型群の搬送が停止した場合
は、鋳型への注湯から該鋳型の冷却装置への投入までの
時間が長くなり、自然冷却が予定以上に進んで、予め決
められた散水量では供給過剰になり、その結果、冷却装
置から回収する砂が水分過多になるという問題があっ
た。
するため、自動鋳造設備における制御装置の記憶部に搬
送路上の鋳型と同数の記憶領域を各鋳型に対応して設定
し、各鋳型への注入溶湯の温度、注湯時刻、各鋳型の枠
ばらし時刻等を検知して該検知データを検知対象鋳型に
対応する記憶領域に書き込むようにし、鋳型の移動毎に
該記憶領域内のデータを下流側の隣接記憶領域へ移し替
えるようにしている。そして最下流の記憶領域に書き込
まれたデータの演算結果に基づいて散水装置の比例制御
弁を作動させることにより、冷却水の供給過剰を防止す
るようにしている。
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例
を示す正面図である。図において、1は自動鋳造設備に
おける鋳型搬送路を示し、該搬送路1の左端には造型ス
テーション2が、右端には冷却ステーション3が、また
両者のほぼ中間部には注湯ステーション4がそれぞれ設
けられている。造型ステーション2では、上型(枠付)
5と下型(枠付)6が造型され、両者が枠合わせされ
る。枠合わせされた鋳型7は、油圧又は空気圧シリンダ
から成るプッシャ8によって搬送路1上に所定のインタ
ーバルで送り出され、直前の鋳型7を押しつつ右方へ移
動する。注湯ステーション4では、鋳型7のキャビティ
内に溶融金属が注入される。注湯済みの鋳型7は更に右
方へ移動し、冷却ステーション3の枠ばらし装置9に投
入され、ここで枠から分離された上、図示しない回転ド
ラムから成る冷却装置10内で鋳造品と鋳物砂とに分離
される。
記憶部には、搬送路1上を移動する鋳型7と同数の記憶
領域13が設定されおり、各記憶領域13は各鋳型7に
対応するように成してある。上記造型ステーション2に
は、造型作業の開始を検知するセンサ11が設けられて
おり、該センサ11の作動により、制御装置12の記憶
部における最上流の記憶領域13に、造型される鋳型に
関する諸データ(鋳造品の大きさ、鋳込み重量、鋳込み
材質等)が書き込まれるように成してある。上記プッシ
ャ8の近傍には、その作動を検知するセンサ14が設け
られており、該センサ14からの信号により、上流側の
記憶領域13内のデータが下流側の記憶領域13へ順次
移し替えられるように成してある。上記注湯ステーショ
ン4には、溶融金属の温度を検知するセンサ15及び注
湯作業の時刻を検知するセンサ16が設けられており、
該センサ15及び16によって検知された温度及び時刻
が被注湯鋳型7に対応する記憶領域13に書き込まれる
ように成してある。
には、枠ばらし作業の時刻を検知するセンサ17が設け
られており、該センサ17によって検知された時刻が最
下流の記憶領域13に書き込まれるように成してある。
冷却ステーション3の冷却装置10内には、内部の雰囲
気温度を検知するセンサ18と、内空部に冷却水を散布
する散水装置19が設けられており、該センサ18によ
って検知された温度は最下流の記憶領域13に書き込ま
れるように成してある。上記散水装置19は給水管21
を介して給水ポンプ22に連通接続している。上記給水
管21の管路の途中には比例制御弁23が設けられてお
り、該制御弁23は制御装置12の制御部と電気的に接
続している。なお制御装置12の記憶部には、冷却水の
適正供給量を算出する計算式があらかじめ記憶されてい
る。該計算式は、鋳型に関する諸データ(鋳造品の大き
さ、鋳込み重量、鋳込み材質等)、注湯ステーション4
における溶湯の温度、冷却装置10内部の雰囲気温度、
及び鋳型7が注湯ステーション4から冷却ステーション
3まで移動するのに要した時間等を基にして、あらかじ
め実験により求められたものである。
型ステーション2で最初の鋳型7−1を造型すると、制
御装置12における記憶部の最上流に位置する第1記憶
領域13−1に上記鋳型7−1に関する諸データ(鋳造
品の大きさ、鋳込み重量、鋳込み材質等)が書き込まれ
る。次に該鋳型7−1をプッシャ8によって搬送路1上
に押し出すと、第1記憶領域13−1内のデータが下流
側に隣接する第2記憶領域13−2に移し替えられる。
所定の時間を置いて2番目の鋳型7−2を造型すると、
第1記憶領域13−1に該鋳型7−2に関する諸データ
が書き込まれる。次に該鋳型7−2をプッシャ8によっ
て搬送路1上に押し出すと、第2記憶領域13−2内の
データが下流側に隣接する第3記憶領域13−3に移し
替えられると共に、第1記憶領域13−1内のデータが
第2記憶領域13−2に移し替えられる。以下、同様に
して3番目の鋳型7−3、4番目の鋳型7−4、・・・
m番目の鋳型7−mが造型されて搬送路1上に押し出さ
れたとき、最初の鋳型7−1が注湯ステーション4に到
達する。
時間停止している間に、該鋳型7−1に注湯され、その
時の溶湯温度及び時刻が、該鋳型7−1に対応する記憶
領域13−mに書き込まれる。注湯後、更に該鋳型7−
1がプッシャ8によって(m+n)回押されたとき、該
鋳型7−1は冷却ステーション3の枠ばらし装置9に到
達する。ここで枠ばらしがなされ、その時刻が最下流の
記憶領域13−(m+n)に書き込まれる。そして制御
装置12の演算部で、枠ばらしの時刻(t1)と注湯時
の時刻(t2)との差引き時間(T)が算出され、この
時間(T)と、該鋳型7−1に関する諸データ、注湯ス
テーション4における溶湯の温度、冷却装置10内部の
雰囲気温度等があらかじめ設定された計算式に代入され
て冷却水の供給量が求められ、この値に対応する信号が
制御部を介して比例制御弁23に送られ、給水量が調節
される。以下、同様にしてデータの書き込み及び移し替
えが各鋳型7について行われ、各鋳型7が注湯ステーシ
ョン4から冷却ステーション3まで移動するのに要した
時間が算出される。そしてこの時間の長短に応じた量の
冷却水が冷却装置10に供給される。
の鋳型の移動が何らかの事情によって停滞し、注湯ステ
ーションから冷却ステーションまでの移動時間が長くな
り、注湯済み鋳型の自然冷却が予定以上に進んでも、こ
の状態に対応する量の冷却水を冷却装置へ供給すること
ができるため、該装置から回収する砂が水分過多になる
ことはない。
Claims (1)
- 【請求項1】 自動鋳造設備の末端に設けられた鋳造品
冷却装置の散水量制御機構であって、該機構が、 上記自動鋳造設備の造型ステーション2における鋳型7
の造型作業の開始を検知するセンサ11と、 上記鋳型7を搬送路1上へ押し出すプッシャ8の作動を
検知するセンサ14と、 上記鋳型7へ注入される溶融金属の温度を検知するセン
サ15と、 上記鋳型7への注湯時刻を検知するセンサ16と、 上記鋳型の枠ばらし時刻を検知するセンサ17と、 上記鋳造品冷却装置10内の雰囲気温度を検知するセン
サ18と、 上記鋳造品冷却装置10内での散水量を制御する比例制
御弁23と、 上記自動鋳造設備の制御装置12と、を備え、 上記制御装置12の記憶部には、上記搬送路1上の鋳型
7と同数の記憶領域13が、各鋳型7に対応して設定さ
れおり、 上記センサ11、15、16、17の検知データが検知
対象鋳型7に対応する記憶領域13に書き込まれるよう
に成してあり、 上記プッシャ8の作動毎に、上記記憶領域13内のデー
タが下流側の隣接記憶領域13へ順次移し替えられるよ
うに成してあり、 最下流の記憶領域13に書き込まれたデータの演算結果
に基づいて上記比例制御弁23を作動させるように成し
たことを特徴とする鋳造品冷却装置の散水量制御機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11049696A JP3171380B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 鋳造品冷却装置の散水量制御機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11049696A JP3171380B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 鋳造品冷却装置の散水量制御機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09271929A true JPH09271929A (ja) | 1997-10-21 |
JP3171380B2 JP3171380B2 (ja) | 2001-05-28 |
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ID=14537240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11049696A Expired - Fee Related JP3171380B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 鋳造品冷却装置の散水量制御機構 |
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JP (1) | JP3171380B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN118417540A (zh) * | 2024-04-19 | 2024-08-02 | 江苏亚立特钢有限公司 | 一种钢材铸造快速冷却装置 |
-
1996
- 1996-04-05 JP JP11049696A patent/JP3171380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
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