JPH09270098A - 車線逸脱警報装置 - Google Patents

車線逸脱警報装置

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JPH09270098A
JPH09270098A JP8080041A JP8004196A JPH09270098A JP H09270098 A JPH09270098 A JP H09270098A JP 8080041 A JP8080041 A JP 8080041A JP 8004196 A JP8004196 A JP 8004196A JP H09270098 A JPH09270098 A JP H09270098A
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JP
Japan
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vehicle
lane
traveling
departure
state
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Application number
JP8080041A
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English (en)
Inventor
Toshiya Shinpo
俊也 真保
Noriyuki Maede
則幸 前出
Kiichi Yamada
喜一 山田
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/84Data processing systems or methods, management, administration

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  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の覚醒度が低下したときであっても、
運転者に適正且つ確実に警報を伝え車両の車線逸脱を確
実に回避可能な車線逸脱警報装置を提供する。 【解決手段】 車線逸脱警報装置は、車両前方の走行車
線を認識し、この走行車線情報(車線幅D等)に基づき
車線内の車両の走行位置(ER0,EL0)を認知する走行
位置認知手段(S12)と、車両の走行状態(V,θs)に基
づき車両の横移動量を推定し車両の将来の走行ラインを
求め、走行車線情報(車線幅D)、車両の走行位置(E
R0,EL0)及び走行ラインに基づいて車両が走行車線の
側縁から所定範囲内となる逸脱状態に達するまでの時間
(t)を予測する逸脱予測手段(S20)とを備えており、
さらに、車両が逸脱状態にあるとき或いは時間(t)が
所定時間(t1)より小さいとき(S22)、警報を発するよ
うに構成されている(S26,S28)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車線逸脱警報装置
に係り、詳しくは、運転者の覚醒度が低下し車両が車線
逸脱しそうな場合に音声により警報を発する車線逸脱警
報装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】高速道路等の直線路において、車
両を長時間に亘り運転するような場合には、運転者は疲
労を起こし、運転者の覚醒度は低下する傾向にある。こ
のように、運転者の覚醒度が低下すると、運転者のハン
ドル操作は不安定なものとなり、車両はふらつき走行を
することが多い。車両がふらつき走行をすると、車両
は、運転者の意思に反して現在使用中の走行車線から左
右に外れる可能性がある。
【0003】そこで、車両がふらつき走行をするときに
あっては車両は通常車線内で斜めに傾いて走行すること
を利用して、例えば、車両軸線が車線端(白線)と交差
する点までの距離を求め、この距離と車速とに基づいて
車両の車線からの逸脱状況を認識し、この逸脱状況に応
じて運転者に警報を発するとともに車両制御を行う構成
の走行状態判定装置、即ち車線逸脱警報装置が特開平7
−105498号公報等に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
車線逸脱警報装置を利用すれば、車両が車線内で比較的
大きく傾くような場合には、車両軸線が車線端(白線)
と交差する点までの距離を確実に求めることができ、車
両の車線からの逸脱状況を認識して、車両の逸脱を回避
することができる。
【0005】しかしながら、車両が車線から外れるよう
なときには、車両は必ずしも車線内で斜めに傾きながら
逸脱するとは限らない。即ち、車両は、車線端(白線)
に略平行な姿勢を保持しながら徐々に車線端(白線)に
寄りながら車線から逸脱することも考えられる。このよ
うな場合、上記の車線逸脱警報装置によれば、車両軸線
が車線端(白線)と交差する点は明確には求まらず、車
両が車線端に接近しているにも拘わらず交差する点まで
の距離が略無限大に近くなり、車両の逸脱状態の推定精
度が悪くなる虞がある。従って、このような装置構成で
は、車線の逸脱を警報し逸脱回避する装置としては充分
なものとはいえない。
【0006】また、上記の車線逸脱警報装置では、警報
を発する以外に車両を自動制御することも提示されてい
るが、車両を運転するのはあくまでも運転者であって、
この場合、運転者に対して確実に警報を伝えることの方
が重要と考えられる。本発明は、上述した事情に基づき
なされたもので、その目的とするところは、運転者の覚
醒度が低下したときであっても、運転者に適正且つ確実
に警報を伝えて車両の車線逸脱を確実に回避可能な車線
逸脱警報装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1の発明では、車両の走行状態を検出する走
行状態検出手段と、車両前方の走行車線を認識する走行
車線認識手段と、前記走行車線認識手段からの車線情報
に基づき、前記走行車線内での車両の走行位置を認知す
る走行位置認知手段と、前記車両の走行状態に基づき車
両の横移動量を推定する推定手段と、前記走行車線情
報、前記車両の走行位置及び前記横移動量に基づき、車
両が前記走行車線の側縁から所定範囲内となる逸脱状態
を予測する逸脱予測手段と、前記車両が前記逸脱状態に
あるとき、或いは、所定時間が経過するまでに前記逸脱
予測手段により前記逸脱状態が予測されるとき、警報を
発する警報手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】従って、車両前方の走行車線が認識され、
走行車線内での車両の走行位置が認知され、さらに車両
の走行状態に基づき車両の横移動量が推定されると、こ
れら走行車線情報、車両の走行位置及び横移動量とに基
づいて、車両が走行車線の側縁から所定範囲内となる逸
脱状態が好適に予測される。そして、車両が逸脱状態に
あるとき、或いはその逸脱状態が所定時間の経過時点ま
での将来において予測される場合または予測されること
となった場合、運転者に向けて警報が好適に発せられ
る。これにより、運転者による逸脱回避が、実際に車両
が車線から逸脱する前に余裕をもって良好且つ確実に実
施される。
【0009】また、請求項2の発明では、車両の走行状
態を検出する走行状態検出手段と、車両前方の走行車線
を認識する走行車線認識手段と、前記走行車線認識手段
からの走行車線情報に基づき、前記走行車線内での車両
の走行位置を認知する走行位置認知手段と、前記車両の
走行状態に基づき車両の横移動量を推定し、この横移動
量から車両の将来の走行ラインを求める推定手段と、前
記走行車線情報、前記車両の走行位置及び前記走行ライ
ンに基づき、車両が前記走行車線の側縁から所定範囲内
となる逸脱状態に達するまでの時間を予測する逸脱予測
手段と、前記車両が前記逸脱状態にあるとき、或いは、
前記逸脱予測手段により予測される前記逸脱状態に達す
るまでの時間が所定時間以内のとき、警報を発する警報
手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】従って、車両前方の走行車線が認識され、
走行車線内での車両の走行位置が認知され、さらに車両
の走行状態に基づき車両の横移動量が推定されて車両の
将来の走行ラインが求められると、これら走行車線情
報、車両の走行位置及び走行ラインとに基づいて、車両
が走行車線の側縁から所定範囲内となる逸脱状態に達す
るまでの時間が好適に予測される。そして、車両が逸脱
状態にあるとき、或いはその逸脱状態に達するまでの時
間が所定時間以内のときまたは所定時間以内となったと
き、運転者に向けて警報が好適に発せられる。これによ
り、運転者による逸脱回避が、実際に車両が車線から逸
脱する前に余裕をもって良好且つ確実に実施される。
【0011】また、請求項3の発明では、前記所定時間
は、車両運転者の覚醒度が低下しているとき、前記車両
運転者が前記警報に反応するまでの反応時間に基づき設
定されていることを特徴としている。従って、所定時間
は覚醒度低下時の運転者の実際の反応時間に基づいて設
定されていることになり、即ち、車両が逸脱状態となり
警報が発せられてから運転者が逸脱回避するまでに最低
限必要な時間が確保され、運転者の覚醒度が低下してい
るときにおいても、運転者により確実な逸脱回避がなさ
れる。
【0012】また、請求項4の発明では、前記逸脱予測
手段は、車両の走行車線からの逸脱方向を検出する逸脱
方向検出手段を含み、前記警報手段は、前記車両の走行
車線からの逸脱方向に応じた態様で警報を発することを
特徴としている。従って、車両の走行車線からの逸脱方
向が検出され、警報は、この逸脱方向に応じた態様でも
って発せられる。つまり、運転者は逸脱方向を認識し易
い。
【0013】また、請求項5の発明では、前記警報手段
は、車両の室内に左右一対の警報音源を有し、前記車両
の走行車線からの逸脱が予測されたとき、少なくとも前
記逸脱方向に応じた側の警報音源の音量を大きくして警
報を発することを特徴としている。従って、車両の走行
車線からの逸脱が予測されたときには、警報は、少なく
とも逸脱方向に応じた側の警報音源の音量が大きくされ
て発せられ、運転者はより一層逸脱方向を認識し易い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態としての実施例を詳細に説明する。図1に
は、本発明に係る車線逸脱警報装置の搭載された車両1
を示してある。同図に示すように、車線逸脱警報装置
は、CCDカメラ(走行車線認識手段)2、ハンドル角
センサ(走行状態検出手段)4、車速センサ(走行状態
検出手段)6、電子制御ユニット(以下、ECUとい
う)10及び警報音源(警報手段)としての右側スピー
カ(Rスピーカ)20、左側スピーカ(Lスピーカ)2
2から構成されている。
【0015】CCDカメラ2は、車両1の前方を撮影す
るための撮像装置であり、車両1前方の物体のみなら
ず、図中左側の円内に示すように、走行車線の側端、つ
まり車線を区分する道路上の車線端である白線や黄色線
をも精度良く撮影可能とされている。以下、これら白線
や黄色線を便宜上単に白線Wという。ハンドル角センサ
4は、ステアリングホイール5、即ちハンドルの回転角
を検出するセンサであり、通常はステアリングコラム近
傍に設けられている。従って、運転者がハンドル操作を
行うと、その操舵角が操舵方向を含め良好に検出可能と
されている。操舵方向は、例えば右側方向であれば符号
は+とされ、左側方向であれば−とされる。また、車速
センサ6は、車両1の走行速度(車速)Vを検出するセ
ンサである。
【0016】ECU10は、中央処理装置(CPU)及
びROM、RAM等の記憶装置からなる演算処理装置で
ある。このECU10の入力側には、上記CCDカメラ
2、ハンドル角センサ4及び車速センサ6の他各種セン
サ類が接続されている。一方、ECU10の出力側に
は、上述のRスピーカ20、Lスピーカ22の他、特に
図示しないが、車両1の各種制御を行うための各種装置
が接続されている。
【0017】Rスピーカ20及びLスピーカ22として
は、例えば、車両1に搭載されたステレオ音響機器(図
示せず)の一対のステレオスピーカが共用される。Rス
ピーカ20は、例えば車両1の右ドアの室内側面上に、
またLスピーカ22は、例えば車両1の左ドアの室内側
面上に取付けられている。図2には、車線逸脱警報装置
のブロック構成図が示されている。同図を参照すると、
ECU10は車線逸脱警報装置として画像処理部11、
ハンドル角処理部12、逸脱予測時間算出部14、逸脱
判定部15、警報出力部16の各機能を有している。従
って、CCDカメラ2からの撮像情報、ハンドル角セン
サ4からのハンドル角情報θs、車速センサ6からの車
速情報VがECU10に入力すると、ECU10内で車
線逸脱認識の演算処理が行われ、その処理結果に応じて
Rスピーカ20、Lスピーカ22から警報が出力され
る。これにより、車両1が車線から逸脱していることを
運転者に良好に認識させることが可能とされている。
【0018】図3を参照すると、車線逸脱警報の処理ル
ーチンを示すフローチャートが示されている。以下、図
1,2を参照しながら、図3のフローチャートに沿い車
線逸脱警報の処理手順及び作用を詳細に説明する。車両
1が走行中にあっては、図3中ステップS10に示すよ
うに、CCDカメラ2が作動し、撮像情報がECU10
に入力される。そして、ステップS12では、この撮像
情報に基づき、画像処理が実施される(画像処理部1
1)。詳しくは、ステップS12においては、車線端、
即ち車両1の左右両側の白線Wが数値化処理されてそれ
ぞれ白線の式F(R),F(L)として決定され、これら白線
の式F(R),F(L)に基づいて車線内における車両1の位
置が求められる(走行位置認知手段)。
【0019】通常、白線の式F(R),F(L)は、CCDカ
メラ2の位置を原点として、車両1の前後方向をX軸に
横方向をY軸に設定した座標系で示される(図1参
照)。なお、これら白線の式F(R),F(L)の算出手法に
ついては公知であり、ここでは詳細な説明を省略する。
白線の式F(R),F(L)が決定されると、これら白線の式
F(R),F(L)に基づいて白線間距離、即ち車線幅Dが算
出される(図1参照)。そして、車両1の左右に位置す
る各白線Wの白線の式F(R),F(L)からX座標軸までの
右距離ER0と左距離EL0とが算出され、これら右距離E
R0、左距離EL0とに基づき、車両1が車線内のどの位置
を現在走行しているかが認識される(図1参照)。
【0020】このようにして、画像処理の実施により車
線幅D及び右距離ER0,EL0が求められ、車両1の走行
位置が確認されたら、次にステップS14に進む。ステ
ップS14では、ハンドル角センサ4及び車速センサ6
によって検出されるハンドル角情報θs及び車速情報V
を読み込む。次のステップS16では、車両1の車線に
対する傾き、即ち偏角θ(図4参照)並びにステップS
14で読み込んだハンドル角情報θsに基づいて車両1
の重心P回りの回転速度、即ちヨーレイトγ(図4参
照)を算出する(ハンドル角処理部12)。
【0021】偏角θは、例えば、ハンドル操作が実施さ
れず、ハンドル角θsが値0とされたままの状態におい
て車両1が白線Wとなす角度を示している。つまり、偏
角θは、走行中に車両1が車線内で潜在的に有している
傾き量ということができる。具体的には、偏角θは、例
えば、ハンドル操作が実施される直前において上記白線
の式F(L),F(R)とX座標軸とのなす角度から容易に算
出される。
【0022】ヨーレイトγは、ハンドル操作されたとき
のハンドル角θsの変化速度から容易に算出される。こ
のように、偏角θとヨーレイトγとが算出されたら、次
にステップS18に進む。ステップS18では、車両1
が車線の外方向に向かっているか否かの判別を行う。こ
こでは、例えば、車両1がいずれか一方の白線Wに向け
て車線の中央から離間しながら走行しているか否かが判
別される。より詳しくは、例えば、上記車線幅Dの中央
値D/2と距離ER0,EL0との大小関係及びハンドル角
θsに基づいて判別が行われる。具体的には、左距離EL
0が中央値D/2より小であって車両1が車線の中央よ
り左寄りに位置している場合においてハンドル角θsが
左方向(符号−)であるか否か、及び、右距離ER0が中
央値D/2より小であって車両1が車線の中央より右寄
りに位置している場合においてハンドル角θsが右方向
(符号+)であるか否かの判別が行われる。なお、この
とき、上記偏角θも考慮されることはいうまでもない。
【0023】ステップS18の判別結果が偽(No)
で、車両1が車線の外方向に向かっていないと判定され
る場合、即ち、左距離EL0が中央値D/2より小である
ときに、ハンドル角θsが右方向(符号+)である場合
或いは右距離ER0が中央値D/2より小であるときに、
ハンドル角θsが左方向(符号−)であるような場合、
つまり、車両1が車線内に維持されているか或いは車線
の中央方向に向かっているような場合には、何もせずに
当該ルーチンを抜ける。一方、ステップS18の判別結
果が真(Yes)の場合には、車両1が車線の外方向に
向かっており、車線から逸脱しようとしていると判定で
き、この場合には、次にステップS20に進む。
【0024】ステップS20では、車両1が現在の偏角
θ、ヨーレイトγ及び車速Vを維持したままに走行を継
続した場合において、車線を逸脱するまでに要すると推
定される逸脱予測時間(逸脱状態に達するまでの時間)
tを算出する(逸脱予測時間算出部14)。逸脱予測時
間tを算出するにあたっては、上記ステップS16で求
めた偏角θ、ヨーレイトγ及びステップS14で読み込
んだ車速Vが用いられる。
【0025】図4を参照すると、偏角θと重心P回りに
ヨーレイトγを有しながら走行中の車両1が、例えば左
側の白線Wに向かって走行し、車線を逸脱するまでの状
態変化が示されている。以下、同図に基づき、逸脱予測
時間tの算出手順を説明する。逸脱予測時間tを求める
には、車両1の将来の走行ライン、即ち軌跡(図中破線
で示す)を予測し、車両1がこの軌跡に沿って走行した
場合に車線から逸脱し始めるまで、即ち逸脱状態となる
までの時間を求めればよい。具体的には、図4中に示す
ように、車両1の将来の軌跡(破線)のうち重心Pの車
線幅方向の変位成分(偏差)、即ち横移動量eと上記左
距離EL0との差である将来位置距離EL(EL=EL0−
e)が、所定距離(走行車線の側縁から所定範囲)E1
となるまでの時間を求めればよい。ここに、所定距離E
1は、車両1が車線をはみ出さないよう予め設定された
値であり、例えば、車両1の車幅DWの1/2の寸法に
微少寸法αを加えたものとされている(1/2DW+
α)。この微少寸法αは、通常、車両1が車線を逸脱し
ようとするときにおいて、車両1が白線Wに対して斜め
になることを考慮して設定された余裕代である。つま
り、図4中に示すように、車両1が斜めに傾いて白線W
を横切ろうとするときには、最初に車両1の前端の角部
が白線Wに掛かることになるが、微少寸法αは、例えば
このとき車幅DWよりも突出する量とされている。
【0026】以下、逸脱予測時間tの算出手順を詳しく
説明する。先ず、車両1の将来の軌跡のうち車線幅方向
の変位成分である横移動量eを次式(1)から求める(推
定手段)。 e=V・t・tanθ+V・γ・t2/2 …(1) ここに、右辺のV・t・tanθの項は偏差θに基づく成
分であり、V・γ・t2/2 の項はヨーレイトγに基
づく成分である。
【0027】次に、式(1)に基づき、将来位置距離ELを
次式(2)から求める。 EL=EL0−e=EL0−(V・t・tanθ+V・γ・t2/2) …(2) そして、この式(2)の将来位置距離ELに所定距離E1を
代入し次式(3)とすることにより、車両1が車線を逸脱
し始めるまでに要する時間、即ち逸脱予測時間tが求め
られる(逸脱予測手段)。
【0028】 E1=EL0−(V・t・tanθ+V・γ・t2/2) …(3) つまり、この式(3)を逸脱予測時間tについて解けば、
逸脱予測時間tは次式(4)として求められる。 t=(−V・tanθ+((V・tanθ)2+2・V・γ・EL’)1/2)/V・γ) …(4) 但し、EL’=EL0−E1 以上のようにして、逸脱予測時間tが求められたら、次
にステップS22において、逸脱予測時間tが所定値
(所定時間)t1未満であるか否かが判別される(逸脱
判定部15)。この判別は、即ち、車両1が車線から逸
脱する可能性があってこれを警報するか否かの判別であ
る。ここに、閾値である所定値t1は、例えば、運転者
が、覚醒度の低い状態にある場合においても、逸脱警報
を聞いてから車両姿勢を立て直すことができる時間、即
ち車両1の車線逸脱が充分に回避可能とされる時間に設
定されている。以下、所定値(所定時間)t1の設定手
順について説明する。
【0029】図5を参照すると、ある程度覚醒度の低い
状態にある運転者が警報に反応するまでに要した反応時
間の調査結果が度数分布グラフとして示されている。同
図に示すように、覚醒度が低下しているときには、運転
者は、警報に対して時間ta0(例えば、0.4sec)程
度の遅れをもって反応していることがわかる。このと
き、時間ta0の3σの値である時間ta1(例えば、1.
0sec)を考えると、運転者は、覚醒度が低下していて
も、ほぼこの時間ta1(例えば、1.0sec)以内で反
応していることがわかる。従って、同グラフによれば、
車両1が車線から逸脱するまでに時間ta1(例えば、
1.0sec)以上の余裕時間をもって事前に警報を発す
るようにすれば、運転者はほぼ確実に車両1の車線から
の逸脱を回避することが可能といえるのである。
【0030】また、図6を参照すると、高速道路等を通
常走行中、運転者が同一車線内で軌道修正等するときに
おいて、仮に上記式(4)から逸脱予測時間tを求めたデ
ータが度数分布グラフとして示されている。同図に示す
ように、通常走行中に運転者が車線内で軌道修正するよ
うな場合にあっては、車両1が車線を逸脱するまでに
は、少なくとも時間tb1(例えば、1.5sec)以上の
時間を要することがわかる。つまり、通常走行時におい
ては、運転者のハンドル操作による軌道修正は、車両1
が車線を逸脱する状況となるまでに少なくとも時間tb1
(例えば、1.5sec)以上の時間的余裕をもって行わ
れていることになる。このことから、同グラフによれ
ば、車両1が車線を逸脱するまでの時間が時間tb1(例
えば、1.5sec)以内であるときに警報を発するよう
にすれば、車両1の通常走行時に無闇に警報が発せられ
て運転手が惑わされるようなことが好適に防止されるこ
とがわかる。
【0031】以上のことから、所定値t1は、警報が不
必要に発せられることがなく、且つ運転者が確実に車線
逸脱を回避可能な時間、即ち、上記時間ta1(例えば、
1.0sec)から上記時間tb1(例えば、1.5sec)ま
での間の値(例えば、1.0sec≦t1≦1.5sec)に
設定されている。このとき、所定値t1が時間tb1(例
えば、1.5sec)に近いほど、通常の車線内走行時で
あっても警報の発せられる可能性は依然高く、従って、
警報が通常の車線内走行時において略完全に発せられな
いようにしたい場合には、所定値t1をできるだけ時間
ta1(例えば、1.0sec)に近い値にするのがよい。
【0032】ステップS22の判別結果が偽(No)
で、逸脱予測時間tが所定値t1以上であるような場合
には、車線内で多少のふらつき走行はあるものの、車両
1は通常の走行状態と判定でき、警報を発することなく
当該ルーチンを終了する。一方、ステップS22の判別
結果が真(Yes)で、逸脱予測時間tが所定値t1未
満である場合には、運転者の覚醒度が低下しており、車
両1は車線を逸脱する可能性が充分に高いと判定でき、
このような場合には、次にステップS24に進む。
【0033】ここで、車両1が白線Wに対し平行にして
徐々に近づきながら走行している場合を考えると、この
場合には、逸脱予測時間tが無限大に近くなって算出不
能となる可能性がある。しかしながら、式(4)を参照す
ると、左距離EL0と所定距離E1とが一致し、その差E
L’が値0となったときには、逸脱予測時間tも値0と
なっている。従って、車両1が白線Wに接近して走行し
ているような場合にあっては、車両1の重心Pが白線W
から所定範囲に入り車両1が逸脱状態となったとき、即
ち左距離EL0と所定距離E1とが一致したときにおい
て、逸脱予測時間tはやはり所定値t1未満となり、こ
の場合においても、車両1は、良好に車線を逸脱する可
能性が充分に高いと判定されることになる。
【0034】なお、上記ステップS20及びステップS
22においては、図4を参照し、車両1が左側の白線に
向かって走行し車線を逸脱する場合についてのみ述べた
が、車両1が右側の白線に向かって走行して車線を逸脱
する場合についても、同様にして逸脱予測時間tは算出
され、やはり同様に逸脱予測時間tと所定値t1との大
小比較が実施される。但し、この場合、式(2)乃至式(4)
では左距離EL0に替えて右距離ER0が適用され、将来位
置距離としてはER(ER=ER0−e)が用いられる。
【0035】ステップS24では、車両1が車線の左側
に逸脱しているか否かの判別を行う。通常、ハンドル角
θsの回転方向が左(符号−)であれば、車両1は必ず
左側に逸脱する(逸脱方向検出手段)。従って、ここで
は、例えば、上記ハンドル角θsの回転方向が左(符号
−)であるか否かを判別する。但し、このとき、上記偏
角θも考慮される。
【0036】ステップS24の判別結果が真(Yes)
で、車両1が、図4に示すように、左側の車線外に逸脱
しようとしている場合には、ステップS26に進んで、
左側のスピーカ、即ちLスピーカ22から警報を発する
(警報出力部16)。この警報音は、例えば、車両1が
白線Wを横切るときにタイヤと路面間で発生する所謂ロ
ードノイズに似た音とされている。このロードノイズに
似た音は、実験結果に基づき決定された音であり、車両
1が車線を逸脱していることを運転者に認識させるのに
は比較的良好な音である。
【0037】一方、ステップS24の判別結果が偽(N
o)で、ハンドル角θsの回転方向が右(符号+)であ
って、車両1が左側ではなく右側の車線外に逸脱しよう
としている場合には、ステップS28に進み、右側のス
ピーカ、即ちRスピーカ20から警報を発する。このよ
うに、車両1の逸脱方向を検出し、車両1が逸脱しよう
としている側のスピーカから指向性を持たせて警報を発
することで、運転者の逸脱の認識度が向上し、運転者は
より迅速に逸脱回避の行動をとることが可能である。
【0038】なお、ここでは、車両1の逸脱方向に応じ
て逸脱する側のスピーカからのみ警報を発するようにし
ているが、ステップS24の判別結果が真となったとき
において、Rスピーカ20及びLスピーカ22の両方か
ら警報を発するようにし、このとき、逸脱する側のスピ
ーカの音量を大きくするようにしてもよい。この場合、
逸脱する側のスピーカの音量を、逆側のスピーカに対
し、例えば3dB程度大きくするのがよい。また、運転
者の覚醒度を検出するセンサ等を車両1に設け、逸脱す
る側のスピーカの音量を覚醒度の低下度合いに応じて変
化させるようにしてもよく、この場合には、警報をより
好適に運転者に伝えることができる。
【0039】図7を参照すると、当該車線逸脱警報装置
によって警報を発した場合の車両1の車線逸脱状況の実
測結果が示されている。同図では、白線Wの位置を値0
として破線で示してあり、警報に基づいて運転者がハン
ドル操作を行い車両1の立て直しを図ったときの白線W
(破線)から車両1の重心Pまでの距離を、それぞれ符
号+及び−を付して示してある。図中、符号+側は車両
1が車線外に逸脱したことを示しており、符号−側は車
両1が車線内にあることを示している。同図によれば、
本発明の車線逸脱警報装置では、車両1は殆ど符号−
(車線内)側に維持され車線から逸脱しておらず、警報
により運転者はほぼ確実に車両1の走行姿勢を車線内に
おいて立て直していることがわかる。
【0040】以上、詳細に説明したように、本発明の車
線逸脱警報装置によれば、白線の式F(R),F(L)に基づ
く右距離ER0,左距離EL0、偏角θとハンドル角θsに
基づくヨーレイトγ及び車速Vとから車両1が車線から
逸脱状態となるまでの時間tを予測し車両1の車線逸脱
の可能性を確実に認識でき、この逸脱予測時間tが予め
設定された所定値(所定時間)t1より小さいときに
は、的確に運転者の覚醒度が低く車線逸脱の可能性大と
判定して警報を発することが可能である。従って、車両
1が車線から逸脱する以前の好適なタイミング、即ち、
警報が必要とされ且つ運転者が確実に逸脱回避可能なタ
イミングにおいて好適に警報を発するようにでき、故
に、運転者は、不要な警報を無闇に聞くこともなく、警
報が発せられたときには確実に車線逸脱を回避すること
ができる。
【0041】また、本発明の車線逸脱警報装置によれ
ば、車両1の逸脱方向に応じて、Rスピーカ20及びL
スピーカ22の一方から指向性を持たせて警報を発する
ようにしたので、運転者に逸脱方向を容易且つ確実に知
らせるようにできる。これにより、運転者は、逸脱回避
すべき方向を早く認識でき、逸脱回避動作を迅速に行う
ことが可能となる。
【0042】なお、上記実施例では、車両1が車線を逸
脱する可能性があるか否かを、将来位置距離EL或いは
ERが所定距離E1となるまでの逸脱予測時間t、即ち車
両1が逸脱状態となる時間と予め設定された所定値(所
定時間)t1とを比較することで時間判別するようにし
たが、これに限られず、例えば、逸脱予測時間tを所定
値(所定時間)t1に固定し、この所定値t1を上記式
(2)に代入して将来位置距離EL或いはERを求め、この
距離ER,ELと所定距離(走行車線の側縁から所定範
囲)E1との大小比較判別をすることで逸脱判別をする
ようにしても同様の効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
請求項1の車線逸脱警報装置によれば、車両の走行状態
を検出する走行状態検出手段と、車両前方の走行車線を
認識する走行車線認識手段と、走行車線認識手段からの
車線情報に基づき、走行車線内での車両の走行位置を認
知する走行位置認知手段と、車両の走行状態に基づき車
両の横移動量を推定する推定手段と、走行車線情報、車
両の走行位置及び横移動量に基づき、車両が走行車線の
側縁から所定範囲内となる逸脱状態を予測する逸脱予測
手段と、車両が逸脱状態にあるとき、或いは、所定時間
が経過するまでに逸脱予測手段により逸脱状態が予測さ
れるとき、警報を発する警報手段とを備えるようにした
ので、走行車線情報、走行車線内での車両の走行位置及
び横移動量とに基づいて車両が走行車線の側縁から所定
範囲内となる逸脱状態を常に好適に予測でき、車両が逸
脱状態にあるとき、或いはその逸脱状態が所定時間の経
過時点までに予測されるときまたは予測されることとな
ったときにおいてのみ運転者に向けて好適に警報を発す
るようにできる。従って、運転者は、常に適正に車両の
車線逸脱可能性を察知でき、覚醒度が低い場合であって
も、余裕をもってほぼ確実に車線逸脱を回避できる。
【0044】また、請求項2の車線逸脱警報装置によれ
ば、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、車
両前方の走行車線を認識する走行車線認識手段と、走行
車線認識手段からの走行車線情報に基づき、走行車線内
での車両の走行位置を認知する走行位置認知手段と、車
両の走行状態に基づき車両の横移動量を推定し、この横
移動量から車両の将来の走行ラインを求める推定手段
と、走行車線情報、車両の走行位置及び走行ラインに基
づき、車両が走行車線の側縁から所定範囲内となる逸脱
状態に達するまでの時間を予測する逸脱予測手段と、車
両が逸脱状態にあるとき、或いは、逸脱予測手段により
予測される逸脱状態に達するまでの時間が所定時間以内
のとき、警報を発する警報手段とを備えるようにしたの
で、走行車線情報、車両の走行位置及び走行ラインに基
づいて車両が走行車線の側縁から所定範囲内となる逸脱
状態に達するまでの時間を常に好適に予測でき、車両が
逸脱状態にあるとき、或いはその逸脱状態となる時間が
所定時間以内のときまたは所定時間以内となったときに
おいてのみ運転者に向けて好適に警報を発するようにで
きる。従って、逸脱状態となる時間が明確に閾値判別さ
れ適正なタイミングで警報が発せられることになり、運
転者は、常に適正に車両の車線逸脱可能性を察知でき、
より確実に車線逸脱を回避できる。
【0045】また、請求項3の車線逸脱警報装置によれ
ば、所定時間は、車両運転者の覚醒度が低下していると
き、車両運転者が警報に反応するまでの反応時間に基づ
き設定されているので、運転者の覚醒度が低いときにお
いても、運転者は極めて確実に車線逸脱を回避すること
ができる。また、請求項4の車線逸脱警報装置によれ
ば、逸脱予測手段は、車両の走行車線からの逸脱方向を
検出する逸脱方向検出手段を含み、警報手段は、車両の
走行車線からの逸脱方向に応じた態様で警報を発するの
で、運転者に対して車両の逸脱方向を確実に伝達でき、
運転者の回避動作を迅速化できる。
【0046】また、請求項5の車線逸脱警報装置によれ
ば、警報手段は、車両の室内に左右一対の警報音源を有
し、車両の走行車線からの逸脱が予測されたとき、少な
くとも逸脱方向に応じた側の警報音源の音量を大きくし
て警報を発するので、運転者に対して車両の逸脱方向を
より確実に伝達でき、運転者の回避動作を極めて迅速化
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両に搭載された本発明の車線逸脱警報装置の
概略構成図である。
【図2】車線逸脱警報装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】車線逸脱警報処理ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図4】車線を逸脱するまでの車両の状態変化を示す図
である。
【図5】覚醒度の低い状態にある運転者が警報に反応す
るまでに要した時間の調査結果を示す度数分布グラフで
ある。
【図6】運転者が同一車線内で軌道修正等するときにお
いて仮に求めた逸脱予測時間のデータを示す度数分布グ
ラフである。
【図7】本発明の車線逸脱警報装置によって警報を発し
た場合の車両の車線逸脱量の実測結果を示す図である。
【符号の説明】
1 車両 2 CCDカメラ(走行車線認識手段) 4 ハンドル角センサ(走行状態検出手段) 6 車速センサ(走行状態検出手段) 10 電子制御ユニット(ECU) 11 画像処理部(走行位置認知手段) 12 ハンドル角処理部 14 逸脱予測時間算出部 15 逸脱判定部 16 警報出力部 20 Rスピーカ(警報手段) 22 Lスピーカ(警報手段) W 白線(走行車線の側縁)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行状態を検出する走行状態検出
    手段と、 車両前方の走行車線を認識する走行車線認識手段と、 前記走行車線認識手段からの車線情報に基づき、前記走
    行車線内での車両の走行位置を認知する走行位置認知手
    段と、 前記車両の走行状態に基づき車両の横移動量を推定する
    推定手段と、 前記走行車線情報、前記車両の走行位置及び前記横移動
    量に基づき、車両が前記走行車線の側縁から所定範囲内
    となる逸脱状態を予測する逸脱予測手段と、 前記車両が前記逸脱状態にあるとき、或いは、所定時間
    が経過するまでに前記逸脱予測手段により前記逸脱状態
    が予測されるとき、警報を発する警報手段と、を備えた
    ことを特徴とする車線逸脱警報装置。
  2. 【請求項2】 車両の走行状態を検出する走行状態検出
    手段と、 車両前方の走行車線を認識する走行車線認識手段と、 前記走行車線認識手段からの走行車線情報に基づき、前
    記走行車線内での車両の走行位置を認知する走行位置認
    知手段と、 前記車両の走行状態に基づき車両の横移動量を推定し、
    この横移動量から車両の将来の走行ラインを求める推定
    手段と、 前記走行車線情報、前記車両の走行位置及び前記走行ラ
    インに基づき、車両が前記走行車線の側縁から所定範囲
    内となる逸脱状態に達するまでの時間を予測する逸脱予
    測手段と、 前記車両が前記逸脱状態にあるとき、或いは、前記逸脱
    予測手段により予測される前記逸脱状態に達するまでの
    時間が所定時間以内のとき、警報を発する警報手段と、
    を備えたことを特徴とする車線逸脱警報装置。
  3. 【請求項3】 前記所定時間は、車両運転者の覚醒度が
    低下しているとき、前記車両運転者が前記警報に反応す
    るまでの反応時間に基づき設定されていることを特徴と
    する、請求項1または2記載の車線逸脱警報装置。
  4. 【請求項4】 前記逸脱予測手段は、車両の走行車線か
    らの逸脱方向を検出する逸脱方向検出手段を含み、前記
    警報手段は、前記車両の走行車線からの逸脱方向に応じ
    た態様で警報を発することを特徴とする、請求項1乃至
    3のいずれか記載の車線逸脱警報装置。
  5. 【請求項5】 前記警報手段は、車両の室内に左右一対
    の警報音源を有し、前記車両の走行車線からの逸脱が予
    測されたとき、少なくとも前記逸脱方向に応じた側の警
    報音源の音量を大きくして警報を発することを特徴とす
    る、請求項4記載の車線逸脱警報装置。
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