JPH09270852A - 電子交換機システム - Google Patents

電子交換機システム

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JPH09270852A
JPH09270852A JP7653996A JP7653996A JPH09270852A JP H09270852 A JPH09270852 A JP H09270852A JP 7653996 A JP7653996 A JP 7653996A JP 7653996 A JP7653996 A JP 7653996A JP H09270852 A JPH09270852 A JP H09270852A
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central control
monitoring
control unit
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line
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JP7653996A
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Katsunori Yoshihara
勝徳 吉原
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運用系システムの処理負荷を軽減し、高負荷
時にも、監視対象装置の障害検知/復旧処理及び保守用
コマンド処理を円滑に行えるようにする。 【解決手段】 運用系の主制御装置20aは、自装置の
CPU使用率が閾値を越えた場合、それまで行っていた
ライン/トランク装置10-1,…,10-n等の監視処理
を停止し、待機系の主制御装置20bに対して監視処理
起動要求を送出するとともに、上記CPU使用率が上記
閾値より低下した場合、待機系の主制御装置20bに対
して監視処理停止要求を送出するとともに、上記監視処
理を再開する。待機系の主制御装置20bは、上記監視
処理起動要求を受信してライン/トランク装置10-1,
…,10-n等の監視処理を開始し、上記監視監視処理停
止要求を受信して当該監視処理を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内線端末や公衆網
及び専用線等を収容する複数のライン/トランク装置に
対し、これらライン/トランク装置等からの信号により
呼処理サービス等を行う中央制御装置から成るシステム
を二重化し、一方のシステムを運用系、他方のシステム
を待機系として動作させる電子交換機システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】交換機システムにおける障害対策の一環
として、内線端末や公衆網及び専用線等を収容する複数
のライン/トランク装置に対し、これらライン/トラン
ク装置からの信号により呼処理サービス等を行う中央制
御装置から成るシステムを二重化して配置し、一方のシ
ステムを運用系、他方のシステムを待機系として動作さ
せるようにした電子交換機システムが知られている。
【0003】この種の従来システムでは、ライン/トラ
ンク装置の監視処理を運用系システムの中央制御装置に
より行っていた。図6は、この種の従来システムにおけ
る監視処理動作の一例を示すフローチャートである。
【0004】同図に示すように、運用系システムの中央
制御装置は、自装置のCPU使用率を一定周期毎にチェ
ックし、該CPU使用率が予め設定された閾値を越えた
か否かに応じて輻輳状態か定常状態かを判定している
(ステップ601)。ここで、定常状態と判定された場
合、中央制御装置は、ライン/トランク装置に対して監
視信号を送出する(ステップ602)。
【0005】引き続き、中央制御装置は、上記監視信号
に応答してライン/トランク装置から送られてくる応答
信号に基づき当該ライン/トランク装置の動作状態を判
断する(ステップ603)。ここで、正常状態と判定さ
れた場合、中央制御装置は、次の監視周期まで待機し
(ステップ605)、その監視周期に至った時点で再び
ステップ601からの監視処理を継続する。また、ステ
ップ603で異常状態であると判定された場合、中央制
御装置は、ライン/トランク装置の復旧処理を行い(ス
テップ604)、この復旧処理完了後に、ステップ60
5以降の監視処理に復帰する。
【0006】一方、上記定常状態での監視処理実行中、
ステップ601で、自装置のCPU使用率が上記閾値を
越えることにより、輻輳状態に至ったと判定された場
合、中央制御装置は、上記CPU使用率が上記閾値を下
回ることにより定常状態に復帰するまでの間、上記ライ
ン/トランク装置の監視処理を含む全ての周期的な監視
処理を中断する。
【0007】このように、従来システムでは、運用系シ
ステムの中央制御装置がライン/トランク装置等に対し
て周期的に監視信号を送出し、該監視信号に対する上記
ライン/トランク装置等からの応答信号を監視すること
により、これらライン/トランク装置等の動作が正常で
あるか否かの確認を行っていた。
【0008】また、運用系システムの中央制御装置のC
PUの使用率は周期的に監視され、該CPU使用率が予
め設定された閾値を越えた場合には、発信規制等の輻輳
制御を行うとともに、上述したライン/トランク装置等
の周期的な監視処理を強制的に中断するようにしてい
た。
【0009】このため、運用系システムの中央制御装置
では、高負荷時にライン/トランク装置に障害が発生し
てもこの障害の発生を認識できず、ライン/トランク装
置の障害復旧処理が遅れてしまうことになった。
【0010】また、この種の従来システムでは、保守端
末等から呼処理データ等に関する登録または削除要求の
コマンドが投入された場合、その投入コマンドのコマン
ドラインのパラメータチェックや、登録または削除要求
データの正常性のチェック(例えば二重登録かどうかや
未登録データの削除要求かどうか等)などのコマンド処
理は全て運用系システムの中央処理装置で行われてい
た。
【0011】このため、運用系システムの中央制御装置
は、高負荷時に保守用コマンドが投入された場合、コマ
ンド投入からその投入コマンドの処理が完了するまでの
待ち時間が増大し、保守者に対して効率の良い保守サー
ビスを提供できなかった。また、高負荷時に保守用コマ
ンドを投入することによって、運用系システムの中央制
御装置のCPU使用率が上記設定閾値を越えてしまい、
システムが輻輳状態に陥る可能性も高かった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
システムでは、ライン/トランク装置等の監視対象装置
の監視処理や保守用コマンドに関する処理を全て運用系
システムの中央制御装置で行っていたため、高負荷時、
上記監視対象装置の障害検知/障害復旧が行えなくなっ
たりあるいは輻輳状態に陥り易い状態となり、システム
運用や保守サービスが円滑に行えないという問題点があ
った。
【0013】本発明は上記問題点を除去し、監視対象装
置の監視処理や保守用コマンドの処理に関する運用系シ
ステムの中央制御装置の処理負荷を軽減し、高負荷時に
おいても、監視対象装置の障害検知/障害復旧を実施で
きしかも輻輳状態に陥り難くすることにより、効率的な
システム運用及び保守サービスを提供可能な電子交換機
システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、内線端末や公
衆網及び専用線等を収容する複数のライン/トランク装
置に対し、該ライン/トランク装置等からの信号により
呼処理サービス等を行う中央制御装置から成るシステム
を二重化して配置し、一方のシステムを運用系、他方の
システムを待機系として動作させる電子交換機システム
において、前記各系のシステムの中央制御装置は、前記
ライン/トランク装置等の監視対象装置に監視信号を送
出する監視信号送出手段と、前記監視信号に応答して前
記監視対象装置から送出される応答信号を受信する応答
信号受信手段とを具備し、前記運用系システムの中央制
御装置の処理負荷が規定レベル以内か該規定レベルを越
えたかに応じ、前記運用系システムの中央制御装置また
は前記待機系システムの中央制御装置のいずれかにより
前記監視対象装置の監視処理を行うことを特徴としてい
る。
【0015】望ましくは、本発明において、運用系シス
テムの中央制御装置は、自装置のCPU使用率を監視す
るCPU使用率監視手段と、前記CPU使用率が所定の
閾値を越えた場合、前記監視対象装置の監視処理を停止
しかつ待機系システムの中央制御装置に対して監視処理
起動要求を送出するとともに、前記CPU使用率が前記
閾値以下となった場合、前記監視対象装置の監視処理を
再開しかつ待機系システムの中央制御装置に対して監視
処理停止要求を送出する切換指示制御手段を具備し、待
機系システムの中央制御装置は、前記運用系システムの
中央制御装置から送出される前記監視処理起動要求によ
り前記監視対象装置の監視処理を開始するとともに、前
記運用系システムの中央制御装置から送出される前記監
視処理停止要求により前記監視対象装置の監視処理を終
了する切換応答制御手段を具備することを特徴とする。
【0016】また、本発明は待機系システムの中央制御
装置は、前記監視処理停止要求を受信することにより、
それまでの監視処理により収集した状態データを前記運
用系システムの中央制御装置に対して送信し、該運用系
システムの中央制御装置は、前記状態データに基づき前
記監視対象装置の障害復旧処理を行うことを特徴とす
る。
【0017】また、本発明は、運用系システムの中央制
御装置と待機系システムの中央制御装置との間で一定時
間に送受されるデータ量を監視するデータ量監視手段を
具備し、前記データ量が予め設定された量を超えた場
合、待機系システムの中央処理装置で実行中の監視処理
を停止することを特徴とする。
【0018】また、本発明は、運用系システムの中央制
御装置の処理負荷レベルに拘らず、常時、前記待機系シ
ステムの中央制御装置で前記監視対象装置の監視処理を
行うことを特徴とする。
【0019】また、本発明は、呼処理データ等の各種デ
ータを登録または削除するためのコマンドを投入する保
守用装置と、前記保守用装置から投入されたコマンドを
前記待機系システムの中央制御装置に転送するコマンド
転送手段とを具備するとともに、前記待機系システムの
中央制御装置は、前記保守用装置から前記コマンド転送
手段を通じて投入された登録または削除要求コマンドが
示すコマンドラインのパラメータをチェックするパラメ
ータチェック手段と、登録要求されたデータが既に登録
されているか否かあるいは削除要求されたデータが未登
録であるか否か等の判定を行うデータ正常性判定手段と
を具備し、前記投入コマンドのパラメータチェック、登
録または削除要求のあったデータの正常性チェック等の
処理を待機系システムの中央制御装置により行うことを
特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の
一実施の形態に係わる電子交換機システムの概略構成図
である。このシステムは、内線端末や公衆網及び専用線
等を収容する複数のライン/トランク装置10-1,…
…,10-n、これらライン/トランク装置10-1,…
…,10-nからの信号により呼処理サービス等を行う主
制御装置20a,20b、ライン/トランク装置10-
1,……,10-n間の通話路の制御を行うタイムスイッ
チ31を有し、ライン/トランク装置10-1,……,1
0-nと主制御装置20a,20b間の信号を中継する交
換機固有装置30a,30b、これら交換機固有装置3
0a,30bと主制御装置20a,20bを接続する通
信路40、主制御装置20a及び交換機固有装置30a
から成る第1の系と主制御装置20b及び交換機固有装
置30bから成る第2の系とに二重化されたシステムの
制御を行うシステムコントローラ(SYSC)50、保
守者の操作により入力される保守用コマンドに従った保
守動作を起動させる保守端末60を具備して構成され
る。
【0021】本システムにおいて、SYSC50は、主
制御装置20a及び交換機固有装置30aから成る第1
の系と主制御装置20b及び交換機固有装置30bから
成る第2の系とに二重化されたシステムのうち、一方の
システムを運用系、他方のシステムを待機系として動作
させるべく制御する。
【0022】本発明では、SYSC50の制御下にある
上記第1及び第2の系を構成する主制御装置20aと2
0bとが、共に、ライン/トランク装置10-1,……,
10-n等の動作監視機能を有し、運用系システムのみな
らず、必要に応じて、待機系システムにおいても上記監
視処理を実行できることを特徴としている。
【0023】今、例えば主制御装置20a,交換機固有
装置30aにより構成される上記第1の系を運用系シス
テムとし、主制御装置20b,交換機固有装置30bに
より構成される上記第2の系を体型システムとした場合
における上記監視処理について図2及び図3に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。ここで、図2は、運用
系システムの主制御装置20aにおける監視処理動作を
示し、図3は待機系システムの主制御装置20bにおけ
る監視処理動作を示している。
【0024】図2に示すように、運用系システムの主制
御装置20aは、自装置のCPUの使用状態を監視して
いる。具体的には、上記CPUの使用率を一定周期毎に
チェックし、該CPU使用率が予め設定された閾値を越
えたか否かに応じて輻輳状態か定常状態かを判定してい
る(ステップ201)。
【0025】ここで、定常状態と判定された場合、主制
御装置20aは、ライン/トランク装置10-1,……,
10-nの監視処理を自ら実行する。この定常状態での監
視処理に係る信号の流れを図4に示している。
【0026】すなわち、定常状態において、主制御装置
20aは、ライン/トランク装置10-1,……,10-n
の正常性を確認するための監視信号(図4に実線で示
す)を、通信路40、交換機固有装置30aを通じてラ
イン/トランク装置10-1,……,10-nに送出する
(ステップ202)。
【0027】ライン/トランク装置10-1,……,10
-nは、上記監視信号を受信すると、自装置の状態を示す
応答信号(図4に点線で示す)を送出する。この応答信
号は、上記監視信号とは逆の経路すなわち交換機固有装
置30a、通信路40を通じて主制御装置20aに転送
される。
【0028】引き続き、主制御装置20aは、受信した
上記応答信号に基づきライン/トランク装置10-1,…
…,10-nの動作状態を判断する(ステップ203)。
ここで、正常状態と判定された場合、主制御装置20a
は、次の監視周期まで待機し(ステップ205)、その
監視周期に至った時点で再びステップ201からの監視
処理を継続する。
【0029】なお、ステップ203で異常状態であると
判定された場合、主制御装置20aは、ライン/トラン
ク装置10-1,……,10-nの復旧処理を行い(ステッ
プ204)、この復旧処理完了後に、ステップ205以
降の監視処理に復帰する。
【0030】一方、上記定常状態での監視処理実行中、
ステップ201において、自装置のCPU使用率が上記
閾値を越えることにより、輻輳状態に至ったと判定され
た場合、主制御装置20aは、それまで実施していたラ
イン/トランク装置10-1,……,10-nの監視処理を
中断するとともに、待機系システムの主制御装置20b
に対してライン/トランク装置10-1,……,10-nの
監視処理の起動要求信号を送出する(ステップ21
1)。その際、主制御装置20aは、交換機固有装置3
0aと30bに対し、ライン/トランク装置10-1,…
…,10-nの監視処理を待機系システムの主制御装置2
0bに移管したことを通知する(ステップ212)。
【0031】引き続き、主制御装置20aは、自装置の
CPU使用率をチェックし、依然として輻輳状態にある
のかあるいは定常状態に復帰したのかを監視する(ステ
ップ213)。ここで、定常状態に復帰した(CPU使
用率が上記閾値より低くなった)との判定がなされた場
合、主制御装置20aは、待機系システムの主制御装置
20bに対してライン/トランク装置10-1,……,1
0-nの監視処理の停止要求信号を送出する(ステップ2
14)。
【0032】次いで、主制御装置20aは、上記監視処
理停止要求信号に応答して待機系システムの主制御装置
20bより送られてくる状態データ(それまでのライン
/トランク装置10-1,……,10-nの監視処理で収集
されたもの)を受信し(ステップ215)、この状態デ
ータを基に、異常状態のライン/トランク装置10-1,
……,10-nが存在するか否かをチェックする(ステッ
プ216)。
【0033】ここで、異常状態のライン/トランク装置
10-1,……,10-nが存在しなければ(ステップ21
6NO)、これらライン/トランク装置10-1,……,
10-nの監視処理を再開し、異常状態のライン/トラン
ク装置10-1,……,10-nが存在すれば(ステップ2
16YES)、その異常状態のライン/トランク装置1
0-1,……,10-nの復旧処理を行った後、上記監視処
理に復帰する。
【0034】これに対し、待機系システムの主制御装置
20bは、図3に示す如く、運用系システムの主制御装
置20aから送出された上記監視処理起動要求信号が受
信されたか否かを監視しており(ステップ301)、こ
の監視処理起動要求信号を受信すると(ステップ301
YES)、ライン/トランク装置10-1,……,10-n
の監視処理を開始する。この輻輳状態での監視処理にお
ける信号の流れを図5に示している。
【0035】すなわち、上記監視処理起動要求信号を受
信した後、待機系システムの主制御装置20bは、ライ
ン/トランク装置10-1,……,10-nに対し、通信路
40、交換機固有装置30b、SYSC50、交換機固
有装置30aを通じて当該ライン/トランク装置10-
1,……,10-nの正常性を確認するための監視信号
(図5に実線で示す)を送出する(ステップ302)。
【0036】ライン/トランク装置10-1,……,10
-nは、上記監視信号を受信すると、自装置の状態を示す
応答信号(図5に点線で示す)を送出する。この応答信
号は、上記監視信号とは逆の経路すなわち交換機固有装
置30a、SYSC50、交換機固有装置30b、通信
路40を通じて主制御装置20bに転送される。
【0037】引き続き、主制御装置20bは、受信した
上記応答信号に基づきライン/トランク装置10-1,…
…,10-nの動作状態を判断する(ステップ303)。
ここで、正常状態と判定された場合、主制御装置20b
は、次の監視周期まで待機し(ステップ305)、該監
視周期が到来した時点で、運用系システムの主制御装置
20aから送られてくる監視処理停止要求信号の受信状
況を監視する状態に遷移する(ステップ306)。
【0038】また、上記ステップ303で異常状態であ
ると判定された場合、主制御装置20bは、その異常状
態にあるライン/トランク装置10-1,……,10-nの
復旧処理を行い(ステップ304)、該復旧処理の完了
後に、ステップ305以降の処理に移行する。
【0039】ステップ306において、運用系システム
の主制御装置20aから監視処理停止要求信号が受信さ
れない場合(ステップ306NO)、主制御装置20b
は、ステップ302以降の処理に復帰し、ライン/トラ
ンク装置10-1,……,10-nの監視処理を続行する。
【0040】これに対し、運用系システムの主制御装置
20aから監視処理停止要求信号が受信された場合(ス
テップ306YES)、主制御装置20bはライン/ト
ランク装置10-1,……,10-nの監視処理を終了する
(ステップ307)。その際、運用系システムの主制御
装置20aに対してそれまでの監視処理で収集したライ
ン/トランク装置10-1,……,10-nの状態データを
送出し(ステップ308)、その後、待機動作に復帰す
る。
【0041】このように本発明において、運用系システ
ムの主制御装置は、自装置のCPU使用率を監視し、該
CPU使用率が予め設定した閾値を越えた場合、それま
で行っていたライン/トランク装置等の監視処理を停止
し、待機系システムの主制御装置に対して上記監視処理
の起動要求信号を送出するとともに、上記CPU使用率
が上記閾値以下に復帰した場合、待機系システムの主制
御装置に対して監視処理停止要求信号を送出し、それま
で休止していたライン/トランク装置等の監視処理を再
開する。一方、待機系システムの主制御装置では、運用
系システムの主制御装置から送出される上記監視処理起
動要求信号を受信してライン/トランク装置等の監視処
理を開始し、その後に、運用系システムの主制御装置か
ら送出される上記監視処理停止要求信号を受信してライ
ン/トランク装置等の監視処理を終了するとともに、そ
れまでの監視処理で収集したライン/トランク装置等の
状態データを運用系システムの主制御装置に送出する。
【0042】上記監視処理においては、運用系システム
の主制御装置のCPU使用率が閾値を越えた場合に待機
系システムの主制御装置に上記監視処理を移管すること
で、運用系システムの主制御装置が高負荷状態となる環
境下においても、ライン/トランク装置の障害を確実に
検出してその障害復旧を迅速に行うことができる。
【0043】次に、本発明の実施の形態に係わるシステ
ムの保守動作について説明する。保守作業を行う場合、
保守者は、保守端末60の操作部を操作することによ
り、呼処理データ等の登録あるいは削除を要求するため
のコマンドを投入する。
【0044】この投入コマンドは、保守端末60からS
YSC50、交換機固有装置30b、通信路40を通じ
て待機系システムの主制御装置20bに送られる。上記
コマンドを受信した主制御装置20bは、該コマンドに
より示されるコマンドラインデータのパラメータのチェ
ックや、登録または削除要求されたデータの正常性のチ
ェックを行う。このデータ正常性チェックに関しては、
具体的には、登録要求のあったデータが既に登録されて
はいないかすなわち二重登録に当たらないかどうか、あ
るいは削除要求されたデータが確かに存在するかすなわ
ち未登録データの削除要求ではないかどうかについての
判断が行われる。
【0045】上記パラメータチェック及び登録/削除要
求データの正常性チェックにおけるチェック結果が正常
の場合、主制御装置20bは、要求通りのデータ登録あ
るいはデータ削除処理を実行し、その後、保守コマンド
処理が正常に行われたことを示すメッセージを通信路4
0、交換機固有装置30b、SYSC50を通じて保守
端末60に転送する。保守端末60は、上記保守端末6
0から受信した上記メッセージに基づき保守コマンド処
理が正常に行われた旨を表示部に表示する。
【0046】一方、上記パラメータチェック及び登録/
削除要求データの正常性チェックにおけるチェック結果
が異常(NG)の場合、主制御装置20bは、保守コマ
ンド処理に関するエラーのメッセージを、通信路40、
交換機固有装置30b、SYSC50を通じて保守端末
60に送信する。保守端末60は、受信した上記エラー
メッセージに基づきエラー内容を表示部に表示する。
【0047】上記保守用コマンドの投入と該投入コマン
ドに基づくチェック結果の表示により、保守者は、円滑
な保守作業を行うことができる。特に、本発明では、上
記保守コマンド処理を待機系システムの主制御装置20
bで行うようにしたため、運用系システムの主制御装置
20aにおける上記コマンド処理相当分の処理資源を節
約でき、これにより、運用系システムの主制御装置20
aを輻輳状態に陥り難い環境下におくことが可能とな
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
待機系システムの中央制御装置にもライン/トランク装
置等の監視対象装置の監視処理機能を持たせ、例えば運
用系システムの中央制御装置のCPU使用率が規定の輻
輳レベルを上回った場合、それまで運用系システムの中
央制御装置で行っていた上記監視処理を待機系システム
の中央制御装置に代行させ得るシステム構成としたた
め、運用系システムの中央制御装置による高負荷時の動
作継続を補償して円滑なシステム運用を実現できる一方
で、高負荷時にも待機系システムの中央制御装置で継続
的に行われる監視処理によりライン/トランク装置等の
障害を確実に認識してその障害復旧に迅速に対処でき
る。
【0049】併せて、本発明によれば、保守用装置から
投入されたコマンドに基づく該当コマンドラインのパラ
メータチェックや登録/削除要求データの正常性判定等
に係わる保守用コマンド処理を待機系システムの中央制
御装置で行うようにしたため、運用系システムの中央制
御装置の処理資源を有効活用して処理の高速化を図りな
がら、効率的な保守サービスが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電子交換機システムの全体構成
を示す概略図。
【図2】運用系システムの主制御装置での監視処理動作
を示すフローチャート。
【図3】待機系システムの主制御装置での監視処理動作
を示すフローチャート。
【図4】本発明システムにおける通常時の監視信号の流
れを示す図。
【図5】本発明システムにおける輻輳時の監視信号の流
れを示す図。
【図6】従来の交換機システムの監視処理動作を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
10-1,……,10-n ライン/トランク装置 20a,20b 主制御装置 30a,30b 交換機固有装置 40 通信路 50 システムコントローラ(SYSC) 60 保守端末

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内線端末や公衆網及び専用線等を収容す
    る複数のライン/トランク装置に対し、該ライン/トラ
    ンク装置等からの信号により呼処理サービス等を行う中
    央制御装置から成るシステムを二重化して配置し、一方
    のシステムを運用系、他方のシステムを待機系として動
    作させる電子交換機システムにおいて、 前記各系のシステムの中央制御装置は、 前記ライン/トランク装置等の監視対象装置に監視信号
    を送出する監視信号送出手段と、 前記監視信号に応答して前記監視対象装置から送出され
    る応答信号を受信する応答信号受信手段とを具備し、前
    記運用系システムの中央制御装置の処理負荷が規定レベ
    ル以内か該規定レベルを越えたかに応じ、前記運用系シ
    ステムの中央制御装置または前記待機系システムの中央
    制御装置のいずれかにより前記監視対象装置の監視処理
    を行うことを特徴とする電子交換機システム。
  2. 【請求項2】 運用系システムの中央制御装置は、 自装置のCPU使用率を監視するCPU使用率監視手段
    と、前記CPU使用率が所定の閾値を越えた場合、前記
    監視対象装置の監視処理を停止しかつ待機系システムの
    中央制御装置に対して監視処理起動要求を送出するとと
    もに、前記CPU使用率が前記閾値以下となった場合、
    前記監視対象装置の監視処理を再開しかつ待機系システ
    ムの中央制御装置に対して監視処理停止要求を送出する
    切換指示制御手段を具備し、 待機系システムの中央制御装置は、 前記運用系システムの中央制御装置から送出される前記
    監視処理起動要求により前記監視対象装置の監視処理を
    開始するとともに、前記運用系システムの中央制御装置
    から送出される前記監視処理停止要求により前記監視対
    象装置の監視処理を終了する切換応答制御手段を具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の電子交換機システ
    ム。
  3. 【請求項3】 待機系システムの中央制御装置は、前記
    監視処理停止要求を受信することにより、それまでの監
    視処理により収集した状態データを前記運用系システム
    の中央制御装置に対して送信し、該運用系システムの中
    央制御装置は、前記状態データに基づき前記監視対象装
    置の障害復旧処理を行うことを特徴とする請求項2記載
    の電子交換機システム。
  4. 【請求項4】 運用系システムの中央制御装置と待機系
    システムの中央制御装置との間で一定時間に送受される
    データ量を監視するデータ量監視手段を具備し、前記デ
    ータ量が予め設定された量を超えた場合、待機系システ
    ムの中央処理装置で実行中の監視処理を停止することを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の電子
    交換機システム。
  5. 【請求項5】 運用系システムの中央制御装置の処理負
    荷レベルに拘らず、常時、前記待機系システムの中央制
    御装置で前記監視対象装置の監視処理を行うことを特徴
    とする請求項1記載の電子交換機システム。
  6. 【請求項6】 呼処理データ等の各種データを登録また
    は削除するためのコマンドを投入する保守用装置と、 前記保守用装置から投入されたコマンドを前記待機系シ
    ステムの中央制御装置に転送するコマンド転送手段とを
    具備するとともに、 前記待機系システムの中央制御装置は、 前記保守用装置から前記コマンド転送手段を通じて投入
    された登録または削除要求コマンドが示すコマンドライ
    ンのパラメータをチェックするパラメータチェック手段
    と、 登録要求されたデータが既に登録されているか否かある
    いは削除要求されたデータが未登録であるか否か等の判
    定を行うデータ正常性判定手段とを具備し、前記投入コ
    マンドのパラメータチェック、登録または削除要求のあ
    ったデータの正常性チェック等の処理を待機系システム
    の中央制御装置により行うことを特徴とする請求項1記
    載の電子交換機システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7823029B2 (en) 2005-09-07 2010-10-26 International Business Machines Corporation Failure recognition, notification, and prevention for learning and self-healing capabilities in a monitored system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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