JPH09269694A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JPH09269694A
JPH09269694A JP9947596A JP9947596A JPH09269694A JP H09269694 A JPH09269694 A JP H09269694A JP 9947596 A JP9947596 A JP 9947596A JP 9947596 A JP9947596 A JP 9947596A JP H09269694 A JPH09269694 A JP H09269694A
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heating
fixing
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Keizo Takura
慶三 田倉
Shigeaki Takada
高田  成明
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、定着性を安定させ、清掃能力を向
上させて画像劣化の発生を防止し、かつ加圧ローラ等の
加圧手段の耐久性を向上させることを可能とした定着装
置及び画像形成装置を提供することを目的とするもので
ある。 【解決手段】 加圧ローラ9にトナーと逆極性のバイア
スを定電圧電源62により印加すると共に、アルミニウ
ム製等のクリーニングローラ13をバネ等の付勢手段に
よって所定の当接力をもって加圧ローラ9に対向圧接
し、抵抗値の高い抵抗体61を介して接地する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱することで被
加熱材の表面の未定着像(トナー像)を定着させる定着
装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式で画像を形成す
る画像形成装置において、記録材上の顕画像を定着する
定着装置として、内部に加熱体を備えた熱ローラ方式の
ものが知られている。
【0003】この熱ローラ方式の定着装置は、低速機か
ら高速機に至るまで広く用いることができ、設計上及び
メンテナンス上の取り扱いが容易であるという利点を有
している。
【0004】しかしながら、この熱ローラ方式の定着装
置は消費電力が大きく、定着可能な温度に到達するまで
の時間、いわゆるウォームアップタイムが長くなる場合
があり、これを改善するために、特開昭63−3131
82号公報等に開示されたような耐熱性フィルムを用い
た定着方式が提案された。
【0005】このフィルム方式の定着装置は、薄肉の耐
熱性フィルムと、該フィルムの駆動ローラと、該フィル
ムの内周面に摺接するように固定支持された加熱体と、
該フィルムの外周面と接触し、該フィルムを介して該加
熱体に圧接するように配設された加圧手段とを備えたも
のであり、加熱手段を構成する上記フィルム及び加圧手
段は、少なくとも画像定着実行時において、記録材の搬
送速度と同一速度で回動されている。
【0006】従って、フィルムを介して形成される加熱
体と加圧手段の圧接部(以下、定着ニップ部とする)で
記録材を挟持搬送することにより、記録材上の未定着像
(トナー像)に加熱体の熱エネルギーが付与され、未定
着像は軟化・溶着し、さらに上記記録材が上記定着ニッ
プ部から排出されることによって未定着像は冷却固化さ
れ記録材上に定着されている。
【0007】このようなフィルム方式の定着装置によれ
ば、フィルム及び加熱体が低熱容量なのでウォームアッ
プタイムを必要とせず、また、トナー像と加熱体の距離
が短いために熱効率を向上させることができる。
【0008】しなしながら、上記熱ローラ方式及びフィ
ルム方式のいずれの方式を採る場合においても、上記加
圧手段として通常用いられる加圧ローラの表面には、定
着されなかったトナーが付着することがあり、このトナ
ーが記録材に再転移して、いわゆるオフセット現象を発
生させる場合があった。
【0009】そこで、従来は、種々の方式の清掃手段を
加圧ローラに当接させることにより、加圧ローラ表面の
残留トナーを除去し、加圧ローラの汚れにより記録材が
汚染されることを防ぐ方法が採られている。
【0010】例えば、上記のような定着装置で一般的に
用いられている清掃方法には、清掃(異物除去)能力の
高いシリコーンオイルを含浸させたアラミド繊維製等の
ウェブを有する定着クリーナを加圧ローラに当接させる
方法と、低熱容量の清掃手段としてのクリーニングロー
ラ等を加圧ローラに当接させる方法がある。
【0011】ウェブによる方法は、ウェブが温まってい
ないとクリーナ性能が低いため、定着動作開始前に加熱
体への通電を行ってウェブを温める必要があり、ウォー
ムアップタイムを必要としないという耐熱性フィルムを
用いた定着方式の利点を最大限に生かすことができな
い。
【0012】一方、加圧ローラにクリーニングローラ等
の低熱容量の清掃手段を当接させる方法は、ウェブを使
用した場合と比較しても安価であり、また、清掃手段自
身を温める必要がないので、ウォームアップタイムに影
響することもない。
【0013】さらに、この清掃手段を熱伝導性の高い材
質で形成すれば、清掃手段を加圧ローラに当接させるこ
とで、加圧ローラ表面を清掃するだけでなく、温度分布
を均一にして小サイズ紙を連続コピーした時の非通紙部
の過昇温を抑え、定着フィルムや加圧ローラの耐久性を
向上させる等の効果を発揮させることができる。
【0014】しかしながら、この加圧ローラにクリーニ
ングローラ等の低熱容量の清掃手段を当接させる方法
は、加圧ローラと、搬送される記録材としての紙やOH
Pシート(樹脂材料によるシート材)との摩擦で、加圧
ローラ表面が数kVに帯電する場合がある。
【0015】従って、加圧ローラ表面に導体の清掃手段
を当接させた場合、清掃手段に非常に大きな電荷が蓄積
されてしまい、それが導体の清掃手段の周囲の他の部分
との間で火花放電し、その際生じるノイズで制御系の信
号に乱れを生じさせることが心配されるという問題があ
った。
【0016】特に、加圧ローラの表面に離型性の良いP
FA等のフッ素樹脂を用いた場合には、摩擦による加圧
ローラの帯電電位は、より高いもので、かつマイナス極
性のものである。従って、負の帯電極性を持つ現像剤を
使用した場合、清掃手段と現像剤が同極性となってしま
うため、反発し合い、清掃能力が著しく低下するため、
残留トナーが清掃手段により回収しきれずに記録材を汚
す虞があった。
【0017】そこで、上記清掃手段の帯電を防止するた
めに、清掃手段を接地する手法が提案され、清掃能力を
向上させて画像劣化の発生を防止し、かつ加圧ローラの
耐久性を向上させると共に、装置制御の安定性の向上が
図られた。
【0018】しかしながら、このように清掃部材を接地
させた場合でも、定着工程における摩擦により、熱ロー
ラ方式の熱ローラ、フィルム方式の耐熱性フィルムが、
現像剤と逆極性に帯電してしまい、現像剤の記録材への
吸着力が弱くなり、定着ニップ部で軟化した未定着像
(トナー像)が一部記録材上から剥れ、熱ローラ方式で
は熱ローラに、フィルム方式では耐熱性フィルムに吸着
し、オフセットを生ずる場合があった。さらに、この
後、熱ローラ或は耐熱性フィルムの回動に伴い、再び記
録材上に接する時、吸着された現像剤が今度は記録材上
に転写し、画像劣化を発生させる場合があった。
【0019】そこで、加圧ローラに現像剤と逆極性のバ
イアスを印加することで、現像剤の記録材への吸着力を
向上させることにより、未定着像(トナー像)の記録材
上からの剥れ(オフセット)を防止する手法が提案され
た。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、加圧ローラの内部抵抗ムラ、或は加圧
ローラに被覆されている絶縁チューブの膜厚による抵抗
ムラ、そして加圧ローラに当接させている導電性の清掃
手段との接触面積の変化等により、オフセット防止のた
めのバイアスの印加電圧が不安定になり、画像がオフセ
ットし、画像劣化を生じる場合があった。特に、加圧ロ
ーラ製造工程、或は定着装置組立工程時において絶縁チ
ューブにピンホールができた時には、その現象がさらに
顕著になる場合があった。さらに、上記印加電圧が不安
定になることにより、定着性のムラ、清掃能力の部分的
な低下、加圧ローラの短命化等を生ずる場合もあった。
【0021】そこで、本発明は、定着性を安定させ、清
掃能力を向上させて画像劣化の発生を防止し、かつ加圧
ローラ等の加圧手段の耐久性を向上させることを可能と
した定着装置及び画像形成装置を提供することを目的と
するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、加熱された移動表面を有する加
熱手段と、該加熱手段に対向して配設され上記移動表面
との間に被加熱材を挟持して搬送する圧接部を形成する
加圧手段と、該加圧手段に当接する清掃手段とを有する
定着装置において、上記清掃手段は、導電性部材により
形成され、抵抗値の高い抵抗体を介して接地されている
ことにより達成される。
【0023】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明の抵抗体の抵抗値は200
kΩ以上であることにより達成される。
【0024】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明または第2の発明の加
熱手段は、加熱体と、該加熱体の熱を被加熱材へ伝達さ
せる移動表面を要するフィルム部材とを備えたことによ
り達成される。
【0025】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明または第2の発明の加熱手
段は、内部に加熱体を有するローラ部材であることによ
り達成される。
【0026】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明ないし第4の発明のい
ずれか一の加圧手段は、ローラ部材であり、該ローラ部
材の表面が絶縁層で被われており、該ローラ部材の内部
が導電性部材で形成され、加圧手段にバイアス電圧が印
加されることにより達成される。
【0027】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、加熱された移動表面を有する加熱手段と、
該加熱手段に対向して配設され上記移動表面との間に被
加熱材を挟持して搬送する圧接部を形成する加圧手段
と、該加圧手段に当接する清掃手段とを有する定着装置
において、上記清掃手段は、導電性部材により形成さ
れ、定電圧印加手段を介して接地されていることにより
達成される。
【0028】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、上記目的は、上記第6の発明の定電圧印加手段はバ
リスタであることにより達成される。
【0029】また、本出願に係る第8の発明によれば、
上記目的は、上記第6の発明の定電圧印加手段は定電圧
電源であることにより達成される。
【0030】さらに、本出願に係る第9の発明によれ
ば、上記目的は、上記第6の発明ないし第8の発明のい
ずれか一の加熱手段は、加熱体と、該加熱体の熱を被加
熱材へ伝達させる移動表面を要するフィルム部材とを備
えたことにより達成される。
【0031】また、本出願に係る第10の発明によれ
ば、上記目的は、上記第6の発明ないし第8の発明のい
ずれか一の加熱手段は、内部に加熱体を有するローラ部
材であることにより達成される。
【0032】さらに、本出願に係る第11の発明によれ
ば、上記目的は、上記第6の発明ないし第10の発明の
いずれか一の加圧手段は、ローラ部材であり、該ローラ
部材の表面が絶縁層で被われており、該ローラ部材の内
部が導電性部材で形成され、加圧手段にバイアス電圧が
印加されることにより達成される。
【0033】また、本出願に係る第12の発明によれ
ば、上記目的は、被加熱材上に現像剤像を形成せしめる
画像形成手段と、該画像形成手段により形成された被加
熱材上の未定着現像剤像を加熱して定着する定着装置と
を備えた画像形成装置において、上記定着装置は、第1
の発明ないし第11の発明のいずれか一の定着装置であ
る画像形成装置とすることにより達成される。
【0034】つまり、本出願に係る第1の発明において
は、加圧手段に当接する清掃手段は、導電性部材により
形成され、抵抗値の高い抵抗体を介して接地されている
ので、加圧手段の電位を所定値に保ち、画像のオフセッ
トによる画像劣化を発生させない。
【0035】また、本出願に係る第2の発明において
は、上記第1の発明の抵抗体の抵抗値が200kΩ以上
なので、加圧手段に所定のバイアス電圧が印加され、そ
の印加電圧が不安定になる場合でも、加圧手段の電位を
急激に降下させることがなく、画像のオフセットを発生
させない。
【0036】さらに、本出願に係る第3の発明において
は、上記第1の発明または第2の発明の加熱手段は、加
熱体と、該加熱体の熱を被加熱材へ伝達させる移動表面
を要するフィルム部材とを備えているので、上述のよう
にオフセットのない定着が行われると共に、ウォームア
ップタイムがなく、低消費電力での定着が行われる。
【0037】また、本出願に係る第4の発明において
は、上記第1の発明または第2の発明の加熱手段は、内
部に加熱体を有するローラ部材なので、上述のようにオ
フセットのない定着が行われると共に、メンテナンス性
を向上させ、低速から高速までの広範囲の速度にて定着
が行われる。
【0038】さらに、本出願に係る第5の発明において
は、上記第1の発明ないし第4の発明のいずれか一の加
圧手段は、ローラ部材であり、該ローラ部材の表面が絶
縁層で被われており、該ローラ部材の内部が導電性部材
で形成され、加圧手段にバイアス電圧が印加されるの
で、加熱手段が現像剤と逆極性に帯電した場合でも、オ
フセットを発生させず、また、印加したバイアス電圧が
不安定になる場合でも、加圧手段の電位を急激に降下さ
せないので、オフセットの発生を確実に防止する。
【0039】また、本出願に係る第6の発明において
は、加圧手段に当接する清掃手段は、導電性部材により
形成され、定電圧印加手段を介してして接地されている
ので、加圧手段の電位を所定値に保ち、画像のオフセッ
トによる画像劣化を発生させない。
【0040】さらに、本出願に係る第7の発明において
は、上記第6の発明の定電圧印加手段はバリスタなの
で、加圧手段の電位を所定値に保ち、画像のオフセット
による画像劣化を発生させない。
【0041】また、本出願に係る第8の発明において
は、上記第6の発明の定電圧印加手段は定電圧電源なの
で、加圧手段の電位を所定値に保ち、画像のオフセット
による画像劣化を発生させない。
【0042】さらに、本出願に係る第9の発明において
は、上記第6の発明ないし第8の発明のいずれか一の加
熱手段は、加熱体と、該加熱体の熱を被加熱材へ伝達さ
せる移動表面を要するフィルム部材とを備えているの
で、上述のようにオフセットのない定着が行われると共
に、ウォームアップタイムがなく、低消費電力での定着
が行われる。
【0043】また、本出願に係る第10の発明において
は、上記第6の発明ないし第8の発明のいずれか一の加
熱手段は、内部に加熱体を有するローラ部材なので、上
述のようにオフセットのない定着が行われると共に、メ
ンテナンス性を向上させ、低速から高速までの広範囲の
速度にて定着が行われる。
【0044】さらに、本出願に係る第11の発明におい
ては、上記第6の発明ないし第10の発明のいずれか一
の加圧手段は、ローラ部材であり、該ローラ部材の表面
が絶縁層で被われており、該ローラ部材の内部が導電性
部材で形成され、加圧手段にバイアス電圧が印加される
ので、加熱手段が現像剤と逆極性に帯電した場合でも、
オフセットを発生させず、また、印加したバイアス電圧
が不安定になる場合でも、加圧手段の電位を急激に降下
させないので、オフセットの発生を確実に防止する。
【0045】また、本出願に係る第12の発明において
は、被加熱材上に現像剤像を形成せしめる画像形成手段
と、該画像形成手段により形成された被加熱材上の未定
着現像剤像を加熱して定着する定着装置とを備えた画像
形成装置において、上記定着装置が、第1の発明ないし
第11の発明のいずれか一の定着装置なので、画像オフ
セットによる画像劣化のない良好な画像形成が行われ
る。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
【0047】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は本
実施形態における定着装置60の構成を説明する図であ
り、図2は定着装置60を用いた電子写真方式の画像形
成装置G1の一例の概略構成図である。
【0048】最初に、図2を用いて画像形成装置G1に
ついて説明する。図2において20は固定的に配設され
た原稿台ガラスであり、該原稿台ガラス20上に原稿1
9を載置し、所要の複写条件を設定した後、コピースタ
ートキーを押すことにより、感光体ドラム39が矢印で
示す時計方向に所定の周速度で回転駆動され、以下のよ
うな画像形成動作が開始される。
【0049】まず、光源21は、反射笠22及び第1ミ
ラー23と共に、原稿台ガラス20の下面に沿ってガラ
ス左辺側のホームポジションからガラス右辺側へ所定の
速度Vで移動し、第2ミラー24及び第3ミラー25が
同方向にV/2の速度で移動することで、原稿台ガラス
20上に載置された原稿19の下向き画像面が左辺側か
ら右辺側まで照明走査される。そして、その照明走査光
の原稿面反射光が結像レンズ29、固定第4、第5及び
第6ミラー26、27、28を介して回転感光体ドラム
39の表面に結像露光(スリット露光)される。
【0050】次に、この露光前に一次帯電器30により
正または負の所定の電位に一様に帯電処理された感光体
ドラム39の表面には、上記露光により、原稿画像に対
応したパターンの静電潜像が順次に形成され、この静電
潜像は、感光体ドラム39の矢印方向の回転に伴い、現
像装置31の現像ローラ32との対向部まで搬送され
る。
【0051】そして、現像装置31内に収容されたトナ
ー(図示せず)を担持しながら回転する現像ローラ32
と、上記感光体ドラム39との間には、所定の現像バイ
アスが印加されているため、現像ローラ32上のトナー
は上記感光体ドラム39上の静電潜像へと転移し、静電
潜像はトナー像として顕画像化される。
【0052】一方、上述のような顕画像工程と同期し
て、給紙ローラ51により記録材Pが給送され、記録材
Pはガイド33を通って所定のタイミングで感光体ドラ
ム39と転写帯電器34との間の転写部への導入され
る。そして、この記録材Pは転写部において転写コロナ
を受けることで感光体ドラム39に接し、感光体ドラム
39面側のトナー顕画像が記録材P上面に順次転写され
る。
【0053】次に、この転写部を通過した記録材Pは、
除電針35によって背面電荷の除電を受けつつ、感光体
ドラム39面から順次分離され、搬送部38、入口ガイ
ド10を介して定着装置60へ導入され、後述するよう
にトナー画像定着を受け、画像形成物として機外へ排出
される。
【0054】なお、転写後の感光体ドラム39の表面
は、クリーニング器36のクリーニングブレード37に
よって残りトナー等の汚れが清掃除去され、繰り返して
像形成に供される。
【0055】また、上述のように往路を移動した移動光
学部材21〜25は、所定の往路終点に到達すると、復
路を移動するように設定されており、初めのホームポジ
ションへ戻り、次のコピーサイクルの開始まで待機す
る。
【0056】次に、上記画像形成装置G1に用いられる
定着装置60を図1に基づいて詳しく説明する。図1に
おいて6は加熱手段を構成するフィルム部材としてのエ
ンドレスベルト状の定着フィルムであり、該定着フィル
ム6は左側の駆動ローラ7と、右側の従動ローラ8と、
この両ローラ7、8間の下方に固定配設した加熱体とし
ての低熱容量線状ヒータ1との間に張設してある。
【0057】このエンドレスベルト状の定着フィルム6
は、繰り返してトナー画像の加熱定着に供されるので、
耐熱性、離型性、耐久性に優れ、さらに厚みとしては、
一般的には100μm以下、好ましくは40μm以下の
薄肉のものを使用する。
【0058】一例としては、厚さ20μmのポリイミ
ド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルホン、ポリ
エーテルエーテルケトン等の高耐熱樹脂や、ニッケル、
SUS等の金属薄肉エンドレスベルトの外周面にPTF
E(四フッ化エチレン樹脂)、PFA(四フッ化エチレ
ン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹
脂)等の低表面エネルギー樹脂、またはこれらの樹脂に
カーボンブラック等の導電材を添加した離型コート層を
10μm厚に施した層厚30μmのエンドレスベルト状
の定着フィルムを用いることができる。
【0059】また、上記定着フィルム6と共に加熱手段
を構成する加熱体としての低熱容量のヒータ1は、例え
ば厚さ1.0mm、幅10mm、長手方向長さ340m
mのアルミナ基板2に、銀パラジウムや酸化ルテニウム
等の抵抗材料を厚さ10μm、幅1.0mmに塗工して
発熱層3を形成し、さらにその上に厚さ10μmのフィ
ルム6との摺動を考慮したガラス等の保護層4を形成し
たものであり、ヒータ支持体11に取り付け保持させて
固定支持させる。
【0060】ヒータ支持体11は、ヒータ1の定着装置
60及び画像形成装置に対し断熱支持する、断熱性、高
耐熱性、剛性を有するもので、例えばPPS(ポリフェ
ニレンサルファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテ
ルケトン)、液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂や、これら
の樹脂とセラミックス、金属との複合材料等で構成され
る。
【0061】ヒータ1の発熱層3には、長手方向両端か
ら交流100Vの通電が行われ、基板2の裏面に熱伝導
性シリコーンゴム接着剤等で接着または圧接または一体
的に形成されたNTCのサーミスタ5の検知温度に応
じ、制御手段(図示せず)により通電制御される。
【0062】さらに、従動ローラ8は、定着フィルム6
を外側に張る方向にテンションを与えるテンションロー
ラを兼ねており、定着フィルム6は、表面にシリコーン
ゴム等を被覆して摩擦係数を高めた駆動ローラ7の時計
方向の回転駆動に伴い、時計方向に所定の周速度をもっ
てシワや蛇行、速度遅れなく駆動される。
【0063】また、9は加圧手段として、その表面が絶
縁層、例えば離型性、耐久性に優れたPFA等のフッ素
樹脂等の絶縁チューブ9aで被われ、内部が導電性部材
としての導電性ゴム層9bから成る、長手方向380m
m、直径25mmの加圧ローラであり、上記のエンドレ
スベルト状の定着フィルム6下方側フィルム部分をヒー
タ1との間に挟ませて、ヒータ1の下面に対してバネ等
の付勢手段により、例えば5〜10kgfの当接力をも
って対向圧接させてあり、記録材Pの搬送方向に順方向
の反時計方向に回転する。
【0064】以上のような構成の定着装置60におい
て、上述したような画像形成動作により、現像剤像とし
ての未定着トナー画像Tを上面に転写された被加熱材と
しての記録材Pが、ガイド10に案内され、定着フィル
ム6を介して形成されるヒータ1と加圧ローラ9の圧接
部(以下、定着ニップ部とする)Nに進入すると、未定
着のトナー画像Tが定着フィルム6の下面に密着して面
ズレ、シワ、寄りを生ずることなく、定着フィルメム6
と一緒の重なり状態で上記定着ニップ部Nを挟圧力を受
けつつ通過する。
【0065】このとき、記録材Pのトナー画像担持面
は、定着フィルム6の表面に押圧定着状態で定着ニップ
部Nを通過する過程で発熱層3の熱を定着フィルム6を
介して受け、トナー画像Tが高温溶融して記録材Pの表
面に軟化して接着化したトナー像Taとなる。
【0066】さらに、定着ニップ部Nを通過した記録材
Pは、ガイド12により案内されつつ冷却され、軟化し
て接着化した像Taは記録材Pのトナー画像担持面に固
定された定着像Tbとなる。
【0067】そして、本実施形態においては、ヒータ1
のうち、発熱層3及び基板2の熱容量が小さく、かつこ
れらがヒータ支持体11によって断熱支持されているの
で、ヒータ1の定着ニップ部Nにおける表面温度は短時
間にトナーの融点に対して十分な高温に昇温し、ヒータ
1を予め昇温させておく(いわゆるスタンバイ温調)必
要がなく、省エネルギーが実現でき、しかも機内昇温も
防止できる。
【0068】しかしながら、このような定着装置におい
ても、定着工程における摩擦により、定着フィルム6が
現像剤と逆極性に帯電してしまい、トナーの記録材Pへ
の吸着力が弱くなり、定着ニップ部Nで軟化した未定着
像(トナー像)Taが一部記録材上から剥れ、定着フィ
ルム6に吸着し、オフセットを生ずる場合があった。さ
らに、この後、定着フィルム6の回動に伴い、再び記録
材P上に接する時、吸着されたトナーが今度は記録材P
上に転写し、画像劣化を発生させる場合があった。
【0069】そこで、本実施形態においては、加圧ロー
ラ9に、オフセット対策として、トナーと逆極性の1.
5kVのバイアスを定電圧電源62により印加してい
る。
【0070】さらに、13は、加圧ローラ9に圧接する
ように配設された清掃手段としてのクリーニングローラ
であり、このクリーニングローラ13は、長手方向40
0mm、直径20mmのアルミニウム製のローラで形成
されており、バネ等の付勢手段によって、例えば200
〜2000gfと当接力をもって対向圧接してある。
【0071】また、本実施形態のクリーニングローラ1
3は、アルミニウム製のローラで、200MΩの高い抵
抗値を有する抵抗体61を介して接地されている。
【0072】このように、クリーニングローラ13を接
地することにより、電荷が蓄積されて他の構成部材に放
電することが防止され、放電によるノイズで制御系の信
号に乱れが発生するのを防止することができる。
【0073】さらに、加圧ローラ9の表層である絶縁チ
ューブ9aにピンホール等が存在する場合でも、そのピ
ンホールが導電性のクリーニングローラ13に接した時
の加圧ローラ9の急激な電位降下を防止し、それによる
現像剤の記録材へ吸着力の低下を防ぎ、画像のオフセッ
トによる画像劣化を防止することができる。
【0074】また、本実施形態は、現像剤の帯電特性が
正極、負極に関係なく使用できる。なお、抵抗体61の
抵抗値は、実験の結果、200kΩ以上であれは、本発
明の効果を奏することが確認された。
【0075】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図3に基づいて説明する。なお、第1の発明
との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0076】本実施形態は、第1の実施形態の一部を変
更しているものであり、図3に示すように、アルミニウ
ム製のクリーニングローラ13が、定電圧印加手段であ
るバリスタ63を介して接地されているものである。
【0077】従って、加圧ローラ9の表層である絶縁チ
ューブ9aにピンホール等が存在する場合でも、そのピ
ンホールが導電性のクリーニングローラ13に接した時
に、加圧ローラ9の電位が落ちることを防止し、それに
よる現像剤の記録材Pへの吸着力の低下を防ぎ、画像の
オフセットによる画像劣化を防止することができる。
【0078】また、定電圧印加手段には、定電圧電源を
用いても同様の効果を奏することができる。
【0079】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を図4に基づいて説明する。なお、第1の発明
との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0080】上記に説明した本発明は、加圧ローラ9を
常に一定以上の電位に保つためのものであり、加熱手段
の構成には関係しない。しかるに、上述の実施形態を示
した定着フィルム6を利用する方式の定着装置のみなら
ず、図4に示すようにローラ部材66の内部に発熱手段
65を有するような加熱手段としての加熱ローラ64に
より定着を行う方式の定着装置において適用することも
なんら問題ない。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、加圧手段に当接する清掃手段は、導電
性部材により形成され、抵抗値の高い抵抗体を介して接
地されているので、加圧手段の電位を所定値に保ち、画
像のオフセットによる画像劣化の発生を確実に防止する
ことができる。また、加圧手段の電位が急激に変動しな
いため、定着性のムラの発生を防ぐことができる共に、
清掃手段の清掃能力の部分的な低下も防止することがで
きる。さらに、加圧手段の長寿命化、即ち、定着装置そ
のものも長寿命化することができる。
【0082】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明の抵抗体の抵抗値が200kΩ以上なの
で、加圧手段に所定のバイアス電圧が印加され、その印
加電圧が不安定になる場合でも、加圧手段の電位を急激
に降下させることがなく、画像のオフセットの発生を確
実に防ぐことができる。また、加圧手段の電位が急激に
変動しないため、定着性のムラの発生を防ぐことができ
る共に、清掃手段の清掃能力の部分的な低下も防止する
ことができる。さらに、加圧手段の長寿命化、即ち、定
着装置そのものも長寿命化することができる。
【0083】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記第1の発明または第2の発明の加熱手段は、加
熱体と、該加熱体の熱を被加熱材へ伝達させる移動表面
を要するフィルム部材とを備えているので、上述のよう
にオフセット及びムラのない良好な定着を行うことがで
き、また、高い清掃能力により良好な定着を長期に亘っ
て行うことができると共に、ウォームアップタイムがな
く、低消費電力での定着を行うことができる。
【0084】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記第1の発明または第2の発明の加熱手段は、内部に
加熱体を有するローラ部材なので、上述のようにオフセ
ット及びムラのない良好な定着を行うことができ、ま
た、高い清掃能力により良好な定着を長期に亘って行う
ことができると共に、メンテナンス性を向上させ、低速
から高速までの広範囲の速度にて定着を行うことができ
る。
【0085】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記第1の発明ないし第4の発明のいずれか一の加
圧手段は、ローラ部材であり、該ローラ部材の表面が絶
縁層で被われており、該ローラ部材の内部が導電性部材
で形成され、加圧手段にバイアス電圧が印加されるの
で、加熱手段が現像剤と逆極性に帯電した場合でも、オ
フセットを発生させず、また、印加したバイアス電圧が
不安定になる場合でも、加圧手段の電位を急激に降下さ
せないので、オフセットの発生を確実に防止することが
できる。また、定着性のムラの発生を防ぐことができる
共に、清掃手段の清掃能力の部分的な低下も防止するこ
とができるだけでなく、加圧手段の長寿命化、即ち、定
着装置そのものも長寿命化することができる。
【0086】また、本出願に係る第6の発明によれば、
加圧手段に当接する清掃手段は、導電性部材により形成
され、定電圧印加手段を介してして接地されているの
で、加圧手段の電位を所定値に保ち、画像のオフセット
による画像劣化の発生を確実に防止することができる。
また、加圧手段の電位が急激に変動しないため、定着性
のムラの発生を防ぐことができる共に、清掃手段の清掃
能力の部分的な低下も防止することができる。さらに、
加圧手段の長寿命化、即ち、定着装置そのものも長寿命
化することができる。
【0087】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、上記第6の発明の定電圧印加手段はバリスタなの
で、加圧手段の電位を所定値に保ち、画像のオフセット
による画像劣化の発生を確実に防止することができる。
また、加圧手段の電位が急激に変動しないため、定着性
のムラの発生を防ぐことができる共に、清掃手段の清掃
能力の部分的な低下も防止することができる。さらに、
加圧手段の長寿命化、即ち、定着装置そのものも長寿命
化することができる。
【0088】また、本出願に係る第8の発明によれば、
上記第6の発明の定電圧印加手段は定電圧電源なので、
加圧手段の電位を所定値に保ち、画像のオフセットによ
る画像劣化の発生を確実に防止することができる。ま
た、加圧手段の電位が急激に変動しないため、定着性の
ムラの発生を防ぐことができる共に、清掃手段の清掃能
力の部分的な低下も防止することができる。さらに、加
圧手段の長寿命化、即ち、定着装置そのものも長寿命化
することができる。
【0089】さらに、本出願に係る第9の発明によれ
ば、上記第6の発明ないし第8の発明のいずれか一の加
熱手段は、加熱体と、該加熱体の熱を被加熱材へ伝達さ
せる移動表面を要するフィルム部材とを備えているの
で、上述のようにオフセットのない良好な定着を行うこ
とができ、また、高い清掃能力により良好な定着を長期
に亘って行うことができると共に、ウォームアップタイ
ムがなく、低消費電力での定着を行うことができる。
【0090】また、本出願に係る第10の発明によれ
ば、上記第6の発明ないし第8の発明のいずれか一の加
熱手段は、内部に加熱体を有するローラ部材なので、オ
フセット及びムラのない良好な定着を行うことができ、
また、高い清掃能力により良好な定着を長期に亘って行
うことができると共に、メンテナンス性を向上させ、低
速から高速までの広範囲の速度にて定着を行うことがで
きる。
【0091】さらに、本出願に係る第11の発明によれ
ば、上記第6の発明ないし第10の発明のいずれか一の
加圧手段は、ローラ部材であり、該ローラ部材の表面が
絶縁層で被われており、該ローラ部材の内部が導電性部
材で形成され、加圧手段にバイアス電圧が印加されるの
で、加熱手段が現像剤と逆極性に帯電した場合でも、オ
フセットを発生させず、また、印加したバイアス電圧が
不安定になる場合でも、加圧手段の電位を急激に降下さ
せないので、オフセットの発生を確実に防止することが
できる。また、定着性のムラの発生を防ぐことができる
共に、清掃手段の清掃能力の部分的な低下も防止するこ
とができるだけでなく、加圧手段の長寿命化、即ち、定
着装置そのものも長寿命化することができる。
【0092】また、本出願に係る第12の発明によれ
ば、被加熱材上に現像剤像を形成せしめる画像形成手段
と、該画像形成手段により形成された被加熱材上の未定
着現像剤像を加熱して定着する定着装置とを備えた画像
形成装置において、上記定着装置が、第1の発明ないし
第11の発明のいずれか一の定着装置なので、画像オフ
セットによる画像劣化のない良好な画像形成を行うこと
ができる。また、定着性のムラがなく、高い清掃能力を
維持するため、良好な画像を長期に亘って形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における定着装置の縦
断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における画像形成装置
を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態における定着装置の縦
断面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態における定着装置の縦
断面図である。
【符号の説明】
1 ヒータ(加熱手段、加熱体) 6 定着フィルム(加熱手段、フィルム部材) 9 加圧ローラ(加圧手段) 9a 絶縁チューブ(絶縁層) 9b 導電性ゴム層(導電性部材) 13 クリーニングローラ(清掃手段) 60 定着装置 61 抵抗体 63 バリスタ(定電圧印加手段) 64 加熱ローラ(加熱手段、ローラ部材) G1 画像形成装置 N 定着ニップ部(圧接部) P 記録材(被加熱材) T,Ta トナー像(現像剤像)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱された移動表面を有する加熱手段
    と、該加熱手段に対向して配設され上記移動表面との間
    に被加熱材を挟持して搬送する圧接部を形成する加圧手
    段と、該加圧手段に当接する清掃手段とを有する定着装
    置において、上記清掃手段は、導電性部材により形成さ
    れ、抵抗値の高い抵抗体を介して接地されていることを
    特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 抵抗体の抵抗値は200kΩ以上である
    こととする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 加熱手段は、加熱体と、該加熱体の熱を
    被加熱材へ伝達させる移動表面を要するフィルム部材と
    を備えたこととする請求項1または請求項2に記載の定
    着装置。
  4. 【請求項4】 加熱手段は、内部に加熱体を有するロー
    ラ部材であることとする請求項1または請求項2に記載
    の定着装置。
  5. 【請求項5】 加圧手段は、ローラ部材であり、該ロー
    ラ部材の表面が絶縁層で被われており、該ローラ部材の
    内部が導電性部材で形成され、加圧手段にバイアス電圧
    が印加されることとする請求項1ないし請求項4のいず
    れか一項に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 加熱された移動表面を有する加熱手段
    と、該加熱手段に対向して配設され上記移動表面との間
    に被加熱材を挟持して搬送する圧接部を形成する加圧手
    段と、該加圧手段に当接する清掃手段とを有する定着装
    置において、上記清掃手段は、導電性部材により形成さ
    れ、定電圧印加手段を介して接地されていることを特徴
    とする定着装置。
  7. 【請求項7】 定電圧印加手段はバリスタであることと
    する請求項6に記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 定電圧印加手段は定電圧電源であること
    とする請求項6に記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 加熱手段は、加熱体と、該加熱体の熱を
    被加熱材へ伝達させる移動表面を要するフィルム部材と
    を備えたこととする請求項6ないし請求項8のいずれか
    一項に記載の定着装置。
  10. 【請求項10】 加熱手段は、内部に加熱体を有するロ
    ーラ部材であることとする請求項6ないし請求項8のい
    ずれか一項に記載の定着装置。
  11. 【請求項11】 加圧手段は、ローラ部材であり、該ロ
    ーラ部材の表面が絶縁層で被われており、該ローラ部材
    の内部が導電性部材で形成され、加圧手段にバイアス電
    圧が印加されることとする請求項6ないし請求項10の
    いずれか一項に記載の定着装置。
  12. 【請求項12】 被加熱材上に現像剤像を形成せしめる
    画像形成手段と、該画像形成手段により形成された被加
    熱材上の未定着現像剤像を加熱して定着する定着装置と
    を備えた画像形成装置において、上記定着装置は、請求
    項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の定着装置
    であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1058164A2 (en) * 1999-05-28 2000-12-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image forming apparatus and transfer belt unit comprising a cleaning device having a frictionally charging unit and a cleaner unit made of metal and having a high-resistance layer on its surface

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1058164A2 (en) * 1999-05-28 2000-12-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image forming apparatus and transfer belt unit comprising a cleaning device having a frictionally charging unit and a cleaner unit made of metal and having a high-resistance layer on its surface

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