JPH09270714A - 被試験信号生成装置及びディジタルデータ信号出力装置 - Google Patents
被試験信号生成装置及びディジタルデータ信号出力装置Info
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- JPH09270714A JPH09270714A JP8099682A JP9968296A JPH09270714A JP H09270714 A JPH09270714 A JP H09270714A JP 8099682 A JP8099682 A JP 8099682A JP 9968296 A JP9968296 A JP 9968296A JP H09270714 A JPH09270714 A JP H09270714A
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Abstract
作の発生確率も小さい被試験信号生成装置を提供する。 【解決手段】 P/S変換回路は、PLL回路12から
出力される変換用クロック信号TCに従って、パラレル
データ信号PDをシリアルデータ信号SDに変換する。
サンプリング信号生成回路21は、変換用クロック信号
TCを分周することにより、サンプリング信号SPを生
成する。Dフリップフロップ回路22は、シリアルデー
タ信号SDをサンプリング信号SPに従ってサンプリン
グすることにより、被試験信号CHECKを生成する。
Description
ル変換回路のようなディジタルデータ信号出力回路の動
作を試験するための被試験信号を生成する被試験信号生
成装置に関する。また、本発明は、例えば、パラレル/
シリアル変換機能のようなディジタルデータ信号出力機
能と、上述したような被試験信号の生成機能とを備えた
ディジタルデータ信号出力装置に関する。
(以下「P/S変換回路」という。)の動作試験は、そ
の出力信号を被試験信号として行われる。すなわち、P
/S変換回路が正常か否かの判定は、その出力信号が正
常か否かを判定することにより行われる。
の出現に伴い、ギガビット毎秒(Gbps)級の速度
(ビットレート)を持つディジタルデータ信号を出力す
るP/S変換回路が使用されるようになってきた。これ
に伴い、P/S変換回路の動作試験を行うための試験装
置としても、ギガビット毎秒(Gbps)級の速度で動
作可能な装置が要求されるようになってきた。
置は、高価であったり、スループットが悪かったりす
る。これにより、このような試験装置を用いて、P/S
変換回路の動作試験を行うと、試験経費を増大する。し
たがって、超高速で動作するP/S変換回路の動作を試
験する場合は、低速の試験装置で試験することが可能な
技術が望まれる。
すように、集積回路化されたP/S変換回路51の出力
端子に、シリアル/パラレル変換回路(以下「S/P変
換回路」という。)52を外付け回路として接続し、こ
のS/P変換回路52により、P/S変換回路51から
出力されるシリアルのディジタルデータ信号(以下「シ
リアルデータ信号」という。)SDをパラレルのディジ
タルデータ信号(以下「パラレルデータ信号」とい
う。)PDに戻し、このパラレルデータ信号PDを被試
験信号として、試験装置に供給するようになっていた。
速化することができるので、低速の試験装置を用いて、
P/S変換回路51の動作試験を行うことができる。
うな構成では、S/P変換回路52の回路規模が大きい
ので、被試験信号生成装置の回路規模が大きくなるとい
う問題があった。これは、S/P変換回路52を構成す
るためには、変換用の多くのフリップフロップ回路を設
けなければならないとともに、シリアル化されたパラレ
ルデータの区切りを検出するための機能を設けなければ
ならないからである。
路52の回路規模がP/S変換回路の回路規模とほぼ同
じなので、動作試験中に誤動作が発生した場合、P/S
変換回路51とS/P変換回路52のどちらに誤動作が
発生したかを判断することが難しいという問題があっ
た。これは、2つの回路の規模がほぼ同じ場合、両者の
誤動作の発生確率がほぼ同じだからである。
もので、その課題は、回路規模が小さく、また、これに
より、誤動作の発生確率も小さい被試験信号生成装置及
びこのような装置を備えたディジタルデータ信号出力装
置を提供することにある。
装置は、ディジタルデータ信号出力手段から出力される
ディジタルデータ信号を所定の周期で間欠的にサンプリ
ングするためのサンプリング信号を生成し、このサンプ
リング信号に従って、ディジタルデータ信号をサンプリ
ングすることにより、被試験信号を生成するようになっ
ている。
装置は、上述した被試験信号生成装置とディジタルデー
タ信号出力手段とを一体的に集積回路化するようになっ
ている。
ルデータ信号出力装置では、ディジタルデータ信号出力
手段から出力されるディジタルデータ信号を所定の周期
で間欠的にサンプリングするためのサンプリング信号が
生成される。そして、このサンプリング信号に従って、
ディジタルデータ信号がサンプリングされる。これによ
り、上記ディジタルデータ信号よりは、低速の被試験信
号が得られる。
明の実施の形態を詳細に説明する。
ルデータ信号出力装置の一実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。なお、図1には、本発明をP/S変換装
置に適用した場合を代表として示す。
回路11と、フェーズロックループ回路(以下「PLL
回路」という。)12と、被試験信号生成回路13とを
有する。これらは、一体的に集積回路化されている。
データ信号PDをシリアルデータ信号SDに変換する機
能を有する。PLL回路12は、参照用クロック信号R
Cに同期して、パラレル/シリアル変換用のクロック信
号TCを生成する機能を有する。被試験信号生成回路1
3は、P/S変換回路11の動作試験を行うための被試
験信号CHECKを生成する機能を有する。また、この
被試験信号生成回路13は、モード切替え信号TEST
によって、試験モードと非試験モードとを切り替えられ
るようになっている。ここで、試験モードとは、被試験
信号CHECKを生成するモードをいい、非試験モード
とは、これを生成しないモードをいう。
被試験信号生成装置に相当する。この被試験信号生成回
路13は、サンプリング信号生成回路21と、Dフリッ
プフロップ回路22とを有する。
は、シリアルデータ信号SDを間欠的にサンプリングす
るためのサンプリング信号SPを生成する機能を有す
る。この生成は、初期化信号INITに従って初期化さ
れた後、シリアルデータ信号SDに同期した変換用クロ
ック信号TCを分周することにより行われる。また、こ
のサンプリング信号生成回路21は、サンプリング信号
SPの位相を、位相制御信号SLIPに従って、シリア
ルデータ信号SDの1ビット周期分ずつ制御可能となっ
ている。
ング信号SPに従って、シリアルデータ信号SDをサン
プリングすることにより、被試験信号CHECKを生成
する機能を有する。
具体的構成の一例を示すブロック図である。
Dフリップフロップ回路31(FF1)〜40(FF1
0)と、反転回路41〜45と、アンド回路46と、オ
ア回路47,48とを有する。
0と、反転回路42〜45と、オア回路47,48は、
変換用クロック信号TCを分周することにより、サンプ
リング信号SPを生成する機能を有する。また、Dフリ
ップフロップ回路31〜33と、反転回路41と、アン
ド回路46は、変換用クロック信号TCの分周比を制御
することにより、サンプリング信号SPの位相を制御す
る機能を有する。
すると、次のようになる。変換用クロック信号TCは、
Dフリップフロップ回路34〜36,39,40のクロ
ック端子に供給される。位相制御信号SLIPは、Dフ
リップフロップ回路31のデータ入力端子Dに供給され
る。サンプリング信号SPは、Dフリップフロップ回路
31のクロック端子に供給される。初期化信号INIT
は、Dフリップフロップ回路31〜33,35,37〜
40のリセット端子Rと、オア回路47,48とに供給
される。
は、Dフリップフロップ回路32のデータ入力端子Dに
供給される。このDフリップフロップ回路32の非反転
出力は、Dフリップフロップ回路33のデータ入力端子
Dに供給される。Dフリップフロップ回路33の非反転
出力は、反転回路41を介してアンド回路46に供給さ
れる。このアンド回路46には、さらに、Dフリップフ
ロップ回路32の非反転出力が供給される。アンド回路
46の出力は、オア回路48に供給される。
は、反転回路42を介してDフリップフロップ回路35
のデータ入力端子Dに供給されるとともに、Dフリップ
フロップ回路32,33,37,38のクロック端子に
供給される。Dフリップフロップ回路35の非反転出力
は、反転回路43を介してオア回路48に供給されると
ともに、オア回路47に供給される。このオア回路48
の出力は、Dフリップフロップ回路36のデータ入力端
子Dに供給される。このDフリップフロップ回路36の
非反転出力は、反転回路44を介して、オア回路47に
供給される。このオア回路47の出力は、Dフリップフ
ロップ回路34のデータ入力端子Dに供給される。
は、Dフリップフロップ回路38のデータ入力端子Dに
供給される。このDフリップフロップ回路38の非反転
出力は、Dフリップフロップ回路39のデータ入力端子
Dに供給されるとともに、反転回路45を介してDフリ
ップフロップ回路37のデータ入力端子Dに供給され
る。Dフリップフロップ回路39の非反転出力は、Dフ
リップフロップ回路40のデータ入力端子Dに供給され
る。このDフリップフロップ回路40の非反転出力は、
サンプリング用のDフリップフロップ回路22のクロッ
ク端子に供給される。
て、動作を説明する。
Dに変換するための動作を説明する。
レルデータ信号PDが供給される。このパラレルデータ
信号PDのビットレートは、例えば、50Mbps(メ
ガビット毎秒)に設定されている。また、ビット数は、
例えば、20ビットに設定されている。
ロック信号RCが供給される。この参照用クロック信号
RCの周波数は50MHz(メガヘルツ)に設定されて
いる。PLL回路12は、参照用クロック信号RCに同
期して、周波数が1GHz(ギガヘルツ)の変換用クロ
ック信号TCを生成する。この変換用クロック信号TC
は、P/S変換回路11のシフト端子SHIFTに供給
される。
データ信号PDは、内部で生成された50MHzのクロ
ック信号に従ってラッチされた後、変換用クロック信号
TCに従って、1ビットずつ出力される。これにより、
ビットレートが1Gbps(ギガビット毎秒)のシリア
ルデータ信号SDが得られる。以上が、パラレルデータ
信号PDをシリアルデータ信号SDに変換するための動
作である。
ルデータ信号SDは、被試験信号生成回路13のDフリ
ップフロップ回路22のデータ入力端子Dに供給され
る。また、PLL回路12から出力される変換用クロッ
ク信号TCは、サンプリング信号生成回路21に供給さ
れる。このサンプリング信号生成回路21には、さら
に、初期化信号INITと、位相制御信号SLIPが供
給される。
ド切替え信号TESTが供給される。被試験信号発生回
路13は、このモード切替え信号TESTのレベルがイ
ンアクティブレベルの場合は、非試験モードに設定さ
れ、アクティブレベルの場合は、試験モードに設定され
る。
ング信号生成回路21とDフリップフロップ回路22に
対する電源電圧の供給を停止することによりなされる。
これにより、この場合は、サンプリング信号生成回路2
1とDフリップフロップ回路22とがオフ状態となり、
被試験信号CHECKの生成が停止される。
リング信号生成回路21とDフリップフロップ回路22
に対する電源電圧の供給を実行することによりなされ
る。これにより、この場合は、サンプリング信号生成回
路21とDフリップフロップ回路22とがオン状態とな
り、被試験信号CHECKの生成が可能となる。
INITがインアクティブレベルからアクティブレベル
に切り替えられる。これにより、サンプリング信号生成
回路21が初期化される。このあと、サンプリング信号
生成回路21は、変換用クロック信号TCを20分の1
に分周する。これにより、周波数50MHzのサンプリ
ング信号SPが生成される。
フロップ回路22のクロック端子に供給される。Dフリ
ップフロップ回路22は、このサンプリング信号SPに
従って、シリアルデータ信号SDをラッチする。これに
より、シリアルデータ信号SDが20ビットごとに1ビ
ットずつサンプリングされる。言い換えれば、パラレル
データ信号PDで表される20ビットのパラレルデータ
(以下「パラレルデータブロック」という)のうち、m
(m=1,2,…,20)番目のビットのデータが順次
サンプリングされる。その結果、ビットレートが50M
bpsの被試験信号CHECKが得られる。
信号SLIPがアクティブレベルに設定される。これに
より、変換用クロック信号TCの分周比が、次の分周期
間だけ20から19に切り替えられる。その結果、サン
プリング信号SPの位相がシリアルデータ信号SDの1
ビット周期分(変換用クロック信号TCの1周期分)進
められる。これにより、今度は、パラレルデータブロッ
クのうち、(m+1)あるいは(m−1)番目のビット
のデータが順次サンプリングされる。
て、各パラレルデータブロックの20番目のデータから
読出しが開始される場合は、(m+1)番目のビットの
データがサンプリングされる。これに対し、1番目のデ
ータから読出しが開始される場合は、(m−1)番目の
ビットのデータがサンプリングされる。
サンプリング周期のn(n=2,3,…)倍の周期で繰
り返しアクティブレベルに設定される。この設定動作が
19回繰り返されると、パラレルデータブロックのすべ
てのビットのデータがサンプリングされたことになる。
なお、nが2以上に設定されているのは、位相制御信号
SLIPがサンプリング信号SPのとなり合う立上がり
(あるいは立下がり)エッジ間で、立ち上がったとき
(立ち下がったとき)、この信号SLIPが意味のある
信号となるからである。
n個のパラレルデータブロックからは、それぞれのm番
目のビットのデータがサンプリングされる。また、次の
(n+1)番目から2n番目までのn個のパラレルデー
タブロックからは、それぞれの(m+1)番目または
(m−1)番目のビットのデータがサンプリングされ
る。以下、同様に、n個のパラレルデータブロックごと
に、サンプリングビットが順次切り替えられる。
験信号CHECKは、図示しない試験装置に供給され
る。この試験装置は、被試験信号CHECKとパラレル
データ信号PDとをビット単位で比較し、両者が一致す
るか否かを判定する。これにより、P/S変換回路11
の動作が正常か否かが判定される。
は、被試験信号CHECKに含まれるデータが、パラレ
ルデータブロックの何番目のビットのデータをサンプリ
ングすることにより得られたものかを知る必要がある。
この要求に応えるため、本実施の形態では、初期化信号
INITの位相が、シリアル化されたパラレルデータブ
ロックの位相に対して所定の関係を有するように設定さ
れている。
号SPの位相がシリアル化されたパラレルデータブロッ
クの位相に対して所定の関係を有するようになる。その
結果、サンプリング開始時のmの値も予め定めた値とな
る。これにより、試験装置は、予め、被試験信号CHE
CKに含まれるデータが、パラレルデータブロックの何
番目のビットのデータをサンプリングすることにより得
られたものかを知ることができる。
生成動作の一例を示すタイミングチャートである。ここ
で、図3(a)は、初期化信号INITを示す。図示の
初期化信号INITは、ハイレベルをインアクティブレ
ベルとし、ロウレベルをアクティブレベルとする。
す。図示のサンプリング信号SPは、初期化信号INI
Tがアクティブレベルとなってから、所定時間経過後に
アクティブとなる。また、このサンプリング信号SP
は、後述する被試験信号CHECKの位相からも明らか
なように、立上がりタイミングをサンプリングタイミン
グとする。
す。図示の位相制御信号SLIPは、ロウレベルをイン
アクティブレベルとし、ハイレベルをアクティブレベル
とし、ロウレベルからハイレベルに立ち上がったときの
み、サンプリング信号SPの位相が制御される。この位
相制御信号SLIPの周期は、図には示さないが、後述
する被試験信号CHECKのデータからも明らかなよう
に、サンプリグ周期の5倍の周期に設定されている。言
い換えれば、上述したnが5に設定されている。
示す。ここで、SBは、パラレルデータブロックをシリ
アル化することにより得られた20ビットのシリアルデ
ータ(以下「シリアルデータブロック」という)を示
す。また、このシリアルデータブロックSBに付す数字
は、対応するシリアルデータブロックSBの出力順位を
示す。
す。この被試験信号CHECKは、シリアルデータ信号
SDをサンプリング信号SPの立上がりタイミングでサ
ンプリングすることにより得られる。
いてシリアルデータブロックSBが、パラレルデータブ
ロックに含まれる20ビット分のデータを、20番目の
ビットのデータから読み出しを開始することにより得ら
れた場合を示す。また、図3では、シリアルデータブロ
ックSBの13番目のビットのデータからサンプリング
を開始する場合を示す。
ブロックSB(1)〜SB(5)からは、13番目のビ
ットのデータD13(1)〜D13(5)がサンプリン
グされる。また、次の5個のシリアルデータブロックS
B(6)〜SB(10)(但し、図には、SB(7)〜
SB(10)は示さない)からは、14番目のビットの
データD14(6)〜D14(10)(但し、図には、
D14(7)〜D14(10)は示さない)がサンプリ
ングされる。
る。そして、20番目のビットのデータのサンプリング
が終了すると、次のサンプリングは1番目のデータに対
して行われ、以下、同様にして12番目のビットのデー
タまでのサンプリングが行われる。これにより、1番目
から20番目までのすべてのビットのデータがサンプリ
ングされたことになる。
拡大して示すタイミングチャートである。すなわち、サ
ンプリング信号SPの位相の切替え部分を拡大して示す
タイミングチャートである。
相は、5番目のシリアルデータブロックSB(5)まで
は、13番目のビットの位相に設定されている。これに
対し、6番目のシリアルデータブロックSB(6)にな
ると、1ビット周期分進められる。これにより、サンプ
リング信号SPの位相は、今度は、14番目のビットの
位相に設定される。以上が、被試験信号CHECKの生
成動作である。
動作 次に、図2に示すサンプリング信号生成回路21の動作
を説明する。
御しない場合のサンプリング信号生成回路21の動作を
示すタイミングチャートである。これに対し、図6は、
サンプリング信号SPの位相を制御する場合のサンプリ
ング信号生成回路21の動作を示すタイミングチャート
である。なお、これらの図は、変換用クロック信号TC
のサイクルにおける初期化信号INIT、位相制御信号
SLIP、FF1〜10の出力のそれぞれの値が示して
あり、1レベルはハイレベルを示し、0レベルは、ロウ
レベルを示す。
信号SPの位相を制御しない場合の動作を説明する。こ
の場合、初期化信号INITが立ち下がると、Dフリッ
プフロップ回路31〜33,35,37〜40がリセッ
トされる。
36と、反転回路42,43,44と、オア回路47,
48は、変換用クロック信号TCを5分の1に分周する
動作を実行する。また、Dフリップフロップ回路37〜
40と、反転回路45は、この5分周動作に同期して、
変換用クロック信号TCを20分の1に分周する動作を
実行する。これにより、Dフリップフロップ回路40
(FF10)から周波数が50MHzのサンプリング信
号SPが出力される。
38には、クロック入力として、Dフリップフロップ回
路34の非反転出力を反転回路42で反転した信号が供
給される。また、Dフリップフロップ回路39,40に
は、クロック入力としては、変換用クロック信号TCが
供給される。これにより、サンプリング信号SPの最初
の立上がりは、初期化信号INITが立ち下がった後、
変換用クロック信号TCの8周期(8クロックサイク
ル)分の期間が経過した後に現われる。
レベルは、0レベルに保持される。これにより、Dフリ
ップフロップ回路31〜33の非反転出力のレベルは、
いずれも常に0レベルに保持される。その結果、この場
合は、サンプリング信号SPの位相は制御されない。
信号SPの位相を制御する場合の動作を説明する。この
場合、Dフリップフロップ回路31〜Dフリップフロッ
プ回路33と、反転回路41と、アンド回路46は、位
相制御信号SLIPが立ち上がったとき、その立上がり
が存在する分周期間の次の分周期間の分周比を20から
19に切り替える。なお、位相制御信号SLIPが位相
を制御するために意味のある信号となるためには、その
立ち上がりが存在する分周期間内に立ち下がってはいけ
ない。すなわち、位相制御信号SLIPがインアクティ
ブレベルからアクティブレベルに立ち上がった後、アク
ティブレベルが20分周期間以上保持されなければなら
ない。これにより、サンプリング信号SPの位相が、変
換用クロック信号TCの1周期分進められる。
20個の遷移状態のうち、連続する2つの遷移状態を強
制的に1つの遷移状態に置き換えることにより行われ
る。これを図6を用いて説明すると、次のようになる。
すなわち、位相制御信号SLIPは、所定のタイミング
で立ち上げられる。この位相制御信号SLIPは、サン
プリング信号SPに従って、Dフリップフロップ回路3
1にラッチされる。
上がってから、最初にサンプリング信号SPが立ち上が
るタイミングで、Dフリップフロップ回路31の非反転
出力が立ち上がる。このDフリップフロップ回路31の
非反転出力は、Dフリップフロップ回路34の非反転出
力を反転回路42で反転した信号に従って、Dフリップ
フロップ回路32にラッチされる。これにより、Dフリ
ップフロップ回路31の非反転出力が立ち上がってか
ら、変換用クロック信号TCの3周期(3クロックサイ
クル)後に、Dフリップフロップ回路32の非反転出力
が立ち上がる。
が立ち上がることにより、アンド回路46の出力が立ち
上がる。アンド回路46の出力が立ち上がることによ
り、Dフリップフロップ回路36の出力が本来立ち下が
るところで、立ち下がらなくなる。その結果、図5にお
いて、実線で囲む部分が、図6においては、実線で囲む
ような状態に変化する。
信号SPの立上がりタイミングから5周期(5クロック
サイクル)目の遷移状態は、Dフリップフロップ回路3
4〜40の非反転出力により表すと、「011011
1」となる。同様に、6周期(6クロックサイクル)目
の遷移状態は、「1100111」となり、7周期(7
クロックサイクル)目の遷移状態は、「100011
1」となり、8周期(8クロックサイクル)目の遷移状
態は、「1010111」となる。
グ信号SPの立上がりタイミングから5周期(5クロッ
クサイクル)目の遷移状態は、「0110111」とな
り、6周期(6クロックサイクル)目の遷移状態は、
「1110111」となり、7周期(7クロックサイク
ル)目の遷移状態は、「1010111」となる。
移状態と図6の5周期目の遷移状態は同じである。ま
た、図5の8周期目の遷移状態と図6の7周期目の遷移
状態も同じである。これに対し、図5の6周期目の遷移
状態は、図6の6周期目の遷移状態と同じではない。ま
た、図5の7クロックサイクル目の遷移状態も、図6の
6クロックサイクル目の遷移状態と同じではない。
期目の遷移状態とが、図6の6周期目の遷移状態に置き
換えられたことを意味する。これにより、1分周期間の
遷移状態が20から19に減らされる。その結果、この
分周期間の分周比が20から19に変更される。
路33の非反転出力が立ち上がるので、再度、位相制御
信号SLIPが立ち上げられない限り、分周比が20か
ら19に切り替えられることはない。
施の形態によれば、次のような効果が得られる。
S変換回路11から出力されるシリアルデータ信号SD
をパラレルデータブロックのビット数(20)分の1の
周期で間欠的にサンプリングすることにより、低速の被
試験信号CHECKを生成するようにしたので、パラレ
ル/シリアル変換処理により低速の被試験信号CHEC
Kを生成する場合に比べ、被試験信号生成回路13の回
路規模を小さくすることができる。
成回路13の誤動作が発生する確率を小さくすることが
できるので、動作試験中に誤動作が発生した場合、誤動
作の発生源を容易に判断することができる。
ンプリング信号SPの位相を制御することができるよう
にしたので、パラレルデータブロックに含まれる特定の
1ビットのデータだけでなく、複数のビットのデータを
用いて、動作試験を行うことができる。
ンプリング信号SPの位相を制御する場合、1ビット周
期分ずつ制御することができるようにしたので、パラレ
ルデータブロックに含まれるすべてのビットのデータを
用いて、動作試験を行うことができる。
試験信号生成回路13をP/S変換回路11とともに集
積回路化するようにしたので、配線が困難になるという
問題が生じないようにすることができる。
52を集積回路化されたP/S変換回路51の外付け回
路として形成するような構成では、シリアルデータ信号
SDや変換用クロック信号TC信号の速度が早いため、
これらをP/S変換回路51からS/P変換回路52に
伝送する場合、両者の位相がずれる確率が高い。これに
より、この場合は、シリアルデータ信号SDや変換用ク
ロック信号TCを伝送するための配線が困難となる。こ
れに対し、本実施の形態では、被試験信号生成回路13
をP/S変換回路11とともに集積回路化するようにし
たので、このような問題は生じない。
被試験信号生成回路13を外付け回路とする場合より、
被試験信号CHECKを安定に生成することができる。
一実施の形態を詳細に説明したが、本発明は、上述した
ような実施の形態に限定されるものではない。
ンプリング信号SPの位相を制御する場合、分周比を1
だけ減らす場合を説明した。しかしながら、本発明は、
分周比を1だけ増やすようにしてもよい。このような構
成によれば、サンプリング信号SPの位相を1ビット周
期分遅らせることができる。
1だけ増減する場合を説明した。しかしがら、本発明
は、基本分周比の因数を因数としない自然数だけ増減す
ようにしてもよい。このような構成であっても、パラレ
ルデータのすべてのビットをサンプリングすることがで
きる。
レルデータブロックに含まれるすべてのビットのデータ
をサンプリングする場合を説明した。しかしながら、本
発明は、一部のビットのデータをサンプリングするよう
にしてもよい。
験信号生成回路13をP/S変換回路11とともに集積
回路化する場合を説明した。しかしながら、本発明は、
P/S変換回路11とは別に集積回路化するようにして
もよい。
明を、P/S変換回路の動作試験に適用する場合を説明
した。しかしながら、本発明は、ディジタルデータ信号
を出力するディジタルデータ出力回路の動作試験一般に
適用することができる。
旨を逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿
論である。
ィジタルデータ出力手段から出力されるディジタルデー
タ信号を所定の周期で間欠的にサンプリングすることに
より、低速の被試験信号を生成するようにしたので、被
試験信号生成装置の回路規模を小さくすることができ
る。
号生成装置の誤動作が発生する確率を小さくすることが
できるので、動作試験中に誤動作が発生した場合、誤動
作の発生源を容易に判断することができる。
である。
構成の一例を示すブロック図である。
グチャートである。
グチャートである。
説明するためのタイミングチャートである。
説明するためのタイミングチャートである。
PLL回路、13…被試験信号生成回路、21…サンプ
リング信号生成回路、22…Dフリップフロップ回路、
31〜40…Dフリップフロップ回路、41〜45…反
転回路、46…アンド回路、47,48…オア回路。
Claims (8)
- 【請求項1】 ディジタルデータ信号出力手段から出力
されるディジタルデータ信号を所定の周期で間欠的にサ
ンプリングするためのサンプリング信号を生成するサン
プリング信号生成手段と、 前記サンプリング信号に従って、前記ディジタルデータ
信号をサンプリングすることにより、前記ディジタルデ
ータ信号出力手段の動作を試験するための被試験信号を
生成する被試験信号生成手段とを備えたことを特徴とす
る被試験信号生成装置。 - 【請求項2】 前記サンプリング信号生成手段は、前記
ディジタルデータ信号に同期したクロック信号を分周す
ることにより前記サンプリング信号を生成するように構
成されていることを特徴とする請求項1記載の被試験信
号生成装置。 - 【請求項3】 前記サンプリング信号生成手段は、前記
サンプリング信号の位相を制御可能なように構成されて
いることを特徴とする請求項1記載の被試験信号生成装
置。 - 【請求項4】 前記サンプリング信号生成手段は、 前記ディジタルデータ信号に同期したクロック信号を分
周することにより前記サンプリング信号を生成する分周
手段と、 前記分周手段の分周比を制御することにより、前記サン
プリング信号の位相を制御する位相制御手段とを備えた
ことを特徴とする請求項1記載の被試験信号生成装置。 - 【請求項5】 前記位相制御手段は、前記分周手段の分
周比を基本分周比の因数を因数としない自然数だけ増減
することにより、この分周比を制御するように構成され
ていることを特徴とする請求項4記載の被試験信号生成
装置。 - 【請求項6】 前記サンプリング信号生成手段と前記サ
ンプリング手段とは、前記ディジタルデータ信号出力手
段とともに集積回路化されていることを特徴とする請求
項1記載の被試験信号生成装置。 - 【請求項7】 前記ディジタルデータ信号出力手段は、
パラレルのディジタルデータ信号をシリアルのディジタ
ルデータ信号に変換するパラレル/シリアル変換手段で
あることを特徴とする請求項1記載の被試験信号生成装
置。 - 【請求項8】 ディジタルデータ信号を出力するディジ
タルデータ信号出力手段と、 前記ディジタルデータ信号出力手段とともに集積回路化
され、前記ディジタルデータ信号を所定の周期で間欠的
にサンプリングするためのサンプリング信号を生成する
サンプリング信号生成手段と、 前記ディジタルデータ信号出力手段とともに集積回路化
され、サンプリング信号に従って、前記ディジタルデー
タ信号をサンプリングすることにより、前記ディジタル
データ信号出力手段の動作を試験するための被試験信号
を生成する被試験信号生成手段とを備えたことを特徴と
するディジタルデータ信号出力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09968296A JP3612694B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 被試験信号生成装置及びディジタルデータ信号出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09968296A JP3612694B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 被試験信号生成装置及びディジタルデータ信号出力装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09270714A true JPH09270714A (ja) | 1997-10-14 |
JP3612694B2 JP3612694B2 (ja) | 2005-01-19 |
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ID=14253812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP09968296A Expired - Fee Related JP3612694B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 被試験信号生成装置及びディジタルデータ信号出力装置 |
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JP (1) | JP3612694B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001203585A (ja) * | 2000-01-24 | 2001-07-27 | Mitsubishi Electric Corp | パラレル−シリアル変換回路 |
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KR100614819B1 (ko) * | 1999-07-14 | 2006-08-25 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 반도체 장치 |
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WO2011033564A1 (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-24 | 株式会社アドバンテスト | プローブ回路、マルチプローブ回路、試験装置、および電子デバイス |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP09968296A patent/JP3612694B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2011033564A1 (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-24 | 株式会社アドバンテスト | プローブ回路、マルチプローブ回路、試験装置、および電子デバイス |
JPWO2011033564A1 (ja) * | 2009-09-16 | 2013-02-07 | 株式会社アドバンテスト | プローブ回路、マルチプローブ回路、試験装置、および電子デバイス |
US8536887B2 (en) | 2009-09-16 | 2013-09-17 | Advantest Corporation | Probe circuit, multi-probe circuit, test apparatus, and electric device |
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