JPH09271555A - ゴルフグローブ - Google Patents

ゴルフグローブ

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JPH09271555A
JPH09271555A JP11037096A JP11037096A JPH09271555A JP H09271555 A JPH09271555 A JP H09271555A JP 11037096 A JP11037096 A JP 11037096A JP 11037096 A JP11037096 A JP 11037096A JP H09271555 A JPH09271555 A JP H09271555A
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little
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JP11037096A
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Takeshi Yamamoto
健 山元
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフプレー中の人差指部の伸びやたるみに
よる皺の発生を抑えてフィット感を向上させることがで
きるゴルフグローブの提供にある。 【解決手段】 人差指部2にハギ3を使用する。中指部
4、薬指部6、及び小指部8の各々の掌側を、掌側指部
とハギ部を一枚の生地にて構成する。中指部4、薬指部
6、及び小指部8の縫い目21,22,23を甲側に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフに使用する
ゴルフグローブに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフクラブを握る上で重要となるの
は、中指、薬指、及び小指の3本の指である。しかしな
がら、従来の一般的なゴルフグローブでは、中指部、薬
指部、及び小指部の掌側に縫い目があり、この縫い目が
ゴルフクラブのグリップ部に接触し、ゴルファーにとっ
てフィット感が悪いものとなっていた。そのため、従来
では、フィット感を良くするため、各指部の掌側の縫い
目を無くしたゴルフグローブが発明された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
なクラブグリップ方法であるインターロッキンググリッ
プ(右ききの場合、左手の人差指と右手の小指を絡ませ
る方式)やオーバーラッピンググリップ(右ききの場
合、左手の人差指と中指の間に右手の小指を被せる方
式)でクラブを握りプレーを続けると、掌側の縫い目を
単に無くしたのみでは、人差指部において、人差指部分
の指先方向、及び、これに直交する方向に生地の伸びが
生じ、このためたるみが生じることになる。このたるみ
が皺となって人差指部分のフィット感が悪くなってい
た。そこで、本発明は、プレー中にたるみや皺の発生が
抑えられてフィット感が損なわないゴルフグローブの提
供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るゴルフグロ
ーブは、人差指部にハギを使用し、かつ、中指部、薬指
部、及び小指部の各々の掌側を、掌側指部とハギ部から
なる一枚の生地にて構成すると共に、該中指部、薬指
部、及び小指部の縫い目を甲側に設けたものである。ま
た、上記人差指部のハギに、他の生地より縦方向及び横
方向の伸び率が低い生地を使用するも好ましく、この場
合、人差指部のハギの伸び率が、他の生地の伸び率の30
%〜90%であるのが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。図1は本発明に係るゴルフグロー
ブを示し、このゴルフグローブは、本体1(図2参照)
と、人差指部2のハギ3(図3参照)と、中指部4の掌
側部材5(図4参照)と、薬指部6の掌側部材7(図5
参照)と、小指部8の掌側部材9(図6参照)と、親指
部10を形成する親指部形成部材11(図7参照)と、を縫
製することによって形成される。
【0006】しかして、本体1は、図2に示すように、
掌部位12と、甲部位13と、(上記ハギ3以外の)人差指
部2の本体部位14と、中指部4の甲側部位15と、薬指部
6の甲側部位16と、小指部8の甲側部位17と、を備え
る。また、掌部位12と甲部位13との間に、その外周縁に
親指部形成部材11が縫合される孔部18が形成されてい
る。なお、人差指部2の本体部位14(甲側)と中指部4
の甲側部位15と薬指部6の甲側部位16と小指部8の甲側
部位17、及び親指部形成部材11(図7参照)には、夫
々、通気用の貫孔20…が貫設されているが、これらの数
や大きさ等の変更は自由である。
【0007】従って、掌部位12と、甲部位13と、人差指
部2の本体部位14と、中指部4の甲側部位15と、薬指部
6の甲側部位16と、小指部8の甲側部位17と、が一枚の
生地から構成され、図2の裏面側において、a部とa′
部とが縫合され、b部とb′部とがハギ3を介して縫合
され、c部とc′部とが掌側部材5を介して縫合され、
d部とd′部とが掌側部材7を介して縫合され、e部と
e′部とが掌側部材9を介して縫合され、f部とf′部
(図4参照)とが縫合され、g部とg′部(図5参照)
とが縫合され、h部とh′部(図6参照)とが縫合され
ると共に、孔部18の外周縁に親指部形成部材11が縫合さ
れ、このゴルフグローブが形成される。
【0008】この際、図1に示すように、中指部4の縫
い目21と薬指部6の縫い目22と小指部8の縫い目23は甲
側に設けられる。即ち、中指部4、薬指部6、及び小指
部8の掌側は、各々、図4〜図6に示すように、掌側指
部24,25,26とハギ部27,28,29とからなる一枚の生地
から形成される。
【0009】しかして、上述のハギ3(マチ部と呼ぶ場
合がある。)としては、他の本体1等と同一の生地を使
用してもよいが、好ましくは、他の生地より伸び率(縦
方向及び横方向の伸び率)が低いものを使用する。
【0010】従って、上述の如く構成されたゴルフグロ
ーブによれば、ハギ3(マチ部)を縫製(縫合)した糸
により人差指の指先方向への伸びが制限され、プレー中
における人差指部2の生地に伸びが生じず、たるみや皺
の発生が抑えられる。つまり、フィット感が悪くなるの
を防ぐことができる。しかも、ハギ3としては、他の本
体1等の生地より伸び率(縦方向及び横方向の伸び率)
が低いものを使用すれば、人差指部2の皺の発生を有効
に防ぐことができる。特に、ハギ3の伸び率を、他の生
地の伸び率の30%〜90%とすれば、より有効に人差指部
2の皺の発生を防ぐことができる。
【0011】ところで、この30%より小さければ、ハギ
3の生地とこれ以外の人差指部2を構成する生地の伸び
率の差が大きくなりすぎ、一体感が損なわれ人差指部2
のフィット感をかえって損ねることになる。また、逆
に、この90%より大きければ、ハギ3の生地とこれ以外
の人差指部2を構成する生地の伸び率の差があまりな
く、同一の生地を使用した場合とあまり差がないことに
なる。
【0012】
【実施例】次に、実施例を示す。実施例1として、人差
指部にハギを使用し、ハギ、及びハギ以外の部分を同一
の生地を使用し、中指部と薬指部と小指部にはハギを使
用しないで、ゴルフグローブを製造し、また、実施例2
として、人差指部にハギを使用し、ハギにハギ以外の部
分より伸び率が低い生地を使用し、中指部と薬指部と小
指部にはハギを使用しないで、ゴルフグローブを製造
し、これらのゴルフグローブを使用して1ラウンド使用
後の状態を調べて表1にその結果を示した。
【0013】
【表1】
【0014】また、比較例1として、人差指部にハギを
使用し、ハギ、及びハギ以外の部分を同一の生地を使用
し、中指部と薬指部と小指部にもハギを使用して、ゴル
フグローブを製造し、また、比較例2として、人差指部
と中指部と薬指部と小指部にハギを使用せずにゴルフグ
ローブを製造し、これらのゴルフグローブを使用して1
ラウンド使用後の状態を調べて上述の表1にその結果を
示した。
【0015】このように、実施例1では、人差指部にや
や皺が発生して、人差指部においてはフィット感として
普通であったが、中指部と薬指部と小指部においてはフ
ィット感として「良い」ものとなっており、実施例2で
は、人差指部に皺が発生せず、人差指部と中指部と薬指
部と小指部においてはフィット感として「良い」ものと
なった。
【0016】これに対して、比較例1では、人差指部に
やや皺が発生して、人差指部においてはフィット感とし
て普通であり、中指部と薬指部と小指部においてもフィ
ット感として普通となり、比較例2では、中指部と薬指
部と小指部においてはフィット感は良いが、人差指部に
皺が発生して、人差指部においてはフィット感が悪いも
のとなった。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次のような効果を奏する。 ゴルフプレー中(使用中)の人差指部2の伸びやた
るみによる皺の発生を抑え、フィット感を向上させるこ
とができる。 人差指部2のハギ3に、他の生地より縦方向及び横
方向の伸び率が低い生地を使用した場合、人差指部2の
皺の発生を抑えることができ、特に、人差指部2のハギ
3の伸び率が、他の生地の伸び率の30%〜90%であるよ
うに設定すれば、人差指部2の皺の発生をより確実に抑
えることができ、全体としてのフィット感が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフグローブの背面図である。
【図2】ゴルフグローブ本体の展開図である。
【図3】ハギの展開図である。
【図4】中指部の掌側部材の展開図である。
【図5】薬指部の掌側部材の展開図である。
【図6】小指部の掌側部材の展開図である。
【図7】親指部の展開図である。
【符号の説明】
2 人差指部 3 ハギ 4 中指部 6 薬指部 8 小指部 21 縫い目 22 縫い目 23 縫い目 24 掌側指部 25 掌側指部 26 掌側指部 27 ハギ部 28 ハギ部 29 ハギ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人差指部2にハギ3を使用し、かつ、中
    指部4、薬指部6、及び小指部8の各々の掌側を、掌側
    指部24,25,26とハギ部27,28,29からなる一枚の生地
    にて構成すると共に、該中指部4、薬指部6、及び小指
    部8の縫い目21,22,23を甲側に設けたことを特徴とす
    るゴルフグローブ。
  2. 【請求項2】 上記人差指部2のハギ3に、他の生地よ
    り縦方向及び横方向の伸び率が低い生地を使用した請求
    項1記載のゴルフグローブ。
  3. 【請求項3】 上記人差指部2のハギ3の伸び率が、他
    の生地の伸び率の30%〜90%である請求項1記載のゴル
    フグローブ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11276659A (ja) * 1998-03-30 1999-10-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The スポーツ用手袋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11276659A (ja) * 1998-03-30 1999-10-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The スポーツ用手袋

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