JP3470559B2 - 走行レーン逸脱警報装置 - Google Patents
走行レーン逸脱警報装置Info
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Description
装置に関し、車両が走行レーンを逸脱しそうになると警
報を行う装置に関する。
を目的として、道路の白線等のガイドラインを認識して
自車の走行路を認識し、この走行路から逸脱しそうなと
きに警報を行う装置が提案されている。例えば、特開平
4−293109号公報には、車両に装着され車両前方
の道路を撮像するビデオカメラと、前記ビデオカメラか
ら取り込まれた道路画像に対して画像処理を行う画像処
理手段と、前記画像処理手段が処理を行う画像内の領域
を設定する処理領域設定手段と、前記画像処理手段の処
理結果を用いて走行レーンの認識を行う走行レーン認識
手段とを備えた走行レーン追跡装置から出力される走行
レーンの認識結果を用いて車両の走行レーン内での位置
を認識する車両位置認識手段と、前記車両位置認識手段
によって認識された車両のレーン内での位置から車両の
レーン逸脱の可能性を判断するレーン逸脱判断手段と、
前記レーン逸脱判断手段が車両が走行レーンから逸脱す
る可能性があると判断した場合にドライバーに対して警
報を与える警報手段とを備えた走行レーン逸脱警報装置
が記載されている。
予め設定された閾値を越えてガイドラインに接近し走行
レーンを逸脱しそうになったときには常に警報を行って
いるため、カーブやコーナーにおいて運転者の意志によ
りガイドラインに接近して走行する場合等においても不
要な警報が行われてしまうという問題があった。
旋回中及びその前後の道路の旋回状況に応じて警報を行
うための走行レーンと自車位置との関係を変更すること
により、運転者の意志による走行レーン変更時に不要な
警報を防止する走行レーン逸脱警報装置を提供すること
を目的とする。
は、図1に示すように、道路の走行レーン及び前記走行
レーン上の自車位置を認識する走行レーン認識手段M1
を有し、その認識結果に基づいて走行レーンを逸脱しそ
うなとき警報を行う警報手段M2とを有する走行レーン
逸脱警報装置において、旋回中及びその前後の道路の旋
回状況を検出する道路状況検出手段M3と、旋回路直前
の直線路における前記旋回路の旋回方向と逆側の走行レ
ーン端部で、前記警報を行うための走行レーンと自車位
置との関係を緩和させる第1の緩和手段M4を有する。
て旋回方向と逆側の走行レーン端部に近付くことが多
く、このような状況で警報を行うための走行レーンと自
車位置との関係を緩和するため、不要な警報が行われる
ことを防止できる。請求項2に記載の発明は、道路の走
行レーン及び前記走行レーン上の自車位置を認識する走
行レーン認識手段を有し、その認識結果に基づいて走行
レーンを逸脱しそうなとき警報を行う警報手段とを有す
る走行レーン逸脱警報装置において、旋回中及びその前
後の道路の旋回状況を検出する道路状況検出手段と、旋
回路直後の直線路における前記旋回路の旋回方向と逆側
の走行レーン端部で、前記警報を行うための走行レーン
と自車位置との関係を緩和させる第2の緩和手段を有す
る。
旋回方向と逆側の走行レーン端部に近付くことが多く、
このような状況で警報を行うための走行レーンと自車位
置との関係を緩和するため、不要な警報が行われること
を防止できる。
図を示す。同図中、イメージセンサ10は車両の進行方
向前方の道路を撮像し、この道路画像を画像処理認識装
置14に供給する。走行レーン認識手段M1としての画
像処理認識装置14は前方の道路画像の画像処理を行っ
て道路の中央、又は路側の白線や黄色の追越し禁止線等
のガイドラインをライン種類と共に認識し、このガイド
ラインに基づいて走行路(走行レーン)を認識し、自車
両の走行路中央線からの車両オフセット量や左右のガイ
ドラインからの距離であるレーン内位置、及びガイドラ
インに対する傾き角である対レーンヨー角、及び走行路
(旋回路)のカーブの曲率半径R等の道路線形、及び走
行車両の有無等を認識する。上記の認識結果は警報シス
テムECU(電子制御装置)16に供給される。
ステム)装置18は、複数のGPS衛星から送信される
航法情報を受信して自車の正確な走行位置を認識し、こ
の走行位置をナビゲーション装置20及び警報システム
ECU16に供給する。ナビゲーション装置20はGP
S装置18からの走行位置を地図情報と重ね合わせ、か
つ補正して走行位置情報として警報システムECU16
に供給する。上記の地図情報は道路線形の情報としても
使用される。
ばVICS(ビークル・インフォメーション・アンド・
コミュニケーション・システム)等の渋滞、所要時間・
規制等の情報、事故・工事や障害物情報、及び気象情報
等の道路インフラ情報をFM多重放送、電波ビーコン、
光ビーコンから受信しナビゲーション装置20及び警報
システムECU16に供給する。
ドルの操舵角を検出する操舵角センサ、操舵トルクを検
出する操舵トルクセンサ、方向指示器の操作を検出する
ターンシグナルスイッチのセンサ等の操作状態を検出す
るものと、車速を検出する車速センサ、車両のヨーレー
トを検出するヨーレートセンサ、車両の前後加速度及び
横加速度及び上下加速度を検出する加速度センサ等の車
両運動状態を検出するものとがある。これらの各センサ
の検出信号は警報システムECU16に供給される。ま
た、警報システムECU16には警報手段M2としての
警報装置26が接続されている。上記のナビゲーション
装置20,道路インフラシステム通信装置22が道路状
況検出手段M3に対応する。
く、マイクロコンピュータで構成され、中央処理ユニッ
ト(CPU)30と、リードオンリメモリ(ROM)3
2と、ランダムアクセスメモリ(RAM)34と、入力
ポート回路36と、出力ポート回路38と、通信回路4
0とを有し、これらは双方向性のコモンバス42により
互いに接続されている。
センサの検出信号が供給される。また、通信回路40に
は画像処理認識装置14,GPS装置18,ナビゲーシ
ョン装置20,道路インフラシステム通信装置22夫々
の出力情報が供給される。ROM32には制御プログラ
ムが記憶されている。CPU30は制御プログラムに基
づき、後述する種々の演算を行い、その際にRAM34
が作業領域として使用される。CPU30が制御プログ
ラムを実行することにより発生した制御信号は出力ポー
ト回路38から警報装置26に供給され、この警報装置
26は警報音の発音、操舵ハンドルの振動等により運転
者に警報を発する。
メイン処理のフローチャートを示す。この処理は所定時
間間隔で繰り返される。同図中、ステップS2では通信
回路40を介して画像処理認識装置14,GPS装置1
8,ナビゲーション装置20,道路インフラシステム通
信装置22夫々から供給される情報を読み取り、また、
入力ポート回路36を介してセンサ群24から供給され
る検出信号を読み取る。ステップS4では読み取った各
種情報及び検出信号に基づいて閾値を決定する。
識装置14から得た、自車の走行レーン内位置を閾値と
比較して警報領域内か否かの判定を行い、警報領域内に
ある場合にはステップS8に進んで警報出力を行う。警
報領域外の場合はそのまま処理を終了する。図5はステ
ップS4で実行する閾値決定処理の一実施例のフローチ
ャートを示す。同図中、ステップS10では自車走行レ
ーンの左右のガイドラインからの距離L2II,L2Iを
閾値として設定する。これにより、図6に示すようにガ
イドラインI,II夫々から走行レーンの内側に距離L2
I,L2II夫々の位置にガイドラインと平行に閾値が設
定される。
4の検出信号として得られた操舵角から自車が左旋回中
であるか否かを判別し、左旋回中でなければステップS
14で自車が右旋回中であるか否かを判別する。そして
ステップS12で左旋回中と判別された場合はステップ
S16に進んで左方向に逸脱するときの警報を開始する
ための閾値、つまり左逸脱側の閾値を図6に示す距離L
1II(L1II<L2II)に設定しなおし、規制を緩和す
る。また、ステップS18で右方向に逸脱するときの警
報を開始するための閾値、つまり右逸脱側の閾値を図6
に示す距離L3I(L2I<L3I)に設定しなおし、
規制を強化する。
れた場合はステップS20に進んで右方向に逸脱すると
きの警報を開始するための閾値、つまり右逸脱側の閾値
を図6に示す距離L1I(L1I<L2I)に設定しな
おし、規制を緩和する。また、左方向に逸脱するときの
警報を開始するための閾値、つまり左逸脱側の閾値を図
6に示す距離L3II(L2II<L3II)に設定しなお
し、規制を強化する。なお、L1I=L1II,L2I=
L2II,L3I=L3IIである。上記のステップS18
又はS22を実行すると処理を終了し、ステップS14
で右旋回中でない場合はステップS24に進む。
0又は道路インフラシステム通信装置22からの情報に
基づいて、自車が左コーナ直前(例えば数10m)の直
線部を走行中か否かを判別し、そうでなければステップ
S26で自車が右コーナ直前(例えば数10m)の直線
部を走行中か否かを判別する。そして、ステップS24
で左コーナ直前の直線部を走行中と判別された場合は、
ステップS28に進んで右逸脱側の閾値を図6に示す距
離L1Iに設定しなおし、規制を緩和する。
線部を走行中と判別された場合は、ステップS30に進
んで左逸脱側の閾値を図6に示す距離L1IIに設定しな
おし、規制を緩和する。上記のステップS28又はS3
0を実行すると処理を終了し、ステップS26で右コー
ナ直前の直線部を走行中でなければステップS34に進
む。
0又は道路インフラシステム通信装置22からの情報に
基づいて、自車が左コーナ直後(例えば数10m)の直
線部を走行中か否かを判別し、そうでなければステップ
S36で自車が右コーナ直後(例えば数10m)の直線
部を走行中か否かを判別する。そして、ステップS34
で左コーナ直後の直線部を走行中と判別された場合は、
ステップS38に進んで右逸脱側の閾値を図6に示す距
離L1Iに設定しなおし、規制を緩和する。
線部を走行中と判別された場合は、ステップS40に進
んで左逸脱側の閾値を図6に示す距離L1IIに設定しな
おし、規制を緩和する。上記のステップS38又はS4
0を実行後、又はステップS36で右コーナ直後の直線
部を走行中でなければ処理を終了する。図7には車両5
0が左コーナを走行する際の運転者の一般的な運転特性
の走行ラインを矢印付きの実線で示す。同図中、走行ラ
インの両端の左右のガイドラインII,Iに対して走行ラ
インの中央位置を破線で示す。直線部Aからコーナ部B
を通って直線部Cに進む場合、左コーナ直前の直線部A
1 では左コーナに入る準備として走行ラインは右側のガ
イドラインIに近付き、コーナ部Bではできるだけ直線
的に走行するため走行ラインは左側のガイドラインIIに
近付く。このため左コーナ直後の直線部C1 では走行ラ
インは走行レーンの右側のガイドラインIに近付き、そ
の後、走行レーンの中央位置に戻る。
合、閾値が一定であればコーナ直前の直線部A1 でガイ
ドラインIに近付くことで警報が行われ、コーナ部Bで
ガイドラインIIに近付くことで警報が行われ、更にコー
ナ直後の直線部C1 でガイドラインIに近付くことで警
報が行われる可能性があった。しかし、本実施例では、
コーナ直前の直線部A1 ではステップS28で右逸脱側
の閾値の規制が緩和されているため不要な警報が防止さ
れる。また、コーナ部BではステップS16で左逸脱側
の閾値の規制が緩和されているため不要な警報が防止さ
れる。また、コーナ直後の直線部C1 ではステップS3
8で右逸脱側の閾値の規制が緩和されているため不要な
警報が防止される。このようにして一般的な運転特性と
固定の閾値との干渉を防止している。
ガイドラインI側は一般的な運転特性から、ほとんど走
行しない領域であり、この領域の走行は居眠り運転やわ
き見運転による場合がほとんどである。このため、ステ
ップS18,S22で旋回外側の閾値の規制を強化する
ことによって、上記の居眠り運転やわき見運転による走
行レーン逸脱を早期に検出し警報を行う。上記のステッ
プS24〜S30が第1の緩和手段M4に対応し、ステ
ップS34〜S40が第2の緩和手段に対応し、ステッ
プS12〜S16,S20が第3の緩和手段M4に対応
する。
S30,S38,S40夫々では閾値として距離0を設
定してガイドラインI,II夫々の外側に出たとき警報を
行うように設定しても良く、上記実施例に限定されな
い。
は、図1に示すように、道路の走行レーン及び前記走行
レーン上の自車位置を認識する走行レーン認識手段を有
し、その認識結果に基づいて走行レーンを逸脱しそうな
とき警報を行う警報手段とを有する走行レーン逸脱警報
装置において、旋回中及びその前後の道路の旋回状況を
検出する道路状況検出手段と、旋回路直前の直線路にお
ける前記旋回路の旋回方向と逆側の走行レーン端部で、
前記警報を行うための走行レーンと自車位置との関係を
緩和させる第1の緩和手段を有する。
て旋回方向と逆側の走行レーン端部に近付くことが多
く、このような状況で警報を行うための走行レーンと自
車位置との関係を緩和するため、不要な警報が行われる
ことを防止できる。また、請求項2に記載の発明は、道
路の走行レーン及び前記走行レーン上の自車位置を認識
する走行レーン認識手段を有し、その認識結果に基づい
て走行レーンを逸脱しそうなとき警報を行う警報手段と
を有する走行レーン逸脱警報装置において、旋回中及び
その前後の道路の旋回状況を検出する道路状況検出手段
と、旋回路直後の直線路における前記旋回路の旋回方向
と逆側の走行レーン端部で、前記警報を行うための走行
レーンと自車位置との関係を緩和させる第2の緩和手段
を有する。
旋回方向と逆側の走行レーン端部に近付くことが多く、
このような状況で警報を行うための走行レーンと自車位
置との関係を緩和するため、不要な警報が行われること
を防止できる。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 道路の走行レーン及び前記走行レーン上
の自車位置を認識する走行レーン認識手段を有し、その
認識結果に基づいて走行レーンを逸脱しそうなとき警報
を行う警報手段とを有する走行レーン逸脱警報装置にお
いて、 旋回中及びその前後の道路の旋回状況を検出する道路状
況検出手段と、 旋回路直前の直線路における前記旋回路の旋回方向と逆
側の走行レーン端部で、前記警報を行うための走行レー
ンと自車位置との関係を緩和させる第1の緩和手段を有
することを特徴とする走行レーン逸脱警報装置。 - 【請求項2】 道路の走行レーン及び前記走行レーン上
の自車位置を認識する走行レーン認識手段を有し、その
認識結果に基づいて走行レーンを逸脱しそうなとき警報
を行う警報手段とを有する走行レーン逸脱警報装置にお
いて、 旋回中及びその前後の道路の旋回状況を検出する道路状
況検出手段と、 旋回路直後の直線路における前記旋回路の旋回方向と逆
側の走行レーン端部で、前記警報を行うための走行レー
ンと自車位置との関係を緩和させる第2の緩和手段を有
することを特徴とする走行レーン逸脱警報装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP18518697A JP3470559B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 走行レーン逸脱警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18518697A JP3470559B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 走行レーン逸脱警報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1131298A JPH1131298A (ja) | 1999-02-02 |
JP3470559B2 true JP3470559B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=16166361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18518697A Expired - Fee Related JP3470559B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 走行レーン逸脱警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3470559B2 (ja) |
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FR2861487B1 (fr) * | 2003-10-24 | 2006-01-20 | Renault Sa | Procede de detection d'une sortie de voie de circulation |
JP4998745B2 (ja) * | 2008-04-21 | 2012-08-15 | トヨタ自動車株式会社 | 衝突防止装置、及び衝突防止方法 |
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-
1997
- 1997-07-10 JP JP18518697A patent/JP3470559B2/ja not_active Expired - Fee Related
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